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美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月17日

(1)市長の選挙公約について/(2)市長報酬について

2019年7月17日、美唄市議会の一般質問で、谷村知重議員が「市長の選挙公約について」「市長報酬について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。

質問者
谷村知重 議員
答弁者
市長 板東知文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 谷村知重

令和元年第2回定例会にあたり、大綱2点につきまして、市長にお伺いいたします。大綱1点目は、市長の選挙公約についてであります。この度の市長選挙で、板東市長は、選挙戦で総事業費の見込みが一時50億円にのぼった市立美唄病院の建替え計画を過大だと批判し、しっかりとした将来の見通しのもとに計画を作ると、事業の見直しを訴えてきました。当選後の北海道新聞の取材では、新たな建替え計画について、早く建てたいという気持ちはあるが、これからの話し合いによるとし、具体的なスケジュールには言及しなかったとの報道がありました。現在の市立美唄病院の施設は、1966年完成で、1981年施行の改正建築基準法による耐震基準を満たしていないこと、あるいは鉄筋コンクリートの耐用年数である65年の寿命も近づいていることから、これまで、大きな施設改修は先送りをし、新病院建設に向けての取り組みを進めてきたところですが、板東市長は、この取材の中で、今の建物の欠陥はすべて直すとのコメントを述べ、現施設の改修を急ぐ方向を示されたところであります。選挙戦で、事業費が過大であると訴えてきたにもかかわらず、これまで同僚議員の質問にもありましたけれども、スケジュールを示さない、あるいは建物の欠陥はすべて直すとするコメントに対して、強い違和感を持つところであります。スケジュールを示さず、建て直し計画を批判する、そして建物の欠陥はすぐに直しますと言っても、多くの市民は理解し得ないのではないでしょうか。板東市長は、病院計画を白紙撤回し、計画を見直すとしていますが、これから見直しを行うと、何年も遅れ、建設コストも上昇し、結局は新病院の建設はできないという結果になるのではないかと危惧するところであります。さらに板東市長は、市長公約の中で、学校と図書館、公民館を併設した生涯学習センターの建設を公約に掲げ、そして、閉園が決まっている栄幼稚園の存続も公約に掲げています。これら公約の実現には、当然財源が求められます。公約に掲げた以上、公約は実行しなければなりません。根拠のない公約は、市民を欺くことになります。どの公約に、おおよそいくらかかるかとの説明をしなければ、今回の選挙で投票した市民は納得しないと思います。今後、早急に検討するのではダメなのではないでしょうか。これらを踏まえ市長にお伺いいたします。まず1点目は、病院建設を過大だとした根拠と、公約で掲げた市立美唄病院、生涯学習センター、栄幼稚園の存続に伴う経費について、それぞれどのように試算しているのか、また財源をどうするのか、お伺いいたします。2点目は、公約を見込んだ財政推計についてであります。板東市長は、財政の経験が長く、副市長まで歴任された方であります。美唄市は、2045年には人口が1万人を切ることが予想されていますが、今回の公約では、市立美唄病院の建替えに加え、生涯学習センターの建設、栄幼稚園の存続を掲げております。前市長は、市立美唄病院が多額の借金を抱えた中で市長に就任し、任期中に借金を返済し、就任時、14万円に減っていた財政調整基金を平成30年度には8億6,500万円まで積み立てた実績がございます。前市長の時代に積み上げてきたこの財政調整基金を、公約実現のために取り崩すことは決してないものと確信しておりますが、板東市長は、公約について、どのように財源推計を見込んでいるのか、お伺いをいたします。3点目は、通院バス運行に伴う外来患者数と病院経営についてであります。板東市長はマスコミに対し、広域的な医療を進めるにあたり、近隣の自治体に通院バスを出すとコメントしています。現在、市立美唄病院には7つの診療科があり、どの診療科も、外来患者数の減少が続いているものと思います。患者数減少の中で通院バスを出せば、経費もかかり、患者も市外に行ってしまいます。一度市外で主治医が決まった患者は、美唄の市立病院には戻ってこないでしょう。経費をかけて、結局は患者数を減らし、病院経営を圧迫することになるのではないでしょうか。そこで市長に伺います。通院バスは、どこに、どのような事業内容で委託するのか。経費はどの程度見込んでいるのかをお伺いするとともに、通院バスに伴う病院の収支の見通しについてお伺いいたします。大綱の2点目は、市長報酬についてであります。人件費の削減についてでありますが、板東市長は市長就任後、自身の報酬を任期期間中、20%削減するとし、本定例会に条例提案をされたところであります。提案理由の説明や、その後の同僚議員の大綱質疑において、現時点においては、他の特別職や一般職の給与削減はしないと答えられておりましたが、改めて市長報酬の20%削減の理由と、今後の特別職や一般職員の給与について、どう考えているのかをお伺いし、この場からの質問を終わります。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

谷村議員の質問にお答えします。初めに、病院建設費を過大とした根拠と、公約に掲げた各施設の事業費試算と財源についてでございますが、病院建設費につきましては、これまでの計画で示された50億円を超える総事業費は、少子高齢化、人口減少が急速に進行している中、20年、30年後を見据えた場合、将来的に、市民の皆さんにとって大きな負担になるものと考えていることから、過大であると認識しているところであります。また、各施設の事業費試算と財源につきましては、現在ところ、まだ具体化していないところでございます。次に、公約を見込んだ財政推計についてでありますが、今後、見通しを予定している中期財政運営基本方針において、しっかりとした将来推計のもと、次期総合計画との整合性も図りながら、公約に掲げた施設整備の方向性について示してまいりたいと考えております。次に、通院バス運行に伴う外来患者数と病院経営についてでありますが、通院バスの運行につきましては、現行の市民バス路線の運行のほかに、市民の皆さんの市外医療機関への通院の利便性を図ることを目指しているところであります。なお、運行につきましては、将来的な医療の広域連携を踏まえ、受け入れ先の医療機関との協議のほか、医師会やバス事業者など、関係機関との動向を見据えながら、調査検討することとしており、外来患者数や病院経営の影響については、現時点では行っていないところでございます。次に、人件費削減についてでありますが、私の給料月額の削減率20%につきましては、私が副市長時代の平成21年1月に策定した財政健全化計画による職員給与の削減率が、1つの目安となっております。この計画づくりに携わった責任者として、当時の職員の気持ちを考えながら、今回、自ら20%削減すべきであると、自分自身の意思として提案したところでございます。次に、今後の給与のあり方につきましては、国公準拠を基本としながら、見直しを予定している中期財政運営基本方針をもとに、長期的な財政推計を策定するなど、市民の目線に立った行財政改革を進める中で判断してまいりたいと考えております。

再質問 12番 谷村知重

それぞれお答えをいただきましたが、自席から再質問をいたします。1点目に、選挙公約について、ただいまの答弁では、なかなか市民理解が得られないと私は考えます。多くの市民は、新市長の公約に注視しております。私は、市立美唄病院の建設だけでも、今回の選挙の大きな論点になった中、何ひとつ具体的な考えもなく、さらに、生涯学習センター、少なくとも数十億円、あるいは栄幼稚園の存続にも多額の費用がかかること、そして、通院バスを出すことによって、病院経営に影響があるのは間違いございません。これらについて、何ひとつ具体策が示されていないという部分については、先ほどの同僚議員の質問の答弁も聞いておりますが、非常に驚いているところであります。今回の公約は、本当に実行する考えがあったのか。今の答弁を聞くと、選挙戦に勝つためだけの架空の公約ではなかったのかと、案じるところであります。まさか財源がないから公約を前に進められない、あるいは公約を実行できなくても仕方がない、そのような考えはないかとは思いますが、行財政経験が長く、さらには民間企業での8年間の経験を行政運営にもしっかり反映させたいとしたコメントも出しております。教育長、副市長を経験した以上、先ほどの質問に対し、抽象的、あいまいに答えるのではなく、市政のトップを預かる市長として、市民にわかりやすく説明する責任があると考えますので、そういった責任ある答弁を再度お願いいたします。2点目には、人件費削減について、今後の給与削減の考え方については、中期財政運営基本方針の見直しなどで、市民の目線に立った行財政改革を進める中で判断したいということでありますが、財政の健全化を図るためには、まず考えられるのが、人件費の削減ではないでしょうか。民間企業であれば、特に職員のリストラから始まり、経営の効率化を進め、経営を改善するのが常であります。行政改革においても、人件費の削減は避けて通れないところであります。市長は所信表明の中でも、職員の定員適正化計画を作成し、市民本位の行財政改革を推進するとしておりますが、市民サービスを低下させることなく、行財政改革を進めるために、どのような手法で改革を進められるのか、市長のお考えを伺います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

谷村議員の質問にお答えします。まず、公約の実現の具体性ということでございますけれども、基本的に私の任期は4年でございます。その中で、公約についての具体的な財源、スケジュール等ついて、今後、早急に明らかにしていきたいと思います。もちろんその中で、議会議論、市民の合意も含めながら、しっかりと市民の目線に立った施策の推進に努めてまいりたいと考えております。2点目の人件費等につきましては、これは、基本的に時代が大きく変わってございます。従前の拡大基調から、定常もしくは縮小と、世の中が変わってございます。これに伴い、一方また60歳から65歳と定年延長という問題もございます。そういった中で、大きく給与に対する考え方も今後変わってくるものと思っております。その中の1つの基準として、国公準拠という形で、国が一定の公務員に対する国・地方の給与の基準の数字を示してくると考えてございます。そういったものを基本にしながら、しっかりと市民の目線に立った行財政改革を進めてまいりたいと考えているところでございます。社会経済情勢、やはりときどき大きく地方の財政というのは影響されます。もちろん美唄のように交付税が大きな財源となってくる、国税の経済特区によって大きく変わりますので、そういった社会経済情勢の変化を踏まえながら、そういった中でも持続可能な自治体運営といいますか、財政運営をどう行っていくかということは、今後ますます求められると考えているところでございます。そういった面をしっかり見通しながら、持続可能なまちづくりというものをしっかり示しながら、その中で、公約の具体的な実現を今後ともしっかり図ってまいりたいと思ってございます。

再質問 12番 谷村知重

再度の答弁でありましたけれども、先ほども再質問の中でもお話しをしましたように、これまでの答弁で、本当に市民が納得するのでしょうか。これで、市長が言う市民主体のまちづくり、変革が本当にできるのでしょうか。これまでの同僚議員の質問に対し、職員は、困惑しているのではないでしょうか。職員の皆さんには、この議会に向け、寝ずの仕事をされた方もいるかと思います。職員は、どんなに無理難題を押し付けられても、課題を整理し、前に進まなければなりません。しかし、進むのには、やはり限界がございます。まさか、財源がないから公約の実現ができない、あるいは公約が実行できなくても仕方がない、このような考え方を持っているとは、私は考えたくはありませんけれども、改めて、市長にお聞きをしたいと思います。選挙公約は、本当に実現・実行するつもりなのか、そうだとすれば、その根拠をしっかりと説明いただきたいと思います。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

谷村議員の質問にお答えします。私も長い間、公務員生活を送ってきまして、35年間やらせていただいております。民間経験も8年ということでございます。そういった中、この間を振り返りますと、時代状況は大きく変わっていると考えてございます。昔のような景気の拡大基調、低迷状況が、まだ続いているという、そういった中で、大きく社会経済情勢というのは変わってございます。もちろんそれに対応するため、さまざまな三位一体改革の構造改革の行政改革が進められているという経過がございます。そういった中で、1つの大きな私の認識としまして、今までは人口が増えている中での地域的な過疎・過密という問題だと思っております。ところが、2008年から2010年あたりから、日本全体が人口減少に入っているという、極めて厳しい時代に入っていると。そういう意味では、今までのやり方はなかなか通用しないと私は考えております。そういった場合、厳しい財政状況、例えば20年後は人口が半分になるという推計のもと、どうしたらこのまちを持続可能なまちにしていくかと、そういう仕組みを早急に作らなければならないと私は思っております。そういった意味で、今回1つの例として、私が公約に掲げた小中一体となった生涯学習センターに合致した、そういった形や、病院についても、多額な投資をするのではなくて、お互い広域的な役割分担をしながら、将来の負担軽減を図りながら、持続可能な自治体としてやっていける、そうするにはどうしたら良いのかということを、今後とも、私も提案する立場で、皆さんともしっかり議論しながら、美唄のより良いまちづくりを進めていきたいと、このような考え方でございます。そういった中で、まだ就任したばかりで、具体的な財政推計等をお示しすることはできませんけれども、今後とも、より確実な根拠をしっかり見据えた中で、皆さんに示し、十分な議論をしながら、これからのまちづくりをしていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

出典:美唄市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月17日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる