みんなの議会

標茶町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日

手話言語条例の制定に向け取り組むべき

2024年12月3日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「手話言語条例の制定に向け取り組むべき」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、保健福祉課長 浅野隆生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 鴻池智子

では、通告に従いまして質問をさせていただきます。まず最初に、手話言語条例の制定に向け取り組むべきということで、町内には聴覚に障がいを持つ「ろう者」の方が少数おります。このような聴覚に障がいのある方々にとって、大切な言語伝達手段が手話であります。町も意思疎通のための事業として、必要な場合、釧路市より手話通訳の人を派遣し、対応されております。しかし、日常生活現場では手話対応が難しい状態で、筆談やメール等で対応可能と判断されているのではないかと思いますが、それすらもできない人もいる可能性もあります。もし、その場に手話のできる人がおられたら、様々なトラブルは回避できるのではないでしょうか。今までろう者に対して町として具体的にどのような対応をされてきたのか伺います。また、ろう者といっても、中途失聴者と生まれながらの聴覚障がい者では言語の理解度も違ってくると思います。行政が町民の方々にも広く手話に対し関心を持つことが、ろう者の方々との共生になると思います。私も、数年前より手話の必要性を感じ、手話の勉強中です。まずは、おはようございます、こんにちは等の挨拶、比較的に覚えやすい手話等を町のSNS等で配信するなどの取り組みを進めてみてはどうかと思いますが、町の考えを伺います。私は、今後、標茶町においても、手話言語条例の制定を見据え、調査、研究、協議するべきと考えます。条例の制定により、手話はろう者にとって大事な言語であるということをぜひいま一度多くの方に知っていただき、手話人口を増やし、障がいのあるなしにかかわらず、共に安心して暮らしていける取り組みを進めていくべきと考えます。既に釧路市は条例を制定されており、中標津町も制定に向けて動き出しています。条例の制定についての町の考えを伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

5番、鴻池議員の手話言語条例の制定に向け取り組むべきとのお尋ねにお答えいたします。手話につきましては、平成 18 年の国連総会において、障がい者の権利に関する条約が採択され、言語には「音声言語」と「手話言語」があることが認められ、平成 23 年に改正された障害者基本法に「言語(手話を含む)」と明記されたところでございます。1点目の今までろう者に対して町として具体的にどのように対応されてきたのか伺いますとのお尋ねですが、現状、標茶町地域生活支援事業実施規則に基づくコミュニケーション支援事業として、手話通訳者派遣事業及び派遣業務に係るコーディネート業務を北海道ろうあ連盟に委託をし、実施しているところでございます。また、手話を学び、聴力障がい者と交流を深める中、聴力障がい者の抱える問題を認識し、理解と協力の下にそれらを解決するために共に活動することを目的とした「標茶手話の会」に対し、運営費の一部助成を行っているところでございます。2点目の比較的覚えやすい手話等をSNS等で配信するなどの取り組みを進めてはと35思いますが町の考えを伺いますとのお尋ねですが、現在、実施している自治体の状況等を調査し、研究を進めてまいりたいと考えております。3点目の条例の制定について町の考えを伺いますとのお尋ねですが、2点目の答弁と重複いたしますが、現在、条例を制定済みの他の自治体等の状況や条例の内容等を含め研究をさせていただき、条例制定について判断したいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 5番 鴻池智子

最初の質問の対応の部分なのですけれども、私が今まで見てきた対応の中では、いろんなイベントがあったときに、ろう者の人たちが来て、やはりそういう人たちというのは、すごい興味があるので、いろんなところで私たちに話しかけてくるわけです。でも、相手方は私たちの唇とかを読む勉強もしっかりされていますし、その内容は、ろう者の人たちというのは、私たちが言っていることは理解はしてくれるのです。ただ、私たちが向こうが言っている言葉を理解してあげられないというところに、そういう場面も私は何回も見てきました。これは何とかならないのかということで私もやっぱり必要性を感じて手話の勉強を始めたのですけれども、今、町のほうからも助成をしていただいて、それは取り組んでおりますが、この年齢になって手話を簡単に覚えられるのかと言われると、なかなか覚えられない現実もあります。そこで、より多くの人たちに手話を学ぶ機会というのを町発信で何かしていただけないものかということが、まず1つであります。SNSの発信も、今、調査研究しというのもありましたけれども、町が発しているスマホとかに載っているユーチューブみたいなところに、ちょっとしたそういう取り組みも今後できないわけではないのではないかと考えておりますので、この点についてもう少し町として何かできるというところ、まず町として一番最初にできる取り組みとしては何ができるのかというところをちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいと思います。町の取り組みでございますが、この件に関して特別何かあるかというと、現状、まだ何もないような状況でございます。先ほど町長の答弁にもございましたが、今後、先進自治体の取り組み状況等を研究させていただきまして、本町にとってどのような形がいいのかということを含めて、研究をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 5番 鴻池智子

わかりました。まず、一番最初に取り組みやすい、私がどういうところから取り組んできたかというと、手話、まだ指文字も本当に何が「あ」なのか「い」36なのかというのもわからないところからサークルには入りましたけれども、その前段階で手話歌というものがありまして、それを通してある程度、歌なら、メロディーがついたものであれば覚えやすいというところから、私は手話歌から入らせていただきました。それは、数十年、毎年、1年1曲、何かの歌を手話で歌えるようにという取り組みをずっとしてきておりまして、今もそれを続けているのですけれども、まずアンパンマンの歌だとか四季の歌だとかは割と言葉がゆっくりで手話の動きもそんなに難しくないというところから私は始めましたので、まず、こういうところが始めていくのも一つの手ではないかなと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。もう一度お伺いいたします。

答弁 保健福祉課長 浅野隆生

お答えをいたしたいと思います。ただいま議員のほうから手話歌のほうをきっかけにしてというようなご提案がございました。私、大変不勉強で申し訳ございません、手話歌というものを詳しく承知していないものですから、これも含めて研究させていただきたいと思っておりますので、ご理解をいただければと思います。

質問 5番 鴻池智子

先ほど、最後の質問なのですが、条例については研究調査し、制定に向けてと、これから多分動いていただけるのであろうと考えておりますけれども、この制定は1年、2年ですぐ進むものだということも私は考えておりません。ほかの市町村もこの条例に向けて動き出してから、やはり3年ぐらいの年月が経っている。やっとというのが、ほかの市町村でもそれがわかりました。すぐできるものだとは思ってはおりませんけれども、ぜひとも、うちの町としても、この手話言語条例に向けてやっぱり積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、町長にもう一回だけお伺いしたいのですけれども、積極的に取り組むという姿勢で今後いっていただけるのか、まだしばらくは取り組む状態ではないということなのかをちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

議員ご指摘のとおり、私もろう者に会ったときに、相手は口元を見たりとか、私が言おうとしていることは理解していると言いながら、その方とは結構親しくしていたので、いつも話が一定程度は伝わるかと思ったのですけれども、私がもっと手話ができればもっと会話ができたのかなということを実は感じているところであります。今、条例の話ですけれども、条例だけ先行しても実態が伴わなければ何もならないと思っています。ですから、今、議員からいろいろな取り組みの方法のお話がありましたので、そういったことも含めて、より実効性のある、条例だけ先行しても何も活用されないというのでは意味がないと思いますので、その辺を含めて研究させていただければと思っていますので、よろしくお願いします。

質問 5番 鴻池智子

ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思っております。これはちょっと質問ではないのですけれども、来年は 11 月 15 日から 26 日までの間に、ろうあ者の五輪、東京デフリンピックということも行われるということが決まっておりまして、これはもう国を挙げてそういう人たちに対して支えようというのですか、音が聞こえない人たちの立場に立って、それでもこの人たちはオリンピックをやるという、こういうふうに前向きに取り組んでいる人たちを私たちはやっぱり最大限応援していかなければいけないと考えておりますので、もう一度ここのところはそういうところも汲んでいただいて、前向きに進んでいっていただきたいと思います。

出典:標茶町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月3日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる