江別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月15日
(1)暑さ対策について/(2)子供施策について/(3)市民協働のまちづくりについて
2023年9月15日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「暑さ対策について」「子供施策について」「市民協働のまちづくりについて」について質問し、市長 後藤好人、総務部長 萬直樹、教育長 黒川淳司、健康福祉部子育て施策推進監 金子武史、総務部調整監 野口貴行、教育部長 伊藤忠信、生活環境部長 近藤澄人が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、総務部長 萬直樹、教育長 黒川淳司、健康福祉部子育て施策推進監 金子武史、総務部調整監 野口貴行、教育部長 伊藤忠信、生活環境部長 近藤澄人
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会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
通告に基づき、質問をさせていただきます。このたびは、3項目について行ってまいりたいと思います。一般質問3日目の最後となりました。どうぞよろしくお願いいたします。まず、1項目めは、暑さ対策についてです。近年、全世界各国で異常気象が猛威を振るっています。産業革命以降、地球の温暖化は既に1.1度上昇していると言われ、その分も気温は底上げされ、干ばつにより森林火災は加速し、豪雨の雨量はますます増えています。私たちは、気候危機の世界を生きていると言っても過言ではありません。異常気象という言葉は頻繁に目にしますが、極端気象という言葉も使われるようになり、その理由として、気象と温暖化の関係に詳しい国立研究開発法人国立環境研究所理事長の木本昌秀さんは、異常気象と同じように頻度の少ない現象という意味だが、正常か異常かを言っている場合ではなく、対策をどうするかを早く考えたほうがよいということで、極端気象という言葉を使うよう心がけていますと説明しています。毎年こうした気象が連続しないまでも、従来の感覚、イメージの北海道らしい気候とは違っていることを誰もが実感しています。今年の夏は、まさしく極端気象とも言える厳しくやりきれない暑さに見舞われました。連日、総務省消防庁、メディア、自治体等からも、小まめな水分補給、室内でも熱中症になる、エアコン・扇風機の適切な使用、とりわけ暑さを感じにくい高齢な方々への注意喚起等が盛んに広報されました。7月に熱中症で救急搬送された人は全国で3万6,000人余りと、昨年7月の1.3倍となり、7月としては過去2番目に多くなったことが総務省消防庁のまとめで分かりました。このうち、死亡したのは44人、入院が必要な重症や中等症が合わせて1万2,358人、軽症が2万3,938人とのことです。北海道では、8月23日の昼過ぎには、札幌市の最高気温は36.3度を記録、過去最高だった1994年8月7日の36.2度を上回り、1876年の統計開始以来の観測史上最高気温となり、全国各地で熱中症による死亡者も発生しました。同日、北海道内では、猛暑日を記録したのは27地点、江別市は34度となり今季最高を記録しました。8月20日時点における江別市の熱中症による救急搬送人数は53人となっており、昨年同日の30人と比べても多い状況となっています。今年3月、令和4年度気候変動適応全国大会が開催されました。北海道環境生活部ゼロカーボン推進局気候変動対策課北海道気候変動適応センターの資料によれば、北海道の気候の長期観測結果及び将来予測は、平均気温は20世紀末を基準に5度程度上昇、大雨や短時間の豪雨の頻度が増加されるとしています。今後は、状況に応じ、自治体での適応の取組の推進が求められるため、猛暑から命と健康を守るという観点から、市の各施設等における対策や考え方などについて、以下の7点について見解をお伺いいたします。まず、1点目に、近年の地球温暖化による気候変動に対する認識について伺います。地球温暖化などによる気候変動が私たちの命や暮らしに影響を及ぼすことが多くなっていると考えられ、異常な暑さは今年だけではなく、今後も続き、さらなる猛暑傾向となると、多くの専門家、国連が警告しています。学校を含めた市民が利用する様々な公的な施設においても、必要な暑さ対策等の取組が重要であり、必要と考えますが、見解をお伺いいたします。2点目に、庁舎及び市内公共施設における対策についてです。庁舎、主な公共施設である公民館、体育施設などにおける暑さ対策として、冷房等の設置が必要と考えますが、どのようにお考えか、お伺いを致します。3点目に、小・中学校における対策についてです。都道府県の公立小・中学校の冷房設置率は95.7%に達していますが、北海道内の公立小・中学校の設置率は16.5%にとどまっているとのことです。さきの市長の定例記者会見では、市内冷房の設置率は、一般教室が6.6%、特別教室が4.6%の低設置率であり、校内の必要な箇所について調査等を行っていくと述べられておりましたが、今後、さらなる冷房等の設置についての見解をお伺いいたします。4点目に、放課後児童クラブにおける暑さ対策についてです。夏休みなど、限られたスペースの中で長時間過ごさざるを得ない子供たちの生活に配慮した環境をつくることが大切ですが、現状を踏まえた必要な支援等についてお伺いを致します。5点目に、災害時の避難所における対策についてです。北海道では、とかく避難所は防寒対策に注目されがちですが、真夏の暑さのさなかに災害が発生すれば、暑さ・熱中症対策を講じなければならず、その対策が進んでいるとは言えません。災害発生時の被害状況等により、段階的な避難所の開設となると思われますが、移動式の機器等に備えるなど、必要に応じて配備すべきと考えますが、どのようにお考えか、お伺いを致します。6点目は、暑さ対策に対する財源についてです。酷暑、災害級とも言える近年の状況、これまでの経験を踏まえ、市民の命、健康を守るための対策に必要な財源の確保に取り組むことが求められます。計画的かつスピード感を持って進めていくべきと考えますが、いかがか、お考えをお伺いいたします。続いて、2項目めは、子供施策についてです。次期総合計画である第7次江別市総合計画えべつまちづくりビジョンは、延べ12回にわたる江別市行政審議会での審議の結果、計画案は、今後の江別市のまちづくりの方向性を示すものとして適切であるとの旨の答申書が、7月21日、審議会会長から市長に対して渡されました。市民に対するパブリックコメントも、8月末で終了したところです。まちづくりの方向性を示すえべつまちづくり未来構想10年間では、目指すまちの姿とまちづくりの政策が、また、重点的・集中的に取り組む戦略として、えべつ未来戦略5年間では5つの戦略を掲げ、協働を基盤とし、個別計画との整合性を図りながら、PDCAサイクルによって効果を確認しながら進めていくこととしています。戦略1の子どもが主役のまちをつくるの背景と戦略の概要では、まず、第1に、子供の幸せを考え、こども基本法の趣旨にのっとり、子供の気持ちや権利を尊重しながら、子供に優しいまちづくりを重点的に進めるとしています。こども基本法の成立は、こども基本法の第3条、第11条、第17条に照らせば、子供の意見の尊重から反映、つまり反映させるために必要な措置を講ずることとした意義は、これまでにない大変重要なポイントです。子どもの権利条約に基づく自治体子供施策の施策づくりの要として、子供の権利条例づくりが求められます。1点目に、子どもが主役のまちをつくるの考え方についてお聞きします。戦略実現に向けた施策の方向性では、子供が真ん中、主体の施策というより、子育て支援、親支援に重点を置くイメージだと感じられます。親支援の重要性、その効果等も理解いたしますが、権利の主体としての子供施策の具体的な取組について、市長のお考え、認識についてお伺いを致します。2点目は、子供たちが利用する体育館の使用料について伺います。現在、市内4体育施設の市民体育館、大麻体育館、東野幌体育館、青年センターの利用料金は40円となっています。子供たちが気兼ねなく体を動かすこともできる、地域にこのような施設を居場所的な場所として有効に活用していくべきです。現在は、原則として4年ごとに実施している使用料・手数料についての見直し作業を行っていますが、子供施策のさらなる充実に向け、小・中学生の体育館使用料を無料にすることについての市長のお考えをお伺いいたします。3点目に、放課後児童クラブにおける子供たちの過ごし方についてです。近年、多くの子供たちが放課後児童クラブを利用し過ごしています。遊びや生活の場としての機能を備えた専用区画を設けるよう求められており、その面積は、子供1人につきおおむね1.65平方メートル以上とされています。1.65平方メートルは畳1畳分に相当する広さですが、集団ともなれば、十分なスペースとは言い難い状況です。動きが活発な児童の保育を担う現場では、日々の過ごし方や行事等に様々な工夫や配慮を行いながら実施しているとお聞きを致します。市として、過去に、1989年から取り組んでいた、高齢者や高齢者クラブ、福祉関係団体を対象とした福祉バス運行管理経費を放課後児童クラブが利用していた時期がありましたが、市所有のバスの老朽化とともに抜本的な事業の見直しが図られ、高齢者等社会参加促進バス助成事業として2015年から再スタートいたしました。バス使用の一部を助成する行事イベント補助となり、その際、放課後児童クラブは利用することができない内容となってしまいました。バスを利用することで、長期の休み中などの過ごし方においては、日常的な過ごし方に加え、市内施設を利用したり、行事への参加や体験等、リフレッシュできる時間が子供たちには必要です。こうしたバスの助成について取り組んでいくべきと考えますが、見解をお伺いいたします。最後に、市民協働のまちづくりについてお伺いを致します。江別市では、協働のまちづくりを推進しており、これまでも、地域住民のほか、市内で働く方や活動している方、市内の高校生や大学生の方々など、多様な形で江別市と関わりを持つ方々と様々な場面でまちづくりを行ってきました。今後、さらに、市民、自治会、NPO、ボランティア、市民活動団体、企業、大学などとの連携を深め、協働の取組を推進することで、より魅力的なまちづくりにつなげていくことが大切です。これからの人口減少下においては、行政だけでは、多様化するニーズの全てに対応することが既に困難な状況となりつつあります。性格の異なる主体、NPO、市民、企業、行政が同じ目標に向けて、それぞれの長所、得意分野を生かし、それぞれの資源を出し合って、対等に連携しながら、まちの課題の解決に努め、江別市の新たな基本構想、幸せが未来へつづくまちえべつを実現するために協働します。そのため、江別市自治基本条例の趣旨に基づき、協働を全ての戦略の基盤とし、各戦略の実践を通じて協働の必要性や意義、楽しさ等を市民に感じてもらうとともに、みんなでよりよいまちを目指し、共に取組を進めていくことが重要です。そこで、1点目に、協働のまちづくり活動支援事業についてお伺いを致します。2002年度から始めた市民協働のまちづくりを推進するための協働のまちづくり事業は、これまで111事業を採択して行っていますが、市として、これまでの取組についての評価をどのように認識されているのか、お伺いを致します。2点目に、協働のまちづくりの活動支援事業の効果等についてです。事業は、地域の課題解決や活性化につながることが期待される公益的な社会的貢献活動と位置づけ、事業を進めてきましたが、これまでの効果と課題についてどのような見解をお持ちか、お伺いを致します。3点目は、充実に向けた取組についてです。現行の取組では、地域の課題解決やよりよい市民生活を実現するための公益活動を主としていますが、協働の実施手法には、事業協力、共催、補助、委託などがあります。公益活動団体からその特性を生かした事業を提案してもらい、提案した団体と市が協働で実施する協働事業提案制度を新たに加えるなど、現行の事業の見直しを図り、充実させていくことが必要ではないかと考えますが、いかがお考えか、お伺いを致します。これで、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
干場議員の一般質問に御答弁申し上げます。初めに、子供施策に関しまして、まず、子どもが主役のまちをつくるの考え方についてでありますが、現在、市では、令和6年度の開始に向けて、次期の第7次江別市総合計画の策定作業を行っておりまして、その体系は、10年間のまちづくりの方向性を示すえべつまちづくり未来構想と前半5年間で重点的、集中的に取り組むえべつ未来戦略の2本柱で構成することとしております。また、このえべつ未来戦略では、案の1つに、子どもが主役のまちをつくるを掲げ、子供の気持ちや権利を尊重しながら、子供にやさしいまちづくりを進めることとしております。一方、国では、子供のための施策に関して、こども家庭庁を創設し、こどもまんなか社会の実現に取り組んでいるほか、本年4月に施行されたこども基本法に基づき、子供施策を総合的に推進していくこととしております。当市におきましても、子育て支援を含めた子供が健やかに育つ環境づくりのほか、子供の権利を尊重しながら、地域全体で子育てを温かく見守るための取組を行っていく必要があると考えております。こうしたことを踏まえ、本年7月には、子供に係る施策を積極的に推進するため、子育て施策推進監を新設し、子供への支援や子育て環境の充実を図り、安心して産み育てられる環境づくりを一層進めることと致しました。具体的な取組につきましては、現在も計画の策定作業の中で検討を行っているところであり、国の動向などを見ながら、次期戦略で掲げる子供が主役のまちの実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、市民協働のまちづくりについて御答弁申し上げます。協働のまちづくり活動支援事業についてでありますが、この事業は、市民による市民協働のまちづくりを推進するため、市民活動団体等が実施する地域の課題解決や活性化につながることが期待される公益的な活動に対し、市が補助金を交付する制度であります。補助要件と致しましては、提案する活動の中に新たな取組を入れることとなっており、採択された場合には、実施に係る経費の3分の2以内、上限15万円までを補助しており、現在までに、111件の提案に対し補助金を交付しております。市と致しましては、協働のまちづくりを進めるに当たり、団体の活動に対する支援は重要であると考えており、高齢者福祉や子育てをはじめとした幅広い分野において、協働の意識の向上や広がりにつながっているものと認識しております。次に、事業の効果等についてでありますが、これまで市民活動団体が行う111件の活動に対し支援を行ってきており、市が平成16年度に採択した買物ゲームは、市内の小学校に出向き、ごみの減量や出し方などをゲーム形式で学ぶ取組で、現在は、市の委託事業として継続されているところでございます。また、最近では、子育て支援団体による地域住民と市内の親子が交流する地域サロンや大人も子供と一緒に楽しめる遊び場は、補助期間終了後も継続して開催されるなど、地域の活性化につながっている事例もあることから、支援による効果が現れているものと認識しております。議員が御質問の課題につきましては、市では、市民活動団体の活性化や市民活動に関わる機会を広げるため、市民活動の中間支援組織であるNPO法人えべつ協働ねっとわーくに委託し、団体の継続や活性化につながるセミナーなどを開催しているところでありますが、会員の高齢化や担い手不足により、新たな活動を開始できない団体や休止する団体が出てきており、応募団体が減少している状況にあります。こうしたことから、市と致しましては、この事業に応募できる団体を増やしていくことが課題であると考えております。次に、充実に向けた取組についてでありますが、市では、これまでも、活動内容に応じた補助率の見直しや協働の活動団体を紹介するコラボのたねに応募団体を登録し、広く団体の活動を紹介するなど、事業の充実に向けた取組を行ってきたところであります。さらに応募団体を増やす取組として、NPO法人えべつ協働ねっとわーくによりセミナーを開催するほか、団体がより利用しやすい内容になるよう、補助事業の見直しの検討を進めているところであります。いずれに致しましても、市民活動団体が利用しやすい制度に充実させていくことは重要であると認識しておりますことから、議員が御提案の団体から提案された事業を市と共同で実施する協働事業提案制度につきましては、制度を導入している他市の状況について調査研究してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)
私から、暑さ対策についての御質問のうち、まず、2点御答弁申し上げます。初めに、近年の地球温暖化による気候変動に対する認識についてでありますが、気象庁の発表によりますと、全国15か所の観測点の6月から8月までの平均気温が1898年の統計開始以来最も高くなり、特に北海道においては、平年差プラス3.0度と異常な高温でありました。また、市内における8月の真夏日は21日と、平年の2.9日を大きく上回っており、市と致しましても、これまでにない大変厳しい暑さであったと認識しております。これまで、庁舎等の公共施設においては、一部冷房設備のある施設を除き、窓の開放や扇風機等の活用によって暑さ対策をしてきたところでありますが、今年の記録的な暑さを考えますと、今後は、より一層の暑さ対策が必要になるものと認識しております。次に、庁舎及び公共施設における対策についてでありますが、まず、現在の公共施設における冷房設備の設置状況は、都市公園を除く公共施設94か所のうち、施設の一部に設置している場合を含め、41か所の施設において冷房設備を設置しております。市民会館や情報図書館などでは、全館に冷房設備を備えており、公民館や都市と農村の交流センター、保育園などにおいては、一部の部屋に設置しております。庁舎及び公共施設における対策についてでありますが、これまでは窓の開放や扇風機等の活用によって暑さ対策をしてきたところでありますが、この夏の記録的な暑さを考えますと、利用される市民の体調管理のためにも、公共施設における冷房設備の在り方について検討していく必要があると考えております。冷房設備の設置に当たりましては、本庁舎については、建て替えを前提としている建物であり、その他の施設におきましても、設置スペースや電気容量など条件面での制約があることから、それらの課題等を整理し、範囲や手法等について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、暑さ対策についての御質問のうち、小・中学校における対策について御答弁申し上げます。教育委員会では、令和2年度に国の交付金等を活用し、市内の公立小・中学校全ての教室に網戸を設置したほか、扇風機やサーキュレーター等を配置するなど、学校施設の暑さ対策を進めてまいりました。しかし、これまでの取組では、今年のような記録的な暑さに対応し切れていない現状があり、児童生徒や保護者等から暑さ対策を求める声が数多く寄せられております。こうしたことから、現在、教育委員会では、校舎内における冷房必要箇所や設置場所、電気容量などの調査を行うとともに、さらなる対策の実施に向け、市長部局と協議を重ねているところであります。議員が御質問の今後の見解でありますが、市内小・中学校の600を超える教室全てにエアコン設置するには、室外機の設置場所の確保、学校施設全体の電気容量、多額の財源など、様々な課題を総合的に解決する必要があり、今後、短期間で整備することは難しいと考えております。このため、教育委員会と致しましては、児童生徒が体調を崩したときなどに静養できるよう、保健室の暑さ対策や休み時間などに気軽に涼を取ることができるスペースを整備することについて検討を進めているところでございます。以上であります。
答弁 健康福祉部子育て施策推進監 金子武史
私から、暑さ対策についての御質問のうち、放課後児童クラブにおける対策について御答弁申し上げます。現在、本市には、公設公営2か所、公設民営1か所、民設民営22か所、合計25か所の放課後児童クラブが開設されており、このうち公設民営1か所、民設民営14か所、計15か所の放課後児童クラブで、国の交付金などを活用してエアコンを設置したところであります。また、現在、順次、進めております学校管理住宅を活用した放課後児童クラブの整備においても、管理住宅改修の際、エアコンを設置できるよう、あらかじめ電気工事を行った上で、運営事業者に対して施設整備補助金を交付し、冷房機器を設置していただいているところです。一方、公設公営2か所と民設民営8か所では未設置となっており、その理由は、施設の形態により様々ではありますが、学校施設内で開設していることや施設の電気容量の不足など、開設場所によるものが多いほか、今年の記録的な暑さにより、初めてエアコンの必要性を認識した団体もあったところであります。いずれに致しましても、放課後児童クラブは子供の生活の場であることから、子供が安心して過ごすことができる環境を整備することは重要であると考えております。市と致しましては、放課後児童クラブに係る補助金の冷房機器設置への活用について、国と協議を進めながら、各施設の状況に応じ必要な支援について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 総務部調整監 野口貴行
私から、災害時の避難所における対策について御答弁申し上げます。市では、災害時の避難所開設については、被害状況や避難者数に応じて段階的に開設することとしており、第1順位として、市民会館、中央公民館などの社会教育施設等を、第2順位として、主に小学校、第3順位として中学校、第4順位として、その他の指定施設を位置づけております。また、指定避難所のうち市有施設は50か所あり、そのうちの2か所が全館冷房、13か所が部分冷房となっております。御質問の災害時における避難所での対策についてでありますが、これまでは、冬期の寒さ対策として暖房機器の備蓄等に力を入れてまいりましたが、今夏の状況を踏まえますと、避難所における冷房設備の在り方について検討していく必要があるものと考えております。また、現状の災害時応急対策と致しましては、気象条件や開設した避難所の状況に応じ、災害時協力協定企業と冷房機器等の設置に関する調整を図ることとしております。いずれに致しましても、避難所となる公共施設等においては、設置スペースや電気容量など条件面での制約があることから、それらの課題を整理し、災害時の対応手法等について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)
引き続き、私から、暑さ対策に関しまして、対策に対する財源について御答弁申し上げます。市では、施設の整備や備品の購入に当たっては、国の補助等の財源措置をできるだけ活用することを基本としながら、補助を超える分については、市債の発行のほか、備荒資金や基金の活用等により対応しております。暑さ対策に関しましては、庁舎の耐震化や設置スペース等の課題もあるため、整備の範囲や手法等について検討が必要ですが、気候変動を踏まえた対策の強化は北海道内各市に共通する課題であることから、現在、北海道市長会を通じて、補助制度の拡充を国に要請しているところであります。いずれに致しましても、小・中学校や庁舎など、公共施設における暑さ対策に係る財源につきましては、国の補助等をはじめとして、市債や基金の活用など、総合的に検討してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
私から、子供施策についての御質問のうち、体育館の使用料について御答弁申し上げます。体育館は、市民の心身の健全な発達及び体育の普及振興を図るために設置された施設であり、子供たちの健やかな成長には欠かせない施設であると認識しております。近年のコロナ禍の影響を一因として、子供たちの体力低下が懸念されており、小学5年生、中学2年生を対象とした全国体力・運動能力、運動習慣等調査の調査結果では、江別市の子供たちは、いずれの学年においても、令和4年度の体力合計点が、コロナ禍前の平成30年度の点数を下回る結果となっております。議員が御質問の体育館を子供たちの居場所として活用するために使用料を無料にすることについてでありますが、教育委員会では、子供たちの体力低下への対策が喫緊の課題であると捉えており、運動への意欲を高め、運動する機会を増やす取組の一つとして、小・中学生の体育施設使用料の在り方について検討しているところであります。いずれに致しましても、心身の発達段階にある青少年期における体育・スポーツ活動は、単に体力を養うだけではなく、生涯を通じてのスポーツ活動の基礎を培う上で極めて重要であることから、子供たちが運動に関心を持ち、運動機会を増やす取組を推進してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部子育て施策推進監 金子武史
私から、子供施策についての御質問のうち、放課後児童クラブにおける過ごし方について御答弁申し上げます。放課後児童クラブは、保護者が就労などにより昼間家庭にいない小学生を対象として、放課後や学校休業日に子供に適切な遊びと生活の場を提供することで、保護者の就労を保障し、子供の健全育成を図る事業です。子供は、毎日、放課後児童クラブで宿題をしたり、自由に遊んだりして過ごしますが、各クラブでは、工作やクリスマス会といった季節の行事を取り入れるなど、子供が楽しく過ごすことができるよう様々な工夫をしているところです。特に、学校長期休業期間中は、放課後児童クラブで長時間過ごすことになるため、各クラブにおいては、子供のリフレッシュや体験機会を充実させるため、遠足や施設見学などのイベントに取り組まれているものと考えております。御質問のバス使用料の助成については、公共交通機関を利用してフィールドワークなどの活動を行っている放課後児童クラブもあり、職員体制や行事に対する考え方がそれぞれの運営団体で異なることから、市と致しましては、行事の実施方法などの実態を調査した上で、支援の在り方について各団体と相談してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
それでは、2回目の質問とさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。まず、1項目めの暑さ対策についての2点目の庁舎及び公共施設における対策について質問を致します。冷房設備の在り方の検討の必要性、あと、本庁舎については、今後建て替えを前提とする様々な課題等があるとの答弁については理解を致しました。1点目の答弁のとおり、適切な状況の把握とともに、必要な対応が求められるというふうに思っております。様々な工夫を行ったことは理解いたしますけれども、とりわけ庁舎等で市民のために仕事をする職員にとって、今回の暑さというのは、個人で対応できる範囲を超えた大変厳しい労働環境であったのではないかというふうに推測をしております。私も、時々一市民として用事があって、1階にも赴きましたけれども、もちろん市長の部屋も大変暑かったのではないかと思うのです。こうした事情に対し、現実的に、もう少し柔軟に判断した対策が必要ではなかったかというふうに思っておりますけれども、その点についての見解を伺いたいと思います。
答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。庁舎等で働く職員の労働環境のための柔軟な対策についての御質問ですが、この夏は記録的な暑さであったことから、職員や庁舎を利用される市民の体調管理のため、扇風機や送風機等を購入または他の施設から移動するなどして増設し、現状においてでき得る対応を柔軟に行ってきたところであります。いずれに致しましても、先ほど御答弁申し上げましたとおり、今後の庁舎等の冷房設備の在り方について、設置スペースや電気容量などの課題を整理し、暑さ対策としての手法等について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
今、御答弁のあった柔軟な対応ということだったと思うのですけれども、正直に申しまして、8月半ばぐらいだったと思いますが、1階の窓口の辺りに大きな扇風機が2台ぐらいでしょうか、設置されました。それ以外はほとんど、コロナ禍でそういったお金を活用して、サーキュレーターのようなものをそれぞれ職員の皆さんが使われた以外、暑さを軽減させるような状況にあったとは決して言えなかったかと思っております。庁舎も建つということで、庁舎に関してはいろいろ御事情もあるかと思いますけれども、まだ庁舎の完成時期も明確ではないというところでは、職員にとっての目標値といいますか、ない中で、今回ミスもなく本当にお仕事をされたと思っております。私が再質問をしました趣旨というのは、そこをもう一歩踏み込んだ柔軟な対応をしていただくような議論を庁内でしていただくことも必要だったのではないかということを一言申し上げて、これについては終わりたいというふうに思います。あとは、小・中学校ですけれども、御答弁のとおり、いろいろな状況の中でも、子供たちの水分補給など、かなり柔軟な対応をしていただけたのかなというふうに思っております。扇風機も限りある中で、柔軟な対応が散見できたことについては、本当に評価したいというふうに思っております。今後に向けては、財源等も含めて前に進めていただけるということですので、どうぞよろしくお願いいたします。4点目の放課後児童クラブについても、御答弁については理解いたしました。既に、何年も前から狭いスペースで真夏を過ごすことができないということで、自らの少額の予備費の中から設置しているところもあったというふうに、これは過去の話になりますけれども、今、答弁にありましたような形で活用しながら設置しているところも増えてきているというふうにお聞きしておりますので、順次、進めていただきたいと思います。5点目の災害時ですけれども、この暑い中、災害が発生しなくてよかったなというふうに正直思っているところです。答弁にありましたように、夏場に向けても、必要なある程度の対策に向けて対応を進めていくということですので、しっかりと議論しながら進めていただきたいというふうに思っております。それでは、2項目めの子供施策の1点目の子どもが主役のまちをつくるの考え方について、改めて再質問したいと思います。答弁については、おおむね理解を致します。新たな総合計画をスタートするに当たって、再度確認をさせていただきたいと思います。質問でも、こども基本法では、子供の意見を反映させるための必要な措置を講ずるとした意義について述べたのですけれども、子供の自己肯定感を育み、自己形成を支援し、エンパワーメントを促進するものとなっていくことが重要ではないかというふうに思っております。そのために、市としてどのような取組をしていくのかが問われていると思うのですが、今回、後藤市長が担ったばかりですけれども、今後、首長の交代、そして、職員の異動があっても、子供施策が継続性と安全性を保ち、発展的に展開されていくことについての市長のお考えを伺いたいと思います。
答弁 市長 後藤好人
再質問に御答弁申し上げます。市長の交代や職員の異動があっても子供施策が長期的に展開されていくかということの御質問でございますけれども、先ほども御答弁申し上げましたとおり、子供施策に関しましては、こども基本法に基づきまして国が総合的に推進していくこととされておりますほか、現在、市が策定を進めております第7次江別市総合計画の中でも重要な分野に位置づけておりまして、長期的に取り組んでいくこととしているところでございます。したがいまして、おっしゃるような首長の交代、職員の異動があっても、これらの法律や計画に基づき、継続的に取り組むべきものというふうに考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
ここでもコメントをさせていただきたいと思います。今年6月に、独立行政法人国立青少年教育振興機構が発表した、日・米・中・韓の4か国の高校生の意識調査、子供の自己肯定感に関する調査が発表されまして、自分は駄目な人間だと思うことがあるとの回答は、日本は最多の78.6%に上りました。一方で、今の自分が好きだ、相手が誰であっても自分の意見を言えるは、いずれもこの4か国中で最も低かったという結果になったということなのです。答弁では、体制が変わっても取り組むべきものというふうにお話をされていますけれども、取り組むべきということとできるということは、私は別だというふうに思っております。こうした現実の中で、子どもが主役のまちをつくるという市の方向性をどのように進めていかれるのか、子どもの権利条約の4つの権利は、ある意味当たり前だというような認識だけで市政運営を行うことは、子供たちや若者たちを取り巻く複雑な社会の中で、育ち、生き抜いていくことは到底難しいのではないかというふうに思っております。市政では、子供たちの問題は私たち大人側の問題として受け止めて、子供施策を進行管理し、進めていくことがとても重要だというふうに考えますので、市長には、ぜひ目指す方向性を着実に進めるためのお考えをしっかりと持って、これからも期待を申し上げてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。2点目の体育館の使用料ですけれども、検討されているということですので、ぜひ利用のハードルを低くしていただいて、体も動かして楽しめる場の一つとしていただきたいというふうに思っております。そんなに多い声ではありませんでしたけれども、体育館に行くといったときに、行けない子供たちがいるということも随分前からちらほらとお聞きしたことがあったのです。今回の総合計画の柱などを総合的に判断して、今回、無料ということで提案をさせていただきましたけれども、検討していただけるということですので、どうぞよろしくお願いいたします。3点目、放課後児童クラブにおける子供たちの過ごし方についてですけれども、確認ということで再度伺いたいというふうに思います。御答弁のように、クラブによって職員体制等が違うこと、運営の考え方も異なっていることは承知をしております。それぞれの工夫に当然相違はあるわけで、市として、子供たちのリフレッシュ、社会参加、体験機会をどのようにサポートするのか、できるかというのが大切ではないかというふうに思っております。過去の事例を基に、それらの手法を今回改めて提案させていただきましたけれども、答弁にありました支援の在り方ということは具体的にどういうことをおっしゃっているのか、その点について再度お伺いをしたいと思います。
答弁 健康福祉部子育て施策推進監 金子武史
再質問に御答弁申し上げます。具体的な支援の在り方に関する御質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、各クラブにおいては、それぞれの運営方針の下、イベントに取り組まれているところであり、市と致しましては、各運営団体で行事に対する考え方が異なることから、まずは行事の実施方法などの実態を調査した上で、支援の在り方について各団体と相談してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
実態を調査してということですので、できればそれぞれの団体の工夫を生かすことができる、その手法の選択が広がるよう支援をしていただければと思いますので、ぜひその辺りの検討をよろしくお願いいたします。最後の項目、市民協働のまちづくりについて、2点目の事業の効果等についてお伺いを致します。答弁にありました効果については、おおむね理解を致しました。市として、新たな総合計画においても、江別市自治基本条例に基づき協働のまちづくりを進めていくとしておられます。これまでの取組で委託事業となり継続しているもの、補助期間終了後の継続は、事実上ボランタリーな活動も多く、自立が難しいからこそ、逆に、支援が必要な場合もあるのではないかと見受けられるのもあります。今後、団体を増やしていくことが課題であるとされておりますが、増やしていくことが難しいと考えますけれども、増やすことだけが目的ではないというふうに思っております。そもそも市民活動を進めていくための中間組織である団体が、現在、様々な事業を担っている現状からも、本来の役割に専念できる体制づくりに向け、今後見直しを図っていくことも必要ではないかと思いますけれども、見解をお伺いします。
答弁 生活環境部長 近藤澄人
再質問に御答弁申し上げます。市民活動の中間支援組織における体制についてでありますが、NPO法人えべつ協働ねっとわーくは、市民活動団体の設立や運営などに対する相談・支援を行うとともに、市と協働で様々な事業を行っております。市と致しましては、NPO法人えべつ協働ねっとわーくは、今ほど御答弁いたしました相談・支援などの本来業務を適切に行い、市民活動の中間支援組織としての役割を果たしているものと評価しております。以上であります。
再質問 干場芳子
私も、十分やっていただいているというふうには認識しておりますけれども、やはり新たな総合計画もスタートする、そして、その総合計画の中には、前の総合計画もそうですが、市民協働、よき市民、そして、市民団体の協力者を増やしていくということは、これからすごく大切だと思っておりますので、さらにそのような活動をしていただけることを期待したいと思っておりますので、よろしくお願いします。3点目、充実に向けた取組について質問を致します。補助事業の見直しの検討を進めているということなので、それについては期待をしたいというふうに思っております。これまでの取組を土台に、振り返りをしながら改めて見直して、事業をしていただけるということですので、そこのところは期待したいというふうに思います。協働事業提案制度については、調査研究していきたいということでしたけれども、今後のまちづくりには、補助や委託することができるNPOや市民団体を応援していく、また、成長できる基盤を支援していくことが必要だというふうに思っております。近隣のみならず、多くの自治体で、公益的な市民活動の取組のみならず、この協働事業提案制度に取り組んでいます。市民活動等の先にこうした市の協働事業があるということは大切であり、市民側にとっての活動の成果として、目標を持つことにもつながると考えますけれども、今後、制度の導入を考えている、そのために調査研究をしていくのだというような認識でよろしいのか、再度お伺いを致します。
答弁 市長 後藤好人
再質問に御答弁申し上げます。協働事業提案制度の調査研究の在り方についてでありますが、市と致しましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、当該制度を導入することによる効果や課題などについて、まずは把握する必要があるというふうに考えております。まずは、調査研究から始めていきたいと思っておりますので、御理解をお願いいたします。以上でございます。
再質問 干場芳子
今回見直す事業も2002年からということで、もう20年以上経過しておりますので、そこの見直しを図りながら調査研究ということだと思いますので、理解は致しますけれども、こうした制度があること、つまり、市として準備しておくというのが大事だというふうに思っております。そんなに頻繁にこの提案制度が活用されている事例は、正直言ってそんなにないのです。ただ、活動した結果としてそういった制度があるということ、逆に言うと、そういう制度がなければチャンスとして挑むこともできないということになりますので、長期化しない時期に導入の検討をしていただくことを要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。