みんなの議会

厚岸町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日

(1)桜・牡蠣まつりについて/(2)津波災害について

2019年6月19日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「桜・牡蠣まつりについて」「津波災害について」について質問し、町長 若狹、環境商工課長 尾張、危機対策室長 田﨑が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狹、環境商工課長 尾張、危機対策室長 田﨑

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑

先に通告申し上げました一般質問通告書に従い、質問を申し上げます。まず1点目は桜・牡蠣まつりについてであります。桜・牡蠣まつり、それから牡蠣まつりなどの町内の大きなイベントが行われる際に、町民生活にどのような影響を与えているか。そして、その対策はどのようなものがあるのかお聞かせいただきたい。2点目は津波災害についてであります。1が二つ入っていますが、これは印刷ミスだと思います。災害対策本部は、消防庁舎に設置されることとなっていたというふうに聞いております。これに伴って、設置の手順や、その体制機能等に従来との間で変更された点があるかどうか。全く同じなのか。その点についてご質問申し上げます。以上、2点についてです。よろしくお願いします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

3番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。1点目の桜・牡蠣まつり、牡蠣まつりなど町内大イベントの行われる際における、町民生活に与える影響とその対策についてでありますが、各まつりについては、天候にもよりますが、まつり期間中はステージイベントを行う2回の日曜日には、「桜・牡蠣まつり」では、6,000人から8,000人、また「牡蠣まつり」では、1万人から1万3,000人の方が子野日公園に訪れ、来場の交通手段が主にマイカーであり、町民生活に与える影響としては、交通渋滞、それに伴う騒音や排気ガス、ごみのポイ捨てなどが考えられます。特に交通渋滞については、過去には、会場である子野日公園付近の渋滞によって、奔渡7丁目や床潭・末広地区の車両往来に支障をきたしたほか、厚岸大橋から湖北市街地、一時国道に及ぶ交通渋滞を引き起こし、幸いにして緊急車両の出動はなかったものの、渋滞に巻き込まれたり、住宅から出られないなど、町民生活に影響を与えたことがあります。このため、会場周辺の駐車場でのスムーズな誘導に努めるとともに、毎年、観光協会では、子野日公園の周辺にある海産干場などの所有者に対し、まつりの駐車場として利用させていただく協力と、まつり開催への理解を求めるとともに、交通指導に当たる警備員の増員を図る一方で、町では土、日、祝日における職員の増員も行い、受け入れ体制を整えています。また、各まつり開催前には、厚岸警察署を始め関係機関との連携を図りながら、迅速な対応が図れるよう受入対策会議を開催し、協力関係を密に対応していくこととしております。さらに、緊急車両の運行対策については、厚岸消防署では、当日の交通渋滞を予測しながら、湖南地区の第1分団へ緊急車両の予備車と、救急救命士を含めた3名の隊員を配置するなどの体制をとることとしております。しかし、緊急車両が厚岸大橋の交通渋滞により通行できないような事態を避けるため、町としても厚岸大橋の交通渋滞が生ずるような場合には、厚岸警察署、厚岸消防署とも連携しながら、緊急車両の出動が生じたときには、通行車両に対して停止していただくよう協力を求めるなどの対応をしていきたいと考えております。交通渋滞に伴う騒音や排気ガスについてですが、昨年秋の牡蠣まつりから、JR列車の利用促進のほか、交通渋滞緩和のため、JR厚岸駅発着列車にあわせたシャトルバスを土曜日と日曜日に運行し、利用についてポスターや観光情報誌で周知しているところであります。また、電話でお問い合わせいただいた方には、日曜日は混雑が予想されることから、平日や土曜日をお勧めしたり、駐車場に限りがあることから、グループで来場される際は相乗りでお越しいただくようご案内申し上げているところでございます。ごみのポイ捨て対策については、スタッフにより駐車場やまつり会場付近の道路のごみ拾いを実施し、ポイ捨てをしにくい状況をつくり出しているところでありますが、依然としてポイ捨てする方がおりますので、引き続き、まつり会場の放送や掲示物により啓発していきます。今後においても、各まつり時における町民生活に与える影響や課題などについては、その都度、厚岸警察署を始め関係機関と十分な協議を行い、その対策を図ってまいりたいと考えておりますのでご理解願います。続いて、2点目の津波災害について、「災害対策本部は、消防庁舎に設置されることとなった。これに伴い、設置の手順、その体制や機能等に従来と変更された点があるのか」についてでありますが、当町の災害対策本部においては、厚岸町地域防災計画で規定する設置基準に基づき、津波警報及び大津波警報が発表された場合、厚岸消防庁舎に設置することとなっております。この設置基準は、平成29年度、厚岸消防庁舎の移転新築後に見直しており、それ以前は、厚岸味覚ターミナル・コンキリエに設置するものとなっておりました。設置の手順やその体制については、厚岸消防庁舎に変更になっても何ら変更はありませんが、機能等については、厚岸消防庁舎に災害対策本部を設置することで、災害時における消防との連携が図られ、町と消防がより密接な連携のもとで災害対応に当たることができるようになり、防災機能の強化につながるののと考えます。また、昨年10月には、厚岸警察署も津波警報発表時に、代替施設として厚岸消防庁舎を使用することになり、災害時において、町、消防、警察の活動拠点が同一施設になることで、情報の共有や一元的な対応が可能となり、さらなる防災体制の充実につながったと考えます。このほか、厚岸消防庁舎が備え持つ非常発電設備により、厚岸味覚ターミナル・コンキリエでは利用制限があった通信機器等を、不足なく利用できるようになり、厚岸味覚ターミナル・コンキリエにおいては、参集した職員と避難者が混在しないことから、避難施設としての機能が向上するものと思われます。なお、厚岸味覚ターミナル・コンキリエは、避難施設・避難場所としての位置づけには何ら変わりはなく、災害用の備蓄品についても、今まで同様の配備をいたします。以上でございます。

質問 室﨑

まず、いわゆる桜・牡蠣まつり、牡蠣まつりといったもののときに、住民生活に大なり小なり影響を与えるということについて、どういう対策をとるかという点について、私のほうから具体的にあの点とこの点というふうに敢えて書かないで、どういう点に重点的になさっているのかということを知りたくて、こういう書き方をしたのですが、非常に問題点はきちんと把握しているのではないかと思いまして、大変心強い。それで、1番の問題は交通渋滞だと、ここで町長の答弁は言っていますが、私もそう思います。それ以外にもいろいろあるわけですけれども。ただ1年のうち、そういうことが具体化するのが何日もないし、交通渋滞そのものにしても、朝から晩までびっしり渋滞しているわけではないし、何時間かという点では、確かに一時的なものだとは思うのです。それで、小さなというか、余り重要ではないほうから申し上げると、例えばごみやそういう、人がたくさん来ますから、必ず不埒な人間もいるわけですから、ごみの、今その前に杉田議員がおっしゃっていたごみのポイ捨てだとか、いろいろなそういうものも出てくるかと思います。これについては、やはりその問題点を把握して、きちんと対応しているということがわかりましたので、これについてはなお一層の対策を推進していただきたい。そのように思います。それで、特に私がこの湖南地区の方から聞いている話、不安感といいますか、それはそんなに長い時間でもないとは思うのですけれども、ピーク時には、かつては門静の辺りから子野日公園まで車の列ができてしまったということもあったのだそうです。私はそっちまで見に行ったわけではないですけれども。我が家の窓から味覚ターミナルの前を通ってくる道路が見えますけれども、それが全部車でもって動かなかったということもありました。それで、そういうような渋滞を起こしてしまった場合、それだけ人が来てくれることはありがたいのですが、厚岸大橋が上下とも車が渋滞してしまうというような状況が出たことがあるわけです。今まで。ここで町長の答弁でも、町長もおっしゃっているけれども、たまたま何もなかったから、そういう話になるようなことがなかったからよかったのですが、心臓疾患だとか脳卒中だとかというような、本当に急を要する、すぐ町立病院に入って、初期手当をして、それから釧路に運ばなければならないであろうと思われるような、寸刻を争う病気というのがありますよね。そういうときにどうするかだと思うのです。今いる車にちょっとどいてくれと言っても、ざっとつながってしまう中では、道を空けてやりたくてもできないです。特に橋の上なんか。そういうとき、最悪の場合、どういうふうにするのかという点についての検討というのをなさっていますでしょうか。ここの答弁の中でお聞きしていると、警察も入って、その渋滞しているものを通行車両への停止してもらうというようなことをおっしゃっていますけれども、それで対処できるでしょうか。最悪の場合。その点についてお聞きしているということです。

答弁 環境商工課長 尾張(環境商工課長は2019年6月まで)

まずもって、ごみのポイ捨てにつきましては、ご指摘のとおり、さまざまな形で、また周知を図りながらマナーの向上を図っていただくような対策を講じてきたと考えております。また、ご質問ありますように、我々1番懸念しますのは厚岸大橋1本しかないといった中で、最悪の事態があった場合の検討が十分なされているのかというご質問でございますけれども、過去にはそういった実態が起きた中で、我々スタッフのほうがそれに対応した中でのシミュレーションはきちんとできているのかと言われますと、それはやはり現状の中から言いますと、十分な検討がさらに必要だというふうに認識をしております。まずは、ピーク時間が大体11時から12時、子野日公園に向かうピークがあります。さらには早く来た方々が帰られる時間、大体1時半から2時半の時間帯といった中におきましては、近年の中では通行状況の中で大きな混雑は起きてはいない状況にはありますが、やはりそういったこと、天気、さらには、特に牡蠣まつりの場合については後半3連休等がございますので、そういった中で来場者が多く来られるという可能性は十分にあります。そういった実態をここ近年の動向を含めながら、実際にそういったことが起こらないような体制を組むにはどうするのか。それにつきましては、さらに警察、さらに消防署、また関係機関との中で十分に検討していきたいということで考えております。ただし、町長のほうから答弁がありましたとおり、渋滞時においた中で、我々は車両に対して止まっていただきながら、通行の車両路線を上下どちらか確保するような形しか、要は想定しておりませんけれども、ご質問者がご心配される点については、我々最大の課題だと認識しておりますので、さらに迅速な対応がとれるような形での検討を進めさせていただきたいと考えておりますのでご理解願います。

質問 室﨑

素人のすっとんきょんな提言だと笑わないで聞いてほしいのですが、救急車ではなくて、救急船というものが許されないのでしょうか。例えば、奔渡側ですと小さな船でしたらあっちこっちから出れますよね。それで、このいわゆる港まちの、特に厚岸湖側に止めれば、そこから町立病院に行くまでに、渋滞していて動けない道路というのはないのではないかと思うのです。そういうような、橋が完全にどうにもならないようなぐらいに渋滞しているときには、発想を変えて救急車ならぬ救急船を用意すると。とにかく、町立病院までどうやったら早く搬送できるかというようなことも検討していただきたい。ただ、これは救急事態に対するいろいろな法律もあるでしょうから、実現可能かどうかは私はわかりません。調べてみたけれども、そんなこと書いてある本もなければ、ネット上の記載もありませんでしたので、これは全くの私の素人の提言なのですけれども、そういうことを含めて、万全の処置をとっているということを、どうか町民に対しても心配ありませんよと言えるようにしていただきたいのです。そして、そんなときになったらどうするのだろうなという不安に思っている方が結構いらっしゃいますので、そういう方たちに対しても、いや町としてはここまで考えているのだということをきちんと言っていただきたい。いかがでしょう。

答弁 環境商工課長 尾張(環境商工課長は2019年6月まで)

貴重なご提言ありがとうございます。やはり、いろいろな中考えていきますと、もともとは厚岸大橋がなかったわけでございます。そういた中で、今、イベントを通した中では、これだけ多くの方々が来るような状況になっておりますし、救急船、どのような形で対応が、検討が可能なのかどうかわかりませんけれども、まずもって検討をさせていただきながら、万全な体制を図るためにはどうしたらいいのか。先ほど言いましたとおり、警察署、消防署等を含めて、また船舶の所有となっても限られた中で一般の漁船が使われるのか。また漁業共同組合等が保有されている船をそういった中で活用させていただくことが可能なのか。そういったことを含めた中で、検討をまずさせていただきたいと考えておりますのでご理解願います。

質問 室﨑

よろしくお願いします。それから、その次に、夕べも大きな地震がありました。ここではないけれども。いつ来るかわからないわけです。そういうイベントの、多くの人が入っているときに、震度6とか、そういうような地震があったとき。まず、会場にも厚岸の住民でない人がたくさんいるわけです。そうすると、地理にも疎いですね。そういう人たちの誘導。それから、もし道路がずっと珠々つなぎになっている、そこにずっと自動車に何人かずつ乗っているわけですね。そういう事態の中での誘導。こういうものについては検討していますか。

答弁 環境商工課長 尾張(環境商工課長は2019年6月まで)

我々としましては、災害等を含めた中でのイベントのあり方ということは今まで検討したことはございません。ただし、いろいろなことが想定されるわけですから、それに対処すべきことについては、これからいろいろな状況を踏まえた中での検討はしていかなければならないということを改めて考えさせていただきました。

質問 室﨑

都会ですと、今、東京オリンピックだとかワールドカップだとかというのが日本で開かれるときに、1番最初にそういうところで言われているのはテロ対策なのです。厚岸でテロ対策考える必要は、私はないと思うのだけれども、逆に今度は地震とか津波とかというようなものについては、やはり考えなければならないと思うのです。特にそういうときというのは、遊びに来ている人たちが多いですから、こういうときというのは1番体制は脆弱だと思うのです。それに対して、どう対処するかということは考えていただきたい。それから、最後にしておきますが、この点については。町長の答弁聞いていますと、関係機関とのいろいろな問題点協議というのは行っていると。そして対策を図ってきているというのがおっしゃっていまして。それはよくわかりますし、ひところいろいろあった周辺の苦情とか、そういうものが今はほとんどないと聞いています。非常に対策がよく立てられていると思います。ただ、やはり付近住民といいますか、そういう一般町民からの声というものも、何らかの形で吸い上げることも考えていただきたい。要するに、関係機関だとか、そういう人たち、よく一般町民の言い方を借りますと役場のえらい人、こう言うのですけれども、そういう人たちだけで問題点を考えていると、やはりその場にいる人が考えているものを落とす場合があり得るのです。それで、その点についても、アンケートでも聞き取りでも何でもいいですから、そういうものを意見聴取といいますか、そういうことも進めていただきたいと思いますがいかがでしょう。

答弁 環境商工課長 尾張(環境商工課長は2019年6月まで)

町長の答弁にもありましたとおり、海産干場等をお借りしないと、なかなかこのイベント等も実施できないような状況になっております。それにあわせた中では、周辺の住民の方々につきましても、このまつりに対するご協力等もさせていただいているところでございますが、やはり桜・牡蠣まつりにあたっては70回、さらに牡蠣まつり等についても五十何回を超える中で、この子野日公園を会場として今まで実施してきているわけでございますけれども、ある面、我々としましては、周辺の住民の方々もご理解いただきながら実施をさせていただいているといったことで考えておりましたが、やはりそれぞれ時代の流れにあわせた中での、今言った交通渋滞等のお話しもありますし、それぞれお気づきの点もあろうかと思いますので、あらゆる機会を通した中で、いろいろなご意見をお聞かせいただきながら、先ほど町長最後の答弁がありましたとおり、それぞれの関係機関、当然地域に住んでいる皆様のご意見もいただきながら、検討を図りながら、よりよいまつりの開催、来ていただいて、まずは喜んでいただく。さらには事故なく、無事帰っていただきながら、さらにはまた来年来ていただけるような、そういったイベントにしていくために、毎年いろいろな課題につきましては、一つ一つ、改善に向けた中で対応をしていきたいと考えておりますので、ご理解のほどお願いいたします。

質問 室﨑

ちょっと先の質問で言い忘れてしまったので、後先になって付け加えますのでお許しいただきたい。私はそれをやらないので、直接見れないので、間接的に聞いているのですが、SNSというネット上の、そこにいろいろな人がいろいろな意見を載せていくのですね。意見、印象。そうすると、厚岸の桜まつり、牡蠣まつりはすごくいいよというのがある一方で、ここのところにこんなうまくないところがあるというようなことも結構書いている人がいるらしいです。発信人がわからなければ、これ、町民が書いていることだってあるのかもしれないという意味で、ちょっとこの中に入れるのですけれども。そういうものもきちんと見ていますか。的外れの、何というのですか、悪意に満ちた中傷もたくさんあるでしょうけれども、褒めているばかりではなくて、いろいろとこっちがかちんとくるようなことを言われるところが非常に大事だと思うので、そういうものも目を配って、改良すべき点を改良していただきたい。いかがでしょう。

答弁 環境商工課長 尾張(環境商工課長は2019年6月まで)

昔はポスターを配ったり、チラシを配ったりといった中で、広く札幌圏内含めて、道内各地に配付をさせていただきながら、厚岸町にお越しいただいた時代でありました。今、おっしゃっていただきましたとおり、今は簡単に個人がSNS、ソーシャルネットワークサービスを使った中で、交友関係を構築するような形で、常に情報発信がされている状況にあります。我々も当然、このSNSを使いながら、各まつりの開催PRをさせていただいている状況もありますし、やはりいろいろな喜んでいただいた、よかった点を上げていただいたり、苦言をいただいたりというのも現状ございます。いかにして、よい評価を上げさせていただいて、悪い評価を下げていくのかというのは、やはりただ単に上げるだけではなくて、出店されている出店業者の方々もいらっしゃいますし、そこに携わるみんなが情報を共有しながら、厚岸町のまつりのあり方について考えていくということが1番大切だと考えておりますので、そういった中では、いただいた意見、いろいろと検討しながら、前向きなイベントとなるように、さらに検討を進めていきたいと考えておりますのでご理解願います。

質問 室﨑

次、2問目に移ります。町長の答弁で厚岸町地域防災計画で規定する設置基準は、今は大災害の非常配備のときにコンキリエを使うともとは書いていたのだけれども、これはもう完全に変更されて、消防庁舎を使うというふうに記載変更になったのですね。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

消防庁舎ができた段階で地域防災計画、その後若干遅れているのですけれども、改訂は済んで、消防庁舎が災害対策本部の設置場所というふうに規定をされております。

質問 室﨑

それでよくわかりましたが、この消防庁舎の建っている場所なのですけれども、コンキリエと比べますと、町内の状況が、そこから見えないのです。コンキリエのほうが、港町のほうから何から全部見えるのです。ところが、1番見えるのはこの役場の4階かな。だけれども、ちょっとこう袋の中に入ったような地形ですから、全部が見渡せないのだけれども、それを心配する町民の方もいるのです。それともう一つは、国道に面していますので、そういう大きな地震が来て、津波だということになると、狂奔する車があるのではないかと。そういうときに支障が出ないだろうかということを言う人もいます。その当たりについては、どういうふうに検討なさっていますか。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

確かにコンキリエに比べると、消防庁舎のほうが、例えば湖のほうだとか、厚岸大橋の周辺というのは見えづらい環境にはなっております。ただし、コンキリエのほうには津波監視用のカメラを設置してございます。町のホームページからも見れるようになっているのですけれども、それを遠隔操作することによって、ある程度のコンキリエといるときと同じような視界はカバーできる。また、消防庁舎に来ることによって、逆にコンキリエ側からでは見えなかった、例えば白浜だとか、門静方面の海が見えるというのがあります。移って見えない部分については、そういうカメラなどの映像などによって対応はしていけるかなと思っております。また、車両の問題は、こちらは結構可能性はあるかなとは思っております。実際のところ、消防庁舎の前の部分も避難場所にはなっておりますので、そちらのほうに車両が来るということは想定はされるであろうと考えております。また、災害対策本部に集まってくる職員、こちらについては、その時間帯によりけりになりますけれども、もちろん徒歩の者もいれば、車両の者もいるといったようなところで、渋滞という部分、どの程度渋滞になるかというところまでは、私どもも検証はできてはいないのですけれども、その辺の部分については、今後ちょっと改めて車の流れみたいのを考えてみる必要があるかなと思っております。

質問 室﨑

いわゆる港町方面のあそこから見えないのですけれども、それについてはコンキリエに設置したカメラで消防本部では画面で見ることができるという話なのですね。それは大きな地震があったときでも大丈夫、動くと考えておいていいわけですね。それから、今ちょっと私がこれから聞こうと思っていることを、なんせ優秀な担当者だから、先取りして答えているようなところがあるのですけれども、ちょっとまたそこの部分はこれから聞きますので。まず、役場の執務中に、そういう大きな地震が来て、大津波が来る、津波警報が出た。あるいは大津波警報が出た場合ということに、ちょっと想定してお聞きします。今、この役場の中で、執務をされているという方というのは何人くらいいらっしゃるのでしょうか。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

まず、1点目のコンキリエに設置してあるカメラの映像についてですけれども、基本的にコンキリエのカメラの映像につきましては、インターネットの回線で見れるような状況になっております。しかし、インターネットの回線というのは、もちろん光ファイバーで、有線でありますので、地震によって線が切れないとも限らないというようなところで、コンキリエのほうには人工衛星を使ったインターネット、こちらの仕組みを実は設けておりまして、有線でNTTの線が切れたとしても、インターネットの人工衛星経由で画像を送ると。かつ、消防庁舎のほうにも、同じく人工衛星経由でインターネットを利用できる仕組みを設けておりますので、有線が切れたとしても、よっぽど建物が倒壊してしまえば、どうしようもないですけれども、ライフラインの切断であれば、そこまでであれば対応はとれるというふうな設備を設けております。それと、庁舎内の職員でありますけれども、約140名程度が日中勤務をしております。

質問 室﨑

これ、大津波警報とか津波警報が出た場合には、少なくてもここで仕事をしている人の、全員なのかどうかわからないけれども、大部分は対策本部のほうに移動しなければなりませんね。何を使って、どの経路を通って、誰がどの道を通って行くということについては、どのようになっているのでしょうか。それから、消防本部が対策本部になったときに、そこのどの場所に誰が入るかというような配置についても、これは決まっているのでしょうか。その2点をまず。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

勤務時間中というようなことでありますので、基本的には全職員、庁舎に残るという職員は誰もいないというふうにまずなります。それと、これは地震、津波の規模にもちろんよりますけれども、現在、厚岸町のハザードマップで想定されている津波の到達時間は20分から30分の間であります。そうなりますと、直接こちらから避難場所にまず向かう職員が出てくるだろうと。それにつきましては、職員の配置の配置図をちゃんとつくっておりますので、該当する職員が公用車に乗って避難場所に行く。それと、災害対策本部のほうに行くのは本部員となります本部長の町長を始め、管理職が災害対策本部のほうに行くことになります。その際につきましては、ほとんどの車両が避難場所に向かっているとするならば、災害本部に向かう車両はないことになりますので、徒歩での移動が基本的になろうかなと考えております。ただし、津波、地震の状況によっては、全ての職員が一旦災害対策本部、消防庁舎のほうに行かなければならないということも想定されます。そのときにおきましては、必要な公用車をも持って、それ以外の職員が全て徒歩で災害対策本部に向かうというような形になります。

質問 室﨑

今、いくつかの場合を想定してお話しがありました。それで、私2回くらいかな、私の自治会でディグという訓練をやったのです。これをやりますと、自分の思考回路の穴というのが非常にはっきりわかるのです。いざとなったら、避難場所に行くのだということは自分に言い聞かせている。だけれども、我が家を出るとき、どの靴を履いて、そこからどの道をどういうふうに歩いて、そして山の上の、津波が来ても届かない高さのところまで行くかという道順を具体的には考えていなかったわけです。その途中では、こういう危険なところがあるから、こういうふうに気をつけなければならないということも考えていなかった。要するに、出発点とゴールだけが頭の中にあったわけです。そこらをディグというのは、非常に教えてくれるのです。そういう思考回路をもって、今のお話しを聞いても、140人の執務者が、これ災害対策本部に行かなければならないということになったら、これ大移動ですよね。そのときに、誰がどの道を通って、どういうふうに行くのかというようなことについても、最低限心づもりは必要だと思うのです。そういう検討がなされているのかどうか。その点については、ちょっと今の答弁を聞いていると、心もとない感じがするのです。それから、もう一つあります。公用車を使って動く。それはよくわかります。必要性があるからよくわかります。一般の住民に対しては、車で逃げるなと、歩けということは、これはもう誰でも言います。特別な地形のところは別です。そのとおりだと思う。この前の大震災のときか、2メーター近い津波来ましたよね。あのときも、真龍小学校の前からコンキリエの駐車場まで車がずっとつながって動かなくなったのです。それから、お寺の前の高野踏切といったかな、あそこのところも踏切の昔の国道、今の町道、それから国道まで、あのところが全部車でいっぱいになってしまって、動けないのです。それで、大震災のときに、こういうことがあった、ああいうことがあったっていうのをいろいろなところで聞きましたし、現地にも視察で行って話を聞いていますと、古靴下を丸めて、捨てようと思って何かかごにぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう押し詰めたような、もう原形をとどめない車がガードしたのところにびっちり詰まっているのです。そして、そこには最低限1台に一人の遺体はあるわけです。そういう写真見せられました。これは、車で逃げようとした人たちが津波でさらわれて、そのガード下の狭いところに水が走ったのでしょう。それで、そこにぎゅっと詰め込まれてしまった犠牲なのだ。だから、車で走るということは非常に危険なんだということを目の当たりに見せられたのです。これは非常に難しい問題だと思うのですが、町のいろいろな職員の仕事で自動車でばっと走り出してしまうと、自動車で避難するなと言っている人たちを、自動車で避難することを誘う効果も出てしまうのではないかという気もするのです。その当たりについては、どういうふうに考えておいたらいいのか。これもやはり、いやいや、これは避難ではなくて、避難場所にまず走るから、皆さんの目には役場職員が自動車で避難したかのごとくに見えるのだけれども、そういうことではないのですということを前もってきちんんと言って、そういう理解を得てもらわないといけないのではないかという感じもあります。そういうことを含めての、この移動手段の、避難を含めて移動ですよね、その手段といいますか、それをまだまだ詰めていかなければならないのではないか。それから、100%自動車だめですよとは言えないと思う。それは寝たきりの人を考えたりすると、やはり自動車で運ばざるを得ないですよね。だから、健常者が、自分の足で避難できる人が自動車を使うことは、自動車しか避難の方法のない人の手段を奪ってしまうのだと、こういう言い方をする人もいますけれども、そういうことを含めて、検討してほしいのですがいかがでしょう。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

まず、前段のほうでのご質問だったのですけれども、議員おっしゃるとおり、例えば勤務している140人の職員が災害対策本部に向かう、そういうルート、誰がどのルートを通っていくというところまでは検証はできておりません。ただし、歩いて、まず行くという前提がありますので、職員が歩いてまずちゃんと行けるのだろうか。あやめ跨線橋を通るルート、それと真栄の1条を通って、先ほど出ました高野踏切を通って消防庁舎に行くと。どちらのルートも歩いての検証は済んでおりまして、津波の到達時間までには災害対策本部まで歩いていけるというようなところまでの検証は済んでおります。ただし、じゃあ実際、誰が車でというところまではできておりませんので、その辺につきましては、これからちょっと検討させていただきたいと。車両につきましても、本来であれば公用車は持っていきたくないというのがあります。あそこも、ほかの一般の方々、ましてや消防の車両、警察も集まってきます。どうしても車両が持っていかざるを得ないというのは、避難場所に職員をやはり配置するという手前がありますので、何台かのやはり公用車は必要になってくるだろう。余裕があって、そのときのためだけに、町の公用車を消防庁舎の前に駐車しておけれるのであれば、それに越したことはないかなと思うのですけれども、それは現実的には無理だろうと思っておりますので、この車についてはちょっと、これから検討させていただきたいということです。それと、議員がおっしゃるとおり、全ての車両の移動を禁ずるものではないというふうに、これは私どもも思っております。やはり、弱者、どうしても車両でなければ避難できない方々というのは町内にいっぱいいると思いますので、その方々は車両を使って避難をしていただくということは、そちらのほうが間違いなく命が助かる可能性があろうとも思っております。この辺の車両を使って避難、以前までは全く徒歩で逃げなさい。そこから今は部分的によっては車両を使って逃げなさいというような考え方も若干動いてきているというのがありますので、この辺については、もう少し検討するお時間いただければなというふうに思います。

質問 室﨑

この移動手段なのです。それで、徒歩で逃げてくださいと言っているの、一部は車両もいいですよと言った途端に、一部が全部になってしまう恐れもあるわけで、その当たりは非常に難しい問題をはらんでいると思います。例えば、基準をつくるとか、車両で逃げる人の把握を前もってするとか。いろいろな方法があると思いますので、よろしくお願いしたい。それからもう一つ、これは役場の業務に関することなのですが、切れ目なく行っていかなければならない業務というのもあると思うのです。各課、各係の執務をしている背中には書類の棚があって、今、厚岸町はどうか、ちょっと私このごろ覗いていないからわからないけれども、どういう役所でも非常持ち出しなんていう赤い紙が貼ってあることがよくありますね。風景で。これ、140人がばっと執務時間内に動くというときに、何を持って、そっちへ動くのか。それとも、全くそういうものについては、もうこれをしないで動くしていることにしているのか。その当たりの検討はどうなっていますでしょうか。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

非常持ち出しの書類の関係ですけれども、庁舎の防火訓練、年に必ず1回はやっているのですけれども、その際に、全部ではないですけれども、必ず各課において非常持ち出し書類というのはどのようなものがなっているのだという確認をとって、一部を、ダミーなのですけれども、それらを持って消火訓練に当たるというような訓練も行っております。ただし、実際のところ、私どもも各課でどれだけの、その非常持ち出しの書類があるのか、全体像というのは把握ができていない状況にあります。仮に言いますと、庁舎の3階のこの上ですね、この上に実は書架があります。この4階にある書架であれば、津波に浸水域から免れておりますので、ここに書類を置いたとしても、被災することはないであろうと思うのですけれども、やはり1階、2階にある書類については被災する可能性があるだろうというようなことももっております。こちらにつきましても、全体像の把握かつ実際何を持って、何をどうしてというところまでは検討ができていないという状況にありますので、今後その辺も含めて、改めて検討させていただきたいと考えています。

質問 室﨑

それから、いわゆる執務時間内について、ちょっと考えてみたいと思います。しつこいと言わないで聞いてください。この場合には、大体自宅にいる率が多いですよね。それはとんでもないところにいることだって、いくらでもあり得るのですけれども、それまでやってしまうと、ちょっと思考実験ができなくなる。自分の家にいたときにぐらっと来たと。前に朝の8時ごろに結構大きな地震が来たことがありました。もう大分前ですが。私も揺れて10分たたないで役場に来てみたのです。7割以上の職員がもう配置についていました。私はこれは、大変誇るべきことだと思いました。それで、そういうふうに皆さん、我が家を投げて駆けつけると思うのですが、そのときにこういう大津波警報なんかが出ているとしたときには、ここに行けということになるかと思うのです。湖南地区にいる方はどこにと。それから湖北地区にいる方はこっちにと。あるいは避難場所がすぐ近かったら、あなたがそっちへ入ってくれとかいうようなことです。これは、やはりそういういざというとき、自分の家にいる、例えば夜中なんかに起きたときは、こういう行動をとるのだということも、それぞれ、やはり考えておかなければならないのではないかと。そういう点については検討はなさっていますか。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

休日及び夜間の津波警報、大津波警報発令時の対応というふうになりますけれども、基本的には湖南地区に住んでいる方、住んでいる職員は森林センターに集まることになっております。そして、湖北地区の職員は消防庁舎というような、まずは湖南と湖北で、やはり厚岸大橋、例えば夜でありますと、どういう状況になっているかわからないというのがありますので、湖南と湖北で住んでいる人間によって、集まる場所を分けるというところまではルールとして定めております。ただし、直接的に、例えば自宅から避難場所に行くだとかというのが職員においては、情報がやはりつかめていないと思います。例えば、遠方で地震が起きたとしても、津波警報だけが来る。じゃあ、到達時間がいつなのだ。そうい時間もわからない状況下で、職員を直接、例えば海岸沿いの避難場所に向かわせるということは、これはやはりあってはならんと思っておりますので、一旦職員は決められたその森林センターと消防の二つに、とりあえずは集まると。それから次の体制に移るというようなことを考えております。

質問 室﨑

これで最後にしますけれども、大震災のときに東北各県も非常に被害を受けたようなまちに視察で行きました。そこの消防の方だとか、役場の方だとか、現場で大変な状況の中でやってきた人たちの話を聞いた。そのときに、あるまちでは消防本部のほかに町村合併があったものだから、消防の支部が六つだか八つだかあったのだそうです。ところがいざとなったときに、そのうちの三つくらいは全く連絡がとれない。それで、そこに詰めたその職員も生きているか死んでいるかわからない。そういう中で、連絡がついて集まった人間だけで、全部をカバーしなければならない。これはもう、大変なパニックだったと。それで、その後、このまちでは机上訓練をやるのだけれども、そのときに、はいあんたはこの役、あんたはこの役といって、1チーム10人くらいでやって、さあ始めようというときに、その監督やっている人が、あんたとあんた立ってと言って、抜いてしまうのだそうです。2割か3割の人を。そうすると、自分以外に抜けてしまった人の役までカバーしながら残った人でやらなくてはならない。そういう訓練をやっていますと言うのです。これは非常に、いわゆる頭をつくる意味でもいいことではないかと思いまして、そういうことを含めて、これからのいろいろな検討の中で生かしていけたらと、つい余計なことを申し上げていますがいかがでしょうか。

答弁 危機対策室長 田﨑(危機対策室長は2021年9月まで)

私どものほうも、例えば先ほど出ましたディグだとか、あとは避難所運営訓練でありますハグだとかというようなところを地域に出向いていろいろ講習も行ってきております。ただし、1番欠けている部分は何かなというところで、ちょっと考えてみたのですけれども、やはり職員がそれをやっていなければ、例えば逃げるに当たっても、先ほどおっしゃったとおり、どういうルートで逃げたらいいのだ。もしくは、避難所に行ったときに、私ども、例えば危機対策をかじっている人間だけではありませんので、そのような職員もいるということは確かでありますので、そういう職員をまずできるだけなくそうといったようなところで、ちょっとこれはまだ内部で検討している最中だったのですけれども、これからの、今年から入ってきた、例えば新規採用職員、厚岸町以外からかなりの人が来ておりますので、そういう職員に向けて、そのような訓練を、職員研修の中で実施もしていければいいかなというようなことも考えております。また、このこれからの、いろいろ防災対策、まだまだ足りない部分がありますので、その辺につきましては、しっかりと検討してまいりたいと考えております。

出典:厚岸町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月19日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる