美瑛町議会 令和3年第3回定例会 2021年6月17日
(1)公共施設等総合管理計画策定事業と財政上の課題について/(2)公民共創のための企業版ふるさと納税推進について/(3)地域の持続可能性に資する公共調達、公契約のあり方について
2021年6月17日、美瑛町議会の一般質問で、青田知史議員が「公共施設等総合管理計画策定事業と財政上の課題について」「公民共創のための企業版ふるさと納税推進について」「地域の持続可能性に資する公共調達、公契約のあり方について」について質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。
- 質問者
- 青田知史 議員
- 答弁者
- 町長 角和浩幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 11番 青田知史
おはようございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。番号11番青田知史、質問方式、時間制限方式、 質問事項1番、公共施設等総合管理計画策定事業と財政上の課題について。質問の要旨、 平成26年に国から策定が求められた「公共施設等総合管理計画」(以下「計画」という。)は、自治体が保有する公共施設等の全体状況を把握し、長期的視点をもって、更新・統廃合・長寿命化等を計画的に行うための計画であり、本町では平成28年度に策定を行っています。しかし、当時の計画は個別的な施設の状況等には触れておらず、町の現状と将来的な施設管理の考え方についてのみ記載されたものでした。その後、町では長期的視野に基づく適切な公共施設のマネジメント実現のため、国の指針に基づく計画の改訂業務と個別計画の策定に取り組むこととなり、令和2年度事業として約800万円の予算計上がされ、事業が進められました。公共施設マネジメントは、現状の把握と将来的な財政推計を基に進めていく必要があり、また、耐震化を含む安全確保や長寿命化、町民との情報共有や協同体制の構築も求められる重要な業務であると認識しています。全国的に高度経済成長期に多くの公共施設等が整備され、その老朽化対策も大きな課題であり、また、厳しい財政状況が続く中、人口動態の変化に伴う公共施設等の利用需要の変化に対応していくことも求められています。現在の質と量のままで公共施設を維持することができるのか、将来世代の負担も考慮し持続可能な行政サービスを展開していくために、次の3点について伺います。(1)計画策定の進捗状況と町民との情報共有について。(2)公共施設の統廃合等最適化の考え方について。(3)将来的な更新費用額と財政上の課題について。質問の相手は町長です。質問事項2番、公民共創のための企業版ふるさと納税推進について。質問の要旨、平成28年4月施行の「地域再生法の一部を改正する法律」により、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)が創設され、令和2年度税制改正では、地方創生の更なる充実・強化に向け、税額控除割合の引上げや手続きの簡素化等、大幅な見直しが実施されました。各自治体は、自立した地方自治を行うため知恵を絞り、魅力的で実行可能な地方創生事業を作り、ふるさと納税を奪い合う構図から脱却し「企業版ふるさと納税」を十分に活用していくことが必要だと考えます。最近の報道でも、全国的に自治体の様々な取り組みを応援する企業が増え、「企業版ふるさと納税」は地方創生事業を進める上で、重要な財源となっている様子が伺えます。本町でもSDGsの理念に合致した「第2期美瑛町まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定により政策の枠組みが示され、個別事業の具体的な実施計画である地域再生計画についても、国の認定を受けて取り組みが進められています。コロナ禍の発生などの影響もあり、地方創生は転換点を迎え官主導から公民共創へと変わりました。まさに「公民共創無くして地方創生無し」です。新機軸となる公民共創のためには、企業版ふるさと納税の活用が必要不可欠だとの認識から、次の3点について伺います。(1)取り組みの現状と人材派遣型制度活用について。(2)財政上の位置付けをどう考えるか。(3)今後の推進策と町長の役割・責務について。質問の相手は町長です。質問事項3番、地域の持続可能性に資する公共調達、公契約のあり方について。質問の要旨、地方自治体における調達は、その財源が税金によって賄われるものであるため、より良いもの、より安いものを調達しなければならないという大原則があり、自治体が発注を行う場合には、契約の公正性、透明性及び競争性を確保することが必要になっています。また、地域経済の振興をはじめ、雇用環境の適正化や技能労働者の確保等、公契約に対する社会的な要請は多様化してきていると言われています。自治体は住民福祉の増進を存在理由としていますが、一方で、最小の経費で最大の効果を追求しなければなりません。しかし、そのコントロールに不具合が生じると、企業の利益減少に伴う経営悪化や労働者確保に影響が生じ、また、公契約下で働く労働者にとっては、労働条件の悪化や労災の発生が増加するとの指摘もあります。町内企業とそこで働く人たちが将来へ希望をつなげていくために、さらに、美瑛町民が豊かで安心して暮らすことのできる持続可能な地域社会実現のためにも、公共調達による公金の好循環を地域でおこし、健全で安定した地域経済の発展を推進することが最適解であると認識しています。コロナ禍から地域経済を守り、変化に対応し実効性のある取り組みを今後進めていくために、次の3点について伺います。(1)公共調達の基本方針を明確化すべきではないか。(2)適正な労働環境確保のための取り組みについて。(3)入札・契約制度改革の必要性について。質問の相手は町長です。どうぞよろしくお願いします。
答弁 町長 角和浩幸
11番青田議員よりの3点にわたります質問について答弁申し上げます。質問事項一つ目、公共施設等総合管理計画策定事業と財政上の課題についてであります。本町は、平成28年に「美瑛町公共施設等総合管理計画」を策定し、その他関連計画と併せて施設の維持管理に努めてまいりました。議員御指摘のとおり令和2年度には、計画改定と個別施設計画を策定し、耐用年数等施設の状況に基づいた単純更新費用の推計とともに、各施設におけるこれまでの管理状況や現時点でのマネジメント方針について整理を行いました。1点目につきましては、令和2年度に個別施設計画の策定と総合管理計画の改定を完了いたしましたので、本計画をホームページ等により公表して情報共有を図ってまいります。2点目及び3点目につきましては、今回推計した公共建築物の将来的な更新費用は、今後30年間で約200億円となり、建物以外の社会インフラ施設におきましても、高度経済成長期に整備した各施設が一斉に更新時期を迎えるため、一律での更新対応を行うと莫大な経費を要することが想定されます。財産の整理に当たっては、施設の役割を鑑みた施設統合の可能性の検討や将来的な見通しに基づく事業計画の策定など、コスト縮減のみにとらわれることなく、地域の皆さまとの協議も踏まえながら検討を進めてまいります。また、社会インフラにつきましては、町民の皆さまの生活に密着した不可欠な施設となりますので、既存施設の長寿命化と更新を組み合わせながら、安全安心な暮らしの担保と将来的に持続可能な更新計画について検討を進めてまいります。いずれにしましても、持続可能な行政運営を続けるには、公共施設の適正な維持管理が今後不可避な課題となります。町民の皆さまがいつまでも豊かに暮らし続けられるまちを目指して、基金を含めた財源確保や将来負担を意識した投資についての議論の下、負担の平準化を図るなど計画性を持った公共施設マネジメントを進めてまいりたいと考えております。質問事項2点目、公民共創のための企業版ふるさと納税推進についてでございます。企業版ふるさと納税は、企業から地方公共団体への新たな資金の流れを巻き起こし、国が最重要課題の一つとして掲げる地方創生の取り組みを深化させることを目的として、平成28年度に創設されました。さらに、令和2年度の税制改正では、地方創生の更なる充実・強化に向け、これまで最大約6割であった税の軽減効果が最大約9割に引き上げられるとともに、地域再生計画の認定手続の簡素化など、大幅な見直しが実施されたことから、企業版ふるさと納税の活用により、民間資金の活用促進に加え、地域全体にとって意義のある民間事業の円滑な推進を図り、「官から民へ」の改革の流れを一層加速させることが求められております。1点目につきましては、これまで様々な分野の事業で本町と連携してきた企業やまちづくりに御賛同いただいた企業から、平成28年度以降の5年間で16件、1,970万円の寄附をいただいております。また、新たな類型として設けられた人材派遣型では、寄附と併せて専門的な知識とノウハウを有する企業の人材を寄附活用事業に従事する職員として受け入れられることや関係人口の創出・拡大も期待できることから、企業とのマッチング機会の更なる充実を図ってまいりたいと考えております。2点目につきましては、少子高齢化や人口減少が進むとともに、コロナ禍の影響により社会情勢や自治体の財政状況が変化する中、財政運営におきましても寄附活用事業の明確化、複数年にわたる事業への財源充当や基金運用の制度設計など「美瑛町まち・ひと・しごと創生推進計画」に掲げる目標の達成に向けて、民間のノウハウと資金等を効果的に活用しながら、事業を推進する環境の更なる整備が必要であると考えております。3点目につきましては、地方自治体との連携を求める企業やSDGsに資する活動等を検討している企業とのマッチング機会の創出・拡大を図るため、マッチングプラットフォームの有効活用を進めるとともに、積極的なトップセールスによる展開も重要であると認識しております。効果的なプロモーション活動を通じて企業との共創型パートナーシップの構築に努め、本町の「特性」と「魅力」をいかし、企業からの共感を得ながら新たなまちづくりの「価値」と「つながり」を生み出していかなければならないと考えております。質問事項3点目、地域の持続可能性に資する公共調達、公契約のあり方について答弁申し上げます。公共調達は、公契約や入札制度の基本原則として、納税者の利益を重視し経済的調達を図る「経済性の原則」、町民全般の利益のために公正で応札者間での公平性も必要とする「公正性の原則」、経済性や公正性を実現するための「競争性の原則」といった3つの原則を確保することが必要です。また、公共調達が目指すべき理念は、競争原理を働かせることにより、金額に見合った質の高い公共サービスの実現や向上を図り、住民の福祉の増進を図ることであり、この理念と基本原則に基づき、公共調達の適正化に努めております。1点目につきましては、公共調達は地方自治法等の関係法令や財務規則、関係省庁通達等を誠実に遵守することを基本方針としております。透明性や競争性といった原則の下、公共事業による経済的効果や地域の持続的発展、労働環境の維持向上といった視点も大切にしてまいります。2点目につきましては、適正な労働環境の確保は、町内で働く労働者のみならず、本町や受注者である町内事業者等の経営者にとって重要な課題であると認識しております。労働条件につきましては、憲法の規定に基づき、労働基準法や最低賃金法に定められ、特にその条件は、労働者と使用者が対等の立場において決定すべきものであると規定されております。両者の権利を制限することなく、適正な労働条件が遵守されるよう契約約款へ明記すること、また、入札参加資格登録等の際には、賃金の支払い状況や社会保険の加入状況、安全衛生や福利厚生等の雇用環境の確認を行うことなど、実効性ある取組により適正な労働環境の確保に努めてまいりたいと考えております。3点目につきましては、冒頭で申し上げた基本原則や理念を踏まえ、入札、契約制度の関連諸法に基づき、原則一般競争入札によるものとしながらも、契約の性質、目的等に応じて、指名競争入札や随意契約の執行により調達してきたところであります。一方、国や自治体による入札制度改革も続いております。地域振興や活性化など、住民の利益実現の観点や公益的目的遂行のため、競争性や経済性の確保に一層取り組むとともに、時代に合った制度を常に模索してまいります。以上でございます。よろしくお願いいたします。
質問 11番 青田知史
11番青田でございます。答弁いただきました。町長が以前、就任されて、大事にするというそういう長期的な視点、また、ビッグデータの活用、それで、ちょっとこう引用させてもらうんですけど、美瑛町未来カルテ2050というのが去年出されまして、ご覧になってるかと思うんですけれども、これによると美瑛町、2025年には歳出が歳入を上回る、つまりは財政赤字になると、何もしなければなるという、そういうような推計が出されています。また、全国、公共施設だけではなく、管路の更新だとか、隣町旭川なんかも来年度、水道料金が15%引上げされるなど、そういうような事例も幾つか出始めている中で、やはりこの公共施設のマネジメント、非常に重要になってくると、その辺は共通認識できてるかとは思うんですけれども、まずもって、その重要な認識の中で、町民の方に対しての共有、これ以前私も議会で一般質問の中で質問してますけれども、やはりホームページにアップするだけではなくですね、やはり小学生、中学生、高校生が分かるような、漫画本の実例も出しましたけれども、そのようなことでやって、ちょうど自治基本条例なんかも漫画使って今町民の皆さんに伝えようとしている、やはりこう情報を共有するためですね、ホームページにアップするだけではなく、その情報をしっかりと伝え切る、そういうようなことが必要かと思うんですけども、まずその辺りについていかがお考えか伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、答弁申し上げましたホームページと申し上げましたけれども、もちろん手段としてはそれだけで終わると考えてるものではございません。議員ご指摘いただきましたように、この公共施設の今後のマネジメントは今後の町運営、財政運営に大きく影響していくものでありますので、その面から、町民の皆さまにも、この現状をよく把握をしていただきたいという思いもございますので、より分かりやすい手段について、どのようにお伝えしたら町民の各層に届くのかということを今後も検討しながら、情報の提供の仕方を検討してまいりたいと考えております。以前、ご指摘いただきました漫画本につきましても、担当課の方で、どのような形がとれているのか等、調べさせていただいているところでございます。今後もより分かりやすい情報発信の仕方を模索してまいりたいと考えているところであります。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
はい、11番青田でございます。ところで、平成30年第5回定例会で、町長は当時議員として、時の浜田町長と本当にこう熱のこもったですね、公共施設等総合管理計画について論議されていた、そういう会議録もちょっと手元にあるんですけれども、その際に角和町長は、2040年、50年の未来世代のまちづくりがどうなっていくかについて、今現在そこの見通しをつけるというのが30年後、40年後、私たちが責任を取るわけにはいかないので、今できる私たちが責任を取るとしたらこういう見通しになっていることを、見通しを指し示すと。そういうようなことが必要であると、そういう風に述べられて、それに対する対策を打っていくべきだと述べられてました。そして、対して浜田町長は、今現状から厳しくなっていく状況を踏まえながら、長期的な計画をして、安全性を確認して町の行政運営をしっかりとして財政のもとでやっていくようなシミュレーションを立てていると。そして、公共施設をどう運営していくかということは、その時々の議会や町長、そういった部分で変わってくる可能性がありますよと。そこで、現時点で、当時30年ですね、平成30年で、あの施設は30年後に壊しますよという風に言ったところで、その時の状況なりその政治の中で変わっていく可能性があるということを示唆して、本当にそうなるかどうかという確約はできないと、そういうようなことを述べられて、かなり白熱したですね、論議をされたんじゃないかなという風に思っております。お2人とも、まさに正論、間違ってはいないという風に認識しておりますし、その答弁のやりとり中でおっしゃったように、目指すゴールは同じだったんじゃないかなという風に私自身認識しております。そこで、今回令和2年度の事業で計画ができました。町長の感慨もひとしおかと思うんですけれども、30年後に向けて打つべき対策について、お考えを改めてお聞かせください。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
かねてから、私がこれは、美瑛町としてデータとして持って受けなければならない、必要なものであると考えておりましたのが、公共施設の今後の維持更新にかかるコストの総額見通しでございます。今回、先ほどもご答弁させていただきましたけれども、総合管理計画、また、個別施設計画がまとまりましたことをもちまして、現時点で美瑛町が将来負担していくであろう額についての大まかな数字が初めて明らかになったところでございます。先ほど申しましたけれども、更新した場合の建築物だけの見ての今後30年の費用を見ても約200億円かかると。その他のインフラ関係を含めますと、更に倍増以上、3倍増に近い数字の負担が今後美瑛町にかかってくるという数字がまとまった次第でございます。今必要なのは、まずこの大きな、今後30年、あるいはもう少し長いスパンの計画もありますけれども、その中で、これだけの負担が将来生じてくるということを、客観的、冷静に受け止めまして、ではいかにこれを負担を軽減していくのか、平準化していくのかというところを、これから進めていくということになろうかと思っております。その中で具体的には、これまでも取り組んでおります財政運営計画ですとか建設事業計画等々、短期の計画もございますので、長期計画に基づく、短期計画を策定し、それを着実に運営していく。また、各施設を所管している、各課で現状について常に把握をし続け、将来への負担を軽減していくような方策を探っていく、長期計画の中で削減、平準化を図ることと短期計画をきっちり作りそれを守っていくということの両面から取り組んでいく必要があるのかなという風に感じているところであります。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
はい、11番青田でございます。答弁いただきました。財政運営計画、また、建設事業計画等、短期の計画も合わせて長期的な視点、平準化しながらやっていくということで、今回、令和3年度に総務省からこの事業計画、総合管理計画を見直しなさいよというそういう通知もあったかと思います。留意事項ということで、それに通知も間に合って、今後、マネジメントが進んでいくということで理解しているんですが、合わせて固定資産台帳も整備されていくことになるかと思います。個々の施設の必要性も検討されていくこと、このことも計画の意義があるのかなという風に認識しているんですけれども、廃止や除却の更新、未利用地や売却可能地の情報が見える化していくと、そういうことが言われております。今後の計画の活用のあり方として、コストの推計と施設の維持管理に目を向けるだけではなく、30年後に向けて打つべき施策の中には、公的不動産の利活用、公的ストックの有効活用を進めていく必要があるのではないかという風に認識をしているところでございます。これによって、町のイノベーションといいますか、それと合わせて財政面でも、財源確保の一助、歳入増加の要因になるのではないかと、その可能性に期待してるんですけれども、地方創生の一方策として、公的不動産の活用、公的ストックの有効活用についてどのようにお考えか、現時点でのお考えをお聞かせください。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
今後、維持管理、改善、修繕だけではなくて、今あるものを有効に活用してそこからも実入りのあるものを得よというご指摘だと思います。まさに、おっしゃるとおりのことだと考えております。ただいま、例えばですけれども公的施設、この後の本日の一般質問の中でも、ご議論させていただきますけども、例えば休校、閉校している小学校などございますので、その部分につきましてはこれまでもですけれども、有効活用に向けた公募を重ねたり、事業提案を受け付けているところでございます。今あるものをそのままにして、ただ修繕だけを重ねていくというような手をこまねくようなことをせずに、積極的に民間の力で、今ある公的施設を有効活用し、地域の方々のために使用していただく、そのような方策については、これまでですけども今後も力を入れて進めてまいりたいと考えているところでございます。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
11番青田でございます。それでは、企業版ふるさと納税の質問に移ります。色んなニュース、最近ありまして、私も注目しているんですけれども、例えば群馬県太田市のスーパーアリーナ市民体育館、総工費78億5,000万円、それで、内40億が企業版ふるさと納税の活用を計画の中で予定していると。北海道大樹町のスペースポート(宇宙港)構想については、総経費50億円、そのうち25億円、約半分が寄附、企業版ふるさと納 税 等 で 賄 う こ と を 予 定 し て い る 。 合 わ せ て 、 徳 島 県 の 神 山 町 と い う と こ ろ では、神山まるごと高専という、そういうような民間の工業高等専門学校を建設して、それが15億円の予算で12億円の企業版ふるさと納税の活用を予定していると。色々な事例がニュースで流れてきて、それは本当にこう、ごく限られた、そういう事例なのかもしれないんですけれども、やはり色々こう世の中動き出してるなと、その辺のところは共通認識しているところあるとは思うんですけれども、本町の場合の地域再生計画、計画期間が2020年の4月1日から2025年の3月31日までという風になっておりまして、この中で、令和2年度からスタートしていると、そういう風に理解してるんですが、令和2年度の本町の企業版ふるさと納税の寄附件数と寄附金額について教えてください。
答弁 町長 角和浩幸
お待たせしました。令和2年度の件数実数につきましては、1件400万円となってございます。充当事業につきましては、地域産業の活性化により雇用の場を生み出す事業となってございます。以上です。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
はい、11番青田です。まだまだ伸びしろはあると、私本当にこう期待してるところであるんですけれども、例えば未来カルテでも財源が段々こうやせ細っていくと、そういうこともありますし、先ほどの公的ストックなんかでもやはり、こういう企業版ふるさと納税をですね、有効に活用していくということがどんどん必要になってくるのかなという風に思っているんですけれども、そこで必要な環境の整備、きちんと取り組むという風なことで、答弁あった基金運用の制度設計をということで話があったんですけれども、答弁いただいたんですけども、これについて基金を創設するということで理解をしていいのか伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、ご質問のとおりでございます。私共もこの企業版ふるさと納税、更に有効活用していかなければならないという点についての認識は持っております。そして、これまでの取り組みを精査し、今後どのように活用していくのかということを改めて検討した結果でございますが、基金の必要性、基金を創設する必要があると受け止めております。寄附を受けた場合、基本的には単年度の中で使用しなければならないとなっておりますけれども、それが大きなプロジェクトの場合、単年度だけでは済まない、その時に使い切れない、あるいは先送りするものについては基金として積んでおかなければ、その貴重なご寄附を使うことができないという制度上の問題がございますので、その問題を早急に解消するために、企業版ふるさと納税の受入先とする基金を、早急に整備、設計をいたしまして、議会の皆さまにご提案をさせていただきたいと考えております。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
11番青田でございます。答弁いただきました。基金をつくるということで、要は家計でいったら預金通帳をしっかりと作りますよと、そういう話かと思うんですけれども、やはり今、町長の答弁にもありましたように、これから本当に事業としてしっかりと取り組んでいくと、そういうことであれば、現状の地域再生計画、金額の目安ということで目標金額とイコールという風に私思っていないんですけども、金額の目安が1,500万円であると、2020年から2025年の3月末までの5年間の期間の金額の寄附金額の目安は1,500万円としております。その1,500万円という金額が妥当かどうかということはちょっとさておいて、その1,500万円を今後ですね、ちょっとこう増やしていくことが想定しているのかどうか、その辺について教えてください。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、目標の地域再生計画上にかけております。年1,500万円という数字でございます。この計画を策定する段階で、この数字で策定をさせていただきましたけれども、しかし、先ほど来からのお話のとおり、この制度を有効に活用し、また、民間の力を生かしていただき、町と共同でプロジェクトを進めていくということに考えましては、この額ではそもそも受ける対象の額として少ないなと率直に感じているところでございます。これまでは割と、ふるさと納税のお願いを先ほど答弁申し上げましたけど、色々お付き合いのある企業の方とのやりとりの中で、こういう制度ありますのでお使いいただけませんかというようにご案内してお願いしてきたんですけれども、もう大分、趣旨も変わってきまして法改正後の大きな流れの中で、美瑛町としてこういう大きなプロジェクト、こういう取り組みをしたいんだということをまずこちら側が策定して、それについて協力を願いたいんだというスタンスを示して、企業側とお願い、折衝していくという姿勢の転換が必要であろうと考えております。その意味でこの1,500万円という額では少ないと考えておりますので、より大きく、ただプロジェクトの内容にもよりますけれども、相応の額に変更してまいりたいと考えているところであります。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
はい、11番青田でございます。答弁いただきました。今町長おっしゃったように姿勢の転換をして、これから更にやっていくと、そういうことで意気込みも感じ伝わってきてるんですけれども、やはり私町長今おっしゃってたように、目先を変えてといいますか、美瑛で商売やってるんだっていう、ちょっと言葉悪いですね、美瑛でその事業活動を営むのであれば、やはりそういう風な協力を求めるということはね。ただ当然、本店所在地が美瑛町にある企業には求められませんけれども、町外で、様々な企業、やっぱりこう関係があると思いますし、色んなこうこれまでに接しなかったような企業さんというそういうのもあるかと思います。例えばの話ですけれども、指定金融機関の銀行さんなんかは、ちょうど今年創立70周年の周年事業でありますし、6月には頭取が変わると、そういうような本当にこう記念すべきところで、町長のトップセールスとしてですね、やはりこう道内の指定金融機関の首長さんと一緒に企業版ふるさとの地方創生を標榜してるそういう企業といいますか大きな銀行ですから、やはりそういうところにも足を運んでですね、協力を求めたりですとか、やはりこう色んな各団体、各そういう企業さんとの繋がりもあるかと思いますのでね。やはりこう時代がこれから公民共創無くして地方創生無しと、そういうようなことをですね徹底していくためにも、地元の企業さんの色んな関係者の方にも協力いただいて、オール美瑛でですね、そういう美瑛のその素晴らしさ、プロモーション活動も更に進めていただきながら、しっかりとですね、1,500万円ではなくて10倍、20倍のそういう金額をですね集められる、そういう風な私ね、希望絶対あると思うんですよ。ですからその辺りのところでですね、しっかりと進めていっていただきたいということなんすけど、改めてちょっと重ねての何かお考えを伺ってみたいと思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
大変力強い励まし、また叱咤激励を頂いたと受け止めております。美瑛町がこれまで果たしてきているブランド化の取り組みですとか、美瑛町外、道外で受け止められている美瑛町のイメージですとか、というものの可能性を考えると、金額で換算するものではないですけど、より大きな可能性を秘めている町であると思っております。そのためには、あらゆる機会を通じて、こちらから出向くのはもちろんでございます。町長が出てきてくれたら話が進みやすいんだという風にありがたいお話を受けたこともございますので、私自身、積極的に出て参りまして、活動を進めてまいりたいと考えております。一方で、先ほども申しましたけども、何のためにこのご寄附をいただきたいのかということを明確に示すことが、これ今まであまりなかった、足りなかった部分でございますので、美瑛町として、将来、地域のため、町民のため、また、社会のために、こういうことに皆さまのお力を欲しいんだというところを戦略的に描いてそれを売り込んでいくという、その辺りの計画性、戦略性をはっきり描いていきたいなと考えている次第であります。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
答弁いただきました。企業版ふるさと納税、私も感心本当にこう持っててですね、先日も5月20日だったかな、そういうリモートのセミナーがありまして、それで講師の方は内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局で、要は官僚の方で3時間ほど長友さんという方のセミナー、ZOOMで受講したんですけれども、その際に、企業版ふるさと納税の活用戦略というそういうテーマだったんですが、併用可能な国の補助金であるとか、交付金が範囲が拡大されていると、そういうような説明がありました。例えば、併用可能な補助金交付金としてはですね、80件以上あるそうで、内閣府総務省、文部科学省、そういうような7つの府と省の80件の補助金交付金の併用が可能と。あと4つの府と省の7つの補助金交付金については、インセンティブを付与すると。そういう風なことが、これ企業版ふるさと納税ポータルサイトの方に載ってはいるんですけれども、説明がありました。これがどんどんやっぱり拡大していくことがあると。ただそれも国も本腰でやり始めているそういう表れかと思うんですけれども、これをもって、やはり様々な地方創生関係交付金であるとか、社会資本整備総合交付金、そういうような、よく聞いた交付金補助金もですね、合わせて使えるようなそういうような制度に変わってきていると、そういうことがあります。それで美瑛町として今回の計画期間の中で、そういうような併用しての事業の進め方、そういうのはお考えとしてあるのかどうか伺います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
当然、あると言えばありますと申しますか、まず、今までのやり方を更に厚くしていくために、先ほど申しましたけれども、まず美瑛町として、どういう形のところにご支援いただくのかというところを町として明確にしていくと。そのことを企業側の方にお知らせする、届けるために、先ほども言いましたけれども、マッチングのプラットフォームを使わせてもらったりして、より町と企業との間の取り持ちをスムーズにしていくというような制度面の変更をしてまいります。その中で有利な補助金や交付金が使えるというものを活用できるということであれば、当然その部分につきましても、利用してまいりたいと考えているところであります。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
はい、青田でございます。答弁いただきました。それでは、公契約の方の質問に移ります。質問の意図についてはしっかりご理解いただいて答弁いただきました。それで隣町旭川の方にはですね、公契約条例というのがあります。公契約条例は地域内での経済の循環や活性化を図ること、公契約に係る業務に従事する者の適正な労働環境を確保するとともに、品質及び適正な履行を確保することを求める内容となっているようです。過当な価格競争の結果、仕事が市外の業者に流れたり、労働環境や商品、サービスの質が不景気を受けるの防ごうという趣旨でつくられていると、そういうようなことが旭川市のホームページの方で確認しているんですけれども、明確化にする、そういう町内の企業、そういうのを頑張ってもらうために、そういう風な施策を打ってく、明確化にするという観点から、こちらの条例制定の必要性について、どのようにお考えか。条例でなくてそういうこう要綱なのか、ちょっとその辺については議論の余地はあるかと思うんですけれども、その必要性についてどうお考えか、お聞かせください。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
公契約対象を事業者の中で働く従業員の方々の労働環境を守り、働きやすい環境をつくっていく、いわれます官製のワーキングプアをつくらないと端的に言えば、そういうことだろうと思いますけれども、そのための取り組みというのは行政として必ずやしていかなければならない取り組みであると考えております。ただ、それが条例という形を取るのか、あるいは、入札への資格要件の中で、そこをきっちり精査をしていくのかということにつきましては、様々な方策があろうと思っております。現状申しますと、美瑛町ではご存知のとおり公契約条例は作らずに、入札の中での対応として労働者、従業員の方々の労働環境を守っていくということを努めている立場でございます。(「はい」の声)
質問 11番 青田知史
答弁いただきました。入札や公契約については先ほども、経済性、公正性、競争性の三つの原則をしっかり確保してやっていくとそういう答弁をいただきました。本当に手続に間違いがなく、信頼性が本当にこう確固される制度であるからこそ、三つの原則が確保されるという風に認識しております。そこで、美瑛町建設工事等入札参加者指名委員会規程というのをちょっと例規集の方から見てんですけれども、副町長を委員長に、5つの課の課長さんが委員となって組織されると、そういう風になっておりまして、機構改革によって、政策調整課長からまちづくり推進課という風にも名称変わって、それもきちんと文言変更も行われているんですけれども、自治体によっては必要に応じて、外部の識見を有する者を示して、そういう風に何ていうんですかね、運営していくと、そういうような参加者指名委員会というそういうのがあるようなんですけれども、制度の改革についての一つの考え方としてそういうようなお考えがあるのかどうか、伺いたいと思います。(「はい」の声)
答弁 町長 角和浩幸
はい、様々な制度改革への議論というのは必要かと存ずるところでございます。しかしながら、現在の美瑛町、これまでの公契約の中で、審議会が果たしている役割の中で、進めているあり方の中で支障が生じている訳ではございませんので、現時点では具体的には検討していることはございません。ですけれども今後、時代の要請の中で必要がありましたら検討してまいりたいと考えているところでございます。終わります。