美幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月24日
ゼロ歳から2歳児への保育費の助成について
2019年9月24日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「ゼロ歳から2歳児への保育費の助成について」質問し、町長 平野浩司、民生部長 那須清二、商工観光主幹 多田敏明、経済部長 石澤憲が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、民生部長 那須清二、商工観光主幹 多田敏明、経済部長 石澤憲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 木村利昭
さきに通告をしておりましたとおり、私からは、四つの質問をさせていただきます。まず一つ目ですが、安心して子育てできる支援の強化についてということで、ゼロ歳から2歳児への保育費の助成について質問させていただきます。8月の総務文教厚生常任委員会で説明をいただきましたとおり、10月より幼児教育・保育の無償化が導入される方向で進んでおります。しかし、現計画では無償化の対象は3歳児から5歳児の就学前3カ年のみとなっており、ゼロ歳児から2歳児への無償化は非課税世帯のみとの内容でした。全世帯でゼロ歳児から安心して子供を預けることのできる環境が整うことで、少子化対策にもなります。また、安心して仕事を続けられることにもつながり、仕事の担い手不足の解消にもなるのではないかと考えます。そのためには、美幌町独自でゼロ歳から2歳児への保育費の助成を充実すべきと考えますが、町長の重点政策において安心して子育てできる支援の強化の観点から、町長の考えをお聞かせください。次に、既存施設を利用した観光拠点の構築について質問させていただきます。美幌みどりの村森林公園の再開発についてでございます。美幌町には美幌みどりの村森林公園という宿泊型研修施設やキャンプ場を兼ね備え、博物館が隣接するすばらしい施設がございます。しかし、ここ数年は多額の補助金を投入しなければ運営を継続できない状況が続いており、平成30年度も約3,000万円もの補助金等を投入した上で、約57万円の赤字計上となっております。そこで、森林公園を生かした体験型観光を目玉として売り出すことができれば、宿泊客やキャンプ利用者の増加にもつながり、相乗効果が得られると考えます。最近では、ジップラインという、木々の間にワイヤーロープを張りめぐらし、ハーネスを装着して、そのロープを渡ったり、スライダーで空中を滑空するように滑ったりする遊びがとても人気を博しております。大規模な造成工事等が不要で、比較的施設管理も安易ということも魅力なため、廃れたスキー場やキャンプ場で取り入れたところ、そこが新たな観光施設として生まれ変わったという例も全国で多数ございます。現在、ジップライン施設はオホーツク管内にはございません。空港からも近く、キャンプ場や宿泊施設も兼ね備えるみどりの村で行うことで、美幌町の観光拠点として関係人口や交流人口の増加を促すこともできると考えますが、町長の重点施策にありました活力あるまちづくりの観点、そして、美幌町観光振興革新戦略ビジョンのアクションプランの観点から、町長の考えをお聞かせください。三つ目ですが、空港と連携した町の情報発信について質問をさせていただきます。女満別空港と連携した美幌町のPRの推進について質問いたします。北海道内7空港の一括運営委託に係る優先交渉権者の選定結果が公表され、女満別空港も令和3年3月より、民間業者による施設管理運営が決定いたしました。優先交渉権者である北海道エアポートグループより、マルチ・ツーリズムゲートウェイという戦略ビジョンが公表されました。そこには、国内主要都市とのLCCの誘致や地域関係者と協働した体験型観光商品の企画販売、地場産品中心の飲食、物販導入等の商業エリアの充実等々を行うことで、5年後の2024年度までに25万人の空港利用者増を目指すとうたわれております。それはつまり、美幌町としても、今まで行うことのできなかった形で空港との連携した町のPRや観光プログラムを行うことができるチャンスであると私は捉えます。そのためには、美幌町としても早くからビジョンを設け、まずは町内の関係団体と連携し、いち早くアプローチを行うことが重要と考えますが、今後の取り組みについて、町長の考えをお聞かせください。続いて、四つ目にまいります。美幌町統一シンボルロゴの有効活用についてです。美ロゴを有効活用して行う美幌町のPRについて質問をさせていただきます。数年前に、美幌ウエルカムのれんのイラストポスターができ、話題となったのをきっかけに、現物ののれんが美幌みどりの村森林公園に飾られるようになりました。また、そのデザインの一部だった美幌の美のロゴも他所で出回るようになり、現在では、広報びほろの表紙に使用されるなどしておりますが、最近では余り有効に活用されていないように思います。調べたところ、現在の美ロゴは、さまざまなしがらみにより、商売や利益につながるロゴの使用ができないのが現状であるとのことでした。しかし、美幌町を広くPRするために制作したものが、美幌町として有効に使用できないのはいかがなものかと思います。また、現状では、美幌町は特産品などPRする上での統一したパッケージやデザインがなく、美幌町の特産品として宣伝を行う際のアピール力に欠けると思います。そこを改善するためには、美のロゴを、美幌町の名前を広めるために有効活用すべきと考えます。美幌町の特産品のパッケージや商品のデザイン等に使用できるようにすることで、統一した戦略的な宣伝が可能になるのではないかと考えます。町長の考えをお聞かせください。以上、4点の質問です。御答弁お願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。初めに、安心して子育てできる支援の強化についてですが、2019年、令和元年5月に子ども・子育て支援法の一部を改正する法律が成立し、本年10月から、幼稚園、保育所、認定こども園、認可外保育施設等を利用する3歳児から5歳児までの子供たちの利用料と、ゼロ歳児から2歳児までの子供達につきましては、住民税非課税世帯の利用料が無償化されることになりました。御質問のゼロ歳児から2歳児までの保育費の助成についてでありますが、現状においては、町独自の施策として、保育料を国基準より3割程度軽減しており、また、多子世帯においては、多子軽減の上限年齢の引き上げや、ゼロ歳児から2歳児の保育料に関しては、国基準を上回る軽減措置を実施している状況であります。今回、新たにゼロ歳児から2歳児への保育費の助成を行いますと、年間で約2,000万円から2,500万円程度の経費が見込まれます。少子化対策や仕事の担い手不足の解消につながる可能性のある有効な施策であることは認識しておりますが、本町の限られた財源においては、現段階での実施は極めて難しい状況であります。今後におきましても、現行制度を継続し、子育て支援の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。次に、美幌みどりの村森林公園の再開発についてですが、みどりの村の施設は、昭和62年に美幌町開基100年の記念事業として、国及び道の補助金を受けながら、町民の余暇活動、健康増進と文化、教育の充実及び地域の活性化を図るため、総合的な機能を有する自然休養村として建設されました。御質問の美幌みどりの村森林公園の再開発についてでありますが、森林公園は、みどりの村の西側約33ヘクタールの広大な面積に、テントサイト、全長200メートルのジャンボ滑り台、木製遊具、1.6キロメートルの遊歩道、17棟のバンガローなどの施設があり、近年は自然休養村としての役割が受け入れられ、家族連れなど利用者がふえているところですが、安全性を考慮して、老朽化した施設を緊急度の高いものから計画的、優先的に修繕等の対応をしているところであります。今後、施設の老朽化にあわせて、森林公園、農村公園を含む、みどりの村全体の方向性を考えていく必要があると考えております。ジップライン施設については、森林公園における今後の検討の際の貴重な御提案として受けとめさせていただきますので、御理解をお願いいたします。次に、女満別空港と連携した美幌町のPRの推進についてでありますが、女満別空港につきましては、現在、通年運航では、羽田線や新千歳線、季節運航では、関西線や伊丹線、中部線が運行され、年間80万人以上が利用されているオホーツク圏の空の玄関口となっております。また、インバウンドを初めとした観光需要の伸びもあり、利用者数は増加している状況にあります。このような中、国土交通省による北海道内7空港の一括運営委託が進んでおり、本年7月3日に優先交渉権者を北海道エアポートグループに決定し、8月9日には基本協定が締結されております。今後の女満別空港の予定としましては、令和2年1月15日から空港ビル経営が、令和3年3月1日からは空港運営事業が委託開始される予定となっております。御質問の空港と連携した取り組みについてでありますが、現在の取り組み状況としましては、女満別空港周辺市町や関係機関で組織する女満別空港整備・利用促進協議会や女満別空港国際チャーター便誘致協議会に美幌町も参画し、航空会社への路線拡充要望活動やLCCの就航要望活動、また、国際チャーター便の誘致活動などを展開した中で、美幌町のPRや誘客活動も行っているところであります。海外からの観光客も増加している現状において、女満別空港が新しい形で運営されることは、当町としても大いに期待するものであり、これを契機とした取り組みを女満別空港整備・利用促進協議会や、新しく組織される予定の協議会での活動を軸に、美幌町独自のPR活動や誘客活動も検討してまいりたいと考えております。次に、美ロゴを有効活用して行う美幌町のPRについてでありますが、美幌ウエルカムのれんのポスターにつきましては、平成25年度に長期滞在型観光を推進する一環として、札幌の業者に委託し作成したものであります。このポスターは、平成25年9月に札幌アートディレクターズクラブコンペディション2013入賞、平成26年7月に第54回全北海道広告協会賞ポスター部門奨励賞を受賞しており、平成26年9月には美幌みどりの村森林公園内に縦6メートル、横3.3メートルののれんを設置しております。ポスターのデザインの一部であった美のロゴも大変好評で、町内各所からロゴを使用したいとの声をいただいており、平成25年度の広報びほろリニューアルに伴い、幌を作成して題字として活用するとともに、名刺や他のポスターにも使用しているところであります。本町としましても、ロゴを使用したいとの声をいただくことは大変喜ばしいことであり、有効に活用したいと考え、平成28年度に美ロゴの商用利用について作成業者と協議いたしましたところ、先方の御厚意で、商標登録をしていただければ、著作権を無償譲渡するとの回答をいただいております。しかし、商標登録には多額の費用がかかることから、商用利用はせず、役場で使用するほか、団体等で作成するユニフォームやTシャツなど販売目的でないものに限り、美ロゴの使用を認めてきておりますが、商業関係者から使用希望があることから、今後、商標登録の研究、検討を行い、自由に使用できるよう著作権譲渡についても検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 5番 木村利昭
それでは、再質問をさせていただきます。まず一つ目、安心して子育てできる支援の強化について再質問をさせていただきます。先ほど町長の御答弁にありました、現在行っている町独自の施策についてでございますが、現在の財政負担はどの程度になっておりますか。教えてください。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、ゼロ歳から2歳児に関してということで申し上げますが、保育料を国基準より3割程度軽減していること、そのほか多子軽減、こちらを国よりも上回ってしているということを含めまして、ゼロから2歳児に関してなのですが、約660万円ほど財政負担が伴っております。よろしくお願いいたします。
再質問 5番 木村利昭
それでは、続きましてゼロ歳児、2歳児への保育費の助成を行った場合、年間で約2,000万円から2,500万円程度の経費が見込まれると、先ほど御答弁をいただきましたが、これはどの程度の助成を行うことを想定した場合の金額か教えてください。
答弁 民生部長 那須清二
ただいまの御質問でございますが、ゼロ歳から2歳児に関しまして、今回国が無償化をしようとしております3歳から5歳児の無償化と同様の方法で検討した場合の金額ということでございますので、よろしくお願いいたします。
再質問 5番 木村利昭
今御回答いただきました、ゼロ歳から2歳児も、3歳から5歳児と同じく無償化をした場合、2,000万円から2,500万円程度という御回答をいただきましたが、私も子育て世代の1人としまして、子供を産み、育てるということを考えたとき、一般的に何がネックになるかということで、もう1回考えてみました。やはり、そうなったときにネックになるのは、預け先と保育料かなというふうに思います。特に、預けられるかどうかという部分が、自分たちの仕事を続けていけるかどうかというところで、かなり大きな課題になってくるのかなと思うのですが、現状の一般のお父さん、お母さんを見た場合、共働きしている方がほとんどだと思います。共働きしなければ生活がかなり困窮してしまう状況の中で、安心して預かってくれる場所、そして、働いた賃金を保育料でなく、生活に充てることができるか。この二つの安心感が、必要不可欠なのではないかなというふうに思うのです。自治体として、この二つの安心要素を提供できなければ、出生率を上げようと言ってもなかなか難しいと思うのですが、そのあたりに対しての行政の対策として、考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
今、子育て世代の方々の1番問題になるということを2点お話しをいただきました。預け先と保育料の部分だということであります。やはり、子育てをする方々の負担軽減をしたいというのは、私はこの考えは全く変わってはおりません。ただ、今までの行政の予算の中で何を優先するか、それだけの財源がしっかりあれば問題はないのでしょうけれども、また、本来国がやるべきことを町が上乗せしてということに対しても、いろいろ選択する中では非常に厳しいものがあるのかなというふうに思っております。ですから、今保育料ということで考えれば、3歳から5歳と同じというのは、当然町が直接かかわる保育園もありますし、民間でやっていただいている幼稚園も出てきますし、あと、ひまわり保育園も出てくるということも含めて、そこに今こっちを優先して出すというところまでの判断には至っていないということであります。ですから、今回、補正予算でも出させていただきますけれども、国が保育料を無償にした中で、私どもとすればちょっと信じられないというか、給食については、ふだん食べるのだから払ってくださいということを平然として言っているということに対して、私は非常に憤りというか、そういうことを考えれば、町も含めて、民間も含めて、やはりそれもきちんとゼロにしようというか、これもある意味では選択の中でいくと、先ほど言う選択の中でどれを選ぶとなれば、お金の話をして本当に申しわけないのですけれども、残念ながらこれに踏み切るという、判断、決断するまでの額ではないと今は考えております。ただ、何とかしたいという思いは、木村議員がおっしゃることと同じだというふうには思っております。
再質問 5番 木村利昭
町で今回、独自で給食費の無償化を検討いただいているということは、私も子育て世代の1人として本当にお父さん、お母さんの負担軽減になって、かなりありがたい政策なのかなというふうに思っております。やはり、これからどこの町も少子高齢化が進んで、後期高齢者の方がふえてきて、その方たちを若い人たちだけで支えていかなければならないという世代が、時代が来るという中で、やはり若い人たちをこれからふやそうと思ったらどうするかというと、外から人を引っ張るか、子供を産むか、この二つしか選択はないと思っているのです。なので、今町長からも御答弁をいただきましたが、確かに財源は限られている中でということも重々理解してございますが、先ほど、民生部長からも2,000万円、2,500万円、全部を無償化した場合はそれぐらいかかりますというお話をいただきましたが、全額でなくてもいいと思いますので、ぜひ、ゼロ歳から2歳児の保育料の部分にも、全額ではなくていいので助成をしたりとか、もっともっと預け先の部分とか、子育て世代に優しい町として、政策を今後もやっていただきたいと思います。それでは続きまして、みどりの村森林公園の再開発についての再質問をさせていただきます。先ほど、午前中に戸澤議員からもみどりの村について、一般質問がございました。その再質問の中で、町長の御答弁にもございました、美幌みどりの村は町民憩いの場として大事にしていきたいというふうにおっしゃいましたが、町民がこれから憩いの場として楽しむためにも、さらに施設を充実させるべきと考えます。現状、町民憩いの場として維持するために3,000万円という公費がかかっているのも現実だというふうに私は思っておりますし、また、この後別に再質問させていただきますが、女満別空港の民間委託による運営管理が令和3年度から開始されるという話がございます。その北海道エアポートグループの掲げた戦略ビジョンに、マルチ・ツーリズムゲートウェイという戦略ビジョンで具体的な取り組みの中で、地域関係者と協働した体験型観光商品の企画販売、これがうたわれております。美幌町もこの取り組みと連携することを目指して、美幌みどりの村、またそれを対象として、その掲げたビジョンと連携することを目指して、方向性の答えを出していくべきというふうに考えますが、今後のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
みどりの村の今後のあり方につながる部分として、後段に御質問いただいた、女満別空港のこれからの進み方という、そのことで御質問いただきました。確かに、みどりの村も戦略の中に入れることが可能であればそれも一つの方法ということで、否定はする気はありません。先ほど質問をいただいた中において、思いとすれば、今のエリアの中で拡大がなかなか難しいということであれば、町民の憩い、学びの場所としてきちんと継続していきたいという思いはあります。ただ、それが一つの他の施策の中でふえることは別に否定するわけでもないので、それで、位置づけとして考えられるのであれば、それは一つの中として考えていくことは問題ないかなというふうに思っています。その中身としてどういうふうにしていくかというのは、また後ほどのところでの話になると思いますので、ここでは一旦やめさせていただきます。
再質問 5番 木村利昭
ちなみに、ジップラインの考えなのですが、私も熊本県と北海道でも取り入れているところ数カ所に、実は自分で体験をしながら視察に行ってまいりました。実際に運営した場合、幾らぐらいかかるか、設備を取り入れた場合幾らかかるかということも、直接担当者等ともお話をさせていただきまして、実際に美幌町で取り入れるとしたらどういうふうになるかということも、実は今お話をさせていただいています。実際できるかどうかは、これからの話になってくると思うのですが、そういった実際にほかの町も今考えているというところが幾つかあるみたいです。もし、これを美幌町がやりたいと思ったときに、ほかの町が近隣で取り入れていた場合は、もう二番煎じになってしまうので、やる意味があるのか、ないのかという部分になってくるのかなと思うのです。やはり財源等が、かなりネックになってくるのかなというふうに思うのですが、熊本県では、癒やしの森整備支援事業といって、補助金でうまく、北海道でいう道の補助金を使ったりして、取り入れたりということも考えて、かつ、そこは町で運営しているそうなのですが、黒字でそれがきっかけになってキャンプ場の集客もふえて、観光としてうまくいっているという例を私は聞いております。そこは町で運営しているのですが、同じような施設を民間で運営しているところもありまして、まさに、美幌町は今、町の3セクというか、現状は振興公社で管理運営を行っているわけですけれども、例えば、今後民間の力をかりて、最初の設備投資はある程度お金がかかってしまうかもしれませんが、毎年3,000万円の補助金をつぎ込んでいくことを考えるのであれば、最初にある程度の投資をして、そのあと民間の力を借りて、将来的な経費を抑えられるような運営方法も検討していくことは、ありなのかなというふうに私は思いますが、そのあたりの選択肢としての考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
私もジップラインについては、いろいろ研究、検討した経過があります。実際にやったらどうですかと、企業の方に見に来てもらったりして、その人の提案で、私はただおもしろくていいですねという話だったのですけれども、ただ、やはり、木村議員がおっしゃったように、初期投資という財源をどうするか。そのことを全て民間がやってくれて、あそこで管理もしてくれるというのであれば、それはそんなに問題ないというのは理解いただけると思うのですけれど、やはり投資そのものをどういうふうにして投資をするかということと、あとは管理方法の中の安全性も含めて、今、確かにみどりの村で3,000万円という部分はあるのですけれど、それは何かをやるためにというよりは、今の状態をきちんと維持するための主に人件費的な要素があるということも理解してほしいです。ですから、そのことを完了することによって上乗せ部分というふうに考えたときに、それが新たな投資と上乗せ部分でプラスになったとしても、今の部分が投資を除いて半分ぐらいになるというのであればいいですけれど、やっぱり最終的に行き着いたところは財源確保からというところで結果的にとまってしまったのが実態であります。ですから今、いろいろなことを、町が直接やる方法、それから民間にやってもらう方法をどうするかというお話もいただいたので、答弁書の中にも書いてありますけれども、一つの検討の中身としてきちんと受けとめた中で、また、今まで視察していただいた分の御意見をいただきながら、そのことが実現できるかどうかを考えていきたいと思っております。
再質問 5番 木村利昭
私もせっかく、町のために生かしたいと思って情報収集したり、視察をさせていただいていますので、ぜひこの情報は共有していきたいと思っております。次の質問項目ともかぶるのですが、やはり女満別空港がこれから民営化されるという中で、重複というか、くっつくような質問になってしまうのですが、先ほど、美幌町独自のPR活動や誘客活動を行うという、女満別空港と連携した美幌町のPRの推進について御回答いただいた中にありました部分です。美幌町独自のPR活動や誘客活動を行うという回答をいただいていましたが、正直言って、現状、美幌町にはそれを行うためのプログラムとか、資源というのがかなり乏しいのではないかと思うのです。なので、私はそれを、このみどりの村という部分を生かしていきたい、いけたらいいのではないかと実は考えました。そもそもの話をしますと、北海道は恐らく、体験型の観光というものはもともと余り強くないのかなと私は思っております。食と景観、これがやはりメーンになっていて、実際に北海道で体験型の観光がというふうになったときに、いろんなプログラムがある中で、そこまで割合が高くないのではないかなと、特に、このオホーツク管内、道東に関して言えば、体験型の観光というのはかなり弱いほうなのではないかなと思っています。特にオホーツクでは、冬の流氷ウオークとかワカサギ釣りとか、そういったものはあるかなと思いますが、夏場という部分でいくとかなり少ないのではないかと思っております。なので、私はその体験型の観光という部分で、このジップラインを連携させて、もっともっとアウトドア、今やはりキャンプ、アウトドアブームになってきておりますので、キャンプ場とかRVパークだとか、あとは美幌町には温泉もございますので、こういったところで連携して、ましてや空港から車で10分という最高の立地ですから、そういった連携をしたプログラムをつくっていくべきなのではないかなと思っております。なので、まずはジップラインも含め、空港側からも目にとまるような美幌町独自の地場産品や体験型観光のメニューやプログラム、こういったものの土台をしっかりつくることが最優先なのではないかと考えるのですが、行政側の考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
今回、女満別空港が7空港まとめて管理されるということの中で、その事業を請け負った会社でいろいろ女満別空港に対しての提案がされて、中を見る限り本当に期待するところもたくさんあります。一つ悩みどころは、本来個々が持っている、女満別空港にかかわっている、今まででいけば女満別空港整備・利用促進協議会というものをつくって、女満別空港の周辺でどういうふうに皆さんかかわって、それぞれの恩恵を受けるかということを考えていた部分があります。当然その中で、美幌町だけが突出して、ぱっとそこに入っていって、これを私どもでやりたいということはなかなかこれからの時代はそうもならないだろうという一つの面があります。ですから、それぞれの町村がそれぞれの持っている特質を、今質問の中でいただいたようにきちんとアピールできる土台づくりをすべきじゃないですかと、その中でいくと、ジップラインという提案もあったのですけれども、それはみどりの村ということに対して見ればそうなんですけれど、私はもうちょっと町全体でどうするかということの土台づくりができないかなと思っています。それから、戦略的に余り皆さんの前で言うと、美幌の町長はこう言ったという話になるので、余り言いたくない部分もあるのですけれども、やはり、整備の部分で近いということを利用すれば、いろいろなことを考えられるのかなと思っております。やはり、体験型という部分では、今町も努力していて、修学旅行の受け入れを積極的にやっていただいてます。ですから、それも一つの強みですし、同じような動きが今、網走市でもやはり農業ということ、農にどうかかわるかという部分に対して体験とか、それから食につなげて、そこで食の体験をするとか、そういうことも皆さんやり始めているので、逆にそういうものの位置づけも美幌町も農業の町ですから、しっかりつくっていかなければいけないのかなと、いずれにしても、そのベースになるものを整理した中で、皆さんとつくり上げる努力は必要だという認識は同じだというふうに思っております。
再質問 5番 木村利昭
まさに、今町長がおっしゃったとおり、やはり、美幌町として、まずプログラムをつくって、空港が民営化になったときに、美幌町から手を挙げてうちはこんなものがあると独り占め、1人勝ちしようとするのではなくて、やはりプログラムがあることで、美幌町でこういうものがあるねと向こうから目を向けてもらえるような土台づくりというのは絶対に必要と思っております。女満別空港を民間移譲する中で、さまざまな期成会等もあるとは思うのですが、まず、町内の関係団体とは今後の方向性について意見交換や意思疎通等は行っているか、教えていただきたいと思います。
答弁 商工観光主幹 多田敏明
基本的には、町内の関係団体で協議という状況には現在なっておりませんけれども、今後の動きによりましては、また関係団体で協議していきたいと考えております。
再質問 5番 木村利昭
令和3年度から民間移譲ということになりますので、実は余り時間がございません。実質1年ぐらいしか協議するという意味ではないのかなと。1年かけていたら時間がないと思うので、ぜひ、急いでというか、やはり町としてPRしていくためには町内の関係団体の意見とか、意思というのはかなり大切になってくると思いますので、ぜひ、連携した、まず意思疎通等を行っていただきたい、早急に行っていただきたいと思います。続きまして、4番目の美ロゴを有効活用して行う美幌町のPRについて再質問をさせていただきますが、まず、今後、利用について研究検討を行っていきたいということで御答弁いただきましたが、具体的にいつぐらいまでの時期に研究検討による答えを出される予定ありましたら教えてください。
答弁 町長 平野浩司
美ロゴだけに限るということであれば、早急に答えを出したいと思っております。答弁書を書かせていただいた後も、担当がいろいろ美ロゴをつくった時の著作権を持っている方とのコンタクトをとっていただいて、もともとは美幌町に非常に協力的で、ただ本当に無償で使っていいと言いながら、どうなっているかが見えない部分があったので、正直にこういう質問もあって、それから町の人も、商業者の方も望んでという話をした場合、相手方については、その辺の整理が早急にできれば、従来どおり使ってほしいということでしたので、その辺はどういうふうにできるか、早い時期というよりも早急に答えを出して、もし、登録をするのであれば、また予算的なことも絡みますので、その辺は皆さんと相談しながら、まずは自由に使えるような形で、相手方ときちんと整理をしていきたいと思っています。
再質問 5番 木村利昭
最初の御答弁にあります商標登録にかかる多額の費用ということで、多額の費用がかかるということで御回答いただきましたが、どの程度の金額がかかるかという試算というのが出ていれば教えていただければと思います。
答弁 商工観光主幹 多田敏明
ただいまの御質問でありますけれども、商標登録は区分ごとに登録が必要となっておりまして、商品の出願料が3,400円に、8,600円掛ける区分数というものが必要になってきます。さらに加えまして、商標登録料として、こちらは10年分の金額となりますけれども、28,200円掛ける区分数が必要となってきます。例えば、10区分を登録した場合になりますと、登録料だけでは37万1,400円となりまして、そのほかに弁理士などへ支払う事前調査費用や事務手数料がかかってきます。また、10年ごとに更新の登録料として、38,800円掛ける区分数を支払って更新する必要が出てきます。平成28年度に一度見積もりを行ったところ、3区分の10年間ということでありますと約45万円かかるという結果となっております。
再質問 5番 木村利昭
これは全てで何区分ぐらいあるものなのでしょうか。やはり登録するとなると、全ての多岐にわたるものとして、全て登録をしなければならないと思うのですが、端的に大体全区分登録したとしたら大体幾らぐらい全額でかかるのでしょうか。
答弁 商工観光主幹 多田敏明
分類としましては45区分あります。金額は全区分でということでは計算してはいないのですけれども、多額の費用、さらには更新手数料がかかってくるということになります。今の45区分でありますけれども、例えば、第1類とありますけれども、そちらでは工業用とか、第2類だと塗料など、また、第3類であったら洗浄剤など、そのような形で細かく区分されているところです。全区分必要かということになりますと、全区分必要かどうかというのは、その登録するほうの判断ということになると思いますけれども、商用で使うということであれば全区分という、大きな企業であれば全区分取っているところもあると思います。
答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)
商標登録の料金については、ただいま主幹が御説明したとおりでありますが、我々懸念しておりましたのは、北海道のイメージアップで試される大地北海道というロゴが誰でも使っていいということで、それを企業が使ったところ、道産品あるいは道の推奨品お墨つきだというようなことで、道のほうにクレームが入ったといいますか、指摘や苦情があったので、平成28年度から販売目的の商品には道の制度で認証登録をされたものに限るということで改めた経過があります。私どもそういうことを懸念をしておりまして、商用はどうなのかなということで、町長が御答弁申し上げましたとおり、制作者にこういうことで考えていますと言ったところ、美幌の活性化の糧になればうれしいですということで御回答いただきまして、著作権は無償で譲渡いたします。商用、非商用にかかわらずお使いいただくのは結構ですよと。ただ、そのときに、町長が御答弁申し上げましたとおり、整理しなければならないことが町としてどういうふうに管理をしていくかということの整理をしなければならないと思っていますけれども、基本的には、今担当で考えているのは、商標登録ということは特にせず、商用、非商用でもお使いいただき、ただ、それをどういうふうに町で管理していくのか。そこだけルールをつくれば、そんなに難しいことではないのかな、あるいはお金もかからないというふうに考えております。