美幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月26日
(1)保育園の方向性について/(2)保育士不足の対策について/(3)乳幼児期の町の支援について
2024年6月26日、美幌町議会の一般質問で、宮崎奈津江議員が「保育園の方向性について」「保育士不足の対策について」「乳幼児期の町の支援について」について質問し、町長 平野浩司、児童支援主幹 大内直樹、福祉部長 斉藤浩司が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎奈津江 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、児童支援主幹 大内直樹、福祉部長 斉藤浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 宮崎奈津江
私からは、子育て支援の充実について3点、質問させていただきます。1点目、保育園の方向性について。美幌町には、認定こども園2園、町立保育園2園、民間保育園1園があります。出生数が70人を割る中、5園全てが定員に満たず、物価高騰や人材確保、保護者のニーズの多様化に伴い、各園は運営に苦慮されています。また、それに伴い、町の補助金等の財政負担も年々増加しています。第6期美幌町総合計画基本計画(後期)では「町内の民間保育所でゼロ歳児保育、休日保育を実施します。町立保育園では、施設の老朽化による改築等の際に検討します」とありますが、町所有で民間保育園として使用している建物は60年を経過し、町立保育園より20年以上古い建物であります。建物の老朽化や限られた敷地にもかかわらず、民間保育園は両公立保育園を上回る園児数がおり、利用者のニーズに柔軟に対応しています。しかし、民間保育園は、職員の高齢化等や施設整備の計画がない中で、町立保育園や認定こども園の動向を見ながら、毎年経営を継続されている状況となっています。町の保育園に関する方向性によっては影響が出てくる認定こども園や民間保育園及び保育園関係者は不安を抱いておりますが、町の具体的方向性をお聞かせください。2点目、保育士不足の対策について。全国、全道では、保育士採用に苦労している実態があります。町内の認定こども園でも保育士の確保ができないため、低年齢児の定員数を受け入れることができず、運営にも影響が出ているとのことであります。そのほかの園でも、早朝や夕方の延長保育時間に働ける人材がいないこと、また、国の配置基準の人数では実際の保育は難しく、独自に人件費を捻出し手厚く配置している園がほとんどであります。北海道新聞によると、採用に困難を感じている事業者の主な理由として「雇用条件がマッチしない」「保育士雇用へ向けた財源支援がない」こととなっており、また、保育士対象の調査では、職場で改善してほしいこととして、65%が「給与賞与の改善」を上げております。強い志を持ち、美幌町で公立や民間の保育士になった方が、保育士として美幌町でずっと働いていただけるような仕組みづくり、財政支援が必要だと考えます。保護者が安心して働くには、保育の充実なしに未来はありません。保育士確保の対策について、町長の考えをお聞かせください。3点目、乳幼児期の町の支援について。第6期美幌町総合計画基本計画(後期)の子育て支援の充実において、乳幼児期に関しては、検診や児童虐待を未然に防ぐための施策はあるものとして承知しています。私が子育てや仕事を通じて得た経験の中で最も注意していることは、乳幼児期であります。児童精神科医として半世紀以上、子供の育ちを見続けた故佐々木正美先生の著書「子どもへのまなざし」の冒頭に、豊かな人間関係をつくるための基礎として一番育つのが乳幼児期で、建物でいえば基礎工事の時期であり、基礎工事は地面の下に隠れ、修復ややり直しが難しい時期だと書かれています。また、小学生、中学生、高校生の時期を床や外壁の工事に例え、後でも取替えややり直しがきく時期とされています。この時代だからこそ、人格の基礎をつくる乳幼児を育てることに誇りと責任を持ち、子育てのひとときを楽しめるような支援を町は具体的に模索する時期だと思います。町長の長年の教育畑から感じる乳幼児期の重要性のお考えや、町として取り組むべきこれからの施策があれば、お聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
宮崎議員の御質問に答弁いたします。1点目の町立保育園の今後の方向性についてですが、今後の在り方については、年度内に方向性を定めるよう進めておりますので、御理解をお願いいたします。町では、令和2年に、令和6年度までを計画期間とした第2期美幌町子ども・子育て支援事業計画を策定しており、その中で出生数など人口推計をしておりましたが、近年の出生数の低下により、推計値を大幅に下回る出生数となったところであります。そのため、今年度、令和11年度までを計画期間とする第3期美幌町子ども・子育て支援事業計画の策定に向け、人口推計やニーズ調査を進めておりますので、その調査結果を踏まえて、引き続き、民間事業者との協議を進めながら方向性を定めてまいりますので、御理解をお願いいたします。2点目の保育士不足の対策についてですが、国では、令和4年2月から保育士の処遇改善として、収入の3%、月額9,000円を引き上げるため、保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特別事業を同年9月まで実施し、翌年10月以降についても、施設型給付費の見直しにより、国2分の1、道4分の1、町4分の1の負担によって、同様の措置を継続しております。認可外保育施設につきましても、同じく令和4年2月から、町単独事業として、保育現場で働く職員の収入向上のため、一人当たり月額9,000円の支援を美幌町認可外保育所保育士処遇改善事業として実施しており、今後も保育士の処遇改善に努めてまいります。また、働き方改革を進めるという観点から、保育現場のICT化の促進支援や保育支援者の配置支援など、国の補助金を活用し、引き続き、しっかりと民間事業者と協議を行いながら、保育士がやりがいを持って働ける環境づくりや負担の軽減に取り組み、保育士の確保につながるよう進めてまいりますので、御理解をお願いします。3点目の乳幼児期の町の支援についてですが、町では、美幌町子育て世代包括支援センターはぐのんのを役場内に、美幌町子育て支援センターぽかぽかをコミュニティセンター内に開設しております。はぐのんのでは、妊娠期から子育て期まで、育児の孤立感や不安感の解消や、妊娠期の相談から出産後のケア、育ちへの不安や食事の相談など、包括的な相談を役場窓口や御自宅への訪問により実施しております。また、ぽかぽかでは、安心して子育てができ、子供たちが健やかに育つことができるよう、親子の触れ合いやお友達づくりの場を提供するとともに、子育てに関する悩み相談など、特に乳幼児期に当たるお子さんの育ち、子育てを支援しております。さらに、保育園等に通園していない乳幼児も家庭とは異なる経験や家族以外の大人と関わる機会、経験豊かな保育士の保育を受ける機会を提供するため、子育て支援センターぽかぽかで実施している一時預かり事業を拡充し、乳幼児期の育ちを応援するとともに、保護者のリフレッシュを図るなど、子育ての負担軽減等を進めております。子供の育ちの中で、乳幼児期は豊かな感性を養う上で最も大切な時期であるとの考えの下、今後においても、子育て支援に必要な施策を進めてまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 5番 宮崎奈津江
では、再質問させていただきます。まず1点目の保育園の方向性です。年度内に方向性を定めると御回答いただいていますが、大体、年度内のいつぐらいか具体的に教えてください。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
ただいまの宮崎議員の質問にお答えいたします。今後の年度内の策定時期ですけれども、まず、計画方針、方向性を定めるに当たりましては、町内の保育関係者と意見交換、協議を重ねながら、町の在り方について考えていきたいと考えております。その後になりますが、これも同じように町内の保育関係者を含めております美幌町次世代育成支援推進協議会において協議を行って、年内に結論を出していきたいと考えております。さらにその後、年明けになりますが、議会への御説明ですとか、町民へのパブリックコメントですとかを進めていきまして、最終的なものは年度内に定めていきたいと考えております。以上、よろしくお願いいたします。
再質問 5番 宮崎奈津江
予定は分かりました。過去、6年前からこの保育園のことはいろいろな方が一般質問されていまして、平成30年、土谷町長時代に、坂田議員から公立保育園の統合のことで質問されていました。その次に、令和元年、5年前に馬場議員から、美幌保育園と東陽保育園の整備のことに関して質問されていました。そのときのお答えが、早い時期に整備構想を策定したいと考えていて、令和10年度以降、整備が必要となる公共施設で保育園を位置づけていると答弁されています。同じ答弁のときに、当時の部長から、公立保育所は補助制度がないため、公立の役割はあるものの、建て替えのほうも民間に任せたほうがいいのか、様々な部分で検討するという回答でした。それから令和5年3月、去年3月に馬場議員から、美幌保育園と東陽保育園の統合計画の進捗状況について質問されています。そのときに、令和4年に出生数が70人を割り、公立保育園の役割や施設の運営主体についても検討し直す必要が生じたと答弁されています。6年前から方向性が定まらないまま、定員割れが続いております。毎年、次年度の公立保育園の動向が不透明な中、園の管理者や職員の方も入園者の確保に苦慮され、また、保育士確保にも積極的に動けないそうです。調査もこの5年、6年と大分続いていると思います。実際、入園を考える時期は、秋ぐらいに新年度はどこに入るとか、人の確保とかをすると思いますが、方向性として年度いっぱいというのはどうなのかなと思います。今までの調査を踏まえて、もう少し早くするという方向性にはならないのでしょうか。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
その方向性の策定の時期についてなのですけれども、議員おっしゃるように、来年度の入園につきましては、皆さん大体秋ぐらいから募集ですとかを始めて、来春の入園という流れにはなってきます。ただ、今回、方向性を示させていただくのですけれども、来年度から急にどうなりますというものではもちろんございませんので、その中でまず方向性を決めさせていただきまして、その後、一定期間を周知期間ですとか、その後の統廃合ですとか、今後の管理に向けてというものを進めた中での新体制になります。今年度につきましては、方向性を年度内に示させていただいて、来年度からというものにはならないというところで、御理解いただければと思います。
再質問 5番 宮崎奈津江
ちょっと違う質問をさせていただきます。今の公立保育園の人数を教えてください。それから、かかっている運営費、民間保育園と公立保育園の運営費など、分かれば教えてください。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
ただいまの今現在の公立保育園の入園者数ですけれども、令和6年6月1日時点の人数になります。美幌保育園につきましては定員60名に対し49名、東陽保育園につきましては60名に対し27名の入園者となっております。続きまして、園にかかっている経費というところなのですけれども、町立保育園につきましては、2園の運営費といたしまして、令和6年度予算ベースになりますが2,343万円となっております。この運営費につきましては、人件費は含めておりませんので、会計年度任用職員の人件費が8,439万1,000円となっております。正職員につきましては、その年の異動ですとかによって金額が増減いたしますので、保育士の正職員の人件費を、今保育園に当たっている保育士の人数で割り返し平均いたしますと、今、保育園には正職員が9人勤務しておりますので、5,456万4,000円となります。続きまして、今、民間保育園にかかっている経費ということだったのですけれども、町から認定こども園ですとか、認可外保育園にお支払いさせていただいているものといたしまして、何種類かございます。まず一つ目といたしまして、一時預かり事業の委託料551万円。続きまして、二つ目といたしまして、子供のための教育保育給付負担金3億3,621万6,000円。続きまして、子育てのための施設等利用給付費負担金185万8,000円。また、こちらは園ではなくて、幼稚園ですとか保育園に通っている保護者さんの負担軽減なのですけれども、給食費の補助1,320万円。あと、認可外保育園といたしまして、ひまわり保育園の保護者負担軽減のためにお支払いしているもので2,400万円ございます。以上が令和6年度予算ベースにはなるのですけれども、主に町が保育園ですとかにお支払いさせていただいている事業ですとか、金額になります。よろしくお願いいたします。
再質問 5番 宮崎奈津江
細かく調べていただいてありがとうございます。今、在園している方もいますし、職員の方もいるのにこの場でこのようなことを申し上げるのは大変申し訳なかったのですけれども、前回、私も課長にお聞きしたところ、計算すると人件費を入れて約1億8,000万円かかっていました。やはり保育園には、それだけの町の財源がかかっているということを理解いたしました。それで、次の質問に続くので、次の再質問をさせていただきます。まず、保育士不足の対策についてお聞きしました。今、美幌町では、多様な働き方の保育士さんの確保に財源を費やす時期だと私も考えております。保育士さんの給料を徐々に上げていただいているのは承知していますが、保育士の給与は全国平均でも350万円程度、長く勤めても400万円くらいです。同じ子供に関わる職業で、教職員の方では経験を積むと500万円、600万円になりますが、幼児期に関わる職業は、日本社会全体で軽視されていると言わざるを得ません。保育士や幼稚園教諭の給与の財源は、国や都道府県、自治体の補助金で賄われています。最近では、自治体の財源の充て方で、保育士等の給与に格差が出始めております。国の指針では、2026年から「こども誰でも通園制度」が始まります。保護者が働いていなくても、認定こども園や保育園に自由に預けられる制度が始まります。今後、認定こども園等の負担はさらに増し、確実に人員が必要となります。もし、町内の施設について縮小の方向性が見えても、働く場が縮小しても、町内に勤める保育士さんの数は必要です。今以上に柔軟な働き方を要することになります。自治体から財源が不可欠な職業だからこそ、町が中心となり、やりがいを持ち働けるような準備を迫られていますが、保育士さんの確保についてお考えあれば、お聞かせください。
答弁 福祉部長 斉藤浩司
ただいまの御質問にお答えいたします。保育士不足については、先ほど質問がありましたように、保育園の整備を行っていく上でも、単純に施設が整備されたからといって減になるものではないと町も考えております。保育士さんがおられることによって、保護者が求める多様なニーズ、こども誰でも通園制度または一時預かりなど、今後保育士さん自身が今の教員と同じように働き方を変えて、現状のままの人数では成り立っていかないのではないかと思いますし、保育士自身の成り手も不足していくものと思います。保育士の処遇改善については、国、道が積極的に支援策を検討していますが、そこで町がどのような点で支援できるのかも考えていきたいと思います。保育士の働き方について、改めてそれぞれ民間の事業者、また、公立の保育園の保育士の在り方についても、成り手不足の原因がおっしゃるとおり、労働時間が長いとか、子育てしにくいとかいう問題もありますので、その辺は受け止めて対策を打っていきたいと考えております。
再質問 5番 宮崎奈津江
ありがとうございます。民間と地域が連携して民間も助けて、今いる保育士さんが美幌町で働ける体制をぜひつくっていただきたいなとお願いするところでございます。それで、先ほども言ったかかっている費用ですけれども、今は施設にかける費用より人にかけていただきたいなと思いまして、それでこちらの財源について数値化、見える化をお願いいたしました。では、3点目の質問です。町で乳幼児期の支援について、ぽかぽかとはぐのんのをしてくださっておりますが、こちらの利用状況、人数は分かりますでしょうか。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
まず、町で実施しております子育て支援センターぽかぽかの利用状況なんですけれども、令和5年度の実績で御答弁させていただきたいと思います。令和5年度、延べ4,522名の御利用となっております。続きまして、一時預かり事業ですけれども、こちらにつきましては、今年4月に一部拡充してスタートしておりますので、今年度の状況について御答弁させていただきたいと思うんですけれども、5月末時点で御利用の登録をいただいてる方が41名いらっしゃいます。4月、5月の二月で、御利用は56名の計243時間御利用いただいております。以上となります。
再質問 5番 宮崎奈津江
ぽかぽかのほうは、1日にすると大体平均どのぐらいでしょうか。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
1日平均にしますと18名前後になります。5番宮崎奈津江さん。
再質問 5番 宮崎奈津江
ありがとうございます。18名というのは多分、お子さんを入れて18名だと思うのですけれども、以前は、私たちが毎日行っていた15年前とかは30人、40人通われていましたが、今は平均して15人だと担当の先生からもお聞きしています。そのような子育て支援に集まる、何というか、皆さんの生活スタイルが変わってきているのかなということが調査で分かってきました。また、はぐのんのもせっかく包括した相談支援事業をしてくださっていますけれども、こちらも利用人数が伸び悩んでいるとお聞きしております。美幌町の乳幼児期の支援として、産前産後の支援、また、健診事業や虐待・孤立についての対策としては、非常に整っているという声も聞いていますし、私も実感があります。気になるのは、その後のステップアップとして、支援計画の基本理念だと思っております。今、第2期子育て支援計画基本理念が「子どもと、親と、地域が育つ…子育てが楽しい町づくり」ということでやっていますけれども、こちらの理念もありますし、目標もありましたが、今年度終わったときの達成率、達成率というのはあまり好きではないですけれど、感触としてこのような計画を立てて、どのような感じになっておりますでしょうか。結果ではないですけれども、評価はいつぐらいに出るのでしょうか。
答弁 児童支援主幹 大内直樹
第2期計画に対する評価というところになるのですけれども、今アンケート調査を実施しております。その後、まだ集計ですとか分析ができておりませんので、そのようなものの分析をしながら、今までの評価ですとか、今後の計画内容ですとかを考えていきたいと思っております。なお、アンケートの分析につきましては、8月、9月ぐらいには分析して、今後の方向性ですとかを考えられるように進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
再質問 5番 宮崎奈津江
ありがとうございます。こちらのほうも今、多様化していまして、家庭でしっかり育てたい人、共働きしたい人、両方やりたい人、働きたくないけれども働かなければいけない人、いろいろな家庭の形があって、それぞれオリジナルの子育てになっているかと思います。令和6年5月、こども家庭審議会からは「ゼロ歳から18歳までの学びの連続性を踏まえ、遊びを通した質の高い幼児教育保育を保障しながら、幼児教育と保育と小学校教育の円滑な接続、改善を図るべく、幼保小のかけ橋プログラムや公立施設類型問わず、一体的な地域全体の幼児教育の質の向上や、小学校接続の推進を図るための幼児教育センターの設置やアドバイザーの配置、外部専門職の配置など、保育士の幅広い働き方が期待されるところです」という指針があります。限られた財源の中で、子育ての核となる乳幼児期に、子供たちの教育に関わる人に対する流れを町がどのようにつくっていくのか、町長にお聞きしたいなと思います。
答弁 町長 平野浩司
今いろいろな質問をしていただきました。その中において、今後の美幌町全体の保育の在り方について年内に結論を出して、できるだけ早めて欲しいということについては、努力していきたいと思っております。それから、保育士に対する支援等ではあるのですけれども、私どもがというか行政が保育士をどうするかと考えた場合に、そろそろ社会全体が仕事の仕方も含めて、今苦労されているということは、私の認識としていろいろな働き方があって枠から外れる、例えば、5時に終わるやつを5時半まで預かってほしいだとか、朝早くという考え方で、それぞれのニーズにという考えなのです。そのニーズに合わせて、保育士の方々を確保するということは非常に難しいということを考えたときに、社会全体が例えば、5時なら5時にお子さんを引取りに行きますよと、そのためには、社会というよりも会社として育てる人たちに1時間早く行きなさい、そして、給与もきちんと保障するよということをやらない限り、難しくなってきていると私は思うのですね。ですから当然、保育士に対しての取扱いという部分に対しては、私もこの立場でないときに、何で役所はある程度の一定金額しか上げないのと、今必要とするのであれば3倍ぐらいあげても、3倍ということは、例えば1万円あげるところを3万円にするとか、そのような話をしたことがあります。そのとき言われたのは、役所でそのようなことはできないのですよと。それはできないのではなくてやる気がないだけの話という中で、やはり、今置かれている立場の対価ということに対しては、行政だけでなく国も含めてきちんとやらなければいけないのではないかなと思っております。そのような意味からいけば、これだけ数が少なくなってきている保育士の負担を少しでも軽減するというのは、社会全体というよりも企業の方々も含めて、言うならば、保育士の方々の時間に合わせて、時間内できちんと受け取れるやり方をしっかり考えていかなかったら無理だと思っております。この頃、それは本当にしっかりしなければいけない。地域に問いかけるものと国がそのようなことを徹底してやるべきだと思っております。幼児期について本当に大事だということは、私はそのとおりだと思っています。今回、佐々木正美先生の本を紹介していただいて、私も先生と懇談する機会とか、彼の著書をほとんど持っております。もともと、佐々木先生というのは、ノースカロライナでやっていたTEACCHという障がい児に対するプログラムを日本に教えてくださった方なのです。その中で今、御紹介があった「子どもへのまなざし」という本の中で、まず基本的に子供たちがどうすべきだ、どう向き合うのだということを書いている部分においては、私は幼児期について、国の流れもそうですけれど、町としてどうつなげていくかということは大事だと思っていて、それを具体化することを計画の中でもう少し見えるようにしなければいけない。ただ、繰り返しますけれども、社会全体がいろいろなニーズに合わせてつくり上げるというのは難しいので、社会全体でこのような範囲の中でやっていかないと。では、何でもできるかというとそれはできない話で、先ほど言いましたけれど、保育士の話もそうです。軽減させるためにどうするかという部分とか、それから今、民間の保育園とか認定こども園の中でやっているようなシステム化も町ではやっていませんが、そのようなこともきちんとやる。それはどういうことかといいますと、例えばICTを使って子供たちの管理システム、これは補助ももらえますからそのようなものを入れるとか、そのようなことで先生方のチェックの軽減をするとか、そのようなことは再度きちんとチェックした中でやる。今回の答弁にも書かせていただきましたけれども、そのようなもので少しでも先生方の軽減できる方法を行っていかなければいけないかなと思っています。いずれにしても、宮崎議員がおっしゃった乳幼児期、私が若いときには、子供の脳は3歳までに決まると言われていました。最初に悩みながら考えたときに、元ソニーの会長である井深大さんという方が、このような話をしていました。子供たちにおいて一番大事な時期というのは3歳、そして、母親がそこについてあげられること、そのようなことを当時からも伝えられていたし、その大事なところを継続してきちんとしてきたつもりなのです。社会自体が広がって、多種多様という考えの中で社会は成り立たなくなってきたということをもう一度、みんなで考えた中で、これからの未来ある子供たちをしっかり育てる社会づくりをしなければいけないという強い思いは持っております。
再質問 5番 宮崎奈津江
町長、ありがとうございました。私も本当に社会の問題だと思っていて、働く方で子供がいる人には配慮が必要だと思いますし、働き方と保育と教育とが全部つながっているなと思いまして、町長がそのようなお考えであるということ、また、多数の勉強をされていることは心強く感じました。しかしながら、今、後ろにも来ていただいています、毎日お子さんたちを預かったり、いろいろな問題を抱えている保育園の先生、認定こども園の先生たちが日々、子供たちと向き合えるように、皆さんの御協力をお願いして、質問を終わりたいと思います。