みんなの議会

美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

(1)福祉灯油について/(2)太陽光発電設備について

2024年12月10日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「福祉灯油について」「太陽光発電設備について」について質問し、市長 桜井恒が答弁しました。

質問者
吉岡建二郎 議員
答弁者
市長 桜井恒

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 吉岡建二郎

2024年第4回定例会において大綱2点について市長に質問いたします。大綱の1点目、福祉灯油事業について伺います。9月の定例会と決算審査特別委員会で、福祉灯油について質問をいたしました。昨年度の執行率、こちら67.60%ということで、不用額が出ておりましたので事業の拡大を求めましたが、現状、考えてはいないという答弁をいただいています。委員会の後、私も他の地方公共団体の取組等を調べ、本市でも生かせるものがあるのではないかと改めて考えましたので、今回、一般質問で改めて取り組ませていただきます。まず確認となりますが、本市では比較的早い時期から福祉灯油事業を継続して行ってきていると存じています。いつから施行され、これまで時代の流れに合わせて、どのような変遷を経てきているのかを伺います。次に、今後の拡大について、やはり私としては拡大をしていっていただきたいと考えておりますのでその考え方です。先の決算委員会では、量的な拡大、要は助成に関しての金額的な面では、今のところは考えていないとの答弁をいただきました。しかしながら、道内の他の地方公共団体の事業を確認していくと、かなり特殊な例にはなるのですけれども、多いところだと年間400リットルの給付をしているところもありました。150、100リットルというところも多く見られているのが現状です。本市は、増額は確かに近年していますけれども、およそ50リットル程度の給付となっています。また、他の地方公共団体を見ますと、事業としては福祉灯油という名前だけではなく、エネルギー全般の特別対策事業などとなっておりまして、ガス、電気等で暖を取る場合にも助成を行っているものが見られます。福祉灯油事業の開始時は、歴史のある事業ですので、暖を取る手段の主流が灯油によるものだった、恐らくそうなのかと思います。その名残として、今でも本市では灯油のみとなっているのかと思いますけれども、現在では、実際にガス、電気等で暖を取るという世帯が増えてきているかと思います。他の地方公共団体では、柔軟に対応しているものだと考えますが、本市でも、ガス、電気等に対する助成を検討してみるというのはいかがでしょうか。冬季に暖を取るための助成というのが制度の本質かと思います。この本質から言えば、灯油に限るという必要はないのではないかと考えます。本市以外での福祉灯油事業、又は類似事業、こちらについてどのように把握をしているのかをまず伺います。併せて物価高騰ですとか、原油高騰、非常に今高い状態が続いています。この側面から拡充の必要性について伺います。福祉灯油事業は、市民と対話していく中で、非常にいい事業であると、このまま継続していただきたいという評価を伺うことが多い事業となっています。これまで継続して行ってきた中で、進歩自体はしているとは考えるんですけれども、改良できる点はあるように考えます。市長は就任されてすぐ物価高騰対策として、1万円の現金給付を行われています。福祉灯油の事業も同じような観点から、福祉施策として拡充を行うことを是非検討されてみてはいかがでしょうか。物価にしても原油価格にしても、高止まりが続いています。これから安くなっていく、下がっていくというような見通しがあるようなものでもありません。私としては、この拡充が必要なことと考えますが、市長の考えを伺います。大綱2点目、太陽光発電設備について伺います。市内の太陽光発電設備についてですが、まず前提としたんですけれど、太陽光発電自体は、再生可能エネルギーの活用によって環境負荷を軽減するという観点から推進されていくべきものだとは考えています。しかしながら、それに伴うトラブル、やはりニュースなどを見ても全国で発生していると聞きます。景観に悪影響を与えるといったトラブルや、また生活環境、施設自体の周辺住民の生活環境への影響によるトラブルを、やはり避けられるなら避けた上で、太陽光発電設備の発展もされていくべきものだと考えるんですけれども、その上での質問なんですけれど、設置について、本市ではどのように把握をされているのでしょうか。また、過去にこういった太陽光発電設備に関するトラブル等、住民相談があったことはありますでしょうか。全国的な動きとして、やはりトラブルの発生というのはあることですし、今後もあり得ることだろうというところからだとは思うのですが、未然に防ぎ、また円滑に対応するために、太陽光発電設備の規制に関する条例を制定している地方公共団体が増えているように思います。近隣では、私の把握してるところですと長沼町、あと月形町、既に条例化しているところですけれども、本市では現状、太陽光発電設備についての規制というのか、条例化というのか、なかなかそこまで一気にいくか分かりませんけれども、考え方として、現状をどのように考えているか市長の考えを伺います。

答弁 市長 桜井恒

本市の福祉灯油事業についてでありますが、福祉灯油購入助成事業は、昭和56年度から実施しておりましたが、灯油価格の安値安定が続いたことなどにより、一度廃止をしております。現在の福祉灯油事業は、灯油価格の高騰に伴い、平成19年度から開始しており、在宅で生活する低所得高齢者世帯の生活の安定に資することを目的として、厳冬期における採暖に使用する灯油の一部を支給しております。平成22年度までは、灯油50リットルを基本に4,000円を上限として灯油券を支給しておりましたが、平成23年度からは、4,200円に変更しております。その後、令和3年度からは、実勢単価を参考に給付額を決定するように変更しており、令和6年度につきましては、対象世帯に6,350円の福祉灯油券を支給しているところです。次に、本市以外の福祉灯油事業についてでありますが、道内35市の令和5年度の実施状況につきましては、灯油の高騰した年に限らず、毎年実施している市が本市を含め7市、灯油の高騰した年に実施する市が20市、令和5年度については、実施していない市が8市となっております。支給額を定めている市と灯油量等を定めている市など、支給内容は様々ですが、金額としては5,000円から2万円の間で支給されております。ガスや電気の採暖費用の支給につきましては、平成29年度に民生委員、老人クラブ会長等を対象に行った調査では、必要性を感じている方が1割程度であったことから、灯油に限定し、市内の灯油販売店で利用可能な灯油券を支給しているところです。事業の拡充につきましては、市民の皆様からは「金額としては5,000円から6,000円程度はほしい」「福祉灯油事業は、年間の灯油使用量の1割前後の灯油の支給となることから助かっているなど」おおむね好意的な意見をいただいております。市としましては、令和3年度からの実勢単価を参照した灯油高騰への対応により、本年度においても、上限額の見直しを図ったところであり、当面は現状の内容で事業を継続し、今後、市民の皆様の声をお聞きしながら適宜、必要な見直しを図ってまいります。次に、市内の太陽光発電設備についてでありますが、初めに、本市の状況につきましては、経済産業省が認定したFit及びFipの件数によると、本年3月末現在で、10キロワット未満の住宅用が89件、10キロワット以上の事業用が39件で合計128件となっております。なお、太陽光発電設備に関する過去のトラブルや住民相談はないところであります。次に、太陽光発電設備の規制に関する条例についてでありますが、近隣では、月形町が令和5年3月に「月形町太陽光発電事業と地域との共生に関する条例」を制定しておりますが、本市といたしましては、地球温暖化対策を進めていく上で、太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及は重要であると考えていることから、直ちに市独自で太陽光発電設備の規制に取り組むのではなく、国や北海道などの関係機関と連携しながら、適切に対応してまいります。

質問 6番 吉岡建二郎

福祉灯油についてですが、本市では早い時期から取り組み、また継続して、これまで行ってきていることを確認させていただきました。一方で、原油価格が高騰している中で、緊急に福祉灯油事業を実施している市町村が増えてきており、比較してしまうと、やはり本市の福祉灯油事業というのは、量的、金額的な面、灯油のリッター数から見ると、多少少ないと思えるところがあると言わざるを得ません。量的な面から給付が適正なものなのか、検証が必要であると考えます。また、ガス、電気等での採暖への助成についてですが、今ほどのご答弁ですと、調査は平成29年度とのことです。もう7年も前になります。他の地方公共団体の類似事業、若しくは福祉灯油事業はガス、電気等というものが対象となっている、これが実態であると考えます。ここについてはやはり事業の見直し、このガス、電気を加えるといった拡充、可能であれば行っていただきたいと考えます。事業を継続していくことは非常に大切なことであり、やはり当初もお話ししましたとおり、市民から助けになっているという声は確実にあります、これは間違いありません。他の地方公共団体のように特別対策の単発の事業として行っているわけではないので、助成内容をすぐに変えるといったことはなかなか容易ではないかとは思いますし、その点については理解をいたします。しかしながら、物価高騰、原油価格の高騰の今、ある程度の柔軟性を持たせた上で、さらなる効果的な取組を行っていくということ、こういった対応が必要であり、また可能ではないかと考えます。市長の考えを伺います。太陽光発電設備について、太陽光発電の事業者、現状本市に届出などを行う義務がないかと思います。そのため、今ご答弁でも経産省が認定したFit及びFipの事業者での把握となっていることだと思いますけれども、先ほど申しましたとおり、月形町、長沼町等ですね、条例を制定している地方公共団体では、この条例の中に届出を必要とするとしているところが多くあります。トラブルなどが発生した際には、やはり円滑な対応が地方公共団体の中で行えるように備えているという状況なんです。本市への相談、これまでトラブルなどといったものはないということですけれども、私自身が市民と対話していく中で、住宅の近くに太陽光発電パネルがあり、損傷しているだとか、看板などもないものですから、どこが管理しているのか分からないといった形での相談をされることがあります。やはり不安の声というものは、なかなか行政の相談にはないかもしれませんけれども、現状出ているところかと思いますので、対応が必要になっていくのかと思います。また、既に設置されている太陽光パネルの一部老朽化等による破損が見受けられるところも実際にあります。私も今回質問するに当たって何か所か見て回ったんですけど、パネル自体が割れているというものが、管理されてる方からしたら放置というわけではないのかもしれませんけれど、見る側からしたらやはり放置されているといったように見えてしまいます。そういった中で、2030年代半ばには耐用年数の寿命を迎えた太陽光パネルが大量廃棄となるといった話もある中で、その費用がかさむということになれば、適切な廃棄がされず、放置されるという懸念もあるといった報道がなされているところです。空家や空地の問題と同じように、管理されてる方がすぐに分からないとなれば、対応もなかなかできないような状況が来るのではないかといった懸念があるわけです。本市では今すぐ条例制定や規制はなかなかしないというような答弁だったと思うんですけれども、全国的に見れば、やはり景観ですとか、生活環境への影響等から住民トラブルが発生している例があります。今後、本市でも同様とは言わなくとも、似たような事案が起こる可能性を想定しておく必要があるかと考えているのですけれども、この条例制定や規制までは行わずとも、円滑に対応するために今のうちから何らか手立てを取っておくといった必要はあるのではないかと考えますけれども、市長の考えを伺います。

答弁 市長 桜井恒

福祉灯油の支給額についてでありますが、道内35市では5,000円から2万円と、金額はそれぞれで、灯油が高騰した年に限って支給しているのが20市となっております。本市においては、冬期間に使用する灯油のおおむね10%の50リットル程度の補助があると負担感が和らぐとの市民からの声もあり、雪が多く寒冷な本市においては、生活費への支援としての50リットルの灯油の実勢価格を基に、毎年支給しております。令和6年度は6,350円相当の灯油券を支給しているところであり、令和2年度の支給額と比較して2,150円の増額をしていることから、市民の皆様からは、おおむね好意的なご意見をいただいているところです。また、電気やガスを支給対象にするかについてでありますが、平成29年度の調査では電気やガスを熱源として使用している家庭はあまり見かけないとの声が多かったことから、灯油券による支給を継続しているところです。今後につきましては、各家庭の熱源の状況が時代とともに変化しているかなどの地域の実情と、他市の支給状況も参考にしながら、適宜必要な見直しを図ってまいります。次に、太陽光発電への対応についてでありますが、経済産業省が認定したFit及びFipの事業者は、再エネ特措法で関係法令の遵守が求められていることから、違反があった場合は国による指導等がありますが、太陽光発電の維持管理や廃棄には様々な課題があると認識しており、すでに条例制定を行っている自治体の事例を参考にしながら、市内の状況を注視してまいります。

出典:美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる