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美唄市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日

(1)商工行政について/(2)福祉行政について/(3)教育行政について

2014年9月9日、美唄市議会の一般質問で、丸山文靖議員が「商工行政について」「福祉行政について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。

質問者
丸山文靖 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 丸山文靖

平成 26 年第3回定例会にあたり、大綱3点について市長及び教育長にお伺いをいたします。大綱の1点目は、商工行政について市長にお伺いをいたします。その1つ目は、企業誘致についてお伺いをします。日本経済はアベノミクス効果により都市部においては景気は緩やかな回復傾向にありますが、本年4月の消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動減などにより、6月の内閣府の景気調査では景気が低迷している旨の報告があったところですが、一方、美唄市を含め地方都市は都市部のように景気回復の兆しがなく、依然厳しい経済状況となっております。安倍政権は成長戦略3本の矢によってもたらされた景気の回復を一過性のものに終わらせないよう、本年6月経済戦略の柱である日本再興戦略を改定し、景気の建て直しを図ったところであります。美唄市はこれまで設備投資による税収増や雇用の創出につながる企業誘致を経済活性化の施策の柱として積極的に取り組んでおり、本年3月には、独立行政法人中小企業基盤整備機構から 45 ヘクタールの工業用地を取得し、現在、ホワイトをデータセンターの構想を掲げ、データセンターの誘致に向けた取り組みを加速させているところであります。私はデータセンターの誘致実現は、大変重要であるものと認識しておりますが、多くの雇用の創出を図るためには、食品産業をはじめとした製造業の誘致や広い面積を使うメガソーラー事業等の誘致も並行して進めていく必要があるものと考えていますが、現在の企業誘致の活動状況と今後の企業誘致の考え方についてお伺いをいたします。2つ目として、食料備蓄拠点構想についてお伺いをいたします。世界人口が 70 億人を突破し、2050 年には 90 億人に達するという推計を国際連合が出している中、人口増加と切っても切れない人類の課題は食料問題であります。また、23 年3月に発生した東日本大震災では物流の混乱等により、満足に食料を調達できたのが発災後3日以降という地域があったと聞いております。今後予想される首都圏直下型地震や南海トラフ地震、さらに8月に発生した広島県の大雨による土石流災害など、我々を取り巻く自然環境は近年大きく変化してきており、このような災害時には食料供給の減少が予想されるほか、保存性の高い食料品を中心に食料の需要が一時的に集中し、一部の食料品が品薄状態や売り切れ状態になることが懸念されるところであります。このような中、美唄市ではこれら災害等を想定し、平成 11 年に米を備蓄する大規模食料備蓄構想を掲げ、昨年4月にはこの大規模備蓄構想を見直し、流通備蓄推進協議会や全道の民間企業や行政などで組織されている北海道流通備蓄推進協議会などと連携し、災害時や緊急時にも日用品や食料を迅速に供給できる多目的機能を兼ね備えた流通型食料倉庫の誘致活動を進めていますが、現在の進捗状況と今後の取り組みについてお伺いをいたします。大綱の2点目は、福祉行政について市長にお伺いをいたします。その1つ目は、生活保護の現状についてであります。国では景気回復に向けた経済政策において企業収益の増加から設備投資や雇用、所得環境が改善し、総じて回復傾向にあると新聞、マスコミ報道もありますが、一方では生活保護を受給する人が 216 万人、世帯数も 160 万世帯と最多となっております。これは、高齢化による影響も大きいところですが、働ける年齢層での生活保護受給者も増加していることだと推察されます。また、経済の疲弊に苦しむ釧路市でも生活保護を受給する方が年々増え続け、仕事につけそうな職種もほとんどなく、ケースワーカーが働くよう指導することもできず、苦慮している状況です。また、厚生労働省では生活に苦しむ方の自立を支えるため、生活の支援策を検討し、1つは幅広く手厚く支援する取り組みと、もう1つは不正受給に対する対応策の強化を検討していると伺っております。そこで、本市における生活保護の現状として、平成 25 年度の生活保護受給世帯数、被保護者数、保護率及び就労可能とされる被保護者数、就労に至った件数、就労による廃止件数を前年度対比でお伺いいたします。その2つ目は、生活保護費の不正受給についてであります。新聞その他でいろいろ不正受給の問題が報道されているところで、市民の信頼を保つため、本市における平成 25 年度の生活保護費の不正受給の件数と金額を前年度対比で、また、不正受給への対応についてお考えをお伺いいたします。大綱の3点目は、教育行政について教育長にお伺いをいたします。私は本年の第1回市議会定例会の一般質問で、全国学力学習状況調査の結果の分析検証と具体的方策について教育長に質問いたしました。教育長からは、教科別・領域別の課題や具体的な方策についてお答えをいただき、授業改善や家庭学習などの取り組みを進めていくことが示されたところです。学力の向上は、北海道は全国順位で下位にとどまるなど、大きな課題となっており、本市も積極的に教育長からお答えいただいた具体的な取り組みを効果的に進めていただきたいと考えております。そこで、3点にわたりお聞きをいたします。その1点目は、全国学力学習状況調査の結果について、去る8月 26 日の新聞で今年度の全国学力学習状況調査の結果が掲載されていました。北海道は目的としていた全国平均以上には至らなかったものの、改善が見られたとのことでありましたが、本市の結果はどうだったのでしょうか。小中学校の学科別の成績を説明していただきたいと思います。2点目は、スマートフォンの利用状況と正答率との関係についてです。今回の調査では、携帯電話とスマートフォンの利用状況を初めて調査し、利用時間が長いほど平均正答率が低い傾向が判明したとのことです。利用時間が長くなることにより、生活のリズムが乱れたり、家庭学習の時間が取れなくなることなどから懸念されているところです。本市の場合、この2つの問題はどのようになっているのでしょうか。携帯電話・スマートフォンの所有率と平均正答率との関係についてお伺いをいたします。3点目は、総合学習の取り組み状況についてです。総合学習の取り組みと学力との関係でありますが、先の新聞報道によると、探究的な総合学習を推進している学校は学力が高い傾向にあることが文部科学省の分析で明らかになったということであります。問題を分析し、解決策を発信するといった探究型の優れた授業ができている学校は、国語・算数・理科・社会など、各教科の知識を横断的に使うため、子どもの学力が高く、子どもに自信が付き、自尊感情も高くなるとのことです。学力テストの結果が全国トップレベルの秋田県では、総合学習の探究活動に取り組む児童生徒の割合が全国平均よりも 20 から 30 ポイントも高く、平均正答率も5から 10 ポイント高く、分析に当たった文部省の調査官は、何のために学校で勉強するのかという子どもの問いにも答えることができる学習で学びの動機付けになっていることから、教科学習の成績も良いと言えるとコメントしています。また、文部科学省では次期学習指導要領の改訂で総合学習を含めた評価横断的な授業展開について検討する方向であることも報じられております。本市では、総合学習の取り組みについて昨年の実績で、小中学校それぞれの年間時数、主な内容についてどのようになっているのかお伺いをいたします。以上、この場からの質問を終わらせていただきます。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします。初めに、商工業行政について、企業誘致についてでありますが、現在、取り組んでいるデータセンターの誘致活動に加え、東日本大震災以降、原材料を確保しやすく、かつ自然災害の少ない北海道での設備投資を積極的に検討している道内外の食品関連企業や地方に人材を求める傾向にあるコールセンター事業者などをターゲットに、道と連携して誘致活動を進めているところであります。コールセンターにつきましては、事業者が懸念している雇用確保のため、セミナーやアンケートを実施するなど、来年4月の開設に向けて協議を進めているところであり、また、食品関連企業につきましては、首都圏で開催している道主催の商談会などに参加し、本市の優位性をPRしてるところでございます。なお、メガソーラーにつきましては、空知団地においては、過去に2社の計画がありましたが、北電との協議の結果、送電網に接続できる容量に限界があるとのことで事業化を断念していることから、市として積極的な誘致は行っていないところでございます。いずれにいたしましても、企業の進出は雇用の創出が図られるとともに、地域経済の活性化につながることから、市としましては、現在進めているホワイトデータセンターやコールセンターの誘致に全力を尽くすとともに、引き続き、道と連携して効果的な企業誘致活動を展開してまいりたいと考えております。次に、食料備蓄拠点構想についてでありますが、近年の地球規模の異常気象による自然災害の多発や世界的な人口増に伴う食料需要の逼迫に加え、昨年6月に公表された国の防災白書において、自治体や民間による食料備蓄の必要性が示されたことを踏まえ、本市の食料備蓄推進協議会及び全道の民間企業等で組織される食料流通備蓄推進協議会と連携を図りながら、昨年7月に本市で開催された第1回目の食料流通備蓄セミナーを皮切りに、苫小牧、釧路、札幌、稚内など各地域でのセミナー等において啓発宣伝活動を推進してきたところでございます。また、本年8月には、国土交通省が取りまとめた流通型食料備蓄システムの検討結果を踏まえ、平時には農業所得の向上を視野にタマネギなどの農産品の出荷調整に活かし、災害時には被災した産地の代替として、首都圏にタマネギやニンジンなどを供給するほか、トイレットペーパー等の日用品や非常食、さらには道内有数の米の産地を背景に、空知管内の米を備蓄する機能を兼ね備えた多機能型流通備蓄施設を全国に先駆け、地方自治体と民間連携により建設する社会貢献モデル事業として支援していただくよう要請してまいりました。その際、各省庁から、本市の構想が流通や農産物の保存、雪冷熱エネルギーや災害危機などに関して、国土交通省、経済産業省、農林水産省、内閣府など、複数省庁にまたがっていることから、現在、施設の立地に向けて、どこが建設主体となり事業を進めていくかなど、課題となっている事項について整理するようアドバイスをいただいたところであります。このため、市といたしましては、国からのアドバイスを参考に、国土強靭化基本法に基づく国土強靭化地域計画のメニューや農水省の強い農業づくり交付金等、国の既存施策の活用を検討するとともに、引き続き、関係機関と連携を図りながら、構想実現に向けた活動を一層推進してまいりたいと考えております。次に、福祉行政について、生活保護の現状についてでありますが、全国的には被保護世帯数や被保護者数は増加傾向にありますが、本市においては、平成 21 年度をピークに減少傾向となっており、平成 25 年度は被保護世帯567 世帯、被保護者数 720 人、保護率は 29.5パーミルで平成 24 年度と比較しますと、30世帯、77 人が減少し、保護率では 2.2 パーミル減少しております。また、就労可能とされる被保護者は 60 人で、平成 24 年度と比較して6人の減少となりましたが、就労に至った件数では 30 人で8人増加、就労開始及び収入増加による廃止件数は 17 件で4件増加しており、この要因としては、建設業関連や介護職、清掃業等の求人数が増加したことにより、就労が実現したものと考えております。次に、生活保護の不正受給についてでありますが、平成 25 年度では 12 件で金額は 242万 2,232 円と平成 24 年度と比較して7件の182 万 9,294 円の減少となったところです。しかし、稼動収入や年金収入の未申告等、不正な手段により保護費を受給する被保護者が後を絶たない実態であります。このことから、対応策としましては、家庭訪問や来所した際など、その都度、収入申告の報告義務について周知徹底を図ることや課税調査範囲を拡大して不正受給の防止や早期発見に努めるとともに、不正受給者に対しては、これまで以上に厳格な指導を行うとともに、返還に対しては適正な対応に努めてまいります。以上でございます。教育長。

答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします。初めに、全国学力学習状況調査の結果についてでありますが、知識を主とするA問題、活用を主とするB問題に分けてお答えいたしますと、小学校における正答率につきましては、全道平均との比較においては、国語Aで同様であり、国語Bと算数Aでほぼ同様、算数Bでやや低い状況にあります。全国平均との比較においては、国語Aにおいて同様であり、国語B・算数A・Bで低い状況にあります。昨年と比較しますと、国語Aで改善が見られたところであります。中学校では、全道平均との比較において、国語Aでやや低く、国語B・数学A・Bで低い状況にあり、全国平均との比較においても同じ状況です。昨年と比較しますと、全般的に全国平均との差が開くという結果となっております。なお、今年度の調査結果につきましては、今後、学力向上プロジェクトチームにより、詳細な分析・考察を行うこととしております。次に、スマートフォン等の利用状況と正答率との関係についてでありますが、携帯電話とスマートフォンの所持率につきましては、美唄市では、小学生・中学生とも全国と比較してやや高い状況にあります。また、利用時間につきましては、2時間以上利用している児童生徒の割合が全国と比較して高い状況にあり、特に小学生の利用時間は2倍近い結果となっております。次に、利用時間と平均正答率との関係についてでありますが、小学生では2時間以上利用する児童と利用時間が 30 分未満の児童との比較において、顕著な差は見られませんでした。しかし、中学生においては、利用時間が 30 分以下の生徒の平均正答率が、国語A・B、数学A・Bのすべてにおいて2時間以上利用している生徒よりもかなり高い結果となっております。このことから、学年が上がるごとに、利用時間が正答率に与える影響は大きくなるものと考えられます。次に、総合的な学習の時間の取り組み状況についてでありますが、平成 25 年度における総合的な学習の時間の年間実施時間は、小学校3年生が 75 時間、4年生が 72 時間、5年生が 71 時間、6年生が 72 時間であります。また、中学校では1年生が 50 時間、2~3年生が 70 時間実施しております。次に、実施内容でありますが、各学校・各年ともに、学習指導要領に示されている目標に沿って、横断的・総合的学習や探求的な学習に取り組んでおります。具体的に申し上げますと、小学校ではふるさと教育として4年間を通して美唄市について調べたり、農業体験を通して実際に美唄の産業について考え、まとめ上げていくなどの取り組みをしております。また、中学校では農業体験学習のほか、キャリア教育の一環として職場体験学習を行い、地域の方々から美唄市の産業について学ぶとともに、生徒一人一人が自分の将来について考える機会を得ることができるよう取り組んでおります。総合的な学習の時間につきましては、テーマに関する問題を発見し、分析・考察した結果を発表するといった方法で、各教科や道徳など、他の教科とのつながりを考えさせながら、学びの動機付けとなるよう取り進めているところであります。以上でございます。

再質問 4番 丸山文靖

自席から再質問をさせていただきます。先ほど、市長から企業誘致の活動状況について答弁がありましたが、コールセンターはハイテクセンターを利用するので、ホワイトデータセンター構想に影響しないが、食料製造業などは面積によっては構想と重複することも想定されますが、どのように考えておられるのかお伺いをいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

丸山議員の質問にお答えいたします空知団地への誘致についてでありますが、空知団地の区画は 300 平方メートルの小区画から、1万平方メートル近い大区画に分かれており、大区画はホワイトデータセンター構想の用地として考えられることから、製造業などの企業につきましては、テクノゾーンなど、データセンター構想に影響の少ない区画の中で、企業の要望に応じて対応していきたいと考えております。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月9日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる