みんなの議会

厚岸町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日

(1)文化財について/(2)介護保険相談員派遣事業について

2014年6月18日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「文化財について」「介護保険相談員派遣事業について」について質問し、町長 若狭、教育長 富澤、生涯学習課長 桂川、保健福祉課長 高橋が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長 若狭、教育長 富澤、生涯学習課長 桂川、保健福祉課長 高橋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 室﨑

さきに通告いたしました一般質問通告に従いまして、ご質問申し上げます。まず、1番として文化財についてであります。町では、町指定の文化財の管理、保全、研究をどのように行っているか。2として、現在、文化財に指定されていないが、今後、調査研究により文化財に指定されていく可能性の高いものはあるか。3として、現在、町の文化財に指定されているもののうち、今後、国や道の文化財に、いわば昇格指定とでもいいますか、指定されていく可能性の高いものはあるか。以上が、1番目の文化財についてであります。次、2番目といたしまして、介護保険相談員派遣事業についてお聞きいたします。本事業の現状と今後の課題について、ご説明をいただきたいわけであります。以上が、1回目の質問であります。

答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)

12番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。初めに、2点目のほうから答弁をさせていただきます。介護相談員派遣事業について、「本事業の現状と今後の課題について説明いただきたい」についてでありますが、町は平成14年11月から介護相談員2名で事業を開始し、現在5名体制で実施しております。本事業は、介護保険制度創設に伴って、介護サービス事業者と利用者の橋渡しとして、利用者の意見や要望を事業者に伝え、サービスの向上に活用していただくことや、苦情になる前に問題の改善につながるよう、事業所等を訪問し、直接利用者の相談を受ける事業であります。現在は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、デイサービスセンター、グループホームに加え、平成22年度からは利用者の自宅への訪問も開始をしております。平成25年度実績では、月1回の実施で複数の施設を訪問し、デイサービスで7回、グループホームで7回、特別養護老人ホームで11回、老人保健施設で7回、在宅訪問で7回の実施をしております。この事業では、これまでに職員がなかなか来てくれない、気の毒で職員を呼びづらいといった利用者の意見に対して、その意見を伝えられた事業所で一部業務の見直しや利用者とのかかわりに関する職員教育を行った事例や、職員の言葉遣いがよくないといった意見に対して、事業所が言葉がけなどのコミュニケーションについて配慮することにした事例があり、具体的な改善につながる有効な事業であると認識しております。事業の今後の課題については、安定した派遣事業の継続のため、さらに介護相談員のコミュニケーション技能など資質の向上を図ることや、現在の相談員数の維持が上げられます。また、派遣していない事業所もあるため、事業者がみずからサービス向上に生かしていただけるよう理解を求め、派遣事業所の拡大を進めたいと考えております。1点目の文化財については、教育長から答弁いたします。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

続きまして、私のほうからは、1、文化財についてのご質問にお答えいたします。1点目の「町では、町指定の文化財の管理、保全、研究をどのように行っているか」とのご質問ですが、厚岸町には国、北海道、厚岸町の合わせて26件の指定文化財と、国の登録文化財1件があります。現在、北海道教育委員会の要請もあり、文化財パトロールを定期的に実施しており、国、北海道、厚岸町の指定文化財と埋蔵文化財包蔵地を年間スケジュールをもとに巡視しております。また、あわせて町内各所に設置してあります説明板や標柱の補修、草刈りなど、維持管理に努めております。研究につきましては、現在、国指定史跡国泰寺跡の整備事業に伴い、既存文化財を活用するための資料調査や厚岸かぐらの音源調査などを実施しております。しかし、町指定の文化財についての研究を全般的に行っているとは言えない状況にあります。今後は、年次計画を作成し、取り進めてまいりたいと考えております。2点目の「現在、文化財に指定されていないが、今後の調査研究により文化財に指定されていく可能性の高いものはあるか」についてでありますが、既に調査報告書が刊行されている別寒辺牛湿原の高層湿原とアッケシソウが考えられます。高層湿原については、これまでも関係機関と調整を図ってまいりましたが、ラムサール条約登録湿地として保護されている地域でもあり、その指定範囲について調整がとれていない状況にあります。また、町の指定文化財という考え方もありますが、一般に周知されることにより、例えば植物の盗掘や高層湿原への侵入、事故発生などが懸念されますので、指定については、今のところは考えていないことをご理解いただきたいと思います。アッケシソウにつきましても、現在、保護増殖に努めているところでありますが、厚岸湖岸の自生地における地権者が多岐にわたり、自生地自体も狭まっている状況にありますので、指定については難しいと言わざるを得ません。さらに、本年度実施しております獅子舞伝承映像資料制作事業で対象としております獅子舞、あるいは町民からの資料など情報提供いただければ、今後、資料調査を進め、その結果により指定の可能性が出てくる場合もあると考えております。3点目の「現在、町の文化財に指定されているもののうち、今後、国や道の文化財等に指定される可能性の高いものはあるか」についてであります。現在、町指定の有形文化財は8件、無形文化財が1件、史跡が5件、天然記念物が5件となっておりますが、一つ一つの指定物件としては指定が難しいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。

質問 室﨑

答弁は2番から始まったんですが、質問は1番からさせていただきます。まず、今の話でおおよその推測はできるんですが、もう少し詳しく聞いていこうと思いますが、まず大前提として、国、道の指定の話は今ちょっとこっちへ置きます。町指定の文化財についてだけに絞ります、時間もありませんので。町文化財に指定されると、文化財といってもいろんな種類ありますけども、その待遇というか取り扱いというのは具体的にどういうふうに変わるのか。今、何か定期的にパトロールをするんだという話だけがありましたけれども、それだけではないですよね。このあたり、もう少し具体的に、べきであるとか、することになっているではなく、どうなっているのか、それをお聞かせいただきたい。簡単にお願いします。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

町指定の文化財に指定されても、基本的には所有者がそれを守るということになっています。それで、守る中で何か、例えば建物みたく有形文化財であれば物が壊れたとか何かという状況になった場合については、文化財の町の条例によって予算の範囲内で、それを町が助成することができるというような状況にはなっております。

質問 室﨑

まず、台帳がつくられるんじゃないですか。文化財何とか台帳というものがつくられるんじゃないですか。それで、気がついたら何年か前に破壊されていたとか、あるいは気がついたらなくなっていたとか、あるいは他のものにすりかわっていたとか、そういうようなことがあっては困るわけですよね。指定文化財一覧というのを出していただきましたが、ここにもこの指定理由として書かれているのが、早い時期に出していただいたんで大変ありがたく見たんだけども、見てびっくりしました。余りにも雑駁なんですね。私は、学術的なというような言葉も入れておいたんだけど、観光案内よりまだ雑駁です。ここのところでも、何々などだとか、何々類とか、そんな書き方しかされていないんだけど、台帳では一つ一つがきちんと写真を撮って、すりかえなどができないようにしてあるんでしょうね。まず、その点。そういうことが、まず台帳がつくられて、保存のための基礎ができているということが全ての基本ですよね。その点はちゃんとなっているのかな。なっているのか、なっていないのか、それだけお聞かせいただきたい。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

おっしゃられるとおり、厚岸町の文化財台帳ということで、きちっと整理はされております。その中で、今までも確かにご質問者おっしゃられるとおり、古い年代のときには抽象的なことでこれがいいものだと、簡単に言えばそういうことで指定されているものが多いのは確かでございます。ただ、我々が行った中では、平成17年度に、一番近い中では蝦夷錦を指定されたときには専門家を呼んで、年代測定とかそういうものをきちんとしてそれから載せておりますけれども、古いものにつきましてはこのような抽象的な言葉での指定になっているということでございます。

質問 室﨑

指定時においてはそうだったかもしれないけれども、その定期的パトロールというふうに全部目通しているんでしょう。そうしたら、そのときに台帳不完全だったら直さなきゃならないでしょう。それができているのかということです。それで、そのことが1点なんです。それで私も、この一覧を見ていたら、そこらが全くわからないんですよ。それで、情報館で台帳を見ようと思って行ったんですね。そしたら、文化財に関しては厚岸情報館の本の森には何もないんですよ。この点に関しては、情報館じゃなくて情報過疎館なんですが、まずその点から言いますけれども、きちんと整備されているはずの、今それは指定されていますよというお答えを今いただけるはずになっておりますけどね、その台帳の副本もないんですよ。町民、全然見れないんですよ。結局これは、厚岸情報館できたときから私何回も議会で言っているんですよね。まるで、カラスが卵でも抱いているようにその情報を懐の中に入れてしまって、ほかには見せないぞと、近づいたらつっつくぞと言っているようにしか見えない。これ、教育長の理念ですか。少なくても博物館とか、そういうような類いのもののところに何があるかという情報の集積というものは一元化して情報館に置くべきだということはずっと言ってきているんだが、いまだにこういう状況です。これについてはどうお考えですか、教育長は。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

今お話しされました文化財の台帳なんですが、この台帳につきましては、これは表に出しておりません。といいますのも、この台帳という中には固有名詞が、所有者の名前が入っていたりしまして、その中でやっぱり情報できないものありますので、この台帳そのものは海事記念館できちっと押さえています。あと、そのほかに文化財探訪集成だとか、埋蔵文化財の包蔵地一覧だとか、そういうものはお出ししているはずでございますし、それと文化財パトロールにつきましては、これは各史跡だとか、特に太田に多いのですが、そういう標柱を立てているところ、そういうところをパトロールしているという内容でございます。

質問 室﨑

個人情報が入っていてできなければ、そこの部分だけ隠せばいいわけですよね。それによって全部が公開できないんだという理論は成り立たんでしょう。文化財というのは、みんなで保全しなきゃなんないんですよ。私だけが抱えていて、ほかには見せられませんというような種類の問題じゃないでしょう。税金の台帳とはわけが違うんだ。それで、今、答弁の中に標柱だとかいろんな話が出てきましたので、次の論点に移りますが、厚岸町の文化財というのをよく見ていくと、これは条例でもそうなんですが、指定文化財という言葉が出てきますね。そうすると、指定文化財と指定されていない文化財と、文化財には2種類あるということですか。もう少し具体的に言いますね。この数日前に太田のほうに行く用事があって道路を走ったんです。そうしたら、目に入ったものがありました。まず、アイスクリーム屋さんのそばに史跡厚岸地名発祥の跡という標柱がありました。史跡と入っています。それから、史跡太田屯田兵事業所跡、史跡太田屯田兵事業所、何となっているのか、フキでわかりませんでしたが、下のほうが隠れていましたので、ちょっと道路から向こうまで行けなかったので見えませんでした。あるいは太田湿原植物群落、これらはみんな脇に厚岸町教育委員会という言葉が入っています。文化財の一覧の中には、これらのものは入っていません。文化財の一覧を見ますと史跡というのがありまして、何種類かありました。ここにありましたですね。国と北海道を除いて、1、2、3、4、5の史跡というのがありますが、ここには今の標柱のものはありません。したがいまして、指定文化財以外の、あるいは指定文化財として文化財に指定された以外の史跡というのがあるわけですね。これら町内に幾つぐらいあるんですか。そして、それはどのような位置づけになっているんですか。もう一つ、これは厚岸町埋蔵文化財包蔵地一覧という本です。これは昭和62年かな、実は厚岸町で国の重要文化財か何かに指定されていた土地を勝手に売ったという事件が出て、それで関係者の間では家鳴り震動したんですね。そして、その登記は、たしか当時の文部大臣の職権によって取り消されるという事件がありました。それで、その後、町では、売った買ったはちょっとこっちへ置いても、例えば工事なんかで、その重要文化 財だ と か そう い う のに 指 定 され て いる よ う なと こ ろ が重 機 で壊 さ れ るよ う な こと があっては大変ですので、それで知らないでうっかりやっちゃったりすると大変ですので、いわゆる埋蔵文化財などが包蔵されている地域の図面を全部つくって、いろいろな公共事業やそういうものに役立てようとしてつくった非常に先進的なことやったわけですね。この一覧は、厚岸町教育委員会が出している。ここにも文化財という言葉が出てくるんですよ。これらについてはどのような、今答弁の中でまさに埋蔵文化財というお話をしていましたので、教育委員会としてはこれも史跡といって、文化財に位置づけされていない史跡があるということがわかりましたので、これらの位置づけはどうなっているのか、そしてそれに対しての保護、研究等はどのように進められているのか、これについてお答えをいただきたい。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

1点目の厚岸町の文化財台帳につきましては、固有名詞が入っているところについては消して、それで情報館のほうに出したいと考えます。それと、埋蔵文化財の包蔵地の関係なんですが、この包蔵台帳につきましては、これ北海道に登録されているもの、これは国までいっているんですが、これによって開発行為とかに及ぶ場合には、これで周知化をして、これによって関係業者が何か事業を行う場合には、こちらに来たり相談するという形にとっております。このあたりについては、北海道との事前協議として保護されているものでありまして、開発行為等がある場合については使われるものというふうな形で作成しております。それと、標柱につきましては、現在12カ所設置してございます。これにつきましては、指定ではないんですけれども、厚岸町の中で歴史的に価値が高いものというところで、こういうところに標柱を立てているということでございますので、ご理解願いたいと思います。

質問 室﨑

当初の答弁だと、要するに文化財に指定されているものについていろいろな話をしているわけですよね。そして、それ以外のものを出してくるというと、また何かそれ以外の話をするんだけども、具体的に町として保護すべきものとしての位置づけということになるというと、途端に何か曖昧になる。これ指定文化財でないけれども、やはりきちんと保護、保全しなければならない要件があるのであるならば、やはり条例なり規則なり何らかの形でそれを位置づける必要があるんじゃないですか。例えば、太田湿原植物群落には、この植物が保存される必要があるから採取を禁じますと書いているんですよ、教育委員会として。何を根拠に禁止しているのか、今の話だとわかりませんね。そういうことですよ。やはり、保全すべき必要性があるものについて、きちんとした位置づけをしていく必要があるんじゃないかというふうに思うんです。その点どうなんですか。例えば、その史跡として、史跡という言葉を使って標柱を立てている以上、その史跡が、いやいや、これは文化財ではないんだけれども、大事な場所だから壊されちゃ困るんで立てておきましたでは済まないでしょう。そういうことですよ。きちんとした体系をつくっていく必要があるのではないかと。何か指定文化財に指定すれば保存は必要だけど、それ以外についてはまあいいのかなということにはならないと思うんですね。そのあたりいかがですか。

答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)

ただいまのご質問ですけれども、実際に先ほどおっしゃったように、厚岸町の由来の場所というのは国道脇のところのことをおっしゃっているんだろう思うんですけれども、いずれも私有地であるところが多いかというふうに認識をしているんです。その場所が発祥の地であるというふうなことの部分と、それをどう保存するかというのはまた一つ別の問題にもなってまいりますし、確かに太田の湿原については、研究者の中で調査があって、その中にこういうふうな貴重なものがありますというふうな記述も見られるんですけれども、現実には全くの個人の私有地ということで、なかなか我々が手の及ぶところではないということがあります。もう一つ、あの看板なんですけれども、実はそこの団体を含めて現在は存在していない私的な団体ということもあって、なかなかあれの効力、信憑性についても、今はっきりできるような形のものではないんではないかなというふうにも考えているところでもあります。

質問 室﨑

厚岸町教育委員会と入っているんですよ。その厚岸町教育委員会という看板を立てておいて、教育長はそこが信憑性がないと言うんですか。これはおかしな答弁ですね。それから、その地名発祥の地でも、太田屯田兵事業所跡でも何でもいいですよ、頭に史跡と書いているんですよ。史跡と書いているんです。そして、厚岸地名発祥の地とか、太田屯田兵事業所跡とかと書いているんですよ。そうすると、見る人はみんな、これは文化財の史跡だなと思うでしょう。ところが、史跡に2種類あるんだと言っているわけですね。そのあたり整理したらいかがですかと言っている。私は何も全部、私有地でも何でもその土地所有者の意思に関係なく指定せいとか、そんなこと言っているわけじゃありませんよ。それから、既に原形をとどめなくなっているところがあるけれども、位置だけは明確にしておきたいというのもよくわかりますよ。ならば、そういうようなものについては、やはりそれなりの規則なり何なりをつくって、そういうものを立てるんだという位置づけをしたらどうかということを言っているんですよ。大変紛らわしい。それから、そのあたりが曖昧になっていくと、結局は町指定の文化財も似たか寄ったかになっていくおそれがあるわけですね。きちんとした何ランクかのものをつくっていかないと、結局根幹までおかしくなりますよ。そういうことを言っているわけです。それで、次に行きますが、今答弁の中で辺寒辺牛川上流部の高層湿原、それからアッケシソウの部分、これについては諸般の事情があってなかなか難しいという話がありました。ところで、平成16年、2004年の3月に、厚岸町教育委員会で厚岸湖畔における塩湿地植物群落の調査報告書というのを発行しております。その一番最後に、神田房行さん、これは北海道教育大学の教授の神田先生だと思うんですが、厚岸湖畔における塩湿地植物群落の保全に関する提言という文書を書いています。その結論として、カキ島のアッケシソウの群落は壊滅したと、しかし厚岸湖畔の塩湿地群落が比較的良好な状態で残っている現在、これをぜひ天然記念物として指定され保全が図られるべきであると、この後もずっと書いているんですが、いう提言をしていますが、これについては教育委員会でもって検討しているんですか。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

2004年の報告書、神田先生、私もよく同行して話は聞いてはいるんですが、確かに神田先生と入っているときは、1平方メートルあたりにどのぐらいのアッケシソウが生えているのかというようなこととかは、調査の段階では確かに減ってはいないという状況ではありました。ただ、山のほうからどんどんどんどん雑草が来ていて、どんどんその面積が狭まっているという状況も確かに確認されております。そういう中で、ここの部分を町指定なり、それ以上のものをもっていくとなると、これを保全するために、このままでは手をかけなければいけない、でも指定されることによって手をかけることができなくなる、そういうこともありまして、その後については、私ちょっと出ましたのであれですけど、その経過については私聞いていませんけども、そういう状況の中での話しの中では、そういう提言はいただきましたけども、なかなか進んでいかなかったというのが事情でございます。

質問 室﨑

非常に誠意のある答弁であることはよくわかるんですが、大変失礼な言い方だが、あなたの経験を聞いているわけじゃないんですよ。教育委員会として、きちんとした検討をしたのかしないのかということを聞いているんです。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

教育委員会の中では、それらの状況の中で少し時間を置かせていただきましたが、ちょっと答弁にならないかもしれませんが、ことしもう一度、現地視察ということになっております。その中でどういうような状況になっているのか再度調査して、もう一度それについて考えていきたいと思います。

質問 室﨑

それでは、もう一、二、お聞きしますが、辺寒辺牛川下流部、河口部の低層湿原、ここの部分も保全に値するということは言われていますね。カヌーだって、あそこには立入禁止にしていますからね。このあたりについては、何らかの検討というのはなされているんですか。それから、あやめヶ原、これはどのような位置づけになっていますか。このあたりをちょっと。まずそこらですね。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

何度もすみません。まず低層湿原の部分なんですが、その部分については一部ラムサール条約の登録湿地の中には入っているんですが、今、我々が行っているのは高層湿原の部分ということで調査は進めてまいりました。低層部分につきましては、今後の課題だろうというふうに考えております。また、あやめヶ原につきましては、道の自然公園条例の中で守られているということで、あそこには基本的に馬とか放して雑草駆除を行っているという中では、自然の天然記念物としてはちょっと指定と考えるのは難しいかなというふうに考えています。

質問 室﨑

町の天然記念物というのも、指定をすると一切手をつけられなくなってしまうというもので応用はきかないと、こういうことなんですね。だから、そういうほかのもので守っているから天然記念物には指定しないんだと。天然記念物だけが文化財保護条例におけるところの文化財じゃないですね。これで見るというと、史跡とか名所というのもありますね。だけど、そういうものではないんだと、こういうことなんですね。それで、もう一度ちょっと確認で、さっき次から次へと論点があったので聞き漏らしたんですが、少なくてもその文化財の台帳によると、すりかえが行われたりするようなことはない。例えば、20、30のものが一緒に指定されているような、例えば什器類なんていうのがどっかありましたね。そういうものでも、その一つ一つがきちんと特定できるようになっているんですね。それから、もう一つは、見ると相当、指定年代がばらばらなんですけども、先ほど古い指定にはというような言い方がちょっとあったんだけども、その指定時においてどうのこうのではなくて、現在、例えば遺跡などでは縄文期だとか擦文期だとかというような書き方がありますけれども、それはこういう形で調査をして、こういう形の年代測定をしたからこうなんだというものがなければ、後日の検証のしようがないですね。今、何とか細胞という話で、そういう話がぼんぼん出ているんだけども、学術的というのは最低そういうことですよね。そういうものが指定理由ないし、その根拠として台帳には記載されていると、そのように解釈してよろしいですね。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

1点目の什器古文書とかの台帳の関係なんですけども、これにつきましては、うちでは全て写真もありますし、そういうことがないように、こういう什器古文書もそうですし、赤松なんかもそうです。そういうものについては、全て1本ずつきちっと写真を撮って残しております。それと、学術的なものにつきましては、きちっとした年代測定というのはなかなか難しいようでありまして、例えば土器が出たとか、そういうものによってある程度の年代を推測するというような形での指定内容でございまして、学術的にこれがもう年代測定できちんと出ているというものではないというふうになっております、申しわけありませんが。

質問 室﨑

わかりました。一定の根拠はあると、そういうことですね。それで、あと1点だけ言っておきますが、文書類では厚岸には太田の柿崎家、本庄家の文書というのがあると聞いていますが、これらは町の文化財には指定されていないんですね。端的に理由を教えてください。それから、もう一つは、いただいた資料を見ると、こんな書き方をしているんですよ。弁天座像のところに、識者によれば江戸時代初期のものと思われと書いているんですが、これでは根拠になりませんね。今言った学術的理由云々ではね。識者って誰なのか、何を根拠に思ったのか全くわかんない。これ台帳、そんな書き方しているんですか。それとも台帳にはきちんと書いているけれども、そんなきちんとした理由、議員風情に言ったってしようがないから、この程度抽象的な話にしたんですか。これを教えてください。それともう一つ、ホームページを見ましたらね、サイトマップから引いたら、文化財というのが26種類出たんですよ。それから、今度、厚岸町の歴史文化財というところから文化財を引いたら27種類出たんですよ。ホームページは、引き方によって数が変わるんですね。高い金かけただけあって、おもしろいことやっているなと思ったんですがね。このあたりもどういうことになっているのか、時間がないのでいずれも端的に教えてください。

答弁 生涯学習課長 桂川(生涯学習課長は2015年12月まで)

1点目の柿崎、本庄家の古文書につきましては、いろいろと事情があるようでございまして、少し調べさせてもらいたいと思います。それと、弁天座像なのですが、これは記載どおりです。今回こういうご質問をいただきまして、我々もいろいろと再度見直したんですが、ほかにもちょっといろいろと疑問視するところがありますので、もう一度、このあたりについては全体的に整理させてもらいたいというふうに考えております。そして、文化財のホームページなんですが、この26と27の違いというのは国の登録文化財ということで、正行寺さんの鐘楼のことなんですが、そのあたりもきちっとなるように、統一が図れるように、これは指定物件でないものですから、それで指定物件の26件とその部分も入る27件と差が出ちゃうということでありますので、うちのほうとしては登録を入れて27件というふうに出しておりますので、ご理解願いたいと思います。

質問 室﨑

時間がないので先に進みます。次に、介護保険相談員の派遣事業についてお聞きするんですが、まず私の手元にも全部そろってなかったので、情報館のほうにも行って足りない分を見ようと思いました。介護保険相談員派遣事業実施報告書というのを見ましたら、平成17、18、19と21がどうしても見つからないんですよ。これは、情報館にもなかったんですね。これあれでしょうか、毎年つくっているんだけど一部情報館に送り込んでないんでしょうか。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

お答えしたいと思います。介護相談員の派遣事業の報告書でございますけれども、課のほうでも確認をしましたところ、確かに抜けている年度がございます。何年か、おっしゃるように、17年、18年、19年という形で、3年ほど(「21年」と発言する者あり)21年も抜けております。これにつきましては、作成できなかった年もあったというふうに聞いております。その辺、ちょっとまだきちっとした確認ができておりませんけれども、担当からの聞き取りでは、今現在ではそういうふうに押さえております。

質問 室﨑

時間もないので結論から言いますが、今回、あえて介護保険派遣事業を取り上げたのは、今回、心和園とそれからデイサービスを町が事業者として実際に行っていたものが社協に移りましたよね。そのときに、いろいろな懸念が町民から出ています。議会でもいろんな懸念が出されました。余りに唐突でないかというところから始まって、社協でできるのかという話までいろいろ出て、いまだに町の中を走って歩いています。また、聞くところによると、何か労働問題が出ているようで、町が不当労働行為でもって何とか委員会に訴えられるというような話もありました。これは労働者の権利の問題ですから、何も悪いことではないんだけども、今町内にある懸念とそれが一緒になってしまうと、いろんな尾ひれがついていい話がないんですよ。そういう中で、議会でも12月議会、そして3月議会でこれに関する議論がありましたよ。いろんな懸念も出されました。ただ、それについては賛成多数でどっちも可決したんですけども、そのとき賛成意見を見ても、それから賛成する皆さんも、結局利用者を考えると、少なくても今のレベルは落ちないと。よくなっても落ちないという担当者の答弁を信じて賛成しているわけですね、言ってしまえば。それで、私もそのときに言ったと思うんですが、落ちないよという言葉だけではなかなか納得してもらえないんですよ。それで、そのレベルは落ちていません、ちゃんとやっていますということのための、いわば大きな支えとして、大きく浮かび上がってくるのが介護保険相談員であり、それからもう一つは第三者機関によるところの評価であるという話で、それは当時の担当者もそのとおりなので、これには力を入れていくという話があったんです。それで今回、介護相談員派遣事業がどのように進められていくのかというのを見せてもらったら、今のような話が出てきたわけです。それで、今のそういう観点から先ほどの答弁を見ますと、現在の相談員数の維持を図るという話なんですね。これから数をふやして、もっと充実させますというような考えはないんですか。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

介護相談員の派遣につきましては、基本的には2人1組で各施設、事業所、あとお宅のほうを訪問して事業を進めてまいります。当初2名体制で進んだものが、途中から4名、5名というふうにふやしていて、今現在では5名でございますけれども、早急に増員するという今のところ考えはございません。

質問 室﨑

最後のところ、何か急に声は小さくなって、よく聞きとれなかった。ございますと聞こえたような気もするし、ございませんと言ったのかがよくわからないので、そこのところもう一度言ってください。それから、資料としていただいたんですが、介護保険にかける費用の推移というのを数字だけちょっと出してもらいました。そうすると、この中に、今、項目はいろいろあるんだけど、委員報酬というのが結局は実動日数に比例するんでないかと思います。そうすると、この大事な17、18、19と21が抜けているので、非常に動向がつかみずらいんですけども、平成20年には79回訪問しているんです。約80ですよね、簡単に言えば。その穴がぽんとあるので、その前の平成16年には86回行っているんですよ。だから、このあたりは80回ぐらい年に行っているんですね。ところが、平成25年になると39回になっているんですよ。この委員報酬というのを見ましても、がたんがたんと落ちているんですね。これ、維持するんじゃなくて、どんどん縮小しているんじゃないですか。それで、介護保険相談員というのは、しょっちゅう顔を出して顔なじみになんないと相談なんかしてくれませんよ、利用者は。ええと、どこのどなただったっけ、去年の1回見たことあるねというような人に相談なんかしますか。そういうようなことも、どんどん減退させている中で、ことしのレベルを維持しますというのは成り立つ話ではないでしょう。少なくとも、今回この春にこういうことがあって、この介護相談員派遣事業というのは町民の信頼を得るとりでだと、そうなんだって答えたあなたたちが、どんどんどんどん減らして、まあまあこれよりは減らさんようにしましょうということにはならいんじゃないですか。このあたりお考えいただきたいんですがね、いかがでしょう。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

前段の最後の答弁がちょっと聞こえにくかったということなんですけれども、現段階では早急にふやす状況にはないのかなというふうに考えております。ただ、今後、おっしゃるように、心和園、デイサービスの指定管理等もありましたし、いろんな部分で状況をもう一度再検証して検討してまいりたいと考えますので、よろしくお願いいたします。

質問 室﨑

ぜひ、これに力を入れていただきたいんですよ。それからもう一つ、答弁の中でもおっしゃっていましたが、この制度はちょっと個人は置いておきまして、施設系でも在宅系でも施設なんです、事業所なんですが、事業所のほうから来てくださいと手を挙げる形になっているんですね。事業所のほうが結構ですよと言ったら行けないんです。見ていきますと、ある時期まで入っていた事業所が、ある年から入っていないんですよ。恐らく向こうが手を挙げなくなったのか、断ったのかしていると思う。これやっぱり制度をつくっている町としては、強く働きかけていく必要があると思うんですが、その点いかがでしょう。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

おっしゃるとおり、せっかくこの介護相談員制度をつくって、ほぼ全部の事業所を回っている状況で、一部行っていないところがあるということで、町としましても全部の事業所にやはり申請をしていただいて、全部の事業所に入って有効にこの事業を活用していくというふうに考えますので、今後につきましてはその事業所に対しても働きをかけて、町の考え方等をお示ししながら事業の充実に努めてまいりたいと考えます。

質問 室﨑

どうかこれは、強く助言なり指導なりをしていただきたい。それで、最後にお聞きしますが、この相談員のメンバーなんですが、14年は2人で、15年から4人になったんですね。そして、22年から5名になったんです。25年には2名交代しましたね。その後、26年は交代だとか増減だとかはあるんでしょうか。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

おっしゃるように、そのような推移でいっておりまして、現段階では、今のメンバーでいきたいと考えておりますけれども、相談員の皆さんにもいろいろご都合がありますので、もし減るようなことがあれば、新たに研修を受けていただいて、相談員の補充という形を考えていきたいと思います。

質問 室﨑

それで、もちろん固有名詞を出す気はありませんが、相談員の一人がことしの4月から社会福祉協議会の職員となって、心和園の担当になっているといううわさがあるんですが、事実でしょうか。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

お答えいたします。心和園ではなくて、デイサービスセンターのほうの職員でございます。

質問 室﨑

要するに、社協の職員ですね。デイサービスに勤務先があるんですね。これは成り立つんですか。介護相談員というものが事業所の職員で成り立つんですか、この制度は。いかがですか。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

お答えいたします。おっしゃるように、そこの職員がそこの施設の相談という形では当然問題があるかなと思いますけれども、実際問題、その職員は社協の職員ですけれども、デイサービスあるいは心和園の相談には入ってございません。そのような状況にございます。

質問 室﨑

そんな話は通じませんよ。今、私が何でこの問題を取り上げたかって何遍も言っているでしょう。町民の信頼をきちんと得るために、この制度が十分に働かなきゃならないんですよ。資格損失でしょう。そうでないですか。行司がまわしをつけて相撲をとるような話ですよ、今の話は。アンパイアがレガーズつけたまんまバッターボックスに立つようなもんですよ。違いますか。これは当然、忌避とか除斥とかという言葉の対象になる問題じゃないですか。それをわからない社協ではないでしょう。もしわからないんだったら、こんな事業を請け負うだけの能力なんかないですよ。能力があるのにやっているんであれば、いかにこういう事業っていうものをいいかげんに考えているか、それに尽きるでしょう。町だってそうだ。口では非常に大事なもんだと言っているけれども、大体報告書だって毎年つくらないであったり、しかも今回はその相談員の資格に問題があるようなことについて平気でやっている。これで町民の信頼をつなぎとめることができますか。お答えいただきたい。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

貴重なお時間、申しわけございません。お答えしたいと思います。今確認をしまして、5名の今おっしゃった相談員につきましては、4月からは相談員業務に従事しておりません。おっしゃるように、資格要件として適正なのかとおっしゃられましたけれども、確かにそういう意味ではちょっと公平を欠く部分もあったかなと思いますんで、今後ちょっと人選につきましても検討をさせていただきたいと考えますので、よろしくお願いいたします。

質問 室﨑

動いていないからいいんだという話ではないですよね。資格の問題ですよ。4月1日にさかのぼってきちんとしてください。それから、4月1日から今まで相談員が何も動いていないという、今、話あったんだけど、これだって大変な問題ですよ。何をやっているんだということになりますよ。そうすると、この制度は重要だ重要だ言いながら、4月1日からきょう6月18日まで全然動いていない、その程度のものなのか、こういうことになりますね。その点、よろしくお願いしたい。

答弁 保健福祉課長 高橋(保健福祉課長は2015年3月まで)

私の答弁、ちょっと不適切でわかりにくかった部分がありまして、4月から全く活動していなかったわけではなくて、おっしゃっていた1名だけは従事しなかったと。あとの4名については、今までどおり相談員として活動をしてございました。(発言する者あり)今後につきましては、答弁にもございますように、5名体制をやっぱり維持をしていくという考え方には変わりはございませんので、人選も含めまして検討させていただきたいと考えます。

答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)

今、町長といたしましても、相談員は条例にありますとおり常勤の嘱託員でございます。町長の責任もございます。十分、今、担当課長から答弁がありましたとおりであります。そこで私としましては、その重要性から考えまして、利用者と家族と事務所の橋渡しをする重要な役割であります。特に、今、全道に179市町村あります。この相談員を置いているのは、わずか11市町村です。そういう意味では、厚岸町は相談員を置いているなということだし、改めて認識をしているわけですが、人選についてそういう指摘があったということはまことに残念です。ですから、そういう意味において、担当課長が言いましたとおり、今後の取り扱いにつきましては十分に公平を期すように処置をしてまいりたい、そういうように考えておりますので、ご理解をいただきたい存じます。

出典:厚岸町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる