江別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日
学校のプールの維持管理について
2023年9月13日、江別市議会の一般質問で、吉田美幸議員が「学校のプールの維持管理について」質問し、教育部長 伊藤忠信が答弁しました。
- 質問者
- 吉田美幸 議員
- 答弁者
- 教育部長 伊藤忠信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 吉田美幸
議長から発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。4月に初当選させていただき、今回初めての一般質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。私からは、学校のプールに関わって質問させていただきます。文部科学省の水泳指導の手引によると、水泳授業の趣旨、目的は、水泳系で求められる身体能力を身につけること、また、水中での安全に関する知的な発達を促すこと、さらに、水の事故を未然に防ぐ倫理的な思考力を育むことと明記されています。現在、市内の小学校には、江別第一小学校と野幌小学校を除く15校にプールが設置されております。近年の異常気象による真夏日が続く中では、夏休みのプール開放事業は、児童生徒にとって広く意義があり、プール授業は、子供たちにとっては心身の健康を維持し、水難事故防止につながる大切な授業だと考えます。そのプールも、設置からかなりの年数が経過しております。最も古いもので、江別第二小学校が1964年に設置され、今年で59年目を迎えております。一番新しいものでも、上江別小学校で今年23年目を迎えています。多くの学校では、ろ過器やトイレを含むプール設備の老朽化が進んでおり、その維持管理に困難が生じております。ろ過器などの附帯設備の維持管理は教育委員会で行っているとのことですが、それ以外の水質管理薬品の在庫状況の把握や設備の不具合が生じた際の連絡は、学校で行っていると聞いております。実際にプール授業を安心・安全に開始するためには、プールの清掃はもちろん、附帯設備の清掃、清掃後の給水のためのバルブ操作、給水途中でのろ過器の操作、また、水表面のごみの除去などの作業があり、水温の上昇には数日かかり、その間を含め、水質を維持するための検査を行い、利用が始まれば、開始前、中休み、昼休み、放課後と1日で数回行っており、藻の発生を抑えるため、気温の高い日が続く際には、休日等も水質管理の作業が必要になる場合もあると聞いております。一部の学校では、開設時や閉設時のプール清掃の業者委託費をPTAの特別会計で対応したり、大規模校では学校運営費の一部を充てたり、また、PTAの協力の下、教職員で実施している学校もあると聞いております。この学校間での対応のばらつきにも問題があると考えております。また、石狩管内の市町村の中では、江別市以外は、プールの維持管理は学校ではなく、市町村で行っているという調査結果もあります。以上を述べさせていただいた上で、2つの項目について質問させていただきます。まず、1つ目、プールの維持管理の現状について、プールの維持管理の対応や必要な業務は多岐にわたっておりますが、設備の更新を含めた現状の課題について、教育委員会の考え方をお伺いします。2つ目に、教員の労働環境改善に向けた考え方について、プール管理は、教員にとってこの時期特有の負担となっており、教員の働き方改革を喫緊に進めるべきとの声がある中、維持管理については、現場の声を聴きながら抜本的な見直しが必要と考えます。このことについて、教育委員会の考え方をお伺いしたいと思います。以上です。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
吉田議員の一般質問に御答弁申し上げます。学校のプールの維持管理に関しまして、まず、プールの維持管理の現状についてでありますが、市では、現在、公立小学校15校にプールを設置しており、例年6月下旬から9月上旬にかけて、水泳授業のほか、夏休み期間中のプール開放事業を実施しております。プールの維持管理につきまして、施設は設置から年数が経過しておりますが、これまでもプールの使用に支障が出ないよう、必要な改修、修繕等を行ってきたところであります。コロナ禍により3年ぶりに使用することとなった令和4年度には、プール槽の亀裂やろ過器等の機器の不具合が多発したことから、今年度は、設備や機器等の点検業務を専門業者に委託した結果、学校プールの使用開始前に不具合を解消でき、この夏は支障なくプールの使用を終えております。教育委員会と致しましては、今後も安全に学校プールを使用していけるよう、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。次に、教員の労働環境改善に向けた考え方についてでありますが、当市におけるプールの管理方法と致しましては、プール槽、給排水設備、ろ過器など、施設や設備に係る維持管理、修繕等は教育委員会が行っております。また、夏のプール使用に向けた事前の施設清掃や日々のプール使用に必要な水質管理、設備の操作等の業務は、学校が担当しており、教育委員会と学校が連携協力し、プールの維持管理を行っております。こうした方式を取ることによるメリットとしましては、教員が水泳授業のシーズン前にプール施設全体を把握し、施設や設備、水質の状態を確認できることから、水泳授業等における児童の安全確保の徹底につながるものと考えております。一方で、全国的に教職員の働き方改革が求められる中、学校現場には、この管理方法について教員の負担が大きいとの声があることも承知しており、プール管理等を続けていくための課題の一つであると考えているところです。教育委員会と致しましては、学校プールの維持管理については、児童の安全を最優先としながら、教職員の働き方改革の取組の一つとして、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 吉田美幸
今回は再質問とは致しませんが、要望を述べさせていただきたいと思います。まず、1項目めについて、プールの維持管理の現状については、老朽化が進んでいることを認識し、必要な改修、修繕を行い、今年度のプール使用期間が支障なく終了していることは大変喜ばしいことと思います。しかし、残念なことに、質問の中にありましたプールの更新については触れられておりません。一般的な耐用年数を大きく過ぎている施設もあり、維持管理の方法は近隣市町村と大きくかけ離れていることから、今後のプール設備の在り方について計画的に進めていくことを要望いたします。また、2つ目、教員の労働環境改善に向けた考え方について、プールの維持管理に係る教員の労働環境改善に向けた教育委員会の考え方は理解いたしました。学校と協力して管理することのメリットが大きいこともありますが、6月は運動会など、校内行事も本格的に動き出す中、教員の負担も大きいことは言うまでもありません。他の市町村から異動してきた教員の不満の原因の一つにもなっております。今回、教員の負担が大きいという声があることも認識していただいており、課題の一つと考えているとの答弁もありましたので、今後は、改善につながる取組を早急に進めていただくことを要望いたします。以上です。