みんなの議会

美幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月24日

(1)手話言語条例について/(2)美幌町におけるSDGsの取り組みについて

2019年9月24日、美幌町議会の一般質問で、藤原公一議員が「手話言語条例について」「美幌町におけるSDGsの取り組みについて」について質問し、町長 平野浩司、民生部長 那須清二が答弁しました。

質問者
藤原公一 議員
答弁者
町長 平野浩司、民生部長 那須清二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 藤原公一

私からは、さきに通告しておりました2件、手話言語条例についてと、美幌町におけるSDGsの取り組みについて質問させていただきます。まず最初に、手話言語条例についてなのですけれども、にわか覚えですけれども手話で質問させていただきたいと思います。それでは、美幌町における手話言語条例制定の考えについて。北海道では、平成30年4月1日施行、北海道意思疎通支援条例、北海道手話言語条例が施行されました。近隣では、網走市が本年4月1日に施行され、手話が言語であるという認識が広く認められました。また、美幌町議会でも平成26年6月定例会において、意見書が提出され、決議されております。オホーツク管内においても、美幌町に手話言語条例が設置されたならば、近隣の町村にも波及し、福祉の充実した町につながります。町長の所信表明にもありました地域包括ケアシステムの深化にもつながる条例の一つと考えられます。また、第2期美幌町障がい者計画40ページ、コミュニケーションの推進、聴覚障がい者支援の中にも、手話通訳者、要約筆記者の確保に努めますとの記載もあります。手話は言語であるという認識を深めるためにも、町民1人1人が差別なく暮らせるためにも、また、手話の普及のためにも、美幌町として、手話言語条例の制定の考えについて伺います。2番目の質問です。美幌町におけるSDGsの取り組みについて。国際社会2030年まで達成を目指す持続可能な開発目標SDGsの美幌町としての取り組み状況について。持続可能な開発目標SDGsは、世界全体の目標であると同時に、私たちが暮らす北海道地域の目標であります。SDGsは、2015年に国連で合意した貧困や環境保全、教育、平和などに関する17の目標です。誰一人取り残さないとの基本理念に基づき、日本を含む全ての国連加盟国が2030年までの達成をすることを目標にしております。例えば、今回法整備されました食品ロス削減法もSDGsの17の目標の中にある、つくる責任、使う責任の中に、2030年までに世界全体の食料破棄を半減させるとの具体的な目標があります。日本においても、2016年値総量で約2,756万トンのうち、スーパーや家庭小売り、消費段階での食品ロスは643万トンとの政府からの報告もあります。道内においては、下川町は豊かな森林資源を生かしたまちづくりを進めており、2017年に政府の第1回SDGsアワードで最高賞の内閣総理大臣賞を受けており、人口減少が緩和され、個人住民税収が増となり、持続可能な社会を実現できたとの評価を伺っております。今後、美幌町でも企業や民間団体との連携のもとで、第6期美幌町総合計画に照らし合わせ、一つ一つSDGsのどこの目標に該当するのかを明記すべきと考えます。今後、美幌町としてのSDGsに取り組んでいくのか伺います。以上、2点よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

藤原議員の御質問に答弁いたします。美幌町における手話言語条例制定の考え方についてですが、平成23年の障害者基本法の改正や、平成26年の障害者の権利に関する条約批准において、手話が言語として明確に位置づけられました。また、北海道では、平成30年4月より北海道手話言語条例を施行しているところであり、手話が言語であるとの認識の普及や手話を習得する機会の確保という内容が規定されております。本町におきましては、平成29年3月策定の第2期美幌町障がい者計画及び平成30年3月策定の第5期美幌町障がい福祉計画及び第1期美幌町障がい児福祉計画に基づいて、手話通訳者、要約筆記者の確保に努めるとともに、点字、朗読ボランティア、手話、要約筆記ボランティアの確保に努め、意思疎通を図ることが困難な障がい者等の要望があった場合には、迅速に対応できる体制整備に努めることとしております。御質問の美幌町における手話言語条例制定の考え方につきましては、平成30年12月定例町議会において、戸澤議員からも同様の御質問があったところですが、道条例の普及、啓発を図りつつ、調査、研究を進めていきたいと答弁させていただいております。本年7月には、手話サークル美幌手話の会ピポロと意見交換をさせていただき、講座や研修会等を通して、1人でも手話に興味を持ってほしい、手話通訳者の資格を取得するのは難しいことから、手話検定を受験することで、コミュニケーション能力を高めていく等の意見をいただいたところです。このことから、条例を制定された市町の状況や手話サークルの御意見を踏まえ、町としましては、手話の普及啓発や手話講習会の開催等について積極的に取り組み、条例制定のための基礎づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、美幌町におけるSDGsの取り組みについてですが、平成27年9月に国連において掲げられたSDGsは、全世界共通の目標として、貧困の撲滅、格差の是正、教育、環境、平和など、経済、社会、環境の三側面に全て対応した、誰一人取り残さないという理念を掲げており、その実現に向けては、各国政府にとどまらず、地方公共団体や企業、地域団体などがそれぞれ主体的に取り組むべき大事な課題であると認識しているところであります。平成28年4月に策定しました第6期美幌町総合計画では、将来の目指すべき姿を、「ひとがつながるみらいへつなげるここにしかないまちびほろ」と定め、五つの基本目標に基づき、さまざまな施策を展開しておりますが、その理念については、SDGsの考え方と合致するものと考えていることから、今後、基本計画の見直し時期に合わせて、SDGsの考え方を組み入れるとともに、分野別計画などにつきましても、策定・改訂に合わせてSDGsの要素を反映させてまいりたいと考えております。また、ことし6月に閣議決定されました、まち・ひと・しごと創生基本方針2019においても、次期の総合戦略については、新たな視点としてSDGsを原動力とした地方創生を掲げているところであり、現在、本町でも策定作業を進めております、第2期美幌町まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、SDGsの考え方を組み入れて策定することとしております。なお、SDGsの推進に当たりましては、町民や企業、地域団体、NPO、教育機関など、広範で多様な主体と行政が連携し、幅広い分野や地域でさまざまな取り組みの展開が欠かせないものであることから、広報等を通して積極的に普及啓発を行うとともに、今後とも持続可能なまちづくりを実現するため、さまざまな場面でSDGsの考え方を取り入れながら進めていきたいと考えております。以上、答弁させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 藤原公一

それでは、手話のほうから再質問させていただきます。先ほど、私は手話で質問させていただきました。私も美幌手話サークルに本年5月に出会い、講習会や講座に参加させていただいております。本年5月なので、4カ月間の手話の学習なので、先ほどの質問と手話があっているのかどうかはっきりしておりませんけれど、後ほど手話サークルの皆さんに動画を確認していただきたいと思っております。手話サークルに参加させていただいておりますが、講師はろう者の方です。その方を通じて、ろう者の方々と出会う機会も多くなりました。コミュニケーションの方法はやはり手話で会話するのですけれども、まだまだ私は勉強不足を感じております。私は口の動きだとか、手振り、顔の表情とかで読み取ろうと努力しております。手話は、ドラマ星の金貨をきっかけに一度手話ブームが起きましたが、手話を習いたい人がどんどんふえたわけではありません。美幌町は手話通訳者の確保、要約筆記者の確保に努めるとの回答ですけれども、役場職員の中に、通訳者まではいかなくとも、手話で会話できる程度の人は何人ぐらいいるのでしょうか。まずお尋ねいたします。

答弁 民生部長 那須清二

ただいまの御質問でございますが、役場職員の中には、恐らく手話で会話できる者はいないと認識しております。よろしくお願いいたします。

再質問 9番 藤原公一

平成30年度の戸澤議員の質問でも、啓発を図りつつ、調査研究を進めてまいりますとの御答弁もありました。その間9カ月ございます。調査研究は、先ほどの答弁にもありました手話の会の意見交換会、また、ふれあい広場にも民生部長が手話歌などに参加しておりましたが、条例制定に向けて前進していると判断してよいのでしょうか。それとも、今後また基礎づくりで終わってしまうのでしょうか。町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今の御質問でございますけれども、答弁書にも書かせていただきましたけれども、条例を制定する以前の基礎づくりとか、それが余りにも進んでいないという認識であります。ですから、ゴールが条例ではなくて手話を使うこと、言語として日常的に使えるということが、やはりこれから大切なことでありますので、そのゴールが手話の条例をつくるということは、今の段階でははっきり言えません。

再質問 9番 藤原公一

何かすごい残念な答弁だなと思っておりますが、9月8日に旭川市において、全道ろうあ者大会というものがありました。私もそこに参加させていただき、ろうあ者が困っていることや、取り組んでいることを学んできました。そのろうあ者大会で、北海道で初の手話言語条例を制定された元石狩市長の田岡氏の講演を聞かせていただきました。その中で、元市長は石狩市のろうあ者と何度も何度も意見交換をされ、条例ができたと訴えられております。今回、私が手話言語条例の質問をしますと言ったところ、手話サークルピポロの会は本当に喜んでくださいました。手話を言語として必要な方が応援してくださっております。私がなぜ美幌町にも手話言語条例が必要であるかを取り上げたのか。その背景には、新得町長も町政執行演説の中で訴えておりましたが、ろうあ者とともに生きるまちづくりを進めるため、手話が言語であるという認識に基づき、手話の理解と広がりを持って地域で支えあう、住みよいまちを目指しますという町政執行演説をされております。まさしく地域で支えあう町、手話の理解と広がりが大切だと思っております。先ほど、町長が手話言語条例よりも手話を習得するというか、手話でコミュニケーションをとることが大事だと言っておりましたけれども、本当にそのとおりだと思うのです。先ほどのろうあ者大会での田岡氏の講演の話に戻りますが、アイヌ語を例に例えております。北海道と命名されて150年、その前にいた先住民族のアイヌ語は和人が入ったために使用できなくなり、アイヌ語が消滅したということがあります。言語が消滅するということは、その言葉を使ってコミュニケーションをとっていた方々の生き方を失う。言語を理解し、認めあうと自由や権利を持つことができる。束縛から開放され、保護から自立へと進めることができる。手話も長い歴史の中で、文部省から手話は言語にあらずと言われ、手話を使うことを禁止された時代がありました。手話を使うことがみっともないと言われ、口の動きを見て読み取る口話しか使えず、早くしゃべられると読み取れません。手話を使って教えていたろうあ者の教師も次々に職を失い、口話教育ではろくに勉強もできないつらい時代がありました。こうした経緯を知ると手話が言語として認められ、自由に使えるようになったことがどれほどうれしいことか。そして、人と人がコミュニケーションをとれることがどれほどすばらしいことかを改めて思い知らされました。そうした中で、ろうあ者の皆さんが仕事を勝ち取り、家庭を築き、同じ思いで苦労している人のために働いている姿に感動いたしました。答弁の中に、条例を制定された市町村の状況や手話サークルの意見を踏まえて、町として手話の普及啓発、手話講習会の開催等に積極的に取り組み、条例制定に向けて基礎づくりを進めてまいりますとの回答ですけれども、先ほどの石狩元市長の講演のお話の中に、市長が条例を制定するとき行政職員は非協力的だったという話をお伺いしました。条例をつくることで、行政が学習し追いついてくるとの講演もありました。そのとおり、石狩市は手話に対していろいろな事業を進められております。例えば、保育所の方に手話を教えて、園児が今度はおじいちゃんに手話を教えるという取り組みもされているそうです。やはり、リーダーが先頭に立っている自治体の取り組み姿勢を感じました。田岡元市長の取り組みを例に、平野町長にもそのリーダーシップをとっていただき、手話言語条例制定を強く望みますが、町長の考えに変わりはございませんか。また、行政職員だけが悪いわけではありませんけれども、先ほど、町職員の中に手話ができる人は誰もいませんという民生部長からの答弁もありましたけれども、まずは行政職員の方に手話に興味を持っていただいて、そして、本当に条例をつくることによって、町民の方に普及をしていくというのが1番早い方法ではないかと感じるのですが、その辺、町長のお考えに変わりはないのか再度お尋ねいたします。

答弁 町長 平野浩司

取り組みのお話、それから町長として、その進め方の手法を問われたことだというふうに思っています。その中で、私は条例をつくりませんと言い切っているわけではありませんけれども、今の美幌町における手話の理解の状況は、私も含めて余りにもなさ過ぎるということは非常に重く受けとめております。要は、他の町村のまねをして、さっと条文を見て組み立ててつくるという、その気持ちになかなかなれないというのが正直な気持ちで、それよりもきちんと、例えば、つい最近もマナセンサークルを開設していて、その中で、手話講習会をことしは2回やりました。9月13日、結局参加者がいないので中止しました。私はそのことに対して非常に残念というより悲しすぎるというか、必要だからやるわけであって、人を集める努力とか、そういうことをしない限りなかなか私はいいことではないというか、広がらないというふうに思っているのです。ですから、ある意味ではこういうものがあるから、これに基づいてやりなさいということよりも、本来、手話というものが言語としてきちんと認められた経過をもう一回最小限度でも基礎となる一つは確認をした中で、これを少しそれぞれの立場でというか、どうしても行政がと言われるのですけれども、先ほどアイヌの方々の言語の話の中で、私どもニュージーランドと姉妹交流をしているので言われました。町長、日本語で挨拶する前に本来のアイヌ語の挨拶をしてほしいと、それは常識ですよということを言われたときに、そういうことが日常的にやれるかどうかという部分に対して、私どもの職員を擁護するわけではないのですけれども、役場職員が全部それを兼ねているということは、私はつらいので、今本当に手話の会のピポロの方が頑張っていて、彼らを少しでも応援して、広がりを大きくした中で条例をつくっていきたいというのが、私の本当の意思でありますので、思いとしては、先ほど御説明をいただいたことは十分理解した上での議員の質問に対する断りというふうに御理解いただきたいと思っております。

再質問 9番 藤原公一

先ほど、町長から9月13日と20日の手話講習会のお話が出ましたけれども、その原因について私も触れたいと思うのですけれども、9月13日、20日までに手話の会の皆さんでポスターを貼ったり、伝書鳩やみつめてなどいろいろな手段を使い講習会のお誘いをいたしました。その中で、参加者がいないということで13日は中止にいたしました。本当に残念に思います。やはり、町長の言われるとおり、手話に興味がないと言ったらおかしいですけれども、町民の方が本当に興味がないのでしょうね。手話を必要とする人が町民の方に、多分近所にいないから手話に興味がないというのが正直な話だと思います。自分もどうして手話の会に入ったのかと言いますと、大学時代に一緒に勉強していた方がろうの方で、ノートテイカーという方が、私はできなかったのですけれど、ノートテイカーの人がその方を支えていました。その時は自分は手話もできないし、自分が勉強をするだけで手いっぱいで、ノートテイカーになる前に終わってしまったという残念な経過をもって、社会人になってから手話を少しでも習得しようという気で取り組んでおります。本当に手話の普及というのが美幌町として大事になってくるのではないかと私も感じております。手話言語条例をつくっていただけると、手話の会の皆さんも含めて、講師の方もろうあ者なので、美幌町に手話言語条例ができたら近隣、講師の方は、津別町からも、美幌のピポロの会にも来られたり、斜里町からも講師として来られたりしています。そういう近隣の町にも美幌町が軸となって、手話言語条例を進めてくれればと感じております。話は変わるのですけれども、本年8月24日、第36回高校生の手話によるスピーチコンテストがありました。それと同じ大会で2017年に入賞された高校生は、石狩商業高校の長谷川さんという方です。これはホームページやユーチューブでも視聴できるので、ぜひ今後、条例制定を考えるときに役立てていただきたいコンテストの一つだと思っております。その長谷川さんは、小さいときに難聴と診断され、人工内耳をつけたことをスピーチされておりました。また、その会場では真子内親王様が手話で挨拶されました。その挨拶の中に、手話に対する理解がより一層深まり、皆が安心して暮らせる社会へとつながることを願っておりますとの挨拶をされております。私も同感に思います。安心して暮らせるそのことだけだと思っております。手話言語条例というのは、手話を言語と認めてもらえるのか、認めてもらえないかだけで、その方々の人生がかかっているような気がします。また、手話言語条例の成立の自治体は、現在、日本において26道府県7区205市41町1村です。今後、手話言語条例制定に向けて働いている市としては、隣の北見市も制定に向けて取り組んでいるとお伺いしました。社会の理解が広がりつつあると私も感じております。また、私のもう一つの質問、SDGsの基本目標には誰ひとり取り残さないと掲げております。今回質問いたしました手話言語条例もSDGsに当てはめるならば、3番、4番、10番に活用されるべきと思います。3番は、全ての人に健康と福祉を。4番は、質の高い教育をみんなに。10番は、人や国や不平等をなくそうに当てはまると思います。SDGs、持続可能なまちづくり実現のためにも大切な取り組みだと思います。手話言語条例の制定を含め、早期の条例制定を強く要望し、次の質問に入らせていただきたいと思います。それではSDGsに対する町長のお考えについて再質問させていただきます。先ほどの町長の御答弁の中には、私の質問に対して100%の回答がありました。町長も御存じのとおり、SDGsは17の目標、169のターゲットで成り立ち、17の目標は誰ひとり取り残さないという考えに基づいて定められました。専門書を読んだところ、言い換えれば今からつくっていく、未来で生きていく全ての時代の人のための目標ですとあります。回答の中に、今後、策定、改訂に合わせ、SDGsの要素を反映させていただけるとのことですので、未来に向けたやわらかい頭で考えていただき、柔軟に20年後、50年後、100年後の美幌町の未来のために取り進めていただければと思います。その中でも、私が最初に食品ロス削減法の例を挙げましたが、食育を含めた今後の取り組みについて再質問させていただきます。消費者庁が出しております食品ロス削減関連参考資料を参考に質問いたします。先ほどの質問の中でも言いましたが、食品ロス量は年間643万トン。平成28年度推計、毎年大型10トントラックで1,760台分を廃棄しております。年間1人当たりの食品ロスは、51キログラム。この推計は、平成24年度から余り変わらない数量であります。美幌町の食品ロスを私なりに試算してみました。本年7月4日の展開検査を参考に野菜くずで計算しました。これは年間量ではないのではっきりしませんが、私の計算では美幌町としては43キログラムと計算上で出させていただきました。全国平均よりは8キログラム少ないので、美幌町としては、食品ロスに関しては少しは関心が高いのかなというふうに判断しましたが、まだまだだと思います。今回、SDGsでは、食品ロスを2030年度までに半分にするという目標を掲げました。食品ロスを半分にすることができたならば、登栄処理場の延命という観点でも大事な取り組みだと感じております。答弁の中に、町民や地域団体、NPO、教育関係など広範で多様な主体と行政が連携し、幅広い分野や地域でさまざまな取り組み展開を積極的に行うと受けとめました。食品ロス削減法はまさに町民、団体、企業を含めた身近な取り組みになり、SDGsの入り口としてはわかりやすい取り組みだと思います。これから忘年会などで宴会がふえる時期に突入します。そこで、消費者庁、農林水産省、環境省は、おいしく食べきり運動として、宴会5カ条、まずは、一つ目は、適量注文。二つ目は、幹事さんからおいしく食べきろうとの声かけ。3番、開始30分、終了10分は席を立たずにしっかり食べる食べきりタイム。4番目として、食べ切らない料理は仲間で分かち合おう。5番目、それでも食べきれなかった料理はお店に確認して持ち帰りましょうや3010運動の普及をしております。美幌町として、飲食店に対してこのような取り組みを共有することが大事だと思います。また、消費期限や賞味期限は、食品衛生法や農林物資の規格等に関する法律、JAS法で製造者に表示することが義務づけられております。しかし、消費期限や賞味期限の決定は、各食料メーカーに任されているのが現状で、そのことが大量廃棄にもつながっております。ことし、テレビでも話題に上がったのが、恵方巻やコンビニ弁当の廃棄です。コンビニでの取り組みは、予約制にしたり、賞味期限間近の弁当は安く販売するようにかえつつあります。それだけ今回の食品ロス削減法が認識され初めていると思います。広報だけではなく、先ほどの宴会5カ条をポスターで啓発するとかのお考えはないのか、まずお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、SDGsのお話の中で、答弁の中にも書かせていただいたのですけれども、この取り組みを誰が主体となってやるかということをきちんと私は考えていきたいと思うのです。その中で、自治体として、本来組織の中の業務も含めてやらなければいけないことと、それから、それぞれの業種、答弁の中でいけば、いろいろ考え方、企業や地域団体とかそういう話をしておりました。その中で食品ロスについては、要は食べきりをきちんとしましょうということの啓発は行政の仕事だよということであれば、それは、今質問の中については町が取り組むべきだというふうに思っているのです。私は、何度も先ほどの手話条例のことをみたのですけれども、何か行政がこうしてくださいということではなくて、やはりそれをきちんとそれぞれの役割を持つもの、例えば企業とか、それから食品を提供する人、それから食べる人たちにどう理解していくことの、ここをどうするかということをしっかり考えていかなければいけないのかなというふうに思っているのです。ですから、その一断面だけを取り入れて、宴会5カ条を皆さんやりましょうということは、私は一向にやって構わないし、私はやれるのであればやっていいと思うのですけれど、それは行政がではなくて、かかわる人たちがみんながという意味でやるべきだと、その辺をきちんと分けて考えていかないとなかなかこういうものは広がっていかないと思っているのです。ですから、例えば、国とか道がある意味では一つの方針を定めた部分の中で、そういうふうにある場合については、そのことをベースとして、しっかりその町村もやれるものをやっていかなければいけないという思いは持っていますので、この取り組みについての基本的な考えは御理解いただきたいと思いますし、繰り返しになりますけれど、そういうことをやることによって食品ロスが減るということであれば、関係する団体とやることは私は有効だと思いますし、やりたいと思います。

再質問 9番 藤原公一

まさしく町長の言うとおりだと思います。行政と民間だけが取り組むべきではないと思います。町民一人一人も意識を高く持って、食品ロスに対する意識を向上させるということが大事になると思います。その中でも行政として関係することが、給食の食育の関係が、この食品ロス削減法の中で出てくると思います。美幌町でも、さまざまな形で食育の充実した取り組みをしていると私も認識しております。具体的な取り組み、また効果がわかるような事例がありましたら教えていただければと思うのですが、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

給食の取り組みの中で、食品ロスという観点から見れば、私も教育委員会にいましたので、まずは子供たちが本当に喜んで食べてもらう調理をどうしていくかということだと思うのです。それは当然、例えばこういうメニューがお気に入りですからという話であれば、それをしっかりレベルアップしていくというか、おいしくつくっていく。それから、栄養バランスからしたら、これをどうやって食べてもらうかということを考えることが、学校給食にかかわるスタッフの役割かなと思っております。それ以外で食育ということだけを考えれば、美幌は農業の町でありますので、こういう食材、例えば小麦があったり、それから、よく農協等からいただいているタマネギとかニンジンを使って、地元でこういうおいしい素材があるので、それをきちんと食べていただくときに、それがどういう形でつくられているかときちんと伝えていく、これがやはり大事なことだと思うので、そのことで残さないでしっかり食べようとか、それから自分が装ってもらったものはしっかり食べ切ろうという、先ほどの食べきりということをしっかり伝えていくことが、今まで学校の中でやられてきていることだというふうに私は理解しております。

再質問 9番 藤原公一

先ほどの食育の関係なのですけれども、長野県の松本市では、未就学児童のために、みんなでおいしくいただきますというこういう紙芝居を出しているそうです。この松本市は、マスコットキャラクターを用いて、各自治体のゆるキャラなどを入れたものをホームページで配信して活用しているというふうに言っております。美幌町としても、未就学児に対して紙芝居とかで、そのような取り組みをしていただければと思っております。今後、食品ロス削減法を含め、SDGsの取り組みが美幌町の未来を左右するぐらいの持続可能な開発目標です。先日、美幌商工会議所青年部主催で川北先生の講演を聞く機会をいただきました。テーマは、2030年の美幌から今すべきことを考えるとの講演でした。美幌町職員も多数参加されており、興味深い内容でした。今後、迎えるであろう少子化、どのように立ち向かうのかのヒントをもらったような気がしております。今までの風習だとか、慣習だとか、今までにやったことがないから取り組まないとか、そういう古い考えではなく、今後、新しいことをやるにしても、新しい若い世代の柔軟にしてチャレンジ精神を持った人に対し、いろいろな意見を取り入れてもらい、今後美幌町として持続可能なまちづくりを実現するためにも行政と企業間の連携を強固にしていただき、若い人材の意見を取り入れながら、SDGsの基準に推し進めていただきたいと強く要望し、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

答弁 町長 平野浩司

今、いろいろなお話を承りました。その中で、今特に、食品ロスについてのお話をいただいたという部分においては、美幌町が先ほどSDGsの進め方においては、それぞれ今の総合計画の取り組みをどれに分類するかという作業等含めて、町として何をメーンに取り組むかという部分についての整理を、今いただいた意見をいろいろ考えたいと思います。例えば、美幌町は食品ロスについて、行政も、それから企業も、個人もやろうという形にもし、まとめられるのであれば、私はそれも一つの方法だと思いますし、SDGsの取り組みの例として、下川町のことが言われるのですけれども、私どもは下川町と同じことをやっているわけなのです。それはどういうことかというと、FSCの森林の国際認証をやって、循環型森林経営ということで、私どももやっています。下川町もそれをベースとした広がりを持っているわけなのです。ですから、私どもも、要は17のゴールの中でいけば、陸の豊かさを守ろうという項目において、ベースになっているのは下川町と同じことをやっているということも、私どものPRの仕方が悪いかもしれないですけれども、町民の方々にも伝えていく必要があると、今回質問をいただいて考えたことでありまして、美幌も他の町に負けないぐらい頑張っておりますので、今いただいた農業の町ですので食品ロスということに関しての考え方を1回整理して、また皆さんといろいろ御相談させていただきたいと思います。ありがとうございます。

出典:美幌町議会 令和元年第6回定例会 2019年9月24日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる