江別市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日
江別市の学校給食について
2024年12月9日、江別市議会の一般質問で、吉田美幸議員が「江別市の学校給食について」質問し、教育部長 佐藤学が答弁しました。
- 質問者
- 吉田美幸 議員
- 答弁者
- 教育部長 佐藤学
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 吉田美幸
それでは、議長から発言の許可を頂きましたので、通告に従って順次質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。江別市の学校給食は、子供たちが安心して食事ができるよう季節に合ったメニューが工夫され、栄養のバランスも考慮した給食が提供されており、保護者からも高い評価を得ていると伺っております。また、地元産の新鮮な食材を使用した給食が提供されていて、地元の特色を生かした安全でおいしい給食は、子供たちの健やかな成長をサポートしてくださっているところです。現在、江別市では、元野幌と対雁の2つの直営調理場により、このようなすばらしい給食を提供し、子供たちの健やかな成長をサポートしてくださっているところです。江別市でも、今後の学校給食について、これからも安心・安全なおいしい給食を安定的に提供し続けるために、江別市学校給食の在り方検討委員会が設置されております。そしてそこで、給食に関して活発な議論がなされております。私と致しましても、これからも江別市の給食が現在のようにすばらしい水準のまま子供たちに提供し続けていくことについては、大いに関心があるところです。近年、様々な事情から、給食事業を民間に委託している市町村もありますが、その中には様々な問題点も出てきております。その一つとして、委託料の上昇により再度直営に戻す事例が発生しています。また、調理に従事する人が全国的に減少傾向にあり、民間に委託しても人材不足は懸念されている状況です。そこで、質問ですが、項目1として、江別市学校給食の在り方検討委員会の経過について質問いたします。江別市学校給食の在り方検討委員会で実際に配付された資料や江別市学校給食の在り方検討委員会の経過に係る新聞報道によりますと、調理を委託する案の提示、また、当初5案あった提供手法を3案まで絞ったとありましたが、これらがなされた経緯を含めて、江別市学校給食の在り方検討委員会の経過についてお伺いいたします。次に、項目2、江別市学校給食アンケート調査の結果を踏まえた検討についてお伺いいたします。9月に実施された学校給食アンケートでは、回答者である子供、保護者、教職員からは、現在の給食に十分満足しているという結果が出ているようでした。また、保護者の回答では、学校給食において重要と考えることについて、栄養のバランスが取れていること、子供がおいしく食べられること、安全な食材の使用や衛生管理の徹底など、安全であることに重きを置いているということが見て取れました。教育委員会として、今回のアンケート結果をどのように受け止め、今後、どのように課題の検討に反映させていくおつもりか、お伺いいたします。次に、項目3、現時点での考え方についてお伺いいたします。江別市学校給食の在り方検討委員会では、人材不足と施設の老朽化が検討課題として挙げられており、それぞれ検討がなされているところと認識しています。これらの課題については、老朽化が著しい対雁調理場が仮に建て替えとなった場合、それに合わせて調理方式を民間委託するなど、混同するのではなく、それぞれを別問題として慎重に検討されるべきものと考えます。いずれに致しましても、今後も継続して安心で安全な学校給食が安定的に提供されるためには、人材の確保と施設の整備がなされることが必要であり、それに伴う人件費は適切に支出されるべきものと考えます。現在、市の財政が厳しい状況となっていることは理解しますけれども、教育の一環である学校給食については、たとえ費用がかさんでいっても、市が責任を持って提供すべきものと考えますが、このことについてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。これで、1回目の質問を終わります。
答弁 教育部長 佐藤学
私から、吉田議員の一般質問に御答弁を申し上げます。まず、江別市の学校給食に関しまして、まず、江別市学校給食の在り方検討委員会の経過についてでありますが、教育委員会では、給食センターが直面する給食施設の老朽化と調理員不足という課題を踏まえ、安心でで安全な給食を安定的に提供する体制について検討するため、本年1月に、江別市学校給食の在り方検討委員会を設置しました。6月には、開催した第1回江別市学校給食の在り方検討委員会において、2つの調理場の施設と運営体制の現状について委員に説明し、その後、事務局において、他自治体への視察や地元生産者からの情報収集のほか、施設や設備、給食提供手法などを調査対象としたサウンディング型市場調査を実施しております。その結果を踏まえ、8月の第2回江別市学校給食の在り方検討委員会において、給食提供体制として、自校親子方式、統合センター新築、対雁調理場新築、センター調理場増築、民間事業者デリバリー方式導入の5つの案とともに、運営方法として、現在の直営調理方式のほか、調理委託方式の案を事務局から提示いたしました。9月には、児童生徒、保護者及び教職員1万5,420名を対象にアンケート調査を実施し、3,701名から回答を得たところであります。11月の第3回江別市学校給食の在り方検討委員会においてアンケート結果を報告した後、それぞれの案の建設費等を含めた運営費や栄養教諭の配置数などのメリットやデメリットを比較検討した結果、統合センター新築、対雁調理場新築、中学校への民間事業者デリバリー方式導入の3つの案に絞った上で、協議を継続することとなったところであります。これまでの3回の江別市学校給食の在り方検討委員会では、施設の更新や民間事業者を活用した給食の提供方法を中心に活発な議論が行われてきたところであり、今後においては、これらに加え、調理方式などの運営体制に関する資料等も提供し、幅広く議論いただきたいと考えております。次に、江別市学校給食アンケート調査の結果を踏まえた検討についてでありますが、教育委員会では、江別市学校給食の在り方検討委員会において、よりよい給食提供の在り方を検討する中で、児童生徒の学校給食に対する思いや保護者及び教職員の学校給食に対する満足度、提供方法に対する御意見などを把握するため、9月に学校給食アンケートを実施したところであります。このアンケート結果では、給食に満足している割合が、児童生徒で9割以上、保護者で7割以上、教職員で約8割となったほか、学校給食において重要だと思うことの設問に対して、保護者からは、栄養バランスが取れていること、子供がおいしく給食を食べられること、衛生管理の徹底など、安全な給食であることに多くの回答があったところであります。教育委員会と致しましては、こうしたアンケート結果から、満足度の高い給食を提供できていると捉えており、現状の給食の質や安全性が損なわれてはならないものと考えております。いずれに致しましても、今回のアンケート結果を十分踏まえ、江別市学校給食の在り方検討委員会において議論いただけるよう、引き続き適切な情報提供に努めてまいりたいと考えております。次に、現時点での考え方についてでありますが、学校給食法では、学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものとされており、かかる費用のうち、学校給食に従事する職員の人件費及び施設・設備の修繕費は、学校設置者が負担するものと定められております。当市におきましては、昭和37年に学校給食を開始して以来、健康の保持・増進を図るだけではなく、食事についての理解を深め、望ましい食習慣を養うなど、学校給食が教育活動の一環であると考えており、今後におきましても、これまで同様、施設設置者としての責任を持って、児童生徒に安心で安全な学校給食を安定的に提供していくことが重要であると考えております。以上であります。
質問 吉田美幸
江別市学校給食の在り方検討委員会の経緯については理解いたしました。項目1については、再質問はしませんので、以下、要望を述べさせていただきます。サウンディング型市場調査では、調査結果の中には、調理部門の民間活用についての意見や他市町村との統合的なセンターにする、民間業者の既存施設や新設施設の活用、そして、対雁調理場の買取りなどの意見がありました。このような意見は、調査に参加した業者の民間委託への誘導とも取れると感じました。学校教育法では、調理後2時間で喫食することが望ましいとあり、調査結果の意見のように、他市の施設からの給食提供は、運送費をかけなければ現実的には無理だと考えます。また、委員会で報告された他の自治体の視察状況では、防災センターとしての機能を併設している市町村では民間委託のところもありますが、給食運営に特化した一般財団法人やホームサービス会社など、非営利団体への調理委託をしているケースもあるようです。比較検討資料の中の運営方法に記載されている調理委託については、このように様々な手法があります。今後の委員会を進めていく上で、より多くの情報提供をしていただき、協議を進めていただくことを要望し、項目1については終わりたいと思います。続いて、項目2についても、再質問はせず要望を述べさせていただきます。御答弁では、今回のアンケート結果を十分に踏まえ、江別市学校給食の在り方検討委員会において議論いただけるよう、引き続き適切な情報提供に努めてまいりたいと考えておりますとのことですけれども、アンケート結果で何を読み取り、どのように江別市学校給食の在り方検討委員会の中で反映していったかを知りたいところでしたが、現在、江別市学校給食の在り方検討委員会が進行中であることから、答弁が難しいのかとは理解いたしました。私も、3回の江別市学校給食の在り方検討委員会を傍聴させていただき、提供された資料やアンケート結果も拝見させていただいております。答弁の中にもありましたが、現在の給食に満足している割合が、児童生徒で9割以上であるとの結果がありました。私は、この結果が大事だと考えます。この結果を十分踏まえ、今後の委員会の進め方に反映させていただくことを要望し、項目2については、終わりたいと思います。続いて、項目3については、再質問したいと思います。御答弁では、学校給食が教育活動の一環であると認識しておられ、今後においても、これまで同様、施設設置者としての責任を持って、児童生徒に安心で安全な学校給食を安定的に提供していくことが重要であると考えているとのことですが、これは学校給食法にのっとった基本となる考え方の答弁です。今、市が直面している施設の老朽化問題と調理員不足は、大変大きな問題だと私は捉えております。市が所有する施設の問題と調理員不足の問題は別なものと考えますが、このことについてどのようにお考えか、お伺いします。
答弁 教育部長 佐藤学
再質問に御答弁を申し上げます。施設の老朽化と調理員不足の問題についてでありますが、教育委員会と致しましては、施設の更新と調理方式などの運営体制の検討には、それぞれに異なる課題があると認識しております。しかしながら、施設の更新と運営体制には、施設の数が調理員などの人員体制に影響するなど、関連性があることから、並行して検討する必要があるものと考えております。いずれに致しましても、先ほど御答弁申し上げましたとおり、今後の江別市学校給食の在り方検討委員会において、これらの課題について幅広く議論いただきたいと考えております。以上であります。
質問 吉田美幸
施設の更新と調理方式などの運営体制の検討には、それぞれ異なる課題があると認識しておりますとの回答を頂き、今後進めていく中で、その認識からそれないよう進めていただきたいと思います。また、施設の更新と運営体制は、施設の数が調理員などの人員体制に影響するなど、関連性があることから、並行して検討する必要があると考えておりますという御答弁も、これも十分理解しております。再々質問は致しません。以下、要望を述べさせていただきます。さきにも述べましたが、調理部門の運営体制には様々な手法があること、アンケート結果では、現在の給食に子供たちが十分に満足している結果であること。ここでは述べませんが、少し邪道なのですけれども、インターネットで給食委託について検索すると、AIの回答では様々なデメリットが出てきます。また、ある調査結果では、給食提供会社の人員変動が激しい場合もあり、人員変動によって、給食として提供する食事の品質が変化することもあり、注意が必要ですという調査報告もありました。また、給食業務の全てをアウトソーシングすることで、直営よりも運営費用が増加する可能性もありますとの調査報告もありました。繰り返しになりますが、一度民間委託したものの、更新時に運営費の増で直営に戻したケースもあることから、現在、江別市の学校給食は、配送と主食については既に民間委託で行われています。これで仮に調理部門が委託になれば、直営に戻すことが難しくなると懸念いたします。今後は、学校給食の無償化も視野に入れなくてはいけません。これらのことを考え合わせると、子供たちが満足し、保護者が求める学校給食を安全に安定的に提供するためには、安易な外部委託ではなく、直営が望ましいという考え方も含め、今後進めていただくことを要望し、終わりたいと思います。