足寄町議会 平成31年第4回定例会 2019年12月15日
学校図書館へ司書の配置を
2019年12月15日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「学校図書館へ司書の配置を」について質問し、教育委員会教育長 藤代和昭が答弁しました。
- 質問者
- 田利正文 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 藤代和昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 田利正文
2点目に入りたいと思います。学校図書館への司書の配置をということですけれども、学校図書館法では、学校図書館が学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であることに鑑み、その健全な発達を図り、もって学校教育を充実することを目的とすると記しています。①足寄町には、小学校4校と中学校1校がありますが、学校図書館の役割と位置づけをどのように認識していますか。②小中学校図書館の整備率について、基準と達成率はどのようになっているでしょうか。また、年間の貸し出し冊数と、児童1人当たりの平均貸し出し冊数をお聞かせください。わかれば、今年度分も含めてということです。3つ目、学校図書館の司書配置が、平成27年4月1日施行の学校図書館法一部改正で努力義務となりました。学校図書館は、足寄の未来を担う子供たちの教育と成長にとって重要な役割を果たしています。足寄町においても、司書の配置に踏み出すべきと考えていますがいかがでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
ただいま議長のお許しをいただきましたので、教育委員会から田利議員の学校図書館へ司書の配置を、についての一般質問にお答えいたします。1点目の学校図書館の役割と位置づけについてですが、学校図書館は学校図書館法において設置義務が課せられ、図書、視覚聴覚教育の資料、その他の学校教育に必要な資料を収集し、整理し及び保存し、これを児童または生徒及び教員の利用に供することによって、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童または生徒の健全な教養を育成することを目的としています。役割については、主に読書センター、学習センター、情報センターとしての役割があります。この役割を達成するために、計画的な蔵書の充実に努め、足寄町図書館と連携した定期的な巡回配本活動や読み聞かせ活動、読書感想文コンクール等の読書活動や本棚等の備品を購入し、環境整備を図っているところです。2点目の図書の整備率の基準と達成率について、また年間の貸し出し冊数と1人当たりの平均貸し出し冊数についてですが、学級数に応じた学校図書館図書標準という指針があり、令和元年10月末現在における各学校の充足率は、足寄小学校106.8%、大誉地小学校78.5%、芽登小学校82.1%、螺湾小学校117.5%、足寄中学校96.4%となっています。年間の貸し出し冊数と1人当たりの平均貸し出し冊数ですが、足寄小学校1,495冊で5.9冊、大誉地小学校914冊で65.3冊、芽登小学校655冊で27.3冊、螺湾小学校233冊で19.4冊、足寄中学校711冊で4冊となっています。3点目の学校司書の配置についてですが、司書教諭、図書館司書の資格を有する教員を中心に計画的な図書の購入、読書活動の推進、配架やレイアウトの工夫等を通し学校図書館の充実に努めています。また、足寄町図書館に配置している図書館司書と連携し、配本や読書活動、読書活動推進計画等の事業を推進してまいりますので、学校司書の配置は考えておりませんので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 5番 田利正文
今回答いただきましたけれども、資料いただいてびっくりしたのは、僻地校、大誉地、螺湾などで1人の貸し出し冊数が多いときで145.8冊、それが25年度ですね。26年度になると154.5冊だとか、142.3冊だとかという、すごい多いのですよね。すごくこれ見てびっくりしまた。それからもう一つは、金額ですよね。令和元年度で大誉地小学校で21万8,000円の予算が組まれてますし、芽登小学校で23万1,000円か、螺湾小学校では21万5,000円、結構大きい額だなというふうに思うのですね。ただし、どこの自治体のやつも見ても、この子ども白書にそれも一緒に載っているのですよ。見るとやっぱりどこ行っても、中学校になるとがくっと貸し出し冊数が落ちるのですね。これは部活が始まるからという状況があるからでしょうか。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
質問にお答えします。端的に言って、やっぱり中学校の場合は部活動に時間がとられるというのは、それが最大の原因かと思っております。特にその傾向というのは大きな学級、多級校ほどそういう傾向が見られますね。以上です。
質問 5番 田利正文
その点では、素人の私と同じ見方でいいのだなというふうに理解しました。学校図書館の一部を改正する法律の公布ですか、それの留意事項の3のところに、11学級以下のところの学校については当分の間司書を置かなくてもいいと、ただし努力せよと書いてあるのですね。そして、4番目のところに、例えばですけれども、司書教諭が学級担任等を兼務している現状に鑑み、司書教諭がその職責を十分果たせるよう、担任授業時間数の軽減などの校務分掌上の工夫を図ることというふうにうたっていますけれども、今の学校の現場でこういうことができるのか、できないのかというのもちょっとお聞きしたいのですけれども。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
お答えします。ちょっとその前に、質問のお答えの前に、学校司書の配置の背景なのですけれども、これは平成5年からずっと学校図書館法の改正であるのですけれども、とりわけ平成13年に子供の読書活動の推進に関する法というのがありますね。それが制定されたのですよね。それに伴って、いわゆる学校の学習の内容を基準とする全国的な学習指導要領というのの中に、学びの質が言語活動だとか、あるいは探求的な学び、こういうのが非常に求められるようになったのですよ。どちらかというと、今まで知識・技能の習得型から課題解決型へ、こういう学校でいうチェンジではなくてシフトというのですかね。そういうことでやはり調べものをしなければならないということが多いものですから、情報をとるために、学校図書館の役割が一層重要視され、それに伴って平成26年にさらにこの学校図書館法が改正されて、そして学校司書というのがいわゆる努力義務されたのですね。ところがこれまたややこしいのは、学校には司書教諭というのがいるのですよ、司書教諭というのが。これは学校の先生で図書館司書の免許を取ってくるのですね。結構な人数いるのです。これは学級数が12学級以上には必置なのですよ。したがってこの12学級というのは特別支援の学級もカウントしますから、足寄小学校が対象になっている。したがって、足寄小学校には司書教諭はいるのですね。その他の学校にも司書教諭は必置にはなってませんけれども、図書館司書を持っている教諭の、司書を有している教諭の先生いるのですよ。いるのですよね。したがって、そういう先生は学校司書は担当はできるのですよね。現実にはそういう学校において、司書教諭がいれば司書教諭が中心となって、いない学校については、足寄中学校あたりなどそうなのですけれども、図書館司書の免許を持っている先生が中心となって、それぞれの学校の図書館の充実を図っていると、そういうことなのですね。ただ、大きい学校あたりなどは司書教諭がいますけれども、特に中学校などそうですけれども、その先生教科もありますし、それから校務分掌もありますし、さらには部活動指導等々もありますから結構忙しくてなかなか司書教諭として、その仕事に、ある種の専念化というか特化するというとなかなか難しいのですよね。そこで、特別な免許、制度的な免許は要らないのですけれども、学校司書という存在が、国の段階としても何とか学校司書という専門にやれる人を学校図書館の運営や利用について、ある種専門にできる人を積極的に配置しようということで、国の段階でもある種財源措置なども平均的にしているのですけれどもね。そういう状況下にある。ただ本町の場合については、学校司書の配置なのですけれども、先ほど答弁もいたしましたように、こういう本町の実態を踏まえた場合については、私はまだ配置については緊要な課題だなというふうには捉えてせん。ただ、今後学校図書館と、それから町の、学校は図書室とも言うのですけれども、学校の図書室と町の図書館での連携でオンライン化を図るのも視野に入れているのですよ。そういう状況変化を踏まえて、そういう状況変化を踏まえて、そして学校図書館のさらなる充実に向けた環境整備の一環としてね、一環として学校への学校司書についても検討課題としていきたいなと、そんなふうに考えてますので、ちょっと質問と外れた部分もあって長くなって申しわけありませんけれども、御理解のほどをよろしくお願いいたします。
質問 5番 田利正文
今教育長の言うの、わかります。調べてみてびっくりしたのですけれども、図書館の司書の資格取るのにすごいのですね。必修科目が11科目、22単位。読んだら、図書館学習概論だとか、図書館概論だとか、そういう難しいのがだっと並んでいるのですよ。ただし、学校司書については資格は要らないというふうになっているのですね。もう一つ、ダブるかもしれませんけれども、今足寄町に司書教諭の資格を持っておられる方がいらっしゃると聞きましたので、その方が例えば4つの小学校と中学校をかけ持ちで、図書館の司書と打ち合わせをしながらでも、足寄町の全体のやつを見るというようなことにはできるのか、できないのか、ちょっとお聞きしたいのですが。必要がないと、今教育長は言われたのですが、例えばの話です。やるとすればできるのか、できないのかということなのですけれども。つまり先ほど言ったみたいに、司書教諭という資格を持っていても担任を持ってたり何だりして、いろいろ忙しいわけですよね。それを多少削ってでもそんなことができるのかということをお聞きしたいのですけれども。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
お答えいたします。それは可能だと思います。今ちょうど学校も、これは社会の関心事になっているからあれなのですけれども、働き方改革がすごく求められていますし、変形労働時間だとかいろいろなことで言われてますけれども、やっぱり実をとるという観点でいった場合には、本当学校についてもそういうふうにしてもらえるのはやっぱり非常に学校のニーズにも合うのかなと。が、一方では例えば学校にある子供たちとかかわるような、例えば今の図書館についてもやっぱり子供の自主的、主体的な活動の場として委員会活動ってありますよね。昔からの図書委員会だとか何とかとある。そういう場面を先生方からそぐというのは、やっぱり教育ですから、子供たちに指導と管理というのは、これ表裏一体の関係にあるのですけれども、そういう部分もありますから、何でもかんでも子供にかかわるような部分を、学校側の教職員にいろいろな意味で全面的に丸投げするというのは、これはやっぱりその辺はある種峻別しなければならない部分かなと、そんなふうに思ってます。質問については可能でございます。
質問 5番 田利正文
時間ですから、最後にしますが。教育長が大きな情熱を持って足寄の教育に当たっていられるというふうに感じておりますので、2つだけお聞きして終わりにしたいと思います。一つは今の問題ですね。ある程度答えられてますし、ダブるかもしれませんけれども、改めて実現は可能だと言ってましたので、そういうふうにしたほうがいいのではないかと私は思っているのですけれども、その辺についてちょっと回答いただきたいのが一つです。もう一つは、以前の一般質問のときに私こんなことを言ったのですけれども、「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠、あるいは誠実を胸に刻むこと」という有名なうたがあると話、私しました。そうしたら、教育長、それはわかっているという話しされましたけれども、今の学校教育の現場で教師の皆さんが子供たちに、あなたの未来についてはこんなすばらしい社会が用意されているのだよというふうに希望を語ることができているのだろうと。あるいはやっているのだろうということが一つです。それから子供たちに学ぶこと、あるいは本を読むことは、真実を見抜く力をつけることなのだよということが教えられているのだろうかというようなことを、素朴な疑問として持っているのですけれども、そんなことも教育のプロである教育長のほうから御答弁をいただいて、終わりにしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 教育委員会教育長 藤代和昭(教育委員会教育長は2022年9月まで)
お答えいたします。御質問大別すると3つあったかと思うのですが、1点目につきましては、先ほどもちょっと私のほうから言いましたように、状況変化をつかまえて、やっぱり子供の側に立って、学校ニーズなども踏まえて、一斉になるかどうかは別としまして、検討していきたいなと、そういうふうに思っています。2点目、有名な詩人アラゴンの言葉なのですけれども、これはある種の教育の携わる者についての不易な部分を、要点をついているなというふうに捉えているのですけれども。私、これは個人的なあれなのですけれども、やっぱり今の子供たち、昔の子供に比べて非常に憧れを抱かないというか、抱けなくなっているなと、そのことを非常に、校長やっていたときあたりなども現場にいて非常に憂いていました。これはやっぱり子供だけの問題ではなくて、やっぱりある種教育というのは一番弱い部分ですから、この社会のひずみの部分を陰に陽に影響を受けますから、そういうものなどもあるのかなと。したがって、社会課題として少子高齢化などというのも大きくクローズアップされていますけれども、そういうときだからこそ学ぶことによって、知ることによって子供が未来に向けて、夢や希望、さらには憧れを持たせるということは、これは必要なのだなと。そのためにはやっぱりそれを下支えする一番の教育環境である教師が元気でなければならない。そんなふうに思っています。それから3点目の、やはり知らないことを知るだとか、特に読書を通して言葉を知ったり感性を磨いたり、あるいは私は読書は一番すごいなと思うのはやっぱり創造性だとか、そういう共感性が育まれる。こんなことしたら父さんが泣く、母さんが泣くのでないかな、こんなことをしたらきっとこうなるだろうと、そういう共感性や創造性というのはやっぱり私はこの読書を通して非常に養われるなと思っています。そういう意味で、学校の図書館というのはある種学習の場であり、それから読書の場であり、そして調べの場であるのですけれども、学校に教育の中にはどうしてもなくてはならない、そういう空間、場だなというふうに思ってますし、これからも学校図書館、とりわけ読書活動の充実について、学校と連携を図りながら教育委員会としても環境整備に努めていきたいと、そんなふうに考えていますので、御理解をよろしくお願いをいたします。