足寄町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日
福祉施設への補助金について
2026年3月12日、足寄町議会の一般質問で、木村明雄議員が「福祉施設への補助金について」質問し、町長 渡辺俊一が答弁しました。
- 質問者
- 木村明雄 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 木村明雄
それでは、議席番号7番、質問事項、福祉施設への補助金について質問をいたします。誰しもが年齢を重ねていくと、ほかの人からの支援が必要になってくると考えます。私には子供がいると言っても、若者夫婦にはそれなりに子育て、仕事と忙しい毎日の生活があります。それらを見守る親として、子供たち、孫たちの幸せを考えない、願わない親はいないと考えます。子供たちに迷惑をかけたくない、そのような思いを持つ高齢の方々にとって、温泉つきで、定められた年齢に達すれば誰もが入所できるケアハウスは、将来の生活における重要な選択肢に入ってくるわけであります。しかしながら、ケアハウスは平成11年4月の開所から27年が経過し、老朽化が進んでおり、今後の施設維持、さらなる修繕が見込まれます。また、町は軽費老人ホーム経営安定資金補助金として、令和3年度から令和6年度までそれぞれ800万円、令和7年度は1,200万円を補助し、令和8年度も同額の予算見込みとなっております。加えて、令和6年度は施設改修補助金として3,055万円がかかっており、累計補助額が8,655万円になっているわけであります。これらの状況を踏まえ、以下の2点についてお伺いいたします。1、今後の施設維持やさらなる修繕について、いかほど資金が必要になるのか、概算でもよろしいのでお伺いいたします。2、今後、さらに補助金の上乗せをしなければならない可能性があると考えますが、これについて町長の御所見をお伺いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
木村議員の福祉施設への補助金についての一般質問にお答えいたします。1点目の、今後の施設維持やさらなる修繕に必要な資金額ですが、ケアハウスを運営する社会福祉法人あしょろ敬愛会が令和4年9月に設計事務所に依頼し、設計監理費及び改修工事費の概算額を算定しています。主な改修項目としては、内装貼替え、塗装ほか修繕、浴室天井・換気・窓枠改修、介護浴室改修、居室トイレ改修、電話設備改修、受電設備改修、照明器具取替え、地下タンク改修、自家発電機設置、冷房設備設置となります。そのうち、介護浴室改修と一部の冷房設備設置については、令和6年度に改修済みです。これらの改修を実施した場合の費用は、総額約3億300万円と積算されていますが、昨今の資材価格の高騰や人件費の上昇により、さらなる改修費用の増額が見込まれるため、運営法人からは改めて施設改修計画を作成し、併せて再度積算を行う予定と伺っています。2点目の、今後さらに補助金の上乗せをしなければならない可能性ですが、ケアハウスの主な収入源は、施設入所者からの利用料と北海道からの運営費補助金が大半を占めています。利用料の設定基準は北海道が定めていることから、独自に上乗せすることができない仕組みになっています。ケアハウスには多くの町民が入所しており、今後も高齢化が進む中、高齢者が安心して生活できる場として必要な施設であると認識しています。施設の運営法人には一層の経費節減と収入の確保に努めていただくようお願いするとともに、今後も物価高騰や人件費の上昇が続き、施設運営に支障をきたす場合等には、経営安定資金補助金の上乗せや施設改修に対する補助が必要と認識しており、町としても可能な支援を行っていきたいと考えています。また、今後も国や北海道に対し、施設利用料の基準見直しや、施設改修に係る補助制度の創設について要望してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、木村議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 7番 木村明雄
ただいま町長から説明がありました。3億300万円もかかるということで、ちょっと驚いておりますけれども、まずは3月3日全員協議会において、社会福祉協議会とケアハウス銀河の里、これらの経営状況が協議されました。協議内容について私は反対をしませんが、現時点ではどちらも運営状況についてはあまりよくありません。今ならまだ小さな穴を繕うことはできるわけですが、これから先はどのようになるのか、私の取り越し苦労であればよいのですが、少し心配であります。我が町の将来、また、未来に向けての見通し、これについてはどうなのか、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
福祉施設の関係については、全員協議会を開催させていただいて、今、大変厳しい状況にあるということをお話しさせていただきました。またあわせて、医療関係についても非常に厳しいという状況であります。ただ、今後、国もやはりそういう病院ですとかそれからその福祉施設の関係では今非常に厳しい状況というのは承知しておりまして、そういった部分では介護報酬ですとか、病院についても医療報酬ですとか、そういった部分の見直しが今年されるというようなことなどもございまして、そういった部分で少しずつよい方向に向かっていけばいいなというふうに考えているところでありますけれども、とはいえ、今の状況を改善してどんどん黒字になっていくとかというような状況には簡単にはならないだろうと考えています。そういった意味では、やはり将来のことを考えていくと、高齢者も増えていくというのは日本全体がそういう状況になっていくのだろうと思っておりますので、国もそのあたりのこと、介護保険の在り方とか、報酬などの見直しですとか、制度の抜本的な改革とか、そういったものなどもきっと考えなければならない時期も来るのかなと思いますけれども、そういうことが行われることによって、地域でも安心して暮らすことができる、いつまでも、一人になっても暮らすことができる、そういったことにしていかなければ、本当に都会に一極集中みたいな形になってしまって、地域には人が住めないという状況になってくるのだろうというふうに思います。国もそれは決して望んでいることではないと思いますし、自治体でもやはりそこは何とか地域の中できちんと住んでいくことができるようにということで考えていかなければならないと思っています。ただ、一自治体でやれることというのはやはり限られてくるところもありますので、国とか道とか、そういったところの支援などもなければ、なかなか簡単にはできないだろうというふうに思っています。ただ、人口減少が進んでくる中で、いずれにしても日本全体の人口自体が少なくなってきているという状況の中では、地域の中でもそういうことが進んでいくというふうに考えています。足寄町においても、総合計画とか、総合戦略とか、そういったところでもお示しさせていただいておりますけれども、人口が減ってくるという状況になってくるというふうに思っていますので、やはり人口が減っても、そこに住んでいる人たちがいかに安心して幸せに暮らすことができるかというところを目指していかなければならないというふうに思っておりますので、足寄町は非常に面積が大きいですが、やはりある程度コンパクトにしながら、その中できちんとそこに住んでいらっしゃる方たちが安心して暮らせる、先ほども言いましたけれども、そういう暮らしができるような、そういったまちづくりをしていかなければならないと考えているところであります。以上でございます。
質問 7番 木村明雄
ただいま、よい方向には向かっていないという説明がありました。これはどうなのでしょう。私は素人考えで、詳しいことは分かりませんが、率直に申し上げますと、社会福祉協議会とケアハウス、運営上、規定、規格、条件、様々な難問、難題があろうかと思いますが、これから先に将来に向けて、どちらも年々運営状況の悪化が続き、予算が膨らむようであれば、どのみち町としてもこれを見捨てるわけにはいかないものと考えます。そうであれば、ここで大きく発想を変えて、一旦リセットして、根本から見直し、検討してはどうなのでしょうか。足寄町がこの二つの組織を一つにまとめて進むという、これも一つの生き残り方法ではないかと考えるが、その辺についてどのようにお考えか、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
二つの組織を一つにしてというお話でございましたが、そういう考え方も当然のことながら出てくるのかもしれませんが、現段階ではそれぞれの法人でありますので、そこの団体それぞれが今後どうしていくのかといったところをきちんとやはり考えながら、その中で、その先にそういうことも考えられるということであれば、そういうこともあるのかもしれませんが、現段階で今その二つを一つにしてということが果たしていいのかどうなのかといったところ、なかなか難しいところだろうと思っています。いずれにしても、どちらも今の経営状況は非常によくないという言い方もあれですけれども、決して状況的によいという状況ではないだろうというふうに思っています。その二つが仮に一緒になってやるということになって、どういうメリットがあるのか、どういうデメリットがあるのか、そういったことがきっともって考えないとならない部分なのかなというふうに思っています。それを早急にしなければならない状況なのか、今すぐしなければならないという状況なのかというと、決してそういうことではないかなというふうにも思っています。いずれにしても、町が何だかんだ言っても、そのそれぞれの二つの団体があるわけですから、それぞれそこにはちゃんと組織の長もいたり、働いている人たちもいるわけですから、その団体が今後どうしていくのかなって考えたときに、そういう方向もというようなことが、そのそれぞれの団体で考えられることになれば、そういうことにもつながっていくのかなというふうに思いますが、現段階ではそういう状況ではないかなというふうに思っているところであります。以上でございます。
質問 7番 木村明雄
ただいま町長から説明がありました。それぞれの団体、確かにそれぞれの団体だと。しかしながらも、これから先、これはやはり機会を設けて話し合ってみる必要もあるのではないのかなと、これはだんだん大変なことになる可能性があるわけですから、私はそのようなことを考えるわけであります。我が国は戦後80年の歳月が流れ、団塊の世代と言われている75歳以上の高齢者が現在全国に約800万人おられます。国内では一番多い世代になっており、近年、人生100歳時代といわれておりますが、恐らく20年後は、老人福祉・医療施設入居者も日増しに減少の一途をたどり、施設内はがらっと少なくなってくるのではないかと、そのように考えるわけであります。あと20年耐えながら辛抱し、頑張らなければなりません。これは足寄町だけの問題ではなく、国内福祉・医療全般に言えるものと考えます。一方、ケアハウス銀河の里についても、現在70名の入居者がおられますが、今後ともさらなる自助努力、企業経営努力に全力で取り組んでいただき、町としても、応分といいますか、できる限り手を差し伸べていかなければならないものと考えます。これから20年後、この施設は築47年になりますが、現在運営している建物はまだ健在だとは思いますが、手助けし、延命させ、何としても有効活用を図りながら、大切に末永く存続させていくのが今一番ベターな方法ではないかと私は考えます。先日の議会行政執行方針の中で、「誰もが安心して暮らせる豊かで活気あふれるまちあしょろ」の実現に向けてと町長の御発言がありましたが、私もそのとおり同感であります。現在、私たちにできる一つの方法は、どれほど社会情勢が厳しくとも、つらく苦しいながらも、我がまちの医療・福祉難民を何としても出してしまってはならないと願うところであります。最後に、町長の思い、そしてお考えをお伺いして、質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
いろいろとお話もありましたけれども、現状非常に厳しいのかなというふうに思っておりますが、やはり国、道、そういったところも、足寄町だけではなくてほかも含めて非常に大変な状況が今あるということですから、そこに対する支援とか、そういったものは考えていただけるというふうには思っています。また、今ある施設も、今後に向けてどう活用していくのかといったところも、今ある施設をいかに活用して、ちょっと方向転換といいますか、形を変えて、何か違う形で活用するための方策とか、そういったものなども3日にお話しさせていただきましたけれども、そういったことなども考えているという状況であります。そういったことをうまく活用しながら、今は非常に大変ですけれども、今後に向けてもうちょっと明るい兆しが見えるように進めていくということがやはり大事なのかなというふうに思っています。確かに厳しい厳しいとあまり言い過ぎてもよくないなというふうに思っているのですが、厳しいなら厳しいなりに、ではどうやっていけば、どう工夫していけば明るい方向に向かっていくのかといったところをやはり考えなければならないのかなというふうに思っているところです。将来に向けて、やはりそういう形で今ある施設を長寿命化する。何か方向転換しながら少し使い方を変えるとか、そういったことをしながら、今ある施設などを十分に活用しながら、いかに足寄の町民の皆さんが安心して暮らせるかというような取組を進めていければというふうに思っているところであります。いずれにしても、第7次総合計画の中でうたっております、「誰もが安心して暮らせる豊かで活気あふれるまちあしょろ」と、これをスローガンにして、10年後こういうまちを目指していくといったことで総合計画もつくっておりますが、そういう町を目指しながら進めていく。確かに、いいときもあれば悪いときもあったり、そういう波はあるのかもしれませんが、やはりそういう部分では少しずつ、小さいながらも、町は大きいですけれども、人口は少なくなっても、その中でいかにそこに住んでいらっしゃる皆さんが安心して暮らせるかと。そういうまちづくりを議員の皆様方にも御理解、御協力いただきながら、進めていければと考えているところであります。以上でございます。
質問 7番 木村明雄
これにて、私の質問を終わりたいと思います。