みんなの議会

美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日

(1)労働教育について/(2)教育行政執行方針について/(3)学校図書館について

2017年3月7日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「労働教育について」「教育行政執行方針について」「学校図書館について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳が答弁しました。

質問者
吉岡建二郎 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 星野恒徳

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 吉岡建二郎

2017 年第1回定例会にあたり、大綱3点について、市長及び教育長に質問いたします。大綱の1点目、労働教育について伺います。昨今の社会情勢として、働く側が、労働法や働き手の権利、ルールを知らないがために、いわゆるブラック企業につけ入る隙を与えていることが大きく報道され始めています。特に大きく報道されたものですと、一昨年 12 月に、大手広告会社の新入社員が投身自殺をした件、これが昨年9月、過労死と認定されたことで、テレビ、新聞、インターネット等、あらゆるメディアが取り上げ、一気に社会問題としての認識が高まりました。政府も働き方改革に着手し、担当大臣を置き、実現会議を設置するまでに至っております。このような社会の動きがある中で、未だにアルバイトの高校生に欠勤をするとペナルティーを科すと言ったように、労働者の権利が守られていない実態がニュースとして取り上げられています。一昨年の厚生労働省の調べでは、過重労働による過労死に関する労災請求があった事業所など、5,000 社あまりを調査したところ、7割強で、労働基準法関連の法令違反があったとのことです。また、一昨年 12 月から昨年2月にかけて、高校生を対象に行ったアルバイトに関する調査では、30%以上が労働条件でトラブルがあったと回答しており、中には、賃金不払いなどの深刻な例もあったとのことです。この大きな社会問題を解決するために、もちろん企業の側が労働関連法を守ることが本来求められるところではありますが、最初に述べましたとおり、働く側が働き手の権利やルールを知らないという状況、これを変えていく必要があるという声が高まりつつあります。国会では、党派を超えた議員連盟が、働く人たちを守る労働法制や労使間のトラブルの解決策を義務教育段階から教えることを、国や地方公共団体の責務とするワークルール教育推進法案が議員立法で提案されるという段階まできています。労働教育、ワークルール教育の重要性の認識は急速に高まっており、この法案が労働に関する社会問題の解決につながる第一歩となるのではないかと私も大変期待をしているところです。そこで1つ目の質問です。労働トラブル、過労死などが大きな社会問題として表面化してきている現在の状況ですが、労働教育に関する本市の取り組みの現状と必要性の認識について市長に伺います。2つ目ですが、先ほどから述べておりますとおり、働く側が労働のルールを知らないこと、これでさまざまな不利益が生じており、大きな社会問題となっています。ご紹介いたしましたワークルール教育推進法案のように、小中学校の段階で働く側の権利やルールといった知識を身につける必要があると私は考えます。そこで、美唄市が取り組んでいる労働教育の実態と、ワークルール教育、これの必要性について教育長に伺います。大綱の2点目、教育行政執行方針について伺います。学校教育について伺います。学校の適正配置について、「一定の方向性の取りまとめを行い、これをもとに、合意形成に向け、保護者や地域の皆さんとの意見交換を進めてまいります」と、このように教育行政執行方針で述べられておりました。これは、教育委員会として学校の統廃合を保護者や地域に投げかけ、議論を行うということでしょうか。これまでの教育委員会の学校配置に関する取り組みの基本的な方針は、保護者や地域の方々から意見が出てから、学校の配置について慎重に検討していくという方針だったと認識をしております。以前からの方針を変更されるということになるのでしょうか。この点について伺います。健やかな体の育成について伺います。正しい生活習慣を見つけること、安心・安全の学校給食の考え方、同時に体力向上のための運動に関する取り組み、どれも非常に重要なことであり、ぜひとも計画的・継続的に取り組んでいただきたいと考えます。正しい生活習慣を身につける、この点で伺います。今年度、教育委員会とJAが協力して、「子ども朝食会」、「早寝・早起き・朝ごはん」という企画を開催されたと聞き及んでいます。美唄中学校の生徒に朝食を提供し、朝食の大切さと、美唄産米のおいしさを再認識してもらうという企画だと認識しています。5回開催されたと聞いています。毎回、栄養バランスに気を配られた美唄産の農産物を取り入れた大変おいしい朝食を提供し、最後の5回目には、26 名の生徒が参加し、おいしいと、おかわりをする生徒もいたと聞いております。地産地消、食育の観点もあり、大変すばらしい取り組みであり、今後も、ぜひとも継続していただきたいと考えます。この「子ども朝食会」、今後の取り組みについてどのように検討されているのか伺います。教職員研修の充実について伺います。教職員研修の充実により、教員のスキルを高め、コンプライアンスの確立を徹底することは、大きな課題として、今社会から求められていることであると私も認識しています。新年度、どのような取り組みを計画されているのか伺います。また同時に、教育行政執行方針の中では触れられておりませんでしたが、教職員の労働環境の改善についても、非常に大きな社会問題として、昨今、取り上げられています。教職員の負担軽減については、どのようなお考えを持っているのか見解を伺います。社会教育について伺います。社会教育の中で、まず青少年の健全育成、この分野ですが、教育長はこの中で、人間関係の希薄化という表現を使用されていました。この部分だけではなく、それに続く生涯学習の部分でも同様の言葉、人間関係の希薄化ということをご使用されておりましたが、これはどのような考え方のでしょうか。私としましては、一概に人間関係が希薄化しているとは考えておりません。部分だけ切り取れば、以前よりも関係が薄くなり、コミュニケーションがとれなくなっている、とりにくくなっているということはあると認識していますが、特に青少年に関して、人間関係の希薄化が進んでいるとは考えにくい状況です。教育長の考えを伺います。生涯学習について伺います。先ほどの青少年の健全育成の中で、人間関係の希薄化とは別に、情報モラルの育成、こちらも述べられておりました。青少年を対象にした情報通信機器を介した犯罪行為ですとか、外部から感知しにくいネットワーク上でのいじめ、そういったものを防止するためには、青少年の健全育成において、情報モラルの育成は大変重要なことだと、それには同意をいたします。しかし同時に、生涯学習の分野において、青少年以外の層にも情報モラルを浸透していかなければ、掴む側、それを知る側が実態把握が進まず、明確で具体的な対策がなされないと考えます。また、単純に青少年だけではない上の層でも、こういった情報化の社会に生きているわけですから、モラルを身につける必要は必ずあると私は考えております。市民全体への取り組みとして進めていくべきと考えているのですが、生涯学習活動の充実の部分では、情報モラルの育成については触れられておりません。必要性についての考えを伺います。社会教育施設について伺います。図書館についてですが、「市民の皆さんの多様な知的好奇心に応えることができるよう、蔵書の充実を図るとともに、地域資料の整備や各種情報の提供など、役に立つ図書館づくりに努めてまいります」と、教育長はおっしゃられておりました。公立図書館の重要な役割の中には、今の部分だけでなく、所蔵する重要な書類、資料、そういったものの適切な管理と活用があると私は考えます。これについて、取り組みをどのようにされているのかを伺います。また、放課後児童施設への配本をこれまでの2施設から5施設へ拡充されるとあります。この拡充自体、大変すばらしいことだと思います。この図書の入れかえのスケジュール、期間、それと冊数といった具体的な内容をどのようにお考えになられているかを伺います。大綱の3点目、学校図書館について伺います。学校図書館については、以前も一般質問で取り上げさせていただいております。児童生徒の読書習慣を確立する上で、学校図書館は大きな役割を持っています。中でも、私としては、司書教諭の配置ではなく、学校図書館で専属に司書にあたる業務を行う学校司書の配置、これを進めていくこと、これが適切な学校図書館の運営、その点から見ても必要性が高いと考え、その立場から質問・意見をさせていただきました。学校司書の配置についてでありますが、現在の本市の学校では、学校司書は配置されているでしょうか。また配置されていない場合、配置についての検討はどのように進んでいるかを伺います。また、学校図書の蔵書数、これについて確定した数字が出ているのは昨年度末のものだと思いますので、昨年度末の冊数、それを学校ごとで、それに関わって、また同様に学校図書標準冊数の達成率についても伺います。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えいたします。労働教育について、本市の取り組みの現状と必要性についてでありますが、これまで、労働教育にかかる直接的な事業については行っていないところでありますが、就労者及び就労希望者に対し、ジョブガイドびばいに相談窓口を設置しているとともに、労働団体が開設している労働相談に対し支援しているほか、ハローワークと連携し、就職支援セミナーを開催しているところであります。また、岩見沢、美唄、三笠、月形の3市1町で構成される南空知地域雇用対策協議会では、高校生や大学生などの就職希望者を対象として、社会人としての自覚や基本的な労働のルールなどにも触れたセミナーを開催しているほか、道が発行している労働ガイドブックや働く若者ルールブックを、市やジョブガイドびばいなどに配置しているところであります。いずれにいたしましても、市といたしましては、雇用主や労働者相互の権利や義務などの理解を深めるため、労働に関する教育につきましては、必要であると認識しているところであります。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。初めに、労働教育についてでありますが、本市では、児童生徒が将来、社会人・職業人として主体的に自分の人生を生きるために必要な能力や態度を育成することを目的として、発達段階に応じ、キャリア教育を各学校それぞれの実態に応じて行っております。小学校では、職業観の基盤をつくる場ととらえ、社会科見学において、市内の事業所を見学することにより、働くことの大切さや、さまざまな仕事があることを知り、中学校では、勤労観、職業観の育成の場ととらえ、総合的な学習の時間の中で、市内の企業や官公庁において職業体験を行い、実際に仕事をしている人に接し、働くことの意義や目的について、理解の育成を図っております。また、中学校社会科の公民的分野において、働く人たちの権利について学習しております。次に、ワークルール教育の必要性についてでありますが、働く側が自己の権利や労働のルールの知識が乏しいことにより、特に高校生など、若年層において労働トラブルや不利益が生じているなどの報道があることから、発達段階に応じて必要な知識を身につけることが大切であるものと受け止めております。次に、学校教育について、初めに、学校の適正配置についてでありますが、これまで進めてきた考えと同様、児童生徒数の推移を見ながら検討を進めてまいります。意見交換を進めるにあたりましては、各学校の現状、将来の児童生徒数の見通しなどについて、共通の認識を持てるように説明してまいりたいと考えております。教育委員会といたしましては、何よりも保護者や地域の皆さんとの合意形成が前提であると考えており、本市における学校の適正配置については、多くの市民の皆さんのご意見を伺ってまいりたいと考えております。次に、健やかな体の育成についてでありますが、朝食は、生きるために必要なエネルギーとなるだけでなく、1日のリズムをつくる上でも大きな役割を果たしていることから、市内の小中学校とともに、「早寝・早起き・朝ごはん運動」を進めております。教育委員会といたしましては、子どもが自ら正しい生活習慣を身につけ、心身ともに健やかに成長していくために、今後ともこの運動を進め、朝食の摂取を促してまいります。また、「子ども朝食会」につきましては、JAびばいや学校と協議しながら、継続について検討してまいります。次に、教職員研修の充実についてでありますが、来年度の取り組みといたしましては、これまでの教職員研修のほか、平成 32 年度から実施予定の新しい学習指導要領の考え方を共有するため、各校の管理職や担当教諭で構成する教育課程検討委員会を設置し、カウンセリングの実践プログラムの検討や、道徳、外国語活動・英語教育の指導方法の改善充実を図ってまいりたいと考えております。また、教職員の多忙化対策についてでありますが、改善策といたしましては、給与支給日や隔週の金曜日を定時退勤日とするほか、部活動の休養日の設定、会議の見直し、時間外勤務縮減等強調月間の年2回設定などの取り組みを行っております。また、週休日等を長期休業期間中などに振りかえる制度の活用のほか、修学旅行の引率業務や学校祭の事前準備などに従事した場合の週休日の振りかえや休憩時間の変更制度も活用されております。教育委員会では、教員一人1台のパソコン配置による校務の効率化や学校支援地域本部事業で確保した学校ボランティアの活用などを通じ、教員の負担軽減と子どもたちと向き合う時間の確保に努めているところであります。今後とも、各学校の取り組みについて適切に把握するとともに、その進行管理や指導助言に努めてまいりたいと考えております。次に、青少年の健全育成についてでありますが、教育行政執行方針の中で、人間関係の希薄化等が進んでいるという認識を述べた理由につきましては、地域の中で子どもたちの数が減少していること、子どもたちが戸外で遊ぶ姿が減っていること、子どもたちが、少年団活動や学習塾などへ行くことで、自宅やその付近にいる時間が減っていることなどから、大人が子どもと直接触れ合ったり、あいさつや会話を交わすことが少なくなっている本市における状況を見て述べたものであります。このような認識については、中央教育審議会の平成 25 年答申や北海道青少年健全育成基本計画などの中にも同様な記述がみられるところであります。次に、生涯学習事業についてでありますが、市民全体への情報モラルの育成や情報通信機器の適切な取り扱いなどについては、本市におきましては、これまで大人を含めた「ケータイ教室」や「親学講座」を開催し、携帯電話やスマートフォン、パソコン等の最新の情報やトラブルの未然防止策などについて、市民の皆さんとともに学ぶ場を設けてきております。また、情報通信事業者においても、青少年向けやシニア向けを含めた「スマホ・ケータイ安全講座」などを開催しており、教育委員会といたしましても、これら事業者のご協力をいただき、情報モラルの普及・促進に努めてまいりたいと考えております。次に、図書館の資料の管理についてでありますが、図書館の収蔵資料のうち、希少な図書や重要な郷土資料については、貸出対象外として、書庫及び郷土史料室で保管しており、閲覧をご希望の方には、館内での閲覧をお願いしております。また、これらの資料の活用につきましては、昨年の読書週間特別展において、「暮らしの手帖」創刊号などを展示いたしましたように、企画展等において、市民の皆さんに公開してまいりたいと考えております。次に、放課後児童施設への配本についてでありますが、来年度から、現在行っている中央小学校区及び東小学校区の施設に加え、南美唄小学校、峰延小学校、茶志内小学校の3校区の施設においても配本を行うこととしております。配本の冊数につきましては、登録児童数が多い中央小学校区及び東小学校区の施設には100 冊程度、他の小学校区の施設には 50 冊程度を予定しており、入れ替えの期間については、半年ごとに各施設の要望も踏まえ、図書の内容や冊数を調整した上で配本を行ってまいります。次に、学校司書の配置についてでありますが、本市には、学校司書は配置しておりませんが、司書教諭の資格を有する者が4校に6名おります。今後の学校司書配置の考え方についてでありますが、教育委員会といたしましては、平成 27 年の学校図書館法の改正により、学校司書の配置が努力義務化されたことを踏まえ、国の交付金の活用なども念頭に、学校司書の配置に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、学校図書の蔵書数についてでありますが、平成 27 年度末で学校別に申し上げますと、中央小学校 6,037 冊、東小学校 7,534 冊、峰延小学校 2,266 冊、南美唄小学校 3,563 冊、茶志内小学校 4,728 冊、美唄中学校 6,219 冊、峰延中学校 3,391 冊、南美唄中学校 3,646 冊、東中学校 5,332 冊となっております。次に、学校図書館図書標準冊数の達成率についてでありますが、平成 27 年度末で、学校別に申し上げますと、中央小学校 68.9%、東小学校 78.8%、峰延小学校 56.1%、南美唄小学校 64.1%、茶志内小学区 134.3%、美唄中学校 68.8%、峰延中学校 62.3%、南美唄中学校 54.3%、東中学校 52.5%となっております。

再質問 2番 吉岡建二郎

自席より再質問いたします。労働教育についてですが、先ほどの質問で申しましたとおり、小党派の議員連盟が、ワークルール教育推進法案、これを国会に提出する動きがあります。発達段階に応じて、必要な知識を身につけることは大切であるものと受け止めているとのご答弁でしたので、この法案に関わらず、ワークルール教育を美唄市として推進していくことが大切ではないかと私は考えます。特に高校生のアルバイトでの労働トラブルがあるということ、先ほど 30%程度がそういった労働トラブルがあるということでしたので、中学校の段階で、必要に応じて事前にそういった知識に触れておくことが必要かと思います。ワークルール教育推進の実施についての教育長の考えをお伺いいたします。また、教育行政執行方針についてですが、学校の適正配置について、教育委員会として、学校の統廃合の具体的な計画をもって、保護者や地域に提示をして意見交換を行うということでしょうか。そこの部分の考えをお伺いいたします。また、健やかな体の育成についてですが、ご答弁いただいた考え方、子ども朝食会の継続を検討されるということで、大変すばらしいことかと思います。大いに賛同いたします。大変すばらしい取り組みですので、今年度、美唄中学校の生徒に朝食を提供した取り組みを今後、他の中学校地域でも実施できないかについて伺います。教職員研修の充実についてですが、ご答弁の中で、学校ボランティアの活用とありましたが、この学校ボランティアについて、登録数、登録されている方がどういった方か職業など、支援されている学校の数、支援の実施回数、支援内容について伺います。また、社会教育についてですが、ご答弁の中にありました中央教育審議会の平成 25 年答申、こちらをご紹介いただきましたので私も見てみました。青少年と地域社会の大人との斜めの関係が希薄になっていると触れられており、その点に関しては、私も課題が社会としてないとは考えてはいません。これは私の方で参照したデータなんですけれども、内閣府が平成 25 年に行った青少年を対象とする調査の結果の統計データなんですが、青少年の友達づき合いについて、「何でも話せる友達がいる」「人間関係が非常に構築できている」と答えた割合が 90.2%となっており、平成 18 年の同様の調査から 5.8 ポイント高い数値が出ています。また同じ調査で、平成 25 年には、家族関係について見ると、「父親は自分の気持ちをわかってくれる」という問いに「あてはまる」と答えた割合が 82.1%、平成 18 年の同様の調査から 15 ポイント高い数字となっています。同様に、「お母さんは自分の気持ちをわかってくれる」という問いでも、「あてはまる」は90.4%で、平成 18 年の調査から 8.2 ポイントの上昇となっています。これを見るに、青少年の友人関係や両親・保護者との関係といわれる、いわば縦や横の関係については、希薄化が進んでいるのではなく、むしろ、改善という言葉が正しいかはわかりませんが、よくなっているのかなと、この統計を見る限り察することができると思います。ですので、やはり地域社会の大人、要は家族や友達ではない、そういった方々との青少年と、この部分が、斜めの関係と先ほど中央教育審議会の中でありましたけれども、その斜めの関係に課題があるととらえているのであれば、そこに対して、直接的に働きかけをしていく必要があるのではないかと私は考えます。地域社会の大人が地域社会の青少年と積極的に関われていない理由としては、近年広がった考え方というとちょっと違うかもしれませんが、プライバシーの尊重や青少年に対する安全意識の向上があげられるかと思います。映画ですとか漫画の3丁目の夕日のように隣近所の交流自体が少なくなっていると考えられます。この点に関しては、情報化の進んだ現代から時代が逆行して、3丁目の夕日の時代に戻るということは、非常に困難であることは容易に想像がつきます。ただ、私が考えるに、もう1点理由があるのではないかと思います。それが、コミュニケーションの道具の発達・多様化です。教育行政執行方針では、青少年と積極的に関われていなく、関係が希薄であるとされる層、これは地域社会の大人と私は考えます。こういった方々は、インターネットに普段からなれ親しんでいなく、ひょっとすると携帯電話やスマートフォンといった情報通信機器を所持していないといった方が多い層なのではないかと思います。地域社会の大人の持つコミュニケーションの道具の主なものは、直接会って顔を合わせて対話をすることであり、通信する情報通信機器、使用するものも固定電話が主だったものなのではないかと考えます。コミュニケーションをとる道具、青少年は、言ってしまえばインターネットやスマートフォンになれ親しんでいますから、道具が地域社会の大人と大きく違うということになります。道具が違うということは、同じコミュニケーションの空間にいないということと同じことではないでしょうか。であれば、両者の関係が希薄になるのは当然のことかと私は思います。青少年と地域社会の大人との関係を改善していくことを考えるのであれば、地域社会の大人の側から、青少年の側に働きかけていくことが必要だと思います。地域社会の大人が青少年の持つコミュニケーションの道具になれ親しみ、同じ舞台に立ち、関係を築いていくことが重要だと考えます。地域の中で、子どもたちの数が減少していること、子どもたちが戸外で遊ぶ姿が減っていること、子どもたちが少年団活動や学習塾などへ行くことで、自宅やその付近にいる時間が減っていることなどから、大人が子どもと直接触れ合ったり、挨拶や会話を交わすことが少なくなっている社会における状況、これを見て、青少年の人間関係の希薄化ということですが、先ほどいただいたご答弁の内容のようですと、青少年と地域社会の大人との間での人間関係の希薄化は、青少年の側に問題があると捉えているように聞こえてしまいます。課題を解決するために動くべくは地域社会の大人であり、そこに焦点を当てていくべきではないかと考えますが、教育長のそちらに対する考えを伺います。社会教育施設についてですが、新たに伺うことはありませんが、図書館の取り組み、希少な図書や重要な郷土史料等の管理について、今後もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。また、放課後児童施設については配本の拡充、大変意義のある取り組みだと確認させていただきました。読書週間を子どものうちから身につけることは大変重要です。今後のより一層の充実と、また配本以外の面でも、この放課後児童施設の充実に積極的に取り組んでいただきたいと思います。学校図書館についてですが、学校司書の配置について、関連して、また管理運営について、図書の紹介や蔵書の管理のデータベース化といった取り組みは、行われていらっしゃいますでしょうか。また、その考え方について伺います。また、蔵書数についてご答弁いただきました。過去、差はありますが、数千冊単位での蔵書があります。この蔵書の更新のための本の内容のチェックや、本自体の品質、汚れているだとか、やぶれているだとか、そういったことのチェックは、どのように行われているのか。また、古くなった本の廃棄、新陳代謝は行われているかについて伺います。また、図書標準冊数の達成率、こちらは茶志内小学校以外では、標準冊数に達していない状況を確認させていただきました。この数字は 100%を目指すものと私は認識しておりますが、今後の図書充実について教育長の考えを伺います。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。小中学校でのワークルール教育についてでありますが、児童及び生徒の発達段階に応じまして、授業やその他教育活動において、ワークルール教育の機会を確保することは必要と考えますが、教職員の研修や授業数の枠などの課題もありますことから、国や道の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、青少年を取り巻く状況についてでありますが、近年、社会状況が急速に変化していることは、共通の認識としてあるかと思いますが、ご質問にありましたように、大人が高度情報化社会で育っている青少年を理解する努力が必要であることに関しては、私も同様に考えております。本市においては、「美唄市教育の日」が制定され、市民総ぐるみで青少年の健全育成に取り組もうという気運が生まれてきておりますので、教育委員会といたしましても、そのような社会状況を踏まえ、市民の皆さんと手を携えて、この動きを力強く進めてまいりたいと考えております。次に、学校適正配置についてでありますが、教育委員会といたしましては、計画を策定してからではなく、市全体についての情報を共有した上で、教育委員会が取りまとめた考え方をもとに、学校の適正配置に関して意見交換を行ってまいりたいと考えております。次に、健やかな体の育成についてでありますが、「子ども朝食会」につきましては、ボランティアとしてお手伝いをいただく方の確保などの課題もありますので、ご協力をいただいているJAびばいとの協議の中で、来年度につきましては、美唄中学校区での継続について検討していくこととしております。次に、学校支援ボランティアの活動についてでありますが、本年2月現在で申し上げますと、ボランティアの登録数は個人 65 人と3団体、登録をいただいている方の職業につきましては、教員OB、公務員、会社員、主婦の方々などさまざまです。ボランティアを派遣している学校につきましては、小学校5校、中学校2校であり、今年度の実績では、2月末で、派遣回数は延べ118 回、派遣人数は延べ 385 人で、水泳授業、放課後学習、絵本の読み聞かせ、夏休み・冬休みの学習、書初め体験学習、スキー授業などにご協力をいただいております。次に、学校図書館の管理運営についてでありますが、図書の紹介については、図書館内や廊下を使った新刊等に関する掲示のほか、ホールなどでの図書の展示など、学校ごとに工夫しながら行っております。蔵書の管理については、図書貸出カードなど紙ベースで行っており、データベース化はできておりません。図書の傷みや汚れなどについては、図書館担当教員が確認し、必要に応じ補修や買い替え等を行っております。廃棄については、学校図書館廃棄基準に基づき、記述されている内容・資料・標記等が古くなり、利用価値の失われた図書については廃棄することとしております。次に、学校図書館の図書の充実についてでありますが、これまで必要な予算の確保に努めているものの、学校図書館図書標準冊数には達していないため、平成 29 年度では、青少年育成基金を活用して、図書購入費の増額を図ることとしており、今後とも学校図書の充実に努めてまいります。

再質問 2番 吉岡建二郎

何点か再度伺います。教育行政執行方針について、学校の適正配置についてですが、ぜひとも、今後も慎重に意見交換を進め、議論をしていただきたいと考えます。こちらは再度のご答弁は求めません。健やかな体の育成について、こちらは先ほども申しましたとおり、子ども朝食会は大変すばらしい取り組みだと思います。課題について理解をいたしました。来年度、美唄中学校区での継続について検討されるとのご答弁でしたが、それ以降、可能であれば、範囲を拡大して、ほかの中学校区でも行っていただきたいと考えます。その点について、教育長のお考えをお伺いいたします。また、教職員研修の充実についての部分で、学校ボランティアについてご答弁をいただきました。多様な方々のボランティアの参加 65 名などありまして、これも先ほど少し触れさせていただいた人間関係の希薄化の課題を乗り越えるということで、青少年と地域とのつながりになっていく1つの取り組みではないかなと思います。さまざまな形でボランティアの方から協力をいただいているようですが、学校児童生徒、子どもですので、児童生徒と接する際、注意をすることが必要かと思います。その際の注意点をどのように対処されているか伺います。また、学校図書館ですが、こちらは特に学校司書について、学校図書館運営、図書のデータベース化について伺いましたけれども、進めていく上でも、また図書の管理の面でも、また図書館担当教員を教員が行っているということで、負担軽減といった観点からも学校司書の配置を実現する、大変意義のあることだと改めて理解をさせていただいています。最初の答弁で、配置に向けて検討されるとおっしゃっておられましたが、学校司書の配置の必要性について、教育長のお考えと、データベース化もできておりませんというご答弁でしたが、データベース化が必要かどうかについてのお考えについてもお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。初めに、子ども朝食会につきましては、来年度は、美唄中学校区での継続について検討しておりますが、これ以外の中学校区でも、できるのであれば、その辺は、それぞれの関係団体と学校等と協議してまいりたいと考えております。次に、学校ボランティアについてでございますが、学校ボランティアが学習支援をするにあたっては、学校との連携が必要と考えておりますので、この辺につきましては、子どもたちの良好な学習環境につながるよう学校と連携して対応してまいりたいと考えております。3点目の図書館についてでございますが、データベース化は必要と考えておりますので、今後どのような形でできるか検討してまいりたいと考えております。それと、図書館司書につきましては、先ほどの再質問の答弁のとおり、必要と認識しておりますので、今後は、国の交付金の活用等をにらみながら、配置に向けて検討していきたいと考えております。

再質問 2番 吉岡建二郎

議長の配慮に大変感謝いたします。ありがとうございます。1点だけ、学校図書館についての質問を先ほどさせていただきまして、その中で学校司書の配置について、私は質問したんですけれども、教育長のご答弁の中で図書館司書とご答弁をされていらっしゃいました。ここは大きく違いがありますので、もう一度確認をお願いしたいと思います。

答弁 教育長 星野恒徳(教育長は2019年3月まで)

吉岡議員の質問にお答えします。先ほど私はそのように答弁しました。訂正いたします。学校司書については、その配置の必要性がありますので、今後、国の制度を活用しながら、検討してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる