足寄町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日
「生理の貧困」対策について
2023年6月19日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が質問し、教育委員会教育長 東海林弘哉、総務課長 松野孝が答弁しました。
- 質問者
- 田利正文 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 東海林弘哉、総務課長 松野孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 田利正文
2点目に入ります。生理の貧困対策についてです。コロナ禍で雇用状況が悪化する中、世帯の収入が減少している家庭の児童・生徒や、アルバイトができずに生活が困窮する生徒・学生も増えています。また、非正規雇用が多い女性の貧困が全国的に問題となっています。こうした家庭状況の中、毎月の生活必需品である生理用品を購入することができずに、交換の回数を減らしたり、トイレットペーパーを代用するなどの実態もあると聞いています。社会的には、生理について話題にしにくい雰囲気があります。とりわけ、声を上げにくい児童・生徒が、安心して通学できるよう、学校の女子トイレ個室に生理用品を配置することを求めます。また、養護教諭らに生理をはじめ心や体の悩みを、いつでも相談できる環境をつくることが必要と考えますが、現状と今後の取組について伺います。
答弁 教育委員会教育長 東海林弘哉
教育委員会から、田利議員の「生理の貧困対策について」の一般質問についてお答えいたします。まず、学校における生理用品の配置状況ですが、現在、全小中学校に公費で購入した生理用品を保健室に備蓄し、希望者には無償で配付しているほか、螺湾小学校では保健室に加え、女子トイレにも配置しております。また、女子トイレに保健室で生理用品を配付している旨の掲示を行うなど、児童生徒が申し出やすい環境づくりに配慮しています。保健室で手渡しする理由として、生理の貧困は、経済的困窮の問題と捉えており、養護教諭等が生理用品を渡す際に、児童生徒との会話や表情などから、体調や家庭の状況を把握し、生徒指導に役立てることが重要と考えているためであります。また、必要に応じて福祉等の支援につなげることも重要です。学校の女子トイレ個室に生理用品を配置することに関しては、衛生上の問題や他の人がいたずらや無駄に使用する可能性など、管理上の懸念もあります。本町において、経済的な理由により生理用品を購入することができないといった相談は、現時点では耳にしておりませんが、生理の貧困問題を抱えている世帯が潜在する可能性も否めないと考えております。これらを踏まえ、各小中学校と協議を行った上で、これまでの保健室における相談機能を重視しつつ、まずは足寄中学校で試験的に女子トイレに配置し、その状況等を分析し、今後の対応を検討してまいります。次に、養護教諭への生理を含めた心や身体に関する相談体制については、保健だよりや校内への案内等による周知のほか、保健体育などの授業において、生理が起こる仕組みや原因についての理解を深めるとともに、養護教諭をはじめとする教職員に対し、気軽に相談できる場を提供することが重要です。引き続き、相談しやすい環境の整備に努めてまいります。今後においても、全ての子供たちが安全に、また安心して学校に通える環境を整えてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 5番 田利正文
答弁を聞いて、ちょっと安心しました。試験的に中学校に配置するということですので、今の教育長の答弁聞いていて、ふと思ったのですね。何新聞でしたか、芽室の議会でも何年か前にこれと同じような質問があって、質問した方がまた、私と同じ男性が質問したのですけれども、教育長が今と同じような答弁されたのですよ、新聞見ると。芽室の今の中で、経済的理由で顕在化はしていないというように認識していると。だけれども、そういうことがあるかもしれないので、小中校と協議の上、小中学校全部に女子トイレに配置するという答弁をその場でしたのですね。えっと思ったのですけれども、そういう話がありましたので、それが同じだなと思っていまして、そういうふうに判断してくれるのはありがたいなと思います。最初、その新聞報道を見たときに何を思ったかというと、この教育長さん、現場上がりの教育長さんだなと思ったのですよ。なぜかというと、子供の気分、気持ちというか、状況というのか、分かっている方だなと思ったのです、勝手にですよ。正しいかどうか分かりません。そんなことがあります。それで、足寄の場合ですけれども、女子中学生の方にお話を、私が直接聞いたわけではないですけれども、保護者を通して聞くことができました。なぜ保健室では駄目なのかという話、行くタイミングが難しいというのですよ。何のタイミングかといったら、養護教諭の先生がいない場合がある、それから男子生徒がいる場合があるというのですね。それで、しかも生理は待ってくれませんから、突然来ると。そのときに、行きたいのだけれども、手元に持ってなかったので、保健室に行きたいと思ったけれども、たまたま男子生徒がいるということが分かったと。あるいは知らないで入ったら、カーテンしてあるから男子生徒が寝ているのに、先生からもらったらばれてしまったとかということがあるということがあって、そういう意味で、タイミングが悪く行けないというのですね。それが足寄の中学2年生のお子さんからの意見でした。そんな意見も踏まえて、ぜひ試験的にやられるということはいいことだと思います。それで、ちょこっとだけ紹介したいのは、道教委がやったアンケートがあるのですね。道教委の今年4月からだったでしょうか、全道の高校に女子トイレに全部配置したのですけれども、その前にアンケートを取っているのですね。すみません、どこやったか手元に見当たらない。逆に帯広市の教育委員会のアンケート、これも紹介しておきます。大空中学校と西陵中学校の2校で試験的に実施したと。260人中108人が回答してくれたそうです。利用したという方は46人、今後も利用したいが46人、生理用品が手元になくて困ったことはあるかという方は70人、手元にない場合どのように対応していたか、友達に借りる・もらうが83人、学校で入手できることはよいと思うか、そう思うが100人、学校のどこで入手できるとよいか、トイレが98人、保健室が1人、学校のトイレに置かれていることにより不安が小さくなると感じるか、そう思うが103人ですね。こういうアンケートがたまたま帯広市教育委員会がやったやつですけれども、道教委のやつも同じような中身でした。設置場所については、トイレの設置を望む声が圧倒的に多いことが、道教育委員会や帯広市などのアンケート結果でも同じような状況だったというふうになっています。それで、ぜひ今中学校に置くとなりましたので、その結果を踏まえて、小学校にも、それからできれば町民センターにも配置できることが必要でないのかと思っていますけれども、そういう方向で検討していただけるでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 東海林弘哉
田利議員と私たちの願いは基本的に一致しているのでないかなと思っています。ただ、困っている、今議員からもありましたけれども、困っている児童生徒に確実に届ける、これが一番大事なことかなというふうに考えています。そして、心理的安全性、今大分事例がありましたけれども、そういうことも確保していくということが大切だと思います。道立校の話出ていましたが、昨年1年間試験的に実施してアンケートを取っています。そのデータでは、今帯広市のデータありましたが、大体利用者は40%ぐらいです、40%弱。そして、利用した生徒、急に必要となったのが71.9%、持ってくるのを忘れた、40.9%、手持ちが足りなくなった、26.9%、そして実際に経済的理由で利用したというのは2.9%なのですね。実際にはもう少し多いのではないかと私思っているのですけれども、その生徒にきちんと届けられる体制整備が必要だなというふうに感じています。小中学生は、高校生と比べて社会性だとか道徳性がやっぱりまだしっかり身についていません。そのための指導がまず必要だということです。どうしても中にいたずらする生徒がいないとも限りません。その生徒がいるために、本当に使いたいときにそれが使えないというようなことが起きないように、事前にきちんと指導をする必要があるということです。そういうことを踏まえて、まず試験的に中学校でやってみて、その結果について、どういう対応が必要なのかということも含めて、検討してまいりたいなと思っています。どうぞ御理解よろしくお願いいたします。以上でございます。
質問 5番 田利正文
今、町民センターの回答がありませんでしたけれども、その結果待ちということですね、それは。
答弁 教育委員会教育長 東海林弘哉
町民センターについては、ちょっと学校とはまた使っている、使用する範囲も違いますし、そこについては今のところ考えてはいませんけれども、必要に応じてそこについて、今後検討することがあるかもしれません。以上です。
質問 5番 田利正文
今、教育長が必要としている生徒に、子供さんに確実に届くようにという話がありましたけれども、それはやっぱりきちんとそこにあることだと僕は思うのですね。全国でお母さん方、婦人団体の方が公衆トイレにトイレットペーパーがどこにでもあるように、女子トイレの個室には必ず生理用品を置くというふうにすべきだという運動でずっと始まってきているのですね。その発想からいくと、あることが確実に届くことであって、それからいたずらするということもありましたけれども、トイレットペーパーも時と場合によっては、まとめて、あるやつだけではなくて棚に積んでいるトイレットペーパーまで持っていく人が出たことがありましたよね。それはまた一部でしょうけれども、そんなこともあると思うのです。だからといって、配置しないわけにいかないのだと。だから、公園のトイレなどでは、トイレットペーパーをなくしたりというところもありますけれども、そういったものではないかというふうに思っています。それで確実に届くという方向で、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。そういう意味で、女子トイレに行けば必ず生理用品があるというのが当たり前というふうにすべきだというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。最後に1点だけ、防災備品の中には生理用品は入っているのだったでしょうか。
答弁 総務課長 松野孝(総務課長は2023年6月まで)
防災備蓄品の中に、生理用品はございます。以上でございます。
質問 5番 田利正文
分かりました。ぜひそういうことでよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。ありがとうございました。