みんなの議会

美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日

COM100郷土資料室の現状と運営管理のあり方について

2013年3月11日、美深町議会の一般質問で、岩崎泰好議員が「COM100郷土資料室の現状と運営管理のあり方について」質問し、教育長 石田政充が答弁しました。

質問者
岩崎泰好 議員
答弁者
教育長 石田政充

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 岩崎泰好

続いてCOM100郷土資料室の現状について先程お伺いしたところでありますが、COM100郷土資料室というものが先程博物館条例に基づいてというお話しがございました。郷土博物館の条例そのものを見ますとCOM100郷土資料室という名前がどこにも出てこないわけです。これは条例の不備なのか、どうしてこうなっているのか私なりに色々勉強させてもらったのですが、COM100に移動した際に過去の議会での問答集も調べて経過を探ったのですが当時の中では旧厚生小学校に郷土博物館本体を持っていってというような文言を見つけたのです。それらの経過の中で平成12年に条例改正が行われています。その10年か12年までの間に資料室として本体は向こうに持っていってこちらは分館的な扱いにするので資料室という名前にしたのかと、これは推測ですがそういう経緯の中でCOM100の郷土資料室という名前が条例のどこにも出てこないということでこれは条例の不備ではないかと思っています。それらの精査をしっかりするべきでこちらが本館であるならばそうすべきであると思います。その後に平成17年に旧厚生小学校のところを分館という形で条例に付け加えたというような経緯があるのかと思います。そういう意味で条例の文言をしっかりと整理する必要があると思いますし、条例そのものが郷土博物館になっていますから博物館としてしっかり前に進めるような形が取れないのか、その辺の考え方について伺いたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

文言を含めた技術的な取り扱いもあるわけですけれども、博物館条例そのものは議員ご承知だと思いますけれども旧幼稚園の横に建物としてありました。それらが建物の状況が悪くなったということで当時恩根内中学校の方にそういった資料を移した経過がございます。COM100を作る時に今議員がおっしゃられたような色々な協議があったようでございます。正式な議会の場の協議ということではありませんので議事録等は残っていないようですけれども、ひとつには建物の色々な記載等をいただく制度の関係を含めて色々な課題があったという中でこの名称については相当の議論があったようでございます。そういった中で、郷土博物館の位置づけとして条例ではCOM100内という位置付けをしております。その中で博物館には展示する場所と事務等を行う場所があるわけですけれども、うちの場合は展示は今言われている郷土資料室というのが展示室になっております。それにかかる事務については事務所で行っている状況でございます。そういった中で諸々の整理の中で条例の郷土博物館という名称で位置づけはCOM100にされているという形になっております。その中で展示スペースを郷土資料室いう名称にしているということになっております。当時色々名議論の中でそういう整理がされてきたと思っておりますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 岩﨑泰好

理解をいただきたいということなのですが、この文言がないCOM100郷土資料室なるものは条例上位置づけはないということですね、私はそう解釈するのですが。その文言の整理は条例を変えるなり条例にそれを盛り込むなりこのまま現状で行くとしたらそういうことが作業的に必要になるのではないかと思っているのですがどうでしょうか。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

条例上の博物館というのはCOM100を基本的に位置づけている形になっています。例えば具体的な名前を出してよいのかどうかわかりませんけれども、名寄の北国博物館等がございますけれどもそれぞれの博物館等で第1展示室、第2展示室が条例で謳われているかどうか私は確認しておりませんけれどもそういった考え方でいけば博物館をCOM100の位置づけをしてその中で展示しているスペースを郷土資料室という認識を当時されたのかと考えております。そういったことを考えればあながち解釈として違うということにはならないだろうと、そういう考え方の中で条例が整理されてきているということをご理解いただければと思います。

質問 9番 岩﨑泰好

町の行政は条例を基にして前に進んでいるわけです。ということは、COM100郷土資料室というのは愛称という解釈であるわけですか。条例のどこにもCOM100郷土資料室という言葉が存在しないわけです。ですから本来であるならば美深町郷土博物館条例のその文言を変えてしまうか、あるいは条例の第2条にあります名称について、COM100郷土資料室という形に本館の部分を変えるか、そのどちらかですね。そうしないと条例に基づくものが進んでいかないと思います。そうなってきた経緯があると私も理解していますからひとつはそこが大事なところだと思うのです。そして、さらには先程博物館に類似する施設という認識にあるということでありましたがこれは国でいう博物館法で言いますと登録申請のあったものについて3つの分類ですが登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設とその3つに分類すると博物館法の中ではなっているのですが、それらの登録申請をしていないということですからこのどれにも当てはまらないということですね。先ほどは類似する施設だということで答弁をいただいたわけですけれども、博物館法からいくとどの施設にもならないということになるのですがその辺のことについてどう解釈したらよいのかお聞きいたします。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

名称の問題については経過がそういったことだということでございますので、さらにこのままの状況でよいのかどうかということも今後の課題とさせていただいて将来に向けて名称変更等が必要だとすればそのことも協議をさせていただく必要があるのかと思います。ただ、経過からいってそういう状況にあって今その名称含めてそういう形で使わせていただいております。博物館にあるひとつの部屋ということでこれまでは整理されてきているということをご理解いただきたいと思います。それから博物館法でいう登録云々というところですけれども、博物館法でいう登録が登録博物館という言葉です。それから登録博物館にはなりませんけれども申請をして指定を受けるということが博物館相当施設という形になると思います。先ほど申し上げた博物館類似施設というのは博物館法では今言った登録施設、相当施設までです。類似施設については登録等の手続きを一切しない施設を指しておりますので類似施設の部分の扱いというのは法によらないその他の施設を指すような形になっておりますのでそういった取り扱いになっているということでご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 岩崎泰好

なぜその辺の議論をするかというと、しっかり郷土の歴史を伝えるという意味では博物館として認知をして、それなりの博物館の中での運営活動を私はすべきだと思うところがあるのでそのところを先ほどから言っているのですが、特に、入館者の問題ですが先ほどもお話しましたが現状は平成14年を100とした場合で38%までの落ち込みということですが開館当時は7,000人近く入っていたわけです。開館から3年ぐらいは当初開館して間もなくということで数字が高いのは当然でありますがそれ以降どんどん年とともに入館者数が落ちている、その原因が一体どこにあるのか、その分析をどうされたのか、そして今後どうするのかということをもう一度明快にお聞きしたいと思っています。これは大事なところでただ施設があって専任の人が置けない中で博物館を運営されているということは非常にゆゆしき問題だと思います。この町の歴史をしっかり教えること、そして先程食育という話も出ましたが食を通してこの町の風土をしっかり子どもたちに体感してもらうということも非常に大事な部分ですからその辺のことも含めて今後それらの精査の中で必要であれば博物館法に基づいて登録申請をしてしっかりと学芸員をおいて専門の職員の下にしっかり運営を行うという方向性があるのかないのか、検討の余地があるのかないのか、その辺の事をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

博物館としての機能という部分で入館者の問題がありました。言われる通り開館当初は約8,000人近い、平成10年7月からの開館ですら9カ月の間でそういったことでございます。毎年1,000人ずつくらいの数字が落ちてきたということでその状況が平成15年乃至16年まで続いてきているということで平成14年はその過程にあるのかと思います。概ね16、17年頃から人口に対しての入館者数、他の市町村で士別市、名寄市あたりをみても人口に対して3割程度が年間の入館者数になっているようでございます。そういったものを比較して良いとか悪いとか議論をするつもりはないのですけれども、人口の割合からするとそう劣る数字ではないということが言えるのかと思いますけれども、ただ、言われている通り見ていただくためには魅力づくりといいますか、そういったものが今後の課題だろうと思っています。できれば今年は開館15周年ですから開館20周年に向けた大規模な展示替えですとかそういったことも想定をしながら魅力づくりをしていかなければならないと思っております。その中で郷土研究会の皆さんですとか広く町民の皆さんから色々な知恵を借りながらさらにはご協力いただけるのであればご協力いただきながら魅力づくりを進めていかなければならないと思っています。それから職員体制の問題ですけれども、先ほど申し上げました通り今の中で専任の職員を置いていけたら一番良いことです。ただ、なかなかそうはならないという現実もあると思っています。その中で例えば学芸員等、そういう資格者がいてたまたま配置になれば良いのでしょうけれども今の組織体制の中でそれ専門でできるかというとなかなかそういう形にはなりません。そういった状況にありますので現体制の中でどのようにやっていくのかということをしっかり考えていかなければならないと、そのためには色々な形のお力添えをしていただかなければならないと考えているところでございます。

質問 9番 岩崎泰好

私は専任の人がいないということが今日の数字の減少に至っている大きな要因だと思っています。というのは、COM100そのものの入館者数はほとんど変わりないわけです。COM100総体の入館者数、利用者数は開館当時と変わっていないわけです。にもかかわらずこの博物館と図書室の数は年々下降傾向がずっと続いています。職員を責めるわけではありません。職員は一生懸命やっているのですが担当の職員の事務の規則を見ますと8つの仕事をこなさなければならないわけです。それを限られた人でやらなければならない現状があります。その時にやはりそこに博物館に軸足をしっかり置く専任の職員、学芸員の資格も必要なのかもしれませんが、必要ないのかもしれませんけれどもその辺は今後の課題としながらそこにしっかり軸足を置いて今年度はこういう事業とこういう事業を通してたくさんの人に来てもらうと、その計画と実行にあたっては町民各層のご協力を求めることも大切だと思います。ひとつにはやはり郷土研究会も年々高齢化しているわけです。組織の中は変わってきて新しい人も入ってきていますがなかなかそこに手伝いができる状況にもないと、ましてや郷土研究会がやっているのは民衆史の編さんで詳細に言えば博物館の資料の問題、運営をどうするという中身ではないわけです。その辺のところもしっかりと精査していかなければ今後の問題として大変な問題になると私は認識しております。ですからその辺をもっと柔軟に、例えばこういうところもあります。学芸員1人おおむね500万円かかるとして人件費に対しては国のソフト面での補助で300数十万円いただいてしっかり運営しているという場所もあります。それからもう1点考え方ですが、先ほど近隣市町村の例をとってパーセンテージを言われましたが博物館を1つの観光の施設としてこれから利用するとことも考えられるということで先進的に中川町あたりは専門の学芸員を置いてミュージアムとして今始めているわけです。枝幸でも学芸員を置いてミュージアムとして多くの入館者を引き入れているわけで、それはこの町の歴史を知ってもらうということ、ひいてはこの町に住んでもらうという可能性も十分視野に入れた動きだと思うのです。そういう博物館のこれからの展開というのは大事なところだと思うのですがそれらの考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

今言われる部分の思いの部分というのは言われる通りの部分があると思っております。私もそういった部分で各施設がそういった形にもっていければと、大きな気持ちとしてはありますけれどもなかなか現実としていかないという実態もあるということを認識いただければと思います。今の思いは思いとしてどういった形にしていけるのか十分検討をさせていただきながら取り組んでいきたいと思っております。

質問 9番 岩崎泰好

それと、先日、産業教育常任委員会に同席をさせていただいたおりに驚いた部分があったのですが、かつては幼稚園の横にあったそれを壊す段階で恩根内の中学校の跡地に移動したという経緯がありました。現在はすべての資料が旧厚生小学校、今の伝承遊学館の施設にあるという認識で良いのか、ここのCOM100の資料室にはストックヤードといいますかそういうものが現状ないと認識してよろしいのかそれをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

遊学館そのものはもともと今言われている収蔵庫を基本としたものです。ですから遊学館そのものも全部公開しているわけではありません。そういった形で資料は基本的に遊学館に保管する部分については保管をするという考え方でございます。

質問 9番 岩崎泰好

他の方法なのですが、雨水・湿気の問題と保管状況がどのようになっているのか、それらの点検などを年間どの程度やっておられるのか、そして現在は保管の状態がベターなのか、検討を要するのか、その辺についてお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

先ほどお話しした通り平成22、23年それらを全部調査をして確認をしています。特に展示している部分で日焼けの問題ですとかそういった部分が一部ありましたのでカーテンをつけるなり何なりという形で大きく損なわれることのないようにさせていただいた状況です。お陰様で雨漏で困るとかという状況は今のところはありません。ただ、やはり施設が古いものですから毎年のように屋根が一部壊れたり、そういう修繕はしていただいております。今後、建物が建てものですからそういった部分の状況を十分確認をしながら良好な保管が出来るよう万膳を期していきたいと思っております。

質問 9番 岩崎泰好

質問の6点にあげました名称の整理あるいは博物館としての登録申請さらには学芸員の配置、それから町民やそれに関わる色々なグループ、サークル等との関わり合いを密にしてこの運営管理にあたることが大事な文化と思っているわけですが改めて教育長の見解をしっかり聞きたいという思いでおりますのでそれを最後に質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長 石田政充(教育長は2019年9月まで)

施設の登録の関係ですけれども、博物館法では国の施設は博物館という登録はないわけです。登録するところが決まっていておかしな現象になっているのですけれども、うちの博物館そのものが登録していけるだけの運営体制が組んでいけるかどうか、そういった形になれば一番理想的な形ですけれども現実はなかなか職員体制含めて議員が望まれるとおりにいかないというのが現実としてあります。それでその部分をどう補っていくのかということだろうと思いますけれども、やはりその中で色々な知識を持っておられる方がたくさんいらっしゃいますのでそういったものをご提供いただきながら、そしてご協力をいただきながらやっていくか、そして今あるものをしっかりと保存をして伝えていくということをしっかりやっていきたいと思っております。色々な部分を望めば望むだけの魅力がありますし、そういったことを追及していくということも大切なことですがそういったはざまにいるということもご理解をいただきたいと思います。現状の中でできる努力をしていきたいと思っておりますのでご理解をいただきたいと思っております。

出典:美深町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる