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美唄市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日

(1)医療問題について/(2)福祉行政について

2012年6月18日、美唄市議会の一般質問で、丸山文靖議員が「医療問題について」「福祉行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、市立病院事務局長 高倉雄治が答弁しました。

質問者
丸山文靖 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、市立病院事務局長 高倉雄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 丸山文靖

平成 24 年第2回市議会定例会に当たりまして、大綱2点について市長にお伺いをいたします。私は、医療と福祉は表裏一体であり、どちらが欠けても市民の安心安全な生活は、保てないと考えております。このため、本市における高齢化率も 34%を超え、地域医療並びに高齢施策は早期に解決しなければならない最重要課題と受け取っております。そこで、大綱の1点目は、地域医療問題についてであります。(1)地域医療における市立病院の在り方について、この1つは、現状の市立病院の経営状況について、平成 21 年、平成 22 年、平成 23 年についてお伺いをいたします。その2つ目は、医師の確保についての現状はどうなっているのか、また、今後の退職する医師の数と、確保の見通しについてお伺いをいたします。その3つ目として、今の状況の中で市民が安心して生活できるよう、地域に必要な医療サービスを確保していけるのか、お伺いをいたします。次に、(2)今回の地域医療体制の在り方検討委員会の内容、方向性についてであります。市長は就任後委員会を設置され、本年3月に、方向性がまとめられました。その委員会での内容と方向性についてお伺いをいたします。次に、(3)として今後の市の考え方について、この1つ目は、先般地域医療庁内推進会議が設置されたと新聞報道がありました。この構成メンバーと役割についてお伺いをいたします。その2つ目は、推進会議の今後のスケジュールについてお伺いをいたします。続きまして、大綱2点目として、介護保険関係での制度化、これは 24 時間巡回導入の問題についてお伺いをいたします。介護保険で4月に制度化された定期巡回随時対応サービスを今年度中に導入するのは全国の市町村の1割にとどまることが厚生労働省のまとめで明らかになりました。介護で施設から在宅への意向を促す、これは目玉の政策でありますが、導入は、大都市圏が中心となっております。市町村は3年ごとに介護保険サービスの利用料の見直しを立て、介護保険事業計画を作っております。今年度は新計画の1年目に当たり、全国の状況を厚労省が一日に発表しており、東日本大震災の影響で計画をつくれなかった宮城、岩手両県の 14 市町村からの集計は外されておりますが、今後のことを考えると定期巡回随時対応サービスでは、ヘルパーが、24 時間対応で食事や排泄の介助などをする今年度中の実施を予定しているのは、全- -25体の 12%、189 市町村でございます。この中で介護保険同様、複数の自治体でつくる広域連合も含まれております。1日の利用者は6,000 人程度に現状ではとどまる見通しであります。都道府県別で導入率が一番高いのは、大阪市で 51%、続いて東京都が 32%、神奈川県が 30%と利用が見込める大都市圏で高かった結果が出ており、一方、青森・山形・栃木・島根・宮崎・沖縄の6県は、本年度は導入しないとの報道がありました。宮城県の担当者は、計画をつくるまでにサービスを提供する事業者が出てこなかった、という話を聞いたところでございます。ただ、新計画の最終年度の 2014 年度には導入が 329 市町村に広がる見込みであるとの報道があります。現在、美唄市の高齢化率 34%となっていますが、住み慣れた自宅で老後を送りたいとの希望者も多くなり、また、一人で生活している世帯もあります。市としてどういう 24 時間巡回導入への対策を考えているのか、市長にお伺いをいたします。以上をもってこの場からの質問を終らせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします。初めに、医療問題について、地域医療における市立美唄病院の在り方等についてでございますが、医師確保についての現状としましては、今後5年間における医師の定年退職予定者は平成 24 年度末2名、25 年度末2名の合計4名となっております。医師の確保に向けたこれまでの取り組みとして、道内医育大学や北海道保健福祉部などへ要請を行うとともに、北海道地域医療振興財団や、北海道医師会報、医師紹介会社等を活用した様々な求人活動を行ってきております。過去3年の採用状況を申し上げますと、常勤医師3名、嘱託医師2名、週1、2回の勤務となる非常勤医師3名の、計8名を確保してきたところでありますが、自己都合などによりやめられた医師もおり、依然として医師不足の状況にあります。診療体制の充実を図るためには、医師の確保が最重要課題と認識しておりますことから、今後は、これまでの活動のほか、近隣中核病院等への派遣要請など、医師の確保に全力で取り組んでまいりたいと考えております。次に、今後の医療サービスの提供についてでありますが、本年3月に地域医療体制の在り方検討委員会でまとめた基本的な方向性に基づき、効率的で持続可能な地域医療体制の構築に向けて取り組むこととしており、市民の皆さんが、安心して医療サービスが受けられるよう体制づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、検討委員会についてでありますが、本年3月に今後の地域医療体制のあり方について基本的な方向性をまとめたところであり、市民の皆様にはメロディーなどでもお知らせをしているところでございますが、主な内容としては、一つの基幹的病院いわゆる中核となる病院を中心に他の医療機関との機能分担・連携による医療提供体制づくり、在宅医療の推進と介護との、連携強化による市民生活を支える体制づくり、疾病予防と健康づくりの推進、の3つの重点的な取り組み項目をあげたところでございます。さらには回復期- -26病床の確保を含めた内科入院機能の強化、長期療養施設の確保、入院が必要な中等症患者にも対応できる救急医療体制の確保、小児医療や周産期医療のサテライト機能の確保と人工透析治療の提供、重症患者への対応を含めた近隣中核病院との連携、総合内科医の募集や看護師の地元定着化、医療を地域ぐるみで支える取り組みなどについても盛り込んだところでございます。次に、今後の考え方についてでありますが、本年5月に設置しました地域医療庁内推進会議の構成については、会長には副市長を、委員には4人の関係職員のあわせて5人で構成しており、必要に応じ委員以外の出席もできることとしたところであります。また、会議の役割については、所掌事務として地域医療ビジョンの策定及び推進に関する事項、関係機関等との協議に関する事項、市立病院改革に関する事項などであります。次に、今後のスケジュールにつきましては、検討委員会がまとめた基本的な方向性に基づき、効率的で持続可能な地域医療体制の構築に向け取り組むこととしており、特に救急医療を初めとする今後の医療提供体制の検討にあたりましては、各関係機関とも協議しながら地域医療ビジョンを策定するなど、本年度中を目途に具体的な方向性を見いだしてまいりたいと考えております。次に、福祉行政について定期巡回随時対応型訪問介護看護についてでありますが、ホームヘルパーと看護師が一体または密接に連携し、24 時間対応で定期的に、利用者宅を訪問し、介護や看護を行うこのサービスは、平成24 年度の制度改正で新しく創設されたもので、平成 24 年度から 26 年度までの本市の第5期介護保険事業計画では、サービス提供事業者の参入が見込めなかったことから、今後、ニーズの動向を見ながら検討することとし、計画の期間内の事業見込みを立てていなかったところでございます。なお、道内では、大都市を中心に5市が本年度から、平成 26 年度に4市町が予定され、計画期間内の着手は、9カ所と承知しております。この事業の課題としましては、夜間巡回の利用も含め、ある程度の利用者数を確保しなければ、採算的にもサービスの提供体制が組めない、という状況もありますので、市としては今後とも利用ニーズの把握に努めるとともに、事業者との協議も行っていかなければならないと考えております。一方、本市においては、本年度認知症高齢者向けのグループホームの整備を予定しているほか、秋には訪問介護サービスの導入を視野に入れた美唄で初めてのサービス付き高齢者向け住宅も完成いたしますので、こうした動向も見極めながら、必要なサービス基盤の整備を進めてまいりたいと考えております。なお、市立病院の経営状況につきましては、病院事務局長から答弁させていただきますので、私からは以上でございます。

答弁 市立病院事務局長 高倉雄治(市立病院事務局長は2014年9月まで)

市立病院の経営状況につきましては、私からご答弁させていただきます。病院事業会計における過去3カ年の経常収支と不良債務額の状況について、計画と実績の比較で申し上げますと、平成 21 年度、経常収益は、計画 14 億 2,694 万 2,000 円に対し、実績 14 億 2,954 万 9,000 円で、260 万 7,000- -27円の増。経常費用は、計画 14 億 4,762 万 7,000円に対し、実績 14 億 2,643 万 6,000 円で、2,119 万 1,000 円の減、経常損益は、計画 2,068万 5,000 円の損失に対し、実績では 311 万3,000 円の利益となり、2,379 万 8,000 円の利益増となりました。単年度不良債務額は、計画 1,276 万 9,000 円の解消に対し、実績 3,790万 1,000 円の解消となり、2,513 万 2,000 円上回って解消されました。年度末不良債務額は、計画 14 億 7,974 万 4,000 円に対し、実績14 億 5,461 万 2,000 円で、2,513 万 2,000 円の減少となりました。平成 22 年度、経常収益は、計画 15 億 4,714万 3,000 円に対し、実績 14 億 2,766 万 6,000円で、1 億 1,947 万 7,000 円の減。経常費用は、計画 16 億 6,879 万 4,000 円に対し、実績16 億 1,788 万 2,000 円で、5,091 万 2,000 円の減、経常損益は、計画 1 億 2,165 万 1,000円の損失に対し、実績では、1 億 9,021 万 6,000円の損失で 6,856 万 5,000 円の損失増となりました。単年度不良債務額は、計画 8,716 万円の発生に対し、実績 4,852 万 2,000 円の発生となり、3,863 万 8,000 円の減少となりました。年度末不良債務額は、計画 15 億 6,690万 4,000 円に対し、実績 15 億 0,313 万 4,000円で、6,377 万円の減少となりました。平成 23 年度経常収益は、計画 14 億 6,128万 1,000 円に対し、実績 13 億 9,884 万 4,000円で、6,243 万 7,000 円の減。経常費用は、計画 14 億 3,395 万 9,000 円に対し、実績 13億 6,318 万 8,000 円で 7,077 万 1,000 円の減。経常損益は計画 2,732 万 2,000 円の利益に対し、実績では 3,565 万 6,000 円の利益で、833万 4,000 円の利益増。単年度不良債務額は、計画 5,443 万 8,000 円の解消に対し、実績 2億 6,082 万 6,000 円の解消となり、2 億 0,638万 8,000 円上回って解消となる見込みでございます。年度末不良債務額は、計画 15 億 1,246万 6,000 円に対し、実績 12 億 4,230 万 8,000円で 2 億 7,015 万 8,000 円減少となる見込みでございます。以上でございます。

質問 4番 丸山文靖

自席から2点ほど今のお話も聞いて、質問をさせていただきます。1つ目は、医療問題で市立病院の健全化計画の中で、25 年度までには病院の事業規模や経営の形態について見直すとの内容が示されていますが、どういう方向に向かって進めていこうとしているのか、また、病院問題は本市の最重要課題であることから、スピード感をもって、早く方向性を出せるように進めていきたいと思っていますので、市長の考えをお伺いをいたします。もう1点は、福祉行政でございます。今後、市内の高齢化が進んだ場合、ニーズ把握は必要と思いますが、ニーズの捉えかたをどういうふうに考えておられるんでしょうか。これについても、市長に再質問をさせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします。初めに、市立病院の事業規模や経営形態についてでありますが、現在、市立病院は、市立美唄病院経営健全化計画及び市立美唄病院改革プランに基づき、経営の健全化を推進しており、将来の、市立病院のあるべき姿として、両計画において病院の事業規模及び経営- -28形態について平成 25 年度までに一定の結論を示すこととしております。このため、地域医療体制の在り方検討委員会でまとめた基本的な方向性に基づき、関係機関と具体的な協議を進めることとしておりますので、その中で市立病院の事業規模等について、方向性を示してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりを進めるうえで、地域医療体制の確立は、喫緊の課題であると認識しておりますことから、スピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。次に、サービスのニーズ把握についてでございますが、今後も、高齢化が進んでいく中にあっては、本サービスのみにかかわらず、介護保険サービスの提供に関するニーズの把握は必要と考えております。しかしながら、介護サービスの利用者と家族の想いが一致しない場合もあり、また、認知症高齢者への対応など、様々な課題もありますことから、ニーズ調査の方法につきましては、十分に、検討していかなければならないものと考えております。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる