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美深町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日

介護保険第1号保険料について

2024年3月11日、美深町議会の一般質問で、望月清貴議員が「介護保険第1号保険料について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。

質問者
望月清貴 議員
答弁者
町長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 望月清貴

それでは、一般質問をさせていただきます。今回の一般質問につきましては、大きく2つの項目でございます。1項目目は、介護保険第1号保険料について。2項目目については、医師の働き方改革と美深町の地域医療についてということでございます。まず1項目目の介護保険第1号保険料についてでございます。はじめに、私事で恐縮でありますけれども、介護保険制度が始まったのが、平成12年、西暦2000年でございますが、その当時介護保険の担当としまして、最初の介護保険料を算定することに携わって参りました。当時美深町のはじまりの介護保険料基準額は、月額3,440円ということでしたけれども、一番最初の段階の試算では6千円台と出まして、当時の岩木町長さんに正された記憶が残ってございます。あれから24年が経ちまして、それ以前は介護サービスは利用者負担と税金でまかなわれてきたのですが、今は保険制度となって、制度も複雑になって担当課におかれましては大変だと思っております。この議会においては条例改正案、予算案、議題になっております一般質問においては基本的考え方に絞って確認をさせていただきたいと思います。それでは要旨を述べます。令和6年度から3年間の第9期保険料の改正案が示されました。第8期の保険料では、全国、全道平均との比較では、低額でありました。第9期もこれらを大きく上回るということはないのだと推察しておりますけれども、引き続く保険給付費の増加、負担する65歳以上人口の減少、さらに介護報酬の改正もあったのかと思いますが、これらにより増額改定となっています。物価高騰に追い付かない年金の改定や後期高齢者医療保険料も増加するようです。そういった厳しい状況の中、高額所得者と言われる皆様の負担率を大きく増加してさせることで、低所得と言われる皆さんの負担増を抑制している形ですが、高齢者の現状からはそろそろ制度の限界ではないかと私は考えるものです。介護保険は、市町村が保険者でありまして、住民が相互に支え合う制度であります。3年後の第10期にも向けて続く議論として、また町民の理解が必要と考えまして、町長に考え方を伺います。3つ大きくお聞きします。1つは、保険者としましては、制度上やむを得ない結果ということも考えるのですけれども、今回増額改定になっていることにつきまして、まずもって町民に対して町長の所見をお聞かせいただければと思います。2点目ですが、増額改定案を前にしまして、少しでも減額できないか。これは、町長も恐らく同じ考えだといらっしゃると思いますが、そういった立場に立って保険料算定の考え方について確認をさせていただきます。①としまして、1つ目令和5年度末時点の介護給付費準備基金の最終残高の見込みと、活用について伺います。2、2つ目としまして、全国的なことだと思いますが、保険料算定の際、当然保険給付を加えるわけですが、それに加えて地域支援事業を推進する人件費ですとか、地域の体制整備に必要な費用も算入されてきました。これら本当に大変重要な必須な事業費なのですが、保険料を財源とすることについては、私は違和感がありまして市町村の判断でこれを算入しないことはできないのか、不可能なのかどうかお尋ねします。それから3番目③ですが、介護保険制度費用のうち第1号保険料の負担率が法令で23%となっております。これからこれらを継続するには限界があると考えますが、町長あるいは町長が参加しております町村会の見解はどのようなものでしょうか。最後、3点目です。介護が必要になる要因は、要支援の状態としては、高齢による衰弱や関節疾患、骨折などが挙げられます。それから要介護の場合ですと認知症、脳卒中などが挙げられておりまして、多くは生活習慣の要因である疾患であります。新年度予算案にも健康診査、これは若い方の基本健診を無料にするとか挙がっているようですが、そういった保健予防事業ですとか、地域医療、生きがい・社会参加など福祉事業、スポーツや社会教育など介護保険料の軽減につながる事業は多いと思います。介護保険は、そのまちのシステムを住民自治によりつくり上げ、その結果として保険料の軽減や基金残高を増加させることもあり得る制度だと思っております。町民の皆様が働く産業に関わらず、老後は全ての人が通る道でもあります。次の3年後の保険料改定に向けて、超高齢社会の中、関係事業の推進に意を配し、全町を挙げた意識づくりを進めてはどうかと思いますし、またそのことが保険料ということではなくて、町民それぞれの健康といいますか、幸せにも繋がると考えますがいかがでしょうか。お伺いいたします。

答弁 町長 草野孝治

望月議員からいただきました介護保険第1号保険料についてのご質問についてご答弁申し上げます。まずは、介護保険料の増額改定についてのご質問ですが、令和6年度から3年間、令和8年度までの第9期介護保険事業計画期間における第1号介護保険料については、3年間のサービス給付費や65歳以上の第1号被保険者数等を推計し、介護給付費準備基金を一部取り崩し充てることで、月額5,900円、年額で7万800円と算定し高齢者保健福祉等計画策定員会においてご協議いただき、承認を得たところでございます。サービス給付費は第8期と大きく変わりませんが、被保険者数が大きく減少することから、増額改定となったところであります。また、低所得者の保険料の上昇を抑制するため、これまで9段階としていた保険料13段階に多段階化し、高所得者の保険料を引き上げる一方で低所得者の保険料を軽減したほか、低所得者にはさらに公費による軽減措置を実施しております。2期6年間に渡って保険料を抑制してきた分、今期の大きな引き上げになっておりますが、介護を取り巻く状況についてご理解いただきますようお願いいたします。次に、介護給付費準備基金の残高についてのご質問ですが、令和4年度末の基金残高は、6,322万3,281円となっており令和5年度介護保険特別会計では、当初予算補正予算合わせて4,457万3千円を取り崩すよう予算計上しておりますが、決算見込みではサービス給付費の減少が見込まれますので、4,020万円ほどの取り崩しで済みそうです。従って令和5年度末残高は、2,300万円ほどになると見込んでおります。介護保険料の上昇を抑制するため、第9期中の3年間で1,310万円を取り崩す計画としているところです。次に、地域支援事業に要する費用の算入についてのご質問ですが、市町村の判断で地域支援事業に要する人件費や地域の体制整備に必要な費用を保険料の算定の際に必要な費用から除くことは可能ではありますが、必要な経費に算入しないことにより本来交付されるべき国や道の交付金も交付されなくなり、これをまかなうため介護保険の制度上想定されていない町の一般財源を充てることになることから、費用負担の公平性を損なう恐れがあるものと考えます。本町が独自に基本的な財源構造を変える知識を持ち合わせておりません。制度設計に携わった国の有識者の判断に倣うべきものであると考えます。次に、第1号保険料負担率23%についてのご質問でございますが、全国町村会でまとめられた要望事項では、介護保険制度の実施に関して介護人材の育成・確保やニーズに応じたサービスの提供等、介護保険制度の円滑かつ安定的な運営を図ることが喫緊の課題としており、財政運営に関する事項もありますが、保険料の負担率に関してのご要望事項に具体的に触れられてはおりません。次に、3年後の保険料改定期に向けてのご質問ですが、介護予防活動を行うことが介護保険給付の抑制に繋がり、保険料の軽減につながるのは望月議員のおっしゃるとおりだと思います。これまでも保健事業のほか、社会福祉協議会を中心とした地域活動や社会教育部門等と連携をしながら介護予防事業を行って参りました。介護保険制度が開始された平成12年と比べますと各地区にサロンができ、町民が主体となって介護予防に取り組む仕組みがつくられ、町民の皆様の介護予防に対する意識も確実に高まってきていると感じております。今後も事業を継続し、町民一人ひとりが生活習慣の改善や介護予防活動を行うことが保険給付の抑制に繋がり、ひいては保険料の軽減に繋がることを健康教育等の場面で周知し、さらに町民の意識を高め町民の皆様とともに健康寿命を延ばすための取り組みを推進して参りたいと考えております。以上、答弁と致します。

質問 2番 望月清貴

答弁をいただきました。まず1点目ですけれども、これまでもそうなのですけれども、執行方針の中までには保険料のことまで言及はなかったものですから、この際聞かせていただいたということでございます。色々、増額になった背景についてもご説明いただきまして、ご理解をいただきたいということでございます。私も同感といいますか、町長もきっと私たち以上に厳しい辛い立場と思っておりますので、理解したいと思います。ただ、今回全国的にどうかあるのですけれども、基準額で美深町では1,400円。月額ですね。それから低所得、一番低所得とされる方でも330円。これまで最高の段階であった9段階でも2,380円。10、11、12段階が新しくできて、13段階の方でいうと月額6,500円の増額ということで、今まで低所得の段階が軽減されていたのですが、今回は高額の方の負担を増やしていただくことで何とかしていくということです。これはもちろん美深町だけではないのですが、これ以上はかなり厳しいなと感じております。色々厳しい中ですけれども、また今後も適切な保険料、算定よろしくお願いしたいと思いますが、答弁は結構でございます。考え方をお伺いすることができました。次に2番目の関係です。基金の関係ですね。6,300万、今1月末であるのが4千万ほど繰入を見込んで2,300万をちょっと見ているということで、これについてはそれだけかかるのかどうかというところがちょっと心配しているのですが、この辺についても見込みといいますか、それについては大丈夫というか、例えば先ほども説明あったと思うのですが、今回基金で1,300万円を繰り入れることによって、月額で259円ほど保険料が軽減できると思いますので、少しでも多く残るのであれば活用いただきたいと思うのですが、その辺の繰越の見込みの精度といったれですけれども、その辺については町長何か聞かせていただけますでしょうか。

答弁 町長 草野孝治

基金の関係、これまでも望月議員、介護保険について私より精通しているのかなという風に思っているところでございますけれども、3年間で1,310万円取り崩して保険料に充当するということと、先ほどお話あったと思いますけれども、保険料の軽減、それに加えてさらに政令によって軽減されているということもご承知おきいただきたいなという風に思います。基金、この1,310万円を3年間の中で、保険料に充当していくということで、残り1千万ほどになるのかなと。それしか余裕がないと。これまで6千万、4年度末では余裕あったものが1千万しかないということ、万一赤字になった場合、これ以上充てられないことに基本的にはなるのかなと思います。それ以上になると借入等をすることになって一般財源は充てられないような制度になっていますので、借入することは今の第9期に借入れたら第10期の保険会計から返済しないとならないということで、後々のものが負担増になっていくというような形になってくるのかと思っています。ということで、今回はギリギリ全部充ててしまうとそういった心配もあるということで、1,310万円ほど充てる中で1千万をこの9期の会計の中の万が一の時、充てていく財源という形で考えているということでご理解いただければなと思います。

質問 2番 望月清貴

すみません。もう一度あれなのですが、6,300万円余りのものが4千万繰り入れて2,300万で、1,300万と1千万で今お話あったと思うのですが、その4千万の繰入の見込みが精度としていかがかな。精度といいますか、例えば3千万になるとか、その辺は大丈夫かどうかということなのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 草野孝治

先ほど答弁致しましたけれども、当初は4,457万3千円を見込んでいたのですけれども、直近の見込みで4,020万円ほどの取り崩しで済みそうだったということだったので、430万ほど取り崩しが少なくて済んだというようなことで考えているところでございます。

質問 2番 望月清貴

また必要があれば予算委員会あるいは条例のところでと思いますけれども、それから2番目の関係です。人件費などの関係ということで、人件費これは地域包括支援センターの3名の皆さんの内、1名か2名分の人件費が算入されていると思います。それで考えますと何故3人全員でないかですとか、あるいは社協の職員、委託料も入っていると思うのですが、素晴らしい事業なのですが、介護保険周辺以外の高齢者を支えるものも仕事に入っていると思います。そういうことでいうと保険料だけでどうなのかなということがあるのでお伺いをしました。恐らく財政的な問題が出てくるのかなと思いますので、今回については、そういった状況で難しいのかなと思うのですが、是非今後もちょっと全体ではないということも含めて次期に向けて検討課題としていただけないかなと思うのですが、これは難しいでしょうか。

答弁 町長 草野孝治

ちょっと私もそこまで難しい問題かなと思っています。今、この制度、保険者が美深町になっているので、この制度、質問の中でもそろそろ限界というようなこともあって、果たしてそうなのかなということも私まだそこまで認識深く思っていませんので、その辺の認識等を深めながら今後町村会ですとか上川総合開発期成会の中で、意見を収集しながら考えを示せればと思っておりますけれども、あくまでも市町村ごとにサービスの質等が違いますよね。そういったこともあってむしろ保険料を統一してしまうと不公平になるといった考え方があると伺っているところでございます。いずれにしましても、今町村会の中では具体的なその項目はございませんでしたけれども、上川総合開発期成会の中でも財政措置の拡充についても国に対しても要望してきているところでございますので、その辺も見極めながらもうちょっと専門的な部分もなりますので、勉強させていただければと思います。

質問 2番 望月清貴

わかりました。次に3点目にも入ってきたわけですけれども、介護保険の制度については、国、道、町で50%、残りの50%は40歳から64歳の皆様で27%、これも全国平均は6,276円ぐらいになりそうだということで、所得に応じるのもそうですし、会社が労使折半あるいは、国保は半分ということがあるのですけれども、高齢者の23%はそういったことはありません。実は、全国市長会の方では、去年もそうなのですが、重点提言ということで出しておりまして、自治体の財政負担や被保険者の保険料負担が過重とならないよう国費負担割合を引き上げることですとか、先ほどの地域支援事業のことについても財政措置を講じるようにというようなことが出ております。是非、町長それから町村会におかれても高齢者の立場で進めていただければと思います。これはすみません、答弁結構です。それから最後の3番目につきましても、町長はもうご存じといいますか、おわかりをいただいて更に地域での取り組みも進んでいるということで、そういったことでは安心をしております。今後もそういったことを介護予防の取り組みですか、進めていただければと思います。どうか、介護保険の制度については、大変な厳しい立場と思いますがどうぞよろしくお願い申し上げて、この質問については終わります。

出典:美深町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる