江別市議会 平成18年第4回定例会 2006年12月14日
(1)市長の政治姿勢について/(2)保育政策について/(3)生活保護行政について/(4)地域医療政策について/(5)いじめ問題への対応について/(6)特別支援教育について
2006年12月14日、江別市議会の一般質問で、高橋典子議員が「市長の政治姿勢について」「保育政策について」「生活保護行政について」「地域医療政策について」「いじめ問題への対応について」「特別支援教育について」について質問し、市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、助役 中川正志が答弁しました。
- 質問者
- 高橋典子 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、助役 中川正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋典子
通告に従い順次質問してまいります。まず初めに、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。12月議会を迎え、私たちの任期も後わずかとなってきました。この4年間の活動はどうだったのか、市民の負託に十分こたえられる活動ができたのか問われる時期でもあります。小川市長におかれましては、今の時点ではまだ次期の選挙への態度について公表されていないところではありますが、3期12年間と言えば一つの区切りとしてこれまでを振り返る適当な時期でもあると思いますので、どのように考えておられるかお伺いしたいと思います。まず、この12年間に多くの施設が建設されましたが、それらについてどのような評価をされているのか、また、それとともに市債を発行されましたが、そのことも併せてお伺いしたいと思います。誤解のないようにあらかじめ申し上げておきたいのは、私たち日本共産党は、いわゆる箱物と呼ばれる公共事業に対しやみくもに反対しているのではないこと、市民に必要とされているもの、市民の生活の豊かさにつながるもの、できれば地元の企業が受注できるような規模の工事であればなお良いと思いますし、議会に提案されたときには各々判断してきたところです。この12年間に行われた特に施設建設にかかわることでは、学校や児童センター、住区会館など必要性のはっきりしているものも数多くあります。一方で、この間建設あるいは購入し取得された施設の中には、果たしてそれだけの価値があったのだろうかと疑問に思うものもあります。いずれの施設も議会として認められてきたものであることは前提に置きつつも、問題、課題が指摘された施設はその後それを解消できるような活用がされているのか検証する意味でお聞きしたいと思います。例えば河川防災ステーションや旧ヒダれんが工場、旧林木育種場など当初から問題点など指摘されていた施設ですが、それらが目的に沿って十分に活用されているのか疑問に感じるところです。これらの施設についてどのように見ておられるのかお聞かせください。また、施設建設等に伴ってこの間大きく膨らんだ市債についてお伺いいたします。市長が就任された当時、平成6年度末には市債残高は286億円でしたが、その後年々金額が大きくなり、平成15年度末には482億円にまで達しました。その後ここ数年の間に積極的な償還が行われていますが、市長の任期中にこれだけ増えた市債について、今の時点でどのように見ておられるのかお伺いしたいと思います。次に、市の財政の使い方として、市民の福祉を守ることをどのように考えてこられたかお伺いしたいと思います。この間、市民は、財政が厳しいと聞かされ、市の行財政改革の下で、次々と市民サービスが後退・廃止されることに対し、我慢を強いられてきたのではないかと思えてなりません。当市では、長く市独自に高齢者に対する医療費助成制度を行ってきておりました。他の自治体にお住まいの方からも江別は福祉が進んでいると言われたものでした。この間のいわゆる社会保障の構造改革により国の制度が大きく変わったという背景もありますが、それにしても制度の変更に併せ、市の独自施策も改善し、市民の福祉を保障する施策体系を作り上げるのが自治体の果たすべき役割ではないでしょうか。乳幼児の医療費助成も、以前であれば市独自に国や道の水準を上回る制度がありました。福祉除雪サービスについても所得による区分が設けられ自己負担分が増えたり、さらに税制改革により、収入は増えなくても税負担が増えた分、制度の対象から外される方が出ています。市の財政を守ること自体は必要なことですが、市民の福祉水準が後退することで市民の生活にどのような影響が出るのか、実態をよく見て必要な手立てを取ることが求められるのではないでしょうか。市民の目から見れば、いわゆる箱物は随分増えたけれど、生活は苦しくなったと言われるのではないでしょうか。この間の福祉の後退について、市民の生活への影響についてどのようにお感じになっているのか、また、自治体として担わなければならないものをどのようにお考えなのか、お伺いいたします。次に、保育政策についてお伺いいたします。市立みどり保育園民営化の問題は、この定例会に関連する補正予算の議案が提出されておりますが、これまで議会で度々取り上げられたように、保護者の理解が得られないまま強引に進められようとしています。市長が市政運営において重要視されている市民協働は、市民と共に歩む姿勢が根本にあるべきですし、重要な政策の提案については、企画立案段階から市民に情報を提供し、市民参加の下で練り上げられるべきではないでしょうか。そうした作業を通じて、行政と市民が市政について共に理解を深めながら協力し合って、より良いまちづくりへと進んでいくものだと考えるところです。いずれにしろ、今問題になっているみどり保育園は、保護者との関係を悪化させたまま手続を進めようとしている点で大きな問題を持っています。あかしや保育園の民営化の際、保護者から様々な苦情が寄せられたのも、民営化を実施する際、反対の声を押し切って進めたために保護者の不満が残り、感情的な問題もあいまって余計に問題が噴出した面もあったのではないでしょうか。今、市が行っていることは、あかしや保育園民営化の際の問題を教訓にするどころか、過去のいきさつを知っていて行っている点において、よりたちが悪いと言わざるを得ません。さらに、広報12月号に1ページを割いて、みどり保育園公設民営化と大きな見出しで書かれています。平成19年4月1日予定との記述もあるし、文章の主なものは基本方針の説明でありますが、これを見たら多くの市民は民営化が決定したかのように思うでしょう。今、議会で補正予算を審議している途中であるのに、11月末からこのような見出しを打ち出すのはいかがなものかと思います。特に配慮に欠けていると思うのは、みどり保育園の保護者との関係についてです。一日も早く関係を修復しなければならないはずなのに、神経を逆なでするようなやり方はすべきでないと思います。このままの状態で進めていくと、合同保育(引継ぎ保育)に入るところから混乱するのではないかと心配ですが、そのことについてどのようにお考えなのか、保護者の理解を得られるような策でもお持ちなのか、お聞かせいただきたいと思います。次に、保育の質ということについてお伺いしたいと思います。この間の説明でも市側は、保護者の意見や要望を取り入れながら現在の保育内容を継承する、さらには充実を図るとさえ言われています。どのような内容を想定してこのような説明をされているのか分かりませんが、保育の質の維持・向上というのはどのようにして図ることができるとお思いなのでしょうか。分かりやすい指標としては、サービスメニューでの比較がありますが、それだけでは保育の実態まで見ることはできません。大切なのは、園児一人ひとりの成長段階を把握し伸ばしていくために適切な働き掛けがされているのか、子供たちが保育園で心地よく過ごすことができているのか、保護者も含め信頼関係がつくられ必要な情報やアドバイスなども提供されているか、また保育士が経験を蓄積しながら学び専門性を高めていける労働環境が保障されているかなど、子供を中心に据えて考えられなければならないはずです。民営化により保育の質は落ちないと言うのであれば、それを検証するための指標を示すべきではないでしょうか。本来であれば、江別の保育について協議する最初の段階で丁寧にこうしたことについて話し合い、保護者と共に江別の保育についての基準作り、望むべき姿をつくり上げていく作業が必要だったのではないでしょうか。それがあれば、仮に民営化の問題が出たとしても、保育の内容、質の問題について市民も行政も共通のものを持って話し合うことができると思います。この江別の保育の望むべき姿というのは、市の直営の保育園だけの問題ではなく、民間の保育園も含めて、江別の子供たちに保障する保育について考える視点に立つものであり、公営、民間それぞれの保護者や保育士も交えて共に考えていくべきことであると思います。みどり保育園の問題については今は触れないでおきますが、今後の保育行政に当たってもそのような取り組みが今からでも必要ではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。また、民営化により保育に何らかの影響が出たかどうかを検証する方法について、明確に示すべきではないでしょうか。この間の厚生常任委員会への報告を聞いていても、何が問題なのか、どんなところが良くなったのか、真剣に検証されたのか分からないような報告しかされていないのではないでしょうか。具体的にどういう点をチェックしたのか、だれが見ても分かる説明が必要です。まだまだ不十分ではあるにしろ、当市では事務事業評価を行っているのですから、せめてそういう手法も参考にしながら市民に説明する方法をつくり上げるべきではないでしょうか。まず、あかしや保育園で行ってみて、その結果として実態を適切に評価することができれば、保育の質について責任を持って説明できることになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。見解をお聞かせください。次に、生活保護行政に関してお伺いいたします。この間の国の経済政策の下で、不安定雇用が増え、十分な賃金が保障されない、あるいは就労できない方たちが増大し、社会問題になっています。厚生労働省の発表によると、生活保護世帯は、昨年度の1か月平均の世帯数が104万世帯を超えたとのことであり、過去最多を記録しています。一方で、費用を削減するために、老齢加算の廃止に続いて、来年度からは母子加算も段階的に廃止されようとしており、最低生活費の水準自体が引き下げられる方向に向かっています。また、道内も含め、各地で申請の受付が適切になされず、餓死や自殺など痛ましい事件が起こっています。当市では、保護の申請に対し正しく対応されるよう強く認識していただきたいことをまず申し上げておきたいと思います。このたびの質問では、まず、昨年から始まった自立支援プログラムについてお伺いしたいと思います。これは、厚生労働省が、被保護者の抱える問題の複雑化と被保護者の増加により、十分な支援が行えない状態となっているとし、就労による経済的自立のためのプログラムである就労自立支援と日常生活自立支援、社会生活自立支援を用意するものとのことです。同時に厚生労働省は、求職活動などのプログラムを作成させ、それに従わない場合は指導・指示による生活保護の停止や廃止を考慮するとされていたことから、生活保護制度の改悪との見方もあります。往々にして、保護の廃止イコール自立という考え方が散見されること自体、社会福祉の理念から外れていると思いますし、人権に対する感覚が疑われるのではないかと思います。いずれにしろ、自立支援プログラムが実施される際、本人の意向を尊重しながら適切な支援が得られるのであれば、それは否定するものではありません。ただ、この厳しい経済状態が続く道内で、どの程度の効果を上げられるのか、難しいこともあると思います。当市でも、自立支援プログラムの対象となる方がいらっしゃったとお聞きするところですが、適切に行われているのか、また、どのような結果が得られているのか、お聞かせいただきたいと思います。次に、日常の業務の中でのいわゆる自立助長のための指導や指示についてお伺いいたします。ある自治体の職員がお話しされた中で、福祉事務所のケースワーカーに年齢の若い職員ばかりを充てているために、十分意思疎通ができずにトラブルになるケースが見られると言われておりました。人事担当においてよく考慮しそれぞれの部署に職員が配置されているはずですし、この江別においてはそういった配慮が適切に行われているのかと、そういうふうに信じたいところですが、今後、団塊の世代の職員の退職に伴い、職員全体の平均年齢も低下するでしょうし、それに伴って比較的若い職員が保護課のケースワーカーに就くことも考えられます。また、新規に採用される職員は優秀な方が多いとも伺っています。そんな中で心配なのは、保護世帯の方に接する際、置かれている環境やそれまでの経緯を理解し、お話しすることがどのように理解していただけるのかということまで配慮しながら、指導や指示を正しく伝えられるかということです。先ほど厚生労働省の説明の引用で、被保護者の抱える問題の複雑化ということがありましたが、私が相談を受けた中にも、精神的に不安定だったり、家族関係で困難を抱えていたりといろいろなお話を伺います。問題を整理するのに相当の時間を掛けなければならないこともあります。ケースワーカーは専門に仕事をされているのですから、そうした配慮もしながら指導に当たられていると思いますが、ときとして保護を打ち切ると言われたとか、自立しろと一方的に言われるがどうしたらいいかなどといった相談を受けることがあります。説明が不十分だったための誤解であり、順序よく説明すれば理解できることが多いのですが、中には強く不安を感じて動揺されている方もいらっしゃいます。今後ますます指導の際の説明に配慮が必要になってくると思いますし、理解が進むよう丁寧に説明することは被保護者の生活を立て直すためにも必要であると思います。どのように生活保護にかかわる業務が行われているのか、お聞かせいただきたいと思います。次に、地域医療にかかわることについてお伺いいたします。私は、昨年の第3回定例会で行った一般質問の中で、総合的な医療政策について担当する組織を市長部局内に置く必要があるのではないかと指摘させていただいております。そのときの市長のご答弁では、5次総計に基づいて健康福祉部と市立病院のそれぞれの担当部局で事業を行っており、部局横断的なものについては施策マネジャーを中心に連携しながらやっているということでした。恐らくそれで十分機能しているという認識でおられたのだと思いますが、その後当市で起きている市立病院の医師退職の問題、あるいは全道、全国で問題になっている勤務医不足の問題などの下で、やはりこれまでの行政の対応では乗り切っていけないのではないかとの思いを強く感じています。先だって行われた平成17年度決算の審査の際、保健センター内に地域医療を担当する参事職が置かれたことについてお聞きしたところ、この参事を中心に地域医療について対応していかれると説明がありました。強い決意は感じられたのですが、この間は夜間急病センターに関する業務で精一杯だったと思います。一定の期間がたてば仕事は落ち着くと思いますが、それにしても地域医療全体について対応していくには、これだけの体制では難しいのではないかと考えるところです。市立病院の内科医師の補充については少しずつ動きはあるようですが、それにしても今後も市内開業医や民間病院との連携があらゆる場で必要でしょうし、これまで以上に関係を強化していく必要があると考えます。また、近隣自治体との関係、特に札幌市との協力や道とのかかわりにおいても、全体を掌握しながら対応できる専門の組織が必要なのではないでしょうか。組織的な位置付けや体制の整備について早急に検討し形作るべきであると考えますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。また、そうした取り組みの下で、保健・福祉・介護等との関係も踏まえた総合的な市の医療政策を持つ必要があるのではないでしょうか。国の政策が次々と変化する中で、数年先さえ想定することは難しいかもしれませんが、それでも当市の特徴を把握し、何が必要なのか、市内や近隣にどのような施設がありサービスが整えられているのかなど、大きな視点で関連する分野をとらえることが必要ではないでしょうか。少々古い資料で恐縮ですが、私の手元に平成13年の御調町における保健福祉活動という150ページほどの資料があります。作成は御調町保健福祉センター・公立みつぎ総合病院とあります。実は御調町は平成17年に尾道市と合併しているのですが、平成13年の時点で公立の総合病院の医療活動、保健福祉センターの保健福祉活動、在宅ケアや在宅介護、地域包括ケアシステム、国保事業などを網羅した資料を作り上げているのです。現地を視察したわけではありませんし、人口規模にも違いはありますが、こうした視点での取り組みには学ぶべきものがあると思います。このたびの市立病院を巡る問題では、改めて行政の役割と責任について私自身認識を新たにしましたし、今後、市民とも力を合わせ、知恵も借り、理解を得ながら江別なりの政策づくりに取り組むことは、大きな成果となって現れてくるのではないかと期待するところです。もしこうしたことが可能になれば、協働のまちづくりということについて市民の意識にも変化が現れるのではないでしょうか。是非ご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。次に、いわゆるいじめ問題に関してお伺いいたします。まず、市の教育委員会と各学校との連携や信頼関係の構築という視点からお伺いいたします。当市では教育委員会により、いじめの問題を中心としたアンケート、心のダイレクト・メール事業が行われたところです。この事業自体は、教育委員会にとっては市内の小中学校全体の実態についてより正確に把握しようとするものであり、児童生徒や保護者にとっては、思いを伝えることのできるチャンネルが一つ増えたととらえられているのではないかと考えるところです。こうした機会がいろいろと用意されていることは決して悪いことだとは思っていません。ただ、この取り組みについて、現場の教師から懸念の声が出ていることは見過ごせないことと思います。アンケートの記入が各家庭において行われ、学校を通さずに直接教育委員会に返送される方法を取っており、教師のかかわる場面は非常に限定されております。そのことから、アンケートの結果が学校評価や教員評価として利用されるのではないかときぐする声があります。そうした心配がきゆうに終わればいいのですが、この間、あらゆる職場で評価制度が取り入れられ、教育の分野においても徐々にその影響が出てきています。この間の報道でも問題になっているとおり、他県でいじめの実態が報告されなかった問題は、評価が重圧となっていたことに大きく起因していると考えられています。また、教育基本法問題について、今、国会の行方が非常に心配なところですが、この問題の一つとして取り上げられている教育振興基本計画により評価システムが本格実施されると、これまでにも増して管理主義的な教育行政が行われ、我が国の教育を更にゆがめてしまうのではないかとのおそれが現実のものとなりつつあります。教育基本法改悪の問題と、それを先取りしたかのような教育行政があちこちで現れている下で、今、教師たちが警戒心を強く持ち、今回のようにこれまでと違った取り組みが行われる際、その裏に何かあるのではないかと考えてしまうのは当然かと思います。言うまでもなく、いじめ問題への取り組みは、学校・地域・家庭とあらゆる立場からの協力が不可欠でありますし、特に学校は毎日子供たちが集まる場として重要なものであり、直接子供たちと向かい合う教師が大きな役割を果たすことになります。その教師たちの理解を得て信頼関係を構築することが不可欠であり、それが前提にあって初めていじめ問題に本腰を入れて取り組むことができるものと考えますが、いかがでしょうか。もし今回の取り組みの中で、それぞれの教師の理解を得るに当たって不十分な点があったのだとしたら、早急に問題の解決に当たらなければならないと思います。また、決していじめの問題を評価の道具として利用しないと明確にしておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。次に、スクールカウンセラー等の活用に関してお伺いいたします。このたびの心のダイレクト・メール事業についての所管常任委員会への報告で触れられたことと重なってしまう部分もありますが、通告どおりに質問いたしますのでよろしくお願いいたします。当市では以前よりスクールカウンセラーや心の教室相談員などが配置されており、市内の関係者の中には定着してきているのではないかと考えるところです。この方たちは日常の仕事として子供たちの様子をよく知っており、特にカウンセラーは、この年代の子供たちの心理についても高い専門性を持っておられる方たちです。しかも、これまでの経験から当市の子供たちの様子はある程度把握されていることと思います。いじめの問題に限りませんが、こうした方たちの協力を得ながら問題の解決に当たることは大変重要なことだと思います。他の自治体では、職務上の位置付けから、教師との連携がスムーズに行われなかったり、活動に制約があったりと、十分生かし切れていない例もあると伺います。当市ではこれらの専門家の方たちと学校側がうまく連携が取れているのか、お伺いしたいと思います。また、教育関係者が子供の心理への理解を深めるために力を貸していただくことも考えられるかと思いますが、当市においてどのように対応されているかお聞かせください。最後に、特別支援教育についてお伺いいたします。いよいよ新年度から本格的にスタートする特別支援教育は、これまで障がいを持つ子に対する教育、いわゆる特殊教育の対象になっていなかった学習障がい(LD)や注意欠陥・多動性障がい(ADHD)、また高機能自閉症などの子に対して必要な支援が用意されるとの期待と同時に、これまで我が国の特殊教育の中で培われてきた高い専門性を持つ障がい児を対象とする学校や学級がなし崩し的に解体され、十分な教育が保障されなくなるのではとの不安の声が寄せられていました。伺ったところでは、これまでの特殊学級等は実質的に維持されていくとのことで、名称が特別支援学級に変わるだけと聞きました。障がいを持つ子の保護者の方たちが心配されていたことについてはとりあえずは大丈夫だと理解したところでしたが、一方で、LDやADHD等の子たちに対する教育への課題は残されています。これまで十分な理解が得られずに、手の掛かる子だとか変わっている子、落ち着きがないなどと言われ、その特性が理解されずに、担任の先生も児童生徒本人も、そして保護者も苦労されてきたこともありました。特別支援教育が行われることで、その子にどう接すればスムーズにコミュニケーションが取れるのか、授業の進め方や教材をどのように工夫すれば理解しやすいのかなど、一人ひとりの特性や個性、個別のニーズに合わせた教育への期待にこたえられるものが提供されるのでしょうか。これまで通常の学級に在籍している子供たちのうち、特別支援教育の対象となる子と保護者の理解は進んでいるのでしょうか。文部科学省によると、特別支援教育の対象となる子は、全児童生徒の6%程度になると推計されているそうです。そのほとんどの子が通常の学級で学んでいるのです。これまでにLDやADHDなどの診断を受けている子もいればそうでない子もいると思います。決してレッテルを張るような形であってはならないと思うと同時に、正しい理解の下に必要な教育が提供されるよう進めていかなければならないと思いますし、そのための体制が十分であるのかとの心配もあります。必要な教員の加配がなければ、これまでそれぞれの教師の努力に任されていた状態がそのまま継続されるだけで終わるのではないかとの懸念もあります。もう目の前に迫っていることですが、特別支援教育に対応できる教員の配置はどのようになっているのでしょうか。また、保護者と教師、学校等との間で調整役を果たす特別支援教育コーディネーターの配置は適切に行われているのでしょうか。ときには気持ちの擦れ違いを修復しながら、その子にとって最善の方向を導き出すことが求められ、高い専門性とその仕事に専念できる時間的な保障、ゆとりを持った体制の保障が必要なのではないかと思われます。現時点においてどこまで進んでいるのかお聞かせください。また、当市には子ども発達支援センターがあり、障がい児の療育が行われています。ここでの経験や情報は、特別支援教育に取り組まれる教師にとって大きな支えともなり得るのではないでしょうか。その他の専門機関も含めて、広くネットワークをつくることは重要です。日常的にも支援が得られるように、江別市の実態に合わせた体制が組まれることでより良い教育が保障されると思いますが、どのように取り組まれているのかお聞かせいただきたいと思います。以上で1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
高橋議員の一般質問に順次ご答弁を申し上げます。最初に、市政の検証についてでありますが、私が市民の皆様から信任を得て市長の重責を担ってから、早3期12年が経過しようとしております。この間、建設又は取得した主な施設について、その利用状況や効果などをどのように評価しているかと、こういうご質問でありますが、子供たちの可能性を伸ばす小学校や児童センターの建設、市民生活に密着した住区会館やパークゴルフ場の整備などを計画的に行ってまいりました。また、文化のさらなる振興を図るため要望の強かった市民文化ホールを建設したほか、高度化した医療ニーズにこたえるため市立病院を建替えするとともに、老朽化した給食センターの整備を行い、安全・安心のまちづくりを進めるため河川防災ステーションの建設を行うなど、江別市に住んで良かったと思っていただけるよう、都市としての基盤整備を着実に進めてまいりました。一方、江別市としての固有の景観や江別らしさを守り、将来の世代へ引き継ぐため、旧林木育種場や旧ヒダれんが工場、旧岡田倉庫などを取得いたしました。ご質問にありますこの施設について具体的な利用状況等を申し上げますと、河川防災ステーションは、洪水時の円滑な水防や復旧活動を行う拠点としての防災機能を重点に整備したものでありますが、平常時の有効利用として、石狩川の歴史など河川情報の提供や防災意識の啓発とともに、多くの方々に親しんでいただくような活用についても積極的に取り組んでおります。平成17年度の利用者は約2万8,000人でありましたが、今年度は11月末で既に3万人を超えている状況にあります。次に、旧ヒダれんが工場は、一部構造補強・改修工事の後、NPOによる姉妹都市グレシャムのアンテナショップを開設しておりますが、毎年度、約1万人が利用している状況にあります。落ち着いた雰囲気の中、憩いの場として多くの方が利用しているものであります。また、旧林木育種場でありますが、登録文化財の指定を受け、保存しながらの活用として、一部改修を経て、地元自治会等の会議室としての使用や、埋蔵文化財の整理業務室として活用しているほか、野幌森林公園を散策する方や冬期間の歩くスキーの休憩の場などの利用も期待されております。申し上げました2施設については、このほか、歴史的な建物の景観や江別らしさを映すものとして、映画や写真の撮影場所として、ご使用いただいた事例もございます。いずれにいたしましても、これら施設については、市民の皆様に多くのご利用をいただき、それぞれに満足いただける機能を発揮しているものと考えております。次に、市債残高の増加に対する評価についてでありますが、市長就任以来、市の総合計画に基づいて、まちの活性化あるいは活力あるまちづくりを目指し、各種の事業を実施してまいりました。とりわけ、道路や公園といった都市基盤の整備や、市民生活に密着した各種の事業展開を図ったものと認識いたしております。前段申し上げました施設以外にも、市営住宅の建替えやごみ処理施設の移転新設等の事業を実施してまいりましたが、これら事業の実施に当たりましては、現役世代だけではなく将来世代もその恩恵に浴することから、世代間での負担の公平化を図るため、その財源の一部として地方債を充ててきたものであります。また、地方債には、通常の事業分のほかに、国の経済対策による臨時的な財源対策に基づき発行したものや、恒久的減税への対応、さらに近年では、交付税改革の柱として、地方の財源不足を補うためのいわゆる赤字地方債の発行も含まれており、結果として地方債残高を引き上げる大きな要因ともなっていると感じておりますが、この地方債残高も平成15年度のごみ処理施設の完成時においてはピークに達しましたが、投資的事業の実施状況などから地方債の発行及び残高も着実に減少しております。議員ご指摘のように、就任当時に比較しますと地方債の残高が増えておりますが、市民の皆様や議員各位にご審議いただき、市総合計画の着実な推進を図る中で各種の事業を実施し、市民サービスの向上に大きく寄与したものと認識をいたしております。次に、福祉施策への影響についてでありますが、国や地方自治体が相互扶助の機能を果たすことの必要性から制度化された社会保障制度が、今日の少子高齢化という急激な人口構成や社会構造の変化に伴い、持続可能な制度への改革や見直しが様々な分野で行われているのは、ご承知のとおりであります。このことは、市の福祉施策はもとより、ひいては市民生活上に影響を及ぼしていることは認識しておりますが、しかしながら、この影響するところを市の施策等ですべてを賄うことは大変困難なことと考えております。少子高齢化社会の中にあって、社会保障に係るニーズは多様化・複雑化してきております。20歳代あるいは30歳代のいわゆる若年世代は、育児支援や雇用の確保、失業対策等、家族全般にわたっての福祉施策を求めており、60歳代以上になりますと、年金等の所得保障や医療、介護といった自身の福祉施策を望む傾向が見られるところであります。市としては、このようなことを念頭に、増大し多様化する福祉ニーズにこたえるため、事務事業の見直しによる評価や施策優先度等を考慮する中で、ホームヘルパーやケアマネジャー等福祉マンパワーの育成や、教育・子育て支援、介護予防、健康づくり等に重点を置いた総合的な取り組みを行ってきているところでありますが、そのように重点化や優先度を考慮する中で、福祉関連予算は限りなく毎年増加している状況にございます。このような中で今後は、社会保障制度に限らず、政策全般にわたって国と地方の役割分担や連携・協力体制が求められ、地方自治体の自主性・裁量権、決定権等が拡大する動きが広がっている中で、従来にも増して地方の責任が問われ、限りある資源を効率的、重点的にいかに運用していくかが大きな課題、命題となっていくものと考えております。次に、保育政策についてご答弁申し上げます。市立保育園の民営化については、昨年6月から保護者との意見交換会や協議の中で、共通の理解を得るための努力をしてきたところであります。また、社会福祉審議会の答申を踏まえて、みどり保育園公設民営化に係る基本方針を策定し、協議をお願いしてきたところであります。しかし保護者側は、民営化基本方針自体を認めておらず、同意できないという姿勢でありまして、同意に至っていない状況にあります。このような中、市としては、今後、1月からの委託前の引継ぎ保育の実施に向け準備を進めているところでありますが、1年程度の引継ぎ保育の実施が必要でありますことから、保護者の理解を深めるための努力を今後も続けてまいりたいと考えております。次に、保育の質についてのご質問でありますが、市内で民間の運営する保育園では、全体の半数を超える児童を受け入れており、一時保育や延長保育などの多様な保育ニーズにこたえながら特色ある保育を実践し、保護者から高い評価を得ているところであります。このように各保育園ではそれぞれが特色を生かしながら保育園経営を行っておりますことから、新たな保育についての基準づくりは現時点では考えていないものでありますが、今後も保護者へ保育内容等についての情報提供を更に進めてまいります。なお、各保育園では、保護者との懇談会やアンケート等により意見や要望を受け、運営に反映しているところでもあります。次に、民営化による影響の検証方法については、委託後においても保護者、委託事業者及び市とで三者協議の場を設置し、定期的な協議の場としてまいりたいと考えておりますし、また、市が実施する福祉サービスの第三者評価の受審を義務付けて、委託事業者の評価を行うとともに、保護者に公開するなど検証を進めてまいりたいと考えております。また、あかしや保育園につきましては、委託後8年を経過し、市民的な理解の下、保護者からも評価を受けていると考えております。いずれにいたしましても、市の責任の下、保護者の理解を得るよう努めながら、みどり保育園の公設民営化を進めてまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。次に、地域医療政策についてご答弁申し上げます。まず、地域医療政策を担当する所管部局の体制へのご質問でありますが、市長部局における医療に関する業務の担当は健康福祉部となっておりまして、その専掌課は保健センターが所管することになっております。具体的には、江別医師会や各医療機関、保健所や消防などとの連携や調整等の対応、また江別市全体の医療のあるべき姿など地域医療の方向性について、医師会との定例的な地域医療懇談会の開催などを担当してきたところであります。しかし、市立病院の問題を含め、一次・二次医療や救急医療、近隣との連携など、今後の行政として医療政策にかかわる体制を充実させる必要があるものと判断し、本年7月1日付けにて地域医療担当の課長職として保健センターに参事を配置したところでありますが、さらに機能的な体制の在り方について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、医療にかかわる総合的な政策をとのご質問でありますが、ご承知のとおり、地域医療に関しましては、医師の確保をはじめとする医育大学との連携、北海道保健医療福祉計画に基づく札幌第二次保健医療福祉圏域とのかかわり、救急医療、市内における病病・病診連携と機能分担など多くの課題が山積しております。また、国の医療動向や少子高齢化の進展に伴い、今後とも在宅介護における訪問医療、掛かり付け医、ターミナルケアなど保健・医療・福祉の全般にわたって医療環境も大きな変革が予想されます。このため、市民や医療関係者、学識経験者などから広く意見を伺いながら、安心と信頼の医療の確保に向けて、総合的な政策を展開していく必要があるものと考えております。いずれにいたしましても、非常に難しい課題でもありますことから、今後とも医師会や保健所、近隣市など関係機関とも十分連携を図りながら研究課題として検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかのご質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってご答弁を申し上げます。
答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)
私から生活保護行政についてご答弁を申し上げます。最初の生活保護に関する自立支援プログラムの実態と成果についてのご質問でありますが、江別市におきましては、2種類のプログラムを策定しております。その一つ目は就労支援プログラムでありまして、平成17年度から国が生活保護専門のコーディネーターを全国の主な職業安定所に配置し、経済的な自立を目標にしております。江別市の管轄は札幌東公共職業安定所でありまして、職業安定所と保護課の三者で連携して実施しております。就労意欲のある方を保護課で選定・推薦し、職業安定所から履歴書の書き方や面接方法等の具体的な指導を受け、本人の適性等を十分把握し、早期就労を目指すものであります。その成果につきましては、昨年末から現在まで13名の方を推薦いたしまして、4名が就労を開始し、うち2名が保護廃止となっております。現在、1人のコーディネーターの方が札幌4区と4市、1支庁を担当しております。そのため推薦人数が限られ、今後、国の方のコーディネーター増員が望まれるところであります。二つ目のプログラムは、各福祉事務所が独自に策定するもので、江別市におきましては、保護を受給する母子世帯の構成割合が高いことに着目し、母子世帯自立支援プログラムを策定しております。このプログラムは本年10月からの実施でありまして、母子世帯の世帯状況を類型化し、養育支援、就労支援、生活支援の三つを柱にして、経済的自立のみならず、その世帯の抱える深刻な問題点等を解消するため組織的に支援するものであります。現在、養育支援3世帯、就労支援4世帯、生活支援1世帯について支援を行っているところであります。これらのプログラムは、本人の同意を大前提としていることから、強制的に行うことはできないものであり、プログラムに参加しないという理由での停・廃止はあり得ないことでありますので、ご理解を願います。次に、自立助長の指導・指示についてのご質問でありますが、日ごろから被保護者の方への総体的な指導・指示につきましては、個々の実態に即して適正に実施しているところであります。自立助長につきましては、自立阻害要因の軽減あるいは解消するための援助と、自立のための被保護者の努力を指導援助することを主な目的とするものであります。単に早急に保護を廃止することだけを目的としたものではありません。したがいまして、自立助長の指導・指示について正しく理解されるためには、機械的、一方的に行うことなく、ふだんからの家庭訪問等を通じ、被保護者の方とケースワーカーとの信頼関係を築くことが最も重要なことであると考えております。また、お話にありましたように、最近の傾向としまして、各世帯の抱える問題は非常に多様化・複雑化してまいりまして、担当ケースワーカーだけでは対応が困難な場合も少なくありません。このような処遇困難ケースにおきましては、その都度、ケース診断会議を開催し、組織的に対応することといたしております。今後も、必要な方に必要な保護が行われるよう適正実施に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上であります。
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
私からいじめ問題への対応につきましてご答弁申し上げます。初めに、心のダイレクト・メール事業の実施に際しての学校現場と信頼関係に基づく連携についてでありますが、本事業の実施の背景といたしましては、平成17年度に人間尊重教育推進事業の一環として、校長会、教頭会、教職員、江教研等で構成するプロジェクト・チームにおいて、今の時代に対応するアンケートの開発、これに取り組んできた経緯がございまして、これらを基にして手を加え、今回のアンケートになったものでございます。いずれにいたしましても、子供たちに深刻で陰湿ないじめ問題を解決するためには、市教委と学校がそれぞれ役割を明確にした上で、双方が連携し信頼関係に立って子供の問題解決に当たってまいりたいと思っておりますので、まずはご理解いただきたいと存じます。なお、このことが議員ご指摘のように学校評価や教員評価について考えるものではございません。私の手持ちの答弁はこれで終わっているんですけれども、恐らくこれでは2質がくるだろうと思って、付け足して申し上げます。学校評価、教員評価について私は毛頭考えておりませんが、なぜかと申しますと、子供を優先しようと思えば、教師あるいは学校は、いじめの事実を率直に公表して、問題解決に向かう方にむしろ力を入れていくべきだろうと、まず一点考えております。したがって、子供のことを抜きに、学校や教師自身のメンツを例えば考えたり、いじめの数が少ないことで学校の評価を上げようとか、教師個々の人事考課の数値を上げることを考えたとか、そういうことを考えればそれは本末転倒だろうと思います。この事業に当たっては、教師にとっては教職に携わる使命感、これを持って事に当たってほしいと考えておりますし、学校にあっては、学校は子供たちのためにあるんだと、そういう認識を改めて持っていただきたいと思っておりますので、先ほど申し上げましたように、このことは学校評価、教員評価につながるものではないということをご理解いただきたいと存じます。次に、スクールカウンセラー等の市の人材を有効に活用できているのかというご質問でございますが、現在、いじめなどに関する相談体制といたしましては、お話のございましたスクールカウンセラーが3名で小中学校10校を巡回相談しておりますほか、心の教室相談員が13名で小中学校19校を巡回相談しております。また、少年指導センターの専任指導員3名が、いじめ問題等の電話相談を、さらには臨床心理士による教育相談を青年センター等で定期的に開催しております。これら相談体制の状況といたしましては、相談日とか巡回相談時において、児童生徒・保護者の相談のほか、教職員等との相談連携にも努めております。また、事案の内容によりスクールカウンセラー等の専門的な方々の直接的支援が必要な事案につきましては、少年指導センターが中心となり、学校、家庭と相互連携する中で対応してきておりますので、ご理解いただきたいと存じます。いじめ等スクールカウンセラーについては、以上でございます。次に、特別支援教育についてご答弁申し上げます。準備状況と人的配置についてでございますが、人的配置については、平成18年4月より市教委に特別支援教育コーディネーターを配置して、市内小中学校への指導・助言等に当たっているところでございます。各学校においても校内委員会の設置をしたり、コーディネーターの指名を既に終えております。特別支援教育のための教員の配置につきましては、現時点では全く不透明でございます。したがって、今後、例えば北海道都市教育委員会連絡協議会をはじめとして、各種団体にそれぞれ何とか先生方を増やしてほしいという、そういう加配措置の要望を行ってきているところでございます。今後とも引き続き道教委等に要望をしてまいりたいと思っております。次に、平成19年4月に向けての準備といたしまして、市教委としては、本年6月に校長に対する研修、7月と9月にはコーディネーターの教諭に対する研修を実施したほか、その他の教諭等に対する研修会も7月下旬に開催しておりまして、その際には300人ほどの先生方が集まっております。また、特殊学級等のお子さんを持つ保護者の方々への説明や意見の交換会も行ってきているところでございます。今後は、12月下旬に教員研修会、来年1月中旬にはすべての小中学校等の保護者を対象とした研修会も予定しております。さらに小中学校においても、市の内外から先生方を招き、学校単位で研修会を実施しているところでございます。次に、関係機関との連携状況でありますが、現在は子ども発達支援センターや盲学校、養護学校などとの定期的な情報交換など、地域連携の枠組みづくりに向けた検討を行っているほかに、学校においては、石狩教育局管内専門家チームの巡回相談を活用したり、LD等の児童生徒に対する指導方法の工夫・改善にも取り組んでいるところでございます。今後は、医師や学識経験者を含む特別支援教育を推進するための協議会とか、専門知識や経験を有する者を中心とした相談チームの体制づくりなど、より一層特別支援教育の充実を図る予定でございます。いずれにいたしましても、特別支援教育は、当該児童生徒の教育的ニーズに応じた適切な支援が行われるように、私ども市教委、学校が保護者の方々のご理解、ご協力を得ながら取り組んでいくもので、道教委や養護学校等の関係機関とも更に連携を深めながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
再質問 高橋典子
2回目の質問をさせていただきます。特に、保育政策にかかわってのご答弁を伺いましたけれども、私の言わんとするところが理解されていない、あるいは私が心配していることが理解されていないと思いましたので、2回目の質問とさせていただきます。引継ぎ保育に関してですが、結局のところ保護者の同意を得られないままでも引継ぎ保育を強行していくという、そういうご答弁だと伺いました。子供たちにとって何がまずいのか、どういうことがいけないのかということで言えば、保護者の方たちが納得していない、あるいは感情的に悪い状態のままそういった引継ぎ保育に入っていくことです。保護者の方たちがどんな状態でいるかということは、それは小さなお子さんほど敏感に感じ取ります。そういうことが保育にも影響してくるのではないか、そういうことが懸念されるわけです。こういうことが分かっていれば、保護者の理解なしに、保護者の理解を得ないままに引継ぎ保育に突入していく、そういうことはできないはずだと思います。こうした点について慎重に考えるべきだと思いますし、保護者との関係をどのようにしていいものにしていくのか、そういったことにまず意を尽くすべきではないでしょうか。このまま引継ぎ保育が実施されると混乱を招くと私は考えるんですけれども、そういうことについてどのようにお考えでしょうか。しかもこうしたやり方、合意、同意を得ないまま事を運ぶ、こういったやり方が通るのであれば、今後、他の園までなし崩し的に民営化が次々と進められるのではないか。他の園の保護者の中にはやはりそういうことを心配する声もあります。こういったこともありますので、是非まずこの保護者の理解ということについて改めて市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。次に、保育の質の問題について伺いたいと思います。ご答弁では、約半数の子が民間の保育園に預けられている、市民がそれを認めて預けているのだからということですが、それで良しとするのでは説明になっていないのではないかと思います。より良い保育を目指そうとする意欲も感じられないというふうに聞こえました。私が申し上げたいのは、一つひとつ、例えば保育メニューですとか、そういったことでの基準作りという、そういう狭い範囲でとらえるのではなく、先ほどの質問でも言ったように、まず江別の保育のあるべき姿について保育にかかわる方たちで話合いを持っていく、保育ということについて話合いを深めていく、そういう取り組みこそが重要じゃないかということを申し上げたいんです。一つひとつ具体的な尺度や評価基準を持つこと自体が目的ではなく、やはり子供の発達についての考え方、あるいは保育においてどんなことが大切なのか、保育士の資質の向上のためにどんな環境整備が必要か、どんな保育士であってほしいと願うのか、こういうことについて、民間、公立、そういう立場を越えて、そしてまた保護者も保育士も共に考え意見を交換していく、そういう場を設けることが江別の保育の水準全体を引き上げることに有用ではないかというふうに考えるわけです。そういう場を持つこと自体に意義があると思いますし、その中で何らかの結論と言いますか、江別の保育にはこういうことを望みたい、そういうものがつくり上げられたら、それこそ民間であれ公立であれ、保育を行っていく上で、保護者との信頼関係の下に保育を行うことができるでしょうし、そういう下で保育される子供たちにとってもより良い成長が期待できるのではないかと思います。そうした視点で、江別の保育の向上を期するという点でこうした問題について取り組むべきだと思いますし、民営化うんぬんじゃないんですけれども、やはりまず民間であれ公立であれ良い保育が行われることを目指す、そういうことへの努力を続けていくことが大事だと思いますので、そういうことについての認識を伺いたいと思います。特に申し上げておきたいのは、この間、市民等の間で話合いの場がなかなか持てないできていると、こういうことが一番良くない状態だと思うんですよね。やはりこの間の説明の中でもそういうことが度々言われていますけれども、市としても、保護者との話合いということについては、意を砕いて、意を用いて信頼関係をつくっていくことをまず第一に考えるべきだと思います。三つ目に、民営化による影響の検証について伺いたいと思います。第三者評価を受けさせるということですとか、三者協議の場も定期的に行うということが言われています。あかしや保育園のときからもし市が責任を持って検証していたら、今回の問題でもここまで不信感を抱かれることはなかったのではないかと思うところです。あかしや保育園について言えば、この間、厚生常任委員会でも説明されていたし、決特の中でもある程度触れられていましたけれども、公設民営だから市の責任が残ると言いながら、実際日常的に市がどれだけ責任を持ってあかしや保育園の運営にかかわっていたかということが問われるんだと思います。報告を受けていたとは言いますけれども、やはりそれだけで市が責任を果たしたと言えるのか、そういったところが保護者からも見られていると思います。私としましては、やはりどういう点をチェックして大丈夫だと、そういうふうに判断をされたのかと、そういう検証の方法をきちんと示して、その方法による検証がなるほどあかしや保育園の保育の実態を適切に評価している、適切に説明されている、そういうものが得られてこそ、保護者もここなら任せて大丈夫という、そういう状態がつくり出されると思うんです。検証の手法等を明らかにしてやっていくことによって保護者の理解が得られると思いますけれども、そういうことを示すべきではないかと思います。お考えをお聞かせいただきたいと思います。保育問題に関して最後に申し上げたいのは、先ほども少し触れましたけれども、答弁の中でも理解を得るための努力はしてきたと、このように言われています。でも実際にはまともな話合いができていないのが実態で、しかも、なお保護者の態度は固いままです。保護者の方たちがずっと市側の話を一切聞かないという態度であったかと言えば、決してそうではなくて、えべつ保育園連合父母の会の側で設定した場、討論会という形であったかとは思いますけれども、そういう話し合うきっかけが保護者の側から提示された、用意された、そういう経緯もあります。その最大のチャンスをつぶしてしまったのが、そのときの市長の発言であったり、あるいは一緒に参加されていた市側の職員の態度だったのではないかと思います。やはりこういう少しのチャンスも逃さずに市民と話合いを持つという、そういう姿勢で臨むことが何より求められておりますので、そのことも一言付け加えておきたいと思います。次に、生活保護行政についてですけれども、慎重な対応をされていることはご答弁で分かりました。ただ、その際気を付けていただきたいのが、本人の同意ということです。生活保護を受けている方は、市の職員との間で上下関係を感じて、言われることに従わなければならないと、そういう思いを抱いている方がいらっしゃいます。本人が考えていることを率直にお話しすることこそ本当は大事だと思うんですけれども、言えないでしまう場合もあるかと思いますので、是非ケースワーカーが被保護者の方にお話をされる際、一言一言によって大きな影響を与えることがあるということを自覚して接していかれるように、日常の指導の中でも適正に是非行っていただきたいと思います。教育行政にかかわっては、いじめの問題について丁寧なご答弁をいただきました。江別の先生たちは本当に一生懸命されていると思います。ただ、やはり気を付けておかなければならないのは、必ずしも子供がいじめられているということを先生に表現しようとするかどうか、先生であるからこそ言えなかったり、あるいは親であるからこそ言えなかったりということがあります。直接的なかかわりのない人の方になら言えるということもあるかと思いますので、決してそれがちゃんと把握されていなかったとか、そういったとらえ方ではなくて、そういう年齢の子供たちの特性だということを理解した上で、是非教育委員会としても学校と連携しながら対応していっていただきたいと思います。今回のアンケートの結果では、約20%の子がいじめられているという回答があったというふうな報道もされていますけれども、今回のアンケートの性質自体がこれまで小学校五年生、中学校二年生に行われたアンケートと手法自体違っており、返送されてきた枚数から見てもかなり低い回収率となっています。そういうことから見ると、今回の心のダイレクト・メールで返送したという子たちは、訴えたいことを強く持っている子、あるいは何とかこの声を聞いてほしいという、そういう強い意思を持っている子だったと思いますし、そういうことが比率的に多くなったと思います。そういうことから言えば、通常のアンケート調査と違って、いじめが起きているという、この比率が高くなるのはあり得ることかと思いますので、今回のアンケートについては、こういう比率が問題ではなくて、そこに書き込まれた個々のこと、そういうところに着目するのが、今回のアンケートの結果の使い方と言ったらおかしいかもしれませんけれども、アンケートの有効な活用の仕方だと思います。鋭意努力されていると伺っているところですけれども、是非勇気を持って書き込んだ子供たちにしっかりと対応されるように願っております。いずれにしましても、今、どこででもいじめは発生する。いじめられている子を救うことも本当に待ったなしの課題ですけれども、同時に、なぜいじめなきゃならないような状態になっているのか、いじめる側がどうしてそういう状況に置かれているのかということにも目をやらなければならないと思います。日本の子供たちが過度に強いストレスにさらされているというのは、これまでにも再三指摘されているところです。例えば国連の子どもの権利委員会からも、教育制度の過度に競争的な性質が子供たちの肉体的及び精神的健康に悪影響を及ぼしていると、二度にわたってこういう勧告を受けているのが日本の教育制度です。こういう教育制度の下で江別の教育行政を行うわけですから大変な部分もあるかと思いますけれども、是非江別の子供たちが本当に学ぶ楽しみを実感できるような教育が行われるようによろしくお願いしたいと思います。また、特別支援教育については、やはり人的な配置が不十分というか、まだ保障がないというところが大きな心配事かと思います。私たち共産党としてもかねてから指摘しているところですけれども、子供の教育というのは安上がりに済ますことなどできるものではないと、やはり適切な人の配置、子供たちにきめ細かに接することができる、そういった環境を整えることが何より重要だと思いますので、私どもとしてもそういったことを主張していきたいと思います。是非教育委員会としてもよろしく対応していただきたいと思います。最後に、地域医療政策について、先ほどの答弁をお聞きし、一言触れさせていただきたいと思います。大変前向きなご答弁だったかと思います。大変に難しい問題であることは私たちも承知しておりますし、共産党議員団としてもこの間いろいろ調査をしたりですとか、学んだり、あるいは市民と意見を交わす機会を設けるなど努力してきたところです。さらに今後も頑張っていかなければならないと思っているところです。やはり大事なのは、市民の理解を得ること、あるいは声を聞かせてもらいながらより良い医療環境づくりを行っていくこと、それを市民の健康を守る取り組みにつなげていくこと、そういうことが大事だと思います。是非市の体制を強化して対応していただきたいと思いますし、その際に市民の参加を募り市民の中に理解を広げていくことで、今後の江別の医療あるいは保健活動が充実していくことを願いたいと思います。先ほど1回目の質問の中で旧御調町の活動について触れさせていただいたのが、手元にある資料です。これは平成13年と古いんですけれども、亡くなった三上議員が一般質問しようとして、人の協力も得て準備した資料でした。当時そのコピーをいただいた私はどのように使っていいのか分からず、ずっと何年もしまったままになっておりましたけれども、今、この間勉強する中で、やはりこういうことが重要なのかなと思いましたので、少々古い資料ですけれども例示させていただきました。今後とも、私どもも市民の医療を守る立場で頑張っていきたいと思いますが、市の方としても少ない職員の体制の中ではありますけれども、是非意を尽くしていただきたいということを強く申し上げて、2回目の質問といたします。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
高橋議員の2回目の質問にご答弁を申し上げます。特に保育行政に関係してご答弁申し上げますけれども、ちょっと数字的に間違ったらまた訂正しますけれども、江別の保育園は、分園を入れると12園あって、そのうちの一つは公設民営、一つは分園というのもあって、民間五つ、公立五つ、ほぼ半々ぐらいの保育園の数になっており、民営の保育園も直営の保育園もある。これだけ実績があって民間のいろんな取り組み、それぞれの保育園が特徴を持って頑張っておられますから、民間はただ営利追求で、民間は官よりも劣ると、最初からそういう観念からスタートされるとやはり私は困る。それぞれに長短いろいろあると思いますけれども、いいところもそれぞれに特徴を持っている。そういうことを考えて入っていただかなきゃならない。ですから、初めに民否定ありきというふうに、決め付けられると言ったら失礼ですけれども、そういうところからスタートされるとちょっと、それは何とか考え直してほしい。先ほどの教育長の教育論ではありませんけれども、子供が中心、子供を念頭に置いてどうか。先生の都合、学校の都合じゃなくて、子供が大事。その中で親御さんも最初から答えが否定ありきでなくて考えていただきたいということで、決めた時期も一回それをやめてもう一度、検討するため社福審にもさらに正式に掛けて、そしてご意見をいただいて、それを踏まえてやってきていますから、そういう意味では私どもとしては十分時間を掛けてきたつもりなんですね。そして、そういう経過の中で、今回、議会に予算を提案させていただいていますから、その議決をいただきましたら、これで決まったらもう話を聞かないとかでなくて、なおかつ年内に保護者との説明会も開催させていただいて理解も得たい。そして、さらには子供を中心にして、合同保育期間でそれぞれまた見守っていただく。そこも報告していただいて、その過程の中でも理解を得て、何とかそこに着地を得たいと、こういうふうに思っておりますので、是非ご理解をいただきたいと思います。足りない部分は、助役から答弁いたします。
答弁 助役 中川正志
私から、保育の質と言いますか、いわゆる保護者と共にその基準をどう作るかというようなご質問でございますのでお答えいたしますけれども、保護者さらには保育事業者、そして保育に従事する職員、この三者が共通の認識を持って、子供たちにとって望ましい保育環境を整備していくということは言うまでもなく大切なことだと、こういうふうに理解しております。今後、私どもとしましては、民間の保育園長と市の保育園長との意見交換の場の設置について検討してまいることにしておりますが、例えば、そうした場において、子育て経験のある保育士の活用、さらには官とか民とかというそういう差別ではなく、保育士の研修の在り方、こういったことも含めて保護者も入る中で協議・検討できるものがあると思いますので、そういった質を高めるための努力をしてまいりたいと、こう思っておりますので、その点はご理解いただきたいと思います。二つ目に、第三者評価というお話でございました。民営化後の検証手法ということでありますけど、先ほど市長からもお答え申し上げましたけれども、保護者と、それから私どもが今委託を予定しております委託業者と、市との三者による協議の場を設置するとともに、北海道社会福祉協議会による第三者評価の受審を予定しております。この評価には保護者のアンケート調査も含まれておりますことから、運営状況だけではなく、保護者の評価も反映できるシステムとなっておりますので、これらを保育園運営に反映させてまいりたいと、こう考えております。そのようにご理解いただきたいと思います。以上であります。
再々質問 高橋典子
3回目の質問をさせていただきたいと思います。やはり心配なのは、保護者の同意、理解が得られるかどうか、そこに掛かってくると思うんです。やはり子供への影響ということを第一に考えたときに、保護者が不信感を持ったままであれば、そのことを子供たちは敏感に感じ取ります。当然そういったものを感じ取るがためにいろんな反応を起こすことが考えられます。この間、裁判の例がありますけれども、やはりそういったことによって問題が生じている、そういったことが懸念されます。やはり保護者との協議あるいは理解を深めていく、そういう努力が必要かと思いますが、この間、市が発するメッセージというのは何が何でも民営化を進めていくんだと、そこのところから出発するから、市民の方も、保護者の方もなかなかそれ以上一歩前に出ることができない。当然この時期ですから民営化を前提に市の方は進めていくことになるかと思いますけれども、子供たちの保育をどうするのかという点でしっかりと保護者と話し合うべきではないかと思います。やはり保護者に問い掛けるときにどういう問い掛けをしていくのか、市の側がどういう姿勢を示すのか、あるいはメッセージの発信の仕方にちゃんと意を用いているのか、こうしたことが問われると思いますが、いかがでしょうか。先ほど1回目の質問の中でも触れさせていただきました広報の表題を見ても、やはり民営化ありきという姿勢が見えて、保護者の態度を更にかたくなにさせると思いますけど、そういったことへの配慮について、是非お聞かせいただきたいと思います。あと、先ほど市長が言われた民間と公立保育園の関係ですけれども、私は一言も民間が劣るですとか、公立がいいとか、そういったことを言ったつもりもありませんし、そういうふうな考えもありません。例えば、私が大学生のときに埼玉県の保育園のことをゼミで勉強したことがありましたけれども、非常に優れた保育実践が行われていました。やはり子供のためということで、それは社会福祉法人なんですけれども、そういった理念を持って保育に当たられている園は、公立もそうですし、民間もやはりそういうところがあると思います。そういう点で私は決して民間保育園自体を否定するものではありません。ただ、それが営利目的の団体であれば問題は違ってくると思いますし、営利を追求する団体であれば当然人件費の削減、そういったことが出てくると思います。それは保育の質にもつながることと思いますので、そういう点では違った考え方を持ちますけれども、少なくとも社会福祉法人であるとか、非営利でそういったことで頑張っている団体ではより良い保育を追求するのが旨だと思っております。私が申し上げたいのは、どっちがいいとか悪いとかではなくて、公立の保育園であっても保護者の方たちはいろんな思いを持っている場合もあると思います。また、民間の保育園でもそれぞれいろんな特徴を持っています。その中で気になるのは、例えばこれは幼稚園の保護者の方たちですと、仕事を持っていないから日常的に他の園のお母さんとも情報交換することができて、いろんな幼稚園教育の在り方を、情報を得て、それぞれのいいところ、あるいはもっと良くしてもらいたいところなど、そういう学ぶ機会が意外にあるのかなと思います。サークル活動を通じてもそういった情報交換がされています。ただ、保育園の場合、保護者の方はお仕事をお持ちの方たちですから、他の園がどんな保育をやっているのか、自分たちの園がどういう保育をやっているのかさえ、なかなか十分に学ぶ機会がないのではないかと、そういうところを懸念するところです。やはり保護者が積極的な姿勢で我が子の子育てにかかわっていく、保育園でどういう保育がされているのか関心を持っていく、そういうことは江別の公立も民間も含めて全体の保育の質を向上させていくことにつながるし、保育士との信頼関係をより強くしていくものだと思いますので、やはりそういう点での考え方から言わせていただいているということを是非理解していただきたいと思います。私が言わんとするところは、民間、公立にかかわらず、江別の保育園が現状も十分頑張っていらっしゃるとは思いますけれども、やはりそれぞれ課題もあると思います。特に今のような時代ですから、子育てについて大変困難もあるかと思いますが、そういう中でより良い保育を目指すという、そういう姿勢が大事じゃないかと。そういうものを目指すためにも、保護者の方たちも保育士の皆さんも、それぞれそういった立場だとか置かれている環境を越えながら、学ぶ機会ですとか、意見交換の機会というものが必要だと思って質問させていただきました。先ほどの助役の答弁では、そういったことについて検討できるのではないかというご答弁でしたので、それはそれとして理解いたしますが、その辺もご理解いただきたいということで、3回目の質問に含めさせていただきました。以上です。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
議会と行政は車の両輪だと、そういう意味では是非議員の力もお借りしなきゃならない。そういう中では、今、高橋議員は民間をはなから否定するつもりでもないうんぬんとまくら言葉があるんですけれども、高橋議員そのものが、私ども行政は民営ありきではないのかというかたくなな思いが何かどうしてもおありなのかな。だとすれば、以心伝心でまた親御さんにも伝わりかねない。是非、私は民間ありきで凝り固まったつもりは毛頭ないということは、言葉だけでなく、これまでも説明してきましたし、理解いただきたい。それはどういうことかと言うと、議会でも過去にいろんな議論があるわけですよ。行財政が厳しい、厳しい。厳しいのは事実なんです。そういう中で、議会の中でも民間なら経費は幾ら掛かるか、官直営なら幾ら掛かるか、そういう形でいろいろ聞かれる中で、ただ数字だけを出すと、民のコストの中で、そして保育の質に差がないとすれば、こういう経費でやれるとしたら、官のやり方というのはいかにもコスト高でやっているんじゃないか、もっと考えるべきではないか、是非はともかく、そういうご指摘もあって、いろいろ議論があります。でも、私はとにかく初めに民ありきではなくて、財政も限りある中で、ただ安上がりにするわけではなくて、先ほどご答弁しましたけれども、やれ休日保育だ、一時保育だ、障がい児保育だ、いろんなニーズが新たに増えるわけですよ。今のままにしているとすれば、限りなくパイが膨らむのならいいんですが、限りある財源の中で、新しいニーズが議員からもどんどん今日の情勢を踏まえてこれもあれもと出てくるわけですよ。それが大事だとすれば、民間が差し支えない形で十分保育を担える状況があるとすれば、民間にお願いをして、新たなニーズの方にその財源をまた振り向けて、いろんなニーズにこたえたいということで、それなりの判断の中で私はやらせていただいている。ただ民営ありきではない。そういう中で十分時間を掛けてこうやって提供させていただいているということで、私はこれからも親御さんに理解を求めていきますし、民営ありきの発信じゃないかというご懸念ですけれども、そういうことではなくて、十分民の中でサービスがニーズにこたえられるだろうということについての理解を得られるようこれからも努力をしていきたいと、こう思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。