美唄市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月15日
(1)住みよいまちづくりについて/(2)地域活性化対策について/(3)財源確保対策について/(4)公共工事等の入札について
2009年6月15日、美唄市議会の一般質問で、土井敏興議員が「住みよいまちづくりについて」「地域活性化対策について」「財源確保対策について」「公共工事等の入札について」について質問し、市長 桜井道夫が答弁しました。
- 質問者
- 土井敏興 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 土井敏興
平成21年第2回市議会定例会に当たり、私は大綱4点につきまして、市長にお伺いをいたします。まず、大綱1点目の住みよいまちづくりについてでありますが、市長はこれまで人づくり、まちづくり、土台づくりを3本柱に据え、市民との協働を基本に住んでよかった、住んでみたい、そういう環境のまちづくりを目指してこられたと思うところでありますが、しかしながら、一方で本市の置かれている状況を見るとき、少子高齢化の加速や経済基盤の衰退等による人口減などから財政状況の悪化や、医師不足による市立病院の累積債務の増大など、深刻な事態に至っているのも事実であります。これらの難題を整理し、解消に向けていくためには、何と言っても市民の皆さんに、より現状を分かり易く丁寧に説明をし、理解を深めていただき、年代、世代を超えて広く市民の皆さんに協力をしていただける環境を確立していくことに、より力を注いでいかなければならないのではないかと思うところであります。そこで、以下3点についてお尋ねをいたします。1点目の市民参加のまちづくりについてでありますが、先にも述べさせていただきましたが、協働ということをベースに、すべての市民が住みなれた地域でともに支え合い、安心して暮らせるまちづくりを目標に第1期地域福祉計画が策定をされ、さらに福祉のまちづくり条例でそれぞれの役割を位置づけて、市と市民支え合い推進委員会が中心となって、支え合い、助け合いを軸に、市民参加を促すべく、今日まで取り組んでこられたと思いますが、そこで、これらの成果と、またそこから見えてきた課題等があればお聞かせをいただきたいと思います。このたび第2期計画が示されましたが、第1期の検証を踏まえ、どういったことを柱に据えたのか。また、以前に行われた福祉計画にかかわる意識調査では、地域福祉計画や社協がかかわっている地域福祉実践計画について回答者の80%以上が知らない、あるいは知っているが内容はわからない、と答えている結果からして、市民への浸透を図るため、今後どのように取り組んでいかれるのか、お聞かせをいただきたいと思います。先般行われました議会報告会の中におきましても、市民の方に美唄が大変な状況にあるということはわかっているが、できる範囲の協力の用意はあるが、市として具体的にどういう協力をしてほしいのかが自分としてよく見えないし、わからないとの意見もありました。よって今後市民参加のまちづくりを推し進めていく為に、これらについてもどのように取り組んでいかれるのか、お伺いをいたします。また、市としても支援体制を強化すべく、地域応援チームを組み、課題解決に向け、対応されてきたところと思いますが、その経過- -65と現状についてもお聞かせをいただきたいと思います。そうした市民参加を促す取り組みについては、まちづくり基本条例においても、第2条、第23条、第30条等において説明・責任・参画・協働などが謳われており、市として事業実施に向け、立案段階から市民がしっかりと参加できる具体的手法を講ずるべきと思います。例えば、予算編成においても、地域や市民が関与できるなど、いわゆる地域内分権とも言うべきで、これについては、他の事例もあることから、市長としてお考えがあればお伺いをいたしたいと思います。次に、子どもたちのまちづくりへの参加についてでありますが、このことにつきましては、平成17年第2回定例会で市政執行方針の中に、次代を担う子どもたちの位置づけについてしっかりと明記をされており、そういうところについて私は子どもたちにふるさと美唄をもっとよく知ってもらい、自分の考えや意見を発表し、積極的にまちづくりに参加をしてもらうためにも、ぜひ子ども議会の開催をすべきと申し上げましたが、当時子ども1日市長という事業の実施を考えていたこともあり、それから4年越しという時間の経過がありましたが、このたび実現する運びとなったところでありますが、実施に向けた御努力に感謝を申し上げたいと思う次第であります。実施に当たり、様々な内容の事業が検討されているようでありますが、以前も申し上げましたが、ぜひ、この議場の活用も考えてみてはどうでしょうか。こうした活用については、議長を初め、同僚議員各位も賛意を示してくださるものと私は思うところであります。さて、その参加対象について中学3年生、高校3年生は除外されていますが、確かにこの学年は進学を初めとする進路について大切なときではありますが、私は門戸を閉ざすべきではないと思います。大変なときにあってもこのふるさと美唄についてしっかりと考えてくれている生徒さんは要ると思います。また、募集人数についても16人に限定することなく、もう少し幅を持ってせめてこの議場の議席位の参加を募ってもよいのではないでしょうか。それと子ども1日市長については、継続をしていくのか、今後どのようにお考えでしょうか。子どもの数が急速に少なくなってきている今、かつてと違い同世代での触れ合いや、ましてや世代を超えた、例えば子どもに対する町内会行事も減少し、いわゆる大人との交流がどんどん薄れてきております。情操面の発達からしても早急にこうした交流の機会の確保を考えなければならないと思いますが、いかがでしょうか。3点目の居住環境についてでありますが、私は何と言っても市民の皆さんに住んでいて良かった、また外に住む方からは住んでみたい、と言われるまちづくりが基本となると思うわけでありますが、そうした基準というものは、一概には決められないところもありますが、またさまざまな評価方法もあるところでありますが、ひとつの目安として日経新聞などがその評価を行っているようでありますが、どのような評価になっているのか、その辺、押さえているものがあればお聞かせをいただきたいと思います。本市としても、これまで快適なまちづくり- -66に向け、どのような取り組み、あるいはどのような改善をしてきたのか。また、これらを推し進めていくためには、経験の豊富な団塊の世代の技術や行動力、あるいは高齢世代の多彩な知識などを十分活用させていただくことも必要と考えますが、いかがでしょうか。大綱2点目の、地域活性化対策についてでありますが、国は硬直、疲弊する地方自治体に対して、地域の活性化を図るべく多段ロケットとも言える臨時交付金の交付を行ってきておりますが、本市においてもそれらを含め、また、道の補助金を活用して、新たな事業の展開を進め、まち全体の活性化や雇用環境の確保の一助にと、積極的な取り組みをしていくようでありますが、そこで、2点についてお伺いをいたしたいと思います。1点目は、新規事業と継続事業の連携についてでありますが、これからお伺いをさせていただく部分につきましては、先日複数の同僚議員がお尋ねした点と、重複するところがあろうかと存じますが、御理解を賜りたいと思います。まず、新規事業の地場産品アンテナショップ運営事業についてでありますが、全体の概要につきましては、先日の同僚議員への御答弁や早々とマスコミ報道がなされ、そこに記された内容等であらまし承知をさせていただいたところでありますが、加えて若干お伺いをいたしたいと思います。このショップについては、通年営業とのことでありますから、品揃えを始め、冬期間や野菜など季節性の高い商品の端境期等の対策はどのように補完していくお考えなのか。また、大切なのは、ショップの経営として成り立たせていくためには、運営に係るノウハウをどのように維持し、さらに向上させていくことができるかにかかっていくと思われますが、どのようなお考えをお持ちでしょうか。さて、この事業も3年間と伺っておりますが、農業を起点としてさまざまな仕掛けを行い、消費者ニーズの把握や農産品や特産品の栽培技術、製造技術、加工技術等の確立や、品質の向上、あるいは商品企画、開発と課題山積ではありますが、従来から市長は折に触れておっしゃっておられますピンチをチャンスに変えていく。そういう意味では、まさにこの事業は体を張って実践していく意気込みを含め、極めて重要な意味合いを持つ事業と思うところであります。これらの事業が先に示された食の駅基本構想案の段階からさらに実現するところにつなげていくお考えに行き着くのか、その点も含めお伺いをいたしたいと思います。もう一つの新規事業の地域の魅力まるごとブランド化推進事業についてでありますが、交流をキーワードに、ということのようでありますが、この事業内容はどのようなもので、またブランド化については何をどう図っていくのか、具体的なお考えがあればお示しください。2年間の事業期間の中でどのような地域資源を掘り起こし、ターゲットを絞り、そしてどうスポットを当てようとしておられるのかについてもお伺いをいたします。以上の新規事業をしっかりと定着をさせていくためには、かかわる方々の不断の努力はもちろんでありますが、これらと関連する継続事業との有機的な連携をどう持たせていく- -67のかも、大きな鍵となるのは明らかであると思います。よって、申し上げた新規事業と継続中の地域ICT利活用モデル事業、そして食にこだわったまちづくり推進事業であります。ことに本年度が補助最終年度である地域ICT利活用モデル事業は、これらの総体を結びつける仕上げの部分に当たり、ポータルサイトPIPAも内外に発信、振りこむツールとして極めてそのコンテンツが重要と考えますが、その連携や役割のあり方についてお伺いをいたします。次に、農業分野の連携についてでありますが、特にアンテナショップ事業とのかかわりで、農業分野の果たす役割は大きいと思いますが、そうであればあるほど農業分野でのすそ野の拡大と連携が密でなければならないと考えるところであります。生産者、生産グループ、農協等との連携は欠かせないものであり、商品アイテムのバリエーションを広げていくためにも、加工分野にもそのすそ野を広げていかなければならないものと思いますが、それらの協力体制の構築はどのようにされるのでしょうか。次に、大綱3点目の財源確保対策でありますが、地方経済状況の悪化など、さまざまな要因により、財源の確保に頭を悩ませているのが現状であり、その結果市民負担の増や、サービスの低下が余儀なくされているわけであり、このことについては、本市に限らず各自治体とも財源の確保にあらゆる知恵を絞り、取り組んでいるところと思います。そうした中、先に制度の改正により、ふるさとにかかわりのある人、あるいはその地に関心のある人などが寄附という形での、いわゆるふるさと納税制度が誕生してから一定の期間が経過したところでありますが、本市に対するふるさと納税の状況の内容についてと、寄附していただいた方々に対しての対応はどうされているのか。また引き続いて関心を寄せていただくためにも、特典等を含め今後の対応はどのようにされるおつもりか、お伺いをいたします。次に、各種広告の掲載についてでありますが、このことについても有効活用を含め、財源確保に向け、広報誌や市の公式ホームページ、あるいは市民バス等広告の掲載を募り、対応されてきているところでありますが、それらの収入状況はどのようになっているのでしょうか。また、市が発送している郵便物等について大まかで結構ですので、その種類別発送件数はどのぐらいあるのでしょうか。もし可能であれば、こうした郵便物の空きスペースに広告の掲載や、また、コスモス通などを含む公共施設等にも広告掲示スペースを設けるなど、民間経営感覚に倣い、わずかであっても自主財源確保に向け積極的な取り組みの展開をと考えますが、いかがでしょうか。大綱の4点目は、公共工事等の入札に関する評価等についてでありますが、公共工事そのものが年々減少しており、本市においてもその傾向は顕著であり、また、南空知圏においては、従前スタイルの指名入札等や自治体内限定一般競争入札が主体ということで、本市の関連事業者が外部に向け参入することは極めて困難な状況にあると聞き及んでおります。本市はと言いますと、市外業者の参加機会の拡大による入札の公平性と競争性を保つ- -68ためとして、地域限定型の一般競争入札を実施しているとのことでありますが、ますます市内事業者の受注機会が少なくなる可能性が出ているとの声もあるようです。一方、全国的な動き等を見てみますと、こうした入札価格以外の項目も評価の中に加え、落札者を決定していく総合評価方式の入札を導入しているところも徐々に増えてきているとのことでありますが、本市として導入に向けた考えをお持ちかどうか、お伺いをいたします。もし、導入を検討するお考えがあるとするならば、例えば、過日地域防災計画が明らかになったところでありますが、こうした防災活動に対し積極的に参加、あるいはまた、環境保全推進活動への参加、そして地域や社内従業員の子育てに関する支援、あるいは雇用や労働環境の整備など、社会的にも、そしてまちづくりに貢献、寄与している事業者を総合評価方式の入札に参加させる仕組みを考えることで、市内事業者の参入機会の増につながるのではないかと考えますが、その点もお伺いをいたしまして、この場からの質問を終わります。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
土井議員の質問に順次お答えします。初めに、住みよいまちづくりについて、市民参加のまちづくりについてでありますが、地域福祉計画の第1期計画の成果と課題につきましては、昨年実施したアンケート調査の結果を見ますと、ともに支えあう心が市民に浸透しつつあるものの、実際に行動するためのきっかけづくりなどが課題であると考えております。第2期計画では、まちづくりの各分野に共通するものとして、情報の共有、人材の育成を重点としたところでありますが、第1期計画から引き続き市民で構成する支え合い推進員による支え合い懇談会を開催し、地域の課題の掘り起こしとその解決方法について話し合いを行うことを通じ、地域力の向上を図ってまいりたいと考えております。地域福祉計画の市民の皆さんへの浸透については、地域の住民と、市民支え合い推進委員会が連携し、地域の課題解決に向けた協議を継続して行いながら、地域福祉に対する理解を広げていくと共に、社会福祉協議会の地域福祉実践計画推進会議や市職員による地域応援チームとの連携を深め、コミュニティーの活性化につなげてまいりたいと考えております。市民の皆さんのまちづくりへの参加につきましては、昨年から美しきまちづくりサポーター制度を開始し、市からお願いしたい分野の業務について、あらかじめ登録していただき、具体的な業務の実施を市とともに行っていただいております。今後参加していただく分野を広げるとともに、この制度の周知徹底に努め、意欲ある市民の皆さんに多数参加していただけるよう積極的に取り組んでまいります。地域応援チームにつきましては、一昨年モデル地区を設定し、活動状況の検証を行なった上で、昨年全地区に導入したところであります。すでに防犯活動などの自主的な取り組みが始まっている地域もありますので、今後ともこの制度を有効に活用していただき、地域の課題解決に向けて、地域の皆さんと市の職員がともに力を合わせていくことが出来る- -69よう、さらに努めてまいります。まちづくり基本条例においては、まちづくりへの参加を市民の皆さんの権利として保障しております。そのため、計画などの立案から実施し、評価の各段階において参加していただけるよう、審議会や検討委員会等での委員公募、パブリックコメント手続の条例化、美しきまちづくりサポーター制度の創設、まちづくり評価への参加など、さまざまな面で参加と協働が進むよう取り組んでいるところであります。今後さらに多くの市民の皆さんにまちづくりに参加していただけるよう、制度の周知や情報提供に一層努めてまいります。予算編成での参加等につきましては、今後の検討課題として受けとめているところであります。次に、子どもたちへのまちづくりへの参加についてでありますが、私は、未来のまちづくりを担う若い世代が自分のまちに関心を持ち、議論や実践活動を通じてふるさとへの愛着を高めることが、非常に重要であると考えております。このたび小学生、中学生、高校生を対象に青少年子ども議会を作ることとしたところでありますが、これは美唄のまちをよく知ってもらい、子どもたち同士での議論を行い、自分たちでできることは実際に取り組んでもらうことにより、身近なまちづくりへの参加と未来のまちづくりへの視点を養ってもらうことを目的として実施するものであります。御提案のありました議場を使うことにつきましては、子どもたちの貴重な体験にもなりますので、議会の皆様の御理解をいただき、ぜひ実施していきたいと考えております。また、募集対象には中3、高3を含めておりませんが、希望があれば参加していただきたいと考えております。募集人員につきましては、16名程度としておりますが、応募状況を見て柔軟に対応してまいりたいと考えております。子ども1日市長につきましては、今年で5年目を迎えますが、今後も子どもたちのまちづくりや、市の仕事への関心を高めてもらうよう継続してまいりたいと考えております。異世代との交流につきましては、子どもたちの人格形成やコミュニケーション能力を高めるために必要なことであると考えておりますので、青少年子ども議会の活動の中でも予定しておりますが、このような場が多く確保できるよう、さまざまな団体などとも連携してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、子ども1日市長や青少年子ども議会などを通じて、次代を担う子どもたちと一緒に未来に夢や希望の持てるふるさとづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、まちの住みよさについてでありますが、昨年日本経済新聞社が行った行政サービス調査では、本市の順位は全国743市区中行政サービス順位については718位、行政改革度については445位となっております。新聞社や雑誌社によるこのような都市の順位づけは、読者にとって一目でまちのデータが分かり、利便性が高い反面、広範な行政活動や、経済活動の一部をとらえて評価している面もあり、大都市が上位を占め、中小都市のよさが生かされていないといったことがあるのではないかと感じております。- -70本市では快適なまちづくりに向け、これまで福祉・環境・交流・経済振興を柱として都市基盤整備や交流文化活動、農業を軸とした産業振興などとともに市民の皆さんと協働のまちづくりを進めてきたところであります。本市は、少子高齢化の進展や厳しい経済財政状況でありますが、今後とも市民の皆さんが個性と能力を発揮でき、住んでいてよかったと実感できる活力と魅力あるまちづくりを進めて参りたいと考えております。次に、地域活性化対策について、アンテナショップについてでありますが、販売する商品については、農産物を始め、その加工品、やきとりやとりめし、米粉のお菓子、工芸品など本市の特産品を幅広く取りそろえることとしております。特に農産物が不足する冬期間や端境期には、例えばジャムや漬物などの農産加工品を始め、本市で生産されているウレタン製品やぬいぐるみ等も積極的に販売するとともに、ハスカップを利用した加工品の開発の支援をするなど、新たな販売品目の確保にも努めてまいりたいと考えております。アンテナショップの運営につきましては、農産物や特産品の安定的な供給などを目的とした運営会議を設置したところであり、この会議において販売戦略の検討を行うと共に、営業6年目を迎えたぴぱま~とのノウハウも生かしながら、効果的な運営に努めていくこととしております。食の駅については、この事業などの成果を踏まえ、立地場所、整備、管理運営のあり方などについて、基本計画を策定する中で検討してまいりたいと考えております。地域の魅力まるごとブランド化推進事業についてでありますが、本事業は北海道の地域再生チャレンジ交付金を活用し、本年度と22年度の2カ年で実施する事業であります。本年度は学識経験者を始め、市内関係団体などと連携、共同し、地域資源である観光施設や農業体験、食などを組み合わせたモニターツアーを実施し、ツアーの評価を通じて資源の有効活用や、資源の組み合わせによる観光企画商品のメニュー化を図ることとしております。平成22年度は地域資源のブランド化認証基準を制定し、美唄産の米やアスパラ、ハスカップなどの特産品に加え、炭鉱遺産、イベント、景観なども含め、一定の品質や評価が得られるものなどについて、地域ブランドとして認証したいと考えております。また、メニュー化された観光企画商品を道内外の旅行エージェントに売り込む活動を展開し、本市への入り込み客の促進を図り、地域経済の活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、これらの事業や食にこだわったまちづくり推進事業と地域ICTモデル構築事業との連携についてでありますが、地域ICT事業を開発したシステムを活用して、アンテナショップの販売管理などを支援するほか、生産者情報、販売品目、売れ筋情報の提供、まるごとブランド化事業で生まれた観光企画商品の募集、受付、ブランド認証された特産品のPRや食のフリーマーケットの開催情報の提供など、美唄のさまざまな魅力を発信し、利用者の増加につなげ、サイトの活性化を図るなど、各事業が連携を図り、相乗効果が最大限に発揮されるよう取り組んでまいりたい- -71と考えております。次に、農業分野の連携強化についてでありますが、アンテナショップの中心となる販売品目は農産物であることから、農協や農産物の直売を行っている農業者や生産者グループに対し、出品可能な農産物等について事前調査を行ったところ、農協を初め生産者からは出店したい旨の回答をいただいており、店頭には野菜や加工品などが一定量並ぶものと考えているところであります。今週末には出店者への説明会を開催し、参加者や品目、出品する時期を確認した上でオープンに向けての準備を進めていくこととしております。アンテナショップを円滑に運営していくためには、出店者が相互に連携協力することが大切であることから、今後市としては出店者の皆さんと定期的に協議を行いながら、お客様に喜んでいただける農産物等の品揃えや、供給量の確保等に努めてまいりたいと考えております。次に、財源確保対策について、ふるさと納税についてでありますが、平成20年度は件数で24件、金額にして164万円の寄附をいただいているとこでございます。目的別では、広くまちづくりを応援する寄付8件、38万5,000円、福祉事業に対する寄付4件、35万円、青少年育成事業に対する寄付4件、51万円、アルテピアッツァ美唄整備事業に対する寄付2件、1万5,000円、農業振興事業に対する寄付2件、8万円、その他の事業に対する寄付4件、30万円となっております。寄附者への対応については、礼状等を送付するほか、寄附金の受け入れ状況や使途について報告することとしております。また寄附者への特典につきましては、寄附者の善意を尊重する観点から実施しておりませんが、他自治体の取り組み状況なども参考に、引き続き検討してまいります。今後も市のホームページや美唄ファンポータルサイトPIPAの他、東京美唄会や札幌美唄会など美唄ゆかりの方々などを通じたPRや、市民の皆さんから市外にいる美唄出身者の方へPRしていただくよう広報誌で呼びかけるなど、制度の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、各種広告掲載についてでありますが、平成20年度の広告料収入については、広報誌への掲載で79万円、市ホームページのバナー広告で41万円、美唄ファンポータルサイトPIPAにおけるバナー広告で12万円、市民バスで14万8,770円、合計で146万8,770円となっております。また、昨年度市が封筒で発送した郵便物の件数は、総務課が把握しているもので定形郵便が約18万件、定形外郵便物が約9,000件となっております。御提案いただいた封筒への広告掲載、公共施設の広告スペースの設置については、広告媒体としての有効性、費用対効果、需要などについて他市でのさまざまな取り組みを踏まえ、研究をしてまいりたいと考えております。次に、公共工事等の入札について、総合評価落札方式についてでありますが、この方式は従来の価格のみによる自動落札方式とは異なり、価格と民間企業が提示した工期の短縮や安全対策、環境、省資源対策などの技術力を価格以外の要素として総合的に評価し、価格と技術力の両面で最も優れた企業を落札者- -72として決定するものです。この方式の特徴として、発注者側にとっては高い技術力を有する企業が施工する為、工事の品質確保や総合的なコスト縮減効果が図られると共に、価格以外の要素を評価し、落札者を決定することから、談合防止のメリットがあること、一方、受注者側にとっては、これまで蓄積、開発した技術能力を提供することにより、社会的信用が高まるなどのメリットがあることなどから、他府県や政令指定都市などで、比較的大規模で高度な技術を必要とする工事を対象とし、導入が進められているところであります。本市におきましては、価格以外の要素を評価し、落札者を決定する工事が少ないことなどから、総合評価落札方式は導入しておりませんが、北海道におきましては、簡易型総合評価試行のガイドラインを作成し、導入を進めていることから、道の実施状況や他市の導入状況などを参考としながら、この方式の導入の可能性について検討してまいりたいと考えております。また、民間企業が取り組んでいる環境配慮など地域貢献活動については、業者登録時の格付決定の新たな要件として、今後入札契約制度検討委員会の中で検討してまいりたいと考えております。
質問 11番 土井敏興
それぞれ御答弁をいただいたところでありますけれども、何点か重ねてお伺いをさせていただきたいと思います。まず、市民参加のまちづくりについてでありますけれども、昨年の市民アンケート調査からも半数以上の人が、まちづくりへの参加がされていない結果が出ているわけであります。また、まちの声として、行政サイドをはじめとして、地域を支援・応援する主体となる組織が地域応援チーム、市民支え合い推進委員会、そして、社会福祉協議会と数多くあることから、地域や個人にとっては非常にその辺の判別がしにくくなっていると、そういうことが嫌いとしてあるのではないかと思います。よって、どこが最終的に主導的な役割を果たすのかをやっぱり明らかにして、市民に知らせることが必要であり、また地域応援チームについても担当する地域の実情や実態をしっかり把握するためにも、折に触れて小まめに足を運ぶことが大事ではないかというふうに思うわけであります。そして、またそのサポーター制度についても、更に市役所内の庁内の整理をしていただいて、さまざまなノウハウを持っている市民の皆さんに登録をしていただけるような、そういったその分野の拡大を図っていく、そしてまた、あらゆる媒体を利用して、市民の皆さんに周知をしていく努力が必要と思いますけれども、その辺のお考えがあればお伺いをしたいと思います。次に、子どもたちのまちづくりへの参加についてでありますけれども、現在子供達が置かれている環境を見る時に、地域の人々と触れ合う機会が非常に少なくなってきておりまして、このままで行くと地域と子どもたちの関係がますます希薄になっていくのではないかということが危惧されるわけでありまして、よって、今回実施をされようとする青少年子- -73ども議会を1つのきっかけにして、できる限り異世代との体験の場を多く設け、そして地域との触れ合い、そしてつながりの持てる活動に育てていくことがぜひ必要ではないかというふうに思いますけれども、お考えがあればお伺いをしたいと思います。それから、居住環境対策についてでありますけれども、住みやすさという点については、町内会単位では一定の満足感が数字からは出ているようでありますけれども、市民アンケートにおける美唄市という単位で見ますと、年々住みづらくなっているという回答が増加をしている傾向にあるようであります。こうした結果をあらゆる角度から検証して、快適な居住環境の整備に努め、住みやすいという方向にどう向けて行くか、お考えがあればこの点についてもお伺いをしたいというふうに思います。次に、地域活性化対策における新規事業と継続事業についてでありますけれども、アンテナショップについては、道内各地の直売所の成功例を見てみますと、生産者自らが販売に携わり、しかも商品の説明を行うということで、よりきめ細かい接客対応ができ、その結果、消費者ニーズの獲得につながって、来訪客の増加や、そして売り上げ増につながっているというような結果が出てるようであります。よって、出品者が販売にも携わる仕組みの確立、そして消費者の動向を的確に把握するためにも、運営会議の中にぜひ私は消費者も入れるべきというふうに考えておりますけれども、いかがでしょうか。また、行政として加工品の開発支援を進めるとの御答弁もありましたけれども、具体的にはどのような形での支援をお考えになっているのか、この点についてもお伺いをしたいと思います。農業分野の連携についてでありますけれども、ショップなどでの品揃えの豊富さというものが、販売の増減を左右する大きな要素にあるわけですけれども、相対的に本市が目指している農業の形態はといいますと、担い手や後継者の減少が今後も見込まれることから、生産基盤の整備に今積極的に取り組んでいるところであり、そして、そうした中でほ場の大区画化を図って、若手農業者に集約を図るべく、いわゆる土地利用型農業に移行しているんではないかというふうに思いますけれども、しかしながら、こういったショップに求められている部分については、少量多品目の代表格である野菜の生産等が中心になろうかと思いますけれども、そうしていく事で、そういった部分があながち敬遠される傾向になることも予測をされないかという心配があるわけであります。ですから、ことにこの野菜の生産ということにしっかり結びつけていく、そして加工という分野のすそ野を広げていく努力も、ここでやはり求められていくのではないかと思いますけれども、その辺についてのお考えと、それから、また、これを結びつけていくためには、行政、農協、そして生産者が、それぞれ情報の共有を始めとして、どういった相互理解、そして信頼のもとに連携を深めていくのか。そういったかかわりの中で1つのコーディネートといいますか、まとめ役として、市としてそういった方々に達成感を持たせるために、どのような手だてを講- -74じようとされているのか、この点についてもお伺いをしたいと思います。次に、ふるさと納税についてでありますけれども、先ほどの御答弁では、特産品の特典等についてはお考えにはないようでありますけれども、しかし、美唄をやはり応援、支援をしてくださっている方々を大切にして、今後とも引き続き応援をしていただけるような取り組みは、ぜひ私は必要だというふうに思います。隣の三笠市においては、心の市民証というカードに類するものを交付をして、まちを訪問してくれた方々に対しては各種割引が受けられたり、また、池田町においては町民還元ワインの購入ができる権利を付与したりしているということであります。よって、市民協力を得ながらアンテナショップへのお立ち寄り作戦だとか、あるいは観光交流を促進する事業を展開し、多くの皆さんにふるさとを訪れていただくなど、ひいてはそういうことを中心にしながら、地域振興につなげていくような取り組みをすべきというふうに考えますけれども、その辺のお考えもあればお伺いをしたいと思います。以上のことにつきまして、お考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
土井議員の質問にお答えします。初めに、市民参加のまちづくりについてでありますが、地域の活力づくりに向けては、さまざまな主体がまちづくりに関わるよう促していくことが重要であり、現在活動している市民支え合い推進委員会や社会福祉協議会、地域応援チームがそれぞれの役割を果たしながら、情報交換と連携を図っていくことが重要であると考えております。このため、市としてはまちづくりに関わるさまざま団体を含め、地域づくりの総合的なコーディネーター役を果たすことにより、地域の課題解決のための活動が継続的に行われ、協働のまちづくりが一層広がるよう、今後とも努力してまいりたいと考えております。地域応援チームや美しきまちづくりサポーター制度については、今後とも制度の周知に努めると共に、市職員と市民の皆さんが連携して取り組む活動が、より一層広がるよう積極的に取り進めてまいりたいと考えております。次に、青少年子ども議会についてでありますが、現在この参加者を募集中でありますが、具体的なプログラムとしては、子どもたちにまちの様子を知ってもらう為の市内の見学会や、身近に感じていることを私と一緒に話し合ってもらうことなどの他、小さな子どもたちや高齢者との交流体験なども予定しております。青少年子ども議会の中では、自ら考え、自ら行動することを通じて、地域社会のつながりの重要性を学び、自らまちづくりを実践することの大切さを身につけてもらいたいと考えております。次に、住みよいまちづくりについてでありますが、生活様式や価値観の多様化などにより、市民の皆さんが住みよいまちであると感じていただく要素はさまざまなものがあり、また個人によっても違いがあると受けとめております。市といたしましては、そのような中にあっても市民の皆さん一人ひとりが美唄のまちに住むことに喜びを感じていただける- -75よう、これまで努力してきたところであります。今後も市民の皆さんの満足度の向上につながるよう、成果の見える事務事業や施策の立案、実施に努める共に、安全・安心な暮らしと活力ある産業の実現を目指して、市民の皆さんと手をたずさえて山積する課題を一つひとつ解決し、まちの魅力づくりをさらに進めてまいりたいと考えております。次に、アンテナショップについてでありますが、多くの人が訪れ、魅力あるアンテナショップにしていくためには、基本的な商品知識や質の高いサービスに加え、出店者の商品のこだわりを丁寧に伝えていくことが何よりも大切なことと考えております。このため、出店者に販売の協力をお願いすると共に、消費者ニーズを出店者に伝えるなど、魅力あるショップ作りに向け、運営会議において検討してまいりたいと考えております。ハスカップなどの加工品の開発に対する支援についてでありますが、本年度、農産物高付加価値化推進事業の中で、加工品開発用としてハスカップなどの原料サンプルを市内事業所等に提供し、新たな商品化に向けて、市内事業者及び関係団体と取り組んでまいりたいと考えております。次に、アンテナショップで販売する野菜等についてでありますが、アンテナショップが開催することにより、より多くの農業者がハウス物や季節野菜の生産販売に取り組むことが可能となるものと考えておりますことから、市としましては、農業者、農協などと連携し、アンテナショップで扱う農産物の確保、充実に努めるほか、7月に開催する食のフリーマーケットなどを通じて、農業者の農産物直売に関する理解と意識の高揚を図り、野菜生産農家のすそ野を広げてまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税についてでありますが、応援してくださる方々を末永く大切にしていくことが重要なことだと考えております。今後、応援してくださる方との交流を継続し、拡大していくための取り組みとしまして、市民の皆さんにアイデアを出していただきながら、そのあり方について具体的に検討してまいりたいと考えております。
質問 11番 土井敏興
1点だけ改めてまたお伺いしたいと思いますけれども、地域活性化に係る部分の中の新規事業と継続事業の点についてでありますけれども、この点について私の心配し過ぎであればいいんですけれども、この種の、いわゆる持ち出しのない事業、あるいは、持ち出しが少ない事業というのは、得てして民間でもそうであると言いますけれども、責任の所在、あるいは細部の詰めが甘いことになるケースというのが、意外と私は多く見られるというふうに思うわけですけれども、ことに、ある意味美唄として勝負を掛けるという意味での食を柱に据えて、そして食にこだわった美唄を売り込む、それを地域活性化につなげていくという大きなテーマがあるとするならば、やはりここは多種多様な消費者のニーズというものを、いち早く的確に把握するのが常套手段ではないかというふうに思うわけであります。先ほどのご答弁をさらに1歩進め、今申し上げました買う側の意向というものをしっか- -76りと把握し、反映をしていくためにも、消費者側の人を運営会議に加えていくべきというふうに思いますけれども、今一度市長のお考えをお伺いをしたいと思います。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
土井議員の質問にお答えいたします。アンテナショップについてでありますが、消費者ニーズを把握することは重要なことと考えておりますことから、ショップ利用者のアンケート調査を行い、広く意見を聞くほか、運営会議においてアンテナショップ利用者モニターや御意見ポストの設置など、消費者ニーズを把握する仕組みを検討してまいりたいと考えております。