江別市議会 平成19年第1回定例会 2007年3月13日
(1)選挙公報について/(2)教育行政について/(3)企画政策部所管について
2007年3月13日、江別市議会の一般質問で、川村恒宏議員が「選挙公報について」「教育行政について」「企画政策部所管について」について質問し、市長 小川公人、教育長 高橋侃、教育部長 佐々木雄二、選挙管理委員会委員長 古石允雄が答弁しました。
- 質問者
- 川村恒宏 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、教育長 高橋侃、教育部長 佐々木雄二、選挙管理委員会委員長 古石允雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 川村恒宏
それでは、通告に従いまして、選挙公報についてほか2件についてお伺いをいたします。1番目に、投票率の向上策についてお伺いいたします。政治家を志す者が必ず通らなければならないのは選挙でありますが、最近、国政並びに地方自治体の選挙で投票率が低下しているのが気になるところであります。代表制民主主義の根幹を成す選挙での選出のされ方として、これで本当に民意が反映されているのか、ごく一部の地域社会住民の代表としてよいのだろうかと考えさせられるわけであります。投票率を上げる方法と、なぜこれほど棄権者が多いのかと考えてみる必要があります。投票率の変動要因は、一言で言うと有権者の政治に対する関心に尽きると思いますが、多くの大変難しい問題も含んでいるわけであります。投票率の低下を招く要因としては、一つ目に争点がはっきりしていない、二つ目に政治に無関心な層の増大、三つ目に候補者数の減少、四つ目に政治不信などが挙げられます。加えて、市民生活のレベル向上とともに行政サービスも行き届き、地方議員が身近にいなくても、さほど不便を感じなくなっているのも要因の一つではないかと思います。戦後の選挙を振り返り、江別市長、市議選の投票率を見ますと、昭和30年代には87.0%から91.09%、昭和40年代には82.81%から83.32%、昭和50年代には71.71%から81.89%、昭和60年代には73.85%、平成に入ると59.8%から64.35%と、平成15年の選挙で初めて60%を切りました。一方、平成17年9月に執行された衆議院小選挙区選出議員選挙においては73.53%と上昇していますが、これは争点のはっきりした郵政民営化を問う選挙でありました。報道によりますと、今回行われる統一地方選挙は、市長、道議選は16年ぶりの無風になるとの予想がされていますが、投票率の低下が心配されます。そこで、投票率の向上について、選挙公報を通じ、啓発、啓もう、選挙を呼び掛けることが必要であります。あるいは、市民が投票する投票所の段差の解消、土足での投票など設備面での改良をすることなど、有権者が投票しやすい環境づくりが必要と思いますが、どのような対策が取られているのか、お伺いをいたします。次に、迅速な広報活動について。選挙の投票結果は、立候補者である当事者はもちろんでありますけれども、有権者である市民の方々ができるだけ早く知りたがっているのは当然であります。従来より開票所で開票結果が発表されますが、電子社会の現在、インターネットや立候補者に対するファクスでの通知など、開票結果の素早い広報・周知はできないものか、お伺いをいたします。続いて、教育行政について。いじめについてお伺いをいたします。最近、学校でのいじめによる児童生徒の自殺、責任を感じた校長の自殺など、教育現場が連鎖的におかしくなっているのではないかと私には感じられます。教育界は、児童生徒をかばうことが原則で、すべてを包み隠すことが常態化しているのではないでしょうか。また、様々な競争原理の中で、学校間の評判が必要以上に強く意識され始めたことと無縁だと言い切れるのでしょうか。2006年の1年間における恐喝や傷害など、小中学校のいじめに関した事件数や摘発、補導した人数は前年に比べると急増していることが、警察庁のまとめた資料で明らかになりました。2006年のいじめ関連事件は233件、前年比41%増、検挙・補導された人数も460人、前年比41%増となっております。長野県教育委員会では、いじめに対するいじめ対策チームが編成されて、いじめに対して、いじめられた児童生徒の立場になって徹底的に問題点を解決していく制度、手法が取られております。児童生徒らの小さなサインを見逃さない。いじめが判明したら、担任任せでなく、学校全体で取り組む姿勢が解決につながっております。いじめの問題で大切なのは、いじめを受けている子供の心のケアと同時に、いじめる側の児童生徒に対し厳しい指導等をすることと、場合によっては親にも知らせ協力してもらうことなど、真剣に取り組んでいる様子がNHKテレビで報道されました。担当責任者は、人生50年、五十数年を生きて、一人の子供も救えないのかと嘆いておられましたことに私は感激をいたしました。いじめで相手をののしったり、身体的特徴をからかったりする行為も、侮辱罪や名誉き損罪に問われることがあります。また、殴ったりけったりすれば暴行罪だし、けがでもしたら立派に傷害罪が成立する犯罪行為であると。いじめ自体が犯罪だと言っている人もおります。さて、1点目に、教育委員会でいじめに関するアンケート調査をした結果について、学校で今後どのように指導していくのか、お伺いをいたします。2点目に、未解決のいじめに深刻ないじめはなかったのか。それをどのように指導していくのかもお伺いをいたします。私が最近読んだ数学者の藤原正彦氏の著書、国家の品格の中で、父親から、弱い者がいじめられているのを見て見ぬふりをするのは卑きょうだと、武士道精神をたたき込まれたエピソードを書いておられました。家庭でも、小さいころからこの卑きょうを憎む心を育てることが大切だと思います。学校でも、いじめはもちろん根絶せねばなりませんが、いじめを見て見ぬふりをしない環境をつくり、教育現場から尊い命が失われないように努めていただきたいと思います。次に、江別小学校の空き教室の活用についてお伺いをいたします。江別小学校の歴史をひもときますと、明治19年7月に現在の市立病院付近で屯田兵の子弟教育のために、当時は兵村学校と称し、江東小学校として開校をしております。昨年、開校120周年の伝統があり、幾多の俊英を卒業生として送り出した学校でもあります。江東小学校、江別町尋常小学校、江別尋常高等小学校など幾多の変遷を経て、明治32年に現在の地である萩ヶ岡に移転をいたしました。平成11年に江別小学校から分離して上江別小学校が新設されて、児童776名、教員12名が新設校へ転出されました。このことにより空き教室が発生して、郷土の展示室、発明教室として教室を活用しております。一方、柔道の始まりは定かでありませんが、昭和の初めころから警察署や北日本製紙の道場で合同練習が行われていたようであります。江別市の柔道の歴史は、今の連盟の前身である江別柔道同好会が昭和24年に発足し、市民の健康と精神の充実に寄与し、青少年の健全育成に果たされた役割は大きなものがあります。しかも、近年、女子柔道の活躍は目覚ましいものがあり、全道大会、全国大会に出場して優勝を果たし、関係者はもちろんでありますが、市民の期待にこたえてくれました。さて、昭和26年当時、道場がなくて困っていたころの様子について、現連盟の理事長であります今野昭男氏は柔道の50周年記念誌でこう語っております。石崎という酒屋の倉庫を借りたけど、うまくなくて、再び王子に変えようということで王子の道場になったのですが、そこが火事で焼けたので、また石崎の倉庫に移り、またそこが解体されるということで、いよいよ丸山先生が自費で道場を始めることになったと、道場のなかったことの苦労を語っています。丸山先生の道場にかける情熱に改めて敬意を表するものでありますが、現在、江別地区には常設の道場はなく、練習場を求めて歩き、体育館で畳の上げ下げをするなど、指導者はもちろんでありますが、子供たちも大変苦労しているのが実情であります。ここで、現在の財政下で武道場の建設は極めて困難であると思いますが、連盟や関係諸団体からも要望書が提出されていると伺っております。江別小学校の空き教室を活用して柔道の練習場にできないものか、お伺いをいたします。また、是非実現に向けて取り組んでいただきたい課題であると思います。次に、企画政策部所管について。姉妹都市提携30周年に向けてお伺いをいたします。アメリカ・オレゴン州のグレシャム市と姉妹都市提携30周年を迎える今年は、江別市から市長をはじめ、議会からも訪問が予定されております。過去、行政機関や市民レベルの各層にわたり、様々な方の努力と苦労が重ねられて交流が始まり、教育交流、経済交流、その他の交流が行政をはじめ、市民レベルでも行われてきました。実は、私も提携20周年のとき、市長並びに市民交流訪問団と一緒に訪問させていただき、まちを挙げての市民レベルの大歓迎を受けました。陶芸家のディブ・エナご夫妻のご好意でご自宅に泊めていただきましたが、自宅の庭には小川が流れ、野幌原始林より太い樹木があると大変驚いて帰ってきました。江別市に来たときは必ずお会いして、交流を深めさせていただいております。グレシャム市の行政の仕組みや、その手法など、江別市との違いを勉強させられて、大変印象深く思い出に残っております。また、自然の大変豊かな国で、コロンビア川のほとりのほとんどの家の横にはボート格納庫があるなど、人々がゆったり暮らしている様子が今でも目に浮かびます。さて、江別市とグレシャム市の姉妹都市提携は、資料によりますと、札幌市の要人が、姉妹都市であるポートランド市を訪問した際、グレシャム市在住の日系二世のヘンリー加藤氏が通訳を務め、1975年(昭和50年)5月に通訳として札幌市を訪問した際に江別市を見学いたしました。その際、札幌市とポートランド市の姉妹都市提携が円滑に進んでいる現状を見て、ポートランド市とグレシャム市の関係が地理的に札幌市と江別市の関係に類似しており、グレシャム市と江別市を姉妹都市提携させたいと考え、昭和50年8月、留学のためにグレシャム市に在住しておりました原田富士雄氏を介して、父親であります元札幌市長の原田与作氏を通して江別市長に要請したとなっております。その間、双方で様々な手続を経て、1977年5月20日に姉妹都市提携の盟約に調印されたとなっております。しかし、提携30周年を迎える現在、毎年順調に、しかも活発な交流が交わされているかと尋ねられると、言い難いものがあるのではないでしょうか。30年の交流でありますが、市民の関心や米国へのあこがれの感情が薄らいできているのではないかと思います。しかも、昨今、年間1,000万人以上の人が海外に行くご時世でございまして、多種多様な外国との市民間交流が進展しており、今後の交流が先細りすることが心配でなりません。今後どのようにして盟約に沿って相互に産業、経済、文化、市民の交流を進めていこうとしているのか、お伺いをいたします。また、市内にアンテナショップを設けて、グレシャム市の物産を販売しておりますが、どの品目がどれくらい売上げがあるのか、お伺いをいたします。江別市側の物産は向こうでどのぐらいの販売額があるのか。販売していないとしたら、何が障害となっているのか、お伺いをいたします。以上で第1回目の質問とさせていただきます。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
川村議員の一般質問にご答弁を申し上げます。グレシャム市に係る姉妹都市交流についてでありますが、これまで教育、文化、経済交流を主要なテーマとして、両市の市民がお互いのまちを訪問し、友好を深めてきたほか、アンテナショップの開設やホームページなどを通じた市民への情報提供を行ってきたところであります。近年は特に文化、教育面における交流が盛んになっております。具体的に申し上げますと、教育委員会で実施しております中学生国際交流事業として、中断した年もありますが、平成7年度から毎年6名の中学生をグレシャム市に10日間派遣し、平成9年度からはグレシャム市側からも毎年8名の生徒が江別市を訪れ、相互にホームステイをしながら地元の中学校に通い、両国の一般家庭の日常生活や学校生活を体験するとともに、互いの文化の紹介などを行うほか、引率教師も現地中学校で授業を実施するなどし、事業開始から現在まで54名を派遣し、69名の受入れをしてまいりました。また、江別市都市提携委員会が実施しております高校生相互派遣事業も、市内在住の高校生を約1か月間グレシャム市に派遣し、グレシャム市側からも高校生が江別市を訪れ、地元の高校生活を体験しており、今年度まで52名を派遣し、30名を受け入れてきております。これらの派遣を体験した生徒は、語学力の向上はもちろんでありますが、現地で友人を得、様々な経験を通して多くのことを学び、心を豊かにしてきております。また、グレシャム市からの生徒を受け入れた学校では、歓迎行事や交流事業などを実施しており、同世代の生きた英語や外国文化を学べるなど、生徒をはじめ学校関係者からも大きな反響があり、子供たちが国際社会に関心を抱く動機付けとして意義あるものとなっております。いずれにいたしましても、社会がグローバル化する中で、将来を担う子供たちが世界を知り、より飛躍していく上からも、姉妹都市交流は重要なものと考えております。したがいまして、今後も当面は教育、文化が主体となるものと思いますが、姉妹都市提携30周年という節目の年に当たり、改めてこれまでの取り組みを検証し、今後の交流の在り方、かかわり方などを協議、検討してまいりたいと考えております。また、経済交流でありますが、まずグレシャム市関連商品ということについては、NPO法人やきもの21が江別グレシャムアンテナショップで販売しておりますが、販売実績については、平成18年度分について、1月末現在でボイドコーヒー関係が107万1,000円、その他ジャムやブルーベリーなどのオレゴンフルーツ関係が62万円、合計169万1,000円であります。なお、現在、江別市内の商品をグレシャム市内で販売している実績はと、こういうことでありますが、これについては現在のところないと伺っております。ご質問にあります今後の経済交流の取り組みについては、平成13年6月に、グレシャム市側から市長、助役、経済開発部長、姉妹都市提携委員長、江別市側からは商工会議所の正副会頭、工業団地組合正副理事長、経済部により経済懇談会を開催しており、相互の経済交流を進める協議が行われましたが、江別市内の商品をグレシャム市内で販売することについては、地元企業からの要望やグレシャム市側の受入れ事情などから実施できずに現在に至っております。経済交流については、ご承知のとおり企業間同士、民民による活動が原則でありますが、輸出入に当たっての食品衛生法上の問題などハードルが高いと伺っております。いずれにいたしましても、前段申し上げました30周年、これを契機にご質問の件について姉妹提携している商工会議所とも相談し、経済交流が可能となる方策について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。このほかのご質問につきましては、教育長ほかをもってご答弁を申し上げます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
私から教育行政につきましてご答弁申し上げます。児童生徒のいじめについてでございますが、市教委では、いじめに関する従来のアンケート形式には、いじめられる側の真意が必ずしも反映されないなどの課題を踏まえまして、いじめを中心とした心の問題の対応策の一つとして、あえて学校を通さないで、直接子供と親が各家庭で記入する方式として、いわゆる心のダイレクト・メール事業を昨年10月に実施してきたところでございます。このアンケートの回収状況につきましては、所管委員会等に既にご報告申し上げておりますが、昨年12月末現在で小学校及び中学校合わせて906人から提出がございました。このうち、今いじめを受けていると回答した児童生徒数は186人でございます。これらいじめを受けているとの回答に対する指導の状況につきましては、訴えているいじめの事実確認とか関係児童生徒への指導、関係保護者への説明や謝罪など一連の指導を終えて、全面的に解決したものが30人、率として16.1%であります。また、指導を終えて解決したものの、関係する児童生徒の状況把握や解決後の再発防止などのために、なお継続的な観察・指導が必要なものが51人、率にして27.4%でございます。次に、現在なおいじめの事実や経過等について指導継続中であるものが10人ほどおりまして、率にして5.4%であります。また、関係する児童生徒が確認できないために、学校、学年、学級等の集会あるいは学級会や道徳の時間等で全体的な指導を行いながら調査継続中であるものが95人ほどおりまして、率にして51.1%でございます。なお、これらの訴えの中に、自殺予告などの深刻で緊急的な対応を必要とするものはございませんでした。次に、調査継続中のものに対する今後の指導への対応につきましては、教育委員会内に設置いたしました心の情報本部が中心となって、いじめを見たり聞いたりしたことがある児童生徒から寄せられましたいじめの情報とかアンケートによる訴えなどを手掛かりにして学校に情報を提供するなどして、今後とも問題の解決に努めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、私ども行政の役割は、子供や親からの情報の受容と、それを学校に向けて情報の提供を行い、ときには学校に対する指導・助言を行うことであると認識しております。また、学校はあくまでもいじめ問題解決の拠点でありますことから、ときにはPTAや地域の応援をいただきながら今後とも対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以下、教育部長をもってご答弁いたします。以上でございます。
答弁 教育部長 佐々木雄二(教育部長は2007年6月まで)
私から江別小学校の余裕教室の活用についてご答弁を申し上げます。これまで各小中学校の教室の利用状況調査を実施してまいりましたが、江別小学校についても余裕教室がございます。余裕教室の活用に当たっては、市教委の所管から全庁的な取り組みへと進める中で、平成18年3月に学校施設利活用検討委員会を設置し、また江別市立小中学校の余裕教室活用指針を策定し、検討を続けてきたところでございます。ご質問の江別小学校の余裕教室を柔道練習場にということでございますが、これまでも江別市体育協会などからの要望を受けておりますことから、学校施設利活用検討委員会におきまして様々な検討を重ねてきたところでございます。その結果、柔道などの武道を含めたスポーツの場とすることは、有効な活用方法の一つであると認識をいたしております。なお、現在、活動団体や学校との協議も含め、利用の形態、施設の整備方針、管理体制等について検討しており、その実現に向けて取り組んでいるところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
答弁 選挙管理委員会委員長 古石允雄(選挙管理委員会委員長は2015年6月まで)
川村議員のご質問にお答えをいたします。今回、この時期にご質問いただくということで、大変感謝申し上げます。まず、投票率の向上策についてでありますが、本年は4月に知事・道議会議員選挙と市長・市議会議員選挙が、さらに7月には参議院議員選挙が行われます。選挙の中でも地方選挙は、ほかに比べ、より身近な選挙であり、今後の自分たちの身の回りのことや生活の在り方を決める代表を選出する大切な機会であります。選挙管理委員会といたしましては、より多くの方に政治や選挙に対する関心を持ち、投票行動につなげていただきたいと考えております。そこで、1点目の投票所の環境整備についてでありますが、ご高齢の方や足の不自由な方のために、33投票所すべてに車いすの配置を行うほか、スロープの必要な出入口には既設・仮設合わせて30か所に配備し、フロアシートなどを敷くことにより、28投票所では土足のままで投票ができるようになりました。次に、2点目の懸念されている投票率の低下についてでありますが、これは20代、30代の有権者を中心とした政治的無関心や政治離れなどが大きな要因の一つとされております。選挙管理委員会では、今回の統一地方選挙の執行に合わせ様々な啓発活動を計画しており、広報の選挙啓発特集号の発行や、明るい選挙推進員によるJR駅前及び大型店舗前での街頭啓発活動はもとより、今回より20歳前後の若い方々にも選挙の重要性を実際に体験してもらうため、市内四つの大学と連携して選挙事務に従事する学生アルバイトの登録制を初めて導入するとともに、2月下旬より江別市のホームページに選挙に関するページを本格掲載いたしました。投票率は、その時どきの政治情勢や候補者等によって左右されることも多いと言われていますが、いずれにしても選挙管理委員会としては、最善の啓発活動を考え、いかに若い層を中心に投票率を向上させていくかが、正確で効率的な選挙の執行とともに大きな使命と考えております。次に、迅速な広報活動についてのお答えを申し上げます。選挙管理委員会では、各種選挙の執行に際し、何よりも間違いのない正確かつ迅速な投開票事務を基本に努めてまいりましたが、有権者あるいは候補者の方々には選挙の結果をより早く承知し、確認したいという気持ちがあることも、よく理解しているところであります。これまで投票や開票の結果につきましては、開票所のみで発表してまいりましたが、今回の統一地方選挙からは、投開票に係る中間経過や最終結果につきまして江別市のホームページに掲載することとし、現在、担当部局と準備を進めているところであり、このことは選挙啓発特集号などで周知する予定でございます。なお、当市の投票率につきましては、インターネットで午前10時現在から2時間置きに最終結果までを、開票につきましては、午後10時現在からおおむね30分置きに、開票所の発表とほぼ同時にホームページに掲載する予定でございます。また、開票事務そのものにつきましても、投票用紙読み取り分類機の導入など開票集計システムを見直すことにより、迅速で正確な事務を行うよう努めてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
質問 川村恒宏
それぞれご丁寧にご答弁いただきまして、ありがとうございます。いじめの問題でちょっと2質をさせていただきますけれども、大変深刻な問題でございまして、全国的にも大きな問題となっているわけでございますが、江別市のいじめに対するアンケート調査は、各市町村に先駆けてアンケートをとったことに対して、まず敬意を表したいと思います。しかしながら、学校を通さないでアンケート調査をしたということは、逆に言いますと、学校ではいじめというものを隠すと言いますか、認めようとしないような体質があるのではないかなということがちょっと懸念されますが、その点についてお答えをいただきたいと思います。アンケート調査を私なりに、分析と言うほどではないんですけれども、読ませていただきますと、どこの場所でいじめを受けるんですかという問いに対して、小学校も中学校も学校の中という答えがありました。このパーセンテージは、小学校ですと62.7%、中学校ですと68.8%となっておりまして、半分以上が学校の中でいじめがあったということが判明しているわけでございます。それと、もう一点は、いじめられているということをだれに伝えたのかという問いに対しても、家族が一番多いんですけれども、そのほかに学校の先生に伝えたというのが小学校では25.8%、中学校では29.6%ということで、ほぼ3分の1ぐらいが学校の先生に何らかの形で伝えられたということが分かったわけでございます。親なり、学校の先生なりに自分のいじめを相談しても、なかなか解決まで結び付かなかった。残されたいじめも今後十分、教育委員会でその対応について指導していただきたいと思います。これは長野県の教育委員会で、電話での相談でしたけれども、いじめられている子供は決して恥ずかしいことではない。そして、決していじめられている方が悪いわけではないということを言っております。ですから、弱い者の立場に立って学校では指導していただきたいし、万が一にも、いじめた方が悪くなくて、いじめられる方が悪いんだと、そういう視点に立ってはもらいたくないと思います。それで、ちょっとお聞きしたいのは、子供あるいは親から学校の先生なり学校がいじめがあったという報告や相談を受けた場合、学校側では指導マニュアルと言いますか、そういうものはあるのかどうか。個々の担任の先生にそれを全部ゆだねておられるのかどうか。学校として、あるいは教育委員会として、そういう問題が発生したら全体で対応されているのか。標準的な対応策があるのかどうか。担任の力量だけにそういうことをゆだねておられるのかどうかということをお聞きしたいと思います。この二点をまずお聞きします。
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
ただいまの川村議員のいじめを中心とした件についてお答えいたします。二点ほどになろうかと思います。1点目は、学校側がいじめの実態を隠すケースがあるのかないのかというような件だったと思うんですけれども、従来のアンケートは学校主導で、短時間にアンケート用紙に学活などで記載して、ぱっと先生が集めて、そしてその中身を担任がもちろん見ます。そういう実態です。子供たちも隣同士お互いにちらちらと見合いながらやるものですから、真意が果たしてそのアンケートの中からくみ取れるのかどうなのか。正しい情報を担任が受けられるのかどうなのかという疑問点も一点ありますし、それから担任によっては、事実があっても、議員がご指摘のように、それを果たして親に伝えているかどうかという部分についても、ちょっと従来のアンケートにはあい路があったのではないかということで、あえて江別市としては、学校を本来信用しておりますけれども、本当にじっくり時間を掛けて正しい情報を得るためには、子供と親が家庭でお書きになって、それを情報として教育委員会に上げてもらうという形を取ったわけであります。そういうことで、決して学校がいじめの実態を隠したわけではないけれども、より江別市の心のダイレクト・メール事業の方式によるアンケートの方が、いじめの解決に結び付くのではないかということでやったわけでありますので、ご理解いただきたいと思います。それから、2点目、担任の問題でございます。滝川市のあの幼いそう明な女の子が命を絶ったのは、私はやはり時間を置いて考えると、その女の子の学級の担任の学級経営力、いわゆる学級を経営する力というか、これは、自分の造語ですけれども、担任力と言っているんです。教師の力量が場合によっては尊い命を落とすことになりかねないということですので、私は学校での担任の負う力、それから担任が持つべき経営力と言うんですか、これは非常に大きいものがあるだろうと思います。よって、学校の経営者である校長は、常に学級経営がうまくいっているかどうか、やはり常日ごろ各教室の動きを注視しながら経営に当たっていただきたいと。万全を期して学校経営をすることが校長の責任ですし、一つひとつの経営上の細胞に当たるのが学級でありますので、学級担任も一つ子供一人ひとりに十分目配り、気配りをしながら本務を全うしていただきたいというふうに考えております。そういうことを通してこのいじめ問題というものは、時間が掛かるでしょうけれども、なくなっていくのかなと期待をしているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
質問 川村恒宏
はい。
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
申し訳ございませんでした。マニュアルですけれども、もちろん文科省自体にマニュアルがあり、道教委でも作成しておりまして、それを受けて各学校にも独自のマニュアルはあるんです。にもかかわらず今回の滝川市をはじめとした事件が起きたということで見直しが掛かって、今、新たにマニュアルを作ることももちろん大事だけれども、先ほど私が申したように、子供への対応というものを大所高所から今一度見直しの時期にきているのではないかということでお答えしたわけであります。以上でございます。
質問 川村恒宏
ご答弁ありがとうございます。深刻ないじめの問題は、教育長は先ほど力量と言いますか、担任の先生の指導力と言いますか、それにゆだねているというお話ですけれども、一人ひとりの担任の先生の教育力を高めることはもちろん大事であります。そういう問題が発生いたしましたら、担任だけに任せるのではなくて、学校全体で是非取り組んでいただいて、解決に向けて指導していただきたいということを申し上げまして、終わらせていただきます。