みんなの議会

厚岸町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月28日

(1)急速に進む人口減に歯止めをかける対策について/(2)漁業、酪農、商工業にかかわる後継者対策について/(3)定住自立圏構想の参加について

2009年9月28日、厚岸町議会の一般質問で、髙橋議員が「急速に進む人口減に歯止めをかける対策について」「漁業、酪農、商工業にかかわる後継者対策について」「定住自立圏構想の参加について」について質問し、副町長 大沼、まちづくり推進課長 田辺、産業振興課長 大崎が答弁しました。

質問者
髙橋 議員
答弁者
副町長 大沼、まちづくり推進課長 田辺、産業振興課長 大崎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 髙橋

平成21年度の第3回厚岸町議会定例会に当たり、先般通告のとおりお尋ねをいたします。その前に、本定例会は、先ほど副町長から行政報告の中で、町長が不在であります。体調を崩し、治療に専念とのことであり、1日も早い回復を願い、心からお見舞いを申し上げるところであります。第4期厚岸町総合計画第8次実施計画の中にもあるように、急速に減少が進む人口問題、つまり過疎対策が明記されていないのはなぜなのか。いずれにしても、現在の当町の人口が急速に減少が進む中で、現況に歯どめをかける対策はあるのか、お伺いをするところであります。あるとするならば、その具体的な取り組みについてのお示しを願いたいのであります。次に、後継者対策について伺います。まず、厚岸の経済活動を支えているのは、1次産業であるところの水産業を初めとする酪農業、商工業の安定が何よりも大切かと思うのであります。まず経済が安定、成長しなければ町の発展につながらないことは、私が言うまでもないところであります。町は、快適に暮らせる協働のまちづくりを目指し、地域の活性化対策にもしっかり取り組みながら、自然と調和のとれた快適な環境をつくり、活力に満ちた豊かな産業の育成に取り組みたいとのことでありますが、特に後継者対策、若い担い手育成について、厚岸町の第4期総合計画第8次実施計画の中からは、何ら具体策が見えてこないのであります。厚岸町が進める後継者対策は、これではたしてよいのでしょうか。厚岸町は、単に後方支援しかできないのですか。こんなことでは、大切な産業の担い。 、 、手が育つ環境には全くないと言わざるを得ないのであります 町からは 今後の後継者若い担い手育成に対する対策について、明確に、より具体的に説明を求めるものであります。次に、定住自立圏構想の参加について、当町の考えについて伺いたいのであります。この件につきましては、去る9月10日朝刊に、釧路市議会が9月9日開会した定例市議会で、定住自立圏構想の実施団体について、本年12月中に中心市宣言を行い、協議が整った町村との協定議案を来年2月の定例会に提出したいと表明しているところでありますが、今後は釧路管内町村と協議を進めるとしているようでありますが、釧路市は8月、釧路管内の全7町村に参加を呼びかけたところであり、釧路市によると、現在、釧路町と具体的な協議を進めており、白糠、鶴居村も参加を検討しているようで、釧路市は、同構想実施団体入りを目指す理由として、定住自立圏を形成した市町村にはさまざまな国の支援策があるので早期に取り組むことにしたと述べているところであります。、 。 、当町はどのような取り組みをしているのか お聞かせを願いたいのであります またさまざまな国の政策について、内容のわかる範囲でお聞かせを願いたいと思うところであります。以上で1回目の質問を終わります。

答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)

4番、髙橋議員のご質問にお答えをいたします。快適に暮らせる協働のまちづくりを目指し、地域の活性化対策の取り組みについてのお尋ねのうち、まず1点目の急速に進む当町の人口減に歯どめをかける対策はあるのかについてでありますが、厚岸町の人口は、本年8月末現在で1万983人であります。5年前の平成16年8月には1万2,124人でありましたので 1,141人が減少しており さらに 10、 、 、年前の平成11年8月との比較では1,821人の減少と、人口減少に歯どめがかからない状況が続いております。これを年齢別人口の推移で見ますと、ゼロ歳から14歳までの年少人口では、5年前との比較で342人の減少、10年前とでは725人の減少となっており、15歳から64歳までの生産年齢人口では、5年前との比較で994人の減少、10年前とでは1,701人の減少となっております 一方 65歳以上の老年人口は 5年前との比較で195人の増加 10年前とでは605。 、 、 、人の増加で、少子高齢化が進展しており、町の経済を支える生産年齢人口の比率が低下している状況にあります。さらに、5歳階級別人口をもとに5年後の人口を分析しますと、15歳から19歳の年齢階層が20歳から24歳に達したときの比較において、平成11年から平成16年への移行で297人の減少、平成16年から平成21年への移行では286人が減少しており、いずれも他の年齢階層と比べ突出した数字となっており、この年齢階層は、進学や就職を迎える時期と重なっています。このことから、厚岸町の人口減少は、少子化の進展のみならず就職や進。学のために厚岸町から転出していることが大きな要因となっていることがうかがえます現在、策定作業を進めている第5期厚岸町総合計画の策定過程で行った小・中学生アンケート調査の結果でも、厚岸町に愛着を感じていると回答した児童生徒が約81%もいるものの、将来、町外に移り住みたいと思っている児童生徒が約33%おり、その主な理由として、進学したい学校がないから、自分に合う仕事・職業がないからが約5割を占めております。また、15歳以上を対象とした町民意識調査の結果でも、今後できれば転出したいと感じている町民が約21%もおり、その転出したい理由として、医療や福祉で不安だから、自分に合う仕事・職場がないから、老後の生活が不安だからということが上位を占める調査結果となっております。しかし、我が国の総人口自体が平成16年以降減少局面に入り、出生率の低下などにより今後も急速に減少することが見込まれ、大都市圏も地方圏も人口が減少するという厳しい状況が予想されており、大多数の自治体で本町と同様の悩みを抱えております。これらの状況を踏まえると、人口減少に歯どめをかける有効な手だてを打ち出すことは極めて難しい状況にありますが、人が生活するために最低限必要な所得を得る就労の場や新卒者が働きたいと思える就職先の確保が極めて重要でありますし、同時に、基幹産業である漁業、酪農業の振興策にも継続して取り組んでいきながら、町民の皆さんが安心して暮らし、今後も住み続けたいと思えるまちづくりを進めていかなければなりません。その一方で、地域の経済活力や活性化を促進するためには、定住人口だけではなく交流人口の増加に向けた取り組みも大事です。観光産業の振興を初めとした魅力ある地域づくりも同時並行的に取り組んでまいりたいと考えています。次に、2点目の漁業、酪農、商工業にかかわる後継者対策についてでありますが、まず、漁業については、基本的には漁業生産体制が強化され、漁家経営の安定が図られることが第一の後継者対策と考えております。水揚げの変動や資源の減少、燃油や資材の値上がり、漁価の低迷などにより漁家経営は非常に厳しい状況にあるため、親が子供に跡を継がせない、子供も後を継がないというようなケースも増え、漁業経営体の減少や。 、 、高齢化が進んでおります このため まず現在進めている漁業振興施策を確実に実施し漁家経営の安定を図る必要があります。また、後継者を育成するための具体的な研修施設としては、道内には道立の漁業研修所が鹿部町にあり、次世代を担う漁業後継者の育成と就業者の知識・技術の習得や地域リーダーの資質向上などを図るため各種の研修を行っておりますが、ここ数年、当町からは研修受講者がおりません。これは、当町が北海道内3校の水産高校のうちの1校である厚岸水産高校を有していたため、当町から漁業後継者を志す子供の多くは厚岸水産高校に進学し、必要な知識や技術を習得して家業についていたことが多いためであり、水産高校を有していた当町の優位性をあらわしております。本年4月に厚岸潮見高校と統合し開校した厚岸翔洋高校にも、引き続き漁業後継者の育成確保に大いに期待しているところであり、当町といたしましても、引き続き生徒の実習や各種の試験研究活動へ支援をしてまいります。また、実際の後継者の集まりである厚岸漁協青年部に対し、各種の試験事業へ技術的な支援を行っており、厚岸湾ニシン放流技術検討会やシングルシード養殖技術検討会の各種の作業や調査、研究会などの取り組みについても、若手後継者も含めて着実に継続実施しております。そうした調査研究、研修などの地道な取り組みにより、新たな養殖技術の向上や後継者としての意識の向上が図られ、漁業後継者の育成確保が推進されているものと考えております。このほか、国の補助事業で、漁業経験のない若手を担い手として確保するための漁業研修制度なども創設されていることから、これら制度の活用についても漁協や関係機関と連携し、対応を図ってまいりたいと考えております。次に、酪農にかかわる後継者対策についてでありますが、酪農におきましても、基本、 。的には生産体制が強化され 経営の安定が図られることが第一の後継者対策であります将来の酪農を担う若手後継者に対しては、農業改良普及センター等の協力をいただきながら専門的な知識や技術習得に向けた研修活動を促進し、担い手に対しては、みずからが具体的な経営目標を掲げた農業経営改善計画を策定する認定農業者に対して、関係機関及び団体による一本化した営農支援に努めたいと考えております。また、このほか釧路太田農協内の酪農実習生受入協議会が酪農に関心のある方を農業実習に受け入れる事業や、国の補助事業で後継者のいない酪農家の農業経営を新たに引き継ぐ農業経営継承事業のほか、国の緊急雇用対策として、新たに研修生を受け入れる農業者に対しての支援制度も創設されており、これらの制度の活用も考慮しながら、今、 。後も関係機関及び団体と連携を図り 後継者対策を進めてまいりたいと考えております次に、商工業にかかわる後継者対策でありますが、厳しい経営環境の中で、特に小売業や飲食業においては事業の継続が難しくなっており、結果において後継者がいない状況が生じ、廃業による商店街の衰退にも結びついております。このことは、製造業などほかの業種についても同様で、大変に難しい問題であります。事業を継承するためには、その経営が継続でき得る状態でなければなりませんし、この事業経営については自助努力に負うところが基本になりますが、その支援の一環として、中小企業に対する町の融資制度の活用や、国または北海道の各種支援制度活用の促進を商工会とともに努めているところであります。また、事業をしっかり継承できる後継者の育成につきましては、厚岸町商工会青年部が主体となり経営塾を開催し、講師を招いて、毎年4回程度の勉強会を行っております。一方、国策レベルでは、平成20年5月に中小企業における経営の継承の円滑化に関する法律が成立し、平成21年4月の改正税法とともに既に施行されており、民法の遺留分に関する特例や金融支援、相続税・贈与税の納税猶予など、事業継承に向けた総合的支援策が進められておりますし、これらの支援策などを踏まえて、北海道商工会連合会では応援コーディネーターにより事業継承に向けた訪問相談やセミナーの開催などが行われており、厚岸町商工会でも事業継承にかかわる相談対応を行っております。現在の状況を考えますと、後継者の問題はなかなか自助努力だけでは困難な問題であると思います。この後継者対策は、地域力の向上、町の再生に直結する重要な課題であ、 、 、ると考えますし この問題に対し町がどのような施策をできるのか さらに研究を重ね関係機関や団体等と連携して取り組んでまいりたいと考えております。次に、3点目の定住自立圏構想の参加について、当町の考え方についてであります。定住自立圏構想は、人口が5万人以上で、かつ昼夜間人口比率1以上の市が、周辺にある市町村と連携しながら、地域全体における人口定住を図るため、必要な生活機能の確保に関して中心的な役割を担う意思を有することなどを明らかにした中心市宣言を行います。その中心市と周辺市町村がみずからの意思で1対1の協定を締結することを積み重ねた結果として形成された圏域ごとに、中心市では圏域全体の暮らしに必要な都市機能を集約的に整備するとともに、周辺市町村では必要な生活機能を確保し、農林水産業の振興や豊かな自然環境の保全等を図るなど、互いに連携、協力することにより圏域全体の活性化を図ることを目的としているもので、総務省が昨年12月に推進要綱を制定し、本年4月1日から施行されております。連携する具体的事項は地域の実情に応じて柔軟に定めるもので、定住自立圏形成協定で規定されますが、圏域全体の活性化を通じて人口定住を図るという観点から、さまざまな取り組みを対象とすることが期待されており、特に集約とネットワークの考え方を基本として、生活機能の強化、結びつきやネットワークの強化、圏域マネジメント機能の強化の三つの視点から、人口定住のために必要な生活機能を確保していくことが求められております。また、中心市及び周辺市町村の取り組みに関する包括的財政支援措置として、特別交付税において、中心市には年間4,000万円程度を基本として圏域の人口、面積、周辺市町村数、昼夜間人口比率等を勘案して算定されるとともに、周辺市町村には1市町村当たり年間1,000万円程度を基本として、当該市町村の人口、面積等を勘案して算定されることになっております。この9月15日には小樽市が道内最初の中心市宣言を行い、全国的には33市が中心市宣、 、言を行っておりますが このうち周辺市町村と定住自立圏形成協定の締結済みは1市で9月に締結予定が12市という状況にあります。また、今月9日開催した釧路市議会で、市長が定住自立圏構想における中心市宣言を12月に行い、協議が整った町村との協定議案を来年2月の定例市議会に提出したいと表明し、釧路町とは具体的な協議に入ってお、 。り 白糠町と鶴居村とは検討に入ることを確認したとの内容の報道がなされております制度上において、釧路・根室管内で中心市となり得る市は唯一釧路市のみであり、また、周辺市町村として定住自立圏形成協定を締結できるのは、宣言中心市と近接し、経済、社会、文化、または住民生活等において密接な関係を有する市町村で、宣言中心市に対する通勤通学割合が0.1以上であることなどの要素も考慮して、関係市町村において判断することとなっております。厚岸町におきましては、釧路市への通勤通学割合が平成17年の国勢調査結果から0.06となっておりますが、周辺町村の検討状況や次期国勢調査の結果を注視しながら、定住自立圏形成協定を締結して連携することが望まれる政策分野があるのかを含め、今後十分検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 髙橋

まず、2回目の質問から入ります。まず、町は、かけ声だけの支援対策では急速に進む人口減少には歯どめはかからないものと私は思います。この問題は、ご案内のように、当町だけの問題ではないことは十分承知のとおりであります 全国 全道的にも大きな課題であり 行政の立場から もっ。 、 、 、と積極的に、しっかり取り組むことこそが、やりがいのあるまちづくりのお仕事なのではないかと思うのであります。そこで私は、この際、理事者に対し提案をさせていただきます。まず、町内外の各種階層の方々にお集まりを願い、いろいろなお知恵を出していただき、今後の当町のまちづくりや急速に進む我が町の人口減少に歯どめをかけるための作業チームを立ち上げ、早急に取り組むことが急務ではないかと思うのでありますが、いかがでしょうか。そうすることが、まさに行政と産業団体が一体となって、町を挙げて取り組みとなるのであります。それが実現すると、10年もすればすばらしい成果が間違いなく生まれるでしょう。そのいい例が道内にあるのであります。この村は、見事過疎の村から脱出にめどがついた、過疎からの生還のまちの見本ではないかと私は思うのであります。去る9月24日の朝刊を見て、ホタテの村、子宝豊か。一家に3人から4人の子供は十。 。 、 、分に養える 要するに漁が安定しているからです この村は 人口わずか2,800人余りのオホーツク海に面した、宗谷管内は猿払村であります。この村では、これまでの人口減少傾向から、今後は年々増加する見込みとなったとのことであります。この村は、ホタテ漁が基幹産業として確立され、漁業者も若くて生活が安定し、子供さんが一家の家庭に3人から4人の家族が珍しくないそうです。この村は、平成7年度の村のホタテ水揚げ量が4万5,615トンで、ホタテ水揚げ量としては全道一、組合数が260人で、平成8年度の事業概要によると、組合員は借入金22億円あるが預貯金の残高が83億円にも上ると。道内の各漁協は後継者不足や組合員の高齢化に悩み、平成3年の漁業統計では、市町村別の65歳以上の漁業者の割合は、全道平均が27.5%に対し猿払村は6.5%で、30代、40代の後継者が中心なので、同漁協の専務理事は、1次産業の基盤がしっかりすれば子供さんたちの数が増えるのは当然。昔の日本はそうやって成長してきたのだから、当町もかけ声だけの支援ではなく、産業基盤の確立のため、十分な事業資金の投入を期待するところであります。当町も、他町村のよいところを学び、急速に進む人口減少の歯どめに対する参考にして、しっかり取り組んでいただきたいのであります。これこそが、まさに行政と産業が一体となって取り組んだたまものです。当町も速やかに学ぶことが急務ではないかと思うが、理事者の答弁を求めるところであります。次に、後継者対策、これも人口減と当然関連するわけでございますけれども、後継者対策と取り組む場合、行政だけの指導だけでは事の解決は大変難しいと思います。そこで、まず民間の有識者を広く募り、あらゆる角度から検証して、多くの知恵をかりて、厚岸のまちづくりのための後継者対策プロジェクトチームのような組織を立ち上げ、今まで以上に積極的に活動を進めていくことが大事なのではないかと思うところであります。そして町の経済活動を活発化させ、水産業を初めとする酪農、商工観光業を含めたところの活性化を進めていただきたいと思うのであります。そして業界の目線に立った所得の安定化を図らなければ、まず後継者の育成は図られないものと思います。事業とは、ご案内のように、計画も大切、また、しっかりした予算も大切です。実のある計画をしっかり踏まえ、後継者対策や若い担い手対策に努めていただきたいと思うところであります。そうすることによって、安全、安心、快適、人や自然に優しい、環境のよいまちづくりができるのではないかと私は思います。そして、当町が道東の自然食料の基地として、他の自治体に誇れる自給自足のまちづくりを進めることにより、後継者対策や若い担い手育成、後世育成、さらには急速に進む人口減少にも歯どめをかけることができると思うところであります。どんな事業でも資本が大切なのです。後継者対策、若い担い手対策には資本がかかるのでありますし、必ずかけた分以上に答えは返ってきます。厚岸町は、後継者、若い担い手を育てる独自の取り組みについて、今後の進め方について特に考えがあるならお答えをいただきたい、このように思うのであります。さらには、定住者自立圏構想の参加について、先ほど副町長のほうからご説明がありましたけれども、この関係については、私も資料がまだ十分ではありませんので、この程度でよろしいかと思いますけれども、この2点についてご答弁をいただきたい。お願いをいたします。

答弁 まちづくり推進課長 田辺(まちづくり推進課長は2010年3月まで)

お答え申し上げたいと思います。人口減少への対処、それから後継者対策、かかわるだけの支援だけでは進まないということでございます。ごもっともかと思います。ただ、なかなか、行政のみで、これはもちろん進むわけにはまいりません。特に、これまでにも第1次産業の振興という意味では、厚岸町ではこれは積極的に、いろいろな設備投資等々を含めまして取り組んでまいってきております。そういったような形の中で、まず第1次産業を振興させなければ次の2次産業、3次産業にも結びついていかないという考え方の中で進めてきてございますので、特に商工業の関係でございますけれども、やはり、個々の企業が力をつけていただかなければ生き残っていけないという問題があろうかと思います。私どものほうといたしましては、当然、こういう商工業の団体、商工会、それから道の関係、国の関係、いろいろございます。そういったようないろいろな制度、情報、こういった部分を企業にお伝えし、そういった企業に向けての掘り起こしを行うというような部分での動きというようなことをしてきてございます。例えば釧路地域の産炭地域の総合発展機構におきます産炭基金、こういったようなものの活用というようなことで、町内の企業でも5事業所がこういった基金を利用して、企業立地、あるいは先進開発を行うだとか、一つの例でございますけれども、こういったような部分での取り組みを促進してきているというようなことがございます。一方では 雇用対策のほうで申し上げますと 今まで雇用対策の連絡会議であるとか こういっ、 、 、た場を通じながら、いわゆる企業で問題になっているものがどうなのか、全体で取り組んでいけるものがないのかというような部分での掘り起こしといいましょうか そういっ、たような部分での話も行っておりますけれども、なかなか、これといった決め手が出てこないというようなのが現状の中にあるわけでございます。提案という形の中で、町内外、各層、いわゆる第三者機関の中でのいろいろな意見を取り入れながら、厚岸町においてどうしていくのがいいのかというようなチーム、ある、 、いはプロジェクトチーム こういったようなものを立ち上げてはどうかというような例猿払の取り組みの例、こういった部分もご紹介いただきましたけれども、私どもも、これまでやってきていた施策そのものが今後もそれでいいのだというような思いは決して持ってございません。どうすればここがより将来に向かって活性化につながっていくのかという部分は常に、これはもう永遠のテーマとして、課題として取り上げ、向かっていかなければならないというふうに考えてございます 提案を受けました内容 こういっ。 、た部分についても、さらに研究をさせていただきたいと思いますし、そういった中で少しでも人口減少が止まる、あるいは後継者が育つような企業環境になるというような形の中に取り組んでまいりたいというふうに思っております。具体的な部分で申しますと、以前にご質問を受けましたけれども、中小企業振興基本条例の関係 こういった提案を受けておりまして こういった中でも 一つにはそういっ、 、 、た将来の中小企業をどうするのだというような部分を話し合う場というような部分を条例の中にきちっと位置づけて、それで取り組んではどうかというような提案も受けてございます。現在、これは作業してございますけれども、そういったような場、そういった場でできるのかどうか、さらにプラスアルファがいるのかどうかと、この辺については少し研究をさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしてもしっかりと取り組んでまいりたいと、このように考えております。

答弁 産業振興課長 大崎(産業振興課長は2009年9月まで)

髙橋議員の2回目のご質問にお答えしたいと思います。田辺課長の2回目の答弁と若干重複することもございますけども、漁業、あるいは農業の後継者が育っていないのではないかというお話でございます。その時々の社会経済情勢にもよりますけども、漁業の直接的な要因といいまして、第1の要因としましては少子化が上げられると さらには 漁業にとりましては やはり200。 、 、海里の影響が大きいということであります。その200海里のときには減船、あるいは減船に伴います乗組員の大幅減、あるいは先行き不安による後継者の減、あるいは食料政策の転換ということで、食料自給率が下がってきたと、そういったことで、価格あるいは収入が不安定になってくると、そういうのも要因だと思います。農業に関しては、国際化の波、これがやはり大きかったのかなということで、先行き不安から後継者が不足をしているということでございます。、 、 、一つデータがありまして これは新聞報道にもございましたけども 農水省の調査で後継者のいない漁業経営体について、全国的な統計ですと、いないところが全国では46%、後継者のいるところは28.2%というふうに報道されております。これを北海道に限、 、 、 。定しますと 北海道でも日本海側と それから太平洋側と これは相等な差があります身近なところで、太平洋側のデータですと、後継者のいないところが30.6%、これは全国的よりも相等低い数字です。後継者がいるところが、太平洋側ですと41.7%ということで、日本海側ですと、後継者のいないところが57.9%、いるところが31.6%ということで、太平洋側のほうが後継者がいるというようなことであります。後継者がいない理由ということですと、収入の不安定を上げるところがやはり圧倒的に多くて、90.6%の経営体が、後継者のいないところがその原因として収入の不安定を上げているということであります。必要な施策はどういうことかといいますと、やはり、最も望んでいることが収入の安、 、 。定と それから漁価の安定ということが やはり圧倒的なニーズということであります1回目の答弁にも申し上げましたけれども、漁業生産体制が強化されて、漁業経営が安定する、これは農業にももちろん言えることであります。議員ご指摘の独自の取り組みについての考えをということでありますけれども、そういった具体的なことが示せないことが残念でありますけども、先ほどのご提言について、いろいろ参考にしたいというふうに思ってます。それから、水産関係で、国のほうもことしから、そういった昆布の雑草駆除等の支援ということも始まりますし、そういったことで、それらも活用して経営の安定にとにかく努めてまいりたいということであります。もちろん、行政だけでそういうことができるものではありませんので、そういった指導所等の指導機関、あるいは漁業協同組合とも協力し、連携をしながら、地域の声を反映するように施策を講じてまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解いただきたいと存じます。( 人口減は」の声あり)「

答弁 まちづくり推進課長 田辺(まちづくり推進課長は2010年3月まで)

人口減につきましても、当然、後継者の問題とかかわることでございますので、先ほどの中で取り組んでおりますように、やはり、いわゆるそこで生活できる基盤という部分をしっかりしなければならないというふうに考えてございます。そういったような取り組みの中で、先ほど4番、髙橋議員のほうから提言いただきました。この辺についても、先進事例というふうにとらえさせていただいておりますので、しっかりと研究をさせていただきたいというふうに思っております。

再質問 髙橋

何やらさっぱり前に進まない、答弁になるようなならないような答弁を聞いておりますというと、何かしら無性に腹が立つというか。皆さんのお手元に配付されているように、厚岸町の人口及び高齢者の人口の推移をまずご参考にしていただきたい。平成10年から今年8月の末を一応表にしてみたんですけれど、わずか8年ぐらいの間にこれだけ大きく人口が減っているわけです。そして、それにたがわず65歳以上の高齢者がどんどん増えてきておるわけでございます。要するに働き手がだんだん少なくなっている。昆布採り漁師さんが80済んでもまだ現役で働いていらっしゃる。ということは、所得が安定しないものですからなかなか後継者が見つからない。私が言うのは、なぜ人口が減るのか、人口を増やすにはどうしたらいいか。先ほどの。 。猿払村の例が本当にいい例なんです 北海道でもあれに近いところが何カ所かありますただ、猿払村みたいな、ああいった理想的なところは少ないようですけれども、あの近隣でホタテ漁をやっているところは、結構それに近い、将来、先ほども言ったように若夫婦が、3人、4人ぐらいの子供は十分育てるにいいし、所得もあるから安心して子供、 、さんたちが 僕はお父さんの跡継ぎするよと言って若いご両親を喜ばせてくれているとそういう例もあるわけです。厚岸町は、ご案内のように、いろいろな漁業産業、魚介類とかいろいろなものに恵まれております。もちろん、山のほうでは酪農というすばらしい食料基地を持っております。そこで、先ほどからも申し上げているように、第4期総合計画8次実施計画の中にも盛られているように、理事者側は幾らきれいな言葉を並べて表現しても、町の産業や活性化対策や人口減少対策には、私はつながらないと思うのであります。ですから、今までのこういった事業計画の内容について、さらにしっかりと再検証しながら、今後さらに研さんを重ねて、まちづくりに取り組むんだという姿勢を示していただきたい。まちづくりや後継者、若い担い手の育成対策については、行政は何かしら余りにも、手本だけを示すんだけれども、本腰を入れようとしていないのが現状ではないかと思うのであります。私は、役所には優秀な職員がたくさんいらっしゃいます。その職員各位のすばらしい知恵を出していただくことこそが何よりも必要ではないかと思います。そして、あらゆる角度からしっかり検証して、この町の産業を通して、町全体の活性化を図るべきかを、今まで以上に、全くない角度から見直しを図り、町のPRを考える必要があろうかと思います。私は、町の職員各位は、地方自治体のすばらしい経営者と思っております。事業は少ない予算で大きな仕事を達成することです。予算が少ないからといって、従来どおりの画一的な考えでは仕事は前進できないことは言うまでもないところであります。どんな仕事でも、口で言うだけではすべて物事は解決しないのであります。人口や後継者が減少していく中で、そのためにはまず、近隣町村との交流を図ることが大切かと思うのであります。多くの近隣町村の住民との交流の場を通し、互いにそれぞれの町の歴史や産業、観光等について話し合える場をつくるのも一つの方法かと思うが、いかがでしょうか。厚岸町が目指す、来たくなる町、住みたくなる町に一歩でも踏み出すことができると思うのでありますが、いかがでしょうか。まず実行できるところから考えていただきたいのであります。以上で、時間の関係もありますので終わりますけれども、各理事者の立場から、前進ある答弁をいただければ幸いと思います。以上で終わります。

答弁 副町長 大沼(副町長は2017年9月まで)

ただいま髙橋議員のほうから、人口減少、そして後継者の対策、これをきちっと急いでやらなければ、厚岸町はますます衰退していくぞというご心配から、いろいろなご提言をいただいたものというふうに受けとめさせていただきたいと思います。猿払村の例、これは、もう平成に入って間もなくのころ、ホタテ養殖をきちっとやろうということで、水深10メートルから15メートルのところに、いろんな調査をして、そして漁家の安定化を図ったという大きな成功例だろうというふうに思います。当時、私。 、も水産課のほうの仕事をさせていただいておりました 猿払のみならず噴火湾のホタテこ れ も 厚 岸 町 で 取 り 入 れ る こ と が で き な い か と い う こ と で 漁業 協 同組 合 か らの 提 言 が、 。 、 、あって 厚岸湾で稚貝の放流をしたこともございます ただし残念ながら 天候の関係それから底質、底質というのは海の底の状況、これらの関係からうまくいかなかったということを記憶してございます。それは一つの例として挙げていただいたものであるというふうに認識をしておりますけれども、何よりも大事なのは、いろんな社会基盤の整備もさることながら、漁家、酪農家、それから商工業、これらの方々の経営基盤、このものが安定しないと、猿払のように2人産んでも大丈夫、3人産んでも育てていけるという気持ちになっていただけな。 、 、いのではないかというふうに考えます そういった意味で きちっとしたまず産業振興それから住民福祉の向上、子育て支援の対策、さまざまございます。これらにつきまし、 、 、ても 委員ご提言のとおり 町民の皆さんのご意見をしっかり受けとめさせていただきさらには職員がきちっと知恵を出し合って、これからの厚岸町がどうあるべきか、今、第5期総合計画の策定作業中でございます。この作業には、住民の皆さんのご意見、さらには産業経済団体の皆さんのご意見もそれぞれ伺って、この計画に反映したいという、 、 、ふうに考えておりますので ご指摘のあったとおり いろんなご提言をいただきながら町の施策に反映をしていきたいと、そのように考えております。

出典:厚岸町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月28日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる