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美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月10日

(1)経済振興について/(2)福祉行政について

2022年6月10日、美唄市議会の一般質問で、松山教宗議員が「経済振興について」「福祉行政について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
松山教宗 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松山教宗

令和4年第2回定例会において、大綱2点について市長に質問をいたします。大綱1点目は、経済振興についてです。一つに、WDC構想についてであります。本市の基幹産業であった炭鉱の閉山後、地域経済振興のため、東明工業団地に続き、茶志内地区と奈井江町にかかる空知中核工業団地は、当時、中小企業基盤整備機構により開発され、数社の企業進出がありましたが分譲が進まず、本市に用地が譲渡され、空知団地として約8年が経過しました。その中、本市では空知団地を活用すべく、食料備蓄基地構想やWDC構想がそれぞれ展開されており、WDC構想においては、これまで空知団地を基軸に着実に展開がなされ、これまで平成26年から30年までの5年間、NEDOによる雪冷熱エネルギーを活用した実証実験や廃熱を利活用した実証実験、そして実証後の施設を本市が受け、実証データをもとに企業誘致が活発化し、昨年4月には民間企業数社による本格創業が始まるなど、本市経済振興において大きな転機となり、空知団地に民間事業者のデータセンターを中心としたIT集積地域として、現在は着実に進んでいることは承知しております。ここへ至るまでに、長年にわたる積極的なプロモーションや企業誘致活動に取り組んできた担当部の成果であり、今後、持続可能なまちづくり、地域資源を生かしたまちづくりを進めていく上で、地域産業振興の発展が必要不可欠でありますので、より一層、確実なものとなるよう、期待したく思います。第2次美唄市産業振興計画、産業振興施策の展開方向には、美唄市の優位性を生かした新たな企業、事業の創出とあり、WDCや食関連事業等の立地促進と明記され、本市の新たな産業振興施策としても空知団地で進められているWDC構想は重要な位置付けとされ、雪の利活用、省エネルギーや自然エネルギーの活用、廃熱の利活用や食関連加工工場や備蓄など、災害の少ない立地を含め、地の利を生かした本市産業振興計画上においても、現実となりつつある段階にあります。ここ数年の世界情勢を伺うと、脱炭素社会の実現に向け、環境問題やエネルギー問題、食料問題などが叫ばれ、急速な高度情報化による情報量の増大や保全など、現代社会ではそれらの対応が求められ、国連のSDGsの提唱により、急速に世界は動いており、これらの取り組みが追い風となっていることは大きく期待するところもございます。改めて、本市はデータセンター誘致やハイテクセンターを含め、IT集積地として先行して取り組んでおりましたので、産業の進行が難しい昨今において、まさに千載一遇のタイミングであり、これまでも一般質問において何度か質問してきましたが、高齢化や人口減少の著しい本市にとって、空知団地などへの関連企業の誘致、事業による創業を確実にしていくことは、未来を見据えた重要な取り組みであると改めて考えております。そこで空知団地で進められているWDC構想について、現在、データセンター関連企業の進出や関連施設の建設にかかる全般の事業進捗状況と、今後想定されている具体的な国や市の支援策について、どのように推進して支援をしていくのか、その進め方について市長にお伺いをします。大綱2点目は、福祉行政についてであります。一つに、介護保険サービス事業についてです。本年1月、本市の人口は自然減や人口流動などにより2万人を切り、あわせて高齢化による高齢者比率が43%を超えたことは承知しております。昨年策定された、第8期美唄市高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画には、「ともに支え合い、安心して暮らせるまちづくり」の実現を目指し、貯筋体操を中心とした介護予防を実施しながら、医療機関と緊密な連携を図り、健康寿命を延伸し、地域全体での見守りや生活支援ができる体制を構築する美唄らしい地域包括ケアシステムが示され、高齢者が住み慣れた本市において、安心・安全に暮らせるまちを目指し、国や北海道の高齢者福祉事業や介護保険事業制度などにのっとり、本市の実情に合った施策が行われ、高齢者にとっても、介護認定を受けておられる方にとっても、心豊かに暮らせるよう、各サービス事業が、国が定めた介護保険制度がスタートした平成12年度から平成22年度までに計画を策定し、見直しながら進められていることは理解しております。そこで、本市の介護保険サービス事業において、一つに、現在、要支援から要介護など認定を受けている方のうち、介護サービス事業を利用している方はどれぐらいいるのか。また、介護認定者の今後の推移や傾向はどうなるか伺う。二つに、本市には現在、介護事業所が数か所あり、介護スタッフ不足などが社会問題となっていますが、その実情の把握、そして被保険者や介護サービス事業者に何か影響があるのかなど把握したのかと思いますが、全体的にどのようになっているのか伺う。三つに、さらに本市の介護サービスを受けている方の利用のしやすさについて。また、以前、8年前だったでしょうか、介護認定を受けるのに介護認定調査会の認定の事務的手続に時間がかかるという問題がありましたが、現在は改善されてどのようになっているのか、あわせて状況を伺います。2点目は、配食サービス事業についてであります。本市のコミュニティ施策として、見守りや生活支援の大切な事業の1つである高齢者の主にひとり暮らしの方で、心身虚弱等のため、しっかり栄養を取ってもらうための食事をはじめ、日常生活を営む上で支障をきたしている方に対して、夕食弁当の配食サービスを行っていることは承知しております。生活する上で、衣食住の食は大切であり、高齢者やひとり暮らしの方にとっては、自分で買物や調理を行い、煩わしいことなど不安要素としてございますが、食を提供することへの安心感としっかりと他者に見守られている安心感と重なる、とても大切な事業となっていることもあわせて承知をしてございます。そこで、本市の配食サービス事業の現状とその課題、成果についてお伺いします。また、インフレや世界情勢により、燃料単価や野菜などの原材料が高騰している状況において、値上げなどを考えているのか、それらの転用なども含め、どのように考えているのか、市長にお伺いをいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

はじめに、経済振興について、WDC構想についてでありますが、事業の進捗状況につきましては、令和3年4月に構想の事業化を目的とした株式会社ホワイトデータセンター(WDC)が設立され、同年12月に環境省「脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業」の採択を受け、本年3月に実施設計が完了しているところでございます。本年度におきましては、現在、建築確認申請を行っている段階であり、その概要は、延べ床面積が2,458平方メートル、鉄骨造2階建て、200ラック規模のデータセンターを計画していると伺っております。また、事業者は総務省がデータセンター等の地方分散による、デジタルインフラ強靱化を促進するため、本年度、新たに創設した「デジタルインフラ整備基金助成事業」への補助事業申請を現在行っており、この採択を受けることができれば、9月を目途に着工される予定と伺っております。次に、支援策につきましては、道においては北海道産業振興条例により必要な支援を行うほか、市といたしましても、着実な事業の推進に向けて、企業と連携を図りながら、総務省や環境省をはじめ、国等に対する支援要請活動を行っているほか、美唄市産業振興条例による助成など、必要な取り組みを行っているところであります。また、WDCを核とした産業クラスター、関連産業につきましては、雪冷熱エネルギーやデータセンターの排熱等を利用した食料生産事業や関連するIT関連産業などの空知団地への集積につながるよう、引き続き、企業誘致の取り組みを進めてまいります。次に、福祉行政について、本市の介護保険サービス事業についてでありますが、はじめに、介護認定者数につきましては、令和4年3月末の集計における第1号被保険者の要介護認定者数が、要支援1と2の方、711人、要介護1から5の方、1,211人、合計1,922人となっております。次に、要介護認定者のうち、介護保険サービスを利用している方は約75%と、4人に3人が介護保険サービスを利用しております。また、高齢者数は平成29年をピークに減少しているところでありますが、要介護認定者数につきましては、高齢化率が年々上昇し、後期高齢者の割合も高くなることから、横ばい傾向がしばらく続くものと推測しているところであります。次に、本市の介護事業所数と現状につきましては、介護事業所数は、令和4年3月末で40の事業所があり、3年ごとに見直しを図る介護保険事業計画に基づき、受給バランスを取ることとしており、現在のところ全体としましては、人材不足による介護保険サービスの影響はないものと認識しているところでございます。また、要介護認定に係る申請から認定までの期間につきましては、厚生労働省の要介護認定適正化事業の業務分析データによりますと、本市においては、平成29年度以降、平均29日で結果が出ており、これを全道・全国平均と比較しまして、8日ほど早い認定が出来ているところでございます。次に、配食サービス事業についてでありますが、日常生活を営む上で支障をきたしている方に対して、安定的な食生活を確保するとともに、安否確認を兼ねて、夕食の配食サービス事業を行っているところでございます。利用者数につきましては、令和3年度末で168人、1日平均で約86食の利用があり、利用者のニーズに的確に応えていることから、現状においては、特に課題はないものと考えているところであります。事業の成果といたしましては、安定的な食生活の確保と栄養のバランスが保たれているほか、弁当の宅配時に普段と違う異変などを感じたときに、配達員が体調不良の方を発見し、緊急の受診につなげるなど、高齢者等の安心・安全な生活を支えているところでございます。また、今般の物価高騰の影響につきましては、食材の工夫などによる対応が図られておりますが、対応が難しくなった場合には、委託業者である社会福祉協議会と緊密に連携し、必要な対応を行ってまいりたいと考えております。

質問 9番 松山教宗

1点目は経済振興でありますけれども、空知団地への企業誘致により、本市の今後の税収増や雇用拡大など期待するところでありますが、WDCの事業化は本当に大きな一歩と考えてございます。空知団地で更なる企業集積に向けて、市では令和2年度及び3年度において、雪解け水を利用した事業化、サーバー排熱を利用した養殖事業などの実証や実現可能性を調査している。そこに対して助成を行っていることは承知しておりますが、空知団地への更なる企業の誘致や集積について、確実にするために、ここ数年間、とても大切な時期であろうかと考えております。そこで、できるだけ市がバックアップすべきではないかと考えておりますので、本市としての今後の展開についてお伺いしたいと思います。2点目は福祉行政についてでありますが、本市の介護保険事業者の1つが、夏頃に事業所を撤退するという声も伺ってございます。本年1月には種別は違いますけれども、居宅介護系の事業所が事業をやめるなど、本市の介護事業サービスに関して非常に不安を持っている市民の方も多いと伺ってございます。本市は高齢化率も高いため、介護事業者が減ると、今後必要な介護保険サービスを受けることができないのではないかという危惧もございます。また、本市の高齢者予備軍にとっても安心・安全に住み慣れた地域で暮らしていくための必要不可欠な施策でもありますので、今後も非常に大切な分野であると考えてございます。そこで、今回の撤退等を含めて、経営者としてどのように受け止めているのか。また、介護保険事業者が撤退する理由なども把握されているのか伺うとともに、また、今後の美唄市の介護保険事業の在り方について、市長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

WDC構想、今後の事業展開についてでありますが、データセンターを核といたしました空知団地への関連産業の集積、いわゆる産業クラスター等についてでありますが、市独自の支援施策である「地域資源活用型事業化実現事業」を創設いたしまして、令和2年度においては、「地域資源である雪解け水を活用した事業化検討事業」及び「未利用資源活用バイオ発電事業化検討事業」、さらに令和3年度におきましては「雪解け水を活用したうなぎ養殖等の事業化検討事業」に対して、それぞれ助成を行ったところでございます。この検討事業の調査結果につきましては、具体的に申し上げますと、令和3年10月におきまして、関西の企業でございます株式会社ミリオナ化粧品が空知団地に進出し、事業計画の発表を行ったほか、株式会社ホワイトデータセンター(WDC)が取り組む白きくらげの栽培やうなぎの養殖実証などが報道され、全国からも注目を集めているところであります。市としましては、こうしたWDC構想全体の取り組みにより、本市の雇用や税収の増加に繋げるとともに、国が進める新しい資本主義に向けた改革の重点分野でございます、グリーン・トランスフォーメーションやデジタル・トランスフォーメーション、いわゆる脱炭素社会やデジタル田園都市国家構想の実現への貢献が図られるものと考えておりまして、今後とも国などの施策と連動しながら、企業との連携も充分図りながら、さらに必要な取り組みを積極的かつ着実に進めてまいりたいと考えております。次に、介護保険事業者の撤退ということでございますが、その理由につきましては、今般の新型コロナウイルス感染症拡大による通所者数の減少と伺っているところでございます。次に、本市の介護保険事業につきましては、今後、より介護を必要とする後期高齢者や、日常的な見守りや支援を必要とする方が増加することが予測されますので、介護保険事業者との情報共有を充分図りながら、美唄市介護保険事業計画に基づきながら、必要なサービス量を把握いたしまして、適切なサービスの提供に努めてまいりたいと考えております。今後におきましても、地域包括ケア推進条例の基本施策である貯筋体操などの介護予防の取り組みを継続し、高齢化が進んでも、市民の皆様が健康に地域で過ごしていかれるよう、さらに事業者へ支援してまいりたいと考えているところでございます。

出典:美唄市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる