美幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年3月8日
アンケート調査の実施の実績及び実施する基準について
2018年3月8日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「アンケート調査の実施の実績及び実施する基準について」質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学、政策主幹 小室秀隆が答弁しました。
- 質問者
- 上杉晃央 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学、政策主幹 小室秀隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 上杉晃央
私は、人口ビジョンの検証及び総合戦略の改訂と主要事業、計画策定時のアンケート調査について御質問したいと思います。一つ目の人口ビジョンの検証及び総合戦略の改訂の一つは、人口ビジョン推計値と実数との乖離の状況でございます。質問書では平成28年3月に策定となっておりますが、これは私の間違いで、平成27年10月に美幌町人口ビジョン及び総合戦略が策定されましたが、策定前、平成22年から26年まで、策定後の平成27年から平成29年の人口の年齢3区分、自然増減、社会増減の実績値を町独自推計値及び将来展望値と比較したときの乖離状況の結果をどのように受けとめているのか、お尋ねしたいと思います。この項目の二つ目、総合戦略の検証、数値目標の達成状況及び施策の見直しについてであります。総合戦略では、平成27年度から平成32年度までの総合ビジョンにおいて、展望した将来人口に向けての必要な施策を定めています。施策効果を毎年検証し、施策の見直し及び総合戦略の改訂を行うことになっていますが、各年度ごとの数値目標の点検、評価結果を示し、各施策の見直しをどのように取り組まれるのかをお伺いいたします。2点目、主要事業、計画策定時のアンケート調査。アンケート調査の実施の実績及び実施する基準についてお尋ねします。町の主要な事業や計画を策定する際に、町民アンケートを実施しておりますが、過去10年間のアンケート実施の状況をお伺いします。また、アンケート実施の有無はどのような基準で判断されるのか、お示しください。特に、新庁舎建設に関して、町民アンケートの必要性を平成29年9月に一般質問をしましたが、どのような検討をなされたのか、お伺いいたします。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
上杉議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。初めに、人口ビジョンの検証及び総合戦略の改訂についてでありますけれども、1点目の人口ビジョン推計値と実数との乖離の状況についてでありますが、お配りの資料を御覧いただきたいと思います。平成27年における総人口の実績値は2万528人で、町独自推計値と比べ356人、将来展望数値では330人、それぞれ上回っております。平成28年における総人口の実績値は2万244人で、町独自推計値と比べ371人、将来展望値では273人上回っております。また、平成29年における総人口の実績値は1万9,957人で、町独自推計値と比べ383人、将来展望値と比べると213人、それぞれ上回っている数値となっております。次に、年齢3区分の人口についてでありますが、15歳未満の年少人口につきましては、各年ともに実績値が独自推計値及び将来展望値を下回っているところであります。続いて、15歳から65歳未満の生産年齢人口及び65歳以上の老年人口につきましては、各年ともに実績値が独自推計値、将来展望値ともに上回っているところであります。また、美幌版総合戦略策定前の平成22年から26年までにおける年平均の人口減少は243人となっており、策定後の平成27年から29年までにおける年平均の人口減少は297人となっております。自然増減については、平成22年から26年までにおける5年間の年平均はマイナス80人に対し、平成27年から29年までにおける3年間の年平均はマイナス131人となっており、特に出生数に関しては、平成22年から26年までの5年間における年平均が159人から、平成27年から29年までにおける3年間の年平均は117人に減少しているところであります。社会増減につきましては、平成22年から26年までにおける5年間の年平均はマイナス171人、平成27年から29年までにおける3年間の年平均はマイナス170人となっており、ほぼ横ばい状態となっております。御質問の、乖離の結果をどのように受けとめているかについてでありますが、総人口においては、町独自推計値及び将来展望値を上回っているものの、年少人口においては、町独自推計値及び将来展望値を下回っていること、あるいは自然増減の減少数値が大きいことなどから、出生数の落ち込みが大きいと考えているところであります。人口減少に歯どめをかけるには、長い年月がかかると言われておりますが、美幌版総合戦略に掲げております施策について、町民組織や庁内組織による効果検証を行い、必要な施策を適宜盛り込みながら見直しを行うなど、今後とも、美幌町で子供を産み育てたい、住み続けたいと思える生活環境整備を行い、戦略的な人口減少対策を進めてまいりたいと考えております。2点目の総合戦略の検証、数値目標の達成状況及び施策の見直しについてでありますが、基本目標1、「地域での基幹産業を守り育て、強化するとともに新たな産業と雇用の場をつくる」における数値目標の達成状況は、農畜産物販売額では、平成27年度が115.5%、28年度が114.4%と数値目標を上回っている状況となっております。認証材の出荷額では、平成27年度が92.3%、平成28年度が80.8%と数値目標を下回っております。基本目標2、「びほろらしさを活かして、ひとを呼び込み・呼び戻す」における数値目標の達成状況は、20代から40代の転入者数では、平成27年度が78.2%、28年度が76.4%と数値目標を下回っている状況となっております。20代から40代の転出者数では、平成27年度が87.1%、28年度が86.6%と数値目標を下回っている状況となっております。基本目標3、「このまちで出会い結婚し、子どもを生み育てたいという希望をかなえる」における数値目標の達成状況は、合計特殊出生率では、平成27年度が74.7%、28年度が81.2%と数値目標を下回っている状況となっております。婚姻届出数では平成27年度が104%、28年度が91%となっております。それぞれの目標値を下回っている5項目については、最終年限である平成31年度の目標値を達成できるよう、引き続き取り組みを進めてまいります。なお、基本目標4、「住み続けたいと思える生活環境を整える」におきましては、「美幌町に住み続けたいと思う人の割合」、「若年世代が住みよい・どちらかと言えば住みよいと思う人の割合」という数値目標となっており、アンケートを実施後でなければ達成状況を出すことができない状況となっております。各施策の見直しにつきましては、それぞれ基本目標に掲げられている各施策を所管グループにおいて検証し、さらに町民代表で組織されている「まち・ひと・しごと創生推進委員会」において検証するとともに、今後の方針などに関する意見をいただいております。その後、委員会での意見を所管グループにおいて再検討し、委員会の意見を反映できるものについては反映しながら見直しを行ってまいりますが、今後におきましても、より実効性の高い施策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。次に、主要事業、計画策定時のアンケート調査。アンケート調査実施の実績及び実施する基準についてでありますが、1点目の過去10年間のアンケート実施の状況についてですが、主なものとして、今後の町の施策及び事業展開の参考とするため、平成25年度に18歳以上の町民2,000人を対象として住民満足度調査を実施しております。また、平成26年度には、第6期美幌町総合計画の策定に向けて、町民の皆様から、まちづくりに関する評価や意見をいただくことを目的に、18歳以上の町民2,000人を対象としてまちづくりアンケートを実施しており、同じく、平成26年度において、美幌中学校・北中学校の2年生164人及び美幌高校2年生の生徒143人を対象にまちづくり中高生アンケートを実施しております。このほか、福祉関連の各種計画策定の参考とするために15件、住宅施策関連の計画策定の参考とするために4件、緑の基本計画及び公園施設更新計画の参考とするために各1件、農業関連計画策定の参考とするために2件、家庭教育・子育て支援に関するアンケート1件と、さまざまな分野においてアンケートを実施しており、過去10年間で27件のアンケートを実施したところであります。2点目のアンケート実施の有無はどのような基準で判断されるのかについてですが、アンケートに関しましては、特に基準を設けておりませんので、各部局において、町民の皆様の意見を徴することが必要と判断したときにアンケートを実施しているところであります。新庁舎建設に関するアンケート調査につきましては、平成29年9月の一般質問での答弁において、「現在のところは予定をしておりませんが、今後、行政改革推進委員会の論議の中で必要となれば検討をしてまいりたい」との回答をしたところであります。その後の検討状況でありますが、基本構想(案)の策定において、町民説明会及びパブリックコメントを実施しており、美幌町自治会連合会との懇談会においても、新庁舎建設に係る意見交換を実施しております。また、広報びほろやホームページへの記事掲載を行っており、御質問や御意見は、随時お受けしている状況であることから、現段階ではアンケート実施の予定はありません。今後の基本設計の策定時においても、町民説明会及びパブリックコメントを実施する予定であり、町民の皆様の御意見をお聞きする場面は、十分確保されていると思いますが、設計を進めていく段階で、アンケート調査が必要な場面が生じましたら、実施について検討してまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
ただいま答弁をいただきまして、策定前と策定後の推計値と実数の状況がよくわかりました。総人口の実績では、町の独自推計値、将来展望数値ともに上回る結果となって、正直少し安堵をしております。一方で問題なのは、15歳未満のいわゆる年少人口については、両方とも推計値を下回っておりますし、さらに、20代から40代の転入者及び転出者ともに目標値を下回る結果となりました。自然増減、出生と死亡の差ですけれども、策定前の5年間と、平成27年から29年の3年間を比べると、マイナス51人と減少が大きくなっております。また、生まれる子供が少なく、社会増減は先ほどの数字のように横ばいになっておりますけれども、若者世代の人口がなかなかふえないというのが今答弁していただいたことから美幌の現状を見ることができると思います。そこで、総合戦略の基本戦略2の中に、「びほろらしさを活かして、人を呼び込み・呼び戻す」とあります。20代から40代の具体的施策である移住の促進が、成果を見ない状況ではないかと思いますが、毎年検証する中で、具体的な改善方策など、担当グループの中でどのような議論をして推進委員会の中に諮っているのか、その辺の議論の状況がわかれば御説明いただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
それぞれ、この美幌版の総合戦略に基づいて、ここに出されております具体的な施策、それから、アクションプログラムに載せてあります事業内容等について、それぞれグループ内で検証を行っていただいております。その中で、KPIを策定しておりますので、その目標数値からほど遠いもの、あるいは達成がなかなか難しいと思われるものについては、それぞれの事業サイドあるいは事務サイドで検討をいただいた結果として、どういった改善が必要かという議論も行っていただいているところでございますけれども、この事業を進めていくことによって、KPIが目標の31年度に達成ができるという形のものがなかなか出てこないということであろうと考えております。今、上杉議員がおっしゃるように、若年層の人口がなかなか思うようにいっていない、推計値との差が出ているというところに、今後の美幌町のまちづくりの活力を考えたときに大きな問題があるのであろうと思っておりますので、計画期間が31年度まででございますので、年数的には余りございませんけれども、ここに特化をした形での施策の展開を行っていくということも含めて検討をする必要があるだろうと考えております。
質問 4番 上杉晃央
美幌に限らず、人口減少は全国的な問題ですので、難しさは十分わかります。しかしながら、総務文教厚生常任委員会の視察の中で、東川町の取り組みについて、今回の議会の中で、委員会報告をさせていただいておりますけれども、20年かけて1,000人ふやすという取り組みをして成功している事例もあります。そういう中で、KPIという重要業績評価指標という町民の皆様には非常にわかりづらい言葉ですが、31年度までのそれぞれ数値目標を挙げております。例えば、20代から40代の転入者は、年平均で20人増にする、転出者を年平均で20人抑制するとなっているのですが、先ほど申し上げましたように、ここの部分は残念ながらともに下がって、やはり計画どおりになかなか進んでいかないということで、現在、町がこの施策で挙げている移住促進、あるいは、政府関係機関の誘致については非常に難しいことだと思いますが、現在取り組んでいる移住促進の主な事業だけでは、若者世代の人口増になかなか結びつけるということができないと私は思うのですけれども、先進事例とかそういったことを、担当グループ内でどの程度議論しながら、何が足りないのかというような議論をしながら推進委員会にかけているのか、その辺の取り組み状況についてお聞かせください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
今ありました、特に移住の推進ということで、2番目の「びほろらしさ活かして、ひとを呼び込み・呼び戻す」ということで、具体的に二つの施策を挙げております。ただ、この二つ目の政府関係機関の誘致については、基本的には国の省庁を地方に移転するということについて取り組みを進めるということで進めてきましたが、これについては難しいだろうと考えておりますので、この中でいけば、移住の推進をどう図っていくかということだと思っております。現在、移住体験住宅をやりながら、美幌の特性、あるいは美幌のよさをPRしながらということでやっておりますけれども、このものだけでは、若い世代の方が美幌に移住をするということについては、非常に難しいと考えております。ある意味、職をどうするかということもございますので、その辺のマッチングなどを含めた事業も、道の事業も活用しながらやってはいるのですけれども、この年平均20人の転入増加の中の大部分が、移住を予定しなければいけないということになっていると思いますけれども、ここが足りない、あるいは、こういった先進地の事例があるので、こういったものも美幌で取り入れてという具体的なものまでは、まだ現在進んでいないというところが現状でございます。
質問 4番 上杉晃央
次に、基本戦略3の中では、「このまちで出会い結婚し、子どもを生み育てたいという希望をかなえる」という戦略を掲げておりますが、先ほどの答弁は、この中では数値目標は合計特殊出生率になっておりますけれども、平成31年に1.70を達成するという目標数値でございますが、27年、28年の数値は恐らく下回っていると思いますが、どの程度になっているのか、お知らせください。
答弁 政策主幹 小室秀隆(政策主幹は2019年3月まで)
合計特殊出生率の関係でございますが、平成27年が1.27、平成28年が1.38という状況になっております。以上です。
質問 4番 上杉晃央
2年後の目標が1.7に対して、27年1.27、28年1.38ということですから、到底、残り2年間でこの合計特殊出生率を達成するというのは、極めて高いハードルではないかと思います。これを達成するために、具体的施策では、妊娠、出産、子育てへの切れ目ない支援、子ども・子育て支援の充実を掲げて町は取り組んでいます。そうした中で、平成30年度から、かねてから議会も強く提言しておりました子供の医療費の中学生までの助成を拡充することは努力を評価しますし、また、プラス面になってくるのだと思います。先ほどの答弁で、目標値を下回っている5項目は、平成31年度の目標値を達成できるように取り組むという答弁ですが、今も申し上げましたが、それぞれ掲げている施策だけで成果を求めてみても達成は非常に難しいと率直に思います。先ほども申しましたが、達成するために何が足りないのか、新たにできることなどを十分議論した中で、この計画そのものを見直し、改定していく努力が必要だと思いますが、そういった面で、足りない部分だとか、新たにできる部分ということを残り2年間の中で、町としてどのような努力をされようとしているのか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
目標に達していないところもありますし、達したところもあるというようなことであります。達していないところについては、最大限の努力をして、平成31年度までにはしっかりと目標に到達できるようにしたいと思っております。ただ、合計特殊出生率については、先ほど言いましたように、今は1.38でありますので、平成29年の出生数が111人ということですので、これもどんどん減ってきている状況です。これらについては、やはり、推進委員会の皆様にお諮りしながら、目標をしっかりと変更するなりしていかなければ、希望的な数値を上げてもなかなか難しいと思います。それについては、しっかりと見直すなりできるのであれば、そういったことも考えていきたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
この人口ビジョン自体は2040年まで、はるか先の推計をしたもので立てていて、計画は5年ごとということです。ですから、長いスパンの中の5年ということですから、そこだけ輪切りしてみてすぐというのも難しいところがありますけれども、例えば、合計特殊出生率1.70は、町が判断して決めたことなのです。すごく難しいハードルの高いものを、町が数値目標として定めていますから、その前の5年間の平均が1.64ということですから、そこの平均値から見たら、決して高いようには見えないのですけれども、その後の生まれている数から見ると結構乖離しています。もちろん、先ほどの達成したところもありますから、そこはそこで、問題なのは、達成できていないところをどうやって、どんな努力をしていくのかということが大事だと思うのです。昨日の一般質問にも出されておりましたけれども、働きたくても預かってくれる保育所がないということで、美幌町にも待機児童が現実にあらわれているのです。そういう保護者から、何とかしてほしいという要望が、私のところに届いているのも事実です。やはり、町として、こうした町民の声に耳を傾け、特に、問題である若い世代の方が、町の方針で定めているように、希望を持って、子供を産み、育て、この町に住み続けたいと願っている若い人たちの気持ちを大切にしながら実現していくためには、現在行っている施策は、もちろん継続していくべきだと思いますが、町長が総合的なということをよく言いますが、福祉だとか、教育、住宅、環境など幅広い子育て支援策をさらに、美幌町で足りないもの、拡充すべきもの、こういったものを議会で毎回言っておりますが、先進地事例の中から、成功しているところは、成功している取り組みで、よその町より秀でているものがあると思うのです。議会もそういう視察をしながら、町にもこういうものがありますということも含めて、委員会とか、個々の議員が一般質問等でも提言しておりますけれども、美幌にこれからも住み続けたい、出て行かないように、それから、美幌にだったら移り住んで、ここで子育てしてみたいと、そんな、町長が目指しているキラリ輝くまちづくりと言うのですか、そういった意味で、関係職員の皆さんが、ここに向かって一丸となって、情熱を注いで取り組んでいくということが大事だと思います。そこで、平成30年度、平成31年度の残り2カ年しかないわけですけれども、今年度の検証も含めると3カ年になりますが、ここでの検証が、私は正念場ではないかなというふうに思っておりますけれども、町長として、先頭になって、リーダーとして引っ張っていくための取り組む姿勢についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
取り組み姿勢ということですけれども、これは全力を挙げてやるしかないと思っております。
質問 4番 上杉晃央
人口問題は、簡単に、すぐこれをやれば解決できるということではありませんので、大事なことは、こういう数値目標を示した以上、目標が達成できないことをしっかりと検証した中で、先ほどから何回も言いますが、何が足りないのかということを、町民の皆さんから意見をもらう前に、行政の担当職員が、何が不足しているのかをしっかり検証した中で、町民の皆さんに示しながら、さらに、町民の皆さんの意見を聞くという意味で、残りの2カ年の中でしっかりと取り組んでいただきたいと思います。これについての質問を終わりまして、次に移らせていただきます。主要事業、計画策定時のアンケート調査について、町から考え方が示されました。住民満足度調査、総合計画のまちづくりアンケートを初め、過去10年間で27件ものアンケート調査を実施されているということで、これは、まちづくりを進めるために、非常に貴重な町民の生の声ではないかなと思います。町長の2日前の町政執行方針でも、小さな声に耳を傾け、信頼と安心のまちづくり、町民ニーズを的確に把握、町民主権による自治の確立、町民と協働によるまちづくりということで、美幌町の基本姿勢だとか責務について町政執行方針の中でも述べられております。答弁では、アンケート実施の基準はなく、各部局の判断に任せるというものでした。新庁舎問題については、30億円もの巨額を投資する問題ですから、町の答弁にありました町民説明会、パブリックコメント、自治会連合会などの関係団体との懇談、もちろんこれらは大事な取り組みですけれども、これだけで十分に耳を傾けたことになるのでしょうか。部局の判断ということは、担当する総務部のほうでアンケートが必要ないと判断されたというふうに受けとめてよろしいでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
担当部局で必要があればというようなことでありましたけれども、それは、もちろん我々も関与しながら、必要があれば私が指示いたしますし、それぞれ担当で必要であれば、当然、こういうアンケート調査をしたいのですがということで私のところに上がってきますので、最終的には私が判断することになると思います。
質問 4番 上杉晃央
そうすると、この新庁舎問題では、担当部局ではアンケートが現状では必要ないということで町長に報告されて、町長も必要性を認めないで、現状では行わないと判断されたということで確認してよろしいでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
1回目の答弁をさせていただいておりますように、これから必要であればアンケート調査をするということでありますから、今の段階では必要ないという判断をしているところでございます。これからの期間どうするかについては、必要があれば、それは当然やらなければいけないと思っているところです。
質問 4番 上杉晃央
新庁舎問題というのは、60年ぶりに建てかえる。それも公共施設の中でも町民にとっては、シンボル的な公共施設であります。私は、アンケート調査について質問するに当たって、インターネット上でいろいろ調べました。新庁舎建設事業では、かなり多くの自治体で、アンケート調査というのを実施しております。これは、平成29年11月14日の道新の夕刊に、芽室町での基本設計に町民の意見を反映させるために、町民ワークショップを開いたということで、そのときの取り組みが新聞報道されておりました。芽室町のホームページからいろいろ調べていきますと、ワークショップを開催するに当たって、参加者の公募をして、2回のワークショップを開催して、それらに基づいたもので、さらに意見交換会をするということで、先ほど、町長は、基本構想をつくる段階では、アンケート調査はやらないということで答弁しておりましたけれども、今後は必要に応じてということで、必要に応じてというのは、町民会議の中から出てこないとアンケート調査はしないのでしょうか。町の判断でアンケートをするかしないかというのは、私は判断できると思いますが、今の答弁を聞いていると、そういう町民の声を聞く中で、町民からアンケート調査をぜひやってほしいという意見がない限り、町としては取り組まないという考え方なのでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
時代によっても違いますし、それぞれのまちによっても違うと思います。町民の皆さんの声を、どう受けとめるかということは。声を発していただいたものを、どういう形で受けるかというのは時代によっても違いますし、それぞれの町村によっても違うと思います。議員がおっしゃるように、新庁舎については、50年、あるいは60年ぶりにやることでありますし、いずれにいたしましても、町民の皆さんの声を、どう受けとめるかということは、1回目の答弁でもさせていただきましたけれども、町民説明会であるとか、パブリックコメントだとか、自治会連合会との懇談会だとか、さまざまな取り組みの中から、今のところは必要ないだろうという判断に立っているところでございますので、どうか御理解をいただきたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
これから基本設計だとか、仕事がまた進んでいくのですけれども、私が例に出した芽室町は、基本設計をする作業の中で、専門家を交えてワークショップをやっているのです。この芽室町のワークショップとは別に、ほかの自治体でやっているアンケート調査は何をしているかというと、代表的なものとしては、庁舎を訪れて困ったこと、あるいは不便に感じたことです。それから、新たな新庁舎に対して、施設や設備だとか環境、こういったもので何が必要かということを、どこも必ずアンケートの中には設定してやっているのです。ですから、私は、今、町長がおっしゃった町民会議、町民説明会、パブリックコメントとか、いろいろな団体との話は、それはそれで民意を集める手段として大事だと思いますが、これだけ大きな事業をやるときに、やはり、町民の声が、庁舎に対して何を求めているのかということを、行政としてしっかり一定数アンケート調査をした中で、そういったものもいただきながら、基本設計の中に反映していく、そのことが、先ほど申し上げました町長の方針にもあったように、いわゆる町民主権というか、町民の声をしっかりと聞いたまちづくりをするということにつながるかと私は思いますので、基本設計の中で、こういう作業を前向きに取り組むような考え方がおありなのかどうか、再度お尋ねしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
1回目の答弁をさせていただきましたように、アンケート調査が必要な場面が生じたら、アンケート調査の実施をしたいと、そのように思っているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
わからないのですが、必要が生じたらというのは、現状では、町は必要性を感じていないということで受けとめていいですか。そして、これからいろいろな作業をやっていく中で、町民の中からアンケートをしてほしいという声が出ない限り、町は判断できないのでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
町民の皆さんの声もそうですし、我々も必要あれば、当然やらなければいけないということでございます。
質問 4番 上杉晃央
私は、自治基本条例をひも解いてみましたら、まさに、美幌町は、どんなまちづくりをするかということで書かれています。町民参加の対象とか手法について、町民参加の対象では、町の施設の新設、改良または廃止の決定を行うときは、必ず町民の声を聞くということです。町民参加の方法としては、審議会等の会議の開催、意見交換会の開催、意見公募(パブリックコメント)の手続、アンケート調査の実施、その他適切な方法ということです。行政は、ここに書かれている中から、町民生活への影響の大きいものについては、できるだけ複数の方法をとるようにというふうに、町の憲法である基本条例の中に書かれているのです。アンケート調査も重要な町民参加の一つの方法だと思います。なぜ、町が、アンケート調査を現状で行わないという一定の判断をしているのか、その辺について、こういうことがあるから現状ではアンケート調査を実施するような判断に至っていない、そういう何か問題点があるのかどうかについてお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
それについては、問題点であるという意味がちょっとわかりません。今のところは必要ないというのは、我々、町民説明会もやっていますし、パブリックコメントもしっかりやっていますし、そうした中で、御意見をいただきながら、今取り進めているということであります。その中で十分だろうという思いで、今のところは必要ないのではないかという判断になっているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
私も、しゃきっとプラザで町民説明会をやったときに、一回だけ出席させていただいて聞いておりました。議会で説明したことと同じことを聞いたわけですけれども、その前の段階で、いわゆる行政改革推進委員会に、基本構想(案)を検討する段階で、例えば、議員である上杉は、議会の中で、アンケート調査のことを一般質問しました、そういったことを行政改革推進委員会の中で、議会の中からこういう意見も出たとか、私は議事録を全部見ていませんけれども、行政側でそういう説明をして、その上で、町民の皆さん、アンケート調査どうなのですかという問いかけはされたのでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
議会の中で、上杉議員から、こういった形でアンケート調査も必要ではないかというお話がありますというのは、行革の推進委員会の中でも御報告をさせていただいております。先ほどから町長も答弁しておりますけれども、今、基本構想(案)について、パブリックコメントの実施を、3月19日までやっているところでございますけれども、この基本構想(案)までの段階では、アンケート調査は必要ないだろうという判断をさせていただいているところでございます。今後、基本設計の中で、さまざまな機能とか、動線をどうするとか、必要な施設とはどんなものだというところが具体的になっていくのだろうと思っておりますけれども、その段階で、多種多様な意見が出てくるということであれば、アンケート調査も必要だろうと思っていますので、そういうものは、この先、どういった形で進めていくかということについては、また別に考えていきたいと思っております。
質問 4番 上杉晃央
基本構想段階では、アンケート調査といっても、具体的にどんな形になるかということがある程度見えてこないと、町民の皆さんもなかなか答えにくいというところはあると思います。やるタイミングとしては、まさに、今、総務部長が答弁したように、基本設計作業の中で実施をしていくことが、より効果的になるのではないかと考えております。ちなみに、芽室町は、基本設計自体はプロポーザルでやったようです。プロポーザルの審査委員長が、いわゆるワークショップのコーディネーターになっていただいて、いろいろ専門的な立場から助言してもらうとか、このような取り組みもありますので、町長が言うように、それぞれまちのやり方はあると思いますが、やはり悔いの残さない新庁舎にするために、できるだけ多くの町民に、庁舎に何を期待するのか、また、新しい庁舎にこういう機能を設けてほしいという多様な意見を反映させて、最終的な基本設計をまとめていくという作業が必要だと思います。前向きに取り組まれる意思が強いと私は受けとめましたけれども、町長、よろしいでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
何度も繰り返しますけれども、アンケート調査が必要な場面が生じたら、やらなければいけないと私は思っていますので、そういった理解でお願いをしたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
受けとめ方ですから、総務部長の答弁と町長の答弁は、そんなに乖離はないと思います。時間がないということが一方ではあるのかもしれませんが、アンケート調査も、やる気になれば、2,000名がいいのか、1,000名がいいのかわかりませんけれども、しっかり準備をしてやればできますし、そして、これから基本設計が新年度予算で議決になれば、発注していく作業の中で、それらにうまくあわせるようにしていけば、まちのほうとしては、やはり、しっかり町民の声に耳を傾けた形で、望ましい新庁舎が形づくれるのではないかと、町民アンケートの実施を行政側に強く期待して、私の一般質問を終わりたいと思います。