足寄町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月13日
オンネトーの今後について
2025年3月13日、足寄町議会の一般質問で、木村明雄議員が「オンネトーの今後について」質問し、町長 渡辺俊一、経済課長 佐々木康仁が答弁しました。
- 質問者
- 木村明雄 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、経済課長 佐々木康仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 木村明雄
それでは、議長のお許しを頂きましたので、一般質問をさせていただきます。質問事項におきましては、オンネトーの今後についてであります。阿寒摩周国立公園は、足寄町のまちから東側に位置し、あの美しい湖オンネトーは雌阿寒岳の麓にあり、周囲2.5キロメートルのこの湖は一日の時間帯により色を変える神秘の湖として、国内外からも数多くの人々を長期にわたり魅了してきました。これからも、オンネトーはその豊かな自然環境を訪れる人々に、足寄町の魅力と感動を数多くの人に与えてくれるものと考えております。そこで、お伺いをいたします。1、オンネトーの休憩舎は、足寄町が観光協会に委託し、その協力団体としてUPIが管理・運営を行ってきました。そのUPIが今年度限りで撤退することとなったと聞いておりますが、これについてお伺いをいたします。2、雌阿寒岳の麓、オンネトーへ通じる手前の温泉旅館、開業して112年の歴史を誇る山の宿野中温泉が、大変残念なことに、1月23日の夕方、厨房から出たと見られる火が旅館に燃え広がり、浴場を残し、ほぼ全焼してしまいました。心からお見舞いを申し上げます。これはあくまでも個人の所有物であり、どうにもならないことは分かりますが、しかしながら、国立公園内にある足寄町を代表する温泉施設であります。遠くからの旅行者はもちろんのこと、登山者、町内地元の人々に愛され、100年以上の歴史のある山の宿であります。これについて、どのようにお考えか、町長の御意見を伺います。
答弁 町長 渡辺俊一
木村議員の「オンネトーの今後について」の一般質問にお答えします。1点目の「オンネトー野営場休憩舎」についてですが、オンネトー野営場休憩舎は、老朽化で使用できなくなっていたオンネトー茶屋の後継施設として、令和4年6月に新設オープンしています。施設の管理・運営は、あしょろ観光協会に委託し、同会とパートナーシップ協定を結んだUPI(アンプラージュインターナショナル)が「UPIオンネトー」として、オンネトー地区の観光情報発信や観光客等の休憩機能の提供のほか、同社が取り扱うアウトドア用品及び本町の特産品の販売、野営場の管理などの業務を担っていましたが、UPIから昨年11月に、本業の業績悪化などを理由として、令和6年度をもって撤退したいとの申出がありました。そのため、あしょろ観光協会で、来年度からの後任事業者選定に向けた町内事業者対象の説明会や事業者募集を行った結果、2月25日に町内の合同会社ほとりを最適事業者に決定したとの報告を受けました。今後につきましては、あしょろ観光協会と施設管理の委託契約を結び、例年どおり6月1日からの営業開始に向けて準備を進めてまいります。2点目の「野中温泉」についてですが、行政執行方針でも報告しましたとおり、本町を代表する温泉旅館の一つであります野中温泉別館の浴場エリアを除く建物が、本年1月の火災により全焼しました。現在は、所有者が現地の後片づけなどの処理に当たっており、今後については、まだ何も決まっていないとお聞きしています。野中温泉別館は、オンネトー地区の観光拠点となっていた歴史ある旅館ですので、事業再開に向け相談がありましたら、町としてどのような支援が可能か、検討してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、木村議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 7番 木村明雄
それでは、再質問をいたします。UPIオンネトーについては、撤退が決定したということですから、これについては仕方ないなと思っております。再質問をするに当たりまして、先ほどの質問に重複する点があろうかと思いますけれども御容赦を願いたいと思います。まずは、茂足寄のオンネトー国設野営場、このアクセスについては、足寄役場からオンネトーまで、この距離は46.7キロメートル、車での到達時間は50分、阿寒湖畔からオンネトーまでは21.5キロメートル、車では26分、たんちょう釧路空港からは車で1時間20分、それから女満別空港からも1時間20分だそうであります。コロナも落ち着いてきたところでございますが、ここで、過去5年間の足寄町オンネトーへ訪れた観光客の入込数について分かれば、お伺いをしたいと思います。
答弁 経済課長 佐々木康仁
木村議員の御質問にお答えをいたします。大変申し訳ないのですけれども、3年間の資料でよろしいでしょうか。令和4年、令和5年、令和6年度、令和6年度はまだ途中でございますが、御報告をしたいと思います。令和4年度、オンネトー地区の入込数は27万5,453人、令和5年度は30万7,942人、令和6年度は31万6,043人ということになっております。ただ、入込数の算出方法でございますが、これについては、実際にそれだけの人が来たかどうかというよりも、観光協会さんのほうでオンネトー休憩舎の利用者、あるいは道の駅への来館者、さらには博物館、あるいは足寄町内で花火大会等のイベントも行われた人方が行くだろうということも想定した人数を換算して、発表している数字ということで御理解をいただきたいと思います。
再質問 7番 木村明雄
では、次の質問をいたします。これは相当な人数の、オンネトーに入込数があるということであります。分かりました。それでは、次の質問をいたします。昨日の新聞で、地元紙16面に、「オンネトー野営場休憩舎、町内女性ら新会社が管理者に」、この見出しがありました。私はこの新聞に目を通しながら、本当にこれはよかったなと安心したところでございます。そこで、この方々のこれまでの、ここに到達するまでの経過といいますか、それと、今後の仕事の内容、これについてお伺いをしたいと思います。
答弁 経済課長 佐々木康仁
お答えをいたします。合同会社ほとりさんが今回、来年度の事業者として決定されたということで新聞紙上にも掲載されたところでございます。ほとりさんは、この業務を委託するためにつくられた新たな合同会社というふうにお聞きしております。ほとりさんのほうと私たちは直接お話をしたことがありませんが、私たちが持ち合わせている資料で御説明をさせていただきたいと思いますけれども、代表社員は儀間さんという女性の方になっております。おおむね儀間さんを含め3名の社員さんと、あとアルバイトを含めたパートさんで運営をしたいということになっております。儀間さんを中心に、螺湾でカフェをやられています細矢さん、自然ガイドということで池田で活躍されている女性、福家さんという方ですけれども、3名が社員というふうにお伺いをしております。この3人を中心に、基本的にはこちらのほうから休憩舎を委託している業務を遂行していただけるというふうに認識をしております。
再質問 7番 木村明雄
分かりました。そうすれば、この3名ということですね。これについて、またお伺いしたいと思います。これから毎日、オンネトーに行くわけですけれども、遠いのが一つの課題でないかなという考えもしております。足寄のまちを中心にして、46.7キロメートルということは約50キロメートルですよね。そして、到達までに約50分かかる。この辺について、これは時間的に、それから経済的に、そしてまた安全面からも、ここに毎日通って行くのかどうなのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。
答弁 経済課長 佐々木康仁
お答えをいたします。その移動のことも含めて、今回、受託をしていただいたというふうに認識をしております。あそこに新たなものを建てて住めるようにだとかということは、環境省も含めて、国立公園内でございますので、なかなかハードルが高いというふうには思っております。ただ、どうしてもということであれば、休憩所内で、休憩所というぐらいですから、若干休むところもありますので、その辺の部分につきましては、受託会社のほうにお任せをしたいなというふうに思っております。
再質問 7番 木村明雄
次の質問をします。これについては、営業期間は6月1日から10月31日でしょうか。30日。(「31日です」と呼ぶ者あり)31日ですね。そこで、5か月間のうちには、様々な山の気候変動があると思うのですよ。行く先の見えない濃霧の日もあるだろう。大きな台風、そして豪雨の日もあると思います。この天候不順の危険な日に備えて、この休憩舎に維持管理をする責任者だけでも、食事をし、そして泊りがけで管理をするということが必要でないかと、私は考えるわけであります。そこで、炊事室もしくは浴室、または寝室、このような部屋環境の管理人室があるのかどうなのか、その辺お伺いをしたいと思います。
答弁 経済課長 佐々木康仁
お答えをいたします。管理をする方のためのお部屋ということではなくて、あそこは一応、先ほども申しましたけれども、休憩舎ですので、シャワールームがございます。さらには、こちらの施設を使って飲食の提供も自由にやっていただくことになっておりますので、それらについても可能だと思います。あと、事務所の奥に若干休むスペースがございますので、そちらを利用して休んでいただくことは可能かというふうに思っております。
再質問 7番 木村明雄
分かりました。それでは、次の質問をしたいと思います。ここで、野中温泉についても若干触れたいと思います。思い起こしますと、おおよそ今から20年前までは、野中温泉、この本館があり、それから野中温泉ユースホステルというところがあり、そして、オンネトー温泉景福旅館、この3軒の温泉旅館が立ち並んでおりました。その頃は、遠くから観光客、修学旅行生の生徒たち、そして登山者、地元の湯治客、この3軒、どの温泉も数多くの人で大変なにぎわいでした。そして、2019年1月20日、野中温泉のおじいちゃん、正造さんは113歳でお亡くなりになりました。世界最高齢として、ギネスにも認定されました。これら、国内外に愛された、そして慕われた阿寒摩周国立公園の足寄町の温泉施設が、現在、皆無になってしまったことは本当に忍びなく、とても残念な気持ちでいっぱいであります。町長は、野中温泉の経営者ともお話をする機会があろうかと思いますが、今後、先行きはどのようにお聞きをしているのか、分かる範囲でお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
野中温泉の野中祐子さんとお会いする機会もございまして、その中で少しお話もさせていただきました。その中では、まだきちんと決まってはいないということで、当面、先ほど報告もさせていただきましたけれども、火災になった後、後片づけだとか、そういったものを今やっているところです。そういったところで、今後の部分については、やはり一定程度時間をかけながら、どうしていくのかといった部分は、しっかりと考えられるのかなと考えております。先ほども申し上げましたように、そういうことが決まったときに、私どもとしても、町としても、木村議員さん、おっしゃるように、伝統のある、国内外から、本当に遠くからもたくさんお客さんが来ていただいていたという、皆さんに親しまれてきた温泉でありますから、できることであれば、再開していただけたらいいなと考えておりますけれども、そういったところで、もしもそういうようなことで野中さんが決められたとすれば、町としてもできる限りの支援、いろいろな手続なども含めて、町としても支援をしていければと考えているところであります。以上でございます。
再質問 7番 木村明雄
私も、本当に忍びないなと、そんなふうに思っていたところであります。そしてまた、これについては、まだまだいろいろなことをお聞きしたいなと思っておりましたけれども、ここで、オンネトーの自然を臨む湖畔のほとりで多くの旅行者に、自然環境の中、自然体験を楽しんでいただくことを心から願い、この質問を終わりたいと思います。