江別市議会 平成13年第1回定例会 2001年3月7日
(1)13年度予算案について/(2)入札制度について/(3)産業廃棄物処理施設について
2001年3月7日、江別市議会の一般質問で、稲垣良平議員が「13年度予算案について」「入札制度について」「産業廃棄物処理施設について」について質問し、市長 小川公人、総務部長 小玉隆、助役 伊東悠平が答弁しました。
- 質問者
- 稲垣良平 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、総務部長 小玉隆、助役 伊東悠平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 稲垣良平
質問の許可をいただきましたので、通告に従いまして以下質問させていただきます。今議会の初日に市長は、13年度の各会計予算を提案されました。一般会計は435億8,500万円、対前年度当初比1.2%の増。その他特別会計、企業会計合わせて合計853億2,207万7,000円、3.5%増であります。途方もない金額の予算に思えます。こんな途方もない予算額であれば何でもできるのではないか、そう錯覚するような規模でもあります。しかし、これは12万江別市民の全体の予算であります。端的に言えば、人口規模から見ますと規模の小さい予算であります。私は昨年の3定後、道内の主要都市、それから札幌近郊都市、これらの都市と江別市の市民サービス、あるいは財政の内容について、昭和53年、今から20年前から時系列で分析してみました。そのきっかけというのは、皆さんもご承知かと思います江別市の市民1人当たり経常一般財源、これが全道都市の中で最も低い。そしてさらに、全道212市町村の中で最も少ない、最も低いということがあったからであります。経常一般財源が少ないということは、経常一般財源が市民サービスの最も基本的な部分を担う財源である、そういう性格から、江別市における市民サービスの水準というのは他都市よりも低い状況にあるのではないか、そういうことをきぐしたからであります。そして、経常一般財源、これが低いということはどういう要因によるものなのか。すなわち、歳入構造は他都市と比べてどうなっているのか。歳入の柱である市税収入の構造は他都市と比べてどうなっているのか。そして、それらを前提として運営されてきた江別市の財政の状況というのは、道内主要都市と比べて、あるいは札幌近郊、これらの都市と比べてどういうふうな位置に位置付けられるのかということが把握したかったからであります。確かに、市民1人当たりの、市民1人に供給するサービスの水準というのは、その内容や仕組みによる部分がありますから、金額をもって唯一の尺度とする、それがすべてではないということは前提であります。しかし、金額とサービスの水準というのはおおむねパラレルに推移する。しかも、特に対人的なサービスについてはほぼ一致するという原則があります。主な対人的なサービスについてその水準を、詳細を除いて申し上げると、社会福祉費、道内主要都市、すなわち札幌、旭川、釧路、帯広、北見、苫小牧など、それらと比べますと最も低い水準にある。岩見沢市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市などの札幌近郊都市、これらの中ではどうかと、やはり最も低い水準にある。同様に老人福祉費はどうなっているか、道内主要都市で最も低い。札幌近郊都市の中でも最も低い。児童福祉費はどうなっているか、道内主要都市の中で最も低い。札幌近郊都市の中では恵庭市に次いで低い。対人的な予算ではありませんけれども土木費はどうなっているか、道内主要都市の中で最も低い。札幌近郊都市の中で恵庭市に次いで低い。消防費はどうなっているか、道内主要都市の中で最も低い。札幌近郊都市の中で最も低い。以下省略をいたします。これらのことからお分かりのように、ほとんどの施策分野、市民サービスの分野で江別市の水準というのは、道内主要都市、札幌近郊都市の中で最も水準が低い現状にあります。そして、昭和50年代、60年代、その時点の格差よりも現時点の格差は開いてきている。特に札幌市との格差は大きい、そういう状況にあります。これらの市民サービスのための予算というのは、当然のこととして歳入の規模、そして歳入された予算の配分の方法、考え方によって大きく違ってきます。まず歳入について見てみますと、市民1人当たりの歳入、道内主要都市の現状は45万円から50万円、そのレンジに入っています。一方、江別市35万円、大きく格差があります。これは全道の中、主要都市の中で最も低い。そして、札幌近郊都市の中でも最も低い、そういう状況です。では、そういう現状を招来しているその歳入構造、どういう特徴があるのか。他都市と比べて江別市の歳入構造は市税収入が少ない。その一方で地方交付税に依存している割合が高い。他都市と比べてそういう構造にあるということが言えます。では、その柱になっている市税収入、主要都市と比べて、近郊都市と比べてどうなっているのか。主要都市の中では一番低い、当然のことです。札幌市近郊と比べて、岩見沢市と並んで最も低い水準にあるという状況であります。市税収入が、では、なぜそういうふうなことになっているのかと申し上げますと、市税収入の中で個人が払う市民税、これについては札幌近郊都市あるいは主要都市と、下回ってはいますがその格差というのは大きくない。ほぼ似ている。個人が払う税金。また、確かに、皆さんご承知のように、法人市民税は江別市が少なくて他都市が多いという構造になっています。しかし、市税全体に占める法人市民税の割合は大きくないから、これは決定的な要因にはなり得ていない。この大きな格差を生じさせているのは固定資産税、そして固定資産税の中の償却資産、この格差が市税収入の格差を大きく招来しているということでございます。このことは、江別市では他都市に比べて宅地開発等によって人口は増加してきた。しかし、自立をした都市として税財源を確保するための明確なポジションの設定と有効な施策、戦略というものを欠いてきた結果だというふうに思われます。そして、そういうふうな状況にある江別市が、これまで運営してきた財政の結果としての今の財政状況は、ほかの都市と比べてどういうふうな状況になっているか。残念ながら、皆さんご承知のとおり経常収支比率は85%近くのところに張り付いている。そして、財政力指数は0.5を割る水準にいる。その水準というのは、道内主要都市の中で、さらには札幌近郊都市の中で大変憂慮される位置に位置付けられています。しかしながら、このような地方自治、現在私どもが迎えているような地方自治体の財政が厳しくなるということについては、かねてから予想されておりました。国の本格的な行財政改革が景気最優先の政策の実施により先送りはされましたが、現状を見越して、行財政改革を推進するために数値目標を掲げた行政改革大綱の策定など、そしてその実現などが強く求められてきた。そういう状況にあります。江別市が、先ほど申し上げたように他都市と比べてサービス水準が低い。そして、歳入の構造がぜい弱である。そして、市税収入の増加を見込むことが厳しい現状にある。今までもそうであったしこれからもそうである。そのことは、江別市が抱えている問題でありますが、残念ながら江別市が特有に持っている、道内主要都市と比べて、あるいは札幌近郊都市と比べて特有に持っている都市としての構造でもあります。このような江別市に求められていたのは、他都市よりも徹底した行財政改革の徹底であり、税収を高めていくための努力であったはずであると思います。初日に市長は、市政執行方針で行財政改革に言及されましたが、以上述べましたような現状、それを基本に置きますと、危機感が不足し、今後の取り組みに対する展望も不足しているのではないかと私は考えます。ついては、以下何点かお伺いします。一つには、江別市の市民サービスの水準についてどのようにお考えなのかお伺いをいたします。そして、歳入構造についての認識をお伺いします。3番目には市税収入の現状と今後の見通しについてお伺いします。4番目には、歳入の柱である市税収入において、他都市と江別市で格差を招来している要因というものを固定資産税、しかもその中の償却資産ということを申し上げましたが、企業の償却資産の蓄積は市民レベルの問題ではなくて、一にかかって都市づくりにおいて市政がそれを担わなければならない問題であります。ついては、現状について市長はどうお考えなのかお伺いをいたします。それから、現在の財政状況について、他都市と比べてどういうふうに認識しておられるのか伺います。5番目に、私はこれまでもこの本会議で、行財政改革の必要性を述べて、新たに数値目標を示した行政改革大綱の策定とその推進、それらの基本となる中期財政計画の策定を強く求めてきました。市長はこれらに取り組む意向を示されました。そして3月議会、すなわち今議会に提示するとされていたわけであります。しかしながら、さきの執行方針においてはそれらの基本的な市政執行の骨格となる事項については言及されず、個別末節の事業実施を示された域にとどまっております。13年度の予算は、今議会に提出されるとされた中期財政計画に沿った初年度の予算となるはずであります。ついては中期財政計画をお示しいただき、13年度予算との関連をご説明いただきたいと思います。6番目に、同様に、これまでの議会議論で市長が策定すると意向を示された行政改革大綱の見直しと、地域情報化計画を推進するための実施計画についても言及されておりません。これらはいずれも、行政改革を徹底するために、また、地域の情報化を推進するためには骨格、基本となるものであります。それらの計画で今後の姿を提示して、そしてそれに至るシナリオを明確にしないまま末節の事業を行おうとなさるのは本末転倒ではないかというふうに受け取れます。ついては、これらの計画を合わせて提示すべきだと私は考えますが、その策定状況と13年度予算との関連をお伺い申し上げます。次に、入札制度の改革についてお伺いをいたします。13年度予算、その中で予定されている市税の伸びは2億8,400万円、対前年比2.5%の伸びになっています。さて、神奈川県の横須賀市では、平成10年に入札制度を改革いたしました。従来は江別市の現在と同様の指名競争入札でございました。改革の取り組みの詳細は省かせていただきますが、その意図、改革に取り組んだその意図というのは、一つには談合のしにくい仕組みづくり、高値安定を防ぐ仕組みづくり、透明性、公明性を高める仕組みづくり、工事品質を確保する仕組みづくり、入札事務の省力化などであります。これまでの指名競争入札中心から、すべてを受注希望者が参加する受注希望型指名競争入札に転換することを核にして実現しております。この改革による2年間の成果をこのように言っております。競争性が高まった、談合の懸念が少なくなった、入札参加希望者にとって受注機会が増大した、発注情報の透明性が向上した、落札価格が低下した、入札事務の情報化が進み窓口事務が省力化した等々であります。そして、定量的な結果としては、改革前の平成9年と改革後の平成11年を比較してこのような数値が上げられています。すなわち、全工事の平均で入札参加者について、改革前の平成9年度は参加企業数が9.2社であった。それが11年度には22.6社、2.4倍になっている。そして、平均の落札率は、9年には95.7%であった。それが11年度には85.7%、10.0%低下しています。そして、その落札差による金額は18億9,000万円であります。仮にこの数字を江別市に当てはめてみますと、11年度の江別市の工事発注は総額で約100億円であります。仮に現在落札率約98%、これが10%低下するとその差額は10億円。この数値の中には当然のこととして、国費道費等も入ります。仮にそれを半分だとすると5億円。この5億円というのは、13年度に江別市が市税収入の増として見ている2億8,000万円を大幅に上回る、約2倍に近い数字なのであります。これまで、指名競争入札を行う大きな理由として、地元業者を守るという視点が掲げられておりました。横須賀市は当然のこととして、地元業者への発注というものを最優先、基本に掲げて、事業の性格、規模、それらによって地元業者と地元外業者の住み分けを行うとともに、いずれの場合にも一定資格の受注希望者がすべて参加できる受注希望型指名競争入札の導入に踏み切って、競争性と透明性を高めているわけです。実績を見ると、むしろ改革後の方が落札件数、それから落札額においても地元業者の実績の方が改革前を上回っている。このことは、競争性、透明性を高める入札制度の改革というものが、地元業者育成というものと矛盾しないということを示していると思います。これらのことから、私はこの手法というものは江別市においてもその導入を十分検討できる手法であるというふうに考えます。ましてや、現在の厳しい財政状況を改善する手段としても是非導入について検討すべきと考えます。この点について市長の考えをお伺いします。最後に産業廃棄物中間処理施設の件について質問をさせていただきます。2月14日、北海道の調査において江別市の工業団地内にある産業廃棄物処理施設から、基準値を上回るダイオキシンが検出されて、加えてばいじん濃度、塩化水素濃度も基準を超えていたことから、その処理施設の使用停止と改善指導を道がしたという旨のマスコミ報道が大きくなされたところであります。私は当然この報道に驚きましたが、実は、この件に関してその後に知り得たこと、そっちの方が大きな驚きでありました。まずそれらのことを申し上げたいと思います。一つには、処理施設の近くに住む人たち、その方たちは、かねてから処理施設の操業に関連すると思われる異常を感じていたということであります。それは、ばい煙や臭気などの被害であり、さらには病院に行っても原因が分からないという体の異常であります。そしてそのことが続いてきていた。今回のダイオキシンが検出されたのはたまたまの事故ではなく、これまでも起きていたのではないか、そういう疑問であります。それから一つには、今回の報道がなされる以前に、施設の周辺に住む方たちが役所の担当部署を訪れて現状を訴えて改善指導を求めた際に、例えば、テープを持ってきていない、ナノグラムを知らない、さらに、嫌だったら出て行けばいいのではないのかというふうな発言をしたというふうに聞いたことであります。この発言が正にそのままだったかどうかについては分かりません。しかし、その人たちがそういう対応を通じて、市行政に対して極めて強い不信感を持った、高めた、そのことは事実であります。さらに一つは、この件に関して、私は市が住民を代表して、市民を代表して、事業者の方と締結している協定書の内容を把握したい。当然のこととして、その協定に則して十分な行政を展開してきたということを担保したかったからであります。しかし、私のその提供依頼に対して担当部署は拒否をいたしました。私はこういう種の問題の解決に当たって合意形成、そして情報公開というものが最も重要な問題であると、そう考えておりましたから、この対応には信じられないという感を強く思うと同時に、その現状を情けなく思った次第であります。さて、今回問題になっている産業廃棄物処理施設は、昭和63年6月に中間処理施設としての許可を受けて操業を開始していますが、その時点での中間処理の手法、内容というのは、建設廃材と木くずの選別でありました。大方の場合、建設廃材と木くずの選別というのは浮遊選別が主体でありますので、所定の方法で作業がされる限りにおいては大きな問題が生じる可能性は少ないということは事実であります。しかし、問題は次のステップであります。当該処理業者は平成3年10月に事業範囲の変更手続を行い、14種類の産業廃棄物を中間処理として焼却できる許可を受けております。この変更は、それまでの建設廃材を選別するだけの中間処理施設から、廃プラスチックから建築廃材、家畜の死体、多種類の産業廃棄物を中間処理施設として焼却する施設に大きく展開していったものでございます。この時点で住民は、地域の方々は、その事業者の方から説明を受けていたことは、木くずを燃やすんだということだというふうにお聞きしました。当然のこととして、木くずを燃やすのであればそう大きな問題は生じないだろうというふうに地域の方が思ったことは当然であります。しかし現実は、先ほど申し上げたように多種多様の産業廃棄物が焼却されることとして進展をしていきました。そこで問題は、先ほど申し上げましたように、私は市と事業者の間でどのような協定が結ばれて、その協定に基づいてそれぞれが責任を果たしてきたのかということを検証しなければならない。私はそういうふうに強く思いましたのが、現時点では今かなっておりません。しかし、現在まで市は、住民、企業も合意したその協定に基づいて、地域住民の健康と環境保全を確保するための取り組みを行ってきたはずであります。ついては、以下ご質問をいたします。一つには、地域住民の方たちが直接、間接の被害を受けている状況をどのように把握してきたのかをお伺いいたします。2番目に、担当部局が地域住民の方たちに対応したその対応の仕方について評価を伺います。3番目に、協定の提出を拒否なさいましたけれども、そこに正当な理由があるとお考えかお伺いします。4番目に、当該施設が工業団地、しかも食品製造業を中心的な産業として立地している工業団地に当該施設が立地している現状をどのように考えているか伺います。そして最後に、新しい処理施設建設計画が進められておりますが、それに対する地域の同意、不同意の現状をどのように市長は考えておられるのか、以上お伺いします。これで第1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
稲垣議員の一般質問に順次お答えを申し上げてまいります。まず、市民サービス水準が他市と比べて低い水準にある現状についてどう考えるか、こういうご質問でありますが、市民サービス水準を計る尺度として、市民1人当たりの金額の比較がすべてではないと、これは議員も認めておられるように、サービス水準の把握の方法は様々な手法があり、それらの分析についても多角的に検討する必要があると思います。また、サービスにも住民生活にとって必需的で基礎的なサービスから、選択的で基礎的なサービスや、それ以上のサービスなど様々に分類されると思います。私は、したがって、一面ではこれまでの市の行政において、江別市のサービス水準が必ずしも低いものだとは思っておりません。むしろ、市民1人当たりの投入額が少ない側面があるというのは、事業運営の効率化などを図るために様々に工夫を行ってきた結果であり、地方自治体の基本である最少の経費で最大の効果を挙げてきたことの表れでもあると思っております。かつて江別市は、昭和55年度から7年間市立病院の準用再建を経験いたしました。その際には多大な苦労を重ねながら病院の再建を達成したわけでありますが、財源の効率的執行の重要性に対する認識は、職員の中にも定着しているものと考えております。いずれにいたしましても、とらえ方や事の適否は別に、一般的に市民サービスが住民の要求水準に合致しないほどに低い水準のものであって良いはずはありませんし、行政の基本は市民満足度の確保にあります。今後の行政運営や政策選択におきましては、市民生活環境意識調査や地域担当職員制度などを活用しながら、幅広く市民の皆さんの声を吸収しつつ、本当に求められるサービスは何なのかを見極め、高品質のサービスを生産し供給するため、市民はじめ様々な団体、企業とともに、協働のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、当市の歳入構造が他都市と比べてぜい弱な状況をどのように認識しているかと、こういうご質問でありますが、市の財政構造を概観した場合、自主財源である市税収入が他市と比べて比較的少なく、国からの地方交付税に依存している割合が大きいことから、国の財政運営の影響を受けやすい体質であり、このことが当市の大きな課題であると認識いたしております。その理由は、財源の潤沢さが政策選択の自由度を担保する側面があることと、国の財政構造改革に伴い、地方交付税制度にも一定の制度改正が避けられないことによるものであります。そこで問題になるのは、自主・自立の行政運営を確保するためには、地方交付税等の依存財源が縮小した場合への対応をどのように行っておくかということでありますが、その基本は歳入面での市税収入をはじめとする自主財源のかん養と、歳出においては無駄のない行政運営とサービスの効率化に努め、施策の選択において最適化を目指す効率的な行政執行が必要であると考えております。そうした観点から、前者におきましては既に行っております企業誘致の促進や商業活性化などの経済振興策をさらに強化することが重要であり、後者においては、新年度予算においてご審議をお願いしておりますが、外部の専門機関による行政診断の実施などをはじめとした行政改革の一層の推進を行ってまいりたい、このように考えているところであります。続きまして、市税収入が他都市と比べて低い要因と、今後の見通しはどうかと、こういうことについてお答えを申し上げます。まず、要因に関してでありますが、それは江別市が大都市札幌に隣接したベッドタウンとして発展してきた経過にあるかと思います。すなわち、居住する場所を求めて壮年層が増加し、宅地が広がり、家屋が建設され、それらに連れて商業施設等が整備されてきたというのが当市の歴史的経過であったわけであります。こうした背景から、市民の平均年齢が比較的若い段階においては、市民税や固定資産税を中心に、市税に対してはそれなりの効果が上がっておりました。しかし、近年においては市民の年齢も上昇し、新築家屋数も景気低迷の影響などから伸び悩んでおり、従前とは税収面での環境が異なってまいりました。少子高齢化の進行がもたらす社会の変化として、社会保障を中心とした財政需要が増加する一方、その人口構成の変化が住民税などの税収に大きな影響を与えるものと考えております。また、日本経済そのものが、これまでの成長率を維持していくことが困難になっており、ゼロ成長をも想定した行財政運営をしていかなければならないと考えております。こうしたことから、従来とは異なる発想でのまちづくりが必要であり、人口や家屋などについても量的拡大を求めるばかりではなく、まちづくりにおいても質的向上を図るべき転換点に至っていると認識をいたしているところであります。続きまして、市税収入が伸びないのは施策展開の結果である、これに対する市長の考えはどうかと、こういうものでありますけれども、現在の江別市は、長年にわたる数多くの先達と市民の皆さんの力によって発展し今日を迎えてきたものであります。その意味では、短期間に出来上がったものではありません。私はさきにご答弁申し上げたような認識を踏まえて、就任以来行財政運営の効率化や自主財源の強化に努力を注いでまいりました。今後も市民ニーズに的確にこたえ得る行政を進めるためには、そうした努力を欠かすわけにはまいりません。これからもさらに若い人々が住みたくなるようなまちづくりや、交流人口、訪問人口が増大するような施策の展開をしてまいりたいと認識いたしておるところであります。次に、財政状況の現状と他都市と比べた場合の認識についてであります。まず、当市の財政状況に関しては、交付税等の依存財源の割合が大きいだけにぜい弱な面があるとともに、高齢化の進行などから扶助費が大幅に増大しているほか、行政サービスを提供するための施設建設や情報化基盤整備などによる経費の増嵩が目立っております。また、一方では、新ごみ処理施設の建設や江別の顔づくり事業を控えていることにより、市債残高の増加には十分留意をする必要があることから、現在は、今後の行財政運営における一つの節目に立っていると認識しているところであります。続きまして、中期財政計画と13年度予算との関連についてでありますが、まず、中期財政計画につきましては、12月定例会における稲垣議員の一般質問にお答えしておりますが、3月中に平成14年から平成16年度までの中期財政見通しとして、その詳細につきまして所管の委員会を通じ、議会にご報告させていただきたいと考えております。この見通しにつきましては、現行制度を前提とし、当市の市税の伸び等を1.5%程度と仮定し、ごみ処理施設など既に計画されている継続事業等を踏まえて推計を行った場合、基金繰入れなどの補てん措置を行わなければ、15年度や16年度には10億円前後の収支ギャップが想定されます。そうしたことから、このような状況を回避し、適切な行財政運営を行うためには、歳出面では行政改革の断固たる推進が不可欠でありますので、平成13年度予算においては一定の臨時及び経常経費に関して5%の削減を行うとともに、限られた財源をより重要性の高い施策へシフトするため、幾つかの事業について見直しをさせていただいているところであります。なお、組織や財政などに関する本格的な見直しに関しては、さきにお話しいたしましたように、13年度において、外部機関により行政診断の結果を踏まえて新たな対応を行う考えであるとともに、将来的な財源不足に対応するため、基金への積み立てを増額して行ったところであります。いずれにいたしましても、財政の健全性確保は行政運営の基本であります。バランスシートや行政評価システムなど様々なツールを活用する中で、政策の優先順位を長期的展望の中から厳密に測定し、市民の皆さんの負託にこたえたまちづくりに努めてまいりたいと考えております。次に、行政改革大綱の見直し及び地域情報化計画の実施計画についてでありますが、行政改革につきましては、昨年の6月定例会におきまして議員よりご質問をいただき、「行政改革は避けて通れない。意欲を持って取り組む考えである」とご答弁を申し上げたところであります。21世紀を迎え、これからの時代の潮流として様々な分野における構造的変化への対応が必要であります。時代の大きな変革期にあって、地域経営にとって厳しい時代の始まりでもあり、そうした中で、自治体を取り巻く環境は地方分権の推進をはじめとして少子高齢化など複雑かつ多様化しており、新たな行政需要、行政課題の中で行財政改革を推進することは最も重要なことと認識いたしております。また、12年12月の閣議決定の行政改革大綱や公務員制度改革の論議を踏まえる中で、特に平成13年度は今後の行財政制度を見極める大事な年と考え、次の時代に展望を開く施策の一つとして行政診断を行うべく予算を計上したところであります。この内容といたしましては、先ほどの稗田議員のご質問にもお答えをいたしましたが、外部の専門家の視点を取り入れ、地方分権時代にふさわしい組織機構、定数、行財政運営など、各分野にわたり具体的な数値目標を立て、達成度を把握するなど、現在進めております行政改革大綱の見直しに反映させてまいりたいと考えております。次に、地域情報化についてでありますが、近年、国のIT政策が急激に進展していることから、当市における現在までの情報化は十分とは言えない状況にあると認識いたしているところであり、ご指摘の、地域情報化の推進につきましても、地域経営にとって避けて通ることのできないものであると考えております。地域情報化につきましては、昨年の9月定例会におきまして議員からご質問ございましたが、同時期に国の補正予算で有利な補助制度ができるとの情報があり、このたびの3月補正予算及び平成13年度予算での継続事業で公共施設、学校等を含めたイントラネットによる全庁LANの整備を行おうとすることに至ったものであります。議員のご質問の趣旨につきましては理解をいたしているものでありますが、12、13年度で、まずハード面での一定の基盤整備を行いつつ、また一方で、現在、このイントラネット基盤を利用した地域情報化の進め方について、庁内20名のプロジェクトチームにより、市民への行政情報の提供拡大等ソフト面における市民サービスの向上と、そのルールづくり等について、本年9月末を目途に検討を進めておりまして、これに合わせて地域情報化実施計画につきましても策定してまいりたいと考えておりますので、そのようにご理解をいただきたいと存じます。次に、産業廃棄物処理施設についてお答えを申し上げます。まず1点目の被害、影響をどのように把握してきたかについてでありますが、ご承知のとおり、産業廃棄物処理施設については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定する施設で、基本的に都道府県知事の許可、指導権限により操業をしているものであります。当然ながら、法に基づく維持管理に関する計画により定められた方法で適正に処理されなければ様々な問題が起こることとなり、地域住民の生活環境に大きな影響をもたらすことから、市としても公害防止条例や公害防止協定に基づき、定期的な巡回指導や排ガス等の測定を行ってきており、また、住民などからの苦情や通報があった場合も同様に立入調査をし、状況を把握、必要に応じて指導や注意を喚起してきたところであります。さらに、改善が進まない場合は適宜指導権限を有する道に通報することになり、今回問題化した産業廃棄物処理施設に関しては、通常の巡回のほかに、過去2回住民からの苦情による立入検査を行い、悪臭、ばい煙について指導した経過があります。しかしながら、こうしたこととは別に、施設の新設移転計画が明らかになったことを契機に、当該処理施設に対する苦情、批判が多く出てきたことも事実で、地域住民には積年の忍耐があったことについて重く受け止め、市行政といたしましても、直ちに石狩支庁に申し入れるなど対応してまいりました。このことは、道による2月8日の当該施設への使用停止の指導の際に付された改善項目にも反映しているものと認識しているところであります。今後、石狩支庁とも連携を強める中で指導を徹底してまいりたいと考えております。次に、地域住民への対応の在り方についてでありますが、当該焼却施設の移転計画を契機に、関係住民の方々からは同意、条件付き同意、あるいは反対といった様々な意見や苦情が市に寄せられてまいりました。その対応の中で、地域住民の方々に不信感を与えたということであれば大変遺憾であり、今後なお一層、慎重かつ冷静な対応に努めるよう徹底してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、協定書の提示についてのご質問でありますが、当該事業者との協定につきましては2月20日の稲垣議員からの申し入れに対し、議員の活動に資するため、情報の提供として現行の効力を有する協定書本文をご提供申し上げたところであります。その後、2月21日に旧協定書の提供申し入れがございました。今回の産業廃棄物処理施設のダイオキシン問題に関して、所管委員会へ協定締結の経緯及び協定内容についての詳細な報告を既に予定していたことや、本協定の性格として、相手事業者との任意の取り決めであること等から、相手方とも一定の協議が必要との判断から、直ちにご提供申し上げることについてはお断りを申し上げた経過がございました。その後2月22日に、情報公開条例の手続により請求がございましたので、関係者の了承をいただき、現在、内部手続を了し、いつでも手交させていただく段階にありますことをご理解賜りたいと存じます。次に、当該施設が工業団地に立地している現状をどのように考えるかと、こういうご質問でありますが、本来、工業地区整備、特に製造系を中心とする地域については業種の住み分け区分が必要と考えております。しかし、造成当時の時代的背景や社会的熟成度から、業種等の十分な住み分けはできなかったため、業種が混在立地している現状にあり、このことにつきましては非常に苦慮しているところでもあります。企業誘致、工業地域整備に当たっては、工業地域内環境づくりについて、施設の日常の維持管理の徹底と環境問題の重要性に配慮し、必要に応じて維持管理の徹底について個別に強い要請を行ってきたところであります。今後におきましても、最大限、業種住み分けの整備、誘致方針を明確にしながら事業展開を図っていくとともに、新たな工業地域整備の際には、地域の環境に十分配慮し、業種の住み分け等々戦略的な取り組みを行ってまいりたいと考えております。次に、当該焼却施設の移転建設計画でありますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づく許可権限者である知事に、本申請前の事前協議の段階にあり、石狩支庁が事前協議書の内容を審査中とのことであります。産業廃棄物処理施設につきましては、広域的かつ適正処理が不可欠でありますことから知事の許可権限とされているものの、市といたしましても直接的に市民の生活環境や公害防止、環境保全にかかわることでありますので、道の指導指針による周辺住民の同意は重く受け止めるとともに、最終的に議会や審議会のご意見をいただいた上で、許可権限者である知事の方針なども踏まえ、市としての意見書を提出することとなろうかと思います。現時点では、石狩支庁から事前協議過程での市に意見を求める段階にはないと伺っておりますが、何よりもさきのダイオキシン問題については、市といたしましても極めて遺憾なことと認識いたしております。したがいまして、移転計画以前の当面する課題として、事態の原因究明と改善策を明らかにし、住民の信頼を回復することが優先的課題であり、事業者としての責務でもあると考えております。市といたしましても、このことについて既に当該事業者に申し入れ、今後も慎重に道と連携を図りながら、必要な指導を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかのご質問につきましては総務部長からご答弁を申し上げます。
答弁 総務部長 小玉隆(総務部長は2003年6月まで)
私から入札制度についてのご答弁を申し上げます。ご承知のように、現在の経済情勢からいたしますと、中小企業を取り巻く環境は非常に厳しく、国家予算にいたしましても規模拡大の時代は終わって、質的向上へ向けた転換の時代を迎えております。取り分け公共事業は当市においても同じ状況で、地元企業にとってますます厳しい状況になるものと考えております。現在まで、より競争性が働く入札方式といたしまして、条件付き一般競争入札、あるいは公募型指名競争入札の実施を行ってまいりました。ご質問にありますように、横須賀市におきましては、平成10年度より工事受注希望型指名競争入札を取り入れ、平成11年度におきましては、平均落札率が85%台に下がったとのことでございます。横須賀市の発注の基本的な考え方といたしましては、市内業者への発注を優先し、また、格付けを廃止し、条件の中に、参加業者を30社ないし100社程度の枠になるよう経営事項審査の総合評定を設定しているとのことでございます。ご質問の内容の入札方式を当市の現状に置き換えてみますとき、札幌圏における業者数、あるいは業者の技術力、あるいは契約等に係ります執行体制の課題、こういうものが検討すべき点があるものと思っておりますけれども、いずれにいたしましても、横須賀市の入札制度の改善策を参考にするとともに、現在行われております北海道、あるいは札幌市が行っております入札制度の改善効果などの検証、さらには、昨日の森好議員にお答えいたしました適正化指針の検討など、より競争性が働く入札制度の改善に向けて工事等契約システム検討委員会において研究させてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。
再質問 稲垣良平
1回目のご答弁をいただきました。それに対する2回目の質問をさせていただきます。まず、市民サービスの水準についての認識についてでございますけれども、私は当初申し上げているように、市民1人当たりの投入額の多少をもって、それが唯一の方法ではないというふうにあらかじめ申し上げて、その上で、昭和53年以降の実態を具体的に例示して事実を申し上げているわけであります。それに対して、手法は多角的、いろいろある。それから、必ずしも低いとは思ってない。効率化の結果であるというふうなことをご答弁なさいました。私は昨日の本会議での質問に対して根拠を示せというやじが一部から出ておりました。まさしくそのとおりだと。今のご答弁の内容は強弁にほかならない、具体的な根拠を示したものとはなっていない、そのように強く思います。実態として、サービス水準が金額ベースで、しかも市民1人当たりの金額ベースで低いという事実は事実としてある。だとすると、そこから発想される考え方というのは、そういう構造条件にある江別市としては今後の市民サービスの水準については、かくかくしかじかの考え方で進める、そういうふうに論理が展開されるはずであります。その出発点は、そういう事実を認めることから考え方を再整理するという作業に掛かるわけです。ついては、再度お伺いします。金額ベースで、50年代、60年代を通じて他都市との格差が生じてきている。そのことを承知の上で、では、この次の施策としてどういうふうな考え方で取り組むのか、そのことを再度お伺いします。1点目であります。2点目、江別市の歳入構造がぜい弱である。そのことについて市長は明確にご答弁なさいました。そして、自主財源の確保が必要である、そして、行政の執行に当たっての効率的な取り組みが必要である、そういう趣旨のご答弁をなさいました。さて、そのことはそのとおりとして、その取り組みがそのとおりに行われてきた、あるいは行われているとすれば、この間にその成果というものは明確になっていなければならない。それは私のみならず多くの人が当然考えるはずであります。ついては、どういう成果があったのかお教えいただきたいと思います。これは2点目であります。3点目でありますが、市税収入が伸びない、その要因について。それから景気の後退、言ってみれば外部要因を挙げておられます。これが常であります。違う。私はそのこともあると思います。しかし、そのことは道内他都市でも同じであります、外部要因は。札幌近郊都市でも同じであります。同じように影響を受けている。その中で、間違いなく格差が生じてきていると。であってみれば、要因は内部にある。先ほど、私質問の中で申し上げました。個人市民税レベルは確かに主要都市と比べて、あるいは近隣都市と比べて、上回ってはいないけれどもそんなに格差はない、ほぼ同じようなレベルにある。だけれども、法人に依存する部分、償却資産、それは取りも直さず、江別市がどういうふうに担税能力を持つ対象を確保してきたかということの結果であります。その要因というのは、市民レベルではなくて、それを誘導する市、その施策、それによってこの格差というものは生じてきているというふうに思わざるを得ないわけです。私はこの点において、要因は、外部要因は認めるけれども、市の中にある、行政の中にある、その取り組みの中にあるというふうに考えますが、考え方をお伺いいたします。それから、中期財政計画の概要をお話しいただきました。14年度から16年度の中期財政計画を示すということであります。市税収入の伸びを1.5%と見込んで、平成15年、16年には10億円程度のギャップが出るという見通しをお話しなさいました。さて、13年度、新しい予算、その中で2.5%の市税の伸びが伸びている。だけれども、12年度のことを振り返ってみますと、先ほどお話もあったように、あの伸びは固定資産税による伸びで、辛うじて対前年を割らないという水準になっている。所得割個人市民税についてはそういう状況ではない。なおかつ先ほどご説明あったように、住宅建設というものが都市回帰によって減少傾向に推移している。その中で1.5%の伸びを見込む、固定資産税については都市計画税も含めてなかなか伸びを期待できる状況にない。そうだとすると、このアンバランスの額、15年、16年におけるアンバランスの額、これはプラス・マイナスダブルで来て10億円程度で済むのかなという感を強く持ちます。私は、その計画は後日明確にするということでありますけれども、合わせてそういうことが見込まれる、現時点でも既にアンバランスが見込まれている、その認識に立てば、それに対応する、現在実施している施策の再検討、そして行政改革の進め方について、さらにスピードを上げて検討する必要があるのではないかと思います。ついては、お考えをお伺いしたいと思います。それから、情報化の計画についてでありますが、これは今回の補正、そして13年度に基盤整備をするということでございます。そして、9月ごろまでには実施計画を立てたいというご意向を示していただきました。私はこの基盤整備、庁内の基盤整備、情報基盤の整備、これは今までの取り組みをリカバーする、その意味で早急に進めていただきたいということと同時に、これまでに申し上げましたことから、産業分野の情報化についての、それに必要な基盤整備の在り方、これは相並行してどうしても取り組まなければならない、早急に取り組まなければならない重要な仕事だと思います。ついては、これについて考え方をお伺いします。これについての最後で。行政改革、これについて。見直しに先行して行政診断等を先行させるということについては、私は理解をさせていただきます。しかし、どこかの事業でやっているように、何回も診断する、何回も計画を繰り返す。断じてそのようなことにならないように。この取り組みは緊急に必要です。そして、そこから出てくる答えはタブーがない、そして核心を衝いたものでなければなりません。改めてお伺いします。いつまでにその作業を終える予定ですか。入札制度改革については検討をなさるということでございます。検討を見守りたいと思います。次に、産業廃棄物処理施設に関してであります。ご答弁の中で、地域住民の方々が積年の忍耐をされてきた、そのことを重く受け止めるというご答弁をいただきました。私はそれをして事業者に指導をいたしました。それから、石狩支庁に指導を申し入れましたという取り組みは当然として、その認識に立つならば、積年の忍耐というのは何だったのかと。いわゆるそのことは体がおかしくなっただとか、こういう被害が出てきている、そういう積年の忍耐の内容、それをやはり地域の人々から聞いていただきたい。そのことによって、行政と地域の方々、市民との間の信頼関係の回復というものはスタートするのではないか、そういうふうに思います。これについてどうお考えかお伺いをいたします。次に、住民の方々が役所においでになったときの対応について。住民の方々に不信感を与えたということであれば遺憾でありますと、このようにおっしゃいました。このことの裏には、私どもとして、役所としては正当に対応したはずですけれども、まかり間違っておいでになった方に不信感を与えたのであれば、言ってみれば隠し言葉があります。私は、これは水掛け論になります。あえては申しませんが、結果として不信感を増長したということは事実であります。その非は認めた方がしかるべきと思います。これには答弁要りません。次に、協定書の公開についてであります。これはご答弁にありましたように、協定書については、私、情報公開に基づく申請を出させていただきました。それに対して開示するというご連絡もいただきました。そのことはそれで結構です。ただ、こういう種の協定というのは、その性格として最も重要なことは、市民を代表して、地域住民を代表して、そして行政が、市長が対象の企業と協定を結んでいるという大前提があります。であってみれば当然のこととして、これらの情報の公開というものは徹底されなければならない。これは先ほどから申し上げている相互信頼の基礎であります。是非今後はそのように対処していただきたいと思います。これも答弁要りません。次に、新たな施設の建設について。市長は今の同意、不同意の現状を、それから今回のことを重く受け止めるというふうにご答弁をいただきました。ついては、それを中心にして、核に据えて今後対応されるように、これも希望として答弁は要りません。これで2回目の質問といたします。以上です。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
2回目のご質問に答弁を申し上げます。それぞれ1回目のご質問でご答弁を申し上げておりますが、若干、多岐にわたっておりますので、総括的にお答えを申し上げますけれども、まず基本的に、その基本理念あるいは根幹、こういうことにつきましては初日の市政執行方針の中で述べさせていただいておりますけれども、それからまた、今後の過程、経過、あるいは現状認識、このことも今ほどそれぞれお答えをしているところであります。それから、まちづくりについて、自主・自立に向かった転換点に立っていると、こういうことを踏まえて、特に、私どもは市民の意識調査だとか、あるいは担当職員制の中での市民協働のまちづくり、こういう観点で、本当のサービス、求められるサービスは何なのか。そしてまたさらには、そのことを追求しながら、そしてまた、行財政の観点からは自主財源のかん養、そしてまたさらには施策の選択といいますか、その中で最適化、このことを図るために行政評価、あるいは診断、こういうことをはじめとする行政改革を一層促進する中で取り組んで行きたいということを申し上げ、また、その健全化に向けて一定の対応をしてきたということを今申し上げてきたわけであります。そういった中で今日まで、これまでも議員、特に決算は12年度はまだですけれども、12年度までの予算、あるいはその以前の決算を含めてご理解をいただいてきた、お認めをいただいてきたわけであります。私自身は、今ほども、その辺はお互いに受け止めているところでありますけれども、解釈の仕方ということでは一様ではないということで申し上げてきておりますけれども、いろいろなとらえ方によってその辺、水準ということは変わってきます。特に、私どもは人口1人当たりの借財というか、市債の残高ということからすれば、道内34市の中でもトップクラスといいますか、上位の最も良好な数値に結果が出ている、そういうことがあり、これは私自身が市長になってからということではなくて、ずっと過去の歴史の中で健全経営といいますか財政の堅実化といいますか、そういう中で出てきている結果であろうと思います。そういう意味で、特に水準、この辺は総体的な市民サービス、こういうとらえでとらえますと、決して江別は劣っているものではないと、このように考えています。全国的な六百数十、670でしょうか、都市ある中で江別の財政状況ということを見ますと、特別に、殊更に悪いというよりも平均的なところにあるというふうに認識しております。そんな中で、しかし、厳しい状況の中にあって、今後、特にこの13年度の予算の中でも一定の対応をすべく、また予算の中で備えさせていただいたというふうにご理解をいただきたいと思います。いずれにいたしましても、行財政運営を展望するときには、今日一つの節目に立っていると、このことを先ほども申し上げたわけでありますが、そういった中で、厳しい状況、これは全国どこでもそうだと、こういうお話ですけれども、江別もそういう中では、やはり長期的な展望に立って、より一層政策については優先順位、その判定を厳密にしていくということと、様々な市民の皆さんのご意見を伺いながらといいますか、市民参加、このことをキーワードにしながら取り組んでいきたい、協働のまちづくりの中で取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。それから、ごみの産廃の関係でありますけれども、先ほどもこのことについてはご答弁を申し上げておりますが、市としては住民からの苦情通報、時々で受けているわけでありますが、その都度立入調査・指導を行ってまいりましたけれども、特に今回は施設の移転新設、この計画、それからダイオキシン問題と、このことが一つ大きな契機となって、日ごろから皆さん方市民の周辺の住環境に対する苦情、批判、こういうものが多く出てきたと、このように受け止めております。特にそういった意味では住民の痛み、このことをしっかり受け止めまして、今後ともどもに問題解決に向けて努力をしていきたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上でございます。
答弁 助役 伊東悠平(助役は2002年3月まで)
私の方から2点ほどご答弁申し上げます。まず第1点の情報化に関しましてでございますけれども、基本的には稲垣議員がおっしゃったとおり、12年から13年にかけましては基盤整備に取り組ませていただきたい。そして、庁内的なプロジェクトの中で上半期の中で、今後の展開に向けての、地域情報化に向けての取り組みをさせていただきたい、そのように考えております。その中に経済といいますか、産業関係の情報化ということも、実は新総計の中にも産業に関します近代化の中で産業の情報化ということがうたわれておりまして、十分視野に入っております。そのことも含めながら検討をしてまいりたい、そのように考えております。それから、2つ目の行政診断でございますけれども、基本的には13年度中に報告を受けたい、このように考えております。ただ、14年度当初から実行に移すべき課題等につきましては、明年度に向けた予算編成の時期までに中間報告として受けたい、このように考えております。したがいまして、項目によりましては継続的に14年度も作業がかかるものがあろうかと思います。こういう流れの中で一番大事なのは、職員がどういうふうにこの行政診断にかかわっていくか、このことが一番大事になってまいりますので、そのことについても慎重に対応してまいりたい、そのように考えております。以上です。
再質問 稲垣良平
これで最後でございます。自分が市長に任じている町の市民サービスについて水準が低いと言われれば、そうではないというふうにおっしゃりたいお気持ちはそのとおりであります。だけれども、他に計る手法を持たないままで、そして計らないままにそういうふうにおっしゃられても、なかなか納得は、市民は、私も含めて市民は納得できないだろうというふうに思います。最後に1点ご質問いたします。産廃施設について。ともども、言ってみれば問題が解決されるように取り進めるというふうにおっしゃいましたけれども、先ほども申し上げたように、繰り返しになって恐縮ですが、物事のスタートというのは、それに直接かかわっている人たちの実情を把握する、そのことから物事はスタートします。そのことを通じて共感、信頼というものが生まれます。ついては、どのような、具体的な被害が生じて、何をすればいいのかという検討をするために、そういう把握、実情把握というものを是非市として行うべきであると私は思います。ついては、これに対するご答弁をお聞かせいただいてこれを最後といたします。以上です。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
実情把握というご質問でありますけれども、これまでも地域の皆さん方、地元の皆さん方からお話を聞く機会も設けさせていただきましたけれども、今般さらにまた、要望書もいただいております。今後の話し合い、こういったことにより、その辺の要望についても把握をしてまいって、いずれにいたしましても、今後の対応について最善の努力をしてまいりたい、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き