美唄市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月18日
(1)交通行政について/(2)教育行政について
2023年7月18日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「交通行政について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 川上美樹 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 川上美樹
令和5年第2回定例会におきまして、大綱2点につき、市長並びに教育長にお伺いをいたします。大綱の1点目は、交通行政についてです。現在、地域公共交通計画に基づいて、市民バスやタクシーが運行されておりますが、買物や通院にと、日々、市民の足となる公共交通については、大変重要な役割を果たしておりますが、これからの新しい公共交通の手段の在り方について伺います。一つ目として、現在の公共交通における課題とはどのようなものなのか。二つ目として、予約制バスや乗合タクシーの拡大について、どのような考え方であるのか市長にお伺いいたします。大綱の2点目は、教育行政についてです。学校における「いじめ」について伺います。令和3年度のいじめの件数は61万件を超え、過去最多であったこと。いじめによる自殺や不登校についても、過去2番目の件数になったことが文科省の調査で分かりました。また、旭川市では、いじめを受けていた中学2年生の女子が、2021年公園で凍死していた問題を教訓にして、市長が加害児童生徒への出席停止などを学校に勧告できる「旭川市いじめ防止対策推進条例」がついこの間、6月30日に旭川市議会で可決、即日施行されました。本市においては、美唄市いじめ防止基本方針が平成27年より施行されており、本文の冒頭には、「いじめは、決して許されないことであり、常に未然防止に努めることが必要であり、その兆候が見られた場合には、正確な情報をいち早く把握し、迅速に対応することが求められています。」と書かれておりますし、各学校でも基本方針が作られているところですが、まず一つ目として、本市におけるいじめの状況はどのようになっているのか。二つ目として、児童生徒へのいじめの指導体制はどのようになっているのか、教育長に伺います。
答弁 市長 桜井恒
地域公共交通の現在の課題についてでありますが、経年的な人口減少、少子高齢化の影響による高齢者への移動支援、市街地と郊外部の市民ニーズに応じた公共交通の支援、路線バスの曜日や時間帯を考慮した効率的な運用方法の検討、乗合タクシーにおける各事業者の運転手不足など、様々な課題があると認識しております。次に、新しい公共交通の在り方についてでありますが、予約制バスの考え方につきましては、現在の市民バスにおける時刻表に基づいた運行形態とは異なり、利用したいタイミングで、予約により乗車できる即時予約やバス停をきめ細やかに配置することで、利便性の高い運行を目指しております。また、乗合タクシーの拡大については、運行区域の再編・拡大に向けて検討を進めてまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
本市における、いじめの状況についてでありますが、令和4年10月に文部科学省が公表した「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によりますと、全国の小・中学校における認知件数は、小学校が50万562件、中学校が9万7,937件、合計59万8,499件で、北海道では、小学校が1万8,552件、中学校が2,906件、合計2万1,458件となっております。本市のいじめの認知件数につきましては、令和3年度では、小学校が213件、中学校が17件、合計230件となっており、令和4年度につきましては、小学校が195件、中学校が18件、合計213件の認知件数で、前年度と比較いたしますと、小学校で18件の減、中学校では1件の増となっております。また、令和5年4月から6月末までの同様の調査では、小学校94件、中学校14件の認知件数で、昨年度の同時期と比較いたしますと、小学校で3件の減、中学校で5件の増となっているところであり、このいじめの態様について、小学校、中学校ともに「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」との回答が、全体の約5割を占めているところであります。次に、児童生徒へのいじめの指導体制についてでありますが、各校においては、特別の教科「道徳」を要とした、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図るとともに、「美唄市いじめ防止基本方針」に基づき、日常における児童生徒の観察や教育相談はもちろんのこと、定期的に実施するアンケート調査等により、いじめの早期発見・早期対応に向けた指導体制を確立し、全ての児童生徒が「いじめを絶対に許さない」という意識を持ち、望ましい人間関係を構築できるよう、児童生徒一人一人に寄り添いながら教育活動を展開しているところであります。教育委員会といたしましては、毎月定例で開催しております校長会議や教頭会議はもとより、各校の生徒指導担当者で構成する生徒指導交流会などにおいて、各校の現況等を適宜把握し、当該児童生徒のケアや保護者支援を含め、指導・助言を行うとともに、必要に応じて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの充実、市長部局、美唄警察署などの関係機関と連携し、対応しているところであります。今後におきましても、市内各校との緊密な連携のもと、児童会や生徒会活動における主体的ないじめ根絶に向けた取り組みの促進や、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実、「からかい」「嫌がらせ」などを含め、いじめを積極的に認知するなど、その解決に向けた取り組みの徹底に努めてまいります。
質問 11番 川上美樹
大綱1点目の交通行政についてです。バスのステップ、上がり下がりするところですけれども、バスのステップについても高齢者にとっては高くて足が上がらない。それから降りる時も荷物を持って降りるのが大変だということから、市民バスを利用したくてもできない状況にあると聞いております。このようなことについても、今後ご検討をいただきたいということ。また、運転手不足ということもご答弁にありましたけれども、例えば他市町村から本市へ運転手さんの派遣を行ってもらうための、そういった予算も充てる、考えていく余地もあるのではないかと思います。現在、当別町の自動運転バスの実証実験が始まったことや、市長の公約にもあるように、通院や買物に家から目的地、目的地から家まで運行してくれる。また、予約制のそういったものを導入しての市民の足の確保は、現在すぐに必要な状況であると私は思います。もし自家用車がなかったら、どんなに不便か。ましてや高齢になると、足や腰も悪くなり、重い荷物を持ってバス停から家まで歩くことがどんなに大変か。市民からいただいた税収や本市にいただいた寄附金などは、現在住んでいる市民の生活に密着した部分について、それが向上するために使うべきだと私は考えます。そのため市民の足の確保、それについては、早急に取り組むべきと考えます。市長のお考えを再度お伺いいたします。次は、大綱の2点目教育行政について、再度教育長に伺います。本市だけでなく、人が集まれば全てが問題ない人間関係で進むということもないと思います。ただ、遊びのうちの一つだと思っていても、やられたほうが嫌だと感じれば、はっきりと相手にやめてほしいということ。また、それが繰り返し続くようなことであれば、先生などの大人に助けを求めること。それから、いじめた方もそれを認めて、相手に謝り、同じことを繰り返さない、クラスの仲間として友人関係を再構築していくこと。こういったことの繰り返しで成長していくものだと思います。いただいたご答弁では、全ての児童生徒がいじめは絶対に許さないという意識を持ち、望ましい人間関係を構築できるよう、児童生徒一人一人に寄り添いながら教育活動を展開しているところであるとご答弁をいただきました。まず、いじめた側ですけれども、いじめた側の児童生徒に対する指導、心の教育、命の大切さを学ぶことをさらに強化したほうが良いのではないかと思います。同じことを繰り返すようであれば、いわゆる通級指導教室、これは普通教室と特別支援学級の間ぐらいのイメージと思っていただければと思うのですが、そういったところで、いじめ行為の何がどうよくないのか、学んでもらう時間を別途、授業とは別にそういった教室で作っていかなければ、将来ハラスメントを平気で行うような社会人に育っていくのではないかと思います。次に、いじめられた側ですが、ご答弁いただいた内容では、小中共に、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる、そういったことが5割であるとご答弁をいただきました。このことについてですが、つい先日7月11日、NHKの夜に放送された番組で、東京医科歯科大学の最新研究が紹介されていました。その中で、言葉のリスクといって、言葉で嫌なことを言われると、言われた人の脳に大きな影響が出るということが分かってきたと番組では報道されておりました。このようなリスクを続けて多く受けると、引きこもりになる可能性が大きくなるというようなことも報道でされていました。その引きこもりですけれども、令和5年3月内閣府の調査結果では、日本全国に146万人という結果が出ております。同僚議員からの介護職不足のことで質問がありましたけれども、今どこの業界でも人材不足であるというようなことがありながら、日本にこれだけの人数の引きこもりがいるということも把握していただきたいと思います。美唄の児童生徒が将来、このような引きこもりとならないように、小中学校での本気の指導体制、そして対策というのは絶対に行っていくべきと思います。これらに対応できる教員の児童生徒への指導力強化、そして教員を支える学校職員や教育委員会の体制についても強化すること。そしてコミュニティ・スクールの実施によって、保護者と学校の先生以外の大人の方々が学校へ出向くということで、そういう環境を作るといったことも、児童生徒にとっては、いじめを防止するための一つの策になるのではないかと思います。旭川市が先月制定した、「いじめ防止対策推進条例」では、いじめをした側への出席停止勧告を市長が行えるなど、定められております。また、福島県福島市でも、先月、同じ6月30日に既に制定している「福島市いじめ防止条例」の中身を「いじめはどこでもどの児童でも起こり得る」と書いていたところを、「いじめは現に起きている」と改正されました。危機意識レベルを上げて対応しているということです。本市においては、これらの取り組みについては、どのようにお考えでしょうか。私は学校で良い思い出がたくさん心に残る生活を送れるように、心の教育体制を再度、徹底して取り組んでいきたいと心から思う次第です。いじめた側に対する指導、そしていじめられた側に対する対処、コミュニティ・スクールの充実や、いじめ防止条例の制定などについて、いじめに対する危機意識の向上を図るべきと考えますが、改めて、教育長のお考えをお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
市民の足の確保についてでありますが、「美唄市地域公共交通計画」の中でも、将来的なバス路線の再編や、ご指摘のありましたバスのデマンド化などを推進していくこととしており、家から目的地、目的地から家へ自由に使える交通の早期実現に取り組むとともに、将来的には自動運転バスなどの新たな公共交通手段につきましても、市民の皆様へ情報提供しながら、利便性の高い公共交通体系を構築してまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
いじめについてでありますが、「いじめは、どの児童生徒にも生じ得る」ものであると考えております。このため、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に取り組み、たとえ「けんか」や「ふざけ合い」であっても、その背景にある状況を的確に把握し、児童生徒の感じる被害性に着目するなど、表に現れにくい心理的な被害を見逃さないことが重要であると考えております。いじめの中には、児童生徒の生命、身体又は財産に重大な被害が生じるものもあります。その場合には、教育的配慮や被害児童生徒の意向を十分に配慮した上で、児童生徒の命や安全を守ることを最優先とし、命の大切はもちろんのこと、心の教育を充実させていくことが重要であると考えております。このため、各学校の道徳科やピア・サポートの取組において、著名な講師を招へいし、児童生徒への直接指導や教職員研修会などを開催するなど、子ども達相互の人間関係がより豊かなものとなるよう積極的に展開しているところであります。次に、「いじめ防止条例」についてでありますが、現在、本市においては、「美唄市いじめ防止基本方針」に基づき、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に取り組んでいるところであり、「条例」の制定につきましては、他市町の状況について、調査・検討してまいりたいと考えております。私といたしましては、学校は全ての児童生徒が伸び伸びと安心して楽しい生活を送ることができ、自分も他者も大切であることを認識し、互いに尊重し合う関係の中で、自己肯定感や誇りを高めていく場であると考えております。このため、学校教育活動への参画といったコミュニティ・スクールとしての活動を通じて、「ともに子ども達を育てる」という視点で保護者や地域の皆様と連携を強化し、児童生徒一人一人が安心して通える学校づくりに取り組んでまいります。