足寄町議会 平成31年第3回定例会 2019年9月11日
足寄町のごみの減量・再資源化について
2019年9月11日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「足寄町のごみの減量・再資源化について」質問し、町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏が答弁しました。
- 質問者
- 田利正文 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 田利正文
2点目ですけれども、足寄町のごみの減量・再資源化についてです。今世界は深刻な地球温暖化の進行、地球規模でのプラスチックの汚染拡大という危機的な状況に直面し、これらの問題解決のための国際的な取り組みの強化が求められ、さまざまな動きが出始めています。足寄町も無関係ではありませんし、他人事でもありません。まず足元の状況から伺いをしたいと思います。1点目、ことし4月から帯広のクリリンセンターに搬出してる燃やすごみ、燃やさないごみの月別と8月までの総合計量について伺います。2つ目、十勝圏複合事務組合の新中間処理施設の整備検討について、11月の組合議会で方向性が出されると聞いていますが、焼却のための施設整備では環境性の問題、地球温暖化対策問題にも逆行するものだと考えています。焼却するごみが少なければ少ないほど二酸化炭素の排出量は減ります。生ごみは焼却せず堆肥化すれば負担金も減り、一石二鳥になると思います。足寄町として焼却ごみを減らす施策について考えていないか伺います。
答弁 町長 渡辺俊一
次に、田利議員の「足寄町のごみ減量・再資源化について」の一般質問にお答えをいたします。ごみの搬出量についてですが、4月は燃やすごみ6万2,900キログラム、燃やさないごみ1万60キログラム、合計で7万2,960キログラムでありました。5月は燃やすごみ9万5,890キログラム、燃やさないごみ1万3,520キログラム、合計10万9,410キログラムでありました。6月は燃やすごみ8万7,660キログラム、燃やさないごみ9,830キログラム、合計9万7,490キログラムでありました。7月は燃やすごみ10万4,040キログラム、燃やさないごみ1万4,530キログラム、合計11万8,570キログラムとなっております。8月は燃やすごみは10万5,400キログラム、燃やさないごみ1万1,570キログラム、合計で11万6,970キログラムとなっております。5カ月間の合計は燃やすごみ45万5,890キログラム、燃やさないごみ5万9,510キログラムで、合計51万5,400キログラムとなっております。2点目の十勝圏複合事務組合の新中間処理施設についてですが、帯広市のみならず周辺町村のごみを受け入れている現状から最終処分場の確保を考慮して焼却処理となり、11月に予定されている十勝圏複合事務組合の議会において焼却施設の処理方式、整備場所等が明らかになろうかと思います。ごみの処理については、広域で処理して施設を集約することで、建設費、維持費、運営費等を縮減することが可能となります。ごみを焼却すると二酸化炭素が排出されますが、新中間処理施設では幾つかの処理方式の中で、建設費、維持管理費が低廉で熱効率がよく、二酸化炭素の排出量の抑制に最もすぐれた燃焼方式を選定し、燃焼する際の廃熱を利用して発電を行い、エネルギーの有効利用を図る予定とお聞きしております。次に、本町において生ごみを堆肥化した場合を検討しますと、銀河クリーンセンターにある堆肥化設備を再稼働することになりますが、生ごみを堆肥化するためには、ボイラーで加温し発酵を促進させるための燃料費、設備を稼働させる電気料、施設管理に係る委託料など負担増になると見込まれます。また銀河クリーンセンターの設備も老朽化しており、これらの更新あるいは維持費用が発生することが見込まれます。こうしたことを踏まえますと、本町の生ごみを含め、燃えるごみについては十勝圏複合事務組合の新中間処理施設で焼却処理することが最善の選択と考えており、ごみ減量化の取り組みとして、町民一人一人が資源環境型社会の実現に理解を深めていただくために、広報あしょろ等を通して啓発に努め、リサイクルを推進するとともに生ごみ処理容器、電動生ごみ処理器の普及を図ります。自分の住む町のごみの減量化が、地域環境の保全につながっていることを町民の皆さん一人一人に自覚していただくため、町としても今後も環境行政の推進に努めていきたいと考えております。以上、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
質問 5番 田利正文
今の4月からクリリンセンターに運んだわずか4カ月だけの話ですから、本当は1年間やって前年度と比較してどのぐらいの量があるのか、どのくらいの経費かかっているのかと比較したいところなのですけれども、それできませんから、そこは飛ばしますけれども。クリリンセンターに出している燃やすごみのうち、生ごみというのはどのぐらいあるかというのはわかりますでしょうか。生ごみの量というか、キログラムというか、パーセントというか。
答弁 町長 渡辺俊一
燃やすごみのうち、その中に入っている生ごみ、どのぐらいの量があるのかということの御質問でございますけれども、今は全部一緒に袋に入れてごみステーションに持っていくという形になっておりますので、その燃やすごみのうちから、そのうちの生ごみ分はどのぐらいの量になるのかというのは把握できないという状況でございますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 田利正文
それはわかりました。平成30年度の銀河クリーンセンターへ生ごみと埋め立てごみ入れてましたよね。そのときの総重量、私の間違いでなければ68万9,280キログラムで、そのうちの約4割が生ごみだというふうに思いますが、こういう認識で間違いはないでしょうか。
答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)
平成30年度の生ごみの量でございますけれども、計画収集分と直接搬入分と合計いたしますと、43万、済みません、435トンという統計になってございます。生ごみだけですけれども。一般家庭から収集したごみと商店とかお店屋さんから出る生ごみがあるのですけれども、これ直接搬入分と呼んでますけれども、その合計分が435トンでございます。以上です。
質問 5番 田利正文
なぜ生ごみを聞いたかということなのですけれども、クリリンセンターで全十勝かどうかわかりませんが、多くの自治体が焼却ごみに回してしまってますよね、生ごみを。生ごみ燃やすときは、燃やすときはというか、生ごみは水分が多くて、燃やすのにただ燃えないのだそうですね。それでさらに化石燃料を使っているのだと思うのですけれども、それを追加して燃やしているというふうに言ってます。だからどのぐらいの費用かかっているとかまで私は聞きませんでしたし、調べもしませんでしたけれども、かなりな額だというふうに思います。本来で言えば、生ごみは、町内で出た生ごみは町内で処理をして、町外に出さないのが一番いいのだと思うのですよ。全十勝の自治体がクリリンセンターに全部持ち込むうち、生ごみが全部なくなったとしたら、すごい経費が浮くのだと思うのですよね。それから、これから新しくつくろうとしている新中間施設、新クリリンセンターというのでしょうかね、わかりませんけれども。それらの償却期間もずっと延びるのではないかと思うのですよ。そういう点があって、あえてその生ごみのことについて聞いたのです。それで、ここでちょっと紹介しておきたいのがあるのですけれども、足寄町で出たごみを43万5,000キログラムと言いましたっけ。それをほかのごみを含めてまとめて行くからあれなのでしょうけれども、クリリンセンターまで約片道75キロぐらいありますよね。だから往復にしたら約150キロぐらい毎回燃料をたいてそこまで運ばなくてはだめだという経費かかっていると思うのです。それは当たり前といったら当たり前のことなのですけれども。それをしなくてもいいふうにする必要があるのではないかという思いがあるのですよ。私にはですよ。それで、例えば5月21日に欧州連合EUは使い捨てのプラスチックの食器だとか、発泡スチロールの容器を禁止する新規制、制度を承認して、規制が成立したのですね。深刻化する温暖化と廃プラによる環境汚染をとめるために、3つのR、1つはリデュース、減らす。それからリユース、繰り返し使う。3つ目はリサイクルという3つのRをどう進めるかということで、何か真剣にやっているというふうに今世界ではなっているのですね。ところが今町長の答弁にありましたように、クリリンセンターを新しくして、そこで全十勝の自治体のごみを燃やすことが一番効率的で、二酸化炭素は出るけれども、一番いい方法なのだという答弁でした。それは世界の流れから見ると逆行しているのでないかと、私自身は思っているのです。今さら言っても始まらんというのはありますよ。ありますけれども、そう思っていると。例えば日本がこのまま抜本的な対策をとらずに全国の自治体が広域で、十勝でやるみたいに、何というのだろう、プラ製品なども使い、製造し続ける、それから使い続ける、それから廃棄し続ける、で、燃やし続けるということをやれば世界で孤立することになるのだと、最後は、というふうに思っているのですよね。それで、私がいつもこんな話をすると、おまえがいつもしゃべるとデンマークだのオーストリアだの地球レベルだのという話をして、大風呂敷広げ過ぎると言われそうなのですけれども、今回はぐっと小さい風呂敷でいきたいと思ってます。文教委員会のときに、全く別の件で視察に行った町があるのですね。上勝町といいます。葉っぱ産業で有名なところですよね。そこなのですけれども、どこだったけな。ごみは燃やさないというヨーロッパでは当たり前のことを日本で定着させるためという前置きがあるのですけれども、ごみゼロ宣言を、ごみゼロ宣言と行動宣言を上勝町の町議会で採択しているのですね。しかも16年前ですよ。今の人口は1,575人、高齢化率52%。葉っぱの産業で有名な町で、年間国内外から2,000人が視察に来られるそうです。視察に来られた方に説明する役場の職員の方、あるいはNPO法人の方が、先進国ではないところから来られたところについては、日本のまねは絶対にしないでくださいと説明するのだそうです。なぜか、例えばプラスチックで言えば、どんどん生産し続ける、使い捨てをする、燃やすという日本のまねはしないでくださいと言うのだそうです。なぜかというと、上勝町それに逆らう逆の方向でやってますからね。それで、今から16年まえだと議会で議決するということは、その前、数年前から多分、ここで言えば渡辺町長がいろいろ思い悩んでこんなことを提案しようと考えていると思うのですよ。その当時の町長が笠松さんという町長なのですけれども、こういう言い方をしているのですね。私これ見てびっくりしたのですけれども、町長が書いた本を読んだのですけれどもね。少なくとも現状の日本を初め先進国は持続可能な地球環境を破壊し、人類のみならず他の動植物も犠牲にしているのが現実であると。そのためには真、真実の真、善、善行の善、正しい行いをするの善ですね。それから美、美しい、真、善、美に基づき日本の国はもとより世界平和の発展と持続可能な地球環境をつくり上げる必要があると、1,575人の自治体の町長がこうやって、いう発想で議会で満場一致で議決しているのですよ。その中身がまたすごいのですよ。未来の子供たちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するために、2020年度までに上勝町のごみをゼロにすることを決意し、上勝町ごみゼロ宣言をします。一つ、地球を汚さない人づくりに努めます。二つ、ごみの再利用、再資源化を進め、2020年度までに焼却、埋め立て処分をなくす最善の努力をします。三つ、これがすごいのですけれども、地球環境をよくするために世界中に多くの仲間をつくります。こういう決議を上勝町の議会がやったのですよ。16年前です。だから16年前の足寄、当時私はおりませんけれども、16年前、17年前のときの足寄町の議会、行政の中でこんな発想して議論するべなんて思った人がいるのでしょうかというところなのですよね。そのぐらい、だから発想は進んでいると思うのです。そして実際そのとおりやってきているのです、今ね。ごみの分別数幾らかというと、45区分だそうです。ごみを収集する車はないそうです。住民が全部ごみステーションに、ごみステーションと言わないのかな、あれは。プラスチックのコンテナだっと並べてあるのですけれどもね、そこに全部持っていくと。そこにNPO法人の担当者の方がいて、わからなければ教えてくれるというのですけれども。そこに持っていって全部自分で分別して入れてくるのですよね。生ごみについては、各家庭には1万円で買えるように町が補助をして生ごみ、何というのですか、細かくする機械を買って、それで自前で堆肥化するというふうにしている。それから商業者については、ここで言えば、何というのだろうか、飲食店組合とか何とか組合とかあるところ、そこにそういう少し大きめの機械を出して、それはそこの組合で運営して、そこで先ほど住民課長が言われてました自営業者が出す生ごみをそこで堆肥化していくということを実際にやってきているのですね。そんなことがあるものですから、足寄町でも遅まきながらと言ったら怒られるかもしれませんけれども、こういう発想でやっぱり考える必要があるのでないかと、私思ったのですよ。それから、足寄町だけでなくて全十勝の自治体の人たちが考えなかったらだめでないかと思うのです。それで、最後の質問になるのですけれども、町長、議長が参加している新中間処理施設の議会が2月に行われて、そこで最終的に決まるというふうに聞いているのですね。その新クリリンセンターというのが正しいのかどうかわかりませんけれども、それつくるのに280億円かけるというのですね。だから、私は上勝町の発想でいけばそれなくてもいいのでないかというふうに思ってしまうのですよ。今のクリリンセンターがあるうちに、全自治体が上勝町並みの取り組みをすればの話ですけれどもね。もちろん上勝町でも20年かけてやるといってやってきて今実現しているのですけれども。そういう方向で行くにはまた今のクリリンセンターが20年もつかどうかわかりませんけれどもね。そんな発想があるということが私も知りましたので、しかも小さな自治体で足寄よりも広い、平らなところほとんどありませんから。山のところにこういうちょこっと広いところあって、そういうのが55カ所部落としてあるという町なのですね。そこでこういうことやっている。それからこれは議長、町長にぜひお願いをしたいとことなのですけれども、11月にもあるし2月に行われる議会の中で、いきなりこの話をすれといっても無理でしょうけれども、思いとしてはそこできちんとやっぱりこうあるべきではないかと、そういう方向に行くべきではないかという話をしてほしいなと思いがあります。その辺はどうかと。すごい酷な話を質問しますけれども。
答弁 町長 渡辺俊一
お答えをいたします。基本的にはやっぱり自分の町で出たごみは自分の町で処理するというのは、これやっぱり当たり前のことなのだろうというように思ってますし、基本的な部分ではそれぞれの町で処分しますよということなのだと思うのですが、これやはり一つの町で全てを処分、ごみの処分をするということになると、やはりそれぞれの町で大きな経費がかかるというのが実態だというように思っています。上勝町で四十何種類に仕分けをしたにしても、もちろん売れる資源ごみもあるでしょうけれども、やっぱり最終的に何らかの処分をしなければならない、そういうごみもやっぱり出てくるのだろうというようには思ってます。そういうことを考えていくと、やはり全くのごみゼロというのはやはり理想でありますけれども、なかなか難しいのだろうなというように思ってます。ちょっと詳しいことわからないので、実際に本当にごみゼロになっているのかもしれませんけれども、なかなか理想としては、理想だとは思いますが、なかなか難しいのかなというように思っています。足寄町もやはり17種類ですかね、ぐらいにごみを分けてますけれども、これもまたやっと今皆さんだんだんなれてきてはいますけれども、またことし4月から少し変わって、これまた大変苦労されている方もいらっしゃるのかなというように思っています。そういう意味で、きちんと分けて、それぞれのごみに分けて、それで処分をするというのは本当は理想的だと思いますが、なかなかそうもなっていかないのかなというところであります。生ごみでありますけれども、足寄町においても生ごみを何とか分けて、堆肥化するなりして有効に活用するなり、それからもっと言えば、ちょうど昨年農協のバイオガスセンターもちょうどつくっているような時期もありましたので、そこで生ごみを入れて活用できないかなだとか、いろいろな検討もいたしましたけれども、その中ではやはり生ごみをまた分けて、今燃えるごみの中に一緒ですけれども、また分けて分別をしてもらって収集をする。そういったことを考えていきますと、なかなか手間、それからそれを収集して、それを処分する、処理をする、そういったところにはやはりものすごいお金がやっぱりかかってくるという結果になりました。そういったことから、生ごみを分けて、何とか堆肥化なりバイオガスの燃料だとかにならないかなとか、いろいろな検討をした結果、やはり十勝の中に一緒に、燃えるごみの中に一緒に入れてもらって処理をするというのが、やっぱり足寄町としては一番最善の方法なのかなという結論に達したところであります。そういった意味から、足寄町がその中から、十勝の複合事務組合でやっていくごみの処理のほうから抜けて、独自でやるというのはやはり困難であると言わざるを得ないのかなと思っておりますので、そういう結果として今の形になっているということを御理解いだたければというように思っております。以上でございます。
質問 5番 田利正文
済みません、一つだけ聞き忘れたのですけれども、今町長が答弁で言ってましたけれども、芽登のバイオマス発電所に生ごみを処理したいという話、前にしてました。それは結論としてはもうだめになったのですか。だめになったのですか。わかりました。今町長そうやって言ってましたけれども、何というのだろう。足寄よりも小さな自治体が16年前に決議したけれども、実際には20年ぐらい前から動いているのだと思うのですよね。そういう発想はやっぱり僕らというか、十勝の自治体のそれぞれ責任ある部署の人たちが学ぶ必要あるのでないかいう思いが私は強いのです。でないと、どこまで行っても最後はよくなりませんよね。町長も答弁で言ってましたけれども、二酸化炭素を排出するのだと言ってるわけですから。それをゼロには、本来はしなければだめなのですけれどもね。そんなことも含めてぜひ議会の中でも、その意見を入れてと私今言いませんけれども、ぜひ検討するようにお願いをしたいというふうに思います。終わります。