みんなの議会

小樽市議会 平成30年第3回定例会 2018年10月2日

「小樽市手話言語条例」と「小樽市障がいのある人の情報取得・コミュニケーション促進条例」について

2018年10月2日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
中村岩雄 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 中村岩雄

それでは、まず、このたびの災害でお亡くなりになられました方々に対しまして、心からお悔やみを申し上げますとともに、被災され、避難所生活など余儀なくされております方々にもお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復旧を心からお祈りをいたします。それでは、質問に入らせていただきます。小樽市では、ことしの4月から、小樽市手話言語条例と小樽市障がいのある人の情報取得・コミュニケーション促進条例の二つの条例を制定しました。この二つの条例は、小樽の障害関係団体から長らく要望があり、やっと実現したもので、障害のある人が障害のない人とともに生活していくための礎となる条例であると考えております。これらの条例が制定されてから半年が過ぎたわけですが、この間の小樽市の取り組みについてお尋ねいたします。まず、二つの条例が制定された4月以降、市がこれまでどのようなことに取り組んできたのか、その内容についてお答えください。また、この半年間の取り組みをしてきた中で課題に感じていることがあれば、お答えください。9月6日に北海道胆振東部地震が発生しました。北海道で初めて震度7を記録した大地震であり、苫東厚真火力発電所が緊急停止し、道内全域が停電という非常事態になりました。小樽市でも、市内全域が停電というかつてない事態となり、JRもバスも動かず、車の運転も信号のつかない交差点は、大変危険なものでした。また、夜は真っ暗な上に水が出ない世帯もあり、風呂も入れず、市民の皆さんは大変不安な思いで何日か過ごされたと思います。高層マンションに住む人は、エレベーターも動かなくなり、階段での上り下りやバケツで水を運ぶなどの苦労をされたという話も聞いております。このような事態の中で、障害のある人、特に聴覚障害や視覚障害のある人、車椅子の人は、情報の提供や避難所への異動等でも大変な御苦労をされたのではないかと思います。今回、小樽市では、停電が災害の中心であり、幸いにもけが人などは出なかったわけですが、さまざまな課題が浮き彫りになったのではないかと思います。今回の災害を教訓として、小樽市として災害時に障害者に対してどのような対応をするのか、障害の特性に応じた対応を何か考えているのか、取り組む予定などあればお聞かせください。小樽市が制定した二つの条例は、障害者のためのコミュニケーションを図ることが目的であり、この条例に基づいた施策を行うことが、結果としては災害時の対応にも生きるのだと今回の地震は教えてくれているわけです。これから、もちろん市として防災には力を入れていくとは思いますが、特に障害のある人への配慮ある対応と、制定された条例を生かすための施策を進めることを希望して、再質問を留保し、私の質問を終了したいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

中村岩雄議員の御質問にお答えします。ただいま、小樽市手話言語条例と小樽市障がいのある人の情報取得・コミュニケーション促進条例について御質問がありました。初めに、本年4月以降、市が取り組んできたことにつきましては、広報おたる4月号に二つの条例制定について掲載しております。また、おのおのの条例に関し、施策を推進するための方針を作成し、条例とともに市のホームページに掲載をいたしました。このほかに、手話登録員の方々と意見交換を行った際に、市民が実際の手話を映像で見られるようにしてはどうかとの御意見をいただいたことから、市のホームページからNHKのサイトにある手話CGの動画へリンクをさせて、簡単な手話表現を見ることができるようにしております。次に、これまでの取り組みの中で課題に感じていることにつきましては、市ホームページへの情報掲載だけでは、市民への周知としてはまだ物足りないものがあるため、市として障害のことを知ってもらえる機会をつくることも必要であると感じております。次に、災害時の障害者への対応と取り組む予定につきましては、聴覚障害の方は、広報車やラジオからの情報を得ることはできませんし、視覚障害の方は避難所への移動が支援なしにはできないなど、障害の種類や程度に応じて、情報提供の方法や避難所への移動、避難所での生活などそれぞれ対応は異なってくるものと考えております。こうしたことから、障害のある方の中でも特別な支援や安否確認が必要な方を把握した上で、どのような対応が可能なのか、関係団体とも連携をしながら検討を進めてまいりたいと考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

質問 4番 中村岩雄

今、市長からお答えをいただきました。その中で、今後の具体的なことにつきましてもう少し。お答えをいただいたわけですけれども、具体的なものがありましたら、お考え、取り組みがありましたらお聞かせをいただきたいのですが。

答弁 市長 迫俊哉

中村岩雄議員の再質問にお答えしたいと思います。障害のことをどのように知ってもらうのかということでございますけれども。私も先ほど来お話ししておりますが、着任して、まだ期間が余りたっておりませんので、これからいろいろなことを考えていかなければいけないなというふうに思っていますけれども、一、二ございますので御答弁させていただきたいというふうに思います。一つに、障害のことを多くの皆様に知っていただくためには、小樽市では出前講座を持っておりますけれども、出前講座などを通じて多くの方々に手話に触れる機会、こういったものをつくり出していけるのではないかということを考えておりまして、まずこれについて一つ検討させていただければというふうに思っております。それから、もう1点でございますけれども、バリアフリーマップというのがございます。これは平成23 年度に作成をしていますが、それ以来更新されていないということですので、新たなバリアフリーマップの作成について検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。このバリアフリーマップを見ることによりまして、市内の施設、あるいは店舗が障害のある方にどのような配慮をなされているのか、そのようなことを周知することができるというふうに思っておりますので、そういったツールの作成についても検討させていただければというふうに思っているところでございます。

出典:小樽市議会 平成30年第3回定例会 2018年10月2日 議事録 PDF(120ページ) 間違いを知らせる