厚岸町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日
(1)森林・林業・木材産業の活性化について/(2)幼児教育の無償化について/(3)心和園の施設整備について
2018年12月12日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「森林・林業・木材産業の活性化について」「幼児教育の無償化について」「心和園の施設整備について」について質問し、町長 若狹、環境政策課長 尾張、保健福祉課長 阿部が答弁しました。
- 質問者
- 南谷健 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、環境政策課長 尾張、保健福祉課長 阿部
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 南谷
第4回定例会に当たり、通告に基づき3点、一般質問を行います。森林・林業・木材産業の活性化に向けて、4項目質問いたします。はじめに、課名についてです。再造林を進め、林業界の活性化には町の役割は重要であります。現在は、環境政策課の林政係が担当で第3回の定例会で可決され、来年4月1日から施行の行政組織機構改正後も同じ扱いで、課の名前に「林業」の文言がありません。国は、森林環境譲与税を導入し、林業への新たな取り組みに踏み出しています。本町の林業取り組み姿勢として、課名の中に林業にかかわる文言を挿入され、積極的に林業の取り組みをされるべきではないでしょうか。2点目です。町有林の平成30年度植栽事業予算が増額となっております。植栽事業は間伐や更新伐事業等の関係もあると思いますが、将来を見据え、一定の植栽事業ベースで取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか。3点目です。森林組合や民間事業者の労働力軽減化のため、大型機械導入助成をすべきでは。また、林業事業体の人材育成等の支援強化策が必要ではないでしょうか。4点目です。森林環境譲与税に対しまして、町はどのように対応されるのかお尋ねをいたします。次に、幼児教育の無償化についてお尋ねします。来年の10月から3歳児以上の保育料の無償化を政府は閣議決定しました。厚岸町もこれを受け対応されると思いますが、いつからどのように対応されるのかお尋ねします。また、3歳児未満の保育料はそのままと現状ではなるわけでございますが、白糠町は既に無償化に踏み切っています。厚岸町も対応すべきと考えますが、いかがでしょうか。三つ目です。心和園の施設整備について質問いたします。停電時など、入所者は暗がりに不安を感じ動揺をいたします。今回のブラックアウト時に、心和園では職員や看護師さん、非番の方々も発生後すぐさま駆けつけ、臨機応変な対応をされ、改めて心和園の皆様方のこの努力に敬意を表する次第でございます。このとき、施設の発電機は十分機能をせず、コンキリエや消防から借り入れし対応されたと伺っています。大型で安心して活用できる発電機の設置が必要ではないでしょうか。また、年に一度は発電機の点検をするなど、停電対応訓練をする必要はありませんか。次に、ブラックアウト時のたん吸引装置の利用実態はどのようになっているのかお尋ねをさせていただきます。私は各フロアに1台必要で、電源が不要なコードレスのものを配置すべきと考えますが、この配備についてお尋ねし、1回目の質問といたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
8番、南谷議員のご質問にお答えいたします。1点目の森林・林業・木材産業の活性化に向けてのうち、はじめに「本町の姿勢として課名の中に林業に関する文言を挿入され、林業の取り組みをされるべきでは」についてでありますが、さきの第3回定例会において、議案第74号 厚岸町事務分掌条例の制定についてを提案し、平成31年4月1日付行政組織機構の見直しとして、課の統廃合を行い、9課1室から10課2室に再編する改正案が可決されました。改正に当たっては、町民の視点に立った分かりやすく利便性の高い組織機構という視点がありましたが、環境政策課については、現行どおりとしておりました。条例公布後も引き続いて研究を進めており、本町にとって林政を環境政策課に位置づけている特色ある組織は、「林務」という文字を課の名称に用いることによって、より分かりやすい課名となり、さらに内外にご理解をいただけるものと考え、本定例会に「環境政策課」を「環境林務課」に改めるための条例案を提出しておりますので、よろしくお願いをいたします。次に、「平成30年度植栽事業予算が増額となっています。間伐や更新伐事業等の関係もあると思いますが、将来を見据え、一定の植栽事業ベースで取り組むべきでは」についてでありますが、現在、本町の町有林で植栽可能な未立木地はありません。そのため、植栽事業は伐期を向えたために木を切った箇所に植栽しております。本町の町有林において、人工林針葉樹の面積は約1,500ヘクタールあります。持続的可能な林業経営のために、毎年20から30ヘクタール余りを伐採し、翌年に植栽をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。次に、「森林組合や民間事業者の労働力軽減化のために大型機械導入助成をすべきでは。また、林業事業体の人材育成等の支援強化策が必要では」についてでありますが、高性能林業機械導入の助成については、国や北海道において、補助率が3分の1の補助制度が設けられております。また、林業事業体の人材育成等の支援強化策については、一般社団法人北海道造林協会の北海道森林整備担い手センターにおいて、森林整備や素材生産の担い手の育成と確保を図るために、就業に必要な森林・林業の基礎的な研修や、林業作業員の能力向上に必要な技術を習得する研修を行っております。町としましても、森林組合や民間事業者の意見を聞きながら、今後、町として取り組むべき支援策があるか検討してまいりたいと考えております。次に、「森林環境譲与税に対して町はどのように対応されますか」についてでありますが、森林環境譲与税は、パリ協定の枠組みのもとにおける我が国の温室効果ガス排出削減の目標達成や災害防止を図るための地方財源を安定的に確保する観点から、平成31年度税制改正において創設されるものであります。来年度から各自治体への譲与が予定されており、譲与基準は10分の5を私有林人工林面積で、10分の2を林業就業者数で、10分の3を人口で譲与されることとされております。道の試算では、本町への譲与額は、2019年度から2021年度までは年720万円、2022年度から2024年度までは年1,080万円とされております。森林環境譲与税の使途については法令上使途を定め、市町村が行う間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの森林整備の費用に充てなければならないこととされております。また、既存の施策の予算に充当できないとされており、新規の施策あるいは事業量を確実に増加させる施策に充てることが適切であるとされております。本町においては、現在、検討段階ではありますが、法令上の使途にのっとり、計画的・効果的に活用してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。次に、幼児教育の無償化について、1点目の「来年の10月から3歳児以上の保育料の無償化を政府は閣議決定しました。厚岸町もこれを受け対応されると思いますが、いつからどのように対応されますか」についてでありますが、政府は平成30年6月15日に「経済財政運営と改革の基本方針2018~少子高齢化の克服による持続的な成長戦略の実現~」を閣議決定し、その中の力強い経済成長の実現に向けた重点的な取り組みの一つとして幼児教育の無償化をうたっております。内容としては、3歳から5歳までの全ての子供及び0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供についての幼稚園、保育所、認定こども園の費用を無償化し、それ以外の認可外保育施設についても認可保育所の全国平均額までを無償化するとしており、実施時期については2019年10月の全面的な実施を目指すとしております。町が定める保育所や幼稚園の保育料は国が定める額を超えて定めることができないとされており、10月からの実施に向けた詳細がまだ決まっていないため、今後の国の決定に従って、しかるべき時期に条例改正等を行い、対応する予定としております。次に、2点目の「3歳児未満の保育料はそのままとなりますが、白糠町は無償化に踏み切っています。厚岸町も対応するべきと考えますが、いかがですか」についてでありますが、厚岸町では現在、北海道の補助基準に従って3歳未満児の保育料を無償化しており、市町村民税が16万9,000円未満の世帯については、子供の年齢に関係なく、第2子以降の子供の保育料を無償としております。この要件に該当するのが、今年度は3カ所の保育所で24人おり、3歳未満児全44人の半数以上となっております。現在対象となっていない児童について無償化を行った場合、年間で約850万円の保育料に代わる財源が必要となり、これまで出産祝金や保育料助成、子供の医療費の無償化など各種の子育て支援対策を行っている状況から、現在、当町での無償化は難しいと考えております。しかし、国では無償化の範囲を拡大する議論もあるため、今後の動向を注視していきたいと考えております。次に、心和園の施設整備についてのうち、「大型で安心して活用できる発電機の設置が必要ではないか。また、年に一度は対応訓練する必要があるのではないか」についてでありますが、心和園では、停電時には、多床室側とユニット側にそれぞれ設置している自家発電機が常夜灯の電源となるほか、ユニット側では、非常用のコンセント1カ所の電源となり、また、持ち運びができる発電機として、デスクライトを点灯できる程度の小型のものと、複数の投光器やたん吸引器を同時に使用できる大型のものを各1台配置しております。9月6日北海道胆振東部地震に伴い発生した大規模停電での心和園の状況でありますが、自家発電機2台はそれぞれ常夜灯の電源として作動しましたが、小型の発電機は機械が小さすぎて使用できず、大型の発電機は故障により使用できなかったため、消防庁舎に災害用として保管している町の発電機1台と、コンキリエに保管している投光器を2台借り、多床室側に発電機と投光器を各1台、ユニット側に投光器1台を配置し、対応したとのことであります。この状況から、心和園と協議を行い、入居者の安全安心な生活を確保するためには、故障していたものを修理した発電機のほかに、それと同程度の発電機を1台と、明かりをとる投光器を多床室側とユニット側に各1台、調理室用に1台の合計3台が必要と確認したので、それらの整備について検討してまいりたいと考えております。また、発電機の点検については、当然のことでありますので、心和園と協議し、年に2回行う防災訓練の際に、点検と取り扱いの訓練を行うことといたしました。次に、「ブラックアウト時のたん吸引装置の利用実態はどのようになっていましたか。各フロアに1台、発電が不要なコードレスのものを配置するべきと考えますが、いかがですか」についてでありますが、心和園には6台のたん吸引器がありますが、いずれも電源が必要なため、今回の大規模停電時にはユニット側の自家発電機の非常用コンセントに1台、多床室側に設置した発電機に1台を接続し、必要に応じ利用者が寝ているベッドごとそこまで移動させ対応したとのことであります。緊急対応として行ったものでありますが、入居者に負担をかける状況でありますので、心和園と協議を行い、充電式でコードレスのたん吸引器を多床室側とユニット側に合計2台必要と確認しましたので、それらの整備について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 南谷
再質問を行います。林業は本町の産業の一躍を担っております。本町の面積7万3,926ヘクタールのうち、4万2,557ヘクタール、57.6%が森林面積であります。この森林資源を有効活用し、まちの活性化を図っていくべきと考えます。しかるに、課名に「林」の文字がありませんでした。本定例会で課名が環境林政課と改正案が上程されております。第3定では、産業振興課が水産林政課となり、水産と農業が課名となったのに林がなかった。非常にざんきな思いでおりました。私は課名に「林」の文言を挿入させ、林産業に積極的に取り組まれると、今回の上程で理解をさせていただきました。改めて課名改正に至った町長の所見をお尋ねいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えをさせていただきます。質問者からご指摘がありましたとおり、森林林業活性化に向けた事業展開を図っていくには、今後の新規行政事業にも機動的に対応できる組織が必要であると思っているわけであります。それにつきましても、やはり町民の視点に立った分かりやすい課に名称をすべきであると私は考えたわけでございまして、そういうところで今回は議案として提案いたしておりますが、環境林務課と改めようとするものであります。質問者と同様の考えでありますことを、ご理解願いたいと存じます。
再質問 南谷
2点目です。町有林の造林工事の中で、造林植栽工事は平成30年度当初予算ベース、樹下植栽面積の50%、約39.9ヘクタールで、人工造林の面積が全体の約……、植栽人工造林事業は予算上ゼロでございました。先ほどの答弁でもあったのですけれども、植栽はできるような新たな土地は本町には、人工造林場所はなくなってしまっていると、こういう理解をさせていただいたのですが、そのとおりでいいのかどうか。今後、間伐とか、この新たに切ったところにしか、主たる造林場所というものは、本町としては現状ではなくなっているよと、そういう状況に来ているということで、今年度の当初予算も、その新たな造林場所の予算というのはゼロだったと、こういう理解をさせていただいたのです。それともう1点、毎年20から30ヘクタール余りの伐採をし、翌年度に植栽をしてまいりたいと考えているという答弁がありました。この20から30ヘクタール余りというのは、過去の数字から見て、どのような数字なのでしょうか。
答弁 環境政策課長 尾張
まず、1点目の人工造林の場所について、30年度の予算ベースでは、全体面積の中でゼロヘクタールと、植栽箇所がないということで、町長の1回目のご答弁のほうでも、現在、町有林内におけます植栽可能な未立木地というのは、現在ないという状況にございます。ご質問者おっしゃられましたとおり、間伐や更新伐工事をした後に、改めて翌年度以降、植栽事業を行っているという、そのとおりの内容でございます。それともう1点、造林、樹下植栽等の事業のベースでございますけれども、やはり切った場所、切った後に植えていくわけでございますけれども、前の年の間伐、更新伐工事の状況に応じまして、過去の5年間の例から見ましても、11ヘクタールから20ヘクタールの間と。ただし、30年度におきましては、更新伐工事行う面積が林班上大きな土地になったという状況でございますけれども、先ほどの答弁にありますとおり、毎年20から30ヘクタール、町有林としての人工林については1,500ヘクタール程度ございますので、それを樹齢伐期60年として考えますと、大体20から30ヘクタールずつ行っていきたいといった状況にございます。
再質問 南谷
やはり林業の予算、この3年間ぐらい総体事業としては全部間伐も含めて増えてはいるのですよ。ですけれども、やはり将来のことを考えると、僕は新たな植樹というものを一定ベースでしていかないと、将来になって厚岸町の林業というのはないのではないのかなと、かような思いで、今回このようなご質問をさせていただきました。将来につながる林業をきちんとやっていくためには、新たな場所は町有林としてはないのでしょうけれども、しっかりある程度、厚岸町の立地条件、単純に平米でいっても植栽可能なところ、そうでないところもたくさんあると思います。そういうものもあるので、一概にも右肩上がりとは望めないとは思うのですけれども、少なくてもある程度、この事業に向けて、しっかり取り組んでいただきたいと思いますがいかがですか。
答弁 環境政策課長 尾張
1回目の答弁とも重なる部分がございますけれども、森林につきましては、一つの小班の面積が大小ございます。一定面積での間伐や更新伐工事とならない状況にあるわけでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、毎年20ヘクタールから30ヘクタールを伐採し、山林で5年ごとの齢級をできるだけ平準化することを目指しながら、今後ともこの植栽事業を計画しまして、持続可能な経営、環境割を含めた中での事業執行を今後ともしてまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。
再質問 南谷
3点目にまいります。森林組合や民間事業者の大型機械の導入についてでございます。昔ながらの人力では、造林事業に魅力を、若い働く方々は持てないと思うのです。本町の山林地形から超大型機械の導入というのは、なかなか適さないのではないかと考えます。ですから、伐採を主体とした機器、フェラバンチャーというのですか、根本から切り倒す機械など、それから木材運搬用のフォアダーなど、運搬のダンプみたいなものを大型化するなど本町に合った機器の導入、森林組合が中心となったり各事業者との連携によって、町としてもいろいろな支援策、町がアドバイスをして、こういう機械の導入に向けても、やはり手を差し伸ばしていくというかな、町がやるというわけにはいかないと思うのです。今、私は、どれがとは言いませんけれども、将来に向けて、厚岸町の林業の発展のためには、そういうことにもしっかりと担当として取り組んでいくべきだと思いますが、いかがでしょうか。さらには、人材の育成でございますが、この先ほどの答弁にもありました。いろいろな機関があるでしょう。ですけれども、担当課としてもっとよい、若者が従事していかなければ、林業の将来というのは厳しいものになるだろうと。先ほど答弁にもありました、譲与税の中にも就業者人口割で出てくると。そうなると、若い人たちや林業従事者が減っていくと、当然譲与される交付額も下がってくる。そういうことではまずいと思うのです。そういう意味でも、やはりこの林産業に魅力を感じて、従事者が少しでも増えていく、そういう施策をとっていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 環境政策課長 尾張
まずもって、大型機械、高性能林業機械等については、やはり今後さらに高齢化等が進んだ中では、一定程度の、やはり機械制御、伐倒、枝払い、玉切り、集積、集材等の産業工程を一括複数をできるような、そういった高性能機械と言われるような機械の導入ということも、将来的には考えていかなければならないということだと思います。ただし、やはりそれぞれの現場においては、樹ごしらえ、下刈り等については、やはり人的部分でなければできないといったこともございます。しっかりと、まずは森林組合や民間事業者の皆様のご意見を聞きながら、北海道などの関係機関と連携し、必要な支援策などについての取り組みについて、しっかりと検討してまいりたいと考えておりますし、やはり人手がいない。現在、大体林業従事者というのは国勢調査の中では44名といった中で、横推移という状況にはございますけれども、やはり魅力を持っていただきながら、若い方々が林業に携わっていただくといった施策も今後ますます重要だと認識しております。ご質問者おっしゃるとおり、魅力のある林業に向けて、関係機関と協議をしながら、そういった施策も改めて積極的に取り組んでいく必要があると認識しておりますので、ご理解を願います。
再質問 南谷
4点目です。森林環境譲与税についてお尋ねをさせていただきます。交付のことを譲与と言うのですね、今回初めて答弁で分かったのですけれども。来年度から始まる、10月くらいということで答弁がありました。3年間はおよそ720万円くらい、それから4年目以降3年間は1,080万円くらいという答弁がございました。これを受けまして、先ほど国の方針が決まってからということで検討をしていくという答弁であったのですけれども、慎重な検討が必要だと思います。何をするのかは別にして、来年度に向けて担当課として、今後の取り組み、スケジュールはどのようになっているのかお尋ねをさせていただきます。
答弁 環境政策課長 尾張
森林環境税の課としての取り組みを含めたスケジュールについてのご質問でございます。現在、答弁にございますとおり、新年度予算にあわせた中で、この環境譲与税の事業使途を検討しているところでありますが、国からは来年4月からスタートします森林経営管理制度への活用のほか、公共建築物の木造化・木質化、子育て支援施設等における木製遊具等の整備、さらには木質バイオマス、普及啓発としましては木工体験、さらには先ほど質問者いただきましたとおり人材育成などといった事例が示されておりますが、当初720万円といった中での限られた財源でありますので、十分に計画を立てながら、さらには効果的な活用をしてまいりたいと考えておりますので、今後の予算の策定に当たりまして、十分な検討をさらに進めていきたいと考えております。なお、この森林環境税については、法令で定められた使途どおりに確実に執行するとともに、その実績を分かりやすく公表できるようにするために、市町村におきまして基金を設置し、事業執行と財源の管理を行うこととされております。来年から年2回、9月と3月に分けて譲与されるところでございますけれども、来年の第1回定例会におきまして、この基金条例を提案させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
再質問 南谷
早急にその使途を決めなければならない。国の基準がまだはっきり見えない中で、大変な作業をしていかなければならない。その使途でございますが、本町の林産業にとって有意義な活用が求められている。そして、計画的な取り組みの構築が私は必要だと思うのです。単発で来たからその分、その分と、毎年度ということにはならないと思うのです。やはり長期的な視点に立った、その計画的な、こういうふうに何カ年、長期のものを含めて、こういう方向に向かっていくよというものも、これらの使途について、構築していかなければならない。大変な作業がこれから短い間でしていかなければならない。さらには、国民が負担し、町民も負担している。できるだけ将来多くの町民に納得、理解ができる取り組みをしていかなければならないと考えます。そういう意味ではしっかり取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 環境政策課長 尾張
森林環境税の譲与使途について、しっかりと取り組みをということでのご質問でございます。本町の林業等の活性化に向けまして、議員ご質問のとおり、今後長期、中期に立った中での計画的かつ効果的な取り組みを構築していくことが、まず重要と考えております。それとともに、町民の皆様はもとより納税者の皆様に、この使途がご理解いただけるように、しっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
再質問 南谷
幼児教育の無償化についてお尋ねをいたします。3歳児以上は、国の基準に従い実施されるということで答弁がありました。およそ10月ころという、さっき答弁だったと思うのですが、それで間違いないでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
今聞いている状況では、消費税の増税に合わせてということで10月と聞いておりますので、ただ、詳細はまだ出てきていないという状況でございます。
再質問 南谷
次に、3歳児未満、ゼロから2歳児までの保育料の無償化でございます。現在は、答弁では考えていないと、こういう答弁でございましたが、非常に答弁はさすがだなと、感心をいたしました。一番最後に、今後の国の決定に従って、しかるべき時期に条例改正等を行い対応する予定となっておりますと。3歳児未満についても、さすがだなと思いました。今後、その無償化について、先ほどの答弁では動きを注視しながら考えていきたいと。駄目だとは言っているのですけれども、将来、国の動向に合わせてということなので、全く駄目だよとは言い切ってはいないのですよね。どういうふうに理解したらいいのですか。現状では当面やらないよと、こういう理解だと思うのですけれども。私は何と言うのですか、先ほど答弁もあったのですけれども、対象人数は44人、そのうち24人が道の対象基準で無償化となっております。そうすると、第1子のあと20人くらい、この方たち、私が試算をさせていただいたのですけれども、お宅方のほうからもらった以前の書類の中に、年間の町民税が16万9,000円以上の所得のある方たち、そういう方々が年間20人分いると。この20人の方に対して、もしこれを無償化すると、町の持ち出しは年間で860万円くらいという答弁がありました。ですけれども、44人いるうち、半分以上が無償化なのです、実質。残り20人。20人の方々はそれぞれ汗水流して働き、納税をされている方々でございます。この人たちが税の公平性という立場から、ほかのものと比較してもやむを得ないという考え方もあると思うのですけれども、私は反対に、せっかく汗水流して働いて町税を納めている方々が、むしろ無償化にならないのは非常に残念だなと。子育て支援の考え、立場に立って、観点から、ぜひ無償化にすべきと考えますがいかがでしょう。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
3歳以上の部分と3歳未満の部分とで分けておりまして、しかるべきに条例でと考えておりますのは、3歳以上の部分。今、国が進めようと、来年10月から無償化をしようとしている3歳以上の部分については、そのタイミングを見て条例改正等を行って対応したいと考えております。それから、3歳未満の部分につきましては、市町村民税16万9,000円未満の世帯で多子世帯、要は2人以上の子供さんがいる部分については、北海道の制度でもって無償化ということが今、実際にされております。それが44人中24人の方を、その制度でもって無償にしているという状況になっております。それで、第1子の子供さんについては、その対象にはなっておりません。それと16万9,000円以上の町民税の係る子供の分も、その第1子の分については対象になっていないということで、これについては850万円という金額が今の子供さんの状況で算定をして、そういうふうになりますけれども、子育て支援という部分では出産祝金ですとかも大きく今年拡大をさせていただいております。それから、保育料の助成ということも、これも第1子からやっていると。今年は子供の医療費の無料化というものも始めているという状況では、そういった子育て支援の部分をやっているというようなこともございますので。何より、湖北側の保育所の整備、それから厚岸保育所の移転整備ということも控えているという状況の中では、今の段階では国の制度を超えての無償化は難しいと考えているという状況でございます。
再質問 南谷
大変失礼しました。ちょっと頭がごちゃごちゃになって。ただいまの答弁のとおり、ゼロから2歳児まで、これについては国では無償化の範囲を拡大する議論もあるため、今後の動向を注視していきたいという答弁だった。そうすると、今は町はやらないけれども、国の動向がそういう動きがあるから、それに合わせると。国が動けばということで、今の答弁だったと思うのです。確かに保育所等そういう施設に重視しています。ですから、なかなか厳しい財政だと思うのですけれども、ぜひ国は国の動き、厚岸町として850万円は大事かもしれないのですけれども、何とか厚岸町として子育て支援の立場から断腸の思いで一歩踏み出していただきたいなと思いますが、いかがですか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からお答えさせていただきます。担当課長からご答弁がありましたとおり、子育て支援策は厚岸町にとりましても最重点施策として行っているつもりであります。例として、白糠の例を挙げたようでありますが、実は中身を白糠町に聞きましたところ、ふるさと納税が思いがけない多額な寄附があったという中での、ふるさと納税を使っての無料化というようなことでございます。しからば、厚岸はどうかと言いますと、子育て支援は本当に重点的に行っている中で、これからさらに子育て支援に対する考え方、いろいろ今考えています。負担分を少なくするという点とか、または場合によっては無料化をしなければならないとか、いろいろな子育て対策を今講じようと しておるところでございます。そういう中で、2歳未満のことについては、先ほどお話しありましたけれども、国の動向もあるわけでございますので、これを見ながら、厚岸町としても考えていかなければならないだろうと、そういうふうに考えておりますので、この点についてはご理解をいただきたいと思っております。
再質問 南谷
次にまいります。今回のブラックアウト時の発電機の設置、発電時の対応訓練でございますが、しっかり取り組んでいただきたいと思います。まちの中で、いろいろとうわさが錯綜しておりました。たん吸引器がなくて亡くなった方もなんていう、私の耳に届いたときにはそういう話もあって、心和園のほうに確認に行ってまいりました。ですけれども、逆にこのときの心和園の職員の対応、非常にむしろ感謝するくらいの努力をされておった。デイサービスのほうなんかも停電の中で開所したと。そういう努力もされている。それぞれが責任を持って頑張っておられた。そういう意味では、逆にむしろ褒めてやってもいいのかなと。そういう理解をしておるのですが、やはりそういう自らが努力をすることで可能なものと不可能なものがございます。そういう意味では、やはり機器の整備、これらについてはしっかり早目に取り組んでいただきたいと思います。それから、たん吸引器のコードレスの配置でございます。2台で本当に足りるのでしょうか。やはりこういう事故とかそういうのというのは、本当に悪い方は、私は町立病院のほうにいると思うのです。ですけれども、高齢の方々は、普段はいないからと言っても、急に暗い中で物を食べたら詰まるとか、それは予測のできないことだと思うのです。そういう意味では、本当に2台で足りるのかな。もう1台あればいいのかなと疑念に思いました。いずれにしても、それぞれ早期に対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
発電機につきましては、自家発電の部分と併用してということでやったようですけれども、実際には動かなかったというようなところで、借りて対応ができたということですけれども、これはやはりきちんとした整備をする必要があると考えております。それから、たん吸引器につきましても、現在6台あってというところですけれども、入居者の状況によって、必要、必要でない、それから定期的に必要な部分と、そうでないような状況の方もいらっしゃるというような中で、心和園との協議の中では2台あれば何とかうまく回せるのではないかということで協議をさせていただきましたので、発電機の1台、それから投光器を3台、それとコードレスのたん吸引器を2台ということで、何とかできるだけ早く整備ができるように協議を進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。