厚岸町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月9日
(1)町長の政策方針3点について/(2)町道港町横1の通りの整備について/(3)町内小中学校の猛暑対策について
2025年9月9日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「町長の政策方針3点について」「町道港町横1の通りの整備について」「町内小中学校の猛暑対策について」について質問し、町長 三浦、教育長 滝川、水産農政課長 石崎、観光商工課長 田﨑、保健福祉課長 早川、建設課長 堀部、教委管理課長 諸井が答弁しました。
- 質問者
- 南谷健 議員
- 答弁者
- 町長 三浦、教育長 滝川、水産農政課長 石崎、観光商工課長 田﨑、保健福祉課長 早川、建設課長 堀部、教委管理課長 諸井
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 南谷健
7月23日開催の臨時会において、三浦町長は就任挨拶の中で、重点施策5点を掲げ、意欲的に町政執行に取り組む発言をされました。改めまして、新町長にエールを送らせていただきます。町長は、多くの課題に積極的な取組をされますが、そのうち政策3点についてお尋ねいたします。初めに、漁業振興策について質問いたします。昆布漁業は、令和6年度着業者数が235名、鈎数は407鈎で、生産額は6億9,400万円でした。かつての着業者数より大幅減となり、後継者対策は町の未来を左右する重要課題であります。私は、後継者対策の一環として、後継者やその配偶者の皆さんに、町と漁協が助成し、他の生産地や消費地へ出向き、昆布の生産状況や消流状況の視察研修を実施し、見聞を広め、厚岸産昆布のよさに自信を持ち、昆布の生産活動に意欲を持っていただくべきと考えますが、いかがでしょうか。また、もっと厚岸産昆布の良さを全国にPRし、生産者の誇りを高めていただいてはいかがでしょうか。2点目です。町内在住の外国人は、7月末で男性84人、女性157人、合計241人で、その多くは水産加工場と酪農業の支えとなる重要な労働力であります。彼らは厚岸町で懸命に働いており、本町にとって大切な人材であります。町として、外国人労働者の皆さんのために一歩踏み出すべきと考えます。例えば彼らが一堂に集まり、楽しんでいただけるイベントなどを企画してはいかがでしょうか。3点目です。特別養護老人ホームの移転改築について質問いたします。町長は、就任挨拶で特別養護老人ホームの移転改築の検討と質の高い施設整備を進めると発言されました。移転改築の検討とは、現状、町長はどのように取り組まれるのか、お尋ねいたします。町長の取組の考え方、事業概要、事業費、建設スケジュールについて、具体的に説明をしてください。2項目目です。町道港町横1の通りの整備について質問いたします。直売店前からセブンイレブンまでの道道と、町道港町2条通りの中央の通りです。この道路は幅員が3.5メートルと狭く、道路の傷みがひどく、側溝は波を打ち、蓋は一部破損しており、冬にトラックのタイヤが側溝にはまって積んでいる資材が落下し、難儀しております。町の対応はどのようになっているのか、お尋ねいたします。3項目目です。町内小中学校の猛暑対策について質問いたします。8月25日、町内一斉に夏休みを終え、始業式を行いました。今年の猛暑は特別であります。小中学校の対策は喫緊の課題であります。特に太田地区は格別です。現状はどのような状況にあるのか、お尋ねいたします。また、早期対策を講ずるべきですが、いかがでしょうか。以上、1回目の質問といたします。
答弁 町長 三浦(町長は2026年3月まで)
7番、南谷議員のご質問にお答えいたします。1点目の町長の政策方針3点についてのうち、(1)の漁業の振興策について、昆布漁業における後継者対策と厚岸産昆布のPR活動についてでありますが、町内の漁業者のうち、昆布漁業は最も着業者が多く、その持続的な発展は漁業の振興に欠かせないものと考えております。厚岸漁業協同組合では、新型コロナウイルス感染症の流行などにより中止していた昆布漁業者を含めた漁業者の道外視察研修を、今後、再開する予定のほか、釧路管内の五つの漁協と四つの市町で組織する釧路昆布普及協議会では、昆布の大消費地である関西都市部や札幌市近郊において、昆布取扱商社への訪問や対面販売を含めた視察研修を毎年行っており、各漁協女性部や漁協職員などが参加され、生産活動への意欲向上が図られております。そのほか、釧路昆布普及協議会では管内の学校給食へ昆布の佃煮などを無償提供するなど、地産地消の取組についても積極的に行っており、消費拡大に向けたPR活動を行っているところであります。町としては、厚岸漁業協同組合が行っている昆布漁場改良事業、水産多面的機能発揮対策事業への支援や、漁業近代化資金に係る利子等の補給を引き続き行うとともに、地元独自での視察研修やPR活動についても、厚岸漁業協同組合と連携し、取り進めてまいります。次に、(2)の町内で働く外国人労働者のためにイベントを企画してはどうかについてであります。令和7年9月1日現在、町には14か国、260人の在留外国人が住民登録しており、そのほとんどが外国人技能実習制度の在留資格で入国している方々で、水産加工業や酪農業を中心に受け入れている状況であります。日常生活においては、受け入れている事業者による食事会やスポーツイベント等を独自に開催しているほか、町内で開催されるイベントの参加を促すことにより、桜・牡蠣まつりや夏まつりなど、様々なイベントで見かけることが多くなりました。町としては、受入先の事業者とも連携を図り、まずは町内で開催されるイベントに参加してもらうことが優先と考えております。また、このほか、外国人労働者のために、それらの方々が一堂に会するイベントの開催は、異なる文化・言語の関係から非常に難しいものと捉えておりますが、厚岸町商工会において、各産業団体と連携した中で、外国人労働者向けのイベントを検討しているとのこともあり、町としても協力する考えでおります。次に、(3)の特別養護老人ホームの移転改築についてであります。特別養護老人ホームは、昭和56年に建築した多床室棟の老朽化、現施設が津波浸水区域に位置していることを踏まえ、災害対策の向上と安定的な施設運営を行う必要があるため、施設の移転改築に向けて検討を進め、令和6年度には地域に必要な施設の在り方について、その方向性を検討する基本構想を策定しました。基本構想から整備を進める施設には、老人福祉施設としての機能に加え、災害時に要支援者も地域住民も安全を確保できる機能や、多様な主体との交流・地域活動の活性化につながる場など、平常時と災害時を両立して活用できるような質の高い施設整備を目指すことにしています。具体的に施設を整備するに当たっては、施設規模の検討や建設場所の選定が必要でありますが、現在の短期入所施設88床、デイサービス1日定員35人の施設規模に交流スペースを加えると、検討当初の事業費算出ではおおむね47億円規模としており、防衛省のまちづくり支援事業を活用した建設スケジュールでは、基本計画、基本設計、実施設計を経て、最短で令和12年度に工事着工し、工事に2年を要する計画としています。町としては、必要な施設整備であるため、今後、施設の整備場所を選定し、高齢者人口の減少に応じた施設規模の検討、施設サービスを安定的に提供するための人材確保などの検討を進め、町の将来を見据えた施設整備を進める必要があると考えております。続いて、2点目の町道港町横1の通りの整備について、道路の傷みがひどく、側溝は波を打ち、蓋は一部破損しております。冬にトラックのタイヤが側溝にはまり、資材が落下しました。その町の対応についてであります。道路の維持管理については、日常的な道路パトロールのほか、町民等から道路補修の要望があった場合は、現地を確認した上で、補修等の維持・管理に努めているところであります。ご質問にある町道港町横1の通りの道路損傷による被害の報告は受けておりませんが、現地を確認したところ、蓋の一部が破損していたことを確認したため、早急に補修を行い、適切な維持管理に努めるとともに、今後の対策について検討してまいります。私からは以上であります。3点目のご質問については、教育長から答弁があります。
答弁 教育長 滝川
私からは、3点目の町内小中学校の猛暑対策についてお答えいたします。町内小中学校の猛暑対策の現状と対策についてでありますが、猛暑対策の現状は、厚岸町教育委員会が令和5年8月に策定した厚岸町立小中学校における熱中症対策ガイドラインに基づき、暑さ指数が高くなるときには休み時間に水分補給を指示しているほか、グラウンドや郊外での活動を制限するなど、暑さ指数に応じた学校生活・教育活動における熱中症予防策を講じています。熱中症警戒アラートが発表された7月23日、24日は、各学校においてカーテンでの遮光や大型扇風機、サーキュレーターを使用しながら授業を行ったところであります。また、太田中学校においては、通常使用している教室より室温が低い日陰となる教室を使用するなど、各学校において異なりますが、対策を講じながら授業を実施しております。昨今の夏は高温となる日が多く、令和5年度に町内小中学校への冷房設備の設置を検討し、令和6年6月に各学校へ一時的に涼む場所1室を設けることを目的に、スポットクーラーを設置したところでありますが、今年の夏は特に高温となる日が続き、猛暑対策としては十分と言えない状況であったことから、現在、教室への設置方法や段階的な設置、財源などについて再検討しているところでありますので、ご理解願います。
再質問 南谷健
再質問をいたします。まず、昆布漁業の振興策です。資料要求をしております、昆布漁業に関する資料を見てください。かつて平成17年は着業者数が534人。これだけの人数がおりました。534人ということは1組合員ですから、実際に沖に出るのは1人から2人ですから、700人くらいの人数が沖に出ていた。令和6年は235名の組合員が申請していますけれども、当時から比べると1人乗りが増えました。かつては多くの船が2人乗りでした。今は高齢の方が1人で行っているケースもあります。実際に沖に行っている人数は、もっとこの数字よりも大きな差が出ます。こういう状況にあります。ですから、私は後継者、若い人、若い奥さんたちが、昆布漁業に魅力を感じていただけるような施策が必要ではないのかなと。答弁にもありました、厚岸町は管内の中でもいろいろと昆布漁業に優遇してきておりますし、助成してきていることは、私自身、一番よく理解していると思っておりますけれども、まず特効薬として、これから組合員でなくても、若い世代の人たちが昆布漁業に魅力を持っていただきたい。また、その奥さんや若い女性、どうしても研修とかになると、婦人部の偉い人とか、組合員で役職の人が視察に行きます。そうではなく、もっと若い、これから親父の跡を継ごうという人、それから、いずれ奥さんで一家を支えていくような人が視察研修に出ることで、行った人同士での仲間意識とか、そういう機会がつくれれば……。昆布漁業に魅力を感じていただける機会づくり、そういう意味で、まずは町が助成をして、組合員の皆さんの考え方もあると思いますけれど、特効薬になるかどうかは分かりませんけれども、しっかりとこれらの問題について、いろいろ施策として投資はあると思いますが、まずは漁業後継者、人づくりだと思いますので、そういう人たちに手を差し伸べる行政であってほしいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 水産農政課長 石崎(水産農政課長は2026年3月まで)
お答えいたします。視察研修につきましては、これまでも厚岸漁協、それから、釧路昆布普及協議会において行われてきているところです。ただいま議員がおっしゃっております、後継者やその奥様たちという若い方向けにスポットを当てた視察研修は、新たな試みではございますけれども、他の地域、先進地域もあると思いますので、そちらの情報も収集し、研究させていただきながら、厚岸漁業協同組合と協議をしていきまして、がっちりとスクラムを組んで、今後、取り進めていきたいと思いますので、ご理解頂きたく、よろしくお願いいたします。
再質問 南谷健
もう1点、昆布漁業ですけれども、厚岸産昆布の良さを全国にPR活動をしていただきたい。この厚岸産昆布は、佃煮や刻み昆布、昆布巻として用いられているのですけれども、日高、羅臼、いろいろと全国で名をはせておりますが、この各地の昆布に負けないだけ、厚岸の昆布は量産されております。加工用が主体なものですから、メーカーの名前や製品の名前は出てくるのですが、厚岸産昆布、釧路管内の同等の昆布として扱われるのですけれども、厚岸町と言ったら牡蠣です。厚岸産の牡蠣は有名です。各地を歩いても、厚岸で昆布ですよねと言う人はいません。けれども、厚岸の漁業者で昆布に携わっている人は多いわけですよ。そういう意味では、ネームバリューム、働いている人にもっと誇りを持ってもらえるように、町のいろいろな機会に、厚岸はこれだけ昆布が取れていますよと。どうしても加工用ですから、メーカーの名前とか製品の名前で売られるので、厚岸の名前は出てきません。これから厚岸町として、厚岸産昆布の名前を、ブランドを、前向きに全国に出していってほしい。いかがでしょうか。
答弁 水産農政課長 石崎(水産農政課長は2026年3月まで)
お答えいたします。厚岸産昆布のPRにつきまして、お答えいたします。こちらについては、厚岸産という形で全国での認知を深めるという意味の部分がございます。どういった場面において、それから、どういったやり方がいいのかを十分に研究させていただきまして、厚岸漁協、そのほか関係機関と、今後、どういうふうなやり方がいいのか、どうやったら厚岸産の昆布が全国の皆様に知ってもらえるかという部分に取り組んでいきたいと思いますので、ご理解頂きたいと思います。
再質問 南谷健
2点目です。外国人労働者の皆さんに対する町の対応についてです。根室市は、道内6年目になる外国人と共生を目指す多文化共生推進プランの作成に取り組んでいる最中です。厚岸町も外国人との共生に一歩踏み出すべきと私は考えます。厚岸町として、どういう取組をしているのか、僕には見えません。確かに港まつりの盆踊りには何人か参加されています。目に見えるのは、これくらいです。町として、外国人の皆さんとの共生について一歩踏み出すべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 観光商工課長 田﨑(観光商工課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問は、外国人全般というような質問ですけれども、私で所管しているのが労働者の部分ですので、そちらで答弁させていただきます。実際のところ、外国人技能実習生に対して、町で何かしているのかということであれば、特段、何もしていません。ただし、この4月から、多分、入管法の改正だと思うのですけれども、技能実習生が町で働く場合について、その雇い入れ先は、私どもから何らかの要請があった場合は対応しますよというような届出を全て出させてもらっております。ですので、今後、様々なことをやるに当っては、外国人直接ではないのですけれども、受入先に対し、いろいろなことをお願いするということができるようになるかなと思っております。また、イベントの関係で、さきに町長からもお話がありましたけれども、商工会を中心にして、既にもう動いているという情報もつかんでおります。この中で、町も一緒になってイベント開催に向けて協力をしていきたいというところであります。
再質問 南谷健
今、答弁があったのですけれども、厚岸町として、外国人との共生についてどう対処していくかという部分については、必要な時期に来ていると思います。外国人労働者の皆さんが、町で多く見られる時代になりました。厚岸町として、今後、これらの問題について検討していくということでなければまずいと思うのですが、いかがですか。
答弁 町長 三浦(町長は2026年3月まで)
私からお答えいたします。1回目に答弁した中で、262名の外国人の方が厚岸町にいるということです。この人数の中には、産業で活躍されている方も多数います。この外国人につきましては、異なる文化、また、言語の問題もあると思います。ただ、厚岸町にせっかく来ていただいたのだから、愛着を持ってもらうというのも大事だと思っています。今後、厚岸町には、労働者も含めて外国人がまだまだ多くなるという想定もあります。先ほど議員からもありましたように、これから厚岸町が外国人とどうやって向き合っていくかということは、それぞれの加工場だとか、酪農業とか、外国人を使っている方についてもお話を聞きながら、どういった形で町が向き合えるか、ちょっと勉強させていただければと思いますので、ご理解頂きたいと思います。
再質問 南谷健
厚岸町として何ができるのか、前向きに取り組んでいただきたいと思います。この部分について、今までは触れていなかったと思います。そういう部分で、一遍にすぐこれをやりますということはできないと思います。けれども、だんだん外国人の方が多くなってきて、その働いていただいている人たちに対する町としての対応を一つ方向づけていかなければならないように思います。その上で、一生懸命働いているのですけれども、楽しむ場所がない。そういう意味では、今、商工会が中心になって検討していると。ぜひ年度内にでも、皆さんが楽しめるような、まずはそこが入り口だと思うのですよ。それぞれの事業所によって参画できるところ、できないところがあるかもしれません。全員というふうにはならないと思いますが、協力できる、参加できる人が楽しめるような時間をつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 観光商工課長 田﨑(観光商工課長は2026年3月まで)
私どもが聞いている中では、できればクリスマスの時期くらいに、一堂に会するイベントを考えているようであります。ただし、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、どうしても言語の問題が大変大きいであろうと。すなわち、役場にも、商工会にも、言葉をしゃべれる方々が誰一人いないとなりますと、勤めている事業所で通訳に当たってもらっている方の協力だとか、人数が多くなればなるほど、もしかすると通訳の方々を複数人用意しなければならないだとか、いろいろな問題があるかと思います。また、文化の違いということで、特に例えば食べる物も、とある国では食べてはいけない物などもいろいろと気を遣いながらのイベント開催をやっていかなければならないと思っております。この辺につきましては、もちろん、商工会も理解していることだと思いますので、協議、協力しながら、実施に向けて前向きに検討していきたいところであります。
再質問 南谷健
3点目です。特別養護老人ホームの移転改築について再質問いたします。令和6年、厚岸町に必要な施設の在り方について、その方向性を検討する基本構想を策定いたしました。答弁にもありました。施設は老人福祉施設としての機能に加え、災害時に要支援者も地域住民も安全を確保できる機能、そして、多様な主体との交流・地域活動の活性化につながる場、平常時と災害時を両立して活用できる施設を目指すという答弁でした。いろいろ調査をしてきて、こういう機能に基づき、新たにこれに向かっていくという答弁でありましたけれども、改めて新町長にお伺いいたします。この構想に着手したのは前町長ですから、新町長に代わり、47億円をかけて、この基本構想に沿った移転改築に取り組まれるのかどうか、改めてお伺いをさせていただきます。
答弁 町長 三浦(町長は2026年3月まで)
お答えいたします。この特別養護老人ホームの移転改築につきましては、私も職員時代から携わっておりました。この移転改築に踏み切ったところには、やはり財源の問題がありました。当時、防衛省のまちづくり支援事業交付金の活用に向けてということで、そのときは大体30億円くらいの想定で進んでおりましたが、今の試算で行きますと47億円、もしくは、物価高で、さらに60億円、70億円になるのではないかという想定です。ただ、今の特別養護老人ホームを見ますと、昭和56年から相当な年数がたっておりますし、津波浸水区域にある場所だということで、この移転建設につきましては、やはり進めなければならないと。ただ、この事業費の財源をどうやって捻出するか。この防衛省につきましては、30億円がマックスという話もされております。それから行きますと、75%ということで、残りの25%は町の持ち出しなります。30億円が上限だとして、47億円、もしくは、50億円、70億円まで行くというような数字になれば、午前中の2番議員のご質問にもあったように、今の将来負担比率や町の財政から行くと、相当厳しいところだと思っています。まだ場所も選定しておりません。当時は宮園の旧真龍中学校がありました裏山を想定し、試算したもので、このまちづくり交付金ということで、防衛省から交付決定されたものであります。ただ、その場所に選定いたしますと、造成の費用もかかります。そういった中で、もう一度、場所の選定もしながら、今、おおむね47億円という試算をしておりますが、その規模をさらに縮小できないか。今後、高齢者の人口が減っていく想定もございます。また、人材確保も難しくなるとなれば、今の規模をそのまま維持できるかということも考えていかなければならないかなと思っております。また、町立厚岸病院に入っております介護老健施設にも介護員が必要であります。この老健施設も含めて、特別養護老人ホームの建設はどういった規模で、どういった機能が必要かということを、もう少し私たちも勉強させていただきたいと思っております。今、全国では特別養護老人ホームに変異が起きている場所もあります。人手不足、物価高騰による、いろいろな問題があって、施設を維持できないというような事例が全国でもあります。それらを見ながら、厚岸町の特別養護老人ホームはどういった規模でできるか、また、その場所はどこが適正かも含めながら、特別養護老人ホームの移転改築を進めさせていただければと思っているところです。
再質問 南谷健
2点お尋ねいたします。今の説明でおおむね理解はしたのですけれども、改めて質問させていただきます。47億円の事業費として想定して、実質、町の負担は幾らくらいになりますか。まだ大きくなるかもしれないですが、まずは47億円と想定し、町の負担が幾らになるのか。それから、現時点でその返済は可能なのでしょうか。それから、現状、88床とデイサービスの部分を合わせ、今後、現有施設を検討される、財源の問題もあるかもしれないのですけれども、そういうふうに受け止めましたが、実際はどうなのでしょうか。今の説明を聞くと、現時点で見通しはあやふやですよね。小さくなるのか、大きくなるのか、この辺についての考え方が、財源のこともあるでしょうけれども、全く見えません。今後、町としてどう向かっていくのか、この辺について、現時点で判断される部分を分かる範囲で説明をしてください。
再質問 南谷健
保健福祉課長。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
説明させていただきます。当初47億円規模ということで、この47億円とした場合、実質、町の負担が幾らくらいになるのかというご質問につきまして、防衛のまちづくり支援事業費は30億円を上限として75%の充当ができるというもので、これで行きますと、22億円ほどの補助金を活用できるもの、それから、間接補助ですが、施設整備に係る部分につきましては、1床300万円ほどの補助金がつくというところで、88床ほどで行きますと2億円から3億円近い補助金が活用できるということを踏まえ、それ以外の財源、一般財源、それから、起債を必要とする部分について、20億円ほどが町の負担になるのかなと考えております。これにつきましては、現在ということで、さらに有効な財源等を探していくことも考える必要があり、財源だけで考えると、そういったことが現在では想定されている状況です。また、88床の現在の施設規模を人口減少等に応じて検討する部分につきましては、現在、厚岸の人口が減少傾向となっております。高齢者におきましても、令和3年以降、65歳以上の人口が減少に転じております。特別養護老人ホームには、要介護度3以降の方が入所されるということで、後期高齢者、75歳以上の人口は、もう数年、幾分は伸びる可能性がありますが、5年から7年後には、この部分についても減少していくことが見込まれております。そうしますと、例えば令和12年以降に工事を着工し、供用開始をした以降につきましては、現在の施設規模では人口に対してちょっと余裕ができてしまうのかなということを、今、考えております。高齢者の人口等に合わせていくという状況であれば、その後10年、20年、30年使用する施設となりますので、ここから5人、10人、15人という数字を圧縮していけるのかなと見込んでいるところです。ただ、これにつきまして、もう一つの要素としては、介護人材の確保であります。現在、いろいろな施設の中で、介護員、看護師が確保できず、例えば50床、100床の定員がある施設にもかかわらず、実際にはその定員に満たない人数で運営しないといけないという状況もあります。また、外国人人材を活用した中で、釧路市内においても導入して活用しているところもありますが、この動向もちょっと見なければいけない。その上で、10年後、20年後、厚岸町の人口が減る中で、介護人材を確保できるかという要素もありますので、これも含めて施設規模としては減少が見込めるというふうに今は踏んでいる状況であります。
再質問 南谷健
2項目目に参ります。町道港町横1の通りの整備について再質問いたします。答弁では、早急に補修を実施される、そして、今後の対応策について検討されるという話でした。そのことは理解をしたのですが、今後の対応策についてです。この場所は道路幅が非常に狭いのですが、両側に住宅や倉庫が建っていて、冬場から春まで、非常に長い間、日陰となり、路面が凍った状態が長く続きます。1車線しかないような道路ですけれども、雪を投げる場所がなく、つるつるになるのですよ。ですから、道路が歪んでいて、上に蓋が乗っかっているような側溝では、滑ってタイヤごと側溝に落ちてしまうのですよね。この辺についてもしっかり検討して、財源の問題もあるでしょうから、すぐとは言いませんけれど、ぜひ改修に向けて頑張っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 建設課長 堀部
お答えさせていただきます。こ の 道 路 に つ き ま し て は 、 自 分 も 現 地 を 確 認 し た と こ ろで す 。 延 長 が約 100メ ー トル、車道部分が3メートル、路肩が50センチという構造になっています。この道路につきましては、わだち掘れがひどく、また、ひび割れ、舗装の剥がれなどが生じているところでして、建設課としましては、通常の維持補修では限界があるというふうに認識しているところです。今後につきましては、舗装を剥がして新たに舗装し直し、側溝の部分も新たに設置し直すということで、現在、検討しているところですので、ご理解頂きたいと思います。
再質問 南谷健
3項目目、町内小中学校の猛暑対策で再質問いたします。学校での猛暑対策は喫緊の課題であります。早急な対応が求められております。ぜひ早期対策を講じていただきたい。今年度中に検討され、どのような対応をされるのでしょうか。
答弁 教委管理課長 諸井
お答えさせていただきます。学校への冷房設備でありますけれども、昨年度、各学校に一時的に涼む部屋を設けるということで、スポットエアコンを入れさせていただきました。そのスポットエアコンについて、学校への聞き取りも行ったのですが、やはりスポットなので、そこの場所しか冷えないというのがあります。あと、私どももなるべく音が静かな物をということで、静音性の物を入れさせていただきましたが、学校ではちょっと騒音が気になるということも言われております。したがって、スポットエアコンは非常に効果があるのですけれども、そういったデメリットもございますし、あと、水が出るのですよね。1日運転すると、湿度にもよりますが、大体18リットル出ます。それの交換ですとか、そういった手間もあります。それで、通常のルームエアコンと言うのでしょうか、家についているようなエアコンついても、今、検討しているところです。ただ、どのくらい金額がかかるかというのも、まだはじけていないところでもありまして、あと、消費電力の問題もございます。通常のエアコンは200ボルトになりますので、ルームエアコンみたいな物を入れて、今のキュービクルに耐えられるかというのもありますので、そこら辺も見極めながら、今後、機種の選定ですよね。もしかすると、スポットエアコンになるかもしれません。ただ、先ほど言ったデメリットもありますので、そこら辺は十分に見極めながらやっていきたいと思います。今、金額が出ていない状況でありますので、いつから、どの学校から、どの学年から、どの部屋にというスケジュール的なものもまだ出ておりません。今、質問にあったとおり、昨今の状況、特に太田につきましては、市街地とは暑さが違うということも認識しています。明確な答弁ができなくて大変申し訳ないのですけれども、早期に何とか冷房設備を入れていければなというところになりますので、ご理解頂きたいと思います。
再質問 南谷健
今の2回目の答弁では汲み取れません。何を検討するのか分からない。僕はあまり再質問をしたくないのですよ。1発目で返ってきたらしません。検討しますということは、検討して何もやりませんも検討ですよ。はっきりしてほしいのです。学校というのは施設が大きいです。ですから、それを全部すると言っても、これは財源的な問題もあろうかと思います。いつまで検討するのか。検討した結果は駄目かもしれません。これでは、納得できませんよ。せっかく書いてくれるのだから、前置きはなくてもいいから、こういうふうにしてこういう検討していますと言うなら分かるけれども、これでは全然見えません。今の説明ですと、少なくとも年内は無理なのか。例え太田であれば、1室でもいいから……。もうあと1か月したら涼しくなりますよ。10月か11月につけても意味がありません。10月に間に合うのか、9月中に間に合うのか。太田は大きいスペースではありません。だけれども、将来を考えたら、今年は我慢してくださいと。この辺もあると思います。しかし、いろいろ検討しているけれども、答えが出ない。昨日、この質問書を出したわけではないのですよ、半月たっていますよ。しっかり受け止めて答弁してください。いかがですか。
答弁 教委管理課長 諸井
教育長の答弁で、はっきりした答えが書かれていないということで、大変申し訳ございません。今年度につけられるかどうかという問題もありますけれども、工事期間ですとか、設置期間、ルームエアコンであれば日数がかかることもございますので、なかなか今年度は厳しいのかなという見解ではあります。ただ、もし来年度つけられるのであれば早々に。もしつけられるのであれば、どの部分になるかは分かりませんけれども、一部なのかもしれませんが、つけられるような状況になるのであれば、早々に対応していければと思っております。