みんなの議会

美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日

(1)組織機構の見直しについて/(2)役場新庁舎への移転後の公共施設の有効活用について

2020年3月17日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「組織機構の見直しについて」「役場新庁舎への移転後の公共施設の有効活用について」について質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸が答弁しました。

質問者
上杉晃央 議員
答弁者
町長 平野浩司、総務部長 小室保男、民生部長 那須清二、福祉主幹 影山俊幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 上杉晃央

それでは、私はさきに通告した2項目について、順次質問させていただきたいと思います。1点目は、組織機構の見直しについて、グループ制の見直しについてでございます。平成30年6月定例会のグループ制の質問では、平成29年5月の主幹職アンケートを実施した結果、従来の課係制と変わっていない、組織機構や事務分掌、事務量の見直しが必要で、主幹及び主査の名称が町民に浸透していないとの評価でありました。他自治体の例なども参考に、令和3年度の新庁舎供用開始を見据えながら、本町に見合った組織体制を研究したいとの答弁でした。新庁舎完成まで1年となりましたが、これまでの美幌町事務改善委員会等における検討状況及びグループ制の廃止を含めた見直しの考え方をお伺いいたします。この質問の二つ目でございますが、職員のモチベーションを高めるための取組についてでございます。組織見直しに関連して、主査職以下の若い職員の仕事へのモチベーションが数年前から低下しているのではと危惧しているところであります。地方自治体を取り巻く環境は、人口減少、経済の低成長時代、地方への権限が拡大する中で財政難もあり、独自の施策展開は大きく制約され、職員にとってやりがいや達成感を得やすい仕事に出会うことが減少していると感じております。あわせて、管理職の部下職員の人材育成の取組の姿勢が弱まっていると感じております。このことは、若い職員の仕事に対する積極性に大きく影響を与えることになり、仕事へのモチベーション、動機づけ、達成感を得られない状況を生み出す要因ではないかと考えられます。町長に就任して、特に若い職員の仕事へのモチベーションをどのように捉えておられるのか、また、モチベーションを高めるための方策についてお聞かせください。大きな二つ目、役場新庁舎への移転後の公共施設の有効活用についてでございます。具体的には、保健福祉総合センター及び別館の具体的活用についてであります。平成31年3月定例会において、新庁舎建設後の保健福祉総合センター及び別館の有効活用について質問をいたしました。保健福祉総合センターは、条例の目的を効果的に推進できるよう、関係団体との協議を進めている。また、別館は立地や駐車台数などの条件に支障がない団体と協議を進めているとの答弁でした。その際、保健福祉総合センターを利用する団体が活動する上での具体的な課題を指摘させていただきましたが、現在までの協議状況と今後の活用方法をお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員の御質問に答弁いたします。グループ制の見直しについて。グループ制見直しに係る検討状況につきましては、美幌町行政事務改善委員会において、さきに実施しましたアンケート結果を踏まえ、一定の整理を行うところまで議論を完了したところであります。その見直しの具体的な考え方につきましては、現在の担当をグループにする、グループ長の主査がグループ内を掌握する、課制の復活としております。これまでのグループ制によって、担当間については協働体制が確立されていることから、現在の担当をグループとするものであります。このことにより、人員配置をフレキシブルに実施することが可能となり、人口減少を背景に、将来的に職員数を減少させる際には、グループ制を用いることで業務の集約による統合が係制に比してスムーズに行うことができることとなります。また、主査職の管理監督者としての人材育成を図る観点から、主査が所属長の承認を経てグループ内の事務分掌を決め、業務進捗状況、繁忙期の業務分担などを行うものであります。そして、課制の復活については、従来の主幹を課長に名称変更し、所属長として課にある各グループ、現在の担当について総合的に指揮、監督するものであり、課内職員のグループ間異動を部長の承認を経て行えるように、部長については副町長の承認を経て、部内職員の課間異動を行うことができるものとします。なお、アンケート結果からは、グループ制の再編だけではなく、事務量の見直しが必要との意見も寄せられており、組織機構及び事務分掌の見直しと併せて実施することが適当であるとの判断の下、全グループを対象とした業務量調査を実施し、その結果をもとに、現在検討を進めているところでありますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、職員のモチベーションの捉え方でありますが、基本的には町長のリーダーシップのもと、各業務の総合的な取組を推進するとともに、求める職員像を明らかにした上、職場の風土や人事管理等の改善、研修の充実等を図り、職員一人一人が意欲を持って自己の意思で主体的に学習し、能力を高められる環境づくりが重要と考えております。そのためには、管理職等の自覚と部下に対する適切な指導、助言が不可欠であると認識しているところであります。モチベーションを高める方策としましては、各種事務事業に対し改善意見を提案する機会を設けて多彩な発想を引き出し、その自主性や向上を図ること、与えられた職務に対する評価のみならず、自らの意思と工夫による挑戦、努力などを認めていく挑戦意欲あふれる職場づくりに努めること、他の市町村や民間企業の職員、地域住民等の様々な分野の人々と交流する機会など、職員一人一人が自己啓発に取り組みやすい職場風土づくりを推進していくことなどがあると考えております。そして、管理職等は、自らの取組姿勢が職員の意識や職場の雰囲気に大きな影響を与えること、また、職員の特性を的確に把握し、それぞれの能力や性格などに応じた指導を行う立場にあることを十分に認識し、指導、育成を行うことが何より重要であると考えております。今後も組織的に自己啓発を促すサポートをしていく環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に、役場新庁舎へ移転後の公共施設の有効活用についてですが、保健福祉総合センターにつきましては、条例で定められているとおり、町民の健康づくりと生きがいづくりを図るとともに、地域保健福祉活動を効果的に推進することを目的としている団体に対し、移転に係る可能性の有無について状況を説明した中で、意向や意見を聴取しながら協議を進めているところであります。また、役場別館については、移転に支障のない団体に対し、同様に協議を進めているところであります。御質問の現在までの協議状況と今後の活用方法についてでありますが、老朽化の著しいゆうあいセンターに入居している全ての団体に対して、庁舎建て替えに併せ、役場別館と保健福祉総合センターに限らず、他の公共施設を含め移転していただけるよう、協議を進めております。各団体においては、施設の立地、使用できる面積、会員が利用する駐車場のスペースなど、要望を聞いた中で利用できる町公共施設などについて情報提供をしながら、すり合わせを行っております。また、現在、保健福祉総合センターを利用する団体についても、利用スペースの拡大などの要望もあり、併せて調整を行っているところです。協議の中では、現在の民生部の一部及び美幌町社会福祉協議会の空きスペースへの移転に当たって、個人情報保護の観点から、他団体との間仕切り設置を希望する団体もあり、各団体の配置について調整を進めてまいります。移転後も業務を円滑に行うことができるよう、本年10月末までには移転する団体を決定し、2021年、令和3年の新庁舎供用開始後は、移転先に配置できるよう環境を整え、さらには、老朽化している施設の縮減が図られるよう、引き続き取り組んでまいりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

初めに、グループ制の見直しから再質問させていただきます。これまでの議論の結果、現在の担当をグループにする、グループ長の主査がグループ内を掌握する、課制の復活等を答弁いただきました。私は、課制の復活については賛成いたしますが、それ以外のグループ長が主査というものが非常に分かりにくいです。現在の担当をグループにするのでは、責任の所在が明確にならない、あるいは指揮、命令がうまくいかないように思いますが、現状で本当にうまくいっているのでしょうか。グループ制を用いることで、業務の集約による統合が係制に比べてスムーズに行えるというお答えですけれども、係制とこの見直し後のグループ長などを比較して、どこがスムーズに行えるのか、具体的にお答えいただきたいと思うのです。実は、平成30年6月にこの件について一般質問した際に、今の総務部長、当時の総務主幹がこのように答えていらっしゃいます。現在のグループ制のほうが業務を進める上でサポート体制が整っているのかというアンケートの問いにつきまして、変わっていないというのが目立った回答になっております。その結果、課係制のときと比べて、組織運営上、それほど変わっていないだろうという認識でありますと答弁しております。さらに、グループ内、いわゆる担当間の壁を取り払ってグループ全体で一つの固まりとして仕事に当たっているかという問いかけに対し、当時、副町長は決してそうなっていないと答弁されています。これを受けて、先ほどの答弁で、グループ長の主査が掌握する形で現在のグループ制を残すということは、この答弁と整合していないのではないかと思います。もともとの課係制、係長がいて係長が掌握するのに対して、今度は主査がグループ長になって掌握するようですが、具体的にこういうふうになるのだというものがこの答弁から見えないので、その辺をお答えいただきたいと思います。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

ただいま議員から御指摘いただきましたグループ制の見直しにつきましては、今、議員から御説明があったとおり、平成30年6月の議会で町としての答弁をさせていただいております。今回は、平成29年にアンケート調査を行いまして、その結果を踏まえて行政事務改善委員会において1年半ぐらいかけて課題をいろいろと整理した中で、美幌町の望ましい行政組織の体制をどのようにするべきかということで意見交換を重ねてまいりました。その中で、現在のグループ制については、一定程度その機能が発揮されている部分はあります。それは協働体制として、グループ内で何か新しい業務、新しい仕事が突発的に発生した際に、グループ内の職員が連携を深めながらしっかりと対応していこうということが現にできております。そういったいいところを残しつつ、一方では、先ほどの主幹などの名称が外部から分かりづらいという御指摘も当然認識しておりますので、改めるべきところは改めるべきだという意見で一致したところでございます。1回目で答弁させていただいておりますけれども、グループの単位を従来の課から係に最小化するわけですが、その一つのグループは、4名から6名ぐらいの職員の体制が一番望ましいのではないかという結論としております。ですから、新しいグループが機能すれば、4名ないし6名の職員が協働体制をしっかりと構築した中で、日々の業務に当たっていくことになり、新しい突発的な業務に対しても対応していく体制がとれるのではないかということで考えているところであります。グループ長につきましては、現行は主幹職になっておりますが、制度見直し後については、主査職が掌握するということで今は考えてございます。主査職がグループ長として役割を発揮するということは、整うまでの間は難しい面もあろうかと思いますが、今後は人口減少が進みますし、行政組織の体制もその時々に応じて見直しを図らなければならないと思っております。当然、管理職は今まで以上にしっかりと能力を発揮するのはもとより、若い世代の主査職が役場ですべき仕事をしっかりと認識した中で、自分は何をすべきか、どうあるべきかという意識を高く持った中で日々の仕事に向き合ってもらうことが必要だろうと思っております。ですから、人材育成という観点も含めて、グループ長については主査職で考えたいと思っているところであります。また、課制の復活につきましては、以前より議員から御指摘があったとおり、分かりづらいということは多くの皆さんの認識が一致していると思います。そこはしっかり改めて、見直し後については課の名称を復活してまいりたいと、そのように考えているところでございます。十分な答弁にはなっていないかもしれませんけれども、以上、御答弁申し上げましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

先ほどの答弁に基づいた考え方だと思いますが、協働体制がグループ制によってとられているので、いいところを残すということですが、逆に質問しますが、課係制のときに協働体制はとれていなかったのですか。私は、課係体制のときも新たなことが出てきたら、課長を中心に係長を集めてしっかりと連携をとっていたと思うのです。グループ制になって、殊さら協働体制がとれるようになったと聞こえるのですけれども、昔の体制の中でも、職員の皆さんは、課長を中心に係長を集めて連携をとりながら、応援体制がとれていたと思うのですが、グループ制は特にそういうところの効果が上がったという評価なのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

先ほどの最初の質問の中に、アンケートをとったときに、グループ制によってそんなに変わっていないということと前副町長がグループの固まりとして仕事に当たっていないと発言をしたというお話がありました。正直に言いまして、このシステムについては、私が制度設計をしました。今回、担当といろいろと話した中でいくと、職階制の取扱いに対してまずかったかなということが一つの反省であります。グループ制をする中において、職階制として美幌町がやってきたときには、部長としての立場があって、そこにグループがあって、その下もグループ化をしたのです。それは、現場で一番働く係長たちにすると、仕事の明確さというよりも、管理職が何をやっていくかという指示をしっかり出せなければだめだと思っていたので、私は効果としては十分にあったと思います。しかし、全てではないという思いはあります。ですから、私が部長になったときは、グループ制は非常にやりやすかったです。部としての大きな器の中に課長がたくさんいて、その中にそれぞれのグループがありました。しかし、当時言われたことは、管理能力がしっかりしていて、それぞれの部長なり課長があなたは何をするかということを理解していないと難しいということでした。今回のいろいろな反省の中で、職階制を下げようと。ですから、部長から課長に下げて、課長がその中で何をやるかということを明記して、それをそれぞれの係長にフレキシブルに、あなたはこれをやりましょうということで明確にする。今までは、課長にこういうことをやってと言ったら、課長がその下の係長に何をやるかということが示せなかったことが問題だったのではないかと、当時、制度設計をした者として考えております。先ほどのアンケートの中では変わっていないとか、固まりとして仕事をしていないという話を別の立場で聞いていて、私は非常に残念でした。名称的に分かりづらいという部分は確かに否定できませんが、そういうふうに理解して、私も含めて皆さんがこの制度設計はこうだということが明確に分かっていたら、グループ制に対しておかしいという話にはならないと思います。今回、皆さんで検討した中で、職階を下げて課長を中心としたグループ制にしたいという考え方に対しては、繰り返しになりますけれども、私が常々心配していた部分をきちんと整理してくれたと思っていますので、可能であればこういう体制を進めていただきたいという思いを職員に伝えております。

再質問 12番 上杉晃央

平成18年に導入してから、この間、この問題を何回か取り上げてきましたけれども、今の平野町長の答弁だと、管理職がしっかりしていなかったから、このグループ制を導入したことをきちんと理解されないで、十分機能しないまま十数年がたったと聞こえるのですけれども、それは果たしていかがなものかと思います。もう一つは、このアンケートはたしか主幹職にしかやっていないです。私は、そのときに、主査職、係の人たちがこのことにどう向き合って、十数年たってどんなふうに受け止めているかということをしっかり掘り下げるべきではないかということで、意見をしっかり聞いた中で制度設計をしたらどうですかという質問をしました。課長が中心になって内容をきちんと掌握しながら、係長がそれぞれの部下に事務分掌をうまく振り分ける形は、従前も課係制の中ででき上がっていました。当時の総務主幹から、取組についてどういうものがありましたかということで、それを使っていた民生部長から、唯一、民生部の事例を発表していただきましたけれども、それは、今も幾らでもできるはずなのです。今、特にいろいろな形で国から多様な課題を行政側に投げかけられて、それを必死になって職員がこなしていく時代ですから、先ほど総務部長が言った協働といったことは、これから欠かせない職員間の連携だと思うのです。私は、グループ長というものがよく分からないのですけれども、今のグループ制の中でできることをやり切っていないところがあると思います。新しい庁舎ができたら、何々部、何々課はいいのですが、グループ長というものは、具体的にどんなふうに表示して、どんな説明をイメージされているのか、お答えいただけますか。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

何点か御質問いただきましたので、答弁漏れがございましたら指摘をいただきたいと思います。まず、グループ制の見直しに当たってのアンケートですが、なぜ主幹職が対象だったのかという御指摘だったと思います。御承知のとおり、現行のグループ制については平成18年4月にスタートしております。当時もアンケートを実施しておりまして、部長職、これは従前の課長職になりますが、こちらと主査職を対象に実施しております。今回の見直しに当たっては、当時の大課、大係制といいますか、従来の行政組織を経験している職員なら、グループ制導入後の効果があったか否かということの意見をしっかり反映できるだろうということで、従前を知っている職員に同じ項目でアンケートをとるスタイルをとってございます。ついては、現行の主幹職を対象にアンケートを行って、平成18年当時と29年の比較をした中で、制度設計がどうだったのかという検証を行っており、その結果に基づいて、行政事務改善委員会で議論を進めてきたわけであります。それから、協働体制については、平成18年4月以前から協働体制がとられていないということは毛頭ございません。私もグループ制以前を経験しておりますけれども、協働体制は当時からとられてございました。しかし、残念ながら、従前の係制のときに隣の係であっても私の仕事ではありませんという風潮もあったのではないかと認識しております。現在、グループ制を導入して十数年たっており、私は昨年まで総務グループの主幹でしたが、総務グループの仕事を例に挙げれば、執務スペースは非常に長く、机が離れております。ともすれば、同じグループの中でも、1日の中でどんな仕事をしているのか分からない状況があるわけですが、例えば、職員担当が事務量の多い仕分け作業などをするときに、手の空いている人ということで声をかけると、すぐに互いに気づき合う関係性がしっかり根づいていると見ているところです。今、総務グループを例にしてお話ししましたけれども、これは他の部署、部局を通じて協働体制がしっかり根づいていると思いますので、そこをしっかりと生かして、新しい組織体制に見直していきたいと考えているところでございます。以上、御答弁させていただきました。よろしくお願いいたします。(「答弁漏れがあるのですけれども、グループ長というのを、今度、役場の新庁舎では、表記上、どうやってするのですか。すごくわかりづらくて、その辺が見えないです」と発言する者あり)

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

失礼いたしました。主査職のグループ長につきましては、先ほど、グループ内の職員は4から6名というお話をしましたけれども、その職員の育成もそうですが、グループ内で担当する仕事の進捗管理……。(「そんなことを聞いているのではないです。どういうふうに表記するのか」と発言する者あり)

再質問 12番 上杉晃央

係制をとらないとすれば、主査は表記上でどういうふうになるのですか。今、グループごとに表示板に表示していますが、それをグループ長(主査)と答弁していますが、グループ長を使ったら、住民の皆さんはなおさら分からないです。ですから、係でないとすれば、町民の皆さんにどういうふうに分かりやすく表示するのか、そういったところが具体的に決まっていて、考え方があればお示しください。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

新庁舎になったときの表示の手法だと思いますけれども、具体的にはまだ決まっておりません。いずれにしても、訪れた方もそうですし、外部の方に分かりやすい表記を当然考えていかなければならないと思いますので、時間はございませんけれども、しっかり検討してまいりたいと思います。

再質問 12番 上杉晃央

具体的なことは、これから煮詰めていく作業があると思いますけれども、管理職だけではなくて、職員から評価をしっかり聞いた上でどうなのかということを全体で押さえながら、当然、行政事務改善委員会の中には主査職も入って協議をしているのでしょうから、職員の声を聞きながらということですが、課長は住民の皆さんにはすごく分かりやすいと思うのですけれども、グループ長という名称は住民の皆さんにとってどうなのかと思います。その辺は実施までまだ時間がありますから、町民の皆さんの意見を聞く機会があれば、ぜひしっかり受け止めてやってほしいと思うのです。どんな組織、仕組みをつくってみても、先ほど総務部長や町長が答弁されたように、職員の意識ですね。特に、それを掌握、指導する管理職、主査職のマネジメントというか、能力がしっかり伴っていかなければ、どんなに名称を変えてもうまくいかないことは歴然としていると思うのです。私は、当時、部長をさせていただいたので、グループ制のメリットは感じていますが、協働体制はグループ制ではなくても当たり前のことだと思っています。また、今もできるのに、実行していないから取り組んでいないとは思いませんが、グループ制を導入して十数年がたちますけれども、本当に大変なときに部長や主幹の判断で横断的に対応することが制度としてあるのに、有効に使っていただけなかったことが非常に残念でなりません。そういった意味では、特に管理職のリーダーシップを発揮していただいて、流動的な組織運営にしていくことで、大課大係というか、そういう中で課係制がなじむのではないかと思います。これは私の意見ですので、残った期間で十分に検討していただきたいと思います。次の質問に移ります。職員のモチベーションを高めるための取組ですが、先ほど、町長からいろいろ答弁がありました。その内容を要約すると、管理職等の自覚と部下への適切な指導、助言が不可欠だろうと思うのです。私もそのとおりだと思います。町長は、町長就任後にモチベーションが高くなったと感じていらっしゃいますか。町長は、以前は教育長でした。それ以前にも管理職などの経験をお持ちですが、実情として現在モチベーションが高くなったと感じていらっしゃるのかどうか、その辺の実感をお答えください。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

すみません。先ほどの答弁で漏れておりましたので、先に御答弁をいたします。グループ制について、当時アンケートを実施したというお話をさせていただきました。若い職員から意見をしっかり聞いた中でというところで、私の説明不足だったのですけれども、行政事務改善委員会において議論を1年半進めてきましたが、職員は全員主査職ということで、30代の職員がたしか14名入っております。本当に活発な議論をした中で、新しい行政組織のあり方について意見交換をして形づくってきておりますので、そういう意味では、若い職員の声もしっかり反映した制度になっているということを御理解いただければと思います。

答弁 町長 平野浩司

実感としてという質問をいただきました。私が町長になって11か月になった中では、モチベーションが上がりつつあると理解しております。

再質問 12番 上杉晃央

私も元職員でしたから、経験上から、モチベーションを高めるためには、上司が日頃の仕事を通じて部下の仕事ぶりを十分観察して、できるだけ具体的、客観的な事実に基づいて褒めるということがすごく大事だと思うのです。部下にとっては、上司から褒められて承認されることで、部下の職員の欲求が満たされて自信になり、それが達成感や成功体験に結びついていくのだと思います。しかし、自慢ではないのですが、私も職員としてたくさんの失敗やミスを犯してきました。仕事でミスというものは残念ながらつきものでありますけれども、現実にミスを犯したときに、なぜこんなことをしたのかという言葉で責任をただします。そして、逃げ場のない追及型になりがちです。私が職員時代に読んだ本や受けた研修の中で、叱ると怒るを間違えてしまうと、職員のやる気を失わせたり、上司の前で萎縮したり、挑戦しない指示待ち型の職員をつくってしまうことになるので、役場の管理職はそういったことをしっかり認識しながら仕事に当たってほしいということを学んだ経験があります。こういう話から、日頃からリーダーとして職員の様子をしっかり見ながらモチベーションを高めるということは管理職の仕事だと思います。もちろん、主査職も監督者として同じような役割を担っておりますので、そういったことを十分認識する必要があると思います。先ほど、木村議員からも似たような研修の質問がありました。町長はいろいろと答えられていましたが、町民が求める職員像というのは、端的に言うとどういう職員像を意識しているのですか。また、モチベーションを高めるために、こういう職員であって欲しいということについて、短くでいいので、町長の思いをお聞かせいただけますか。

答弁 町長 平野浩司

私が町長になろうとしたときも、なった後も常に考えている部分があります。大きくは、本来の町長の役割は全体の町民に対するかじ取り役であることと、一つの行政運営ということで考えれば、役場という言い方はあまり適切ではありませんが、職員としての組織体のトップというこの二つを考えております。今、町民に対していろいろな施策を示している中で、上杉議員の御指摘の組織体をどう高めていくかということに対しては日々考えております。そういった中で、今、上杉議員から助言いただいた褒めることについては、私が町長になったときに、ある方から、褒めるのであれば、受容と傾聴、共感、称賛の四つは絶対に町長として忘れてはならないと言われました。そのことは私の心に受け止めて、それ以外に、今質問された、組織にとってどういう職員を育てなければいけないかということをしっかり示して、それを組織体として共有しなければ、私はだめだと思ったのです。一部分だけ思うのではなく、組織としてこういう人をしっかり育てるためにはどうしていくかということです。今回の答弁にも書いてありますけれども、人材育成方針をしっかり見直した中で、今、私が望んでいるのはどういう職員かというと、信頼される職員であり、チャレンジする職員になってほしいという2点をポイントとして考えております。そのことをベースにして、形をつくり上げている状況であります。

再質問 12番 上杉晃央

まさに町民から信頼される職員、チャレンジする職員というのは大事な視点だと思います。そのことを実現させるためには、先ほど町長から答弁があったように、管理職、主査職の皆さんにリーダーとしての自覚をしっかり持っていただいて、若い職員を褒めることから始まって、しっかり育てていくことが美幌町をより元気にすることになるのだろうと思います。もう一つ、私は論語が好きなのですが、「論語百章」という本の中の一節に、「子曰く、君子は周して比せず、小人は比して周せず」とあります。詳しく言うと、心豊かな徳のある人は広く人を受け入れることができる、あまねく公平に人と交わることができる、心の小さな人は自分の気に入る人ばかりと親しんで、広く人を受け入れることができないと。これは、まさに人事をする上で非常に大事な観点かと思います。管理職の皆さんには今申し上げたことを参考にしながら、俺が責任をとるから挑戦してはどうか、しっかりやれという言葉をかけていただく職場風土にして、この部長でよかった、この課長でよかった、そして、管理職が君のような部下を持って俺は幸せだったという感じでお互いに認め合えるような職場環境づくりを、これから平野町長をトップに、特に管理職の皆さんにそのことを意識して取り組んでいただくことを求めて、この質問を終わりにしたいと思います。最後の質問でございますけれども、保健福祉総合センターにつきましては、条例の設置目的に沿って、現在、協議中とのことでございます。平成31年3月定例会の質問の際に、私は、しゃきっとプラザに入っている美幌えくぼ福祉会を利用する障がい者が増えて、オホーツク総合振興局の指導監査を受けているというお話をしました。センター内で受託作業をしたり、休憩する環境が極めて狭く、作業スペースと休憩環境を別に設けるようにという口頭の指導を過去2年間受けているということです。しゃきっとプラザの有効活用について、現に利用されている団体との意見交換の中で、町としてそのことを十分認識されて対応を考えているのか、現況での考え方についてお答えいただきたいと思います。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、新庁舎移転後のしゃきっとプラザにつきましては、現在ゆうあいセンターや地域振興センターなどが施設の老朽化により雨漏りや照明器具の故障などで支障が出ているため、こちらに入っている団体の今後の施設の移転先ということで具体的に協議を進めているところでございます。先ほど上杉議員からございましたえくぼ福祉会ですが、作業環境とは別に休憩スペースの確保が必要ということもお聞きしておりますので、えくぼ福祉会とも確保ができるようなことで考えております。具体的にどこの部署というところまではまだ煮詰まっておりませんけれども、障がい者の皆さんが、よりよい環境の中で就労に当たれるように配慮していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

前回もそのような質問をさせていただきましたが、団体と話をされているということでした。私もあそこができた当時は仕事をさせていただきましたが、当時の障がい者の人数から見ると相当増えて、言葉があまり適当ではないのですけれども、劣悪な環境の中で作業をしています。休憩スペースもない中で、本当に御苦労されておりますので、ぜひ空きスペースを活用して、障がい者福祉の向上が図れるように取り組んでいただきたいと思います。現在、えくぼ福祉会以外に保健福祉総合センターへの移転を希望している、あるいは協議している団体等については、先ほど民生部長からありましたゆうあいセンターの移転のことも絡んでくると思いますので、その辺の協議状況について、差し支えない程度にお答えいただきたいと思います。

答弁 福祉主幹 影山俊幸

ただいまの上杉委員の御質問でございますけれども、平成30年度に7回協議をさせていただいておりまして、平成31年度には4回協議をさせていただいております。この団体の方々は、先ほどのお話にありましたゆうあいセンターとしゃきっとプラザのえくぼ福祉会ですが、そちらと協議をさせていただいております。町長からも答弁がございましたけれども、各団体からは個人情報の保護の観点で間仕切りの設置の要望をいただいております。既存のしゃきっとプラザの施設にどういった造作をして活用できるのか、また、役場の別館についても間仕切りが必要という御要望がありますので、現在のところ、そういった部分も含めて、団体の要望に当てはまるように調整し、取り組んでいるところでございます。

再質問 12番 上杉晃央

関係団体と協議中ということですから、まだはっきりと固まってはいないと思います。そこでお尋ねしますけれども、ゆうあいセンターに入っている団体で、移転が厳しいところがあると思います。私が知る限りでは、シルバー人材センターについては、車両を持っているとか、いろいろな作業のための機械、備品等を持っておりますので、一定の車両スペースや保管スペースが必要になってくるのではないかと思います。他の団体について言えば、面積がどうなるかということはありますけれども、うまく仕切りをするとか、いろいろな加工をしていけば可能かと思います。現状でシルバー人材センター以外に移転が難しいと思われる団体があれば、お答えいただきたいと思います。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、現在、ゆうあいセンターに入っている団体につきましては、今の段階で、ほぼしゃきっとプラザに移転が可能とお聞きしております。しかし、今、議員がおっしゃったシルバー人材センターにつきましては、車両や物置など、いろいろな器具をたくさん持っており、そういったものを保管できるスペースが必要ということがありますので、しゃきっとプラザ、もしくは庁舎の別館では厳しいと考えているところでございます。それではどこがあるのかということですけれども、団体とは具体的にここということでの協議には至っておりませんので、今後、町が持っている遊休の公共施設等を検討して団体に打診して決めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

おおよそ全体像が見えてきました。私が質問した団体については、しゃきっとプラザと別館に移転できるように、町としても、鋭意団体の意向を聞きながら協議して移転できるようにするということであります。以前の町の話では、あそこから全部の団体が出れば、狭隘になっている国保病院の駐車場スペースにするということでした。別に解体しなくても現状で駐車場スペースがとれると思いますが、もしうまく全部移転できれば、解体して跡地を利用をする考え方があるのかどうか、方針が決まっていればお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

新庁舎ができて、移転に伴ってスペースが空くことや従来から耐震化ができていないなど、どこかで整理しなければいけないということで、今、いろいろなことを検討しております。今、議員から御質問いただいた組織等については、先ほどの那須部長の繰り返しになりますけれども、既存の施設をうまくやりくりして整理をして、その中で、病院の駐車場など利便性が図れるものについては解体をすると考えていますけれども、今は解体すると言い切れない状況であります。この辺は、予算を見ながら、時期や利用も含めて御指摘があったことをしっかりと踏まえて、再度関係する団体と調整をしていきたいと思いますので、御理解をよろしくお願いいたします。

再質問 12番 上杉晃央

ただいま町長から答弁をいただきましたが、いずれにしても、しゃきっとプラザ、別館を有効活用して、皆さんにとって有効に利用できることが一番大事だと思います。そのことは、もちろん町民の皆さんにとってもプラスになる部分もたくさん出てくると思います。先ほどの主幹のお話ですと、今まで回数をかなり重ねて丁寧に協議されているということでございます。利用団体の要望については必要な予算措置なども伴ってまいりますので、今後、移転したそれぞれの団体が、従前よりも充実した活動ができる場所の提供となるよう期待して、私の一般質問を終わりたいと思います。

出典:美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月17日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる