みんなの議会

美瑛町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月19日

(1)保育園、学童保育の時間延長について/(2)子供緊急さぽねっとへの支援について/(3)介護保険の見直しに町はどう対応できるかについて

2014年6月19日、美瑛町議会の一般質問で、杉山勝雄議員が「保育園、学童保育の時間延長について」「子供緊急さぽねっとへの支援について」「介護保険の見直しに町はどう対応できるかについて」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
杉山勝雄 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 4番 杉山勝雄

4番杉山勝雄でございます。早速、1つ目の質問、保育園、学童保育の時間延長について質問をさせていただきます。少子化対策の必要性が提起されて久しくなりますが、国の対策は進んでいないのが実態です。それどころか、結婚とか子育てがしづらい環境、条件が進んでいます。労働力調査によれば、若年層の2人に1人が非正規雇用かあるいは失業、合わせて47.8%という状況が示すように、今若者は低賃金に不安定な労働環境のもとで働かざるを得なくなっているのが実態です。先日、若年女性の減少率が3度にわたり報道されたことは大変ショッキングなものでした。2040年には20歳から39歳の女性の人口がどうなっているのか、民間有識者でつくる日本創生会議の分科会が試算したものですが、道北の上川、留萌、宗谷管内のうち若年女性の減少率が50%を切り、人口が1万人を下回る28町村については、将来消滅する可能性があるというもので、美瑛町も若年女性の人数は390人に減り、60.1%の減少率で消滅の可能性がある町村にカウントされています。政府も遅まきながら、一昨年の年の8月、子ども、子育て関連3法を成立させ、子ども、子育て支援法を新たに制定し、学童保育が位置づけられている児童福祉法の一部改正も行われました。新制度は、来年4月から本格施行が予定されています。そこで質問いたします。子ども、子育て環境について、保育園と学童保育の時間延長を検討すべきではないでしょうか。共働きやひとり親家庭が増えているなかで、働き方も多様な形態が生まれています。仕事と育児を両立させるために懸命に奮闘しており、保育の時間延長は切実な願いでもあります。時間延長の考えについて伺います。2つ目に、子供緊急さぽねっとへの支援について質問いたします。子どもの急な発病や急な残業、出張など、仕事と育児には常にそのような緊急の事態に対応しながら子育てをしなければなりません。美瑛には子育て支援のNPO法人のびのびがあります。また、上川中部圏域では、こども緊急さぽねっとというNPO法人も活動しており、いずれも病気や残業といった緊急事態に利用できるようになっています。しかし、料金は1時間当り800円から千円でありますから1時間の最低賃金を超えてしまいます。町がこれらの利用料への助成をすれば、わずかの時間給で働いている親にとって大きな支援となり、安心して働ける環境をつくることになります。このことについて町長の考えを伺います。3つ目に、介護保険の見直しに町はどう対応できるかについて質問いたします。医療介護法案が昨日の参議院本会議で可決成立いたしました。その内容は、まさに介護保険の根本にかかわる大改悪と言うべきものであります。1つ目は予防給付の見直しで、要支援者の訪問介護、通所介護を打ち切り、市町村が行う地域支援事業に移行させる。これは現行給付体系の大幅な改変を図るものです。2つ目は、特養機能の重点化、入所対象を要介護3以上にする。要介護1、2を事実上排除しています。3つ目には一定以上の所得者の利用料を2割負担にする。4つ目には補足給付の見直し。これは資産要件を追加して施設から低所得者を締め出すものであります。そもそも保険料を払い、給付を受けられる社会保険制度に資産要件をつけることが妥当なものか、これらの見直しは公的給付を削減し、介護の自己責任化を決定するものです。訪問介護、通所介護、この見直しは来年の4月実施ですが、総合事業へ移行する経過期間として3年の猶予が設けられています。市町村の裁量も大きく、世論や運動で制度上の改善も可能と聞いています。こうしたときこそ現場からの意見をくみ上げ、国庫負担の拡充を求めていくことが必要と思いますが、以下の点について町長の考えを伺います。1つ、現状の要支援サービスは継続できるのか、そしてその受け皿は。2つ目に、利用者はサービスを選択できるのか、利用者の負担はどうなるのか。3点目に、要介護認定の申請権が侵害されないのか。4点目、必要総事業費が確保されるのか。5つ、訪問介護、通所介護に変わる多様な主体による多様なサービスの見通しについて、以上について質問いたします。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

4番杉山議員よりの一般質問3点について、私の方から答弁を申し上げます。よろしくお願いを申し上げます。まず第1点、保育園、学童保育の時間延長についてでありますが、本町において一人一人の子どもの健やかな成長を保障することは、私にとって重要な政策課題だと認識をしているところであります。子育てに関する生活実態や保護者の就労状況などを把握するために、本年3月に未就学児を対象に美瑛町における子ども、子育て支援事業に関するアンケート調査を実施したところであり、今後は分析を行っていくところであります。従いまして、保育所や学童保育の時間延長につきましては、今後の分析結果により検討を行っていく考えであります。そこで、現在の子どもさんの各施設での預かり状況についてでありますが、どんぐり保育所では朝の7時50分から夕方の5時50分の保育を実施しておりますが、保護者からの相談によりお迎えの時間が定刻を過ぎる場合には柔軟に時間を延長して個々に対応をしているところであります。学童保育につきましては、両学童保育ともに、午後5時30分までの利用時間になっておりますが、保育所と同様に保護者の相談に応じ柔軟な対応を行っております。これらの施設の運用の見直しについて、他の地域の同様施設の調査等も行いながら、今後計画性をもって検討していきたいと考えているところであります。続きまして質問事項の2、子供緊急さぽねっとへの支援をということであります。保育中におけるけがにおいては、保護者がお迎えに来られない場合は症状に応じて保育所から病院へ搬送することもあります。また、怪我以外の発病においても状態に応じて保育所が病院への対応を行うこともあります。このように、けがにおいても急な発病においても、保護者が子どもさんのところへ来られるまでの一時的な対応として施設側が行うものであり、子どもさんの成長過程において保護者と子どもさんの良好な親子の信頼関係を形成することから、保護者が早急に子どもさんの保護に当たるというのが望ましいことであると思っております。ご質問の緊急さぽねっとでありますが、旭川市と周辺の市町村で運営しているNPOの組織でありますが、美瑛町では地域の中で地域のつながりを持って子どもを育んでいくことが大切であると考え、緊急さぽねっとには加入しておりません。美瑛町では、子育てに必要な保護者支援策としてNPO法人ののびのびを活用していただいているところであります。NPO法人のびのびでは、平日や土日にお仕事などで保育ができないときに託児を行うものでありますが、のびのびの利用料の助成につきましても先に述べましたように、子育てに関するアンケートを通して保護者の方々からいただいたご意見等の内容の分析を行い、今後検討してまいりたいと考えております。続きまして質問事項の3でありますが、介護保険の見直しに町の方はどう対応できるかということであります。このご質問につきましては、先日の北海道新聞でも報道記載がありましたとおり、地域医療、介護総合確保推進法が参議院で審議入りしたばかりの状況であります。昨日、決定をされたということでありますけども、情報の収集に現在努めているところでありますが、新たな制度開始に伴い新たに財政制度の仕組みがどのようになるのか、正式な国からの通知が出されておりません。現時点で議員からのご質問への具体的な回答はできかねる状況であるということをご理解をいただきたいというふうに思います。ただ、町長といたしましては、既にサービスを受けている方々や今後必要となる方には、必要に応じて利用可能になるような制度の仕組みを構築していくことに努力をするということが必要であると考えているところであります。以上であります。(「はい」の声)

質問 4番 杉山勝雄

再質いたします。まず、保育園、学童保育の時間延長についてでありますが、最初の町長の答弁で、子供の成長を保障することは重要な政策課題であると、このように位置づけられていることに私も敬意を表したいと思います。それでですね6月7日でしたか、びえい新聞だったと思いますけれども、そこの記事に住民500人以上の署名を添え働く父母たちが町に要望書を提出という記事が掲載されました。その中には、このあと2番目の質問になりますけれども、子供緊急さぽねっとへの登録や利用料への助成、そして保育園と学童保育の時間延長が要望として挙げられております。運動されている母親の声も紹介されておりましたが、そこには美瑛町の充実した子育て支援には感謝しているが、長期計画とともにすぐにできる短期的、緊急的な対応もお願いしたい。現実問題として、来年ではなく今困っている父母がいるんですと、このように切実な思いを語っております。そこででありますけれども、今アンケートなどの調査を行って、そして今後の計画を作っていくというわけですけれども、政府が来年から始めようとしている新制度でも2種類の設定を設けて、1つは標準時間、これは11時間の保育であります。フルタイムで働く世帯を想定しているんだと思うんです。もう1つは短時間、これは8時間の保育ということで、父母のどちらかがパートで働いている世帯を想定したものというように、勤務時間によってどちらかの認定を受けると。政府もこのように今動いていくのかなというふうに思っておりますが、それとですねもう1つ、政府は来年予定のこの子育て支援制度に円滑な移行を図るため、先行的に支援する事業として保育緊急確保事業を行い、これに補助金を支給するというふうに言っています。7月中旬までに申請書を提出すれば、9月中旬には交付決定書を出すというそういうスケジュールを発表しています。放課後児童クラブ時間延長支援事業もそうです。これは、18時30分を超えた賃金の改善分に限らず、開所時間中の職員の賃金改善分も対象になると言っております。改めて町長に伺いますが、こうした背景があるわけですけれども、美瑛町として時間延長を実施する考えがないか伺います。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

昼を挟んでということでの答弁になりますけども、再質にご答弁を申し上げます。杉山議員からは、この時間延長について町長としては実行する気はないのかということでの再質をいただきました。私も昨今の少子高齢化の中で、女性が社会的な活動に重要な役割を果たす時代がもう既に来ていると、そしてそれがまだまだ成熟していく、進行していくというふうに思っています。そんな面からしますと町行政、また福祉的な観点からもこういう保育園ですとか学童保育について十分な役割をどう果たしていくかということは検討の重要な材料だというふうに思ってます。今、国の方でも子育ての関係で、杉山議員言われるようにいろいろ検討しているわけでありますけども、日頃ちょっと得てしますと国の施策に批判的な杉山さん、今回非常に国の施策を買っておられるのでちょっと驚いているんでありますけども。しかし、子育てをしっかり支えていくという意味で国も施策を打ってきているということも理解をしています。ただですね福祉ですとか、それからこういう子育てですとかという部分については、やはりただ公共なり公がサービスを提供すればいいという問題ないということは理解をしていただけると思います。やはり自分の生活、自分の家族、これをどういうふうに守ってくんだというそういう兼ね合い、また自分は自分の人生をつくっていくという、そういうスタンスもあるというふうに思ってますんで、そういう部分との兼ね合いを十分理解しながら、今後も施設の運用について検討していくべきだというふうに思ってます。今回の子育ての関係でですね、ちょっと私はこれで良いのかなって思っているのは、国は残業の時間をですね所得が高い方、ある程度以上の方は残業に対してお金を払わない。残業時間を残業とカウントしないような制度を作ろうというふうにしています。例えば、この社会的福祉の充実した、子育ての充実した環境などのヨーロッパだとかそういうところを見ますとですね、全く反対の方向で子供を育てる親が残業をしない権利がある。それから有給休暇をとる権利がある。そういうふうに親とそれから社会が協力し合って育てるという、そんな中から子育ての環境、福祉の充実ということを取り組んでいるわけであります。今回はですね、どうもおかしいのは、地方自治体なり保育所はやれやれと言っている。しかし国が一方でですね、親はいつまで労働をやってもお金を払わないような社会をつくっていく。これはちょっとですね、非常に大きな問題を私は含んでいると思います。例えば、保育所を今の部分から例えば何時間か広げて15時間やりましょうとか、子供が24時間のうちですね14時間も15時間も預けっ放しで、親は寝るときと本当にそれしか子供に会えないなんていう、そういう社会をやっぱりつくっちゃいけないんだというふうに思ってます。そういう面からしますと、この保育園、学童保育の部分についてもですね、そういったことも検討しながら我々としては対応していきたいと思ってますけども、時間延長については、実はどんぐり保育園については平成8年に建設した段階で、それまで8時から17時のものを7時50分から17時50分という形で延長しています。今回ですね、やはり我々もこういった環境であるということを十分鑑みながら調査をさせていただいているところでありまして、計画的に年度変わり等見据えながら延長について前向きに検討したいというふうに思ってます。ただ、明日からということとかっていうことなりますと、これはですね今、保育士さんを確保するのは大変な事態でありますし、それから働く方々のローテーションとかそういった部分も十分に検討しなきゃなりません。また、実際にそれを行っている方々の視察等も私の方ではしてくれという準備もしているところでありますから、こういった部分を十分に見合いながら、適切な運営時間というものを見据えながら今後検討していきたいというふうに考えているとこであります。以上であります。(「はい」の声)

質問 4番 杉山勝雄

はい、4番。次の質問に移りたいというふうに思いますが、今の時間延長については今後前向きに検討されていくということで、ぜひそこは進めていっていただきたいなというふうに思います。2つ目の質問に移りますが、子供緊急さぽねっとへの支援についてであります。ここで答弁の中でですね、保護者と子供との望ましい関係、今の答弁の中でもそれに類した考え方と言いますか、望ましい子育ての環境というものが、親子の関係というものが述べられましたけれども、確かにそれは私もね思いは共通します。誰もがそういう環境のもとで子育てをしたい、そう思うのは当然だと思いますし、またそう願っているんだと思うんです。しかし、これもまた町長言われたように、周りの条件が、働く条件、環境といいますかね、そういったものがそういう親の願いを実現できるような状況になっていない。逆な状況をまさに進めているというのが現実ではないかというふうに思っているんです。ですから、やはり望まれる、望ましい環境で育てるというのも確かにそうですけれども、実際に今の社会で働いている現場がどうなっているか、どういう保育が求められているのか、こういう視点から考えることも必要なのではないでしょうか。そうでなければ少子化対策、そして人口構造の変化に対応した真剣な対策は生まれてこないのではないかというふうに思います。これは政府はもとよりですが、自治体も、あるいは経済界や民間も含めて深刻に受けとめなくてはならない問題だというふうに私は思います。それでですね病気や出張、あるいは残業などで緊急に対応してくれるさぽねっと事業、ここには1市7町が委託をしており、また料金に対する助成も行っております。美瑛町にあるのびのびは、聞くところによれば病気の子供さんには対応できないということも聞いています。地域のつながりを持って子供を育てていくという理由では、今まさに仕事と子育てを両立させるために懸命に頑張っておられる保護者の切実な願いを納得させるだけの理由にはならないんじゃないか。私はそういうふうに思いますが、再度町長の考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、緊急さぽねっとへの対応ということで再質をいただきました。前段で人口減少社会をこれから迎えるという中でのということで、先日、元どこかの知事をやっていた方がどれだけ女性がいるかで町や村が消滅するというような、私は軽率な発言をされたというふうに思っているところでありますが、そういった部分については非常に話題になっています。ただ私はよく考えていただきたいと、そのときに言うんですけども、面積では今我々は美しい村連合というのをやってますけども、面積では我々の倍以上、日本の倍以上あるフランスでは、人口6千万人で町や村が3万以上あります。そういう意味では今、日本はですね2分の1以下の土地で人口が倍いるわけであります。それがですね人口が減るよと言って大騒ぎしてるということについて、私は非常にそのプロバガンダ的なものを感じています。発言された方もお父さんは地方の方だったようでありますけども、本人は東京で政治家の息子として生まれて東京で育ったということでありますから、あまり地方のことをよくわからない方なんではないかというふうに思っていますけども、そういう何て言いますかプロパガンダのような論議には、やはり一線を画して我々は地域づくりを論議するべきだというふうに思っているところであります。その面から、さぽねっとへの支援ということでお話をいただいたんでありますけども、少し経過をお話をさせていただきますが、この緊急さぽねっとは旭川の方で何か国の補助をいただきながらNPOを起こしたというふうに伺っております。子供さんをこういった緊急の時に対応しますよということで起こったようでありますけども、2年間ほど国の補助を受けて、今度は国の補助も終わりますから独立するということになったときにですね、いきなり町村にお金を出せと言ってきたところであります。なぜ、NPOに町村がお金を出さなきゃならんのかっていうことを聞いたんですけども、そこについては明確な答えはなかったように思っています。それでNPOの運営でですね、NPOというのは基本的には会員とNPOを運営する方々との契約によってサービスが提供されるというのがNPOの基本であります。このNPOの定款にもそういうふうに書いてあります。ところが実際はですね、例えば美瑛町の子供を預かるには美瑛町からお金を出して、町がお金を出さなきゃ美瑛の子供は扱わないって言うんですね。私は非常に不思議なNPOだというふうに思っています。なぜ、我々は美瑛町の方々が緊急さぽねっとに入ってサービスを受けたいということであれば、それは我々も支援の体制、それなりの部分はやります。しかし、まず町村がそのNPOにお金を出すと来たわけです。これは私はちょっとですね、NPOとしてはどういうNPOなんだろうというふうに実は疑問を持ってまいります。それで美瑛町としては、なぜこのお金を出すかということに説明もつかないし、例えばこのことによって何か契約が結ばれるようなことになれば、運営には全く我々も意見を言う場もありません。NPOの理事の部分としても何のあれもありません。ただお金を町が出すだけです。そうすると何か事故があったり、何かあったときに一体誰が責任を取るような形になるのか。こういった部分も含めてですね、私はこのNPOの部分については少し距離を置かせてくれということで今まで対応をしてきています。それからもう一つは、やはり福祉ですとか、こういった部分については地域の地域力が問われます。今、国の方ではですね合併の後にこういうテーマを掲げています。定住自立圏もその一つなんですけども、地域が連携し合って地域づくりをする部分についての法整備まで、道州制も含めてそういう整備をしていますけども、ゆくゆくはやはり小さい町や村が自力で運営しなくても、例えば福祉の部分だ、医療の部分だと、そういった部分はその圏域であればいいという、そういう物語を描く考え方だというふうに思ってますけども、そういう面からすると美瑛はですね、例えば旭川と一緒になるにしても距離感があって、美瑛町の住民の方々が旭川に中心になったとこにサービスを受けるというのは非常に不利な状況です。これは、東川とか東神楽とかそういうとことは、また鷹栖とか違う状況になります。そうすると美瑛においては、ある程度美瑛町の中で美瑛町の住民の方々が活動でき、また安心して暮らしていける基盤づくりをしてくるというのがやはり大きな要素になってきます。ですから、こういった子供の保護、また子供の安全のための取り組みも、町内のグループの方々、NPOの方々、そして私どもの保育所、こういったメンバーと一緒になって、じゃあ町民の方々がどうやって安心して子育てをできる環境をつくるかという、そういう積み重ねをしていくことが私は非常に重要なことであります。ただ、私はこの美瑛の町民の方がここに参加するということに、それをいけないことだとかそういうことを言ってるわけでありません。ですから、そういう考え方をさせていただいて今まで来ました。実際にじゃあ距離を置きながらどういう状況かということで、このさぽねっとの運用状況を聞きますとですね、実態はですね旭川と東川と東神楽と、この3つで利用状況は99%です。当麻ですとか上川ですとかというのはほとんどありません。そうすると、この旭川と美瑛の距離の中で果たして本当に安全に子供を預かっていただいたり、子供の福祉のためになるようなことが可能なのかどうかは、やはりこのNPOの運営状況を十分確認しながら我々が対応するということが必要だと思ってます。町が会員としてお金を出していくんであれば、やはりそういうことが必要だというふうに思ってます。ですから、何かこのさぽねっとというNPO法人に私は何かを持ってるわけでありませんし、ただ客観的な判断として町長としてはそういう判断をして今まで対応させてきていただいているということであります。ぜひご理解いただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 4番 杉山勝雄

はい。今、町長の答弁で私の知らなかったこともいろいろ教えていただきましたが、あくまでも私はお母さんやお父さんたちの目線から利用したくても料金がちょっと高いという、そういう観点からの質問といいますか、だったわけですけれども、なかなかそこまで踏み込んで町長も調べて、そして責任が持てないシステムだなということを教えていただきました。そういう中で美瑛町でのびのびもあるわけですけれども、やはりこの後、さらに病気などの子供にも対応できるような、そういったシステムをぜひ後押ししていただければなというふうに思います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、そのことにつきましては、こういう発言をさせていただいていますので、一方で体制をどう固めていくかということについて力を向けていきたいというふうに思ってます。よろしくお願いいたします。(「はい」の声)

質問 4番 杉山勝雄

はい、それでは3つ目の質問に移りたいというふうに思います。介護保険の見直しに町としてはどう対応できるかという問題であります。実際には、国からまだ具体的な制度が示されていない段階、そういう中で回答できないというのは理解できます。しかし、それにしてもといいますか、来年の4月の実施を前にしていまだに内容に踏み込めないでいること自体、国の進め方に相当現場との間に無理があるんではないかというような感じも受けるんですが、そういう中でですね利用者の権利、そしてなおかつ自治体として言わなければならないこと、大いにこれからも国に注文を付けていくことが必要だと思いますし、ぜひそういう立場で意見を上げていただきたいなというふうに思います。とにかく、昨日の参議院本会議で成立したわけですから、それに対して町長として今の時点でどういう姿勢で臨まれるのか、その点について考えを伺いたいわけですけれども、まず今回の見直しの根本的な問題について私はこのように思うわけですけれども、今まで保険給付から受けていたサービスを、今度は市町村の事業で行わなければならなくなるということです。ですから、給付ではなく事業ということになりますと、介護保険で定められた受給権というものはないことになります。サービスをどうつくるか、そしていくらの負担にするかというのは市町村の判断になるということですね。言い換えれば、サービスがなくても受給権の侵害にはならないし、サービスが打ち切られても同様です。厚労省はですよ、市町村の適切な判断でふさわしいサービスを提供すると言っていますが、介護保険では利用者がサービスを選ぶ、これが介護保険なんですね。この介護保険の理念に反するやり方が、今回の見直しで持ち込まれたことになります。しかも、昨日の採決を見ていると採決間際になって、要するに厚労省が言っている引き続き利用できるんだと言っている専門的サービスは、5割削減するというのが土壇場で出てきました。社会保障推進協議会という組織がありますけれども、ここがそれぞれの自治体に行ったアンケートによりますと、それぞれの自治体がこの見直しによって受け皿はあるか、移行可能かどうかという質問に対して、できると答えた自治体は17.5%だそうであります。こういうところに介護保険の理念に反した改悪であると私はそういう認識を持っておりますが、町長として今回の見直しを受けてどう思われているか、まずこれを第1点お伺いしたい。そして、次の方に移りますけれども、介護保険というのは要介護状態になって、なおかつ安心して暮らせるようにするということで保険制度をつくりました。そして保険料を徴収します。制度ができた後になって、後出しじゃんけんのようなやり方でサービスを選べなくする。このようなことは、あってはならないというふうに思うわけです。要支援だから、軽度だからということで介護から外しても良いというような言い分は、全くでたらめも酷いというふうに思うんですね。要支援という、言わば認定を受けた人たちです。認知症については初期対応が必要だ、重要だ。これは、厚労省自身もこれまで言ってきたことではないでしょうか。要支援のサービスをつくったときも、重度化を防ぎ自立を促すために、このように要支援という枠組みをつくったはずです。そこで、2点目の質問になりますけれども、いわゆる受け皿の問題です。私は、厚生労働省が4月の25日ですかね行ったレクチャーという文書を見ておりますけれども、そこで厚労省はどういう説明をしているか。これを見ますと、市町村の適切な判断でふさわしいサービスを提供すると言っておりますけれども、その中身です。基本的に現行の訪問介護、通所介護の事業所が提供しているようなサービスを想定しているというふうに言って、今回それを市町村の事業に押しつけるわけですね。なおかつ財源はまだ示されていない。今までのサービスが継続できる財源が来るのかどうかっていう問題がそこにはあります。そして、昨日の参議院本会議の中で土壇場で5割ほど削減するっていう、そういう考え方を厚労省自身は持っていると。これでは、必要なサービスを引き続き自治体がやろうとしても、その補償となる財源は与えないということになるわけですね。ですから、こういう厳しい状況、条件の中で利用者のサービスを維持するために、やはりそれなりの姿勢と、また国に対しても強硬に主張していくっていう、そういうそれぞれの自治体もまたそういう姿勢が必要なのかなというふうに思います。この点について町長はどのように考えられるか伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

お答えを申し上げます。一つ目は、町長どういうふうに今回の見直しについて考えを持っているかということでありますけども、実はこの一般質問、杉山議員からの質問をいただいて一般質問を検討している時にも保健福祉課の課長をはじめ、保育の関係も含めてですね、いろいろ検討したんでありますけども、その中で本当にそのとおりだなと思う考え方を職員が言ってましたけども、介護保険という制度をやる前は、地域の中で地域の福祉を高めようといろんな取り組みが行政も中心になり、また住民の方と一緒なってやってきたと。それをいきなり、介護保険をやればもうあんたたちの役割はないよと、あとは事業体だけあれば良いんだということで制度を新しくしてきたわけでありますけども、結局あの段階で心配された本当に財源、財政は持つのかということころ。実は、我々の3町の広域連合でも介護保険のこの料金というのはですね下げ止まりません。これはこのまま行ったら大変なことになるような状況がやはり推測されます。そうすると国もやはり相当慌ててですね、この部分の見直しをしてきたという印象が拭えないというふうに思ってます。そんな面からすると、長い間培ってきたものを壊しといて、自分たちのこれは俺は1番良いんだというふうに言ってきて、それをまたじゃあ元の部分をもう少しお前らやってくれとこういうふうに言ってきているわけでありますけども、それはそれでやはり制度の見直しという部分なり、やってみてだめなとこあると思うんですけども、恐ろしいのはですね全く責任っていうか、我々がここは申し訳なかったということがないんですね。これは権力というものなんでしょうか、今回の制度変えてもこれは国の権力だから、言うことだからお前ら言うことを聞けと一方的にやってくるわけですけども、こういう民主主義っていうのが一体どうなのかという思いは強く持っています。正直なところ今の介護保険の部分の見直しについては、そういう財政的な部分がもう逼迫してるという中での対応策だというふうに思っています。同じようなことは年金であったり、国民健康保険であったりというのは同じとこに同じようにあるわけでありますけども、謝っていただいたことは国民一度も無いような気がしております。そんな中で、この介護保険の見直しにどういうふうな対応で臨もうとしているのかということでありますけども、これについては正直言って詳細な部分がやはり出てこなければ、我々もこういうふうに対応するとは言い切れない部分が多いというふうに思ってます。地域支援事業という、議員ご指摘のとおり事業名をつけて29年度末までにということでの取り組みをせということであります。また、保険料等も上がってくるということで、この部分について町の将来を見据えてどういうふうな形で事業体をつくり上げていくのか、そういったこと我々の責任があると、我々の責任の基にあることだというふうに考えながら取り組んでいきたいというふうに思ってます。当然、今慈光会の皆様方やら、それから社会福祉協議会もそうでありますし、民生児童委員の方々もおられますし、いろんな組織が、青少年の見回りの関係もおられますし、そういう方といろいろと議論をしながら、NPOやまたそういった関係する方々の意見を頂きながら、今後取り組みを進めていきたいというふうに思ってますけども、基本的には安心して暮らせる、高齢になって例え1人の、結婚された方が単身になったりして、老後を迎える中でも安心できるまちづくりというのを目指して施策を検討していきたいということになるというふうに思ってます。そういう面からすると、やはり人材の確保ですとか、そういった部分も今後やはりまたお願いをしていくことになるかなというふうに思っているところであります。以上であります。

出典:美瑛町議会 平成26年第4回定例会 2014年6月19日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる