美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日
6次産業の振興策と林業振興策について
2013年3月11日、美深町議会の一般質問で、諸岡勇議員が「6次産業の振興策と林業振興策について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 諸岡勇 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 諸岡勇
産業ということで件名としまして6次産業の振興策と林業振興策について伺うものであります。通告に要旨を説明してありますが、本町の恵まれた自然は農林業の振興や観光資源として私たちの快適な生活環境に健康を守る上で大切な保全地域であります。環境と調和した農業の政策、推進が図られている今日、安心安全な農業生産に重点を置きクリーン農業も定着しつつあります。林業の振興策も図られる中で、優れた環境の中の今だからこそ付加価値のついた農産物の生産再充実をするために以下について町長の考えを伺うものであります。まず1番目でありますが、すでに商工会の青年部の皆さんが先日美深産のもち米とカボチャでのどぶろくの製造がされました。どぶろくの特区というのは国の政策で数件認可を受けているものでありますがそういう生産者が中心でのどぶろく造り、これは長沼町などで特段の支援策を行政の中で出来上がっているという部分がありましてそういった行政の支援と許可等の取り扱い等について考えを伺うものであります。2番目には、すでに美深町内ではチーズなどの6次産業の実績がありますが業績向上の支援策について伺うものであります。1次産業、2次産業そして3次産業を足して6になると、第6次産業ということで色々このことが世に出て定着をしつつあるわけでありますがそういったサービス業まで含めた6次産業等のこれからの支援策等について伺うものであります。3番目には、チョウザメからのコラーゲン採取による医療用製品開発の取り組みの報道があります。これはすでに美深町に訪問をされて何社か、北大を中心にしてチョウザメの中での生産体制といいますか取り組み等について研究がされているわけでありますが、9月9日の道新で紹介されているわけでありますがこれらについて美深町については50年代から長谷部町長がチョウザメを美深町に入れて飼育をしているわけでありましてそういった飼育歴の中で具体的な取り組み等について今スタートだと思いますがチョウザメに対する取り組み等について町民からも色々お聞きをするところでありますのでこの際具体的な取り組みについて伺うものであります。4番目でありますが、これは林業の政策のことでありますが紙ネッコンでの育苗、このことについてはもうすでに20年以上も前から北大の東三郎教授だと思いますが紙ネッコンを発明しまして、それぞれ植林等に使われているわけであります。先日でありますが札幌の70代の女性だったと思いますが紙ネッコンの植林を円山公園付近の山でやっているという話があったり、テレビ等でも報道されているところでありますがそういったものについての取り組みはどのように考えておられるのか、これについてお伺いをいたします。5点目であります。森林に親しむ集いということで美深町はすでに松山湿原そして望の森または函岳こういったイベントを通じながらそれぞれが実行委員会は別にしても毎年のようにこういったことが行われているわけでありまして、特に白樺まつりはもう18回を迎える中での取り組みがありますが私はそういう点ではこういったイベントが行われている歴史的なものもありまして森づくりについても十分地域の中でも浸透しておりますし、それぞれすばらしい活動がされていることは私も存じているわけであります。ただ、森づくりについては例えば仁宇布のスキー場跡、あそこなどは森づくりをやろうということでご年配のみなさんも何十人か100人単位のボランティアでの森づくりを経験しているところでありますがそういったものがいまだどのような発展をしていっているのかについて疑問を感じるところであります。住民ボランティアをさらに集う中で枝打ちや間伐や植林こういったものに手掛けていくと結構なメンバーが森林に対する認識を深め、さらに植林等につながっていくのではないかと思いまして5番目の質問にさせていただきました。それから6番目でありますが、美深町は例年のように植樹祭があって植樹が行われております。これに私も毎年参加をさせていただいているわけですが、これは標茶町に視察に行ったとき、それから厚岸町にも行ったり中標津などに行ったときに特に取り組みが違うと思ったわけでありまして、特に美深町は植林でも針葉樹を中心にやっているということでありましてそういう視察場所は広葉樹を中心にやっておりました。特にここの要旨の中にシマフクロウの生息ということで表させていただきましたが、近くでは士別がシマフクロウの生息があるということでありますし朱鞠内の方もあります。美深町の博物館にもシマフクロウがあるわけでありませんこれは美深にシマフクロウが生息をしたという歴史の証だと私は考えております。再質問等でも質問をしていきますが、これも虹別のシマフクロウの会の方とお会いをしてきましたらこれは50年の中で3,000本のドングリの木を植えてシマフクロウを連れてこようということで今18年目ということであと50年3,000本を続けるという取り組みがあるということであります。美深町も86%、森林の面積を有しているわけでありますからこれらについてはほとんど道有林でありますけれども町有林も徐々に増えたということでありますのでこれらの取り組み等について考えを伺うものであります。後については自席で再質問を申し上げます。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、諸岡議員から産業の振興、特に6次産業の関係、林業振興策についてご質問がございました。全体的に6点ほどに分けてのご質問でありますけれども順を追ってご答弁を申し上げたいと思います。まず、どぶろく造りの支援等でございますけれども、具体的にどぶろくの特区の認定を受けてはどうかということでありますけれどもこれは米を生産する方等が自ら製造所などで醸造しながら自分で営業する農家民宿等に提供するというものについては特区ということが許可されるようなことでありますけれども、本町の場合、農業者自らがどぶろくを製造したいというお話は現在承っていないわけでありまして、しかしながらこういうことが具体的にお話しが詰まってきているのだとすればそういうことも検討を加えたいと思いますけれども今のところそういうお話しを伺っている段階ではありませんのでご理解をいただきたいと思います。次にチーズ等の関係でありますけれども、6次産業の業績支援であります。ご案内のように20年では仁宇布地区の羊乳チーズの製品化に向けた取り組みでありますがなかなか羊が増えていかないものですからまだ羊だけでなく牛乳から入っているわけでありますが少しずつ羊を増やしていくという状況であります。平成22年度からは川西地区において牛乳チーズの製品化がスタートしているわけでございます。いずれにしてもこれらは施設整備を含めて町の活性化補助を活用していただいているところでございます。道の駅であるとか観光イベントの出店であるとか、また旭川、札幌の都市部での販売PR活動を積極的に行っておられると伺っておりますけれどもまさに努力の最中であると思っているところであります。その他に仁宇布の部分の羊乳チーズについては昨年でありますけれども町の商工業振興補助の中で熟成庫を建設されました。そのようなことで6次産業化といいますか付加価値の高い商品が少しずつ作られるようになってきて良い方向に向かっていると押さえているところでございます。さらに、チョウザメの取り組みでありますけれども、諸岡さんご案内の通り長い年月を要しまして先々代の町長の時代から取り組んでいるところでございます。まさに30年を経過したわけでありますけれどもなかなかこれの有効活用といいますか生産に結びつけるようなものがなかなか難しかったわけでありますけれども北大の指導を仰ぎながらふ化も順調になってきたということが言えるのかと思っております。また、チョウザメを利用した食材の提供、さらにはキャビアの生産についても少しずつでありますけれども提供できる段階になりつつあるということでございます。しかし、まだまだ少量であるということでございます。こうした中でチョウザメをさらに有効活用する産業化といいますかそういうところに着目をしながら、北大を中心としたプロジェクトチームの推進体制を整えたらどうかという相談等もございましたので養殖技術開発や今言われているコラーゲン生産技術開発などの取り組みを進めてまいりたいと、新しい事業展開に向かっていきたいと考えているわけでございます。特に、チョウザメにはコラーゲンが豊富にあると言われておりまして化粧品であるとか医療の原材料として非常に価値が高いといわれております。まだまだこれからの事業展開の部分でありますけれどもこれを具体化するように相談をしてまいりたいと思っています。それで、なかなかこれを扱う人間というのが非常に限られていて難しいわけでありますけれども、人材を育てなければならない、人材を確保していかなければならないという観点から今年度は地域づくりの協力隊事業で人材を確保してまいりたいと考えているわけでございます。従って、これらのことについては国の補助事業さらには振興局、北海道の情報等をいただきながら一体的に進めてまいりたいと考えております。もちろん民間の方々の知恵を借りながら一緒になって進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、4点目の林業の関係について、紙ネッコン、根の部分を紙で囲うという植林方法があり、そのまま植えることができ、紙そのものを取らなくて良い植樹の方法があるわけでありますけれども、ほんの小さな規模でこれらが実際試験的に活用されているようでございます。美深小学校においてもドングリの育苗、ミズナラの植樹ということで森林学習として少し取り組んだ経過があるわけでございます。ただ、これを大々的にやるという方向にはまだなっておりませんで、非常にお金も掛かるし時間も掛かるということであると思いますけれどもそういうことで国の林業の補助事業という部分にはまだ事業として紙ネッコンを利用するという措置にはなっていないわけでありましてそこが問題であります。特に林業造林事業としては数千本、数万本という植林をするわけでありますからこれは今の段階では難しいのだということです。国等々がこれらの補助制度を拡大するようになってくれば我が町としてもこれを補助事業として取り入れていくことはやぶさかではないと思っております。次に、住民ボランティア等による作業、間伐も含めて枝打ち等の話であります。ただ、これは、ボランティアでできないかと言われれば全然できないということにはならないと思いますけれども、しかしながら枝打ちであるとか間伐というのはかなり高度な技術なり危険な作業でもあるわけでございましてなかなかボランティアの活動としては難しい部分があるのではないかと思っております。ただ、林業に親しむという考え方に立てばひとつの方法でこういう試験的な作業もあるのだということは考えていかなければならないのかと思います。そこで、森林に親しむ場として植樹祭をはじめ、望の森の森林浴の集いであるとか少し趣旨はちがいますけれども函岳の景観を見るということでウォーキングの集いであるとか小学校の森林学習であるとかこういうことで地域住民に参加をしてもらうということでほとんど我が町の良い山は道有林が占めておりますので道有林を見てもらっている状況でございます。そういう中で森林教育の意識高揚に繋げていくことを模索しているのが現状でございます。最後の質問にありましたシマフクロウのこと、さらに広葉樹の植樹についての考え方の答弁でありますけれども、我が町の広葉樹は森林面積のおよそ3%と押さえております。そこで町有林ではどのくらいかということでありますけれども、町有林につきましてもおよそ6%程度が広葉樹ではないかとみております。しかしながら、この広葉樹は非常に成長が遅いことや植えることによって食害があり、なかなか育てるのが大変であるということがあります。しかしながら、かなり天然林といわれる部分の広葉樹等々が過去にあったわけでありますから考えていかなければならないと思っております。町としては今まで具体的に美深町100年記念の森というものを100年の時にやったわけでありますけれども、3.5ヘクタールほど人工林を作ったわけでありますけれどもその時にミズナラとシラカバを混合林として使っております。時々議員も見られていると思いますけれども、これは下刈り等も十分やってきた関係もありまして、また条件の良いところに植えたということもありまして順調に育っているといえるのかと思っております。また、町有林は旧天木の山も譲渡を受けたところでありましてすでに1,000ヘクタールを超える状況になっておりますので条件が整うところについては積極的に広葉樹の造林事業を推進する方向で努力をしたいと思っております。そういうことによってシマフクロウがすぐに戻ってくるかどうかはなかなか難しいところでありますけれどもそういうことになってくれれば良いなと。シマフクロウではありませんが望の森周辺でオオワシなどが営巣して工事が心配になったという時期もありますのでこういう猛禽類がこういう自然の広葉樹を根城にしてその中で育つ鳥等々について戻ってきてくれるのであればありがたいと思っております。また、シマフクロウは美深町の歴史の中では仁宇布の発電所のあたりで捕らえたというものが博物館にあるわけで従ってわが町にもかつてはシマフクロウがいたのではないかと想定されるわけであります。以上で答弁にさせていただきたいと思います。
質問 7番 諸岡勇
まず、どぶろくの特区の件です。町長が言われるようにどぶろく特区というのは個人が許可をとってやると。今商工会青年部の方がやっているのは材料を提出して小樽でどぶろくを作ってもらっているというやり方ですが、そうではなくて私が言っているのは国の構造改革2005年に始まって道内でどぶろく特区をやったのは空知の長沼町であります。私は阪さんというところで2月21日に視察をさせていただいたところでありますが、この中で阪さんが言われたのは特区を取る際に役場の中心メンバー、企画グループがこういった特区を取るために40人乃至50人の農家の人を集めてやってみてはどうかという提案をしておりました。美深町の役場にも優秀な人がいるわけでありますからせっかくどぶろく特区のカボチャに関するものが出ているとするならば、農家のカボチャ生産者でも良いわけです。そして、また米を作っている人も酪農の方も問題ないそうでありますが農家の方であれば特区が承認になるということであります。美深町の場合、もち米を中心とするこういったものを町の中でできれば第6次産業に繋がっていくと考えております。この点について過去に美深町の企画等で検討された経過がないのかどうか、さらにこういった取り組み等について前向きな考えはないのかについてお伺いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
どぶろく特区をとると企画の段階で検討をした事実はございません。先程ご案内のようにカボチャどぶろくについて製品化されて、量としては非常に少なかったわけでありますけれどもよかったなと思っています。また継続してこれらが生産されることを望んでいるわけでございます。継続的に計画的な考えを持って生産者等々が特区をやるということになってくるのだとすれば行政としてはお手伝いをしたいというのが基本的な考え方であります。もちろん民間だけの、農業者だけのことではなくて我々も放っておく考えは毛頭ございません。ただ、残念ながらそういう機運にはなかなか農業者等々がなっていないのが我が町の残念なところではないのかと思っております。仕掛けとして役場が先導してという考えもあるのかもしれませんけれども、それはなかなかうちの農業界、行政の中では難しいのだということもご理解をいただいておかなければならないと思っております。全体的なみなさん方の考え方の集約がそこにされるのであれば先ほどから申し上げているようにお手伝いをしてまいりたいと、積極的に取り組んでいきたいと思っております。私のみている範囲では残念ながらカボチャどぶろくの発表会の時もそうでありましたけれども、あの時は限られた方々への案内とか周知だったのかもしれませんけれども残念ながら農協なり農協青年部にご案内をしているにもかかわらず出席者がないような状況でありましたので私はまだまだそういう機運になっていないのではないかと思っているところでございます。
質問 7番 諸岡勇
最初でありますから町長はそのように思われたかもしれませんが、阪さんが20平米という狭いところで実際にやっているところを見ました。26ヘクタールを運営しているところでありますがお酒を作る専門の彗星というお米を作られていて他にも色々なお米を手掛けてきたそうですがその中でもち米も入っているわけですが今5種類で、それからゼリーとプリンも作っているようです。その需要に間に合わないということで1年中どぶろくを作っているわけです。販売は道の駅とか色々なところでやっていますが製品が間に合わないという状況でアルコールの少ないものは2週間ぐらい、高いものについては3週間、それで出来上がるということでありますのでサイクルというのが出てきて専門に手掛けると町おこしで進められるのではないかと思いまして私は期待をもちました。特にお酒づくりには6キロリットルなければだめだということですが生産者がやる場合は4.5でOKなわけです。阪さんのところはどぶろくをつくることを体験できるコーナーもありまして例えばワインの町、池田などは職員を外国などに馳せ参じてワインを入れたということで北海道で1番先だったでしょうか。そういうことで行政を使って研究をさせる、そしてまた農家の皆さんに紹介をしながらまちづくりのひとつにすることができるのではないかと考えています。町長は忙しいでしょうけれども阪さんのところに勉強に行って、6次産業の加工部門を手がけてみてはどうかと思いますがこれについて答弁をお願いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
議員さんの言われる部分を否定するつもりは毛頭ございませんけれども、生産者といいますか農業者がそういう方向で目指したいということであれば一生懸命一緒になって努力をしたいと思いますが行政が一生懸命先頭を切っていても後ろを向いたら誰もいなかったということでは問題が残りますので、やはりそれよりもまず生産者であるとか農業者であるとかこれを手掛けた方々がどういう方向に向いていくのかその辺を見守りながら取り組んでまいりたいと思います。諸岡さんの提言について否定するものではございません。ただ、積極的に今の段階でそういうところまで踏み込んでいけるのかということについては慎重を期してまいりたいと思っております。それと、諸岡さんはすでに視察等をしながら勉強されていてかなり詳しいわけでありますけれども私どもが行ってそれを理論的に聞くよりも気のある方々が行って見てこられるのが1番早いのかなと思っておりますので、議員という立場でもご指導をしていただければありがたいと思います。
質問 7番 諸岡勇
できましたらそういった窓口といいますか今北海道では長沼町だけであります。美深町でも昔からどぶろくに親しんでいるということで甘酒を辛くしたものがどぶろくかと思いましたら色々なことがあるようです。これも専門的分野があるようですからぜひそういった道を開いてほしいと思います。次に、チーズ関係、6次産業という実績の中で仁宇布、そして川西の方のチーズ等についても町長言われるように札幌のイタリアンレストランの新聞記事も出ておりましたけれども、観光協会を中心にカボチャまたは麦を提供し、レストランで9品、くりかぼちゃのスープ、美深牛のローストビーフなどなど。実際に札幌でこういった取り組みがあるわけです。2、3日前にも観光協会事務局長の小栗君がクローズアップされて新聞報道がされておりました。そして、ゆるキャラも大変可愛いわけで私も3枚ほど凧に仕上げてみたのですが良いものだと考えています。そういう意味では観光協会を中心に色々な取り組みがされていると。ただ、確かに食材も素晴らしいものをつくっていく、そしてまた地産地消も大切でありますが、私はこれをやはり加工産業として少し付加価値をつけてできないのかということでありまして、振興センターを含めて色々な取り組みがされていますし、観光協会を通じて色々なことがやられているわけでありますからこの点についてもう少し大きな人を使っての産業に育成するのは行政の力が必要ではないかと考えています。例えば東京ドーム3個分くらいのビニールハウスを作っている町もあります。こういったことは行政なり農協などが中心になってやらないとできないわけでありまして、そういったものを食材提供ではなくてこういった付加価値のついた6次産業が考えられないかどうかについて伺うものであります。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
まず基本的な認識といいますかそういう部分についてはご質問の諸岡さんと私とそれほど大きく変わるものではないと押さえておりますけれども、しかしながら、どうもうまく進まないというか発展していかないということでその辺は何なのかということを常に心配をしながら私なりに考えているわけでございます。それは行政も言われるとすぐ後押しをしますけれども続かない、どちらかというと我が町は取り組みはするのだけれども持続性がないと。これを私として心配をしております。色々な取り組みを今までもやってきましたし、これからもやっていかなければならないと。それはやはり実質やる人が本気になって掛かっているのかどうか、そういうことを非常に懸念します。それと、大事なことは経済でありますのでそれがペイしないとつながっていかないのも事実であります。そういうことを非常に懸念しながらみている段階でございまして、札幌のレストランで日にち限定でありましたけれども美深の食材を使って取り組みをされたと、それはうちの幹部も出席のために行っておりますし、職員も行っております。そして、色々なお話しも聞かされておりますので私も知っております。ただ、残念ながら私は日程的に取れなくて出られなかったのですけれどもそういう話も伺って色々なことを私自身も押さえているつもりでありますけれども先ほど申し上げたようなことでなかなか6次産業的なこと、発想は全く諸岡さんと変わるものではないと。しかしながら、民間的また生産者レベルでこれが真剣に向かなっていかないのかというその辺をもう一度行政だけでなくてみんなで考えながらできることならそれが町おこしの起爆剤になることによって経済に結びつくということをしっかり考えなければならないのではないかと思っております。お互いに言葉としてやりとりをする段階はもう終わらせなければならないと、具体的に真剣にかかる時代に入っていると考えております。ただ、先ほど諸岡さんが言われた東京ドーム3個分のハウスを作るとか、これは非常に簡単な話ではございませんのでちょっと抑えめにしてほしいと思っているところでございます。
質問 7番 諸岡勇
山口町長になって色々な美深町の産材が世に出ていることは評価します。それなりに町長の努力があったと考えています。札幌の店の話が町長から言われましたからもう1点、美深町の辺渓にある農哲学館が世界3号店のレストランを作ったわけです。そこへも視察に行きました。そうしますと美深の自然農法で作った13品目をレストランに出しています。そういうものを丸山公園のすぐそばで始めております。イギリスで開いたりスコットランドで開いたり、3店目が札幌です。来年以降はイタリアで開く予定でありますがこれが美深の産物ということで大々的にやっているわけです。これは何が根っこにあるかと言いますとやはり自然の中で採れる農産物であります。自然の中で作られる農産物、無農薬または有機栽培のものが成功していってこれからも続くのだろうと思っていますが、そういったものが土着をしていっていることは間違いありませんので町長もぜひそこへ視察に行かれたらいかがかと思います。それからチョウザメですが、チョウザメというのは人類より何億年も古い生き物でシーラカンスとチョウザメしかこの地球上に生きていなかったわけです。6,000万年もあとに人類が出てきてそして今食文化にしようとしているということで、これらについては非常に良いことだと思っていますし、北海道は七飯と千歳と標津と美深と4カ所がチョウザメの生産地でそして北大で進めようということで色々町長に要旨等について陳情されたと聞いております。残念ながら吹雪のために七飯には行くことができませんでしたが、ただ、白チョウザメのオス2匹が千歳にいっている、これは貸しているはずですから返していただかなければならないわけですが、生産されてもし成功すると6メートルくらいになるそうです。美深産でありますから千歳とも仲良くしなければならないと思いますが、チョウザメ等についてはもう少し努力をされて、また町民に少しPRをしてみてはどうかと考えておりまして、食文化それから化粧品、医療の原料の試しなど色々と内密に進められているようでありますがやはりせめて美深町の行政を携わるものについては共通の理解が必要な気がするのですがこれについてはいかがでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
非常に難しい話でありますけれども、札幌にもう一店あるのだと農哲学院といいますかその関連だと思いますが新しい店も出ていると、それは海外にもあるということで札幌の店は3号店ですと、私の聞いている範囲で申し上げますけれども農哲さんもこの6次産業化ということで24年の春に色々な補助等もいただく方向で検討された経過があるようでありますけれども結果的になかなか国の補助事業に結びつくようなことにはならないということで取り下げをした経過がございます。そのようなことでその一環かどうかわかりませんけれども札幌にそういう店を出したということであります。そして美深で作っている農哲さんの自然農法の作物を使っておられるとどうかわかりませんけれども私の聞こえてくる範囲の中では生産農地も1町を越えるようなものを持っているようでありますけれどもきちんとそこから採れたものを使っているのかどうか少し心配するような状況かと思っておりまして、議員おっしゃるように美深産ということになるのかと感じるわけであります。しかしながら、これらについても頭から否定するものではありませんので今後ともご理解をいただいておきたいと思っております。非常に色々な取り組みをされているのだということは私なりの情報を押さえているところでございます。次に、チョウザメの件でありますけども、先ほど諸岡さんが言われるとおり北大等々と協議をしながら積極的に、また新しい人材等も確保しながら取り組んでいきたいということで何年もかかって新しい取り組みにするのではなくてここ1~2年の間にどういう方向にもっていくのか具体化をしていかなければならないと思っているわけでございます。それに向けて施設のことだとか組織体制のことだとかまたそういう諸々について検討をしなければならないと、これは場合によっては国の補助事業等々も引き込んでこなければならないということであります。秘密にしているという話もございましたがそうではなくてそこまで出せるような状況になっていないので内々瀬踏みをしながら、関係者と言っても関係者も遠いところにいたり、あちこちにいるものですからなかなか事が順調に進まないわけですが、なんとかこれらを事業化させるように補助事業に乗せるような努力をしている最中であります。そして、これらが一定程度まとまって方向付けがきちんとできるようになれば議会と相談をさせていただきたいと思っております。
質問 7番 諸岡勇
森の方ですが時間の関係で要点で答弁をいただきます。ひとつは中川で女性でありますけれども地域おこし協力隊として木材関係の方がついていまして特に中川の珍しいエリマキまたはツリバナの2本を植えたということであります。かなり林業に詳しい女性の若い人ですが研究をされているところですが林業に対するこういった方を入れる気はないのかというのがまず1点です。それから、森をつくろうという話の中で私も美深町の森林サポーターということで20人くらいの組織がありますがこの人達が永続するには何なのかと言いますとやはり専門的な分野なのです。枝打ちをやったり間伐をやったりそして木材を何かに使ったり。従って私は提唱したいのは温泉の向かいにある森ですが倒れた木は整理していますがそういったものの一山を住民に開放して公園づくりをやってみたらどうかと思うのです。歩道を作って歩けるようにしたらどうかと。そういうものがないのでみんな森から去っていくということなのです。例えばこれも言ったかもしれませんが植物エネルギーの先生が言っているのは、笹をハサミで切るわけです。そうするとそこからカタクリなど40年も50年も眠っていたものが出てきて花を咲かせると。こういった森づくりというものがみんなにないから今おかしくなっているという話なわけです。私はそういうものを求めるにはそういった森づくりを行政側で提案をすべきだと思います。シマフクロウについては確かに6%程度の広葉樹しかないということで段々地球温暖化になっているわけです。中川の林を見に行きましたら北方の植物というのは体系が変わってきているわけです。そういったものを長期的にやらないとだめだと考えております。もう1点なのですが、厚岸に視察に行ってきましたが厚岸町では植林に500人以上もの町民が集まって3,000本の植林をしています。そこには20代30代の人が50年先の厚岸町をどうつくるのかということでやっているわけです。1年に2回、その人たちは決算みたいな評価をして20代30代の人が厚岸町を作ろうとしているわけです。北海道でも札幌が見習おうとしておりますがぜひ美深でもこのようなことを考えてみてはどうかと、もうすでに道南からやられていますので研究をされてはどうかと思いますが3点まとめて答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
広葉樹を中心とした山づくり、そして森に親しむ諸々のことだろうと思います。そこで我が町のことを少し考えておかなければならないと思うのは、諸岡さんもあちこちの視察をされたりしているわけでありますけれども、その町には今の事業の取り組みにあたっての条件、環境があったような気がいたします。たとえば下川さんについては国有林がああいう形で営林署が2つあったものが撤退して、下川の方針として国有林を払い下げながら森林の町として大々的に取り組んでいるという条件がありました。さらに中川さんについても北大演習林という広大な森林を取り巻く試験的な場所があるわけであります。そういうことを諸々考えながら我が町の条件はいかがなものかと私は整理をしているわけであります。そこで我が町は道有林の町であります。道有林がどういう考え方をもって山づくりをしようとするのか。昔と違って道有林も山に親しんでもらう事業について積極的に取り組んでいただいているわけでございます。そういう中で道有林が今諸岡さんが言われるようなことも含めて具体的にこうしたいああしたいというお互いの相談の中で取り組めるものから取り組んでいるわけでございます。我が町として人材、例えば協力隊として抱えたらどうだというお話しもありましたがまだそこに踏み出せる段階には我が町としては至っていないということであります。町有林の規模からいってもそうはならないのではないかという総合判断の中で林業行政を進めておりますし、森づくりについてもそう考えているところでございます。厚岸等については当然漁業という資源の中でどうしていくのか、それには森が大事だろうという観点の中でスタートされて今日にあるのだろうと私は想像しておりますので、そのような条件を考えながら努力をしていきたいと、我が町にあった条件をひとつひとつぶしながら将来の展望を持ちながらそういうことにひとつでも近づけていけるように努力をしてまいりたいと考えております。基本的にはそれほど諸岡さんの考え方とは離れていると思っておりません。一つずつ条件を整理しながらクリアしていくものはしていかなければならないのではないかと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
質問 7番 諸岡勇
先ほど町長は100年の記念樹の話をされましたが私も行きました。やはり、数にしたらたいした数ではないわけですので続けるべきだと思っていまして、考え方を少し変えていただいてやっていただきたいと、計画は確かに道を中心にしてその人たちのメンバーと色々考慮しながらやるのだと思いますが道の人も、町がもう少し力を入れれば下川のようになるのだが、とおっしゃっておりました。私はやはりお互いに役割分担がどうあるのか分かりませんがそういったものを模索しないとその部分について道も先に進んでいかないのではないかと思っておりまして答弁漏れを含めてお願いいたします。
質問 7番 諸岡勇
地域おこし協力隊の考え方です。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先ほども答弁をしたところでありますが、今はその段階には行かないのではないかとそのように思っております。それと、道有林の町というのは間違いないわけでありますけれども、町がもうちょっと積極的にという話もないわけではないと、話としては出るのだと思いますけれども下川のように国有林がああいう形で撤退するときにかなり町に売るのだと、私も道有林に町有林として持ちたい部分もあるのでもしそういうものがあったら買いますよということは日ごろ申し上げております。ただ、なかなかそういう段階にはなっておりません。町に分けてあげるという道有林の考え方は今はありせん。民間の森など管理できないので町にあげるという人もありますし、そういう部分については積極的に受けたいと思っており、森づくりを積極的に進めていきたいと基本的に思っております。それと広葉樹の話でたまたま100年の森の話をしましたけれども小車等にも私が職員の時代でありますけれども広葉樹を運搬して植樹するという、一生懸命取り組んだ経緯もありますのでご理解いただいておきたいと思います。
質問 7番 諸岡勇
最後ですが森林は町長言われるように民間の方が森を再生してほしいという立場で言われていると思いますが、私はやはりこの機会にどのような計画を立てるかわかりませんがやはりきちんとした長期の計画を立てて自然環境を守る保全地域になお一層やるべきだと考えておりましてこの点について最後の質問といたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
道有林からも色々な提言含めていただいているところでございまして、木は非常に大切な資源だと思っております。それをどう有効活用していくかということについて山づくりと併せて考えております。今それを燃料にするとかそういうことも出てきておりますのでこれらを含めて今いろいろ道有林と共々に検討してまいりたいという方向に向かいつつありますのでご理解をいただいておきたいと思います。山づくりについて、そして森づくりについて、そしてこの利用について今色々と考えたい時期に来ていると、まさにエネルギー革命の時代でもありますのでそういうことも含めて検討してまいりたいと思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。