みんなの議会

足寄町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月17日

帯状疱疹ワクチン接種に対する助成について

2023年12月17日、足寄町議会の一般質問で、早瀬川恵議員が「帯状疱疹ワクチン接種に対する助成について」質問し、町長 渡辺俊一、国民健康保険病院事務長 川島英明、福祉課長 森岡彰寿が答弁しました。

質問者
早瀬川恵 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、国民健康保険病院事務長 川島英明、福祉課長 森岡彰寿

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 1番 早瀬川恵

ただいま議長より許可を頂きましたので、通告書に従い質問をさせていただきます。帯状疱疹ワクチン接種に対する助成についてお聞きします。帯状疱疹は、60歳代を中心に50歳代から70歳代に多く生じる病気で、日本人では80歳までに約3人に1人の割合で発症し、50歳以上の人が患者全体の約7割を占めております。また、疲労やストレスなどによって、20歳代から40歳代の発症率も近年増加傾向にあると言われています。この病気はほとんどの人が持っている水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こり、幼少期に水ぼうそうにかかったことがある人なら誰でもかかる可能性があります。症状はちくちくした痛みに続き、体の左右どちらか一方に赤く小さな水膨れを伴う発疹が帯状に現れ、激痛を伴うことが多く、かかった人の約20%が帯状疱疹後神経痛になる可能性があると言われています。帯状疱疹の予防にはワクチンが有効であり、従来からある生ワクチンのほか、近年には不活化ワクチンが開発され、より効果の高いデータも出ています。2018年4月に、幌延町が全国で初めて生ワクチンの接種助成を開始してから、近年公費助成を実施する自治体も増加傾向にあります。健康寿命延伸のために、本町においてもワクチン接種に対する助成を行うべきと考えますことから、以下の点について町長の御所見を伺います。1点目に、帯状疱疹ワクチンの効果についてどのようにお考えか。2点目に、町内における帯状疱疹患者の状況(国民健康保険及び後期高齢者保険加入者)。3点目に、道内ほか自治体における帯状疱疹ワクチン接種に対する助成の状況は。4点目に、帯状疱疹ワクチン接種に対する助成についてのお考えは。以上です。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 渡辺俊一

早瀬川議員の「帯状疱疹ワクチン接種に対する助成について」の一般質問にお答えします。1点目の「帯状疱疹ワクチンの効果についてどのように考えているか」ですが、帯状疱疹ワクチンを接種することで、発症予防や重症化予防が期待できることや、ワクチンの持続効果期間も5年から10年と言われていることから、有効な手段であると考えております。2点目の「町内における帯状疱疹患者の状況」ですが、病名にて患者数を調査することはできませんので、御理解願います。3点目の「道内自治体における帯状疱疹ワクチン接種に対する助成の状況」ですが、道内では8月時点で30市町村がワクチン接種に対する助成を実施しており、うち十勝管内では2町が助成を行っています。4点目の「帯状疱疹ワクチン接種に対する助成についての考え」ですが、現在、厚生労働省のワクチン分科会において、帯状疱疹ワクチンの定期接種化を検討していることから、本町におきましても、国、道の動向や道内及び管内の他自治体の助成状況を踏まえて、ワクチン接種に対する助成について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、早瀬川議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 1番 早瀬川恵

それでは、再質問をさせていただきます。先ほど町長から町内における帯状疱疹患者の状況についての御答弁があり、人数については把握できないとのことでした。それでは、現在町内には三つの医療機関がありますが、代表して国保病院の事務長さんにお聞きしたいと思います。具体的な人数までは今分からなければ結構ですが、印象として近年の帯状疱疹の患者さんの状況について、どのように捉えておりますでしょうか。現場の方からでも結構ですので、何か聞いておりましたら、まずは教えていただきたいと思います。

答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)

お答えさせていただきます。当院におけます直近1年間の実態なのですが、帯状疱疹の診療人数が外来、入院合わせまして39名となっております。うち入院中の患者さんの治療として5名、帯状疱疹の治療目的で入院されたという方がいらっしゃいまして、これは1名、残りが外来患者さんということで33名というふうに聞いております。過去3年間でいきますと、おおむね大体年間30人台ということで当院では推移しているようです。私の感覚としては、ここ数年よく見聞きするのかなというふうに感じております。特にたまたま2か月前ぐらいですか、私の知り合いの方で当院に入院されていた方がいらっしゃいまして、その方は顔のほうに症状が出たということで、今もちょっと後遺症に苦しんでいるというようなこともお聞きしております。当院のドクターのほうにこの要因を聞いてみました。そうすると、高齢化に伴って免疫力が低下しているということが1点と、あと抗がん剤治療等でこちらも免疫力が低下しているという方がよく患者さんとして出ているのではないかというふうなことを伺っております。以上です。

再質問 1番 早瀬川恵

ありがとうございました。足寄町には三つの医療機関がありますので、合わせると多数の方が帯状疱疹でつらい思いをされているというふうに思いますし、非常に多い病気であることは間違いないというふうに感じました。次に質問です。町民からの帯状疱疹に関する問合せはありますでしょうか。あれば、その内容をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)

お答えさせていただきます。問合せということでありますが、具体的な内容までは承知はしておりませんが、受診の際にお電話で看護師のほうにそういったような電話相談というか、そういったことがあったのではないかなというふうに推察するところであります。以上です。

再質問 1番 早瀬川恵

では、帯状疱疹ワクチンは現在2種類のワクチンがあります。そのうち、不活化ワクチンは2回接種を受けると10年以上の免疫効果が期待できるとお聞きしております。しかしながら、接種費用が高額なため、これが足かせとなって接種に二の足を踏むケースがあるようです。そこでお尋ねいたしますが、町内の医療機関で帯状疱疹ワクチンを接種する場合、医療機関によって金額に違いはあると思いますが、大体どのぐらいの費用がかかるでしょうか。

答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)

お答えさせていただきます。他の医院については存じ上げてないのですが、当院のところでいきますと、帯状疱疹ワクチンとしてシングリックス筋注用というのがございまして、これが令和5年度の料金で2万2,300円、これ1回なのですよね。なので2回打たなければならないということでこの倍がかかるということになります。また、水痘ワクチンでいきますと、令和5年で7,590円ということになってございます。以上です。

再質問 1番 早瀬川恵

今金額をお聞きしたのですけれども、こちら自己負担となりますと、とても高額な費用となりますし、発症後の治療や後遺症の治療にも費用がかかります。また、働く世代であれば休業による経済的損失も考えられますので、できるだけ町民の負担を減らしていただけるよう御検討していただきたいと思います。次に、やはり何においてもまずは正しい情報提供が大切であるというふうに考えます。広報紙や町のホームページ、啓発用チラシなどを活用した周知はもちろんのことではありますが、さらに一歩前進して、町民出前講座や講演会の開催、老人クラブなども含め直接地域に足を運んで、予防知識等の啓蒙・啓発をすることも効果的な取組の一つではないかと思いますが、今後行っていく考えはあるかについてお尋ねいたします。

答弁 福祉課長 森岡彰寿

答弁させていただきます。出前講座等の部分につきましては、要望がございましたら開催をすることは可能でございますけれども、今言われましたワクチンの部分だとかにつきましては、接種の補助も含めまして今後検討させていただきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 1番 早瀬川恵

ありがとうございます。要望がありましたらということだったのですけれども、ぜひ周知していただきたいというふうに願います。続いて、現状やニーズなどの実態を把握することは大変効果的ではないかと考えます。例えば老人クラブなどにアンケート調査を依頼するなどして、ワクチン接種の必要性を把握し、その結果を踏まえて、具体的な助成の在り方について検討することも大切だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

ニーズ調査だとかということでありますけれども、なかなか今まで帯状疱疹についての知識を十分に町民の人たちに周知する機会だとか、そういったものが今までなかったということなのだというように思いますけれども、今後老人クラブですとか、そういういろいろな機会を捉えて、そういう帯状疱疹だけではなくて、いろいろな病気の知識だとかも含めて、そういう機会があるところで周知をしていく、そういったことを取り組むよう、今までやってませんでしたので、今後検討させていただきたいと思います。以上でございます。

再質問 1番 早瀬川恵

前向きに検討していただけるというふうに受け止めました。よろしくお願いいたします。帯状疱疹ワクチンは予防接種法に基づき、町が実施する定期接種ではなく、希望者が各自で受ける任意接種の位置づけです。インフルエンザ予防接種は町として既に助成を行っております。インフルエンザ予防接種は毎年のことですが、帯状疱疹ワクチンに関しては、2回受ければ10年以上の効果が期待できるものです。50歳以上の希望者が少しでも接種しやすい環境を整備するためにも、そして子育て支援の充実だけではなく高齢者にも優しいまちづくりへの取組の一環として、帯状疱疹ワクチン接種に対する町の助成について、ぜひとも前向きに検討していただきたいと強く願っておりますので、再度このことについて町長から御答弁を頂きたいと思います。

答弁 町長 渡辺俊一

帯状疱疹についてということで、最近テレビなどでもたまに帯状疱疹のコマーシャルというのか、流れたりとかするのを見たりとかしております。今まであまり私自身もそんなに自分も感染というか発症してないという部分などもあって、あまり関心を持ってなかった部分もありますけれども、多くの人たちが発症する可能性があるということで、言ってみれば人ごとではないのかもしれないなというように感じているところであります。また、年間でいけば30人くらいの方がそういうことで発症されたりとかしているということでありますし、またその後後遺症みたいなものが残るかもしれないというようなことも今お話がありました。そういったことで考えますと、今後の部分でいきますと、やはりそういうワクチンが非常に有効だということであれば、そういうことも考えられるのかなというように思っております。最初に申し上げましたけれども、国でも定期接種化の検討だとかをされているというようなことも聞いておりますので、国ですとか北海道、それから他市町村などの状況なども踏まえながら、今後に向けて検討させていただきたいなというように思っております。以上でございます。

再質問 1番 早瀬川恵

ありがとうございます。特にこの病気は高齢者に発症するリスクが高く、高齢者にとっては激しい痛みに苦しむとても怖い身近な病気ですので、ぜひ急ぎの対応を進めていただきたいと思います。最後に、今後国に対して帯状疱疹のワクチン定期接種化の早期実現について、強く要望していただくよう、また町としてもできることを早急に進めていただくよう、お願い申し上げ、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:足寄町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月17日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる