みんなの議会

足寄町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月16日

子育て世代が安心して医療が受けられるために

2021年3月16日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「子育て世代が安心して医療が受けられるために」について質問し、町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏が答弁しました。

質問者
田利正文 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 田利正文

通告に基づき、一般質問を行います。質問事項は2つです。一つ目、子育て世代が安心して医療が受けられるために。高すぎる国民健康保険税は加入者の大変な負担となっています。特に、一人一人に係る均等割があるため、子育て中の家庭など世帯人数が多いほど負担が大きくなります。政府は、令和4年4月から未就学児の均等割負担を軽減する方針です。これは全国知事会や町村会等の要望が実ったものです。以下の点について伺います。一つ、令和4年まで待たずに3年度中に、町独自の施策として実施できないか。2、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使って、子育て世代の国保税軽減に活用すべきと思うがいかがか。三つ目、令和4年度以降の軽減は地方負担分は2分の1(町負担分は4分の1)、これを国の負担に、対象を未就学児以外も含めるように国に求めていくべきと思うがいかがか。

答弁 町長 渡辺俊一

田利議員の子育て世代が安心して医療が受けられるためにの一般質問にお答えいたします。1点目の令和3年度中に町独自の施策として国保税の均等割軽減を実施できないかとの御質問でございますが、令和3年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、農業をはじめとする事業所得者の所得の落ち込みが懸念され、税収の不足分は被保険者の負担が増えないよう基金の取崩しにより対応することとしております。また、一般会計からの繰入れは赤字補塡とみなされ、赤字解消計画の策定、保険者努力の不足というマイナス評価を受け、北海道からの交付金の減収等の影響もあるため、交付金収入に影響を与えない基金繰入れを活用して保険事業運営を行いたいと考えており、一定額の基金の確保をしながら今後の事業運営に努めるためにも、財政的な負担増となる町独自の均等割軽減の実施は困難と考えております。2点目の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しての子育て世代の国保税軽減についてですが、本交付金はコロナ禍における特例的な交付金で、感染拡大の防止、雇用の維持、事業の継続や経済活動の回復といった取組に対して交付されるもので、国民健康保険税の負担軽減の財源とすることはその趣旨にそぐわないものと考えております。3点目の令和4年度以降の軽減に国の負担と、対象を未就学児童以外も含めることを国に求めることについてですが、本町では国や道への政策要望、政党等の政策懇談会において、国民健康保険財政安定化を図る制度の見直しを求め、継続して政策要望を行ってきたところであります。また、子育て支援施策は近年の少子化を反映した施策であり、本来国の責務として実施するものとして国や北海道に対して要望してきたところでもあります。今後、国の制度が明らかになれば、その内容を検討し、必要があれば様々な機会を通じて要望してまいりたいと考えておりますので、何とぞ御理解賜りますようお願い申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 5番 田利正文

ここで一つお聞きしたいのですけれども、未就学児のいる世帯というのは何世帯ぐらいあるのか。それから、未就学児の人数ですね、何人ぐらいいるか。それともう一つは、今私が提案した前倒しで町単独でやる場合に、どのぐらいの経費が必要かということなのですけれども、未就学児掛ける均等割というのは単純にはいかないですね。そこのところで幾らぐらい必要なのか、ちょっと分かれば教えてほしいと思います。

答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)

まず1点目、未就学児を抱える世帯についてなのですけれども、私のほうではちょっとそこまで資料を用意してございませんで、子供の数については把握してございます。未就学児のいる世帯、町全体としては300人、6歳までの人数ということで300人ですね。そのうち、国民健康保険に加入している世帯の子供というのは83人ということになります。あと、例えば未就学児まで均等割の軽減を実施した場合の国民健康保険の税収に対する影響額という部分では、ざっとした概算ですけれども120万円ほど減収となるというふうに見込まれてございます。以上です。

質問 5番 田利正文

国保加入の未就学児が83名、そのうち法定減免されている、全部差っ引いてというか、引いた上で掛けると120万円の費用が必要だというふうに理解していいのですね。今、お聞きしたのですが、大した額ではないのですね、正直なところ。これを何とかできないかというのが私の思いなのです。改めて町長のほうから何とか検討できないかと。120万円という額についてどんなものでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

金額的には120万円ぐらいのというようなことで、今住民課長のほうからお話ありましたけれども、やはり先ほども申し上げましたように、財政的には国保会計の財政的にはやはり大変厳しい状況なのかなというように思っておりまして、今後においてもやはり国がやっていただけるということに今後なっていくわけでありますけれども、そういったものを待ちながらやっていくべきなのかなというように思っているところであります。全体的には、今後町として独自にやっていくというのはなかなかやっぱり難しいのかなというように考えておりまして、やはり国なり、国の制度でやはりやっていくべきものなのかなというように考えているところであります。以上でございます。

質問 5番 田利正文

町長の答弁で、一般会計からの繰入は赤字補塡とみなされ、赤字解消計画の策定、努力不足とマイナスの評価を受けるとありますが、自治体名は出さないですけれども、十勝管内でこれは一般会計から繰り入れているのかどうかちょっと分かりませんが、890万円だとか425万8,000円だとか、あるいは2,000万円だとかというのをつぎ込んでいるのだけれども、それはまだいまだに5年で解消しなさいと言われているようですけれども、まだ解消し切れないで残っているところもあるのですね。そんなところもあるところを見ると、可能なのかなという思いがしたものですから、あえてそんな話をさせてもらいました。それから2つ目ですけれども、国は未就学児の均等割額の50%を軽減すると。対象児童数は約70万人。必要財源は90億円というふうに言っています。75歳以上の高齢者の一部負担を2割に引き上げると、それによって生じた財源をその90億円に充てるというふうに言われています。全国的な対応はそんな全体像なのですけれども、足寄町として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、これを使うことができるというふうに私は聞いているのですけれども、できるのであればいろいろな手を、工夫を使ってでもというか、何というのですか、手を使ってでも、いろいろな壁があるのかもしれませんけれども乗り越えてでも使ってもいいのではないかという気がするのですが、その辺はどうなのでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

財政的な部分でいけば、先ほど申し上げましたように、一般会計からの繰入れをしているところもありますけれども、一般会計を繰入れするということで一般会計からお金が出て、そして今度は国保会計のほうでいけば次の年に、今度はその一般会計から繰り入れた分、これの部分が全額ではないのかもしれないですけれども、今度は道からの交付金で減らされていくということで、ある意味法定外で繰入れをするとダブルパンチで町の財政に響いてくるという部分がありますので、もちろん今までやってきて例えば基金がないだとかという会計の中でいくと、どうしても町からの繰入れがなければという、そういったところもあるのかなというように思っておりまして、ほかの町でも確かにやっているところもあるのかもしれないですけれども、そういった部分ではやっぱりそういう後々に国保会計の厳しさがさらに増してくるという部分がちょっとあるのかなというところであります。それから、今回の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用という部分でありますけれども、先ほども申し上げましたように、なかなか趣旨にそぐわないのかなというように思っておりまして、例えばこのコロナの影響によって収入が減っただとか、世帯の収入が減っただとか、そういう個別の事案だとか、そういったものでいけばそういうことが可能なのかもしれないなと思いますけれども、一律に未就学の児童のそこの部分を負担するだとかというのはなかなか状況的には難しいのかなと。趣旨にやっぱり、交付金の趣旨にそぐわないのではないのかなというように考えているところであります。以上でございます。

質問 5番 田利正文

その83名いらっしゃる未就学児の家庭で、今町長が言われたコロナの影響も含めて大変な状況にあるというふうにつかんでいる人数というのは分かるでしょうか。ここは大変だよと、だから保険料払うの大変だというのは、保険税か、払うのは大変だよという、そういうことを押さえているでしょうか、何名か、何世帯かというのを。

答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)

今の田利議員の質問にお答えします。現在7割、5割、2割軽減受けている子供さんは83人で、総体の世帯数は分かりませんけれども、その対象となっている世帯というのは7割軽減で8世帯、5割軽減で4世帯、2割軽減で6世帯となってございます。今、コロナ関係で国民健康保険税はコロナの影響で国民健康保険税の減免という制度がございますけれども、その対象となっているのは自営業者、飲食業が主となっております。町内で8件ぐらい現在コロナ減免の適用を受けている世帯がありますけれども、そこに未就学の子供というのは多分いなかったというふうに記憶してございます。以上です。

質問 5番 田利正文

少子高齢化に逆行するという意見も全国には上がっているわけですけれども、町長も言われているように、そういう状況にあるならば、今課長が言われた8世帯、4世帯、6世帯、ここのところを町の行政として救うことはできないのかという思いがあるのですけれども、その辺はどうでしょうか。それで、さっき言った地方創生交付金ですよね。その交付金にそぐわないと言っていましたけれども、本当にそぐわないのかと、きちんと調べた上でこうだというふうに言い切れるのかということなのですけれども。

答弁 町長 渡辺俊一

先ほど申し上げましたように、その8世帯の方々についてはコロナの関係で収入が減っただとかという、そういう大変な状況にあるということで軽減がされるということになっておりますので、そこでやっぱり制度にのっとってこのコロナの影響がありますよということで減免になりますよということでありますので、そこの部分は減免がされているということなのかなというように思います。減免の対象になるということなのかなというように思っております。それから、今回のコロナの交付金でありますけれども、こちらのほうについては先ほど申し上げましたように、コロナの交付金の使途といいますか、どういったようなものに使いなさいよということでは、感染防止だとか、それから経済の影響だとか、そういったものがありますよということで、そういったものに使いなさいよという、これまたざくっとした部分で、きちんとした部分ではないのかもしれないのですけれども、そういうことに決まっています。そういった中で、やはり一律に全ての対象者の人たち一律にというこてではないのかなと。それぞれのコロナの影響がどのぐらいあるのかということに、やっぱりよってくるのかなというように思っておりますので、全体としてこの交付金を使って減免しますよだとか、軽減しますよだとかということの対象というのはやはりならないのかなというように思っているところであります。以上でございます。

質問 5番 田利正文

分かりました。3点目に行きます。医療を社会保険制度で運営している国というのは日本とオランダ以外で、世帯人員に均等割という保険料、言わば人頭割などと言われますけれども、そういう保険料の制度を持っている国というのはオランダと日本ぐらいしかないのだそうですね。それで、ただしオランダは18歳未満以下の子供たちの保険料というのは国が全部負担しているのですよ。だから結果的には日本だけです、人頭税と言われるような均等割をまだ残しているというのは。だから、人頭割をやっぱり排除すべきだと僕は思っているのですけれどもね。それで今回未就学児の軽減負担割合というのは国が半分持つと、そして残りの半分を道が4分の1、町が4分の1ということになっているわけですけれども、この地方負担分、道と町が負担する地方負担分ですね。これを国がきちんと面倒見てほしいというふうに、もちろん町村会などでいろいろやるのでしょうけれども、町としてもしっかりその発信をしてほしいというふうに思うのですけれども、その辺については町長どうでしょう、考えしっかり聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 渡辺俊一

やはり今少子高齢化、さらには人口減少という部分で、この地方創生というのもやはり人口減少に対応するための事業というように考えているところでありますし、やはり以前は少子高齢化だとか本当に地方の話みたいなところというのはいっぱいあったわけですけれども、今日本全体として人口が減少してきていますよと。そのことを国としてやっぱりこれは大変な問題だねというところもあって、地方創生というそういう、今まで過疎対策だとかと言われていた部分などがあるのですけれども、地方創生というように変わってきたのかなというように思っています。そういうことを考えていくと、やはり子育てだとか、子供を産み育てやすい環境づくりだとか、そういったものというのはやはり国がやっぱりきちんと対応していかなければならない事業なのかなというように思っています。それはそれぞれ地方の負担だとかというのもあるのかもしれませんけれども、やはりこれは国が全部面倒見て、この人口減少対策やっていきますよというのが合っているのかなというように思って、僕個人はそうやって思っています。そういった意味で、今後もいろいろな機会がありますので、そういったところでそういう子育てだとか、それから教育などもそうなのかもしれないですけれども、子供を産み育てていきやすい、そういう環境をつくるための支援というのを、支援というか国からやっぱり先頭になってやってくださいよというようなことを、やはり要望していかなければならないのかなというように思っているところであります。以上でございます。

質問 5番 田利正文

町長がそういうふうに発言されましたので、ぜひ今後町村会だとか町長が出られる会議その他で、今の立場をしっかり発言していただきたいというふうに思います。

出典:足寄町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月16日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる