みんなの議会

江別市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日

(1)市長の自己評価について/(2)総務部所管について/(3)企画政策部所管について/(4)市立病院について

2006年6月15日、江別市議会の一般質問で、川村恒宏議員が「市長の自己評価について」「総務部所管について」「企画政策部所管について」「市立病院について」について質問し、市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典が答弁しました。

質問者
川村恒宏 議員
答弁者
市長 小川公人、助役 中川正志、企画政策部長 藤田政典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 川村恒宏

議長のお許しをいただきましたので、市長の自己評価以下順次質問をさせていただきます。分かりやすい明快な答弁をお願いいたします。まず1番目に、行政自己評価について。小川市長は、平成7年に初当選して以来、来年で丸12年を迎え、残余期間は残り1年を切りました。市民の関心は、来年の統一地方選挙に市長にどなたが立候補されるかであり、気持ちが先走っております。小川市長には来年の在職期間中まで正念場を迎える江別の顔づくり事業、後ほど質問をいたしますが、市立病院経営健全化計画、とりわけ病院長の不在など多難な問題を抱えております。物体に光が当たると必ず光るところと反対に影ができますが、光が強ければ、影もまた強く出ます。明と暗はたいじすると考えられがちですが、禅の世界では明かりの中にやみがあり、やみの中に明かりがあると言います。明暗は互いに反発し合うものでなく、それぞれの中に溶け込んでいるのでしょう。そろそろ自分の歩んだ行政を総点検して、自らの言葉で語る時期ではないでしょうか。市長自らの行政評価について、どのようにとらえているのでしょうか、お伺いをいたします。次に、自主財源の確保について。地方分権を進める国は、権限と財源の地方自治体への移譲に着手し、自らも行財政改革に取り組むことで小さい政府を目指すとしています。しかし、少子高齢化社会の社会環境が著しく変化する中で、地域課題の複雑・多様化による地方自治体の期待の高まりに対し、国から地方への権限や財源の移譲が対応し得ないのが現状であります。このような中で、国はこれまでにも増して地方のことは地方で考え、行動するべきとして、地方自治体には自己決定、自己責任をより強く求められています。江別市においても、平成16年度からスタートした江別のまちづくり計画であります第5次江別市総合計画は、将来都市像を実現するため、基本構想、基本計画、実施計画を策定したものであります。一方、江別市の財政状況は、歳入における市税の減少、交付税の大幅な減額などが常態化しており、歳出面では福祉費の増加、土木費の減少、投資的経費の減少など、道内の市レベルでは小樽市と最下位を競うほど財政基盤はぜい弱であり、国への依存度が高い財政状況となっております。また、歳入と歳出の差引額では、平成18年度をピークに落ち込み、平成19年度は10億円以上の不足が生じる結果となると予測されております。今後とも江別市が自主自立の行政を推進するためには、全職員一丸となって草の根運動的な経費の削減を真剣に継続実施しなければ、財政破たんを招くおそれがあると言われております。そこで、次の項目にわたってお伺いをいたします。一つ目に、平成17年度の未納金は、市全体で幾らになるのでしょうか。二つ目に、過去にさかのぼって未納金は幾らになるのでしょうか。三つ目に、入札の改善による効果は幾らになるのでしょうか。入札制度は平成15年度から簡易公募型指名競争入札の導入が試行されていますが、その影響額はどれくらいなのか、また、課題は何なのか。四つ目に、一般経費の削減改善効果は。平成17年度江別市全体で電気、ガス、水、ガソリン、印刷費、交通費、交際費などと呼ばれる一般経費の削減はどのぐらいの財政効果が出ているのか、お尋ねをいたします。五つ目に、新規広告収入の検討と導入は。先進都市では、交通広告、バス、地下鉄など、パンフレット・冊子類、生活情報、封筒・通知書等、放送、自治体所有のスペース、公共施設に冠を付ける、サッカー場に企業名を付ける、公用車に広告を載せるなど様々であります。大阪府の府政だよりの1面には、府政だよりは約340万部作成し、1部当たりの単価は6円です。そのうち府の負担額は5円で、1円を広告収入で賄っているとキャプションが付けられております。行政広報誌に広告を出稿することに対し、抵抗感を感じる層に対しても説明責任を果たし、こういった形で広告出稿が行政に寄与していることを示すことで理解を得ようと努力しております。江別市が市民に向けて発信する書類は膨大であり、市の保有する土地も住民の目線に触れる場所に多くありますが、市民の理解と協力が得られる範囲で、広告の収入の拡大はどのように検討されるのか、お伺いをいたします。次に、6番目、市債の発行について。ある資料によりますと、団塊の世代の定年退職する人は1人平均して3,000万円台の資産を持つと言われていますが、その資産をいかに減らさないようにするために、株や債券への投資、インフレリスク、円安、円高などを考慮して資産運用の悩みは尽きないところであります。ちなみに、団塊の世代が受け取る退職金の総額は、毎年15兆円、世代全体で70兆円から80兆円という試算まであります。この膨大な資金の獲得に銀行や証券会社など金融機関、投資機関は血眼になっているとのことであります。普通の家庭では、将来多額の資金が必要になるときに備え貯金を行いますが、市でも同じように基金を設けて将来の需要に対して備えております。また、大規模な施設を建設するとき、学校などを建設するときは市中銀行から借金をして資金を調達することはご案内のとおりであります。北海道では、職員のボーナスの支払に資金繰りが苦しいので北海道債を発行するなど、札幌市では福祉施設、地下鉄駅、大学設置に市民に向けての市債を発行して資金を調達しているようであります。どちらも市中金融より金利は高めに設定していることと、自治体という公的機関での資金調達ですから安心と確実性があります。市民投資家の資金は、市中銀行より借り入れる金利より低いので、市としても有利で、市民も超低金利時代のとき、安心で信頼できる自治体の債券ですので有利ではないでしょうか。人、物、金とこれからの協働のまちづくりには欠かせない要素と言えるのではないかと思います。市の債券を購入される方は、市の行政全般、特にお金の使われ方、財政に関心を強く持つことも期待が持てます。今後、前段でも説明したとおり、団塊の世代の資金が市中に動き出しますので、これからがタイミングがいいのではないでしょうか。課題は、集める際の金利の設定と、市債の特徴として元本の保証、いつでも換金できること、売却時は市中銀行の金利よりも高く、売却損にならないことなどの特典があるなどが必要ではないでしょうか、いかがでしょうか。次に、企画政策部所管について。一つ、自主財源の確保について、江別移住計画についてお伺いをいたします。月刊誌文芸春秋の6月号によると、昭和21年から昭和25年の間に生まれた人を団塊の世代と呼ばれておりますが、総人口に占める比率も高く、戦後とともに歩んできた人たちでもあります。団塊の世代は全国で総数1,000万人、就業人口は300万人以上と言われている巨大な年齢層であります。江別市内にも約1万人おられ、全人口の約8.1%と、江別市発行の2006年度統計書に示されております。その年代が来年2007年から順次退職が始まりますが、これらの年代層は、集団就職、高度成長、終身雇用、モーレツサラリーマン、マイホーム、バブル崩壊に代表される言葉の年代に生き、日本の成長を支えてきた人たちであります。また、まじめに仕事一筋に生きた団塊の世代でもあります。こうした中、北海道では他府県に先駆けて、本年度から団塊の世代等のシニア層を対象とした移住促進対策に取り組んでおり、昨年9月に北の大地への移住促進戦略会議が発足をいたしました。ねらいは、2007年に退職する首都圏を中心とした方々に、退職を契機に新たな人生を歩むことを考え、定年後の居住地となる第二のふるさと探しに取り組んでいる人たちであります。北海道が平成17年3月に行った首都圏等からの北海道への移住に関する意識調査によりますと、北海道生活で楽しみたいこと、シニア層のニーズは、一つに、温泉、景勝地などのドライブ、旅行など80%、二つ目に、ガーデニング、有機農法による家庭菜園など43%、三つ目に、キャンプ、ウォーキングなどのアウトドア系が41%、四つ目には、陶芸、日曜大工など28%、五つ目には、スキー、スノーボード、スケートなど25%、六つ目に、ゴルフ、テニスなどが21%、七つ目に、釣り、カヌー、クルージングなどが20%、八つ目に、乗馬、乳搾りなどの酪農体験などが17%であります。複数回答ではありますが、北海道生活を楽しみたいとの要望でありますが、既に過疎地においては積極的に移住施策を進めていますが、最大の課題は医療であります。いざとなると、近くの専門の医療機関がないとシニア層は不安で一杯でありますが、その点、江別市はすべての条件を満たすことができる地域ではないでしょうか。程よく田舎で、大都市札幌に隣接している。大自然の魅力と文化的都市機能を両方満喫できる場所は、全国にそんなにはないと思います。一方、多くの課題も抱えております。最大の課題は、過疎地と違い、人口の自然増を期待できるので、官民挙げての積極的な運動に発展をしないのではないか。高齢者の受入れにより、社会的負担増の懸念など議論が尽きませんが、しかし、シニア層の持つ技術・経験などを引き出し、行政、民間、住民との協力と協働が新たな文化が生まれる地域の経済や活性化につながるものと思います。このような可能性を現実的なものとするため、様々な施策で江別に移住対策を講じていると思いますが、どのように取り組んでいるのでしょうか、お伺いをいたします。北海道がやっているからお付き合いで進めているというような消極的な行動でなく、江別の持つ機能を全面的に出し、江別にゆかりのある会、東京江別会とか、地縁・職縁・趣味の会などに情報を発信して進めてみてはいかがでしょうか、お伺いをいたします。次に、四つ目に、市立病院の経営健全化計画についてお伺いをいたします。一つ目に、病院長の不在であります。江別市立病院のトップである病院長の不在期間が2か月半に及び、異常な状態が続いていると思います。その間、設置者である市長は北大をはじめ、医療機関を回り様々な努力をされてきたと伺っております。しかし、日々市民の命と健康を預かっている市立病院のトップが不在であると、副院長が職務代行を執ったとしても、内外ともに不安と機能の低下は否めません。歴史をひもといても、1560年、桶狭間の戦いで織田信長はわずかな手勢を引き連れて、2万5,000人の今川義元の大群を破り、勝敗を決したのは、トップである今川の首を取ったからであり、組織のトップリーダーが不在だと組織はがかいしてしまう良い例ではないかと思います。市立病院は、過去昭和55年に市議会で病院再建対策特別委員会が設置され、旧自治省の管轄下に置かれ、病院事業準用再建計画を承認、職員の大変な努力がなされて立ち直った経過があります。その後、昭和62年に病院事業準用再建計画は完了されたことになっております。老朽化した施設を解体して、新しい病院が完成し平成10年12月にオープンいたしましたが、経営状況は改善されず、むしろ悪化の一途をたどり、経営上憂慮すべき事態が続いております。平成16年度には、病院自らの力で経営の健全化はできないと判断して民間のコンサルタント会社に経営診断を委託いたしました。医師の確保、夜間急病診療所の見直し、精神科病棟の再編、組織の体制見直しなど、医療制度改革、病院経営健全化計画などの達成など、多難で困難な課題が山積しておりますが、いつまでトップリーダーが不在のまま病院経営を続けるつもりなんでしょうか、お伺いをいたします。病院長はいつになったら就任する予定でいるのか、見通しをお伺いいたします。二つ目に、夜間診療を今後どのように取り組もうとしているのか。病院経営健全化計画の最大の課題であった夜間診療は、今年の予算特別委員会では地域医療の推進と医師会との協力拡大による夜診運営となっており、中期的目標の中でも平成19年度以降と示されております。議会への説明が十分でなく唐突の感じがしますが、医師の確保と医師会の協議の結果との厚生常任委員会の委員長報告には理解を示しますが、今後の夜間診療での一次医療から二次医療の連携と、市立病院の対応はどのようになるのか、お伺いをいたします。市内で開業されている医師は若い医師ばかりとは限らないと思いますが、どのような協力体制で実施しようとするのか、お伺いをいたします。加えて、財政的に影響額がどのようになるのかも、併せてお伺いをいたします。三つ目、将来の市立病院の在り方についてお伺いいたします。民間病院の経営が成り立っているのは、病院長が病院の内情を熟知し、経営破たんすれば職員や家族は生活の安定を失う羽目になることを実感しているからにほかならないと思います。病院経営のトップである病院長にすべての権限を与えることにより、一般企業と同様に物、人、金、情報を有効に駆使して経営健全化に努めていくのが当然であると考えます。経営健全化に必要なことは、病院経営の責任の明確化と、病院長など医療担当者に経営の権限を与えることではないでしょうか。管理者は特別職として一定期間身分が保障され、予算権、決算調整、物品購入権が付与され、地方公営企業法の全部適用を強く求めるものであります。さらに、病院長を補佐する実際上の責任者であります事務長の資質の問題でありますが、事務長には医療に対する一般知識とともに、病院経営について人事管理、物品管理の知識・経験のほか、想像力、実行力、そして指導力を要求されます。ところが、自治体病院の多くは、医療と縁遠い行政職を長年務めた事務長になった人たちであります。江別市立病院に近年で当てはめますと、飯田哲雄氏1年、笠羽範夫氏4年、荻野文雄氏4年、中川正志氏3年、林仁博氏1年、現池田和司氏と、過去在職した事務長の勤続期間平均は2年6か月ほどであります。いかに優秀な職員であっても、一定の期間勤務すれば、元の行政職に戻るような責任所在のあいまいなサラリーマン感覚では、病院経営健全化計画は難しいのではないでしょうか。病院には、行政職と異なり、医師、看護師を含め、特殊な資格を持つ職種が多く、その職員の勤務状況を把握し、リーダーシップを発揮するにはかなりの経験が必要になります。そこで、設置者の市長にも耳を傾けていただきたいのは、事務長には民間その他からその方面のプロを雇用すればいいと提案いたしますが、このことによって病院経営が好転している例はあると聞いております。自治体病院はどこも苦境に陥っているその原因は、不採算部門を抱えている、コスト意識が低い、年功序列型の人事管理などですが、その中にあっても約半数の病院は健全経営を行っており、経営状態を変え、経営努力することによって赤字から脱却していく病院があることは改善すべきことが多々あることを示していることだと思います。このような状況にあって、江別市立病院の果たす役割と使命は、医療の質の向上であり、市民から信頼され、命と健康を託せる市立病院でなくてはなりません。札幌市と隣接する市立病院は、一次も二次も既に札幌圏の中での競争原理が働いておりますが、どのような競争でも勝ち残る整備された医療環境の下、最高の医療技術を提供することが自治体病院の使命であるべきです。今後の市立病院の在り方をどのように進めていくのか、お伺いをいたします。これで第1回目の質問といたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 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答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

川村議員の一般質問にご答弁を申し上げます。初めに、市政運営に対する自己評価についてでありますが、平成7年に市長に就任して以来、この3期目も早3年が経過し、任期最終年も残り10か月余りとなりました。この間、私は日本国憲法を尊重し、公平・公正・平等の行政、思いやりの心を持った行政、市民と共に考え行動する行政を基本理念とし、3期目就任からは、市民協働による自立したふるさと江別の創造に向けて、子供の可能性を伸ばし、一人ひとりの個性が輝くまちづくり、安全で快適な暮らしができるまちづくりなど、七つの基本政策を掲げ、その着実な執行に全力を傾注してまいりました。こうした中で、地方自治体を取り巻く環境は、少子高齢化の進行による行政需要の増大、景気の低迷や三位一体改革に伴う財政的制約など、一層厳しさを増す状況にありますが、平成16年度からスタートした第5次総合計画においては、優先順位に基づく資源配分の選択と集中を意識しながら、徹底した行政改革を進め、行政評価システムや市民協働の導入など、新たな考え方も組み込みながら都市経営を進めてきたところであります。こうしたことから、厳しい財政状況の中、地球環境保全の観点から、ごみの排出抑制や市民の環境意識の啓発を図るための家庭ごみの有料化、また、給付と負担の在り方や制度の将来方向を見据えた中での医療費助成制度の見直しなど、市民の皆様に一定の痛みを伴う見直しをさせていただきました。その一方で、子育て支援におきましては、保育園の延長保育を拡大し、休日保育の実施が今年度中に見込まれるほか、ファミリーサポートの制度化を予定しているところであります。また、子供の可能性を伸ばす教育の観点では、小学生の英会話学習など特色ある教育の推進や学校選択制の導入のほか、いじめ・不登校対策としての相談業務を充実してまいりました。さらに、未来への投資の観点からは、都市基盤整備の課題でありました江別の顔づくり事業に関しまして、さきの江別市及び北海道の都市計画審議会において、都市計画案がそれぞれ原案のとおり承認され、今後は7月の決定告示に向けての手続を進めているところであります。また、市と地元が長年にわたり協力し合いながら進めてまいりました江別駅周辺地区再開発事業につきましても、高齢者施設及び業務系のコールセンターの誘致に一定の進展が見られ、今定例会初日には、整備事業用地の取得につきまして議決をいただいたところであります。次に、環境の保全に関しましては、環境型社会の形成に向けて、環境家計簿モニター調査や環境ハンドブックの配布などによる啓発事業を進める一方、担当の組織強化とともに、市が率先して環境負荷を低減する活動といたしまして環境マネジメントシステムを構築し、組織的な取り組みを進めてまいりました。こうしたことから、自己評価としては、市民の皆様に負託された公約などをおおむね順調に進めることができていると思っておりますが、残された任期を精一杯頑張り、次の世代に誇れる江別の実現にまい進したいと考えております。次に、特徴ある江別移住計画はどのように進めるのかというご質問でありますが、北海道では、退職時期を間近に迎える首都圏の団塊の世代等の第二のふるさと探しの動きを踏まえ、受入れに積極的な市町村と連携して、道外へ様々な情報発信を行い、団塊の世代の本道への移住促進を図る北の大地への移住促進事業に取り組んでおり、また、江別市も参加しております61の市町村で構成する北海道移住促進協議会では、首都圏等での北海道移住促進のPR活動や移住ビジネスモデルの開発研究、北海道移住体験事業の実施などの取り組みを行い、移住促進につなげようとしております。我が国では、昨年から人口の減少が始まりましたが、北海道では既に平成9年をピークに人口が減少に転じていることから、今まで以上に戦略的なまちづくりや人口増加策が必要であると認識しております。そこで、当市がこの協議会に注目し、加盟した理由でありますが、その地を生活の拠点としようとしている動機や居を構えようとする動機が何であるかを協議会加盟の一員として各種会議へ出席し、関係団体などと情報交換することを通して研究していこうとすることを目的とするものであります。そうすることによって、人々が住む地域を選ぶ際のポイントが把握でき、江別市が他自治体と比較し弱い部分を改善することができるわけでありまして、当市の魅力を強化することに役立つとともに、現在の江別市民にとっても住みやすいまちづくりに貢献するものと考えているところであります。なお、この種の移住促進計画では、大量にリタイアする団塊の世代にとかく注目が集まりがちでありますが、長期的なまちづくりを図るためには、居住する世代の適度な年齢層のばらつきと担税力とのバランスが必要でありますので、これからの社会を担う世代の定住化にも力を注がなければなりません。こうした点にも留意してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、市民の皆様と一緒に、住んでみたくなる魅力あるまちづくりを進め、ご質問にあります地縁、職縁、趣味の会などをはじめとするいろいろなチャンネルを生かして、道内外に発信することにより、団塊の世代はもとより、若い世代や家庭を持っている働き盛りの世代に働き掛けを行うことによって江別市の知名度を高め、流入人口を増やし、税収の増加につなげていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、病院関係でありますが、病院長の不在についてのご質問でありますが、昨日の矢澤議員の一般質問にご答弁申し上げましたように、当院において、3月末で病院長を含む2名の内科医師の退職があり、その後の医師補充について、これまで医師派遣をお願いしてきた大学の医局自体でも医師が不足し、自治体病院の医師にまで十分手が回らないという事態が生じていることから、これを埋めるに至っていない現状にあり、こうしたこともあって、病院長職務代理者をもって対応しているところであります。市民の皆さんをはじめ、議員各位には多大の心配をお掛けしておりますが、大学医局を訪問して医師の派遣要請を行うほか、医師の過重労働を緩和すべく、夜診体制の見直しなど、医師の確保・定着のために最大限の努力を傾注し、できるだけ早く病院長不在の状態を解消したいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、夜間急病診療の取り組みについてでありますが、今般の夜間急病診療所の分離・独立につきましては、現在の夜診が二次医療を担う市立病院の中に併設されていることもあって、二次医療に直結してくる例が多いこと、そのため市立病院の内科医師の負担が大きいため、市立病院以外にも二次医療を担ってくれる病院との連携を図っていくことで、患者を一部受け入れていただき、市立病院内科医の過重な負担を軽減しようとするものであります。また、これまで病院の夜間外来と考えられている向きもあり、今般、夜診においては本来の内科、小児科の一次医療を特化し、市立病院などにおいては二次医療を行う体制を確立することによって、市民に対する的確な医療の供給を行っていこうとするものであります。さらにまた、内科を中心に、こうした体制の整備を進めてきているところでありますが、小児科では、市内に二次医療を担う機関がないことから、これまでと変わらず市立病院が夜診からの受入れを行うこととしているところであります。次に、医師会との関係では、これまでも市内内科・小児科医の協力をいただいてきたところでありますが、時間帯や回数などを含め、今後の連携、協力について、さらに協議を進めていくことといたしております。また、財政的な影響額についてでありますが、平成17年度病院事業会計決算では、夜診に係る収入は、診療収益と一般会計繰入金で2億3,066万9,000円、支出は、人件費、材料費及び光熱水費などの経費等並びに減価償却費合わせて2億3,603万6,000円で、収支はマイナス536万7,000円でありますが、減価償却費の650万円を除く現金収支はプラス113万3,000円で、ほぼ均衡しており、病院事業の収支には大きな影響は出ないものと考えております。次に、今後の市立病院の在り方のご質問でありますが、医療担当者に経営の権限を与えるとともに、地方公営企業法を全部適用し、さらにまた、事務部門については民間から経営のプロを求めるべきといった経営形態に係る議論につきましては、昨日、植松議員の一般質問にもお答えいたしましたとおり、現段階では医師確保のために最大限の努力を傾け、経営健全化を実現していくことが当面の課題となるものと考えておりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。このほかのご質問につきましては、助役からご答弁を申し上げます。

答弁 助役 中川正志

私から、自主財源の確保についてのご質問にお答えいたします。平成16年第1回定例会におきましてもご答弁申し上げておりますが、自主財源の確保に係る基本的な対応策といたしましては、一つには、市税の収納率向上対策、二つといたしましては企業誘致、起業支援などによる雇用の確保、さらには江別ブランド産品の販売促進、あるいは人口増による市民税の確保、持家の増加による固定資産税の確保など、第5次総合計画の総合的な推進によって他都市との比較優位性の中で収入の確保に努めてまいりたいと、こう考えているところであります。そこで、ご質問の平成17年度の未納金でありますが、現段階で確定はしておりませんが、市税、市営住宅、保育料などで約2億3,000万円ほどになるものと見込んでおります。また、過去にさかのぼっての未納金でありますが、先ほどの平成17年度の未納金を加えますと約12億円程度になるものでございます。これらの解消策として、よりきめ細かな納税相談を行うために、日曜さらには夜間窓口の開設、電話及び文書催告、訪問徴収、また、悪質滞納者に対しましては財産の差押え、換価処分を行うなど、自主財源の確保に向けた種々の収納対策を実施しているところであります。次に、入札の改善による効果というご質問でございますが、土木・建築などの工事入札につきましては、平成15年度から簡易公募型指名競争入札方式の試行を開始し、本年度からは本格実施したところであります。試行期間中の落札率は96%台でありましたが、本年度からの本格実施により競争性が高まり、平均落札率では90%を切る状況となっており、その影響額で見ますと約3,000万円ほどになるものでございます。また、この導入による課題、改善による効果についてでありますが、課題としては、落札率の低下に伴う施工状況や完成度などの検査、確認、これらの徹底が必要でありますことと、また、効果といたしましては、公募での業者指名により透明性、客観性、競争性がより発揮され、公正性の確保が一層図られているものと考えております。次に、一般経費の削減、改善効果についてでありますが、議員ご承知のとおり、一般経費に対する削減、改善につきましては、従前からも事務事業の見直し、経常経費の一律カット方式など、経費節減について継続的に実施しているものでありますが、第5次総合計画を推進していく上で、各種施策・事業に対して、それぞれ行政評価、事務事業評価などを行い、施策別の枠配分方式により予算の編成を実施してきたところであります。その中で、全体を通した事務事業の点検、見直しを行ってまいりました結果、平成16年度以降では、全体で374件の見直しを行いまして、総額で10億7,000万円ほどの改善効果があったものと考えているところであります。次に、新規広告収入の検討と導入についてでありますが、本年3月議会の島田議員の一般質問にもお答えしておりますが、現在、民間の各種事業者の広告を広報えべつや水道料金等口座振替済のお知らせに掲載しており、また、今月中に全自治会、関係機関などに配布を予定しております市民向け地域防災力向上のための処方箋の中にも広告を掲載するなど、広告料収入の確保に努めているものであります。広告事業の導入につきましては、新たな財源を確保する有効な手段であるばかりでなく、市が保有する資産の有効な活用策であるとともに、民間事業者に安価な広告媒体を提供することにより、市内経済への波及効果も期待されるところであります。江別市は、多様な広告媒体を保有しておりますことから、他市の先進的な導入状況なども調査し、公共性、中立性及び市民の信頼を損なうことがないよう配慮する中で、各種印刷物のみならず、ホームページなど広告媒体として活用できる資産について幅広く検討を行い、実現可能な広告媒体から具体的な掲載基準等を整備し、なるべく早く導入に向けて取り組んでいきたいと、このように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。次に、市債の発行についてでありますが、議員ご指摘のように、地域住民などを対象としたミニ公募債につきましては、行政への住民参加意識の高揚や資金調達手段の多様化、住民への安全な貯蓄手段の提供といった性格を有するとされ、その発行件数、発行額とも増加傾向を示しております。道内においても、北海道、さらには政令指定都市の札幌市、また、近隣では千歳市などが発行を行っておりますが、発行ロット、償還年限、対応する事業の選定など公募による地方債発行の仕組み、手続などについて、今後の地方債の完全自由化などの動向も注視しながら研究してまいる必要があるかと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

再質問 川村恒宏

それぞれご丁寧に答弁をいただきまして、ありがとうございます。2回目の質問をさせていただきますが、まず市長でございますけれども、行政評価の時代と言われるのが現在でございまして、行政サービスの内容やコストを明らかにすることなど、それらを評価して施策の適合性を検討することが、今のこの時代に求められているのではないかと思います。市長の自己評価について、なかなか自分の評価をしにくいことでありましたでしょう。言いにくいことを尋ねて大変恐縮をしております。この3期11年2か月間、時代は決して右肩上がりではございません。激動した時代であって、順風満帆ではなかったと思います。上り坂、下り坂、あるいはまさかの坂もあったのではないかと思いますけれども、残り10か月間でございますけれども、今後残された期間、全力で仕上げなければならないことや懸念されることがあればお聞かせをいただきたい。次に、病院でございますけれども、病院長の任命権者は設置者であります市長が担うべきであると思いますが、昨日の答弁にありましたように、病院長には経営と医療の両面に優れた見識がなければ務まらないと述べられております。長期間の病院長の不在は、組織を統括するすべての面において停滞するのではないかと思います。先ほどの答弁では、緊迫感と言いますか、緊張感というか、問題の本質、重大性が私には伝わってきておりません。これまで議会に示されました平成21年度までの黒字計画に達するには、遠のくのではないかという気がしております。先頭に立つ旗振り役が存在しなければ、病院の経営健全化計画は一向に道筋が見えてきません。市長をはじめ医療関係者一丸となって、可能な限り速やかに病院長に就任してもらうよう努力したいと、市民にこのような宣言はできないのでしょうか、再度お尋ねいたします。それと、自主財源の確保でございますけれども、国内景気はどのデータを見ても大変景気の回復が示されていると言われております。特にIT企業や家電、自動車関連企業などが景気をけん引していると、こう言われております。また、一方、北海道においては景気の回復感の実感がわいてこないのが実態であると思います。江別市においても、社会的生活弱者と言われる方も決して少なくない、このことは私も十分承知しているわけでございますけれども、自主財源の確保で平成17年度未納金が市全体で約12億円程度と示されましたが、これらの大半は市税と推察いたしますが、過去3年間の市税の繰越し状況及び滞納者の人数はどのような状態であるか、お聞かせください。また、収納対策はあの手この手でいろいろな手を尽くしていると思われますが、滞納相談も受けず、納付も全くない悪質滞納者に対して行われるであろう不動産、電話加入権の差押えについて、現段階でのその総人数と滞納額の状況を示していただきたい。それと、国税還付金等の単年度で完結する債権差押えの平成17年度実績が幾らくらいになるのか、再度質問をさせていただきます。江別移住計画でございますけれども、江別の魅力は何と言っても住んでみないと分からないと思います。江別の弱点は、過去余り企業や学校をはじめ、積極的な誘致をしないことではないかと思います。江別にある有名私立高校が進出のときも、この規模の学校は全国どこの地域に行っても、知事はじめ、市長が誘致合戦に来ると言われておりました。ところが江別市に進出の際、だれも来なかったと当時の関係者が言っていたのが私の記憶に残っているわけでございます。ある関係者によりますと、江別は文教都市だから、これ以上の学校の誘致は必要ない、誘致しないのは江別のステータスであるとうそぶいていました。万事がこんな調子で積極性に欠けるのか、おとなしいのか、宣伝下手なのか分かりませんけれども、もっと積極的に広報活動すべきではないかと思います。生涯定住しなくても短期的、長期的、様々なパターン滞在を考慮して、庁内で横断的に検討していく策を講ずるべきだと思いますが、意欲のほどを再度お伺いいたします。以上です。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

川村議員の再質問でありますけれども、自己評価に関連した再質問でありますけれども、初めの答弁で申し上げさせていただきましたように、市民の皆様に厳しい政策提起もさせていただいたこと。また、他方では今日的な課題を限りある財源でありますけれども、優先順位やいろいろ手法を駆使しながら、懸案の課題についても取り組みをさせていただいたこと等々述べさせていただきました。おおむね順調にと言いますか、取り組みをさせていただいたということを申し上げましたけれども、やはり行政の課題というのは、例えば4年の任期の中でなかなか自己完結し得ないというか、大きな事業ということでは継続性というか、そういったこと、財源的にもあるいは時間的にも要すると、こういう課題がありますから、さらに継続的に進めなければならない課題、途中の過程の中にもありますけれども、私はこの残された任期中、こういった課題についても、更に一歩でも進むように最大限の努力をしてまいりたいと、このように思っております。それから、病院に関しては、危機感が伝わらないというふうにも受け取られたようでありますけれども、私は、この病院課題というのは非常に重要な課題と、非常に厳しく受け止めております。したがって、特にこれからの病院経営を健全化に向けて進めるためには、地方公営企業法の全部適用といった議論がありますけれども、とにもかくにも基本的にお医者さんが確保されなければ、次の展開には到底つながっていきませんから、最大限の努力をそこに傾注したいと、こう思っております。そして、ご心配の病院長の就任の実現も含めて、そしてまた、それぞれの診療科の医師確保に向けて全力を尽くしたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 助役 中川正志

私の方から税の関係の部分についてお答えいたします。市税の滞納者数及び滞納繰越額の過去3年間の推移につきましては、平成15年度は8,852人で、金額は約11億9,000万円ほど、平成16年度は8,764人で、金額は約11億8,000万円ほど、平成17年度は8,607人で、金額といたしまして11億2,000万円ほどと件数、金額ともに減少傾向にはございます。このうち、最終的に不動産、電話加入権の差押えの処分を受けている総人数は、平成18年3月31日現在、約800人弱ございまして、金額で約6億円ほどになっております。単年度で完結する国税還付金等の債権を差押えしたものは、平成17年度においては416件、金額で約1億2,000万円ほどとなっておりまして、日々徴収努力をしておりますことをご理解いただきたいと思います。定住促進に関しましては、企画政策部長の方からお答えをさせていただきます。

答弁 企画政策部長 藤田政典(企画政策部長は2007年6月まで)

定住促進に関します積極的なPRをしてはどうか、そういったご質問をいただきましたけれども、我々の現時点では、まずホームページの作成をしておりますが、今後はやはり積極的なPRが必要であろうと思っております。いずれにいたしましても、企業誘致の場合もそうですけれども、まず多くの皆さんに知っていただく。そしてまた、そのPRを通して江別の良さを知っていただく、こういった手順が必要だろうと思っております。また、全国のあるいは世界の多くの皆さんに自分たちの住むまちが知られるということは、江別に住む人間の誇りにもなりますので、できる範囲ということは限界の一定の部分はありますけれども、できるだけのことはやってまいりたいと。そしてまた、さらには行政だけではなくて、議会をはじめ、様々な関係するチャンネルを活用した中で、是非皆さんのご協力を得ながら、そういったことを取り進めてまいりたいと、そのように思っておりますので、一つよろしくお願いいたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる