みんなの議会

足寄町議会 平成31年第4回定例会 2019年12月15日

「安心して、適切な介護サービスを受けられるために。」 ケアマネージャーに対する行政のかかわりについて

2019年12月15日、足寄町議会の一般質問で、進藤晴子議員が質問し、町長 渡辺俊一、福祉課長 保多紀江が答弁しました。

質問者
進藤晴子 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、福祉課長 保多紀江

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 3番 進藤晴子

議長のお許しをいただきましたので、一般質問通告書に従い、質問をさせていただきます。質問事項。安心して、適切な介護サービスを受けられるために。ケアマネジャーに対する行政のかかわり方について。2000年、介護保険制度創設に伴って誕生した介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護保険制度の中核となる保険者(市町村)や事業者、主治医などとの連絡調整を行い、利用者の生活の質(QOL)を維持し支えるためになくてはならない存在です。公平、公正に適切な介護サービスを受けるためには、提供する側と受ける側の信頼関係が不可欠と思われますが、地域住民の信頼を失墜させるような問題が起こりました。名寄市社会福祉協議会運営の居宅介護支援事業所が介護報酬2,600万円を不正受給していた問題です。行政がわかっていながら適切な対応をとらなかったことはあり得ないことです。しかし、それ以上に市民にとって、その期間に適切なサービスが受けられていなかったことは重大な問題です。我が足寄町は大丈夫だろうか。公平・公正、適切な介護サービスを受けられるのだろうかと、町民は不安に思っています。新聞によると、名寄市の年間4,000万円の補助金を出している市社会福祉協議会への身内意識による対応の甘さも指摘されています。足寄町も年間5,000万円を社会福祉協議会に補助しています。町民が不利益をこうむらないために、行政(地域包括支援センター)はケアマネジャーの仕事へどのようなかかわりをしているのか。介護保険サービスを提供するに当たっての足寄町の現状と課題も含めてお伺いいたします。

答弁 町長 渡辺俊一

進藤議員のケアマネジャーに対する行政のかかわりについての一般質問にお答えいたします。介護保険サービスを提供するに当たっての本町の現状と課題といたしましては、行政面積が広大であることや全国的な介護人材不足の深刻化により、希望されたサービスを満度に提供することができない場合が生じてくると想定されます。また、本町の高齢化率は平成26年4月では36%でしたが、令和元年11月現在で39.4%と上昇しており、少子高齢化、核家族化の進展に伴って、高齢者の生活を支えるために介護保険サービスだけでは対応できない部分もふえてくると考えており、介護保険制度によらない生活支援サービスや住民同士の助け合いの体制づくりも必要となっております。このような中で、個々の高齢者の有する能力に応じ自立した生活を営むことができるよう、介護保険制度に基づくサービスと介護保険制度によらないサービスを組み合わせながら支援計画を立てるケアマネジャーの業務は非常に重要であると考えております。また、ケアマネジャーに対する地域包括支援センターのかかわりについてですが、地域包括支援センターは介護保険法の規定により設置しており、その業務の一つとして包括的・継続的ケアマネジメント支援が位置づけられ、高齢者が住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、個々の高齢者の状況や変化に応じた包括的・継続的支援が図られるように地域の基盤を整えるとともに、個々のケアマネジャーのサポートを行うこととなっております。足寄町におきましては、ケアマネジャーから相談のあったケースについて、必要時一緒に対応を行ったり、ケアマネジメントの資質向上等を目的に町内のケアマネジャーを対象とした地域ケア会議ケア個別部会を開催して、個別ケースの検討や学習・情報交換を行っているほか、ケアプラン研修会を開催するなど、ケアマネジャーへの支援を実施しているところであります。また、介護・医療関係者による医療介護連携研修会を開催し、町内事業所間の顔の見える関係づくりを行い、円滑な介護支援ができる環境整備にも取り組んでおります。今後におきましても、高齢者の生活を支えるために、ケアマネジャーに対する学習会の開催等を通じ、適切なサービス提供に向けた情報の提供や支援を行うとともに、必要な人材の確保・育成を行ってまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、進藤議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 進藤晴子

総論的なことは簡単にわかりました。ありがとうございます。今町長のおっしゃられたことは、足寄町の高齢者のこの冊子に第7期の計画ありますが、これは前から読んでおりましたが、ここに書かれてあることがほとんどではなかったかと私は思います。もう少し具体的なことをお伺いしたいと思います。まず1つ目、足寄町のケアマネジャーの現状として、ケアマネジャーというと、私たち医療従事者とか、あと自分の親が介護されているとか、そういう方であれば、あっ、どういう仕事をしているのかなとか、どういう人がやっているかなとわかるのですが、そういう方でないと余りよくわからない。介護福祉士さんのことはわかってますが、ケアマネジャー余り知られてないというところがあるのではないかと思います。そこでお伺いします。ケアマネジャーの仕事内容を具体的に、特別養護老人ホームなどの施設と在宅に分けて説明をお願いします。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。ただいまの進藤議員の質問にお答えいたします。施設につきましては、施設に入所された方の状況を確認して、その方に対するサービスとか医療関係の、そういう日々の生活の支援についての計画を立てて、それを家族様と確認をして、どのようなサービスを提供するかというようなことを決めております。施設の職員の介護をする方とかについての中での、何というのでしょうかね、サービスの提供方法についても内部での会議等を行って、適切な介護をするような仕事をされていると思います。次に在宅のケアマネさんにつきましては、サービスが必要とされる方と契約を行いまして、その後その方に必要なサービス、また希望されるサービスを確認をしまして、各事業者とサービス提供についての調整を行うという役割を持っております。どちらも町民の方の自立支援を目的として業務を行っていると思っております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

今の在宅と、あと施設のケアマネの大体の仕事の内容の違いについてはわかりました。ケアマネの今回の名寄の問題ですけれども、最終的にはケアマネさんが施設には1人、本当は100人施設のケアマネだと100人に1人、在宅であると35人が目いっぱい、マックス受け持てる利用者さんの数だというふうに伺っています。そこの利用者さんのこと、面接を行って、そういう情報を仕入れてきて、ケアプランを作成すると。利用者さんに個々のケアプランを作成する。そしてそのケアプランも月に1回は面接をしに伺って、そしてまたプランを評価し、また必要であれば検討し直していく、ケアプランの変更をしていくというのが大体のケアマネの規定業務だと聞いてます。それがやっていなかったというところがちょっと問題だというふうに思っていますが、私たちが不思議に思うのは、それを一人でやっているのかどうかというところなのですね。施設はそういう情報とりに行くのに外に出る必要はないので、それはわかりますが、在宅においてはどうでしょうか。一人でケアプランを作成されてますか、足寄の場合は。お願いします。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。在宅におけるケアマネさんの業務ですけれども、各事業所において、複数人ケアマネさんを置いている居宅介護支援事業所もございますけれども、利用者さんと契約をするのは1人のケアマネさんと契約をするので、基本その、何でしょうかね、その利用者さんに対する支援というのは1対1というか、でやっております。ただ、もし何かありましたら、ほかのケアマネさんが後方支援をされるということはあると思います。以上です。

質問 3番 進藤晴子

ケアマネの後方支援は、結局ケアマネが手を挙げないとできないということでしょうか。そこがちょっと問題の一つかなと私は思っています。で、今の現状はわかりました。もう一つ、ちょっと問題に思っているのは、足寄町で今現在就業されているケアマネさんは、多分ケアマネの免許を取るのに2018年ぐらいから少し小さくなって、医療従事者や福祉関係、そういうものを5年以上従事した方でないとケアマネが取れないというふうに変わりまして、それでケアマネ自体も少し受験者数がかなり減ったと、全国的に、と聞いてます。足寄町で働いている、今現在のケアマネのもともとの職業の内訳はわかりますでしょうか。お願いします。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。ただいま、ちょっと人数のほうはわからないのですけれども、もともとのあれですね、資格としては介護員の方と、それと栄養士、それと看護師、社会福祉士、保健師、歯科衛生士などと押さえております。

質問 3番 進藤晴子

はい、わかりました。そういうさまざまな職種、介護、看護師、保健師、社会福祉士さんは日ごろそういう方たちと接しておりますのであれですが、栄養士さん、あと歯科衛生士さんというのがもともとの御職業である場合の、ケアマネになったときの仕事に及ぼす影響というのはあるでしょうか。言いたいことは、能力の差ではなくて、いろいろな職業があることについて、やっぱり利用者さんも得る面もいっぱいあるでしょうが、そういう逆に悪い面で、能力のそういう違いに対して、支援が十分に行き届いてないというところはありますでしょうか。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。もともとの職業、資格によって、持っていらっしゃる専門的な知識というのは、それぞれやっぱりさまざま違うと思いますが、介護支援専門員を受験するに当たりまして、基礎知識というのは勉強されて受験されて、資格を得られていると思いますので、基本的なところは皆様お持ちだと思っております。ただ、そこから支援をするに当たって、もちろん長所という部分は生かされてくるかと思いますが、足りない部分につきましては、それぞれその後資格を得て支援をする中でも勉強されていらっしゃると思っております。

質問 3番 進藤晴子

はい、わかりました。では、今の個々の能力の違いに関しては、自分で勉強しながら、あとは周りのいろいろな勉強会に参加しながら得ていって、足していくということでよろしいですかね。それでは、その能力の違いではなくて、まずケアマネの最近の、最近ではないですね、これからのことで国が国家資格でないこととか、あとAIも導入してケアプランを作成していこうとか、さまざまなことが情報として流れてきているのですが、そういうことで、苦労してせっかく取得したケアマネのこの資格ですが、給与相場というのはどうでしょうか。そういう介護職員と変わらず、新たにつくられた主任ケアマネジャーという上位資格というのもあるらしいのですが、そういう人たちでも待遇もほとんど保障されていないというふうにも聞いています。足寄町では、足寄町で働いているケアマネさんの待遇、給与相場というのはどうでしょうか。その辺をちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。各事業所で正職員として働いている方なのですけれども、そちらのほうの給料がどれぐらいかというのは、ちょっとこちらのほうでは押さえておりませんけれども、そこの事業所の適切な給料を設定されているというふうに捉えております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

個々の事業所で決まった待遇ということで、それぞれの不満とか不平とか言っているという、そういうようなことは聞いてないということでよろしいでしょうか。はい、わかりました。そしてもう一つ、業務量としてはどうなのだろうか。施設によっても受け持っている利用者さんも違えば、個々の居宅のほうでやっているケアマネさん自体もどのぐらいの量を、量というか、利用者さんを持っているのかというのも気になるところなので、そこもひとつお願いします。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。各施設につきましては、各配置基準に基づいて配置しておりますので、そこの定員ですとか、何人に対して何人というようなことで、適切な法に定められた人数の対応をしていると捉えております。また、居宅介護支援の在宅の部分のケアマネさんにつきましては、1人につきまして大体20数件から30件台を1人で担当されているというふうに押さえております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

はい、わかりました。ケアマネのモチベーションが保たれればいいなと。たとえ給料がさほどよくなくても、時間が長くかかっても、自分の時間が持てなくても、やりがいのある仕事であれば、医療従事者はやっぱりやっていけると私は思っています。モチベーションが保たれるように、やっぱり周りがフォローしていくべきかなというふうには思います。次の質問に入ります。次はサービスの質の評価なのですが、先ほど町長の答弁でもおっしゃってられましたが、違いますね、済みません。通常3年から5年ごとに、このサービスの質の低下、質の評価ということで検査、都道府県または市町村に立ち入り検査が行われるということを聞いています。足寄町も十勝総合振興局が3年に1回回ってきていると、私は聞いておりますが、この十勝総合振興局の検査、実地指導は一体どのような内容なのかを教えてください。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。北海道の十勝総合振興局から来る検査というのは、各指定権者がその事業所を確認することになっておりまして、北海道からは特別養護老人ホームなどの指定しているところに来て確認をしているのですけれども、まず人員配置基準ですとか、施設基準、それとケアプランの確認、それとそれに対してどのような介護報酬をきちんと請求しているかというようなことの確認の文書調査というふうに捉えております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

はい、わかりました。請求までちゃんときちんと請求されているところまでも、ケアプランも全て確認されていくということですね。わかりました。ただ、それは特養、うちに限っては特養だけということですね。はい、ありがとうございます。では、そのサービスの質の評価ということで、十勝総合振興局がやっていることと、あと足寄町としてそういう質の評価というのは、調べたところでは地域包括支援センター運営協議会というのを開かれているというふうに聞いておりますが、その中で評価というのはしているのでしょうか。もししていれば、集まる、運営協議会に集まる委員と、あとその協議する内容をちょっとお聞かせをお願いします。

答弁 福祉課長 保多紀江(福祉課長は2023年6月まで)

福祉課長です。ただいまの御質問にお答えいたします。まず足寄町におけるサービスの質の評価という部分なのですけれども、足寄町では質の評価という部分はしておりませんで、評価という評価は、基準を決めての評価はしておりません。ただ、何年かに1回、各事業所に実地調査に行って、そこで内容を確認したり、どのように利用者さんにサービスを提供しているかというような部分を、担当者が1日一緒に過ごして、どのような状況になっているか。例えば排泄などで利用者さんにきちんと心遣いがされているかというような、そのようなことの確認を、細かいことの確認をさせていただいております。次に、地域包括支援センターの運営協議会についてですけれども、運営協議会につきましては、町内の医療、福祉等と、あと学識経験者、あと町内からの公募の委員さんを募りまして、その方に集まっていただきまして、地域包括支援センターで行っている事業の報告、それと今後の事業内容について報告をさせていただきながら、地域の抱えている課題などについて報告をさせていただいたり、意見をもらったりしている協議会の内容となっております。以上です。

質問 3番 進藤晴子

では、ケアマネジャーのケアプラン等の評価をする場所ではないということでよろしいですね。はい、わかりました。この第7期の計画の中に、今福祉課長がおっしゃられた計画について、ケアプランの点検、それは数年に一度やっているというふうに書いてありました。そして、それは課題としては毎年やっていきたいというようなことも書いておりました。今は数年に1回ということでよろしいですね。はい。3年ごとに法改正が、この介護に関しては急ピッチで進んでいってます。どこかの本でうまいことを言うなと思ったのは、ゴールをそれぞれ動かしていって、どこにあるかゴールが、ゴールを動かしていっているところに蹴ると、シュートをするというような介護ということで、大変難しいというふうに、特に地域で難しい中にあるというふうには聞いています。そんな中で、行政のほうも3年に1回どんどん変わっていく中で、それをまた変えながらやっていくというのは大変難しいとは思いますが、私たち町民もそんな中で介護保険の動向には注視していく必要を感じています。2018年の、先ほども言いましたが、ケアマネジャー受験者数も以前の半分になりまして、ケアマネの、ケアマネジャーのケアマネ離れは今後も進んでいくと思います。ただ、現行制度ではAIを投入するとか、そういうような話もありますが、このケアマネジャーなくしては運用できない仕組みになっていますし、やはり人の手を介さないと難しい個々の問題があると思います。介護職やケアマネの現状の人材の不足による制度破綻も危惧されます。ケアプランの点検はケアマネジメントの適正化を図るとともに、ケアマネのストレスも軽減することにも、私はつながるのではないかと思います。私、自分がもしケアマネジャーであったら、一人で見て一人でプランを立て一人で評価して、そして介護報酬のほうにお金のほうを申請していくというのは、かなりつらい仕事ではないかというふうに思っています。今回の名寄市のような問題が起きないように、もう少し行政がケアマネジャーのサポート、そしてぜひ数年に1回点検するいったところを、半年もしくは1年にチェックをしていただいて、もう少しケアマネのストレスを軽減していっていただけたらなと思います。ぜひ検討してください。そして、利用者を援助する全ての家庭におきまして、サービスを提供する側が利用者本位の姿勢を徹底し、町民が安心して介護サービスが受けられる、そういう足寄町になることを要望します。そして、ここにもありましたが、「幾つになっても一人になっても、安心して暮らせる愛のまち」を目指していただきたいと思います。以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:足寄町議会 平成31年第4回定例会 2019年12月15日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる