みんなの議会

江別市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日

(1)中学生の不祥事件について/(2)肝炎症状の早期発見について/(3)薬物乱用について/(4)生活環境行政について/(5)観光行政について/(6)江別駅前の旧国鉄清算事業団跡地の活用と今後の見通しについて

2005年3月9日、江別市議会の一般質問で、星秀雄議員が「中学生の不祥事件について」「肝炎症状の早期発見について」「薬物乱用について」「生活環境行政について」「観光行政について」「江別駅前の旧国鉄清算事業団跡地の活用と今後の見通しについて」について質問し、市長 小川公人、経済部長 久保泰雄、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃が答弁しました。

質問者
星秀雄 議員
答弁者
市長 小川公人、経済部長 久保泰雄、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 星秀雄

ただいま議長よりお許しを得ましたので、順次ご質問申し上げますので、お答えの方をよろしくお願い申し上げます。平成17年度予算案及び市政方針の取り組みに、会派としての考えも一部含め申し上げたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。前者の2人の方々の質問とも重複するかと思いますけれども、ご丁寧にお願いいたします。冒頭、このたび春日基議員においては、交通事故に遭遇して、復帰を見ずふ報という知らせを受けました。私と平成11年に当選以来、良き友として友情を保ちながら、議会ではよく相談をしたものでありました。同じ総務文教常任委員としてご一緒し、淡々とした彼の質問、厳しさの中にも愛情のある言葉を選ばれた彼でございました。会派の会長や様々な各種団体の重責をこなし、素晴らしい人物を失ったことは、市民にとっては大きな損失と思います。交通事故はごく身近に潜み、ところやときを選ばず、だれでもその失跡事故から自ら事故の恐ろしさを示してくれたものと思います。彼の教訓を生かし、交通事故のないまちづくりに努力しようとお誓い申し上げるところであります。昇天された春日さん、市民の幸せと残された家族のご加護を願うとともに、ただただあなたのごめい福をお祈り申し上げます。さて、昨年は、各台風において風水害とまた中越の大地震、本道においても留萌周辺や道東海岸沖の地震が頻繁化している中で、9月8日の台風18号は当市においても甚大な被害をもたらしました。一番ダメージを受けたのは、収穫を目前にしたビニールハウスをはじめ農業被害や、一世紀以上も育った木々、原始林の森や市の名木等々多くの貴重な環境が破壊されたことも残念でなりません。昭和29年の洞爺丸台風以来とはいえ、風の悪さでも未然の防止策はあるような気がしてならない。これらについては後ほど議論をしたいと思います。いずれにせよ、自然の仕業にせよ、一日も早く被災関係者の原状回復を願うものであります。また、先月、国民に大きな衝撃的な事件がありました。一番安心で安全な、地域住民に開放されている学校で、大阪府の寝屋川市の小学校に卒業生が侵入し、先生を殺傷した事件は余りにもショックで、文部科学省はもとより道教委でもこれらのセキュリティを含めての指示があったと思いますが、いずれにせよ犠牲になられた方々に対しても謹んでごめい福を祈るばかりであります。さて、この1月末に起きたのか、また起こしたのか、市内中学生の強盗致傷事件であります。さきの先生殺傷事件の覚めやらないうちでの事件です。市民にとっては、怒りと不安が交錯しているものと思います。所管委員会ですので、大綱にとどめますが、市長は多分やるせない気持ちでしょうが、行政の責任者として未然防止対策は考えていると思いますが、未来ある子供たちへと市民に語り掛けの言葉があればお願いしたいのであります。さらには、現場を預かる教育長の今後の取り組み姿勢についてもお伺いしたいのであります。私たちの世代を含め、戦後教育で復興に涙し汗して、世界に追い越せ、世界に追い付けの気持ちで努力して、今日の日本に幸せな時代を築いたものと自負したいものであります。そんな繁栄の中で、大量消費、大量廃棄に現れた産物かもしれません。今後十分、教育の基本的な部分を含め、見直しを強く感じるものであります。私たち議会人としても、今後これらについて十分議論をしていきたいものであります。提言ですが、私たち会派は、市内29校の全校が一致協力して、自分たちの決まりは自分たちで決める市内の子供たちのサミットを提唱しております。これらを実現して、恥じない子供たちの生活をつくり、これらに支援してまいりたいと、併せて大いに期待し、撲滅の一助としたいと感じておりますことも申し添えます。次に、命を守る観点から、肝炎症状の早期発見と薬物の乱用についてお尋ねします。私の友人が肝炎症にかかり、一昨年死亡しました。日焼けして真っ黒に元気で働いておりました彼が、まさかと耳を疑いましたが、彼と家族の話でしたが、若いころに輸血を必要とした病気があったようです。この種の病気は、不幸にして切り傷でも起こると聞いております。今、一番問題化しているのは、報道の知識しかありませんが、血液製剤(フィブリノゲン)使用による肝炎ウイルスは、自覚症状がないまま進む病気と聞いております。10年以上前の投与で、病気によってはカルテがなく、実態が不明で確認できず、不安を抱いているのが現状です。この感染者は150万人以上とも言われておりますが、早期に発見すれば進行を止め、改善できるとありますが、当市においても、現状を把握して、市民をどのように喚起し指導しようとしているのかお伺いいたします。特に平成17年度以降での基本健診事業で、この種の検査も実施すべきと思いますが、この件についても併せてお伺い申し上げます。次に、薬物乱用問題についてお伺いします。2002年の世界の自動車の販売額が35兆円で、戦後のモータリゼーションの販路拡大に伴い繁栄を醸し出したのであります。一方、この陰には、麻薬、薬物で中南米、東南アジアで製造されたやみルートで取引されたその金額は、驚くなかれ130兆円と公表されております。日本も、暴力団の資金源はもとより、今や老若男女を問わず浸透し、取り締まる公安当局と売人とのせめぎ合いが激化しております。この対象は年々若年化し、未成年者へとまんえん、さらに危機感に拍車を掛けている。昨年は、後志管内のあの有名校が連続して大麻所持でニュース化されましたが、やはり手を出せばやめられないのが薬物です。平成15年度で、道内では覚せい剤事犯で検挙数719人、江別市内でも7人の検挙者を出しております。平成16年度、横ばいではありますが、氷山の一角であります。薬物乱用とは、医療目的から逸脱して使用したり、目的を誤り医療以外の薬物を不正に使用する行為で、乱用する薬物には、シンナー、覚せい剤、コカイン、大麻、マリファナ、向精神薬つまりMDMAの使用で、人に誘われて1回くらいならと思って使い、繰り返すことでやがては薬のコントロールが効かず、いわゆる依存症まで発展する、すべての薬物乱用に共通した恐ろしい現象となっております。国連薬物乱用根絶宣言に、北海道はもとより薬物乱用防止対策関係団体が「ダメ。ゼッタイ。」のキャンペーンの下、普及運動を展開しておりますが、市としてもどのようにこれらに対応しようとしているのかお伺いいたします。市内のアイデンティティ団体、ライオンズクラブ2団体は、撲滅のための専門知識習得とプロジェクト編成をして活動に乗り出しました。これらの活動にも行政は関心を払い、他に活動関連団体との連携を持ち、関与していただくことを特に要望しておきます。次に、生活環境行政に関して2点ほどお伺いします。その一つは、ここ数年の間に鳥インフルエンザ、SARS、コイヘルペスウイルス、BSE、ノロウイルス等々、人体はもとより、ウイルスにより媒体や性質は違っているものの、世界的な感染病は驚くものであります。私たちの承知しているものとしては、エキノコックスだとか破傷風菌、ネコウイルス、狂犬病などのうち、今日はその狂犬病、これについてお尋ねしたいと思います。近年、少子高齢化に伴い、家庭の愛がん用として畜犬の飼育が急増しております。1,000万頭とも2,000万頭とも言える産業であります。最近では、引き運動もマナーが良くなっておりますが、私が心配しているのは、外遊びしてからの家での衛生面と狂犬病の予防策です。日本では、この種の病気は発生していないようですが、でも外来種の輸入や海外で犬に、かまれる事故があるようです。現にフィリピンや中国等で狂犬病による死亡事故まで報告されております。ここで、国の法律と検疫体制はどのようになっているのかと、当市の現状もお伺いいたします。予防注射をしたものとしないものとが制度的に変わらないのはいかがなものでしょうか。また、登録の実態と未登録の関係を法に照らし合わせた対応もお願いいたします。次に、冒頭触れました台風18号で失った緑の回復と今後の対応についてであります。地球温暖化防止策で、二酸化炭素など温室効果ガスの削減を義務化して、世界中が様々な地球環境を保全し、その目標達成に努力を重ねなければならない。私たちは、ごく身近では、緑の保全と緑を増やすことに努力しなければならない矢先、昨年の台風被害は余りにも残念でならないのであります。10年、100年掛けて、原生林を育てなければならないのに緑が簡単に一夜にして失われるのです。自然災害で仕方がない災害とは言い切れない感じがします。育てる側にも多少かしがあるものと思います。例えば、道路境界林では、床土が貧弱な場合、伸びるだけ伸ばした林は木のアンバランスで倒壊する。あるいは過密植林、せん定不足などがあります。一例としてでありますが、昨年の災害の後、江別第一中学校の校庭のしらかば林は、木陰が多く、地表温度確保のために行った枝の除去により被害を免れております。既存の木を守る観点から、どのような措置を講じるのか、あるいはどのようなことがベターなのかお伺いしたいのであります。次に、市内の緑の緑被率や公園面積保有などは、全国平均より高位置にありますが、水辺と緑の調和した私たちのまちをもっとアピールする必要を感じたのであります。NHK朝の連続テレビ小説わかばでは、あの神戸を緑と共生する調和のとれた家づくり、まちづくりをしたいとしておりますが、私たちの市街地の宅地販売も鈍化している中で、もっとこのような工夫が必要と思いますが、お考えをお聞かせ願いたいのであります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

質問 星秀雄

次に、観光行政についてお伺いします。観光行政の基本スタンスは、イベントを基軸として活性化を図ろうとしているかもしれませんが、もっと市民協働を打ち出して、知恵と努力に行政が支援していかなければならない。それなりに支援していけば、それなりに観光行政は前進するものと思います。観光資源として、旧岡田倉庫の位置付けや千歳川の右岸の河川防災ステーション、さらには開通間近い美原大橋の水辺を生かした観光に行政もかかわりを持ってはと思いますが、どのようなお考えを持っているのかお伺いしたい。提言ですが、一つとして、河川防災ステーションの名称についてです。例えば川の駅とでもして、寄ってみたい印象づくりも必要と思いますがいかがでしょうか。トイレのマークと、せっかく寄ったが市内の物産コーナーで見本だけを見せて、見せただけでこれでいいのでしょうか。物販も含め、今後の対応をお伺いいたします。今年もこいのぼりフェスティバルをにぎやかにされるようですが、是非成功を祈るものであります。この中に、川に遊び、川と親しむイベントも企画することをご希望申し上げます。もう1点、原始林を中心にした観光資源化して、工夫と知恵によっては素晴らしい観光が生まれると思います。都市近郊農業と原始林、数々のパークゴルフ場、100年以上の古豪の村、史跡、道立運動公園、早苗別川で育った蛍の群れ、数々の集積産業が建つRTN団地、水辺の多い堤、旧林木育種場、キャンプ場、丘陵からの眺望、北には夕張岳を望むパノラマ、札幌夜景、恵庭岳と樽前などなど資源が一杯あり、冬のイベントも定着したようであります。この地に名称を付け、一挙に市民の協力を求め、新たなプロジェクト・チームを作り、この地を推進したならばと思いますが、いかがかとご見解を伺います。去る2月13日にNPO法人やきもの21が平成16年度北海道地域文化選奨特別賞を知事より受賞しております。その祝賀会にご相伴にあずかりました。会は、平成2年、市内有志が集まり、第1回えべつやきもの市を開催以来今日に至り、苦労話を伺いました。このように、実績を見ると、市民への投げ掛けと理解を求めればこたえてくれるものと確信しました。今後ますますボランティア団体のリーダーとして広範囲にこれらに関与して、さらなるご期待をするものであります。最後の質問といたします。一向に良い話を聞かない江別駅前についてお伺いします。平成8年に江別駅前の旧国鉄清算事業団の用地を取得、これらを起爆として再開発を企て、この間、様々な手法や努力は承知しております。市長の公約でもあり、信じながらこれらに期待してまいりました。時の流れで、それなりにできなかった理由は理解しますが、今日はこれらを議論しようとはしません。現時点でどのようにしようとするのか。余りにも時間がないと思います。市長も3期目の任期は、既に2年しかありません。実は、駅前で旅館経営のおかみが私の腕をつかみ、どうしてくれるの、こんな寂しいまちにして、いつまで待つの、買物一つできないまち、段々年を取って不安です、なぜ野幌だけ良くするのなどなど、ただうなだれて聞き入っていました。そのおかみは、涙を浮かべて訴えていたのであります。その姿は希望を喪失し、哀れみまで感じた私でした。一議員として弁明して実現のできない話をして終わらせることができなかったのであります。一市民のお話をしましたが、地域住民は同じ気持ちで、一日千秋の思いで活力のあるまちづくりを期待しているものと思います。なかんずく江別駅前の再開発事業での一環として、駅の南口やJR横断のこせん橋などにおいて、やはりJR線の屋台骨として、南北の近郊ある発展こそ顔づくりの大きな意義がありましょう。当地においても、南側の駅広場と併せて駅への利便性や老朽化したこせん橋の早期改修とエレベーターなどで移動が容易にできることこそ江別駅周辺の活性化を呼ぶものと思いますが、これらについてもお答え願いたいと思います。だれかの言葉を引用して悪いんですが、大胆かつ勇敢に、果敢にこの問題に、第一の優先課題として取り組んでいただくことを望み、第1回目の質問といたします。ご静聴ありがとうございました。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

星議員の一般質問にご答弁を申し上げます。初めに、中学生の不祥事件に関してでありますが、最近とみに将来ある青少年に係る事件が数多く発生し、また犯罪が低年齢化の傾向にあるなど憂慮に堪えない状況にあり、誠に残念であります。このような中において、子供たちが江別市に住んでいることを誇りに思い、夢と希望にあふれ、主体性と社会性を持ち、心豊かにたくましく成長していくことが重要であると考えております。多くの青少年は、明るくたくましく健やかに育っていますが、こうした事件発生の状況を踏まえ、改めて学校はもとより青少年の健全育成を目指しております各種市民組織(団体)、市民運動を含め、まちを挙げて青少年育成の重要性を喚起する必要があると認識をいたしているところであります。青少年を取り巻く種々の非行問題の根本的な解決に向けては、学校だけでは限界があることから、ときには家庭教育によりどころを求めたり、ときには地域の子供は地域で守り育てるという市民意識の醸成を図りながら、子供一人ひとりの規範意識や生命を大切にする心をはぐくむための努力を積み重ねていかなければならないと思っております。また、家庭、学校、地域社会、警察その他の関係機関がそれぞれの役割を担い連携しながら、市民一人ひとりが子供とかかわることをいとわず、その一方で、子供たちの手本となるために自らの行動を律するなどの啓発活動も必要であると考えており、市民の皆さんのご協力をいただきたいと存じます。それから、次に狂犬病の予防とその実態と対応についてお答えをいたします。初めに、予防対策でありますが、日本では、1950年(昭和25年)に狂犬病予防法が制定され、犬の登録と年1回の予防注射や検疫が義務付けられたことにより、1957年(昭和32年)以降、狂犬病の発生はなくなりましたが、世界各地ではアジア、アフリカの地域を中心に毎年4万人から7万人もの人が狂犬病で亡くなっていると推測されております。諸外国との交流が盛んな現在、狂犬病発生国からのペットの輸入などにより、常に狂犬病ウイルスが侵入する危険にさらされていることから、国では、狂犬病ウイルスの国内侵入を防ぐため、平成16年11月より輸入前の犬などにこれまで1回であったワクチンの接種を2回以上に義務付けすることや、係留期間の延長など検疫の強化が図られているところであります。次に、江別市内における畜犬登録及び予防注射の状況でありますが、平成15年度末の登録数は6,169頭、予防注射の接種数は4,188頭で、これは67.9%の接種率となっています。登録数は、ペットブームも反映し毎年200頭から300頭増加しておりますが、予防注射の接種率は低下傾向にあります。この要因としては、国内では50年近く狂犬病が発生していないこともあり、飼い主の危機感が薄れ、有料接種に抵抗感があることなどが考えられますが、狂犬病の予防対策として最も有効な手立ては犬への予防注射でありますことから、市では、広報えべつや愛犬ガイドの自治会回覧によるPRのほか、犬の登録者に対しては毎年予防接種の案内通知を行っているところであります。しかし、未登録の犬も多数いると推測されることから、市といたしましても、狂犬病予防の基礎的措置とも言える犬の登録と予防注射接種率を高めるために保健所や獣医師会と毎年情報交換を行っているところでありますが、さらに効果の上がる市民PRの手法などを考え、飼い主に対して強く求めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、台風18号における緑の復旧と今後の対応についてということでありますが、昨年9月8日の台風18号は、昭和29年の洞爺丸台風以来のみぞうの規模で、各地に大きな被害を与えたところであり、江別市においても野幌森林公園、JR鉄道林や市の公園、街路樹等の樹木に倒木や枝折れなどの被害が生じたところであります。野幌森林公園など自然林として管理する樹林地もございますが、市街地における市の施設内にある樹木にありましては、周辺が住宅地であり、かつ市民が利用する施設でもあることから、日ごろから見回りを実施し、危険木の処理や枝払い等に努めているところであります。今後におきましても、きめ細かく点検するほか、間伐や枝払いなどを実施して樹勢を保つことが被害を少なくする手法と考えますので、さらなる適正な管理に努めてまいりたいと存じます。なお、江別市では、来年度から今回の台風により集中的に被害を被った保安林などの樹林地における植栽を年次計画で進める予定でおります。また、野幌森林公園やJR鉄道林につきましても、それぞれの管理者が森林の再生計画について検討中であり、来年度から数年次にわたり植栽を実施し、植生の回復を図っていく予定と伺っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、緑と調和された共生のまちづくりについてでありますが、江別市緑の基本計画では、原始林(みどり)・水・らしさを感じるほっとするまち江別を江別の緑の将来像として掲げています。江別には、緑のかなめである野幌原始林や骨格となる石狩川、鉄道林、耕地防風林をはじめ、住宅地、公園、道路などの公共施設、町なかを流れる中小河川など、身近なところに緑や水辺が比較的多く存在しておりますが、こうした緑を生かして、さらに潤いと安らぎを感じることのできる緑のあるまちづくりを市民・事業者・行政が協働して進めてまいりたいと、基本的にそのように考えております。また、このため市民や事業者からの浄財を募り、水と緑の基金の造成に努め、将来の事業にも備えているところであります。ご質問の宅地販売時におけるPRにつきましてですが、一部の民間宅地造成において緑地協定を取り交わし分譲されているところもありますが、今後の宅地造成に際し、事業者に対し江別市の緑環境の優位性をPRし、既存樹林地の保全や緑の創出を図るべく理解と協力をお願いしながら緑のあるまちづくりを図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、江別駅周辺地区の再開発についてでありますが、多くの皆様方に関心を持っていただき、ご意見をいただいており、議員ご指摘の市民の声を十分に認識し、これまでも江別地区のまちづくりの根幹をなす最も重要な行政課題として認識をし、民間再開発事業での再構築に向けて積極的に取り組んできたところでありますが、多くの難しい課題を抱えており、現状では、具体的な整備計画等を策定する段階までには残念ながら至っておりません。今後は、民間サイドの事業化における一つのハードルとなっている用途地域の変更等につきまして、これまでの事業化の話の中でも敷地の高度有効活用と事業投資リスク等の面で容積率の緩和等に対する要望を受けてきた経過がございます。そこで、現行の準工業地域から商業地域へ変更し、容積率を200%から400%に引き上げる検討をし、民間サイドでの事業化の幅をより広げるための敷地条件等、整備の検討に取り組んでまいりたいと考えているところであります。いずれにいたしましても、今日の社会経済情勢や市の厳しい今日的な財政状況等を見据えながら、引き続き地域住民とも十分な議論を重ねつつ鋭意取り組むとともに、当面、同用地での暫定的な市民活用を進めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。それから、江別駅南口の新設や江別駅構内の人道橋についてでありますが、駅利用者の利便性向上を図るため、これまで種々の検討を重ねてまいりましたが、大麻駅や野幌駅のように上下線しか通っていない構造とは異なり、江別駅においては引込み線や車庫等の保線作業施設があるため、南口と北口を結ぶためには長大な通路の整備が必要であり、その実現性はかなり難しいものと認識をいたしております。また、江別駅構内の人道橋につきましては、平成15年度に調査をしましたところ当面の使用には耐え得る状況にありますが、その整備について慎重に検討していかなければならないと考えているところであります。このほかにつきましては、経済部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 経済部長 久保泰雄(経済部長は2008年3月まで)

私から、観光行政についてお答えをいたします。江別市の観光振興は、江別市観光振興基本計画において、水と緑とやきもの文化を生かした観光振興を基本方針としており、そのコンセプトの一つとして、水と緑に囲まれた公園都市づくりを標ぼうしているものであります。この主要な観光要素であります水と緑を、江別市の風土と歴史・文化などの地域性に生かしながら魅力ある空間構成を図っていくことが極めて重要であり、特に石狩川エリアと原始林エリアにおける様々な施策が江別市の観光振興に大きなウエイトを占めると考えているところであります。ご質問の河川防災ステーションを中心とした観光でございますが、河川防災ステーションは、洪水時に円滑な水防活動や効果的な緊急復旧活動を行う拠点として防災機能を重点に整備したものでありますが、ご承知のように平常時においては、施設の有効活用として、河川に関する情報の提供、川の歴史学習や防災意識の啓発とともに江別の特産品を紹介する施設でもあります。本施設は、国道12号に面していることから、利用者の拡大を図る目的で施設の壁面に案内板を設置するとともに、平成17年1月には江別大橋の手前に案内板を設置し、利用者増に努めてきているところでもあります。ご指摘の名称につきましては、施設の目的や国の基準等もありますので、関係機関と協議をしてまいりたいと存じますが、本施設を中心とする観光振興につきましては、3月に完成予定の美原大橋との相乗効果にも大きな期待をしているところでございますので、石狩川エリアにおける散策路のネットワークや観光施設のアクセスなどを観光協会を中心として検討してまいりたいと考えております。なお、新年度から、河川防災ステーション内で特産品を展示している各企業を中心に、江別観光協会による特産品販売を予定しておりますが、今後、親水イベントなどの集客についての施策につきましても、江別観光協会をはじめ関係者との連携の中で、必要な範囲で支援してまいりたいと考えております。次に、原始林を中心とした観光でございますが、野幌森林公園周辺は、今、議員がご紹介されましたように、地域のイメージに大きな影響を与えている素晴らしい景観や、先人の遺構、遺跡が配置されており、また江別市観光振興基本計画においても、原始林エリアは自然環境の豊かな緑のネットワークとしての観光拠点と位置付けているところでもあります。これからの観光振興は、自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かすことを目的としておりますが、平成13年に制定をされた北海道観光のくにづくり条例におきましても、自然・景観等の環境の保全への配慮や食材及び食文化の魅力を生かすことを基本理念として観光振興施策の推進を図っておりますことから、原始林エリアにおいても、これらの趣旨を反映し、地域固有の資源を保全し生かすことを目的とする、いわゆるエコ・ツーリズムや農村景観・農産資源の活用を図るグリーン・ツーリズムの展開が考えられるところであります。いずれにいたしましても、貴重なご提言と受け止め、地域経済の発展や地域社会の活力を念頭に、地域住民の皆様方をはじめ、観光協会やNPOなど観光関係団体での議論を深めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)

私から、肝炎症状の早期発見についてほか1件のご質問にお答え申し上げます。まず、肝炎に関してでありますが、ご承知のように昨年の12月9日に厚生労働省では、C型肝炎に感染している可能性が高いとされるフィブリノゲン製剤の納入先として、道内で384件、市内で3件の医療機関を公表しております。同血液製剤は、患者への投与が中止されてから既に10年以上が経過しており、市立病院をはじめ各医療機関では、カルテ等が廃棄され、患者への投与の実態把握が極めて不可能な状況にあります。このため、平成6年以前に同製剤の投与を受けた可能性のある方に対しましては、肝炎ウイルス検査の受診を呼び掛けたところでございます。北海道においても、各保健所を通して、投与をされた可能性のある方の肝炎ウイルス検査受診の周知を行ってまいりましたが、江別保健所によりますと、例年は四、五件の検査でありますが、今年度は2月末までに80件の検査受診があったとのことであります。このC型肝炎は、ウイルス感染で起きる肝臓病で、血液を介して感染することが多く、自覚症状のない慢性肝炎となるというもので、早期発見されれば適切な治療が可能であるとも言われております。また、厚生労働省では、平成14年度からC型肝炎等緊急総合対策として検査体制の整備を行っておりまして、江別市といたしましても、同年度から保健センターでの成人検診推進事業である基本健康診査の受診者のうち、40歳から5歳ごとの方を対象に無料で、節目検診として肝炎ウイルス検査を実施しており、さらに過去に輸血等を受け肝機能に不安を持たれている方には、節目外検診も併せて実施し、平成14年度には節目と節目外の合計で1,614人、平成15年度では1,652人の検診受診者数となっております。いずれにいたしましても、C型肝炎をはじめとして、生活習慣病や感染症などあらゆる疾病の早期発見・早期治療といった観点からも、市としましても、広報や保健センターだよりなど、あらゆる機会を通して基本健診やがん検診などの検査受診の必要性を市民に周知し、受診率向上による健康の維持・増進に努めてまいりたいと考えております。次に、薬物乱用対策に対する取り組みについてのご質問でございますが、いわゆる麻薬、覚せい剤、大麻、シンナーなどの薬物の乱用状況につきましては、現在は第3次乱用期と言われておりまして、議員ご指摘のように非常にきぐされているわけであります。特に最近の状況は、中高生への拡大による低年齢化、供給源である密売人の多様化、携帯電話やインターネットなどによる密売方法の変化などにより、大麻やMDMA(錠剤型合成麻薬)等の押収量が平成10年の1万錠から平成14年は19万錠、平成15年上半期では30万錠となるなど依然として急増し、過去最高と言われております。また、道内での状況でも、平成15年の全薬物事犯の検挙は853人に上り、そのうち覚せい剤事犯は719人で84.3%、大麻事犯は110人、12.9%となっており、一方、江別市内においても平成14年で11件7人、平成15年には11件6人が検挙されている状況にあります。このようなことから、国においても、薬物乱用防止新五か年戦略を策定し、1998年から2008年までの国連薬物乱用根絶宣言に基づき、全国的な支援募金活動や6月26日を中心とした「ダメ。ゼッタイ。」の街頭防止キャンペーンの実施などの各種対策に取り組んでいるところでございます。また、北海道においても、薬物乱用防止指導員による連合協議会や札幌など各地区協議会が中心となり、さらに道庁、警察、保健所、保護司会、薬剤師会などの関係機関・団体等が連携しながら、麻薬・覚せい剤乱用防止運動として全道や各地域、また学校など教育機関での防止キャンペーンや研修・講習会等の普及啓発活動などを実施しており、また、江別市を含む石狩管内で組織する薬物乱用防止指導員札幌地区協議会では、江別市内の指導員の方が会長としてその先頭に立って活躍されているところでもあります。いずれにいたしましても、近年は未成年者や女性への薬物乱用が増加傾向にあり、低年齢化が懸念されることから、教育機関での薬物乱用防止教室や、また地域全体での意識を高めるための乱用・依存・中毒といった依存形成に対する街頭予防啓発、さらには、えべつ市民健康づくりプラン21においても、心の健康として薬物に関する正しい知識の普及を目指しておりますことから、今後とも指導員協議会や市内関係機関・団体等とも協力し、十分連携を図りながら対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上であります。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から、教育行政につきましてご答弁申し上げます。市内中学生による事件に関しての今後の取り組み姿勢についてでございますが、現代は少子化・核家族化による世代間の断絶、地域の連帯感が希薄化していることを背景にして、家庭や地域での教育力の低下や問題行動の低年齢化などの社会現象が顕在化してきております。したがって、青少年が社会性や豊かな人間性をはぐくみながら自立した人間として成長していくには、厳しい環境の下に置かれているものと思っています。このため、子供たちが将来への夢や目標を持ちにくくなっていること、美しさや優しさを感じ取る感性が十分身に付いていないことなどが指摘されておりまして、家庭や地域社会の教育力向上への取り組みやいじめ・不登校、そして青少年の問題行動等への対応策が一層求められてきております。教育委員会といたしましては、このような認識の下に、青少年の健全育成に当たりましては、子供たちの未来を考えながら人格の形成を目指すという観点から、人間尊重の教育の推進を平成17年度の重点施策事業として取り上げております。そのことを通して、命を大切にする心や相手を思いやる心など豊かな心の育成や、基本的な規範意識や倫理観、公共心や社会性などの育成がなされていくものと考えております。具体的に、例えば学校教育においては、従来の言葉中心の学習から、より体験的要素や実生活と結び付いた子供の心に直接響く授業の展開が大切であると考えまして、学校現場に働き掛けを行ってまいりたいと考えております。一方、地域に開かれた学校づくりの具現化の一環として、江別市民や多様な専門分野の社会人が自由に学校に出入りして、例えば道徳の授業では命の大切さを語って聞かせる場を作ったり、体育、芸術などあらゆる分野の教育活動に可能な限り社会人がかかわって、いわゆる本物教育を進めていくことが重要であると考えております。また、ご提言にありましたサミット開催も有意義なものであると思いますので、支援してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、問題行動等の未然防止、早期対応に向けましては、家庭、学校、地域社会、警察など関係機関とのより一層の連携に努め、地域の子供は地域で見守るとの視点に立って、地域社会全体あるいは江別市がまちを挙げて青少年の健全育成を図っていかなければならない、そういう取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる