江別市議会 平成15年第2回定例会 2003年6月20日
(1)行財政改革の成果について/(2)市長の退職金について/(3)環境・防災について/(4)大麻地区の道営住宅、道職員住宅の空き室について
2003年6月20日、江別市議会の一般質問で、植松直議員が「行財政改革の成果について」「市長の退職金について」「環境・防災について」「大麻地区の道営住宅、道職員住宅の空き室について」について質問し、市長 小川公人、企画部長 武田信一、消防長 渡辺一男が答弁しました。
- 質問者
- 植松直 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、企画部長 武田信一、消防長 渡辺一男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 植松直
議長より発言の許可をいただきましたので、質問を始めます。市長にとっては前回より厳しい数字を市民から提示されましたが、見事3選を果たし、新たな気概を持って運営に当たっていることと思います。自分の色を出す仕上げの期間とも言われています。しかし、市民サービスのどれをとっても、前例で処理できる状況にはありません。執行する職員の意識改革とレベルアップが必要と言われてきましたが、何よりも市長のリーダーシップが大きく物を言います。17日には政府税制調査会から少子・高齢社会における税制と副題のついた中期答申が出、さらに18日には、経済財政諮問会議は小泉首相の判断で2006年までに改革を行う経済財政運営の基本方針である骨太の方針第3弾、いわゆる三位一体改革の原案が出され、今月末には閣議決定される見通しとなりました。税にしても行財政改革にしても、枕を高くして眠れる状況にないことは確かです。しかし、地方行政の力を試す良い機会ととらえ、行財政にもブランド江別を構築する気構えを持って、寝食を忘れてもとは言いませんが、過去2期とは全く異なる小川色を発揮していただきたいということを冒頭に述べて、最初の質問に入ります。2年前から外部のコンサルタントを招き、市民サービスの質的向上を図るべく、行政のこれからの在り方について、その方法、手段、検証、評価の仕方についてかなり厳しい指導を受けてきました。しかし、99年に地方自治法が改正されて、2000年4月から地方分権一括法が施行され、地方分権が大きく唱えられてきましたが、地方の政治や行政を地域の住民にゆだね、住民の意思と責任で自主的に処理させる、いわゆる地方自治というまでにはまだ道遠しとの感を強くしています。今、政府では、経済財政諮問会議や地方分権改革推進会議が三位一体改革を唱え、補助金の削減、地方交付税の見直しなどをしながら、それらを踏まえて、一番大きな課題でもある税源移譲については、先ほど江別市議会として総理大臣その他に意見書を提出することになりましたが、政府としてもようやく重い腰を上げながら、その中に義務教育の国庫負担金削減なども含んだ方針を、今月中にも国民の前に明らかになる予定であります。このような国のさい配が右往左往している段階で、江別市の財政について問い掛けるのも酷な話ではあります。しかし、お金の前に本来の行政はどうあるべきかといった自治の原点を、外部のコンサルタントの指導を仰ぎながら実施してきたわけですが、その効果のほどはいかばかりだったでしょうか。それらを多少とも検証することにします。Epoch2002といった行政改革推進計画を策定し、計画の第1次推進期間を平成14年から16年の3か年とする計画を立てています。その推進項目として、市民意見の収集と反映、情報提供と説明責任の強化を上げていますが、これは後ほど述べるところにも関係しますので、そのときに触れることにし、ボランティア団体との連携についてお聞きします。具体的にはどの部門でどのようなサービス内容で金銭的援助をしているのか、数例にわたってお知らせいただきたい。私どもの団体で、大阪のある市では、教育委員会の高齢者向けの生涯教育の20講座について、企画・実施のプログラムの作成から運営まで請け負って、これまで市で行ってきた費用の半額で実施しているといいます。財政的にそうせざるを得ない状況になり、数年前から市側と協議をしてきた結果で、金はないがニーズがある事業については今後このようなケースが増えていくであろうと、受けたNPO団体の関係者が言っていました。江別にしても、同じような事業で蒼樹大学や聚楽学園などの事業も、その関係者におろす時期に来ているのではないでしょうか。ただ、NPO活動はすべてボランティア活動と決め付けて、行政の下請という位置付けでは、数も増えず、活動の多様化と活性化も望めません。行政も、費用対効果の面からNPOに対しても資金面から最小限支えていく姿勢を示しながら、共同の連携を強めていくことが急務で、民営化も含めてスリムにすることが求められているというよりも、財政上からそうせざるを得なくなってきている現状を認識すべきではないかと考えます。あらゆる部門を想定しながら、連携を図るきっかけを模索中と思いますが、現在持っている計画についてお知らせください。窓口サービスの向上についてです。柔軟な行政の推進を図るために、窓口サービスの向上の項目の中で、総合窓口の創設と触れています。まず急がれるのは施策別組織の創設が重要でないかと思いますが、それがどこまで現実化されたのか教えていただきたい。過去にも私が触れてきた事柄でしたが、安心して相談できる人や女性を配すべきと言ったと思いますが、今回、窓口業務に関するアンケート、平成15年3月が出ましたが、これはこれで、接客態度について窓口を利用する市民がどう感じたかといった評価も大事でしょう。私が考える窓口サービスの向上とは、このようなことを期待しているのではなく、胎児、乳幼児、未就学児、児童、学童といった子供に関するサービスについては窓口一元化を言っているのであって、国に縛られていますが、保育所・幼稚園の一元化など独自のシステムを構築するのが、サービスの向上となるのではないだろうか。老人の年金・福祉・医療などの金銭的支援窓口についても、お年寄りをあっちだこっちだとうろうろさせない窓口を創設することなども、窓口サービスの向上の課題と言えるのでないでしょうか。それと同時に、今、行政が取り組まなければならない窓口に対する行政評価は、単なるアウトカムといったサービスの満足度にこたえてもらうというものではない。成果のパフォーマンスという言葉の定義は、インプットに対するアウトカムがどうなったのかを計る指標であります。人、物、金、情報、時間等のインプットに対し市民満足度がどう出たかが評価されることになります。財源、費用を大きくかけなくとも大いなる満足を得られたかが成果、パフォーマンスなのです。このアンケートの結果については、インプットの部分がなく、これまでの行政そのものの成果主義でしかありません。評価のしづらいサービスから、プラン・ドゥ・シーのシーと成果をチェックできるシステムにするには、窓口を一元化し、縦割りの壁を取り払い、部課長の権限で随時職員の重点配置をすることです。仕組みそのものを変えるということは、必ずお金がついて回ります。マトリックス予算というときには、このような縦割り行政の問題点を是正するために、部局相互間の横断的な調整をし、事業を総合的に実施することを目的としたもので、これこそがプロが提案した改革の最大の指針であったと思います。システムを変えようとする姿勢が現れたのが、江別駅前再開発や顔づくり事業と思います。2年前に、この事業は経済部だ、建設部だと言っていては事業の進展は望めないと指摘してきましたが、関係部署が横断的に人材を集約して、今はプロジェクトを組み事業の推進をしています。この体制こそ、プロが指摘してきた目的達成の組織の編成と言えるもので、これなどは良い例として評価できると思います。財政との絡みからも、組織の簡素化と集約化は急務と言えます。次に、民間活力の活用であります。効率的で質の高い行政を求める項目で、PFIなどの民間活力の活用をうたっています。PFIの手法も多様化してきています。手元に公立と民間とのコストとサービス比較という冊子があります。公のコスト高の要因として、働き量の違いで国基準を超えて設置しているとして保育士の数、継続して仕事がない業務にフルタイムの正規職員が充てられているとして学校給食、公用車の運転手、学童保育、単純労働として庁舎管理、学校用務員、警備員、そして施設の管理に地元自治会や施設管理公社の活用を挙げています。江別市は自治会館の運営については、地元の住民やシルバー人材センターに委託していて及第点ですが、その他の事業については民間を十分に活用しているのかどうか、いささか疑問に感じます。これまでも多くの議員が取り上げてきましたが、全く手付かずとなっているのではないでしょうか。この部門で働いている人もいて、身分保障もしなければならないでしょうから、短絡的にすぐどうこうしなさいとは言いませんが、コストの面からでも公と民との比較は今からしなければなりません。それがこれからの行革に続く人事制度を含めた給与制度や組織の見直しにつながり、事務事業改善推進の取り組みである最少の経費で最大の効果を期待できるのです。しかし、これらの項目を実現するためには、プロセスや手段や方法を示さなければなりません。アクションプランをどう実現するか、又は健康づくりプラン21をどう実施するのか、市民に周知徹底しなければなりません。プランを作れば良いということではないのです。形あるものにするためには、現場を大切にし、市民との連携には職員の行動力と意識改革が大前提になると言われるゆえんでもあります。何よりも行政として効果的なシステムを作らなければなりません。それは、これらのプランを実行するための施策部門を一つにする理念を基本にした窓口の一元化について検討することが、行政改革にとって急務になってきています。外部監査制度の検討といった項目もあります。効率的な経営と市民の信頼性を構築するためにも、公認会計士や専門家が行う外部監査制度の導入を検討するとなっています。住民の監査請求が出されたこともあり、市民も監査役に関心を持つようになります。識見を有する者と要件がありますが、今定例会の最終日に提案される案件に含まれている事柄について、この要件について検討した姿勢があったかどうかはここでは問いませんが、それぞれの関係者の胸の内に聞くことにしておきます。中期財政見通しについてですが、財政改革については、国の指針が定まらない状況では言及しづらい問題ではあります。ここ3年、国庫補助金も地方交付税も減額されていて、今年は幾らになるのか、今が一番眠れないときではないでしょうか。とはいえ、行政改革は即財政に反映し、元手がなくなると、これをやめてこっちにしようといった優先順位を付けながら割り振りをしていかなければならないし、お金の面からサービスの見直しをするといった、行政も財政も一体化して取り組まなければならない状況になってきています。国・地方とも税収が上がらないことが、これまでのサービスの在り方全般について、理念や国の在り方まで構造的な見直しを迫られていて、地方は残念ながら政府の改革にほんろうされているのが実情でないでしょうか。最初にも触れましたが、今月中に経済財政諮問会議から骨太の改革の内容が出てくることになっていますが、この内容によっては地方の取り組めるサービスがほぼ決まることになるので、この場でとやかく言いませんが、言葉は悪いが、2006年までは国からの兵糧攻めが加速することが予想されることから、これからの江別市をどのようにリードしていくのか、中期的な視野で財政の取り組み方を述べていただきたいと思います。次に、2番目に市長の退職金についてですが、行財政改革の一端として、これまでも人件費について聖域扱いにしてはいけないと言ってきましたが、今回の選挙でも、市民との痛みを分かち合うためにも、市長、職員、議員が先頭に立って改革を進める話をしてきましたが、その中の反応として、市長の退職金について質疑を受けてきました。3月議会で、議員の清水さんから市長の退職金についての質問があり、一定の答弁がありましたが、私を初め市民にはなじみのない言葉の羅列で理解できなかったと思われます。給料については、この1年5役が10%減で来ましたが、今回の市長選挙の公約としては触れていませんでした。しかし、市長はしかるべき時点で、このことについて再度賢明な決意をされることと思いますし、今回給与について通告をした議員もいますので、私はここでは直接触れません。3月の定例の一般質問で、任期4年後に約2,000万円と述べられていますが、市長といった職務から見て、これはほかの職務と比較検討できるものではないし、また金額的にも多いとか少ないとか断言もできません。ただ、市民から見て、市の財政が苦しいと言いながら、他の事業を削ってまで支給するということには、市長の感覚はどうなのかといった感想が寄せられていました。前助役が退任した際には、一般会計に計上された形跡もありません。市長も同じような制度の中で扱われていることと思います。そこで、もう一度市長の退職金規程や制度などの内容について、易しく述べていただきたい。次に、千歳川の治水についてですが、江別市の治水対策調査特別委員会がその使命を終えて解散しましたが、その後の治水対策についてお聞かせいただきたい。先日、千歳川治水対策促進連合期成会として、合流点対策・新遠浅川に代わる新しい治水対策の決定と、その事業が早期に着工されるよう強く要望しているところです。新しい対策案として出てきたのが、遊水地を確保しながらの堤防強化策であります。この対策案の内容として、千歳川の低水路の拡幅としゅんせつ、18平方キロメートル以下の遊水地、堤防の強化、石狩川からの逆流防止を目的とした締切り水門の設置などで、この概要としては、総延長40キロメートルの長さに達し、工事費として締切り水門に130億円、遊水地の整備に1,250億円、千歳川等に3,900億円、合計約5,300億円で、20年で完成という計画であります。金額といい期間といい、大きなプロジェクトであることには間違いがありません。この計画案は過去の降雨被害から基準値を算出していますが、基本的には100分の1、100年確率の320ミリメートルを対策の目標に議論をしてきています。現在の堤防高は、千歳の根志越橋付近から石狩川の合流点までの左右両岸、総距離約80キロメートル区間における本川の堤防延長に対して、約60%が11メートル以下の堤防となっているのが現状です。さらに堤防の地盤沈下も指摘されていて、千歳川だけでなく、支流河川も同じような治水対策として、すぐにも手を付けていかなければなりません。期成会も11メートルの高さを確保する暫定強化工事を終えた後に、本工事を下流から実施するよう要望しています。さらに期成会は数多くの要望を関係機関に出していますが、江別市も関係市町村と連携を強めながら、完成に向かって努力をしなければならないでしょう。そこで、20年の完成までの優先順位を整理して、一歩でも二歩でも前に進めなければなりません。しゅんせつ工事は、河積容量、川の容積を増やし最高水位を下げる目的です。しかし、経年とともに土砂の流出とたい積が起こり、常にこの工事を繰り返さざるを得ない対症療法に過ぎないのではないかと思わざるを得ません。まずは、この工事は14年までにどの地点まで進んでいるのかを教えていただきたい。次は遊水地の確保です。江別市内でこの遊水地として適当と言える場所を確保できる状態にあるのでしょうか。水位を11メートル以上上昇させないためには、一時的に緊急にため込んで、堤防からあふれるはんらんを防ぐ対策としては有効な手段でありますが、地盤沈下している堤防の改修が終わるまでに56年規模が起きないとも限りません。遊水地問題は一市町村に集約してすべてを負わせるのではなく、4市2町がそれぞれの立場で、自ら取り得る範囲を持ち寄り分担することで、連帯感を深めることになります。他市町村に先駆けて、江別も千歳川の上流地域の農地の遊休地の調査をすべきと思います。遊水地候補として検討している所があれば、今からその当該者と情報を開示しながら、江別市の治水について理解を得ることが必要で、どのような所を検討しているのかお知らせいただきたい。国の予算がなければ独自の展開は難しいことははっきりしていますが、江別の5年後、10年後の在り方を描くときに、夢や希望もその中に織り込まなければなりません。そのためにも、市民の安全と安心を常に提示することは大切です。安全や安心を実現する方法や手段や過程についても、今からきちっと説明をし、理解を得るよう努力をしなければなりません。この遊水地と同じように、地権者の問題は堤防強化工事にもあります。拡幅で約280軒の家屋が移転を余儀なくされます。現在の調査では、江別で該当する家はどのくらいあるのでしょうか。この問題も今から治水の長期計画に沿って情報の周知徹底を図る必要があると考えます。これまでも行政の動きが鈍いと言われてきましたが、何事も決定しなければ、又は憶測だけでは話ができないと言いながらも、いつも重大事は突然発生したかのごとく扱われてきました。これからは、未確認情報であっても、生活権を脅かす事柄が出たときには、迅速に市民関係者に提供し、情報を共有すべきと考えます。千歳川は、石狩川の水位が低下してから最後に流れ出ていくのが現状で、内水の排水も最後になり、その間二、三日は人家の周りに滞留していることになります。低地帯の水位は排水ポンプで千歳川に排出しなければなりませんが、市内に設置してあるポンプの排水能力は確率年でどの程度までに対応できる状況になっているのか。特に農業関係の排水機の現状能力はどうなっていますか。江別市に、このような排水機場はどのくらいありますか。治水用として役割の変更と能力のアップを図ることが必要と考えますが、いかがなものでしょうか。防災あんしんマップを去年作成し、各家庭に配布されましたが、地震、風水害、火災などの発生時の対策として、市内を12地区に分けて、災害時にどうするのか分かりやすくPRしてあります。しかし、マップとして見てみると、夏の洪水時の避難が主になっています。前段でるる述べましたが、危険な状況は続いていて、このマップはそれなりに頼りになりますが、内水はんらんや堤防破壊の恐れが出たときや、避難しそびれた後に、どこへどの経路でどのような手段で避難するのか不明であります。避難道路確保についてどのようなお考えをお持ちかお知らせください。野幌原始林の中央道の閉鎖についてですが、私も他の議員もこれまで数回取り上げてきましたが、今年この道の清掃記事がありましたが、トラック3台分になったということです。家電リサイクル法が施行されると、このような不法投棄が予想されましたが、江別市が誇る地帯を汚されることには憤りを禁じ得ません。私たちのグループが原始林の散策にこのコースを使っていますが、迷惑は廃棄物だけでなく、車が巻き上げる砂ぼこりです。大きな緑地帯のど真ん中を横断する道路が、周りの木々を土色に染める風景は江別市にそぐわない。車からのたばこのポイ捨てで大きな惨事も懸念されます。多少はう回するが、他のルートがないわけではないことから、ここを生活道路とする住民と閉鎖について十分話合いを続けていただきたい。一般市民が、単にショートカットのために通過する道として利用するのは全面的に禁止し、不法投棄の監視や自然保護も含めて、この道路の管理を受益者であるこの地区の住民にお任せするといった、ここでも市民との協働が必要となるのでないだろうか。次の問題は、私の前に同じ大麻の住民である矢澤さんが取り上げて質問をしましたが、答えが重複しても結構です。2人がこの問題に触れるということは、地元では重大な課題として認知されているということの証左であるということにほかなりません。江別市の中でも高齢化率が特に高い大麻では、ここ数年民家・公営を問わず、空き家・空き室問題が大麻自連協やまちづくり協議会で話題として持ち上がってきています。特に、大きな建物が明かりもつかずに難破船のごとく点在する姿は、大麻に住む者として、治安・風紀上からもこのままで良いのかといった感慨を持っています。中には、耐用年数を過ぎたが、解体費のめどが立たずにそのままになっているものもあるでしょう。特に、問題は道の職員アパートで、職員が三、四軒入っているが、大半が空き室である。さらには、大麻西町に道警アパートがあります。この建物も目につく存在で、一時は駐車場がごみ捨て場になって問題を起こしたこともありました。無人となった建物は正に捨てられた大きな座礁船のごとく、所有者も近くの住民も建物の管理ができなくなり、近くに住む市民は、警察の建物とはいえ、治安上も風紀の面からしても何が起こるのか不安になり、不気味さを強めています。耐用年数や管理団体の諸問題があるとしても、大麻地区にある職員住宅の有効利用を図るべきではないでしょうか。新たに多額な建設費を用意することもなく、高齢化の進むこの地区にふさわしい住環境を整えるためには良いチャンスと思います。大麻自連協を中心に道と話合いをしてきていますが、一向に進展はしていません。昨年、市政懇談会でこの話が出ましたが、要望事項とまでにはいかなかった経緯があります。国では、全国の保養施設の地元への売却払下げが行われています。江別市も青年センター体育館やサンワーク江別の例もあり、大麻住民の要望と意向を十分に受けて、江別市が都市計画の一環と位置付けて、道との交渉の窓口を早急に設けてほしいものです。現状の建物の一部を改造し、間取りも広くする必要があるかもしれません。市が受けて、管理運営は民間に任せる。ここにも民間のノウハウを生かすように、プレゼンテーションを受けながら、有効利用についての最善の方法を探ることです。そして、その方法については、例え話ですが、私たちは1階に知的・精神的障害者や高齢者のグループホームの施設を作り、三、四階の高階部は若い世帯に使ってもらい、同じ建物内での世代間交流を図り、これまでの自治会とは一味違うコミュニティを作る、こういう構想もあるのではないでしょうか。官が持っている空き室の利用を市民との協働で取り組み、新しい住環境を整えていくのも時代の要請ではないでしょうか。一から十まで行政が行うといったこれまでのシステムは音を立てて崩れています。このようなところにも市民主体の事業を立ち上げるべきと考えます。市長のご意見をお聞きしたい。以上で1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
植松議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、行政改革の成果についてのお尋ねでありますが、外部コンサルタントに委託する中で、平成13年度に行政診断を、14年度には行政評価システムの導入を行ってまいりました。本年度は、この行政評価システムに基づき、16年度からスタートする次期総合計画の策定作業と予算編成作業を実施することとしており、施策の優先順位付けや成果主義に基づくマネジメントサイクルの確立等、より効率的な行財政体質の確立に向けた作業を進めているところであります。そして先ごろは、私を初めとして部長職以上の職員により、次期総合計画の将来都市像を実現するための施策の優先度評価検討会議を行いました。今後は、この施策優先度に基づき、財源等の行政資源を各施策へ有効に配分することになりますが、予算編成会議を開催する秋までには、その方向性を具体化してまいりたいと考えております。さて、そこでボランティア団体との連携についてでありますが、平成14年度に策定した行政改革推進計画は、現在92項目を対象としており、この中でボランティアについて取り上げております。ご質問の具体例といたしましては、新たな市民活動団体の活動事例の普及拡大を目的とした協働型まちづくりモデル事業を昨年度より実施し、11団体に対し60万円の補助を行いました。その中の主なものといたしましては、福祉分野での痴呆の人の家族を支えるやすらぎ支援事業に8万円、保健医療分野の音楽療法事業に4万円。子供の健全育成分野の音楽による表現活動事業に8万円等の支援を行っております。また、蒼樹大学や聚楽学園などの高齢者向けの事業をNPO団体にというご意見でありますが、先ほどご説明申し上げました芸術文化奨励事業は、従前までは市が直接事業を実施していたものを、補助金を交付することによってNPO法人楽友協会に移管したものでありまして、高齢者向け事業の受皿となる団体等が育ってくる中で、移管等は可能であると判断をいたしているものであります。なお、協働型まちづくり事業を実施した背景といたしましては、市民の自主的な活動を支援、助長するとともに、民間に任せることができるものは民間に任せるという方針に基づくものであります。次に、窓口サービスの向上についてでありますが、窓口の一元化につきましては、いわゆるこども課であるとか、おとしより課のように、施策に基づく関係業務を一元的に所管する施策別組織とする方向で検討をしてきております。当面のこととして、本年度より、従前まで福祉課に置かれていた高齢福祉係を介護保険課に移管することによって、高齢者福祉サービスを一元的に処理する窓口といたしました。庁舎という施設的制約もありますが、今後も利用者の視点に立ったさらなる改善を行ってまいりたいと考えております。次に、民間活力の活用についてでありますが、保育士や給食調理員など、具体例を挙げてお話しいただきましたが、これらの業務すべてに民間委託を行っているわけではありません。庁舎管理や警備員、公共施設管理のように委託を行っているもの、運転手、給食調理員のように非常勤化を進めているものなど、様々な形態がございます。個々の事業ごとに目的が異なることから、サービス向上の余地や委託への適法性、経費の合理性など、トータルな視点での判断を行ってまいりたいと考えております。今後も委託に対する市民的理解の把握や、非常勤職員活用による直営方式と委託との経費比較など、多様な検討を行ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、中期的な視野での財政の取り組みについてでありますが、前段でご説明申し上げましたが、現在、次期総合計画の策定や、効率的な都市経営手法の確立に向けて作業を進めているところでありますが、いずれもその基礎となるものは財政の中期的な見通しであります。本市の財政構造を概観いたしますと、他市と比較し市税が少なく地方交付税が多いという、国の財政運営の影響を受けやすい体質であり、6月中を目途に経済財政諮問会議において策定作業が進められております骨太の方針2003において、国の補助・負担金の削減、地方交付税の削減、税源移譲のいわゆる三位一体の改革が今後どういう方向で進められることになるか、注目いたしているところであります。現在のところ、議論の大勢としては、補助金の削減の一部実施と地方への税財源の一部を移譲の方向は出ておりますが、その規模と実施時期の具体的な内容については明らかでなく、さらには、地方交付税が法定税率分では10兆円の規模のところ、赤字国債によって18兆円までかさ上げして地方に配分しているという実態を踏まえ、交付税の財源保障機能は限りなく縮減するという方向性は、財務省と総務省並びに官邸の間で一致しているものと見られるところであります。したがいまして、今後は骨太の方針2003、さらには平成14年度決算統計や15年度普通交付税算定の結果を踏まえ、これらを総合的に勘案しつつ、7月初旬には中期財政見通しを作成する中で、秋からの予算編成作業を進めていくことになるものであります。いずれにいたしましても、入るを量って出るを制すという財政運営の基本に立ち返ってみるとき、入るの大宗を占める交付税について、この夏の概算要求、さらには年末の地方財政計画の内容を現段階で見通すことは極めて困難でありますが、一方の出るについて、可能な限り経費の効率化と事業の重点化を進めることによって、さらなる交付税削減にも対応できる行財政体質を作り上げる必要があるものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、市長の退職金についてのお答えをいたします。まず、退職手当の支払元でありますが、全道212市町村のうち、単独で退職手当条例を持ち、直接退職手当を払っているのはわずか17市でありまして、当市を含む残りの市町村はすべて北海道市町村職員退職手当組合という自治法上の事務組合に加入をいたしております。この退職手当組合は昭和32年に設立され、多くの自治体が加入するスケールメリットにより、長期的に安定した財政基盤を確保し、退職金の円滑な支給事務を行ってきております。具体的には、組合加入団体は毎月組合条例に基づいた負担金を組合にきょ出し、退職者が出れば、その都度組合に支給申請し、組合から支払われるという仕組みであります。若干付言しますと、加入している市町村は退職手当そのものを支払うことはなく、また予算措置は、毎年度組合条例に基づいた負担金のみをきょ出するというシステムになっております。なお、市長を含む特別職及び一般職に係る支給割合につきましては、組合の退職手当条例によって定められているものでありますので、江別市の裁量によって左右される形とはなっておらないものであります。また、この支給割合は、国や北海道、さらには他の都道府県の組合との均衡を図る中、組合議会の議決によって決められております。それから、結果的な退職手当の算出方法でありますが、この支給割合に報酬月額を乗じたものとなるわけでありますが、植松議員ご承知のとおり、市長などの特別職の報酬は、江別市特別職報酬等審議会から答申をいただき、市議会の議決を経て条例で決められているところであります。ちなみに、国においては、民間と比較して国家公務員の退職手当が高くなっていることを受けまして、支給水準を引き下げることなどを盛り込んだ退職手当法の改正案を国会に提出し、去る5月28日に成立をいたしました。国家公務員の退職手当は本年10月から引き下がりますので、地方公務員の場合もこれに準ずる形で早晩見直しが図られてまいるものと考えております。次に、野幌原始林中央道についてでありますが、登満別から森林公園内を東西に横断し、札幌市小野幌に通じる4.6キロメートル、幅員で4ないし6メートルの道路で、中央部の0.7キロメートルが石狩森林管理署の林道で、その両側といいますか両サイドが江別市道であります。戦前は自然道としてあり、戦後は開拓者の入植もありまして、昭和23年、林内に新野幌小学校が開校し、生活道路として使用されてきました。その後の経過でありますが、昭和44年には、北海道から野幌森林緑地の保全・育成を図るために中央道の廃道を求めてきたのでありますが、札幌市境近くに農家があり、東西野幌地区、新野幌地区の市民が生活道路として必要不可欠な道路であるため、市道として残り、現在に至っております。この道路を閉鎖するということについてでありますが、私も世界的にもまれな大都市近郊の平地原生林であるこの野幌原始林は、江別市にとって掛けがえのない貴重な自然と認識しており、一般車両の通行についてこのままで良いのかという懸念を持っております。原始林の生態系への悪影響を最小限に抑えるため、地元住民、関係団体等と話合いを持ち、一般通過車両の交通規制に前向きに取り組むとともに、不法投棄の防止についても警察署等関係機関と連携を深めながら、その防止に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、千歳川治水対策についてご答弁を申し上げます。千歳川流域の治水対策につきましては、平成14年3月に、千歳川流域治水対策全体計画検討委員会より堤防強化(遊水地併用)案、この強化案を結論とする提言がなされ、平成14年7月には、北海道開発局、北海道、流域4市2町並びに千歳川治水対策促進連合期成会による千歳川流域治水対策協議会が設置され、堤防強化案に対する治水対策について協議を進めているところであります。そこで、ご質問の千歳川のしゅんせつ状況についてでありますが、しゅんせつ工事については、今質問者からも河積というお話がありましたけれども、河の容積と書いて河積、いわゆる河川断面を拡大し、洪水時における水位を低く抑えるために、平成11年度より石狩川合流点から上流側に進められておりますが、平成14年度までに北広島市との市境付近までの約13キロメートルを実施いたしております。次に、江別市における遊水地の候補についてでありますが、開発局といたしましては、流域全体で18平方キロメートルを上回らない規模で遊水地の設置を考えており、場所につきましては、現在流域全体で検討中であると伺っております。江別市といたしましては、千歳川の旧川跡地などを遊水地として利用できないかなど、千歳川流域治水対策協議会において現在協議を行っているところであります。次に、堤防強化工事に伴う家屋移転についてでありますが、現時点では実施計画がまだ示されておりませんので、移転対象家屋につきましてはまだ不明でありますが、今後計画概要の情報が入り次第、期成会、自治会を通じて、速やかに流域住民への情報提供を行ってまいりたいと考えております。次に、排水機場についてでありますが、千歳川流域の排水機場は、登満別排水機場を初め、神田、早苗別、上江別、泉の沼、江別太の6機場があります。このうち、神田、早苗別、泉の沼の3機場は、その排水能力において特に支障は認められませんが、残る登満別、上江別、江別太の3機場については、建設年次が古く、当時の設置基準が30センチ湛水で設定されていること、さらに軟弱地盤に加え、建設後、水田から畑への転作の増加により周辺の地盤沈下が進んだため、機場集水区域においては、降雨時における内水排除に一部影響が出てきております。このようなことから、平成15年度から国営かんがい排水事業江別南地区調査の採択を受けまして、現在、登満別排水機場の集水区域における治水対策調査が実施されております。また、他の機場につきましても、関係機関に対しその対策について検討されるよう、要望をしてまいりたいと存じます。このほかにつきましては、企画部長ほかをもってご答弁を申し上げます。
答弁 企画部長 武田信一
大麻地区の道営住宅、道職員住宅の空き室の有効活用についてでございますが、先ほどの矢澤議員の一般質問にもご答弁いたしましたが、道職員住宅、道警職員住宅については空き室が多数ございますが、道営住宅につきましては入居率約96%と、ほぼ全室入居済みの状況でございます。道職員住宅の空き室状態が地域経済や生活環境などへ及ぼす影響は深刻なものと認識をしておりますので、今後におきましても、地域の生活環境の保全対策、民間のノウハウを活用した他の用途への転用などについて、地域の皆さんのご意見をいただきながら要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
答弁 消防長 渡辺一男(消防長は2004年3月まで)
避難経路確保についてのご質問でありますが、災害時における一時避難所及び収容避難所については、防災あんしんマップに記載し、各住民に周知を図っているところであります。避難指示などを行った場合は、江別市地域防災計画で、災害対策本部職員及び警察官の協力により、避難路の確保と誘導を行うことになっております。今後さらに、関係機関と十分な連携を図りながら対応してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。○植松 直君 まあ、江別市の総理大臣の気持ちで市政に取り組んでいただきたいなと思います。道の職員住宅についてもう一度私の方からお尋ねしたいと思います。多分いろいろなことをお調べになっていると思いますけれども、先ほど矢澤さんの答弁の中で、まだ耐用年数がかなりある、10年ほどあるというような答弁があったんですが、実際には建物耐用年数は本当にそれだけまだ残っているのかどうか。あるいは、先ほど共済だとかっていろいろな話も出ましたけれども、実際の所有者というのはだれになっているのか。それから、管理者はどなたになって、あるいは固定資産税というのもいただいていると思いますから、そのところからそういう、何というんですか形跡といいますか、そういうところも調査をしていただいているのかどうか、ちょっとお聞きをしたいと思います。それから、去年も市政懇談会でいろいろ話が出ました。1年もたつわけですけれども、住民の要望を受けて、それぞれの窓口が道あるいは道警とどんな交渉をしてきたのかなと、もしそういう経過があれば、是非お知らせをしていただきたいということで、2質にいたします。
答弁 企画部長 武田信一
道職員住宅、道警職員住宅の大部分は、昭和41年から49年にかけて建築されたものでございまして、古いもので37年経過し、既に起債の償還を完了しておりますので、道の所有となっております。また、耐用年数についてでございますが、昨年、財政難から見直しをしたとのことでございまして、鉄筋コンクリートの建物は42年から47年に延長したとのことでございますので、まだ10年ほど残っているとのことでございます。また、固定資産税につきましては、北海道知事から国有資産等所在市町村交付金として交付を受けているところでございます。次に、道のそれぞれの窓口との話合いをしてきたかとのことでございますが、昨年10月に石狩支庁職員厚生課及び道警施設課にお伺いをいたしまして、地域の実情を説明し、入居の促進、生活環境の保全対策などについて要望をしてきたところでございますが、今後とも地域の皆様とともに要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 植松直
再質ということではないんですが、要望としてお聞きいただきたいと思います。2006年には人口がピークに達する、その後は減少するという状況になっております。市民が住む場所を選ぶ時代になってきているというふうに私は判断をしております。都市の差別化がどんどん進んでいきます。江別市は、合併や新総計の取り組みを通じて新しいまちづくりを計画しなければならない時期にあります。わずかであっても、他人の力を利用しながら人口を増やすには住環境ポテンシャルがあるのだから、それを積極的に取り組むべきではないでしょうか。一戸建てよりアパートに住みたいというお年寄りや、持ち家だけがまだといった若い世帯も多いと思います。地理的にも良い条件が整っているわけですから、これからも住民の声を受けながら、是非皆さんと一緒にそういう問題に向かっていただきたいということを要望して、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き