美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日
(1)農業行政について/(2)企業誘致について/(3)ふるさと納税について
2015年9月7日、美唄市議会の一般質問で、桜井龍雄議員が「農業行政について」「企業誘致について」「ふるさと納税について」について質問し、市長 髙橋幹夫、経済部長 星野恒徳が答弁しました。
- 質問者
- 桜井龍雄 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、経済部長 星野恒徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 桜井龍雄
平成 27 年第3回定例会にあたり、大綱3点について市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、農業行政についてであります。先の新聞等によりますと、国の平成 28 年度予算概算要求における北海道開発予算につきましては、農業分野の基盤整備事業を中心に増額確保を目指して、昨年度要求額に対し、伸び率 24%の発表がありました。国営農地再編整備事業関係者も強く期待しているところです。第1回定例会において、国営土地改良財産についての一般質問に対して、国の広域基盤整備計画調査を実施しているとの市長のご答弁がございました。私も国営農地再編整備事業の期成会の役員として、各調査に携わって現在に至っており、同じ国営事業ということもあり、特に実施ありきの地区調査までには数年を要すると認識しております。本市においては、念願の国営農地再編整備事業が、全地区着工となり、道営事業や団体営事業も各地区着工されていることから、急速に暗渠排水、支線排水路が整備され、近年の異常気象によるゲリラ豪雨等も重なって、これらの末端排水路である基幹排水路沿いの農業被害が発生していると、多くの方々からお聞きしております。早急にその解決策を見出すことが必要であると考えております。基幹排水施設の機能保持及び施設の長寿命化について、国に対し、市としての要請活動はもちろんのことでありますが、やはり地域の窮状を関係受益者も共に熱意を持ち、直接粘り強く訴え続けて、1日も早い、事業採択を目指していくべきと考えますが、国が整備した基幹排水施設の整備予定と要請活動のあり方について、本市の考え方を市長にお伺いたします。その2つ目は、鳥獣対策であります。今年の7月に、静岡県西伊豆の川で、7人の家族連れが、電気柵の漏電による感電で男性二人が死亡、その後、電気柵の設置者も亡くなるという痛ましい事故が起きました。本市においてもエゾシカやアライグマなどによる農作物の鳥獣被害防止に電気柵が設置されていると思うが、市内の電気柵について、また、管理等がどのようになっているのか。この2点について市長にお伺いいたします。大綱の2点目は、企業誘致についてであります。先の新聞報道で、西美唄小学校の跡地が新規の事業者に売買契約されたと報道されました。西美唄地区においては、核となる小学校がなくなり、ますます過疎化が進むと懸念されておりましたが、新規事業者が事業を展開されると、西美唄地区は活性化されると地元では大きな期待を寄せているところです。また、本市においても雇用が生まれ、活性化につながると思います。そこで、西美唄小学校跡地に誘致の決まった企業について、企業の概要と今後の事業計画について、また、新規企業における本市の対応について、この2点について市長にお伺いいたします。大綱の3点目は、ふるさと納税についてであります。その1つ目は、寄付額と返礼品の状況についてであります。本市においても、本年4月からふるさと納税に取り組み、地域経済の活性化につながることが大きく期待されている制度であります。ふるさと納税に対する返礼品事業を開始しているが、現状のふるさと納税された金額、主にどのような地域から納税されているのか。また、返礼品についてはどのような申し込みが多いのか、市長にお伺いたします。その2つ目は、全国で展開されているふるさと納税の返礼品の競争激化から、国では自粛するようという報道もありましたが、今後どのように対応していくのか、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
桜井議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、基幹排水施設の整備についてでありますが、現在、国では基幹排水施設を計画的かつ機動的に整備更新するため、「広域基盤整備計画」の調査を今年度より実施しているところであり、市では、この整備計画に地域の要望や施設の課題が盛り込まれる整備計画となるよう、先般、国に対して施設の維持管理や老朽・破損の状況を報告したところであります。国の基幹排水施設の広域整備計画は、複数の自治体にまたがることから、期成会の設立にあたっては、これら自治体や関係団体との意見交換・情報交換が必要であり、市としましては、今後、これらの協議の結果を踏まえ、市としての対応を検討してまいりたいと考えております。次に、市内における電気柵の設置状況についてでありますが、農作物被害防止を目的に、市や農協、猟友会等で構成する「美唄市鳥獣被害防止対策協議会」で設置したものが、21カ所、延長約 16.7 キロメートル。個人で設置したものが、15 カ所、延長約 6.5 キロメートル。森林被害防止を目的に林業試験場が設置したものが、1カ所、延長約 200 メートル。併せて 37 カ所、総延長約 23.4 キロメートルと把握しております。次に、管理状況につきましては、協議会が設置したものについては、協議会から貸与を受けた生産者が日常的な管理を行い、市では適正な運用が図られるよう毎年巡回点検、指導を行ってきているところであります。その他の電気柵については、それぞれ設置者が管理を行ってきたところでありますが、本年7月 19 日の電気柵による死亡事故発生後、農林水産省から道を通じて、全ての施設の点検・指導を行うよう市や農協へ通知があったところであります。これを受けて市では、37 カ所すべての電気柵について「危険である旨の表示」、「30 ボルト以上の電源を供給する場合の電源装置の使用」、「公道沿いなどでの使用で、30 ボルト以上の電源を供給する場合の漏電遮断器の設置」、「容易に開閉できるスイッチの設置」の4項目の点検を実施し、「危険である旨の表示」が 10 カ所、「漏電遮断器」が1カ所未設置となっておりましたが、「危険である旨の表示」はすべて完了し、「漏電遮断器」未設置の個人設備は、改善指導を行っているところであります。市といたしましては、設備の適切な措置を行い、事故防止を図るとともに鳥獣被害防止の効果が発揮できるよう、個人設置の設備も含めて、引き続き、点検・指導を行ってまいります。次に、企業誘致について、企業の概要と今後の事業計画についてでありますが、この度売買契約を結んだ株式会社北海道霊芝は、札幌市において、空調設備や給排水設備などの事業を営む央幸設備工業株式会社の子会社として、平成 16 年に北広島市で設立され、央幸設備工業株式会社の空調技術を活用し、霊芝をはじめとする健康補助食品を製造している企業であります。現在、同社栽培工場では、年間、約 2,000 キログラムの霊芝を栽培加工しており、将来的に見込まれる海外需要に対応するため、旧西美唄小学校及び跡地を栽培工場として利用するため購入したところであります。購入後の事業計画につきましては、今後、校舎を改修した後、現地法人を設立し、5名程度の雇用を確保した上で、来年3月以降、北広島工場で作った菌床を美唄に運び、校舎内で鹿角霊芝の栽培を本格的に実施して、乾燥、粉砕等の加工処理まで行うこととなっております。また、屋外で栽培する赤霊芝については、来年4月以降、グラウンドを活用してテスト栽培し、将来的には地元農家等への栽培委託について検討しており、これら事業計画について、今後、企業側から地元説明を行うこととしております。今後の市の対応についてでありますが、北海道霊芝は、廃校舎を活用し操業することとなっておりますが、市としては工場新設の扱いとなりますので、産業振興条例の要件に該当する場合は助成を予定しております。助成の要件につきましては、投資額 5,000万円以上の場合、投資額の6%に相当する額を、上限 3,000 万円の中で助成、また雇用に対する助成ついては、投資額が 5,000 万円以上であって、新たな雇用が5人以上の場合、一人 30 万円を乗じた額を、上限 2,000 万円の中で助成することとなります。また、固定資産税についても、投資額 2,500 万円以上の場合、5年間の課税の免除等を行うこととなっております。次に、ふるさと納税について、この制度に対する今後の対応についてでありますが、国では、高価な返礼品や換金性の高いものなどを抑制するよう通知していることから、本市におきましては、寄付額の半分を超えない範囲で返礼品をお届けしているところであります。この制度は、財政状況が厳しい本市にとりまして、歳入の確保や特産品の返礼により、アンテナショップをはじめとした市内事業者にも大きな経済効果をもたらすことから、今後におきましても、新たな魅力ある特産品の出品や商品企画を促進するとともに、多くの自治体が活用している「ふるさとチョイス」において、特集を組み大々的にPRするほか、企業訪問等にパンフレットを配布するなど、さまざまな機会で情報発信し、最大限、この制度を活用してまいりたいと考えております。なお、ふるさと納税の状況につきましては、経済部長から答弁させます。
答弁 経済部長 星野恒徳(経済部長は2015年9月まで)
ふるさと納税の状況につきましては、私からご答弁させていただきます。初めに、ふるさと納税の状況についてでありますが、8月末現在で申し上げますと寄付金額は、1,532 万 5,000 円となっており、当初見込みを大きく上回っているところであります。地域別では、道内が 140 件、うち札幌市が74 件、関東圏が 604 件、うち東京都が 299 件、関西圏が 209 件、うち大阪府が 89 件、その他地域は 245 件、合計で 1,198 件となっております。次に、返礼品の状況についてでありますが、1位が米で 700 件、2位がハチ蜜 157 件、3位がグリーンアスパラガスで 104 件となっており、ハチミツ、グリーンアスパラガス、メロンなどの品は人気がもっとも高く、出品できる数が限られていることから、短期間で受付を締切っている状況であります。
再質問 9番 桜井龍雄
自席から何点か再質問をさせていただきます。1点目は、基幹排水施設の整備についてであります。先ほどの答弁では、広域整備計画のエリアの自治体や関係団体との意見交換や情報交換が必要であり、今後これら協議の結果を踏まえ、市としての対応を検討してまいりたいとの答弁がありました。国が設置し、市が管理委託している排水機場や排水路など基幹排水施設の整備要望を行うにあたっては、今実施している国営、道営の期成会を基礎とした期成会を立ち上げ、期成会が一体となって要望活動を進めていくべきと考えます。また、設置にあたっては、施設の管理委託を受けている美唄市が先頭に立って、関係機関に働きかけるべきと考えますが、改めて期成会の設置のあり方について市長にお伺いいたします。2点目は、企業誘致についてであります。旧西美唄小学校跡地に決まった北海道霊芝の誘致決定は、全国的に問題となっている廃校舎や跡地の利活用の先進的な事例となったと思います。久しぶりの企業進出は、美唄市経済の活性化につながるものと期待するところですが、市長としての思いをお伺いたします。3点目は、ふるさと納税についてであります。現在の状況と今後の対応については理解しました。返礼品については、まだまだ出品できる数が足りないとの答弁でしたが、個々の農産品を取り扱う際、農協関係者との調整はどのようになっているのか、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
桜井議員の質問にお答えいたします。初めに、期成会の設置のあり方についてでありますが、市としましては、事業の早期実施に向け、地元と連携しながら国への要望活動が必要であると考えており、今後、広域整備計画のエリア対象となる自治体や関係団体との意見交換・情報交換にあわせ、既存の国営・道営事業の期成会の意見も聞きながら、必要な対応を図ってまいりたいと考えております。次に、今回の企業誘致についてでありますが、地元西美唄地域から大きな期待が寄せられているところでもあり、北海道霊芝の社長からも「ふるさと美唄の地域振興に役立てるよう努力したい」との力強い言葉をいただいております。この度の製造業等の進出は 22 年振りでありますことから、私としましても、これを契機に、霊芝栽培が本市経済の活性化に繋がるよう期待しているところであります。次に、ふるさと納税における、特産品等の返礼についてでありますが、アスパラガスをはじめとした農産品の返礼申し込みは非常に多く、これらについては個別に生産者と協議した上で、数量を確保してきたところであります。今後におきましては、農協や生産者、生産組合と協議したうえで取り進めてまいりたいと考えております。