みんなの議会

美瑛町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月23日

四季の交流館について

2017年6月23日、美瑛町議会の一般質問で、穂積力議員が「四季の交流館について」質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
穂積力 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 穂積力

おはようございます。それではいよいよ、一般質問、裏表紙に入りました。はい、質問します。番号10番、質問回数は回数制です。質問の相手は町長です。今回は1つだけに絞りました。四季の交流館について。質問の要旨、「丘のまちびえい」のすばらしさを世に知らしめ、国内外に発信していたいただいた、写真家の前田真三氏の私設ギャラリーである「拓真館」は、今年で開館30周年を迎え、去る6月3日には記念祝賀会が催されました。開設した当時、それまで車通りの少なかった周辺道路に、大型の観光バスや一般車両が押し寄せ、路上駐車も増えました。そのため、トラクターなどの作業車がバスと行き交うことができずに、農作業に支障が出たわけです。そこで町は、およそ2億円かけて、「四季の交流館」と周辺の駐車場を整備し、平成8年12月から供用を開始しました。駐車場が整備された後は、大きな問題もなく年月が過ぎたわけですが、近年では、「青い池」に代表される観光名所が各地に増えてきたこともあり、「拓真館」を訪れる観光客もかなり減りました。「四季の交流館」に設けられた売店のお客さまも減り、今では、「四季の交流館」は閉館状態になっています。そこで、次の3点について町長にお伺いします。1つ目、今後の「四季の交流館」の利用計画について。2つ目は、町が今後考えようとしている「農泊推進対策」に関連した中で、「四季の交流館」の活用に取り組む考えは。3つ目は、「四季の交流館」の裏山にはすばらしい景観があり、環境整備が急務ではないかと考えられます。町長にお伺いします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

10番穂積議員よりの最後の、今回の議会の最後の一般質問、答弁を申し上げます。「四季の交流館」について質問をいただきました。議員ご指摘のとおり、「四季の交流館」が開館した平成8年頃について、拓真館を含む千代田公園周辺には年間30万人を超える観光客が訪れ、大型バス等の路上駐車による交通渋滞が地域の農作業の妨げになっていた状況もあり、「四季の交流館」とそれに併設された公共駐車場が整備されたことは、地域農業の作業環境改善と農業振興に大きな役割を果たしていたと考えております。特に、平成9年から開始された農産物直売については、多くの農業者グループに出店をいただき、最盛期には、農産物だけで年間1000万円近い売上額を得ており、本町の農産物の質の高さを町内外の多くの方々に実感していただける良い機会になったと考えております。1点目の質問についてですが、現在「四季の交流館」の幅広い活用方法について広く一般の方から情報を集めるため、町のホームページで公募をしているところであり、応募された企画の中から、より農業・観光振興が期待されると思われるものを選定し、実現してまいりたいと考えているところであります。2点目の質問についてでありますが、「農泊推進対策」は、インバウンドを含めた旅行者を町内に呼び込み、さらなる農業・観光振興を図る上で重要な取り組みであると考えており、丘のまちびえい活性化協会が中心となって取り組みを進めているところでありますが、今後、「四季の交流館」についても、公募結果を踏まえながら、その可能性について検討してまいりたいと考えております。3点目のご質問についてでありますが、「四季の交流館」の裏山につきましては、拓真館に立ち寄っていただいた観光客の方々等が登って、美しい景観の展望を楽しんでいただいていることから、これまで草刈りをはじめ、植樹や階段の修繕など、環境整備を実施してまいりました。今年度についても、企業の地域貢献活動による駐車場の区画線整備、展望デッキや階段周辺の草刈りなどを実施しておりますので、引き続き観光客の方々に楽しんでいただけるよう、管理をしてまいります。以上であります。(「はい」の声)

質問 10番 穂積力

はい。それでは、全般に、1回目の答弁で大枠満足しているところなんです。満足しているならもう言うなよとお思いでしょうけど、なお一層思いを深めるために、再質問をさせていただきたいと思います。もちろん、先ほどのJRの答弁のようなね、すっきりした気持ちの良い答弁を期待しているわけではございませんけど、美瑛の町長にしておくのにはもったいないなと、安倍さんと交代して中央に行かんとだめだなと思ったのは私だけではないんでないかなと、そういうふうに感じたところでございます。どうぞ、私の質問に対しても良い答弁を望むところでございます。思い起こせば、「拓真館」が30年を迎えたということで、町長も私も含め、議員2期目のとき、もちろん私たちが議員になったときにはすでに、「拓真館」は昭和何年だ、昭和62年に設立したわけですから、もうすでに「拓真館」はできていたわけです。そういった中でね、それから10年近くかかって徐々に徐々に観光客が増えてきたというのが現状です。実際に冒頭述べたように、本当に大変な思いをしたんですね。地元の農作業に差し支えるような。その後、もちろん浜田町長ならそんなことしなくてもすぐやってくれたのかもしれませんけど、当時水上町長だったんでね。地域みんなで町長に交渉して、何とかしないと、バスが「拓真館」に行けないようにデモンストレーションするぞということで、急きょ平成8年に、急きょ補正を組んでね、やってくれたと、重い腰を上げたということで、この間のように感じているわけです。そういった中で、駐車場はもとより、「四季の交流館」というおまけ付きのすばらしい施設を作ったわけです。急ぎます。話を急ぎますね。30年の思い出を語る気はありませんので。言い方変えれば、当時「四季の交流会」には、テナントを募集してそこで営業したんですけど、3カ所、4カ所ぐらいしかできないんですよね。そういった中で、私のいた行政区では、行政区一つになって組合を作ってね、そしてそこで農産物を販売した。そういう歴史をもって、それまで観光客を本当に邪魔にしていた地域の、行政区の農家の人たちも含めて、みんなでお金を出資して、5万円ずつ、1軒ね、5万円ずつ出し合って組合を作って、そして、そこで販売した。そして、都合の良い人が出荷、注文を受けたやつを販売するよということで、すごく地域をあげて「拓真館」を、観光客を育てるというか喜ぶというか、観光客今まで邪魔だったんですけど、地域の人が寄ると今日は天気が良いから観光客が来るなと、店の芋が売れるな、そういう喜びが出てきたということでね。当時大成功したなっていうことで経過したというのがそもそもの始まりです。そういった中で、今はそういったことを基にして、美瑛全体が、そういう状況になったと。30年、あれから20年と言ってもね、かなり変われば変わるものだなと考えております。そういった中で、あの場所を何とかしてほしいという考えの中で、今現在何か寂しさを感じるっていうのが、私だけではないと思いますね。昨日も行ったんですけど、昨日は美瑛の会社をもつ宮本バスさんですか、車1台「拓真館」に、私の前に横付けしたんですけど、バスが行けばいっぱい人が降りてね、一気にあそこが賑やかになったんですけど。1番残念に思ったのは、もう少し環境整備をしないと、いろいろ美瑛も広いからね、いっぺんに環境整備しれったって大変ですけど、やはり開業していなくても、整備はするべきかな。今しようとしているんだから余計なこと言うなって言われそうですけど、そういうことを強く感じたんです。それで「三愛の丘」はどうかっていうと、「三愛の丘」はきれいでね。床屋したばっかりの頭みたいな感じで、きれい気持ち良いんで、ぜひそういったことも踏まえてね、みんなでやればいいんですけど、草刈りっていうのが怪我するからね、誰でもできない、大勢で行ってやれるっていうわけにいかないので、何とか引き続き力を注いでほしいということを感じるわけです。そういった中で、あそこで何とかお客さんを呼んで、ものを売ってっていうことにはならんと思う。今の空気を読んだ中ではね。それで私も冒頭述べたんですけど、いろんな状況の中で、ものを売るんじゃなく、あそこに宿泊できる、要するに農家民宿みたいな感じでもいいし、またはね、あそこを基準としてアパート形式みたいな、1人管理人をおいてね、今の若い者も集団で生活するのを好んできているようなので、寝る場所が別でも、炊事場は一緒とか、そういう格安の泊まり場所、それが近くの酪農、もしくは農家の手助けになる基準にね、なるんじゃないか。例えば、昨日の一般質問でもありましたけど、なかなか、美瑛に住むにしても、住む家がないって言ったって、ないわけでないんだよね。あっても高くて、やっぱりそこを利用できないんですよ。最低賃金で働いて月休まないで20日間働いたとしても12万弱ぐらいの状況の中で、家賃4万円も取られちまったら大変なんでね。だから、何とか、この美瑛で体験したいと思う若者、そういった若者が1シーズンでも過ごせる場所というか、そういうところにあの施設を利用してほしいなということを、強くつけ加えておきたいなというふうに感じております。実際に牧場に勤めるにしても、美瑛は美馬牛の方面には住むところがないから、上富良野から通っている人もいるんですよね。「びえい牧場」は別ですけど、基本が上富良野町ですから、上富良野から通う人が多いのは確かなんですけど、「美瑛ファーム」にしてもね、上富良野から、住む場所を上富良野に置いている人も少なからずいるわけなんです。要するに、「拓真館」の前から通うんだったら上富良野から通うより近いしね。いろんな状況の中で利用ができるんでないかなと、そういうふうに思うわけです。私は、そういったことも強く受け入れて、そして、今そういった国あげて、そういうふうにも力入れてます。マンション全部を民泊にするとかなんていうのも報道されていますけど、そんな大きなことでなくていいですから、本当に美瑛で仕事したい、でも住む家がないよ、住む家がないよって言ったらちょっと誤解を招くんですけど、安く泊まれるところがないよ。要するに、最低賃金で働いても何とか生活して体験をできるような施設が、私は急務だと、そういうふうに考えてます。あまり大きなことを考えても実現しないので、せめて、せめて今、空いている空き家利用、要するに「四季の交流館」を本当に活きた使い方をしてほしいもんだなと、そういうふうに強く、強く望んでいるところです。話後先になりますけれど、「四季の交流館」の裏山の上にあがったらすばらしい眺望で、私地元ですけど感激してね、ずっと立ちすくんでいましたけれど、どうぞああいうすばらしいところを活かしてですね、進めてほしい。今どうのこうのじゃないけれど、今後の計画の中に織り込んでいただきたい。いまいち答弁をお願いします。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい。穂積議員さんは地元ということもあり、また、議員活動の中で深くかかわった案件だということで、大変切実な、そしてまた強い思いのこもった再質問をいただいたというふうに判断をしています。最初にまず、前田真三先生がお開きになった「拓真館」でありますけども、このたび30年という歴史を刻まれました。お祝いの席等にも出させていただきました。議員の皆さん方にも出席をいただきましたけども、心から改めてお祝いを申し上げるとともに、「拓真館」が、前田先生が「拓真館」を建てながら、貢献をいただいた、美瑛町のまちの発展に貢献をいただいたことを、改めて心から感謝を申し上げたいというふうに思っています。前田先生は特別功労者ということでありますから、そういった部分では、美瑛町のまちの歴史に刻まれて、今後も生きていくというふうに思っているところであります。「拓真館」の往時の状況を思い起こしますと、今とは全くかなり違う姿で、多くのお客さん、入りきらないようなお客さんがいたりですね、議員がご指摘のとおり、道路がもう通れないというようなことがあったと。議員同期で、議員をさせていただいて、そのときの情報等も私も今も覚えているところであり、この「四季の交流館」の建設にあたっては、そういう状況の中で建てられたというふうに判断をしています。ただ初めて今、情報を聞いたんですけども、デモをするというようなこと、デモンストレーションをするといったことを初めて、今初めて聞きました。そんなのやりとりがあったということで、そういったことは初めて伺いましたが、地域の方々がこれまで「四季の交流館」の運営に大変なご尽力を賜ってきたことも、改めて地元の人にお礼を申し上げたいというふうに思っていますし、「拓真館」を守り育ててきたその地域の方々の功績についても感謝を申し上げたいというふうに思っています。そんな中で美瑛町のまちづくり、いろいろと進んできたところでありますけども、当時も農業と観光というような部分のいろんな課題があったということを、改めて認識をしているところであります。そんな中で、この「四季の交流館」の活用について、町長、適切な対応せよということであります。議員ご指摘のですね、農泊推進、また今国の方でも簡易宿泊の法改正等、非常に地域、ツーリズムの部分について積極的な対策を打ってきていますので、非常に前を見据えたご提案をいただいているというふうに認識をしてます。私もこの「四季の交流館」の運用にあたっては、地域の方々にご理解をいただきながら、この施設が有効に、特に農業の担い手の関係の方々ですとか、そういった部分の役に立つような施設になればというような部分を持っている面もあります。この交流館の今の、先ほども答弁で申し上げましたけども、今の方向性としては、まずは、町長がいきなり何かということよりも、いろんな方々のご意見、またいろんな方々の活用に対するノウハウ、そういったものを求めてみようということで、方向を定めています。私どもが思っているよりもっといろんなこう幅の広い活用計画が出てくることを期待して、そういう方向性を探っているところであります。今後具体的な案が出てきて、これはというようなことがあれば、またご説明をさせていただければと思っていますし、しかしあまりこれはなということ、例えば地域の方々との接点がどうとれるかというようなことが問題があったりですね、当然「拓真館」という重要な施設がある地域、すぐそばですから、「拓真館」の行なっている取り組み、つくっている環境を壊すようなものであってもいけませんし、そういった部分を十分に鑑みながらの対応をさせていただかなければならないということでありますので、提案をいただいた内容でなかなか上手くいかないということも可能性があります。町長としては、そういったときのことも考えながら、今この「四季の交流館」についての再生の部分について取り組んでいるんだということをぜひご理解をいただき、今、穂積議員からご指摘をいただいた案についてもですね、非常に重要な案だというふうに認識をしているということで、ご理解いただきたいと思っています。今、農業関係ばかりでなくて、地域が非常に人口減少とかいろんな課題を抱える中で、町の運営自体が厳しいという、そういう中で、地域の運営というのはさらに厳しいわけでありますから、そこに我々もしっかりと支援をしていく、対策を打っていくという中に、こういった施設も検討していくということはやぶさかでないというふうに理解しています。以上であります。

出典:美瑛町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月23日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる