みんなの議会

江別市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月19日

(1)ESDの推進とRCE北海道道央圏の参加について/(2)地域経済分析システム(RESAS)の活用の計画について/(3)投票率向上策について

2015年6月19日、江別市議会の一般質問で、角田一議員が「ESDの推進とRCE北海道道央圏の参加について」「地域経済分析システム(RESAS)の活用の計画について」「投票率向上策について」について質問し、市長 三好昇、企画政策部長 山田宗親、教育長 月田健二、選挙管理委員会委員長 古石允雄が答弁しました。

質問者
角田一 議員
答弁者
市長 三好昇、企画政策部長 山田宗親、教育長 月田健二、選挙管理委員会委員長 古石允雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 角田一

議長の許可が出ましたので、通告に従い順次質問いたします。質問の前に、さきの統一地方選挙において、多くの市民の皆様の御支援を賜り、3期目の議員としての役割を与えていただいたことに御礼を申し上げます。今後も与えられた職責を真摯に努めてまいりますとともに、先輩同僚議員の御指導をお願いいたします。まず、件名1のESDの推進とRCE北海道道央圏の参加についての質問を行います。今回の質問の内容については、4月24日の北海道新聞に、国連大学の認定教育組織、RCE道央圏、年内にも発足と記事が掲載されたところであります。この記事を引用すると、RCEは国連大学が認定する地域教育拠点で、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進する。途上国の貧困撲滅などを掲げたMGDs(ミレニアム開発目標)の後継目標として、ことしの9月に国連総会において採択されるSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた地域の活動を束ねる役割を担うとされています。今の引用部分でも、自分自身アルファベットだらけでわかりにくいと感じますし、RCE北海道道央圏の設立準備会やこの記事を読んだ読者からも苦情があったと聞きます。そのため質問の導入部分として、説明的になる部分をまずお許し願います。まず、江別市におけるESDの取り組み状況について質問をさせていただきます。ESDについては、平成24年第1回定例会でも内山議員が環境教育に関する一般質問で概略に触れておりますが、改めて触れさせていただきます。2002年の国連総会において、我が国の提案により、2005年から2014年までの10年間を国連持続可能な発展のための教育(ESD)の10年とすることが決議され、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)がその推進機関に指名されました。これを受けて我が国では、日本ユネスコ国内委員会や関係省庁が協力し、2006年には内閣官房に設置されたESD関係省庁連絡会議において、我が国におけるESDの実施計画を策定し、同計画に基づいてESDを推進しています。このESDは、私たちとその子孫たちがこの地球で生きていくことを困難にするような問題点について考え、立ち向かい、解決するための学びであり、持続可能な社会の担い手を育む教育です。その実践には、特に次の二つの観点が必要とされています。(1)人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと。(2)他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、かかわり、つながりを尊重できる個人を育むこと。そのため、環境教育、国際理解教育等の持続可能な発展にかかわる諸問題に対応する個別の分野にとどまらず、環境、経済、社会の各側面から学際的かつ総合的に取り込むことが重要であるとされており、2008年3月、幼稚園教育要領及び小学校・中学校、2009年3月には高校の学習指導要領がそれぞれ公示され、この新しい学習指導要領には持続可能な社会の構築の観点が盛り込まれたところであり、教育基本法とこの新しい学習指導要領に基づいた教育を実施することにより、ESDの考え方に沿った教育を行うとされております。さらに、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコスクールをESDの推進拠点として位置づけており、このユネスコスクール加盟校は、本年4月現在で913校であり、当市においても対雁小学校が加盟校となっております。そこで質問に移ります。まず、項目1としまして、教育基本法や新しい学習指導要領には、ESDの観点が盛り込まれており、江別市も江別市学校教育基本計画において、同様な観点で作成されていると考えますが、改めて同基本計画におけるESD、持続可能な開発のための教育の位置づけについてどのように捉えているか、さらに具体的な施策の実践状況についてどうなのかということをお尋ねいたします。項目2としまして、さきに述べたようにユネスコスクールはESDの推進拠点として位置づけられておりますが、江別市の教育施策においてユネスコスクールをどのように位置づけ、さらにはその活動を市内各学校へ波及させることについての考えはいかがであるかをお聞かせ願います。次に、国連大学認定・RCE(ESD地域拠点)北海道道央圏(仮称)についての質問に移ります。環境省北海道環境パートナーシップオフィスが企画、実施、協力をする中、現在、RCE北海道道央圏の設立説明会が去る12月24日に行われ、2月には設立準備会が結成され、国連大学への申請に向け、さまざまな作業を進めているところであり、その代表に酪農学園の金子正美教授が、また当市の企業の経営者も設立準備会に名を連ねているところであります。今後、各自治体や経済団体、農漁協などのさまざまな団体に参加を呼びかけて設立を進めたいとの考えであるとお聞きしております。現在、国内では6拠点が認定されており、地方自治体も多く参加している現状であります。特にRCE岡山では、その事務局を市役所内においているなど積極的に活用している事例もございます。この江別市も、今後の重要施策の一つである子育て世代の移入促進策を図るとするならば、あるいはシティプロモートの視点においても、持続可能な社会、教育、開発に取り組んでいるまちとして、国際的な認証による裏づけは大いに効果があると考えれば、積極的に参画すべきものと考えるところでございます。そこで、質問に移らせていただきます。項目3としまして、国連大学認定・RCE北海道道央圏設立の動きに対し、江別市としてどのように捉えているか。項目4としまして、特にこの活動については、北海道では環境省が主体的役割を担って進めているようでありますが、先立って行った項目1、2の質問で触れたように、ESDは同時に教育的な視点を持ってとり行われてきてもおります。そのことにより、RCE北海道道央圏設立に対し、江別市は行政上どのように対応していくのかお尋ねいたします。項目5としまして、ほかの6拠点を見ると、当然、産学官の連携体制の中での活動を進めてきておりますし、当市に所在する酪農学園大学の金子教授が現在設立準備会の代表、さらには市内の民間企業の経営者も参画している状況を考えると、今後さらなる産学官の連携が求められると考えますし、そのためには江別市の役割も大きいものと考えるところでありますが、この構築について、江別市はどのように捉えているのかをお聞かせ願います。次に、件名2、地域経済分析システム(RESAS)の活用の計画についての質問に移ります。まず、地域経済分析システムとは、まち・ひと・しごと創生本部が、これまで経済産業省が開発を行ってきた地域経済分析システム、いわゆるビッグデータを活用した地域経済の見える化システムを、経済分野に限らずさまざまなデータを搭載することで、地方自治体が地方版総合戦略の立案等をする際に役立てるシステムへと再構築したもので、地方創生の実現に向けての客観的データに基づき、みずからの地域の現状と課題を把握し、その特性に即した地域課題を抽出して地方版総合戦略を立案するためのデータとして公開されたものであります。その中身は、産業マップ、人口マップ、観光マップ、自治体比較マップとしてメニューが示されており、ウエブ上でも見ることができる一般メニューの情報と、企業間取引などの情報は各自治体の担当者のみが見ることができる限定メニューとして区分されております。そこで、先ほどの島田議員からの質問でもありましたように、江別市でも地方版総合戦略の策定を進めているところでありますが、今回は地域経済分析システムと今後取り組みが求められてくるビックデータへの視点に絞り、質問をさせていただきます。項目1としまして、まず、地方版総合戦略策定への地域経済分析システム(RESAS)の活用をどのように行うかについてお聞かせ願います。特に、策定に当たり民間のコンサルの活用を考えているのであれば、限定メニューにおけるデータの取り扱いについても、一定の制限や対応が求められるところであると考えますが、現時点での江別市の考え方についてお聞かせ願います。項目2としまして、地方版総合戦略策定へのRESAS活用については、膨大な統計的な処理とその評価や考察、活用が求められるものであると考えるところでありますし、さまざまな部署での活用も考えられるところでもあります。総合的な視点での活用に向けた江別市の体制と研修についてお聞かせ願います。項目3としまして、今後の行政施策の立案において、さきの総合計画の立案で見られますように市民の参画をもって行われる例も想定されます。これは審議会の場でも同様かと思うところでありますが、その際、限定メニューを一定程度加工し、あるいは集約するなどし、公開できるレベルのデータに改編した上での活用となろうかと考えますが、RESASの限定メニューの今後の行政施策への活用について、どのように考えているのかをお聞かせ願います。項目4としまして、私自身、オープンデータの有効活用を求めて、平成25年第2回定例会の一般質問の際、オープンデータについての江別市の見解をたださせていただきました。平成26年度江別市大学連携調査研究事業補助金に、札幌学院大学の中村教授によるオープンデータを活用した政策提言とそのための基礎システムの構築が採択されております。この採択された事業については、今後報告会が予定されていると思いますので、ここでは質問の対象といたしませんが、オープンデータへの取り組みに進展が見られているのかなと考えているところでありますし、今後さらなる積極活用をしていただきたいものであります。そこで、今後も政府を中心にオープンデータ化された情報が公開されていくことがその方針からも考えられるところでありますが、江別市はこれらのオープンデータの今後の活用及び利用をどのように図っていくのか、地域経済分析システム(RESAS)を踏まえて、現時点での考え方をお聞かせ願います。次に、件名3、投票率向上策についての質問を行います。今回の市議会議員選挙の投票率は、12年ぶりの市長選挙の影響もあり、55.84%でありました。平成23年の49.45%から見ると持ち直したかに思えるところでございますが、投票率の低下傾向は依然として変わっていないとの見方が多いようであります。これまでもさまざまな議員より、投票率の向上について質問がなされてきたところでありますが、投票率は我々議員もそして市長においてもその権限の根幹をなす大切な物であり、やはり投票率向上への取り組みが常時必要であるからこそ、ましてや選挙権18歳への引き下げも決定したこともあり、さらなる取り組みが必要と考えることより質問をさせていただきます。まず、項目1としまして、これまで江別市が投票率向上に対してどのような取り組みをしたのかをお聞かせ願います。項目2としまして、今回の統一地方選挙の投票率については、これまでの投票率の推移を考慮して、どのように捉えているのかをお聞かせ願います。項目3になりますが、選挙権の18歳への引き下げについては、今国会で成立いたしました。これまでも長い議論が行われてきておりましたが、今回の法案に当たり、安倍首相も主権者教育を重視する旨の発言をしたのも記憶に新しいところであります。投票率向上についても同様に主権者としての意識醸成が必要であり、これは世代を問わず必要なことでありますが、実際に若年者層の投票率の低さは大きな問題にもなっており、学校教育の現場からの教育が求められるところでもあります。このことを考えると、選挙管理委員会だけではなく、教育委員会も意識して、これまで以上の取り組みが必要となると考えるところであります。他市では、単なる出前講座だけではなく、生徒会・児童会選挙に実際に使用する投票箱や記入台、さらには立会人も派遣しての実際に選挙を模した形での体験など、さまざまな取り組みがなされておりますし、高校レベルでは、実際の選挙の公約を生徒に調べさせての模擬投票の実施など、さまざまな形で模索しながらも政治意識の醸成を図っているところであります。そこで、江別市として教育上の対応も必要と考えますが、どのように考えているかをお聞かせ願います。次に、項目4としまして、投票率向上のために各地でさまざまな取り組みがなされてきております。松山市選挙管理委員会の若者の投票率向上の取り組みとして、松山大学内に期日前投票所の設置により、実際に投票率向上として成果を上げている例、スーパーや最寄りの駅に期日前投票所を設置するためのインフラ整備としてのシステムの開発をしている民間企業の事例もございます。また、市民みずからの活動として、規模は小さいですが江別市でも進められた選挙割の活動、さまざまな市民団体とのコラボによる官民一体となった活動の事例もふえてきております。財団法人明るい選挙推進協会の全国意識調査では、さまざまな視点からの投票行動の調査が行われてきております。特に気になったのは平成25年7月に出された第46回衆議院総選挙の意識調査の資料の32ページ下段の投票所までの時間と投票・棄権の表です。これは投票所までかかる時間で、投票したか否かを調査したアンケートの結果です。投票所まで5分未満という方で投票したと答えた方は81.7%、10分未満76.3%、20分未満64.6%、20分以上52.2%という結果が出ております。母数の違いはありますが、投票所からの距離が投票行動に影響しているのは明らかであります。その意味から考えると、江別市の投票区のあり方や、市民会館1カ所しかない期日前投票所における地域別の投票数を勘案する必要もあると考えますし、これらの意識調査を参考に具体的な投票率向上のための環境整備や啓発活動やグッズのあり方を真剣に考えていかなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。そこで今後の投票率向上に対する江別市の考えと先進事例の実施の検討についてお尋ねいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

角田議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、ESDの推進とRCE北海道道央圏への参加に関連しまして、国連大学認定・RCE北海道道央圏設立に対する江別市の考えについてでありますが、RCEは、持続可能な開発のための教育に関する専門的知識の地域拠点という意味の略称でありまして、環境、開発、人権、平和など地球規模の課題に身近なところから取り組む学習や活動であるESDを推進するための地域の拠点としまして、国連大学が認定するものでございます。世界に136拠点、うち国内には六つの拠点がございます。RCEの目的は、ESDにかかわりのある団体等のネットワークをつくり、連携協力してESDを実践することとされており、それぞれの地域における課題を設定し、持続可能な社会をつくっていくための教育に取り組むとしております。RCE北海道道央圏につきましては、現在、設立準備段階でありまして、年内の発足に向けて準備を進めていると聞いてございます。御質問のRCE北海道道央圏の設立に対する当市の考え方についてでありますが、現時点では、正式な参加要請はありませんが、設立準備会議を傍聴するなどしておりまして、引き続き情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、国連大学認定・RCE北海道道央圏設立に対する江別市の行政上の対応についてでありますが、RCE北海道道央圏の設立準備に対するこれまでの対応といたしましては、今ほど御答弁申し上げましたとおり、職員が設立準備会議を傍聴するなど情報収集を行っている段階でございます。RCEの活動は、御指摘のとおり教育面での取り組みや環境問題の観点など、さまざまな地域課題解決の面で、その活動の対象が広範囲にわたることが想定されますことから、庁内の関係部局の連携した対応が必要になるものと考えております。次に、産学官の連携体制の構築についてでありますが、今ほど御答弁申し上げましたとおり、現時点では正式な参加要請が来ておらず、情報収集を行っている段階でございます。御質問の産学官の連携体制の構築に関する市の役割についてでありますが、RCE北海道道央圏に参加する予定の団体数や範囲、具体的な活動内容等、現時点におきまして明らかになっていない部分が多くありますことから、引き続き情報の収集に努めてまいりたいと考えております。次に、地域経済分析システム(RESAS)の活用に関連しまして、地方版総合戦略策定への地域経済分析システム活用についてでございますが、地域経済分析システムは、地域経済にかかわるビッグデータを集積し可視化することで、客観的なデータに基づいた政策立案や実行、検証を支援するものでございます。このシステムは、地域や企業間の取引状況の把握のほか地域の中核的な企業を把握することが可能であるなど、これまで取得が難しかった情報を得ることができ、有効に活用することで、より効果的な施策の検討や実施に結びつくものと考えております。総合戦略の基礎資料となる人口ビジョンの策定に民間の調査会社を利用しておりますが、総合戦略の策定に当たり、個別の会社名等が明らかになる限定メニューの情報を民間の調査会社に分析等を依頼することは考えておりませんので、限定メニューにつきましては、庁内の施策の検討や取り組み等に有効に活用してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、企画政策部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 企画政策部長 山田宗親(企画政策部長は2015年6月まで)

私からは、地域経済分析システムの活用の計画に関する御質問のうち、3件について御答弁申し上げます。初めに、地方版総合戦略策定への地域経済分析システム活用に向けた江別市の体制及び研修についてでありますが、システムの概要や活用方法について、既に市職員が国の説明を受け、その内容を全庁的に周知し、総合戦略の策定に活用しているところであります。なお、総合戦略の策定に際しては、最新の情報を活用する必要があることから国の相談窓口を適時利用するほか、市としては必要に応じて庁内研修会を開催してまいりたいと考えております。次に、地域経済分析システム限定メニューの今後の活用についてでありますが、限定メニューから得られた情報を外部に提供することは難しいと考えておりますが、市民説明や審議会等への情報提供に際し、限定メニューから得られるデータを活用することが有効と判断される場合は、データを加工して活用することが可能か国に照会してまいりたいと考えております。次に、オープンデータの今後の活用及び利用の考え方についてでありますが、国は電子行政オープンデータ戦略の取り組みを進めており、行政の持つ情報をオープンデータとして公開することにより、行政の透明性や信頼性の向上、民間サービスの創出、政策決定における活用など、さまざまな課題の解決につながる可能性があるものと考えております。道内の自治体では、室蘭市、八雲町、森町がオープンデータを公開しており、北海道も今年1月から試行を開始するなど、徐々に活用が進んでおります。いずれにいたしましても、今後の行政運営において、データに基づいた施策の検討・実施は重要になると考えておりますことから、札幌学院大学のオープンデータに関する研究結果を確認するとともに、他市町村の活用状況などについても調査・研究してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、ESDの推進とRCE北海道道央圏の参加についてのうち、2点について御答弁申し上げます。まず、江別市学校教育基本計画における持続可能な開発のための教育(ESD)の位置づけと具体的施策についてでありますが、学習指導要領には、国際理解、環境、多文化共生、人権など、持続可能な社会の構築の観点が盛り込まれており、これらについて、ESDという視点で捉えながら、学校教育の中で推進していくものと認識しているところであります。江別市学校教育基本計画においても、国際理解教育の推進、ふるさと教育の推進、環境に関する教育・学習活動の推進、道徳教育の推進などが盛り込まれております。具体的施策として、外国語指導助手を活用した小学校1年生からの外国語活動や、買い物ゲーム等の環境学習や生徒会が主体となったリサイクル活動、人権教育などを実施しているところであり、今後もESDを推進する観点で江別市学校教育基本計画に盛り込まれている国際理解教育や環境学習などについて、さらに取り組みを進めていく必要があると考えております。次に、江別市の教育施策とユネスコスクールの位置づけについてでありますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第21条では、教育委員会の職務権限としてユネスコ活動に関することを管理及び執行すると規定されており、江別市教育委員会は江別ユネスコ協会の事務局を担っております。ユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示された理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校のネットワークであり、世界182の国や地域で約1万の学校が加盟しており、国内では913校が参加しております。江別市の教育施策におけるユネスコスクールの位置づけについてでありますが、現行の学習指導要領におきましても、国際理解、環境、多文化共生、人権など持続可能な社会の構築の観点が盛り込まれていることから、教育委員会といたしましても、ESDの考え方のもと、教育を推進してまいりたいと考えております。なお、本市においては、実践校として対雁小学校が認定されておりますので、その活動状況について学校間で情報共有してまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 選挙管理委員会委員長 古石允雄(選挙管理委員会委員長は2015年6月まで)

質問にお答えする前に、先般の4月26日の開票に際しましては、大変おくれましたことで、皆様方に御心配をおかけしたことに大変申しわけなく思っております。これからも開票がスムーズに行われますように皆様方の御協力をいただいて進めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。それでは、投票率向上策についての御質問に御答弁申し上げます。初めに、投票率向上に対するこれまでの取り組みについてでありますが、日ごろからの常時啓発事業といたしましては、小・中学生及び高校生を対象とした啓発ポスターの募集と作品展を行っているほか、新成人に向けた啓発はがきの送付を行っております。また、選挙時の啓発事業といたしましては、江別市明るい選挙推進員会と協力して江別、高砂、野幌、大麻の駅前にて街頭啓発を行っているほか、ホームページや全戸配布する広報臨時号などで投票所や投票方法の周知、市内9施設に設置されている防災対応型自動販売機などで選挙のお知らせを行っております。近年は、世論調査などで、若年層の政治意識が低下しているとの報告もあることから、市内小・中学校を対象とした出前講座を平成23年度から実施してきており、選挙時のポスターの掲示については、これまで市内の公共施設に限っていましたが、昨年末の総選挙から市内の五つの高等学校と四つの大学に掲示を依頼し、学生の意識啓発に努めてきたところであります。次に、今回の統一地方選挙の投票率とこれまでの投票率の推移についてでありますが、本市におけるこれまでの投票率の推移といたしましては、昭和34年4月に行われた市長・市議会議員選挙の91.09%を最高に、その後低下をたどっております。市議会議員選挙としては、平成19年4月に58.55%、平成23年4月には49.45%と最低投票率を更新してきている状況にあります。平成23年4月の投票率については、市長選挙がなかったことや、選挙直前にあった東日本大震災の影響が少なからず見受けられ、全国的にも投票率が下がる傾向の中で、50%を割り込んだものと考えております。今回の市長選挙、市議会議員選挙における投票率は、ともに55.84%で、前回を上回った結果となっておりますが、平成19年の市長選挙が無投票だった市議会議員選挙のときよりは2.71ポイント減少している状況から、依然、投票率の低下傾向が続いていると認識しております。選挙管理委員会といたしましては、投票率の向上のためには、今後の江別市を担う若者の政治意識向上が必要不可欠と考えておりますことから、将来の有権者である子供たちの政治意識を高める取り組みに努めてまいりたいと考えております。次に、選挙権の18歳への引き下げに対する教育上の対応策についてでありますが、これまでは小学校6年生向けの教材用リーフレットや、成人のつどいに参加した方への新有権者向けの啓発小冊子の配布を行ってきております。また、前段でも御説明いたしました出前講座につきましては、学校教育現場の主権者教育の一つとして実施しております。給食のメニューを候補に見立て、実際の選挙で使用する記載台や投票箱を利用する模擬投票や、折っても元に戻る投票用紙、自動交付機や計数機などにも触れてもらい、選挙をより身近なものに感じてもらう工夫をしてきております。これまでの出前講座につきましては、小・中学校に限定した取り組みでしたが、今年度からは高校や一般にも受講対象を拡大し、より多くの方に選挙や政治への意識を高めてもらう機会づくりに取り組んでまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、年齢引き下げの対応につきましては、法改正の趣旨や国の動向を踏まえ、学校教育現場における主権者教育についても教育委員会とより一層の連携を図ってまいりたいと考えております。次に、今後の投票率向上に対する江別市の考え方と先進事例の実施の検討についてでありますが、投票率は、選挙時の社会情勢や有権者の政治意識、投票環境などにより影響を受けると言われております。投票率を向上させるためには、有権者に対する政治意識を高める取り組みのほか、期日前投票所の増設など、有権者が投票しやすい環境整備について検討していく必要があると考えております。特に、選挙権年齢の18歳への引き下げが今国会で成立されましたため、学生の多い当市においては、学生を意識した政治意識向上の検討をしなければならないと考えております。いずれにいたしましても、先進事例の実施につきましては、現在、国で検討している投票環境の向上策の動向を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。以上であります。

質問 角田一

御答弁ありがとうございました。それでは一問一答方式ですので、順番にやっていきたいと思います。まず、件名1のESDの推進とRCE北海道道央圏の参加についての項目1についてお聞きいたしました。ESD教育についてさらに取り組みを進めていくとの答弁をいただきました。その意味では、ESDの推進拠点としてのユネスコスクールの活用をいかにとり行うかを考えていかなければならないと感じるところですので、次の項目2に移ります。こちらは質問になります。ユネスコスクールがより充実した活動、今後加盟予定の学校等が効果的な活動を立案するために、重要と思われる事項をまとめたガイドラインが示されております。必ずこれらの全てに沿って実施されていなければならないという性格のものではありませんが、例えば、大切なこととして地域の社会教育機関、NPOとの連携などを通じて、開かれたネットワークを築くよう努めること、校内外における各種研修の充実・活用を図るなど、ユネスコスクールの活動を通じて広く学校外にも働きかけ、我々人類社会が持続的に発展するよう心がけることなど6項目が示されており、さらには持続発展教育推進拠点として大切なこととして、教育課程や指導内容、成果の発信による理念普及が求められています。このことを考慮すると、単に情報共有のみではなく、ガイドラインに求められていることに対しての支援、例えば、地域の社会教育機関やNPOとの連携、対雁小学校のみではなく、他校でも実施されているESD教育の情報交換や連携等を積極的に江別市が協力体制を組むことが必要だと考えますし、さらにESD教育を推進し充実していくためには、ユネスコスクールそのものの活性化や加盟校拡大に向け、働きかけと支援体制を組むことが必要と考えますが、御見解をお聞かせ願います。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から角田議員の再質問に御答弁申し上げます。ESD教育を推進し充実していくために、ユネスコスクールの活性化や加盟校拡大に向け、働きかけと支援体制を組むことが必要ではないかとの御質問でありますが、学習指導要領には、先ほども御説明申し上げましたとおり、持続可能な社会の構築の観点が盛り込まれており、例えば、小学校の社会では、国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養うこと。中学校の理科では、自然環境の保全と科学技術の利用のあり方について科学的に考察し、持続可能な社会をつくることが重要であることを認識させることとなっております。このほか、小学校では、理科や生活などの教科で、中学校では、社会・音楽・外国語などの教科で、ESDの考え方のもと教育を推進しているところであります。教育委員会といたしましては、ユネスコスクールはこうした取り組みを進める上での一つの方策と認識しておりますことから、先ほども御答弁申し上げましたとおり、引き続き、学校間での情報共有に努め、ESD教育を推進してまいりたいと考えております。以上であります。

質問 角田一

各学校の自主性も考慮に入れると、なかなかユネスコスクールに加盟を促すことは難しい面もあることは十分理解しております。ユネスコスクール自体も手続や報告書等のさまざまな面もございましてなかなか手間もかかる部分もあります。ただ、そのESD教育の拠点としての意味合いを重視して、学校間での情報共有はほとんど行われてきていなかったかと思います。これをきちんとやっていただきたい。さらにはユネスコスクールそのものが持続可能になるように教育委員会として側面からの支援をお願いしたいと思います。これは要望です。続きまして、項目4のRCE北海道道央圏設立に対する江別市の行政上の対応についてでございますが、これは要望となります。RCE北海道道央圏は、北海道環境パートナーシップオフィスが精力的に設立を進めておりまして、その意味では、今回の設立準備会も含めて生活環境部が当初の窓口的な役割をしていたとお聞きしております。ESDの視点から環境、開発、人権、平和など、地球規模の課題に取り組むことを考えると、RCE道央圏が今後どのような課題設定をするかによって担当部局がまたがることも想定されます。その意味では、今回の答弁が企画政策部で行われましたので、今後の情報収集についてもこれまで以上に連携を図りながら行っていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。次の項目5につきましても要望にせざるを得ないという部分があります。このたびのRCE北海道道央圏の設立に当たり、ESD教育への江別市の考え方をさきの項目1と2で御答弁いただきました。その意味では、設立準備会での単なる情報収集だけではなくて、現在、金子教授が申請書の素案の策定を準備している段階でありますので、ほかの拠点で参加している自治体の状況、これは岡山市のように中心だけではなく、サブ、サポート的に参加している自治体も多々あります。この状況を把握するなどして、江別市の行政ができる範囲を含めた情報交換や意見交換も行っていただきたいと考えるところであります。さきに北海道新聞にも掲載されたエリアも江別市が含まれていることを考えると、現状、実態をきちんと把握した上での活用も考慮していただきたいですし、また今回の申請書段階では、やはり意見の部分がきちんとつながっていなかったのかなと思うのですが、北海道や札幌市、そういったところは今の江別市の答弁と同じような状況であったのですが、設立準備会のほうでは、江別市がもう既に公式に参加していただけるものだと勘違いしている部分がありました。やはり、そういった部分の意見がきちんと通るような形で進めていただきたいと考えますので、そこはよろしくお願いいたします。次に、件名2、RESASの活用の計画につきまして、項目2のほうで再質問させていただきます。今回の地域経済分析システムは、庁内でも利用できるIDを持てる人の数の制限があるとのことであります。必要に応じて庁内研修会を行うとのことでありますが、これはIDの取得によって利用できる職員に対するものなのか、それともシステムそのものの利用についてなのかお尋ねいたします。既に全庁的に周知して、総合戦略の策定に利用しているとの答弁でありましたので、まず研修が何を指すのかを確認いたします。さらに、より具体的な体制の面でも質問させていただきます。項目1の答弁で、庁内の施策の検討や取り組み等に有効に活用してまいりたいとのことでありましたが、このRESASを利用できる職員が各部局に必要であることにもなります。IDを持ち利用できる職員がその業務で使用するために各部局に適正な人数配置が必要と考えますし、人事異動におけるID所有者の移動も想定されます。この点でIDを有する職員とその配置のあり方についての考え方を答弁願います。

答弁 企画政策部長 山田宗親(企画政策部長は2015年6月まで)

私から角田議員の再質問に御答弁申し上げます。まず、地域経済分析システムの研修についての再質問でありますが、当該研修を開催する場合は、一般メニューと限定メニューにかかわりなく、おおむね課長職以下を対象としたデータを有効に活用するための研修について検討しております。次に、IDを有する職員とその配置のあり方についてでありますが、ID登録人数に上限がありますことから、必要な部署で利用できるよう企画政策部が全体的な調整を行うとともに、人事異動があった際には、必要に応じてID登録を抹消して、後任者に割り当てるなど適切に運用してまいります。以上でございます。

質問 角田一

御答弁ありがとうございました。限定メニューにある情報は企業間取引等の情報など、本当に取り扱いに注意しなければならない情報ですので、IDの管理だけではなくて目的外使用についてもきちんと注意して活用してください。よろしくお願いいたします。次に、項目4、オープンデータそのものについての部分でありますが、オープンデータの有効活用を図ることは以前にもその必要性を質問させていただきました。今回、RESASという国のオープンデータについても今後さらに公開されていくビックデータ、オープンデータがあります。このRESASのシステムを使いながらの医療介護等のほうも計画されているようであります。いかに分析をして、いかにその情報を生かすかが大切なことになると思いますし、また、今回の札幌学院大学のオープンデータに対する研究結果も同様の部分もあるかと思いますが、生かし得るための分析能力を向上させるための組織づくりや研修体制のシステム化をきちんと進めていただきたいと思います。要望になります。最後に、投票率向上につきまして、項目4になります。平成27年3月には総務省より投票環境の向上方策等に関する研究会中間報告が出されたところであります。詳細については述べませんが、やはり投票環境改善についてさまざまな方策案が出ております。先ほどの答弁で投票率を向上させるためには、有権者に対する政治意識を高める取り組みのほか、期日前投票所の増設など、有権者が投票しやすい環境について検討していく必要があると考えておりますとの御答弁でありました。これは、まずは中間報告に示された点も含めて、やはり、今後、有権者の高齢化も進む中あるいは公共のバスの状況、そういったことを含めて期日前投票所のあり方、投票所のあり方を、きちんと真剣に庁内で検討していただきたいと思います。これは予算措置も含めて要望いたします。以上で、質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。

出典:江別市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる