遠軽町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月13日
観光事業推進に関する危機管理について
2018年12月13日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「観光事業推進に関する危機管理について」質問し、町長 佐々木修一、総務部長 加藤俊之が答弁しました。
- 質問者
- 阿部君枝 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、総務部長 加藤俊之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 阿部君枝
通告書に従いまして、次の点について質問いたします。観光事業推進に関する危機管理について。国内に多くの観光地を有する我が国にとっては、観光業は主要産業となっています。また、政府は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるまでに、年間の外国人観光客を4,000万人までふやすことを目標として、観光立国の実現を目指しています。こうした中にあって、9月には台風21号の上陸や胆振東部地震で大きな被害が発生し、関西空港や新千歳空港が一時閉鎖され、札幌市内のホテルでは、ブラックアウトによる停電などで観光客に大きな影響が出ました。とりわけ外国人観光客にとっては、多言語での災害、交通、避難情報が十分でないなど、災害時の対応に大きな課題を残しました。災害の多い我が国においては、観光の危機管理は重要であり、遠軽町においても同様な考えが必要であることから、次の点について町長の考えを伺います。(1)地域防災計画に、観光旅行者に対する避難場所、避難経路などの計画が定められているか。(2)地域防災計画に、外国人観光客へ情報伝達に関する事項が整備されているか。(3)災害時におけるホテル協会や旅館組合との協定はできているか。(4)町有施設の観光関連施設の耐震化はどのようになっているか。以上でございます。
答弁 町長 佐々木修一
阿部議員の御質問にお答えいたします。まず、1点目の地域防災計画に、観光旅行者に対する避難場所、避難経路などの計画が定められているかとのことでありますが、計画には定められておりませんが、現在までも、災害時には、地域住民と同様に、関係機関が連携のもと、速やかに避難場所へ避難誘導できるよう対応してまいりました。今後も避難場所を確保し、避難誘導を迅速に対応できるよう努めてまいります。2点目の地域防災計画に、外国人観光客への情報伝達に関する事項が整備されているかとのことでありますが、地域防災計画の中では、外国人観光客とは特化しておりませんが、外国人に対する対策としまして、言語、生活習慣、防災意識の異なる外国人を要配慮者として位置づけ、災害発生時に迅速にかつ的確に行動できるよう条件、環境づくりに努めるものとしております。今後におきましても、多様な情報伝達ができるよう検討するとともに、外国人観光客などが集まる観光施設やホテルなどに、国や道、関係機関で作成している外国人観光客災害《平成30年12月13日》時対応マニュアルなどを配布するなどし、情報を伝達できるように努めます。また、新しく建設している建物等については、多言語で案内看板を設置していくなど、対応してまいりたいと考えております。3点目の災害におけるホテル協会や旅館組合との協定はできているかとのことでありますが、協定の締結はしておりませんが、今後、ホテル協会や旅館組合との協議の場を設け、災害時の対応や、必要であれば協定締結などを検討してまいります。4点目の町有施設の観光関連施設の耐震化はどのようになっているかについてでありますが、現在、耐震改修が必要な町有の観光施設はございません。以上でございます。
質問 9番 阿部君枝
(1)番の地域防災計画に、観光旅行者に対する避難場所は定められていないということでしたが、やはり標識なんかはできているのでしょうか、対応できる多言語の標識だとか、通訳ボランティアの設置だとかということは今後必要になってくるかと思うのですが、その点はどのように考えていますでしょうか。
答弁 総務部長 加藤俊之(総務部長は2019年12月まで)
ただいまの御質問ですけれども、御存じのように北海道に、昨年で言いますと約280万人の外国の旅行者が来てございまして、その中で、一部だと思いますけれども、遠軽町のほうにも何人かは来ているというふうに理解しているところでございます。今現在、避難所については表示しておりますけれども、そこまで行く経路につきましでは、ないというのが現状でございます。先ほど町長から申し上げましたように、実際に災害等が起きると、計画に載っているからするとか、載っていないからしないとかという問題ではなくて、必ずや、地域住民であろうと他町から来た人であろうと、観光客であろうと外国人であろうと、避難誘導させるのが責務だというふうに考えておりますので、そんな形で進めていきたいというふうに思っております。先ほど言われました通訳のボランティアとかは、なかなか難しいと思いますし、外国人の方がそこに観光で来られて、たまたま数人で来られて、その方の1人が日本語をしゃべられると、通訳ができるということがわかれば、その方を通して、支える側になっていただいて、誘導等を含めて、対応できるものであれば進めていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 9番 阿部君枝
今後の対応として、ぜひそういうふうな進め方をしていただきたいと思うのですが。やはり今回の部分で、よく札幌市内なんかであったのは、ホテルからチェックアウトした後に、それからどうしようかということで迷ったという旅行者が大変多かったというふ《平成30年12月13日》うにも聞き及んでいます。ですから、なおのこと誘導、それから避難場所の確立の連携というのは、ホテルなどと協定していただいて、その辺はしっかり進めていただきたいなと思います。やはり避難所の取り扱い方を、住民とは、どんなふうに考えていくような何か、例えば生活様式とかが違いますよね、外国人の方というのは、そういう部分はどんなふうに考えているかとかはありますでしょうか。
答弁 総務部長 加藤俊之(総務部長は2019年12月まで)
当然外国の方となりますと、文化も違いますし、いろいろな形で御不便をおかけすることがあろうかと思いますけれども、それらを全て、その方のためにということには、なかなか難しいと思いますので、例えばこちらの避難所に避難されてきた場合につきましては、日本語の通じる範囲の中で、こういうことですよというような形でお知らせするような形になろうかなというふうに考えております。先ほど言いましたホテルですとか旅館の関係ですけれども、先ほど町長からもありましたけれども、ガイドブック等も道のほうでつくられていると思いますので、それを参考に、それこそ各ホテルのほうといろいろ協議をしながら、先ほど申しましたように、もしくは協定までいけば、そのような形も進めてまいりたいと思いますし、いずれにいたしましても、相手があることでございますので、十分その辺、協議をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。以上です。
質問 9番 阿部君枝
先ほどのガイドブックですが、観光庁のほうでも平成30年3月、ことし、初動の対応マニュアルというのを作成しておりますので、そういうものもぜひ活用していただきたいなと思います。今回こういう話、本当にことしは、そういう意味では、想定外という言葉が非常に当てはまる年で、災害が非常に多かった年でもあります。今後、遠軽町がオホーツクの玄関として、道の駅もできてくることもありまして、道内外から観光客が増加することもあります。そういうことを想定しましても、今後、防災訓練なども、そういうことを想定した訓練を今後考えていく考えはございますでしょうか。
答弁 総務部長 加藤俊之(総務部長は2019年12月まで)
きょうの新聞でしたか、ことしの漢字一字は「災」という形で、とても災害が多かった年というふうに理解しております。先ほど言いました、外国人に特化したような形の訓練というのはなかなか難しいのかなと思いますので、先ほど申し上げましたように、ホテル業界ですとか、泊まった場合には、うちのほうでこういうガイドブックがありますので、ぜひ置かせてくださいというような形で進めていきながら、遠軽町にお越しになった外国人の方に少しでもわかるような形で進めてまいりたいと思いますし、最近では、スマートフォンでも翻訳のアプリみたい《平成30年12月13日》なものもあるというふうに聞いてございますので、そういうのも活用できればしていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 9番 阿部君枝
最後、町長に御質問したいのですが、町長、そういう部分では、今後の遠軽町の防災に対する町長の意気込みを最後に聞かせてください。
答弁 町長 佐々木修一
外国人の方、これからまださらに、先ほど別な質問でしたけれども、道の駅のこととかでお答えいたしました。ぜひ我が遠軽町にもたくさんのインバウンドの方が来ていただきたいというふうに思います。ただ、そういった中で、来ていただいたから災害が起きたということは今のところ、想定すると、何百人もの外国人の方が常時来られるような、うちの町の観光の状況であればまた変わるのでしょうけれども、今、想定されている中では、基本的には、一般の観光客の方も外国人の観光客も差別はできません。今までもそういうことでやって、問題は特に起きていませんでしたけれども、災害については、そのときそのときの現場の対応というのが一番大事になろうかと思いますので、先ほど訓練の話も出ていましたけれども、そういったことをこれから進めていって、訓練の中に、外国人の方がある程度来たときのことも入れながら、そういう訓練とかをしていくのは非常に大事なことかなというふうに思っております。以上でございます。