江別市議会 平成17年第2回定例会 2005年6月17日
(1)健康福祉部所管について/(2)消防行政について
2005年6月17日、江別市議会の一般質問で、坂下博幸議員が「健康福祉部所管について」「消防行政について」について質問し、市長 小川公人、消防長 小島満が答弁しました。
- 質問者
- 坂下博幸 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、消防長 小島満
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 坂下博幸
ただいま議長の許可を得ましたので、通告に従い、順次質問してまいります。初めに、健康福祉部所管についてお伺いをいたします。厚生労働省が6月1日に明らかにした2004年人口動態統計によると、1人の女性が生涯に生む子供の平均数を示す合計特殊出生率は1.29となり、過去最低を記録いたしました。急速な少子高齢化の進展は、生産年齢人口や労働力の減少を通じて経済への影響は大きく、年金・介護・医療の社会保障にも影響が懸念されております。しかし、90年代から少子化対策が始まってまいりましたが、その兆しは余りにも弱々しく映るものであり、社会全体の真剣な取り組みが必要と考えるところです。少子化社会白書では、少子化の背景として、一つに、仕事と子育てを両立できる環境の整備の遅れや高学歴化。二つ目に、子育てに対する負担感の増大。三つ目として、経済的不安定の増大等々が指摘されており、問題解決に向けた努力をお考えのようです。単に、生めよ増やせよで解決するものではなく、構造的な問題として解決しなければならないと感ずるものです。こうした中、他自治体においては独自の少子化対策に取り組んでいる。奈良県では、結婚・出産・子育てを社会全体で支えていく意識づくりなどを柱として、社会で支援する体制を構築されております。水戸市では、少子化は社会における様々なシステムや価値観と深くかかわっており、長期的な展望の必要性から少子対策課を立ち上げられ、次の世代を担う子供を安心して生み、育てやすい環境整備を進められております。私たち公明党はチャイルドファースト(子供優先)の社会構築に向けた体制づくりが必要と考え、当市における少子化問題に積極的に取り組んでまいりたいと考えており、以下の質問をさせていただきます。一つ目として、江別市に少子化対策を専門にする担当課創設についてをお伺いをいたします。次世代育成支援行動計画を拝見させていただきました。江別市の出生の状況では、第二次ベビー・ブーム以来ほぼ一貫して少子化が急速に進行していることを表し、平成15年には出生数が799人と800人を割り、5次総計の基本としていた人口推計を下回る出生であり、合計特殊出生率も江別市は1.11となっており、全国、全道平均より低い状況であります。現人口を維持するために必要な合計特殊出生率は2.08と言われており、このままの推移は経済への影響は大きく、年金・介護・医療の社会保障にも影響が大きいと懸念をしております。経済という視点で私なりに少子高齢化の将来を予想すれば、収益性、効率性の高い経済基盤を確立しておかなければ、来る予想を現状の経済的な基盤で維持できるはずがないと考えております。そのような状況にならないための経済部のさらなる活躍が必要であり、また、別の選択として小さな市政を選択するとすれば、いま一層の行政改革が求められることになると想像するところですが、市長はどのようにお考えでしょうか。どちらにいたしましても、少子化を重要な課題としてとらえ、専門的に少子化対策を行う必要性があるものと考えますがいかがでしょうか。より専門的に将来を見据えた少子化対策を行う担当課の創設についての必要性についてお伺いをいたします。二つ目として、保育園を保護者の時間帯に応じた受入れ保育についてをお伺いをいたします。札幌圏のハローワークによりますと、常用(正社員)で事務職は0.23倍と最も求人倍率が低く、就職し難い業種となっており、販売業で0.5倍、サービス業で0.61倍と、事務職よりは比較すれば就職しやすい業態と言えますが、北海道の経済状況が全国一と言われるほど悪い状況下で、決して楽な就職状況ではございません。パート職では、事務職は0.23倍であり、大変厳しい環境ですが、サービス業ではホームヘルパーを中心に求人を満たす1.68倍と求人が多い業種でもございます。しかしながら、ホームヘルパーさんの勤務時間帯を調べますと、事業者により違いがありますが、早番、日勤、遅番、夜勤と分かれていたり、勤務時間相談、休日はシフト制であったり、シフト制変形労働時間、夜勤ありだったり、札幌圏では一番就職しやすいはずが、子育て中の母親にとっては一番就職しづらい業種となることになります。なぜかと申すまでもなく、働く母親をサポートする保育の時間帯になっていないことが問題になっていると考えられます。平成10年に知多市で行った少子化対策での子供を安心して生み、育てる環境づくりのために、今後どのようなことが必要かのアンケート調査において、育児休業や多様な労働制度など、仕事と家庭の両立のための制度の充実や、乳幼児保育、一時保育など多様な保育施設の整備・充実を望む声が多く、子供を持った女性が働きやすい環境がトップになっております。環境整備の後れが指摘されておりますが、江別市も同様と考えております。結婚された後も女性のキャリアが生かされるためにも、母親として家庭の経済を支えて頑張って働く側の実情に合った、また沿った保育の時間帯も含めたお考えがなければ、江別市の少子化対策の問題解決にはならないものと考えます。一律の時間帯での保育ではなく、働く側に立つ時間帯での保育行政を行うべきと思いますがいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。三つ目として、延長保育、夜間保育の考え方と実情に合った延長保育、夜間保育の実現についてをお伺いをいたします。延長保育については、当市のご担当者にお伺いをすると、これ以上の延長保育は預けられる側の子供に身体的負担等が多く、現実的ではないようなお話をお伺いをしております。しかしながら、北海道のご出身である浜松医科大学の安梅勅江教授著書の子育ち環境と子育て支援の中に、夜間や延長保育については、長年実証的な研究による根拠のほとんどないまま、子供の成長発達に悪影響を及ぼすとした見解が、その普及と理解を阻む大きな原因と指摘した上で、長時間保育の子供たちの発達への影響について、全国87の保育園、1,957名について、子供たちの運動発達、社会性発達、言語発達への影響を5年間追跡調査した結果、延長保育、夜間保育の保育時間には、分析の結果、影響がないことを示されました。子供の発達や適応には、保育の時間形態や時間帯ではなく、家庭における子育ち環境及び保護者の育児への自信やサポートなどの要因が強いことを指摘されており、その対応として子育て支援センターのさらなる充実が望まれているものと考えるところですが、当市の現状として、1時間の延長保育を実施するのが精一杯とのご見解の根拠として、預けられる側の子供たちの発達身体的影響ですが、安梅勅江教授のご研究で、根拠として薄れた以上、働く側に即した保育ニーズに合った延長保育、夜間保育をご検討いただきたいと考えます。お考えをお聞かせください。もし、どうしても市の現状では、現状に合った延長保育、夜間保育ができないとのことであれば、指定管理者制度、民間委託の考えも含め、お示し、お答えいただければと考えます。四つ目として、民間保育園の支援についてお伺いをいたします。認可制度において、夜間に及ぶ延長保育を行っている代表的な施設は夜間保育園であり、しかし、認可夜間保育園の定員は2,000人強とされ、一方認可外保育園の利用者は20万人以上に及ぶとされております。宮崎日日新聞のコラムに、夜間保育の園長がなぜ開設したのかをお話しされておりましたのでご紹介いたします。雰囲気が暗く、子供たちを隠すようにしていた夜間保育の現状を見て涙が出たと話され、それをきっかけに16年前に同保育園を開設され、同園のほとんどが一人っ子だが、上の子が下の子の面倒を見てかわいがる。一人っ子が、ここに来れば兄弟のように育つ様子を紹介されており、当市の民間保育園の現状も同様にご努力されているものと考えております。安梅勅江教授のご指摘にもございますが、保育の質の評価を考慮しない議論は、それ自体、保育の本来あるべき姿、すなわち子育ち、子育てを支える、子育てを支援する機関として常により良い支援のためにせっさたくまする理念をゆがめるものになりかねないと指摘をされております。保育の質の評価を均一化するために、公民合わせたデータを取る必要性があるかもしれませんが、保育の質の評価を適正に評価し、市民ニーズに合った保育を高めるために、支援の必要性など保育行政はどうあるべきなのかをお考えになるべきではないかと考えます。いかがでしょうか、市長のお考えお伺いいたします。消防行政についてお伺いをいたします。ある新聞に、このたびの職員の不法投棄が、あたかも消防職員定数が少ないことに起因しているような記事が載りましたが、この問題は、そもそも社会生活の基本的マナーの欠如にあるものであると理解をしており、委員会においてもそのように伺いをしております。なぜこのような記事になるのか理解に苦しむものですが、消防長からこの問題に対してのお考えをお聞かせください。また、不祥事が続いたことに対し、心から市民におわびをするとともに、消防団として仕事を持ちながら江別市の消防行政の一翼を立派に担っていただいていることを考えると、このような事件は誠に恥ずかしく、今後の職員研修の在り方、採用の在り方について消防長のお考えを併せてお伺いをいたします。以上で第1回目の質問といたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
坂下議員の一般質問にご答弁を申し上げます。少子化対策についてのご質問でありますが、我が国の少子化は急速に進行しておりまして、平成元年の1.57ショック以降、エンゼルプラン、新エンゼルプランといった施策を講じてきたところでありますが、合計特殊出生率は一貫して低下し続け、平成15年には1.29という過去最低の水準に至っているものであります。このため、少子化の主たる要因であります晩婚化・未婚化に加え、夫婦の出生力そのもの、ちょっとこの出生力という表現、なかなか理解しにくい、生み育てようという考えを持たないというような意味かな、こう思っておりますが、出生力そのものの低下という新たな現象と、急速な少子化の進行を踏まえ、少子化の流れを変え、次代の社会を担う子供が心身共に健やかに育つ社会の実現に向けた取り組みが必要とのことから、次世代育成支援対策推進法が制定され、各地方自治体、常時雇用する労働者数が300人を超える事業主及び特定事業主に行動計画の策定が義務付けられ、江別市におきましても次世代育成支援行動計画を策定したところであります。ここで最も重要なことは、次代を担うすべての子供が健やかに生まれ、かつ育ちやすい環境の整備を行うことによって初めて少子化の流れも食い止められることができ得るという基本的な姿勢が必要であると考えております。このため、地域が子育てに重要な役割を担い、地域での子育て力の強化を図っていくという地域からの視点、家庭・地域・行政・企業が連携してそれぞれの役割を担い、社会全体で支援するという視点に立ち、総合的な施策を推進していこうとするものであります。そこで、より専門的に将来を見据えた少子化対策を行う担当課の創設の必要性についてのご質問でありますが、市では行動計画の推進を図るため、次代の親となる子供の育成や学校教育の充実など教育環境の整備や子供の安全の確保、子育ての役割分担など男親の子育てへの参加や、仕事と子育てを両立支援のため、事業主や職場環境の意識改革や就労環境の整備など、医療・福祉に限らず教育・雇用など、それぞれの担当部局で子育て支援の推進を図っているところであります。一方、平成16年度から第5次総合計画を推進するために、施策マネジャーを配置し、子育て支援施策の総合調整を進めているところであり、これに沿った組織づくりも必要であると認識しているところでありまして、引き続き検討してまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。次に、保護者の時間帯に応じた受入れ保育についてのご質問でありますが、近年家庭の経済的事情等から女性の就労意欲の高まり、女性の就労機会の増加によりまして保育園等の利用が増加しております。また、女性のパート労働の増加など就労形態の多様化等によりまして、保育に対するニーズも多様化しております。このため、市では一時保育事業の実施などにより対応をしているところでありますが、今後、ますます多様な働き方が増えていくことが見込まれる中で、柔軟な保育対応を図っていくことも必要であると認識しているところであります。こうしたことから、親の就労形態の多様化に伴う断続的な保育に対応する特定保育事業等、どのような子育て支援サービスが可能か、検討課題としてまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。次に、延長保育、夜間保育についてでありますが、江別市では、現在、認可保育園では午後6時15分までの通常保育のほか、午後7時15分までの1時間の延長保育を、公立・民間全保育園で実施しており、認可外保育園においては3施設が認可保育園の延長保育時間を超えて延長保育を実施している状況にあります。次世代育成支援行動計画策定時に実施いたしました市民アンケートの中で、保育サービスの希望時間帯の調査も実施しておりますが、おおむね午後7時くらいまでに集中していて、長時間の延長保育や夜間保育に関する要望につきましては、現時点では比較的少ないと判断いたしているところであります。むしろ、日曜日や祝日における保育サービスであります休日保育の要望が多いとの認識に立っております。こうしたことから、施設の改築に合わせて、民間保育園による休日保育事業実施を計画しているところであります。いずれにいたしましても、保護者の多様な保育ニーズを十分把握する中で保育サービスの充実を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、民間保育園への支援についてのご質問でありますが、江別市の保育は公立保育園がけん引役となり、公立保育園の保育の質を向上させることによって、市の保育の質全体の底上げを行ってきたところであります。このため市では、民間の認可保育園の運営の安定と保育サービスの維持向上を目的に、独自の運営費補助を行っているところであります。その内容といたしましては、乳児保育実施園における栄養士等の調理人雇用費補助、1歳児の処遇改善のため、国の職員配置基準を上回る職員配置に伴う保育士雇用補助、障がい児保育補助や入所児童への牛乳購入補助等でありまして、入所児童の処遇改善を図ることにより、公立保育園と同様な保育サービスの充実を図っているところであります。また、働く親を支援し、事実上認可保育園の機能を補完している認可外保育園に対しましても運営費補助を実施し、一定の保育の質の維持を図っているところであります。一方、民間の認可保育園自体におきましても、保育サービスについて自己評価や第三者評価などの手法により評価し、利用者・市民に公表することにより、保育内容等の見直しを行うなど保育サービスの改善を図り、良質かつ適切な保育サービスを提供していくことが求められておりますことから、市といたしましても情報の提供等を行う中で連携を図ってまいりたいと存じます。今後におきましても、保育サービスの充実を図り、江別市全体の保育の質を確保するための支援を行ってまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。このほかについては、消防長からお答えを申し上げます。
答弁 消防長 小島満(消防長は2006年3月まで)
このたびの消防職員の不祥事におきましては、市議会をはじめ市民の皆様、消防団など関係機関の皆様に多大なご迷惑をお掛けし、また、信頼を著しく損なう事態を招いたことに対し、改めて深くおわびを申し上げます。ご質問の不祥事発生の起因についてでございますが、私といたしましても、社会生活を営む上での基本的なマナーの欠如、さらには、公務員倫理の欠如と考えているところであります。また、不祥事が相次いで発生した背景には、職場内における日常的な融和やコミュニケーション不足など、十分風通しの良い職場環境になっていなかったものと深く反省しているところでもございます。消防職場は、災害発生時において、指揮命令によりチームとして災害活動をいたしておりますので、他の職場にも増して、日ごろから協調性とお互いの信頼関係が強く求められています。このことから、職員の資質や知識・技術の向上、また、緊張感を求められる職場のため、職場環境づくりの対応として、公務員倫理研修、惨事ストレスを含むストレス・うつ病対策の研修、さらには、交通ルールとマナーの研修など、外部講師を招いて毎年計画的に開催してまいりました。今後の職員研修の在り方につきましては、管理職による個人面談や階級別面談、各課単位によるテーマ別コミュニケーションの実施、さらには、市職員としての資質の向上を図るため、全職員を対象とした公務員倫理や道徳研修などを従前にも増して推進し、不祥事の防止に努めてまいりたいと考えております。次に、職員採用の在り方についてでございますが、これまでも公務員としての資質と適性を基本に、専門分野に求められる能力を有しているかどうかを重点に実施しております。今後も、高度化、多様化する消防業務を担う有能な人材を広く求める視点に立って、基本的な能力の実証に加え、いわゆる人物評価を十分配慮した職員の採用を進めてまいりたいと考えておりますのでご理解願いたいと存じます。以上でございます。
答弁 消防長 小島満(消防長は2006年3月まで)
先ほどもご答弁申し上げましたように、私といたしましては、社会生活を営む上での基本的なマナーの欠如や公務員倫理の欠如と考えておりますので、職員の不足によることが原因とは考えておりません。以上です。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
質問 坂下博幸
第2回の質問をさせていただきます。初めに少子化対策についてですが、より専門的に少子化対策を行う担当課の創設についてですが、少子化の主要因を晩婚化・未婚化に加え出生率の低下を指摘をされておりますが、そのとおりと考えますが、そこに、なぜの疑問がないものが残念ではありますが。第1回にもご紹介いたしましたが、平成10年に知多市で行った少子化対策での、子供を安心して生み、育てる環境づくりのために、今後どのようなことが必要なのかのアンケート調査において、子供を持った女性が働きやすい環境がトップになっており、環境整備の後れが指摘をされております。また、昨年の10月7日に内閣府が発表いたしました少子化対策に関する特別世論調査によりますと、低い出生率が続く日本の将来に危機感を感じている人が76.7%に達した。理由としては、年金・医療費など社会保障制度に大きな影響を与えることや、労働力人口が減ることなどへの懸念が上位を占めたというふうに記載され、なおかつ、少子化対策で期待する政策として、妊娠・出産の支援、地域における子育て支援、生命の大切さ、家庭の役割についての理解促進、子育てのための安心、安全な環境整備、子育てにおける経済的負担の軽減、そして、仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しの促進というふうに女性の働きやすさ、そして、そういった環境を整備することが上位にきております。視点は違いますが、衆議院議員の野田聖子さんは、だれが未来を奪うのかの著書の中で、このようにお書きになっております。新エンゼルプランの策定だの、少子化対策基本方針やら次世代育成支援対策といった、それなりの名前を冠した施策を打ってきました。でも、少子化はとどまることを知らない。それは、役所が考えたプランは、出生率を取り込めたとしても、未婚率の増加傾向やDINKS(結婚しても子供を生まない夫婦形態)の存在といった、現在進行形の要素までは理解できないと指摘をされております。1回目のご答弁にもございますが、次世代育成支援行動計画の推進を図るため、各部署は支援推進を図っていくとのことでありますが、5次総計のバックデータである人口予想を上回る、それ以上の進行をする少子化の当市の現状を目の当たりにいたしますと、改めて少子化対策に的確に横の連携が必要であると考えており、目的を達成すべき部署が必要と考えております。各部署を統合して、デリケートな内容ではありますが、大胆に事に当たる必要性があると考えておりますので、再度、市長のご答弁をお願いをいたします。次に、保護者の時間帯に合わせた保育の受入れについてと民間事業者の支援について、併せて再度お伺いをいたします。保護課においては、小さな子供さんがいたとしても自立をすることを基本に指導をされております。私が知る限りにおいても、子供を施設に預け飲食店で夜遅くまで働き、子供を引き取るために努力をされておりましたお母さんのお子様が、慣れない施設で精神的に不安定な状況になり、母親の元に戻らざるを得なくなり、保護課において相談を求めましたが、自立をお勧めするご指導であったとお伺いをしております。幼い子供を抱え途方に暮れる状況をお聞きしておりました。様々な理由で離婚されたと思いますが、野田さんのお言葉をお借りすれば、未婚率の増加傾向やDINKSの存在といった、現在進行形の要素までは理解できない、全くそのとおりであると賛同するものであります。子供を生むことで女性のキャリアの喪失であったり、負担であったりすることに対して、夜働く女性に対して具体的サポートについてこたえていない状況は、子育て世代が必要としているところに対して、見ないふりをされているのか、それとも見ていないのか、所管ごとに市民に対する対応が違うのはいかがなものでしょうか。これでは、様々な形態の仕事が存在し、当市においても、経済部がご努力され、RTNに誘致しましたある企業、24時間体制の業務内容は、当然、求人を募集するにいたしましても、現に日勤、夜勤とシフト制であり、ほかの事業、サービス業等も含め、働く時間の変化を感じ取り、子育てと自立を促すためにも、保護者に合わせた保育が重要と考えております。検討課題とのことでありますが、公でできないのであれば、様々な対応が現時点ではあるはずであります。例えば指定管理者制度、民間委託。今一度、預けられる側の子供たちの発達身体的影響がないことを学術的な研究でも、先ほどご紹介したことにより明らかなことから、当然、質の確保支援を行うことは言うまでもございませんが、再度市長のお考えをお聞かせください。また、質の確保のための民間保育園に対する独自の運営補助の在り方について、現状の運営補助で少子化に対応できるのかどうかと疑問を感ずるものでありますが、併せて市長からご答弁をいただければと考えます。最後に、少子化に対する市長の当市の現状把握について、再度お伺いをいたします。第5次総計において想定されておりました江別市の平成12年から平成15年の出生数は年間850人と設定をされ、平成17年から平成22年までは873人と設定をされておりました。しかしながら、それを追い抜く形での平成15年の800人を割ったことは、単に5年ごとの見直しではなく、根本的な少子化対策をお考えになるべきと考えますがいかがでしょうか。また、必要なしとお考えであれば、将来にわたる社会保障を含めたグランド・デザインとはどのようにお考えなのかをお示しをいただきたいと思います。消防行政についてですが、これは要望にとどめますが、消防団のある先輩からお手紙をいただきました。働きながら、そして消防団として誇りを持って事に当たっていることを切々とお手紙の中に書かれておりましたが、私は、やはりそういった市民ですとか消防署を補完するといっても、誇りを持って、その消防団員として活躍をされている方々に対して、やはり、大変このたびの事象は残念でなりません。今一度、その消防長のご決意をお伺いをいたしましたので、それに向けて、市民に本当に愛される、また、期待される消防署としてこれからのご活躍を見守らせていただきたいというふうに思っておりますので、どうか意をおくみいただき、頑張っていただければと思います。以上で第2回の質問を終わります。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
坂下議員のご質問で、特に専掌課の設置というかそういったことを中心に大胆に答えろと、こういう再度のご質問でありますので、少しく、意をくんでいただくために補足的に改めてご答弁を申し上げたいと思いますが、まず、認識でありますけれども、ご指摘のとおり、江別市におきましても第5次の総合計画策定時の予測を上回る勢いで確実に少子化が進んでいる。こういう認識をしているところであります。こうした状況は、将来の地域経済活動や社会保障制度の安定継続を考えたとき、極めて憂慮すべき状況であると、このように基本的な認識として考えております。それから、専掌課に関連したことでありますが、ご承知のとおり、少子化対策は福祉・保健・医療・教育・雇用など大変広範囲にわたるものでありますから、ちょっと例を申し上げますが、北海道においては子ども未来づくり推進室、それから、札幌市では子ども未来局、こういった局を組織し、組織化対策に関する施策を総合的に推進しておりますし、また、我が組織についても、現行体制では次世代育成支援行動計画の総括した進行管理に難しさがあることも考えられますことから、こうしたことも十分検証する中で、当市におけるこれらを専掌する組織の在り方についても今後検討してまいりたいと、改めてそういった考えを申し上げたいと思います。それから、多様な保育ニーズへの対応でありますけれども、次世代育成支援行動計画策定時に子育て支援に関する市民アンケートを実施しております。それから、ご案内のとおり、5次総計の進ちょく状況を把握するということでもまちづくり市民アンケートを実施しているわけでありますが、こうした市民アンケートを通して市民満足度、市民ニーズを十分把握し、公・民の役割分担というものを踏まえまして、先ほど1回目の質問でお答えをいたしておりますが、要望の強い休日保育を基本とした民間事業者への支援を行ってまいりますのでご理解を賜りたいと存じます。最後に、改めて包括的に申し上げますが、今後の少子化対策でありますが、子供が健康に育つ社会、子供を生み育てることに喜びを感じることができる社会へのこうした社会への転換が喫緊の課題であることから、先ほどのご答弁で申し上げましたように、家庭・地域、あるいは行政・企業がそれぞれの役割を担い、社会全体で子育てを支援するという視点に立って、専掌組織の設置も検討しながら、実効性のある少子化対策を進めていく必要があると、このように考えておりますのでご理解を賜りますようにお願いを申し上げたいと存じます。以上です。