足寄町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月13日
自治体におけるLGBT(性的マイノリティ)支援について
2021年12月13日、足寄町議会の一般質問で、進藤晴子議員が「自治体におけるLGBT(性的マイノリティ)支援について」質問し、町長 渡辺俊一、教育委員会教育長 藤代和昭、福祉課長 保多紀江、国民健康保険病院事務長 川島英明、教育次長 丸山一人が答弁しました。
- 質問者
- 進藤晴子 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、教育委員会教育長 藤代和昭、福祉課長 保多紀江、国民健康保険病院事務長 川島英明、教育次長 丸山一人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 進藤晴子
議長よりお許しを頂きましたので、一般質問のほう、通告書に従い一般質問をさせていただきます。質問事項、自治体におけるLGBT(性的マイノリティー)支援について。昨今、LGBT(性的マイノリティー)を支援する動きが日本国内で活発になってきております。L(レズビアン)は女性の同性愛者、G(ゲイ)は男性の同性愛者、B(バイセクシャル)は両性愛者、T(トランスジェンダー)は心の性と体の性の不一致、その他、性的指向や性自認が定まっていない、当てはまらないQ(クエスチョニング)など、LGBTの分類に収まらない類型もあるようです。LGBTの全国における人口規模は約8%(企業調べ)であり、潜在的には10%に達するとも言われています。2014年7月国連人権委員会は日本に対し、LGBTの人々に対する啓発活動に強化、差別・偏見等の防止措置、自治体レベルでの同性カップルに対する公営住宅の入居要件の緩和等について勧告を出し、世界的にも日本国内の自治体によるLGBT支援の取組が求められているところです。国内では、2015年の東京渋谷区、世田谷区で同性パートナーシップ制度が始まり、道内では2017年に札幌市、2020年に北見市が開始し、2022年4月には函館市が導入予定です。しかし、こうした支援の輪が広がりを見せても、まだまだLGBTという言葉自体身近に感じられず、当事者の生きづらさを理解しようとする人はどれほどいるのか疑問です。人々の多様性への理解を町民皆で共有し、LGBT(性的マイノリティー)の方々を守っていくために、足寄町としての基本的な考え方、そして、どのように取り組んでいくのか、以下の点について伺います。1、LGBT当事者もしくは御家族から相談を受けたことがあるか。総合支援相談室・教育委員会・国保病院・福祉施設・障害者施設において。2、LGBT支援を検討もしくは実行していることはあるか。3、同性パートナーシップ、またファミリーシップの導入についての考え。4、学校教育の中で、LGBTについて触れることはあるか。5、LGBTフレンドリーという考え方をどう思うか。以上です。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 渡辺俊一
進藤議員の自治体におけるLGBT(性的マイノリティー)支援についての一般質問にお答えします。1点目の当事者もしくは御家族からの相談についての御質問ですが、福祉課総合支援相談室、教育委員会、国保病院において、町民から相談を受けた実績はなく、また、福祉施設や障害者施設における相談対応については町では把握しておりませんが、福祉サービス利用においてLGBTに関する課題や情報等が寄せられた案件はありません。2点目のLGBT支援の検討もしくは実行につきましては、現在のところ特に検討や取組を行っている内容はありません。3点目の同性パートナーシップ、ファミリーシップの導入についてですが、既に取り組まれている自治体においては、男女共同参画社会の理念に基づいて、地域住民一人一人の個性や多様な生き方を尊重し、多様な性を認め合える社会を醸成していくための施策の一つとして導入をしています。法的な権利・義務関係に影響を及ぼすものではありませんが、自治体が同性パートナー双方から申請書を受理し、公的にパートナーであることや、あるいはどちらかに子供がいればファミリーであることを証明することで、公営住宅入居や保育所入園申請など、その自治体が定めた行政サービス利用時に夫婦等と同様の待遇を受けることができる仕組みとなっています。本町は、障害者や認知症の方などが安心して暮らせる地域共生社会を目指して取り組んでいるところであり、LGBTの方も含め、誰もが多様な生き方を選択でき、自分らしく生きられる社会の実現が必要であると考えております。今後は広報あしょろ等を活用して多様な生き方や人権尊重についての啓発を行って町民の理解の醸成を図るとともに、パートナーシップやファミリーシップ制度について調査・研究していきたいと考えております。5点目のLGBTフレンドリーという考え方についてですが、LGBTフレンドリーはLGBTの方に対して偏見なく平等に接する、協力的であるということで、お互いの個性や多様性を認め合い、誰もが自分らしく暮らすことができるためには大切な考え方であると捉えています。本町においては、現段階で具体的な対応についての検討はしていませんが、今後、可能な支援策の研究を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、進藤議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。なお、4点目の教育関係に関する御質問につきましては、教育委員会教育長から答弁させていただきます。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
教育委員会から、進藤議員の自治体におけるLGBT(性的マイノリティー)支援についての一般質問にお答えします。4点目の学校教育の中で、LGBTについて触れることはあるかについてですが、小学校においては、LGBTに特化した学習ではなく、道徳や性教育の中で、思いやり、性の多様性・個人による違いについて触れています。中学校においては、社会科公民の中で、人権「性の多様性への理解」として、同性愛についての内容に触れており、保健体育の中ではLGBTに関する研修・講演を行う活動をしている方が紹介されているほか、2年生の国語科や道徳の中で取り上げられています。以上、進藤議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 3番 進藤晴子
まずは再質問の前に一つお話ししたいことがございます。今年夏の東京五輪です。五輪の東京オリンピックの3つのコンセプト、一つ、全員が自己ベスト、二つ、多様性と調和、そして三つ目に未来への継承とありました。記憶に新しいところでございます。そのときに、町民の方とオリンピックを見ながら、少し会話する場面がありました。その中で、もう40代のお子さんもいる、結婚されてお仕事されているお父さんとお話をしたときに、その方は関東近辺でしばらく長い間お仕事されていたみたいで、そのときのことをおっしゃっていまして、周りにいっぱい性的マイノリティーの方がいたと。友達だし一緒の同僚で一緒に仕事をしていて、だから僕は普通なんだよと。普通って何だろうって思ったのですけれども、今思い越して見れば、最後にありましたフレンドリーですね。そういう感覚をお持ちの方でした。お持ちの方です。それを自分の子供がもしどういうふうに成長するか分からないけれども、僕は認めるし、親だし、アシストしていこうと思うし、大丈夫なんだけれども、だからその旨を子供に伝えていこうと思っている。だけれども、その方は足寄町で生まれて育った方です。足寄町はどうなんだろうねって言われたときに、私は外から入ってきた者ですから、足寄町に大変、差別を受けたこともございませんし、大変よくしていただいているので受入れは大変よいというふうに私は認識しております。ですが、その方が言うには、そうでもないかもよ、だからそれが心配なんだと。まずはそこが始まりでした、私の今回の一般質問。それを一応踏まえておいて、再質問に行きたいと思います。まず1点目です。この中で、答弁書の中に、福祉施設や障害者施設における相談対応については町では把握しておりませんということですが、これは電話でも何かなかったかいということでお電話で確認とかもしてないのでしょうか。
答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)
こちらにつきましては、いろいろプライバシーとかもございますので、施設のほうには確認しておりません。ただ、福祉サービスといいますか、何か課題がある場合については福祉課のほうに御相談なりがあると思っておりますので、個人的な相談ですとか、そういうものについてはあったかどうかという確認はしておりません。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。何かあったら連絡をしてほしいというふうになっているということですね。分かりました。あともう一つです。今回は相談という形で御質問させていただきましたが、これは国保病院さんです。性同一性障害の疑い、まだ診断が下る前ですね、の方の受診があったかどうか、もし分かっていたら教えてください。
答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)
ただいまの御質問にお答えいたします。この一般質問が出たときに、当院の院長先生のほうに確認をしておりますが、そういった事例はございませんということでございました。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。ではもう一つ、事務長にお伺いします。もし自分がそうじゃないかなと、もちろんいろいろな情報は皆さん持っているわけでして、若い方であれどもそれなりの情報を持っているので、性同一性障害なのかなって、自分でそっちの道を行きたいのかなと思ったときに、どこに相談をすればよろしいと思いますか。これは一応病名がつくわけですので、私は病院関係を探すと思うのですけれどもいかがでしょう。
答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)
お答えさせていただきます。そういった方が当院のほうにいらっしゃれば、まずは受診される方については当院でまずは受診していただくということが日本の医療制度の中でそういう仕組みになってございますので、まずはお医者さんがその話を聞いて、適切な医療機関に御紹介をさせていただくといった形になるのかなというふうに私は個人的には思っています。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
病院同士の連携というのはそういう性的マイノリティーの方たちに対して、地域の病院にこういうような患者さんがいらっしゃったらば御紹介ください、いろいろな病院で帯広の病院とか、いろいろ来ますよね。こういう先生が今回専門医が来たので、こういう症例があったら御紹介くださいとか、そういうような話が病院の中ではいろいろあって、なぜかといいますと、先生たちも専門医はいろいろと変わるものですから、特に帯広の場合は。短期間でどんどん変わっていくので、常にそういう情報が各、うちの医院にも来ます。来ると思うのですが、そういうことはありませんか。
答弁 国民健康保険病院事務長 川島英明(国民健康保険病院事務長は2024年12月まで)
私の知る限りでは、そういった御相談だとか、そういった方の連携だとか、そういったことは耳に挟んでおりません。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。ないということですね。なぜこの性同一性障害のことを今取り上げたかと申しますと、これは一応LGBTの中ではトランスジェンダーの中に入っております。WHOが、ちょっと大きくなって申し訳ないのですが、WHOが今回、何年でしょう、つい最近です。もともと今でも日本はそうなのですが、精神障害の部類に入っているということなのです。私も今回よく知りましたが、精神障害ということは、あなたはこれを性同一性障害と診断を下されると、精神疾患だと。精神病だというふうに診断を下されると一緒でございます。今日本はそうだということです。そして、それはだめだと、WHOが勧告を出しております。精神疾患の分類から外れ、性の健康に関する状態という分類の中の性別不合に値するということで、2022年の来年の1月1日から効力を発揮いたします。これは大変画期的でございまして、これはやはり日本もどんどんこれから変わっていくのだろうと。これも私今回の一般質問した原因なのですけれども。なぜだめなのかと、精神疾患ではだめなのかといいますと、まず日本の場合は6項目あります。性を変える、戸籍上の男が女に、女が男に変わる場合には6つの項目をクリアしなくてはいけないと。大変シビアなクリアの項目でして、2人以上の専門医による診断。二十歳以上であること。現在婚姻してないこと。4つ目は現に未成年の子供がいないこと。成人した子供はオーケーらしいです。あと5番目、生殖腺がない、または生殖腺の機能を永続的に欠く状態。これは手術を受けるということでございます。そして、6番目、他の性別の性器の部分に近似する外観を備えている。男になりたいと思ったら男性器をつくらなければいけないというようなことでございます。これを本人が認めていれば、もちろんそれはスムーズにいくと思いますが、この境目の方たちがいることがやはり問題ではないかと思うのですよね。私は、私でいえば男になりたい、だけれども、体にメスを入れたくないという人もやはりいると思います。心の中の問題で、という人たちが、これではどうしても救い切れない。今後どういうふうに変わっていくのかというところが問題なのですけれども、WHOは性別不合に変更されるということに引き続き、障害と分類されなくても、今はこの病名を診断されないとそういう手術も受けられないということになっておりますが、そういうふうにならなくても当事者が望めばそういう手術を受けられる、医療的ケアが受けられる状態にしてほしいということで、全国に、世界各国に流しておりました。非常に画期的なことで、今後どういうふうに日本が変えていくのか見ていきたいなと私は思っておりますので、今回性同一性障害のことをちょっと聞いてみました。ありがとうございます。では、この相談を受けたことがあるか、ないということに関しまして、町長にお伺いします。足寄町にこのマイノリティーの、性的マイノリティー、LGBTの方はいると思いますか、いないと思いますか。
答弁 町長 渡辺俊一
非常に難しい問題かなと思っています。僕自身でいけば、僕の周りにはそういう方はいらっしゃらないのかなというように思っていますが、足寄町内にいるかいないかということでいくと、一定の割合などもあって、そういう方たちがいるということになっていますので、そうすると今6,500人ぐらいの町民がいますけれども、一定の割合でもしかするといるということであれば、もしかしたら6,500人ぐらいの町民の中にそういう方がいらっしゃるかもしれないなというようには思います。ただ、先ほども言いましたように、自分の周りにそういう方たちがいないと思っていますので、自分ではですね、そう思っていますので、狭い範囲の中で自分の知っている範囲の中ではいらっしゃらないのかなというように思っているところであります。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。大変素直に答えていただいてありがとうございます。本当にそうだと思います。私もそうでした。では、2番目の質問のほうに移ります。町の基本方針としては、ここに答弁書のほうに書かれてあるLGBTの方も含め、誰もが多様な生き方を選択でき、自分らしく生きられる社会の実現が必要であると考えている。これに尽きると私も思います。そこを少し深くお聞きしたいと思いますが、まず、今後これからいろいろなことで取り組んでいきたいというふうに書いてあるので、本当にそうしていただきたいのですが、どのくらい必要性、この性的マイノリティーの人たちの支援が必要なのかと、どう感じるかによって取組方、取組スピード、優先順位ですね、行政としての、変わってくると思うのですが、このLGBTの人たちがどういうことが生きづらいと思っているのか、その辺も少しお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)
LGBTの方が日常的に暮らしていかれる上では、例えばトイレが男女別ですとか、いろいろなものに書類に性別を書くとか、更衣室が男女とか、いろいろ男女別になっているとか、あと例えば女性の部屋とか男性の部屋とか、そういうような感じでいろいろ日常的な部分で不便に思っていらっしゃる方もいると思いますし、あとは制度的なものでいけば、よく言われるのは例えばさっき言っていた、例えばパートナーになれば夫婦ではないけれども夫婦と同様の対応がしてもらえるとかというのであれば、例えば福利厚生ですとか、大きな話でいくと、例えば相続ですとか、いろいろな法的な社会的な課題があるのかなというふうに思っています。以上です。
再質問 3番 進藤晴子
そうですね。もし自分が同性のパートナーと結婚をしたい、一緒に暮らしたいと思って足寄に来たときに、ではどうするのだろうと思ったときに、やはり住宅の問題、住むところですね。住むところはまず借りれない。民間のアパートでも多分そこにネックがあると思います。いろいろ調べていくうちに、ちょっと困ると言われる人もいるみたいです。あと、よく言われるのは医療機関で最期のときをみとるときに、配偶者でなかったり、戸籍上の配偶者でなければ入れられないとか、あと手術のときに手術の説明を受けたときに署名ができないとか、いろいろなもので、これは今に始まったことではなくて、もう40年前、私が新人で看護師になったときもいろいろありました。こういうことでなくても、今でこそ籍を入れないで内縁の配偶者ということで、ある程度認められる部分ありますけれども、当時は全くだめで、当然奥さんだと思って来ていて、手術をして、大変な手術でやっと退院できるとなったときにそれが分かって、私たち看護師は本当にお医者さんに怒られました。知っててなぜ隠していたと。それはどうだろうなと、そのときも私は不思議に思っていました。それってどうなのだろうって。戸籍が何なのだろうというのは私は個人的に思った記憶がございます。そういう生きづらさですね。あとは、今大分変わってきましたが、履歴書で男と女のところがなくなってきたということがございますし、いろいろ変わってはきてますが、災害のときですね。災害のときに区割りをします、家族で多分すると思うのです。そのときに、家族と認められないということもあったらしいですし、あと災害時のパートナーを探すとき教えてくれない、個人情報保護でということもあったそうです。あと、先ほど福祉施設やそういうところ、あと避難施設でのお風呂に入ったり、何かケアを受けるときに男女別である、全て、ということもありました。もちろんトイレもそうです。こういうような本当に生きづらいというところがありとあらゆるところに、男と女しか生きててはいけないんだみたいな、そういうような今の状態であれば、そうらしいです。タイなどはそういうのが発達していて、子供たちの学校でも本当にマイノリティーの子たちも同じような施設がつくられているというふうに聞いております。やはり少しずつ変えていかなくてはならないのだろうなと思った次第です。通告書でも述べましたように、人権委員会のほうがLGBTを差別を禁止するよう日本に勧告を出したということで、ちょっと遡って調べてみました。国内でも、もう多分これれは皆さん記憶にあるかと思うのですが、平成9年、公共団体が管理する宿泊施設におきまして、同性愛者の団体が宿泊を拒否されたというところで、平成9年東京裁判所のほうが判決を出しております。ちょっとすみません、読ませていただきますと、公共団体が管理する宿泊施設において、同性愛者の団体が宿泊利用拒否された件について。東京裁判所の判決では、「行政当局としては、その職務を行うについて少数者である同性愛者も視野に入れたきめ細やかな配慮が必要であり、同性愛者の権利、利益を十分に擁護することが要請されるべきものであり、無関心であったり知識がないということは、公権力の行使に当たるものとして、これは許されない。」これは私たちのほうも言えると思うのですね、地域の、やっぱり自治体、行政はやはり知らなかったでは済まされないということになってしまうわけですね、というふうに私は捉えました。町長どう思いますか。
答弁 町長 渡辺俊一
いろいろとお話いただきましたけれども、やはり今の足寄町も含めて、まだまだ十分にこのLGBTについての理解だとかというのはやっぱり進んでいないのかなというように思っています。そういったところで、いろいろな申請だとかがあったときに、そのことが障害になって拒否されたりだとかするということが、やっぱりあったのではないのかなというように思っています。ですから、そういったことを考えますと、まずはやはりLGBTに対する理解をやっぱりきちんと深めていただいて、深めていただいてというのは自分たちも含めてですけれども、深めながら、その理解をきちんとしていかなければならないというのがまずは大前提かなというように思っています。そういった中で、いろいろなことについて理解が深まることによっていろいろな相談もしやすくなってきますし、そういったことで全く何も理解のないところで相談するというのは非常に大変なことかなと思いますけれども、理解が深まる、社会的にそういうことが普通に当たり前になってくれば相談も含めて、相談をしなくてもよくなるのかもしれませんけれども、そういったことの中で十分、自分だけで抱えてないでほかの人たちにも話ができる、それが普通なことになってくれば、そういったことはだんだん起きなくなってくるのではないかなというように考えます。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
再質問のほうを進めさせていただきます。今、LGBT支援の必要性をどのように行政が捉えてらっしゃるかということでお話をしていたところでした。それで、これから研究、検討、パートナーシップやファミリーシップもそうですけれども、次の質問事項もそうですけれども、これから検討されていくということでしたが、現在、今すぐ取り組めること、これから検討して考えていくこと、ちょっと分けて考えたいと思うのですが、今すぐもし取り組める、援助ができるというような項目何かございましたら教えてください。
答弁 町長 渡辺俊一
お答えいたします。現状の中で、今までもお話ししてましたように、相談だとかそういったものも今のところはなく、そういった意味では課題だとか、足寄町におけるLGBTに対する課題だとか、そういったものというのはまだ具体的に見えてきてないという部分がありますので、先ほども言いましたようにやはり足寄町の中で、ではどれだけこのLGBTについての理解が深まっているのかというと、先ほども言ったように僕自身もそんなに理解はしているというようなところではありませんので、そういうやはり啓発ですとか、そういったものをもっとしっかりと取り組める、すぐに取り組めるとすれば、そういったところから取り組んでいくことが必要なのかなと考えているところであります。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。私もこの一般質問に当たり、本来はあと何年か後、いつか議員でもしいたらやりたいなと思っていた項目でございます。それで今回は先ほどそういう町民の声があったので取り上げましたが、なかなか自分自身もそうですし、勉強していかないと分からない部分、まずあります。なので、やはり必要なのは、今、町長がおっしゃられたように、町民に対する普及活動、調べると、北海道、道からも出ております。こういう小さいパンフレットとか、いろいろなこと、人権問題のほうのパンフレットとかも出ておりますので、もし役場のほうに少し置いていただいて、ちょっとこの間見てまいりましたら、人権に関してはコロナの人権対策と二通りぐらいしかなかったので、もう少し目のつくところにそういうものを置いていただいて、町民に少しずつ普及していったらいいなと、この考え方が、というふうに思っております。3番目に移ります。同性パートナーシップ、ファミリーシップの導入は、先ほど答弁書にもありました。これから調査研究していきたいということでしたので、二、三日前小池都知事も、やっと重い腰を道が上げて、道のほうが取り組んでいくということでしたので、少しずつ広まっておりますので、足寄町も少しずつ検討していかれたらよろしいかなというふうに思っております。そして、4番目に入ります。学校教育の中でですね。先ほどの答弁書にもありましたが、中学校のほうが道徳のほうで少し取り入れられていると、国語科や道徳の中で取り上げられている、2年生のほうでというようなお話でした。中学生の道徳の教科書、ちょっと取り寄せまして、私も何十年かぶりに道徳の教科書を読みましたが、大変参考になる、大人も見たほうがいいなというような、昔の道徳と違って、議論をするというか、討論する。昔はこういうふうに話を持っていきましょうというような道徳だったような、私は気がしておりますが、最近の道徳はやはり違うのだなというふうに思いました。2年生のところでちょっと私、このマイノリティーのことが触れられたようには見えなかったのですけれども、中学生の2年生どういうような授業内容なのか、少し詳しく教えていただけたらと思います。
答弁 教育次長 丸山一人
お答えいたします。今回の一般質問の質問を頂きまして、各小中学校にどういったことをやっているのだということを照会しました。その中で、中学校においては、中学校からの回答について、答弁させていただいたというところで、申し訳ないのですが、具体的にどういったところの内容をどういった形で取り組んでいるというところまではちょっと把握してないので、御理解いただきたいと思います。以上です。
再質問 3番 進藤晴子
ありがとうございます。これも大変、学校教育の中でどういうふうに人権のことを教育しているのだろうと思ったときに、学校は学習指導要領がございますね。その中に入っているのかなと思いましたらば、この性的マイノリティーのことについては触れられていないというような、あと法務省であるとか、いろいろなところから情報を見たのですけれども、やはりなかなか難しい問題があるということで、ちょっと2点だけ学習指導要領には入っていないけれども、各日本国内でこういうような授業をしているというのが、ちょっと私はすごいなと思ったのですけれども、小学校の道徳授業です。一番問題なのは子供たちの成長発達段階に合わせた教育をするというのが多分一番必要だとは思うのですけれども、今、小学生は性教育ということでやっております。性教育というのはこれ自体がLGBTに関して見れば、これは同性ということは全く想定外のことでありまして、異性を好きになってそういう愛情を育んでいくというようなことを前提に教育をされているわけで、そこに入っていくというのは大変難しいと思うのですけれども、まずは学級通信や保健だより等で、授業の様子の掲載、授業の内容を保護者のほうへ情報提供を行っているということでした。性教育から入っているという。あと中学校での実践例ですけれども、授業の、もちろん学習指導要領に入っていないし、道徳の教科書にも入ってないので、まずそれは先生たちが養護教員と担任とでまず資料をつくって、そして性的マイノリティーのことについても触れている。そして、3段階に分けて、まずは生徒、そして2時間目は今度は保護者も参観に入れて、保護者も一緒に入れて同じ授業をやり、そして3時間目はいろいろな情報を発信してくれるような、そういう人たちも入れて討論をさせているということでした。子供たちの意見ですね。だから、どういうふうに進んでいくかは分からないのですけれども、まずは考えさせる。まずは教えて、こういうものなんだよと教えて、それを討論させて、自分たちの中で人権ってどういうことなんだろうということを教えているというところを保護者にも周りにも発信しているというような、そういう中学校がございました。今、性的マイノリティーの人たちは私が知っているのは、もう成人になってからの人しか知らなかったのであれなのですが、もう10代、10歳になるまでにそういうことを自分で自認して、ちょっと違う、で悩んでいる子が大体小学校五、六年生から高校生のときまでのその間に分かることが多いようです。なので、大人と違って、どこに相談していいのか、親にも相談できない、ではどうすればいいのだろうというと、そこから始まるみたいで本当に悩んで、いじめにもつながり、自殺も増えているということでした。本当に深刻な状況で、これを打開するためにではどうしていったらいいのだろうということで、先生たちも苦慮されているのではないかなというふうに思います。この2つの取組のほうをちょっと見ていたときに、子供の教育、子供がどういうふうに考えているかというのは私も子供がいますが、自分の子供がどういうふうに考えているかと聞いたこともないですし、そんなこと知っているとも思えないしというのがほとんどだと思うのですけれども、子供たちがそういうふうに議論を交わしているところを大人が見るか、保護者が見ることによって、保護者も勉強になるし、やっぱり改めてこの人権問題、LGBTのことを保護者も勉強し、それが浸透していく、地域に浸透いくというふうに私は捉えました。足寄の小学校、中学校で教育のほうもしているということですけれども、これは本当に質問にはなりませんが、ぜひ何か一つでも少しずつトライしていっていただいて、ただ子供の成長発達段階に合わせて、少しずつ取り組んでいってもらいたいなと思いますけれども、お考えお聞かせ願えますか。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
お答えいたします。この性のマイノリティーについては、これは平成15年に法律もできましたし、それに基づいて学校の実態調査もありますし、平成27年に文部省の課長通達に取扱いの通達が来ているのですね。それを様々な世界の潮流の中で、先ほど言った人権の問題だとか、そういう流れが一連の流れがあったその中のあれなのですけれども、やはり大事なことはキーワードでいったらやっぱり偏見と配慮だと思うのですね、キーワードでいったら。学校においても教育というジャンルの中で、これ学習指導要領については、これ指導内容については明記されてないのですよ、最低基準が。それはなぜかというと、これ法律的に見ても、この種のあれというのはまだ日本国中の中で、ある種のマジョリティーというか、コンセンサスが成立されていないのですね。したがって、教育の場合はそういうものがきちんと成立されて、教育というわけですから、必ず指導と管理は一体化になってますから。指導しっ放しというわけにはいきませんから、だから平和教育もそうなのですけれども、それについての学習は子供たちはします。だけれども教育というくくりはないのです。だから、全国で一定程度の学力などを保障する最低基準である学習指導要領には明記されていないのです、まだね。その中で、このLGBTですか、それを含めた性的マイノリティーについては、性の多様性の尊重と、そういう観点に立って、少なくてもやっぱり思春期にそういうものを自覚して悩むわけですから、そういう子供たちに偏見を持ったりしないように配慮すると、このことについてはこれは必要であるし、学校にとっても必要であるし大事なことということについては、これは論をまたないのではないかなと。そういうことで、学校として大事なことは、そういうことの内容にあるかないか、足寄町にどうのこうのではなくて、やはり学校の体制として、学校の体制として対応の共有化と、それから相談体制、さらには家庭だとか、あるいは関係機関、そして専門機関との連携をきちんと図っていく。プラス、教育委員会も主体性を発揮して、やっぱりそういう動きというのですかね。世界の流れだとか、日本の動きだとか、教育の動向などを見定めて的確な指示とやはり環境整備だと思うのです。例えばトイレの問題もそうだろうし、更衣室の問題などもそうだし、水泳の指導のときなどもそうだろうし、そういう意味でいったら、やっぱりこの種のことというのは、私は多様性という観点にとって、そういう偏見と配慮、このことがやっぱりキーワードで非常に大事だなと、そんなふうに思っております。非常にデリケートな問題なので、ダイレクトに子供たちに実態調査をするだとか、そういうことなかなかできないから、本当の生の声なり実態というのは的確に把握してませんので、ちょっと各課そういうような部分がありますけれども、そんなふうに捉えていますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。最近、高校生などだと、今まで女の子はスカート、男子はスラックス、でもスラックスも取り入れている高校とかは出てきております。足寄中学のほうは男の子はスラックスに女の子はスカートですけれども、制服については何か検討されたことはございますか。そういうマイノリティーだけではなくて、本人の希望というか、そういうことを考えたことはあるか教えてください。
答弁 教育次長 丸山一人
お答えいたします。制服についての御質問ということで、足寄中学校におきましては、令和2年度よりLGBT支援という考え方ではなくて、多様性、多様な考え方に対応するということで、スラックスの選択を可能としているというところ、可能としております。私の見る限りまだ着用されている方はいないと思いますが、可能ということになっております。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
制服のことについては、では多様性を踏まえて2年度から取り入れていらっしゃるということですね。私思ったのですが、大変寒い地域でございまして、制服を着るのは年に何回ぐらいなのだろうなと思ったときに、制服を廃止するというような考えは今まで一度も、そういうような意見は出たことはないですか。
答弁 教育次長 丸山一人
お答えいたします。今まで足寄中学校における制服の廃止についての議論ということは聞いたことはございません。以上です。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。先ほども申しましたように、子供たちのその学びから親も学んでいくというようなことがかなりたくさんあるかと思います。今回の道徳の教科書を読ませていただいて、私は反省いたしました。ちっとも教科書を読んでないという自分も反省した次第であります。なので、いろいろな教育の知識がいろいろな町民に広がっていくことをやっぱり願いたいと思います。では、次に移ります。5番目のLGBTフレンドリーという考え方をどう思うかということで、まさしくこのフレンドリーなのですよね。普通に思えるような、そういう世の中になっていけばやはり差別や偏見という、あといじめ、その差別や偏見からいろいろなところでいじめとか、登校拒否であるとか、学校、子供で言えば自殺、そういうようなことが少しは少なくなってくるのではないかなと思います。このLGBTフレンドリーという言葉は、私も今回初めて知ったのですけれども、今具体的に使っているのは企業の評価価値の一つとして上がっているみたいで、それをそういうことをしている企業は、大手企業や何かは会社として企業として認められるというような形でLGBTフレンドリーのほうも使っているらしいです。それを踏まえまして、一番足寄町で大手企業といいますとやっぱり役場だと私は思うのですよね。役場の人たちの、先ほど知識の普及、啓発に努めていくというふうに町長おっしゃられましたが、役場の職員の中でどのようにお勉強していくかというか、研修していくか、そういうことは考えられますか。
答弁 町長 渡辺俊一
特に職員としてどうするのかといったところは特に考えてございません。町民全体として、このLGBTに対する考え方ですとか、このLGBTフレンドリーという、先ほども申し上げましたけれども、非常に大切な考え方であるなというように考えておりますので、これからの啓発活動だとかそういったものも含めて、町民だけではなくて職員にもきちんとこういう考え方、大切ですねということで、啓発を進めていきたいなと考えております。以上でございます。
再質問 3番 進藤晴子
分かりました。いずれ何年先になるか分かりませんが、まずは相談の、かなり相談内容もやっぱり人に教えていけないということございますが、そういう相談室を設けていくというのもやはり目標の一つではないのかなというふうに思っています。でもそうなると、やはり相談を受ける側の問題ですよね。その研修であったりとか、そういう人権問題のしっかりと勉強していかないと、やはりいきなりはできないというふうに思いますので、まずは少しずつやれるところから始めていただきたいなと。世の中の動きを見ますと、もう始まっております。やはり子供たちに私たちも大人が負けないように、少しずつ人権のことも学んでいければなというふうに、私個人としては思います。最後になりますけれども、第6次総合計画の中に今回どう載っているかなというふうに見ましたら、男女共同参画、共同のまちをつくっていくという中でございます。24年でしたか。第7次計画がまた何年か後にはやってくると思うのですけれども、ぜひぜひその中に今回のマイノリティーの人たちのことも入れていっていただけたらなと私の個人的な意見を最後に申し上げて、最後にもう一言町長のほうからお言葉頂きまして、一般質問を終わります。
答弁 町長 渡辺俊一
今、総合計画のお話もございましたけれども、今までやはり男女共同参画という部分、一般的には男女共同参画もなかなかきちんと進まさっていないかなというように思ってますけれども、これまでの考え方としては男女共同参画という、そういったことで男性も女性もというようなことでこう考えて、そういう計画が進んできているのかなというように思いますけれども、これからの部分でいけばやはり男性、女性だけではなくてというところにやっぱりなってくるのかなというふうに思っています。そういった意味で、今までは男女共同参画を進めるというようなことで進んできてますけれども、これからはそういうもっと多様なそういう性についても、性のマイノリティーですか、そういったこともやっぱり考えながら進めていかなければならないということになりますし、もう勧告も2014年ですか、に出されて2015年には東京だとかでもというようなことで、パートナーシップの制度なども始まっているということで、もう既に何年もこの部分については進んできているわけですけれども、なかなか町の施策として進めていくといった部分では、なかなか取り組めてきていない課題でなのかなというふうに思っています。そういった意味で、これからもできるところから少しずつでも取組を進めていかなければならないというように思っておりますので、今後とも御理解のほどよろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。