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美深町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日

健康寿命の延伸と介護予防・自立支援の進め方について

2019年12月10日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「健康寿命の延伸と介護予防・自立支援の進め方について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。

質問者
名取明美 議員
答弁者
町長 山口信夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 名取明美

11月の広報を見ましたら平成30年度約2億9千万円の黒字になっていました。山口町長になってから黒字が続いております。町の借金も約61億円となりました。少しずつですが減っていっております。私から申し上げるのは恐縮ですが、美深町民を代表いたしまして町長のご功労に感謝申し上げます。ありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。それでは一般質問に入ります。項目、社会福祉。件名、健康寿命の延伸と介護予防・自立支援の進め方について。政府が年末に編成する2020年度の当初予算案で介護の予防や自立支援に成果をあげた自治体に手易く配分する交付金を現在の2倍の400億円程度へ大幅拡充させるとの報道もすでにされています。美深町においては介護予防、日常生活支援総合事業、包括的支援事業、任意事業の中で訪問事業、通所事業、地域リハビリテーション活動支援事業、認知症カフェ事業、配食サービス事業などがあり社会福祉協議会や地域包括支援センターを中心に積極的に行われており、その取り組みを高く評価しているところです。今後国から認知症予防や要介護度の維持改善に向けた取り組みを自治体間で競わせるよう新たな評価指標や配点の中身が示され、すでに各自治体でクリアしている指標も改めもう1歩進んだ動きへ展開されるよう促していくと思われます。ただし介護状態は簡単には改善しないと言う専門家もおりサービスの抑制を目指す自立偏重の方向性が懸念され、令和3年度からの第8期美深町高齢者保健福祉計画および介護保険事業計画策定を見据え、今後の展開をどのように進めていくのか町長の所見をお伺い致します。1、現在行われている社会福祉協議会や地域包括支援センターなどの事業が介護予防の取り組みとして十分であると考えているのか、また今後の介護予防及び自立支援における重点的な方策をどのように考えているのか。2、健康寿命の延伸に向けて第8期美深町高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画への明確の位置づけと第6次総合計画の福祉政策において高齢者に分かりやすい目標として示すことが重要と思われるがそのような考え方は持っているのか町長の所見をよろしくお願いします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、名取議員から健康寿命の延伸と介護予防、自立支援の進め方についてのご質問を頂いたところでございます。まず現在の介護予防の取り組みが十分と考えているのかとの質問でありますけれども、現在の取り組みが必ずしも十分ではあるとは考えておりませんが、各自治会の通いの場の立ち上げやサロン事業への支援を中心とし運動やレクレーションなどを行うことによって介護予防や自立支援を推進しており一定の成果は得られているというように認識をしております。また社会福祉協議会を中心とした介護予防、日常生活支援、総合事業体制整備協議体においてこれまでの取り組みの中での課題の整理や今後の介護予防の推進について新たな生活支援サービスの検討や地域での支え合い体制づくりの推進に向けた協議を進めているとのことでありますので今後において介護予防や生活支援を充実させるために協議体や関係機関との連携を図りながら元気な高齢者が支援の必要な高齢者を支えていく仕組みをつくることで高齢者の活躍の場を広げながら介護予防を推進していく取り組みを検討して参らなければならないと思っております。自立支援が必要な高齢者についてはリハビリ専門職の積極的な支援を行い、悪化を予防し在宅で自立した生活が継続できるような支援をしていくことが必要であると考えております。次に健康寿命の延伸に向けた高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の位置づけと第6次総合計画における目標についてのご質問でありますけれども、第8期の介護保険事業計画等については、今後、令和2年度に示される国の指針により計画を策定することとなるわけであります。その指針と来年度実施予定のニーズ調査の結果を基に、課題や検討事項を整理し今後の介護予防・重症化の防止等のための方策や目標を設定することになりますので、国の指針等の情報に注意して参りたいと考えているところでもあります。また、第6次総合計画における福祉施策の目標についてでありますけれども、健康寿命の延伸を図るためには、若い世代から生活習慣病等の疾病予防を行い、高齢期に向けては、通いの場への参加やボランティア活動などを通じて運動の機会や社会参加を促し、身体状況の維持や認知症の予防対策を行い、在宅生活を継続して行くことが十分であると考えているわけであります。このように高齢者の通いの場を中心とした介護予防と生活習慣病等の疾病予防、重症化予防の保健事業などを連携し、さらに関係機関の連携、協力により地域が一体となって取り組むことが健康寿命の延伸に繋がっていくものだというように考えているわけでございます。

質問 1番 名取明美

答弁ありがとうございます。ここで介護予防、自立支援、健康寿命この3つをちょっと説明していきたいと思います。まず介護予防ですが、介護認定が付いている人に対して悪化をさせないための予防で社会福祉協議会、包括支援センターの事業なので改めて説明することはしません。次に自立支援ですが、介護認定が付いた人に対して改善するための支援をする。例えば要介護3の方が要介護2になり、更に要介護1になるために支援をしていくことです。健康寿命とは健康な人が介護認定を受けないようにしようというのが一般的な考え方でありますが、私の考えでは、介護予防において悪化を防止することは現在の健康を維持することにつながり、健康寿命の基本と考えます。また、自立支援においては、介護認定を受けた人を健康な人へと目標を立てて支援するという事は、大きく捉えて健康寿命の支援事業と考えます。具体的に言えば、皆さんご承知の有名なプロ野球選手Nさんです。脳卒中で倒られました。その後テレビで拝見していますと車椅子になりました。懸命にリハビリを続けてその後、杖で歩かれるようになりました。次にテレビで拝見した時には自力歩行にまで回復されていました。周りの人達は拍手をして迎えられていました。これが自立支援です。ここには大きな力が2つ必要です。それは本人の強い気持ちと支援する力です。この2つがなくてはこの結果は生まれません。本人の気持ちも大切ですが、支援する力も大変重要なのです。美深町においての支援する力は社会福祉協議会であり、包括支援センターとボランティアなのです。町長、このことをどのように捉えていますか。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

只今、名取議員さんの方からそれぞれ介護予防、さらには自立支援、さらには介護認定の在り方、さらには介護予防、そしてプロ野球のNさんの話等々でその自立支援の本人の強い気持ち、さらにはそれを支える介護予防といいますか、組織の力等々のお話もあったところです。いずれにしても、それぞれのお話の通りだと思っているわけでありますけれども我が町にあってもその支援する協議会、言ってみれば社会福祉協議会があり、ボランティアがあり、いずれも我が町では十分とは言いませんけれどもそれなりに作用しているのだなと思っているところでございます。十分といったら、ではないと言いながらも町にあった昔はあまりこういうことを言われなかったのですけれども、ここに来て介護支援の在り方等々について、この次は8次でありますけれども、作りながら進めているような状況でありまして、十分ではないけれども、それなりに機能しているのだという認識でございますのでご理解を頂きたいというように思っております。

質問 1番 名取明美

その町長のご意見は美深町の福祉活動の基本となります。町長の介護支援活動の評価が活動員の大きな力添えとなります。これが町長の1つの施策と私は考えます。これにはお金が一切かかりません。施策を考えたらお金、施策を考えたらお金と言われましたので、お金の掛からない施策を考えてきました。それが町長の評価の施策です。国からの認知症予防や要介護度の維持改善に向けた取り組みを自治体に今求められていますが、町長はこのことについてどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

町の施策といいますか、言ってみれば金の掛かる施策、金の掛からない施策こういう区分けが1つされたのかなと思っておりますけれども、しかしながら全体的に見て、そのように金の掛からない施策というのは限界があるのではないのかなと思って、かなりボランティアの方々に無理をさせるのではないのかなと思ったりするわけで、したがって金の掛からない施策はもちろん追求しなければならないわけでありますけれども、金の掛かる施策であっても、それなりにやっぱりボランティアの皆様方のことも考えながら努力していかなければならないという基本を持ち合わせているところでございます。

質問 1番 名取明美

ありがとうございます。今のその町長のご意見ですね。そのご意見は美深町の福祉活動の基本となりますのでよろしくお願いいたします。次に2020年度の国からの施策に事前に考えておかなければならないことがあります。介護予防は国からの施策をほぼクリアしていると思われます。この町の大きさで参加人数、行事等々を見ても盛んに行われていますので、ほぼほぼ満足しているので、その評価は高いと思われます。自立支援は現在の活動の中でも行われているとは思いますが、自分の考えとしては慎重かつ積極的に検討しなければならない事項だと思います。具体的にはリスクがあります。国の施策を重視してやろうとすると介護認定を受けている人に大きなリスクが発生してしまうことにもなり兼ねません。例えば介護認定を受けている人が積極的な気持ちで参加していない場合、大きな心理的負担と大きな肉体的負担をかけ効果を生みません。また、転倒による骨折などにより介護度を悪化させるリスクが含まれます。ここで質問です。自立支援に伴うリスクについて町長はどのように思われますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

先程、ほどほど我が町の福祉施策といいますか介護支援の状況等についてご理解を頂いて高い評価を頂いていることについては感謝を申し上げなければならないと思っております。それもこれも我が町では健康寿命といいますか、という部分では全国平均で少し高いのかなと思っておりまして、そういうことを根拠にしながら評価を頂いているのかなとそう思っているわけでございます。そしてこの頃少し健康寿命等もまた高齢化が進んでいるわけでありますけれども、伸びているような状況もあると思っているわけでございます。そこでリスクの考え方でありますけれども国の指針が令和2年ですか、示されるわけでありますけれどもそれはそれとして第8次の我が町の計画を作る時に指針として大事にしながら、それを学びながら我が町の実態に合うように作り直していかなければならないと思っているわけであります。若干リスクはあるかもしれませんけれどもそれはそれとして大事にしながら参酌しながら我が町の実態に合うように努力していかなければならないと、このように思っているところでございます。

質問 1番 名取明美

自立支援の場合特に個人差によりリスクの度合いがあり、専門的な知識を持った人の支援が必要であります。リスクを考え、積極的かつ慎重に本人の気持ちを尊重していく必要があります。国が定める数値だけを求めると危険なリスクがあるので慎重に進めていかなければならないのが自立支援です。次に重要なのは本人の強い気持ちです。本人の強い気持ちを持って頂くためにはどうしたらいいのか。気持ちはあっても支障となる壁があると諦めてしまいます。例えば参加したいと思っても足がないので参加できないと諦めてしまう人がいます。特に日曜日の行事にはフレんどバスが利用できないので諦めてしまうという話も聞きました。ではどうしたらいいのか、情報を把握しボランティアの送迎を募集し参加を促す。本人の強い気持ちを尊重する町づくりをしていくことが重要ではないでしょうか。そこには参加した本人、お手伝いしたボランティアの満足感が生まれます。ここで質問いたします。介護支援活動の中に、大変なこと苦しいことばかりではなく、お互いに達成感を感じる支援の方法が存在します。町長はこのような支援活動についてどのように思われますか。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

言ってみれば自立支援、本人の強い気持ち、非常にこれが大事になってくるということは十分理解しているつもりでありますけれども、冒頭申し上げましたように本人の気持ち、さらにはボランティアの支え等々大事になるわけでありますけれども、冒頭申し上げた通り、それだけで良いのかということになれば、僕はそうではないと思っております。というのは、やっぱり金の掛からない施策というようにおっしゃられましたけれども、しかしながらやっぱり金の若干掛かることもしていかなければならない。お手伝いをしていかないとならない。行政として施設を作っていくとか器具を揃えていくとか、そういうこともまたボランティアの支援等もどうすべきかということについても考えていかなければならない部分があるのだろうというように思っております。したがいまして、基本は金の掛からない施策といわれますけれども、そういうことも含めてやっぱり考えていかないとならないのではないのかな。そしてそういう時代を迎えているのではないのかみと思っているところでございます。

質問 1番 名取明美

今の答弁の中に大変心温まる言葉を頂きました。ありがとうございます。この満足感については支援活動においてとても重要なことなのです。先に話をしたスポーツ選手の話は、有名な方だから感動して拍手をしたわけではなく努力した姿に感動したのです。支援される人が諦めずに努力すれば周りの人も感動するのが支援活動であり、そこに携わった人たちに満足感を与えると思います。最後に介護予防、自立支援、健康寿命を美深町で進めて行く中で介護認定を受けている人とその家族、さらに高齢者と介護支援活動の方々のための事業をさらに進めていくことが大切であり、その結果として町の評価も高くなり国からの配分も増えます。令和3年度からの第8期美深町高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画策定を見据え自立支援を含めた健康寿命が重要であるので慎重かつ積極的に進めていかなければならないと思います。これで一般質問を終わります。

質問 1番 名取明美

町長、最後の答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)

答弁等いらないような話もありましたけれども第8次の計画づくりについて積極的に今言われたような方向も取り入れながら努力して参りたいとこのように思っております。ただ人口減少、高齢化時代、財政難、色々な課題があるわけでありますからその辺の事も参酌しながら介護予防だけではないのだということも含めてご理解を頂ければありがたいなと思っております。ただ福祉計画は非常に大事な計画でありますので努力して参りたいとこれだけは申し上げておきたいと思います。

出典:美深町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる