みんなの議会

厚岸町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日

財政、とりわけ交付税について

2007年12月11日、厚岸町議会の一般質問で、音喜多政東議員が「財政、とりわけ交付税について」質問し、町長 若狹、税財政課長 佐藤が答弁しました。

質問者
音喜多政東 議員
答弁者
町長 若狹、税財政課長 佐藤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 音喜多

第4回定例会に当たり、さきに通告してある財政、とりわけ交付税に係る今年度の状況と、今後も含め、その全般についてお伺いしてまいります。まず、交付税についてであります。今年度の政府予算は、簡易で効率的な政府を目指してと称して、新型交付税が導入されました。導入初年度の今年度は、当初マイナスが見込まれておりましたが、結果としてどのような状況にあるのでしょうか。あわせて、国からそのほかの税として臨時財政対策債や地方譲与税など一般財源と称されるその総額はどのような結果となり、前年度と比べてどのような状況になっているかお伺いする次第であります。2点目に、国は交付税の使い方にめり張りを求めておりますが、安倍内閣で打ち上げた頑張る地方応援プログラムで、厚岸町は、地場商品の掘り起こし、ブランド化ということで、安心・安全な純厚岸産カキの生産、そして、消費対策として、生み育て・支え合い・あんしん・あっけし、3点目として、観光振興・交流の場として、あっけし観光・交流促進の3つのプロジェクトを選択し現在取り組んでおりますが、その取り組みの、 。着目と今後の展開について どのように考えられているかお伺いする次第でございます国は、地方再生関連対策として、地域を支える人づくり事業や生活交通確保、介護や防災に至るまで、あらゆる角度から取り組むまちづくりに支援策がありますが、その中で私は、この厚岸町は農山漁村地域活性化対策で取り組む課題が多く山積しているというふうに思うのであります。行政のプロとして、日々、国の情報やあるいは行政間の力量が問われている昨今、町の底上げを図る地域再生関連対策に対応した考え方と取り組みについてお伺いいたします。3点目、最後に、公共団体間に財政格差があると公然と言われております。都市部と地方、地方の自治体の中でも税収含め財政的に差があると私も感じますが、ただ単にそう思い、言っているだけでは問題解決にならないわけでありますし、なぜそうなのか、それなりの理由があるものと思いますが、これからの国や地域の現状を見、これからのまちづくりをしていくとするならば、この問題に正面から向き合わなければならないものと思います。厚岸町として、この問題をどのように受けとめ、また、この難題解決にどのように進もうとしているのかお伺いし、第1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

1番、音喜多議員の質問にお答えをいたします。財政について、まず、1点目の交付税についてのご質問のうち、新型交付税初年度の交付状況についてでありますが、本年7月の普通交付税算定結果から申し上げますと、昨年度の算定結果における基準財政需要額のうち、新型交付税導入に対する移行対象費目を基準とした場合の比較では1,519万円の増となったところであります。昨年度の総務省試算による影響額は約1,600万円の減と公表されておりましたが、実際の算定結果による増となった内容につきましては、制度設計に当たり、総務省において地域格差の問題などに配慮した形で、本年度の算定までの間で移行対象費目や、この移行対象費目の単位費用の見直しがされた結果によるものと判断しております。次に、国からの交付税全般にわたる交付税総額は、前年度比どのような状況となったのかとのご質問でありますが、普通交付税の全国総額につきましては14兆2,903億円と前年度交付額に比べ6,624億円の減、率にして4.4%の減となっており、当町への影響については、当初交付額ベースで額にして58万9,000円の減にとどまっております。次に、2点目の、地方交付税支援策について、頑張る地方応援プログラムに基づいた町の3プロジェクトの成果と今後の展開はどのように考えているかとのご質問でありますが、この頑張る地方応援プログラムは、地方独自のプロジェクトをみずから考え、前向きに取り組む地方公共団体に対して、地方交付税等の支援措置を今年度から21年度までの3年間に限り行うもので、ご質問者もご承知のとおり、厚岸町からは、安心・安全な純厚岸産カキ生産プロジェクト、生み育て・支え合い・あんしん・あっけしプロジェクト、あっけし観光・交流促進プロジェクトの3つのプロジェクトを構築し、国に提出するとともに、総務省や本町のホームページ上でも公表しているところであります。まず、1つ目の、安心・安全な純厚岸産カキ生産プロジェクトでありますが、シングルシード方式による純厚岸産カキ「カキえもん」の生産拠点施設となっているカキ種苗センターの適正運営や良質な種苗生産のほか、水産増養殖に係る調査研究、風評被害などによりカキの消費が大きく落ち込み、厳しい環境に立たされたカキ養殖漁業者に対する生活支援資金の利子補給、種苗生産の効率化や衛生管理体制の強化を図るための遺伝、 「 」子解析機器等の導入を行い 平成23年度までに平成18年度実績と比較して カキえもんの種苗生産については倍増の800万粒、厚岸産カキに占める「カキえもん」のシェアを4割まで向上させることを目的としています。今年度のこれまでの状況ですが、カキ種苗センターの運営とカキ種苗生産、水産増養殖調査研究の3事業については当初計画どおりの事業展開が図られており、カキ風評被害に係る生活支援資金の利子補給については、最終的に20戸の生産者に対する2,900万円程度の貸付金に係る利子補給となる見込みです。また、遺伝子解析機器等の購入については、現在、購入に係る諸手続中でありますが、年度末までには導入を終え、新年度からの運用に高い期待を寄せているところであります。2つ目の、生み育て・支え合い・あんしん・あっけしプロジェクトでありますが、このプロジェクトは少子化対策として構築したもので、第3子以降の子を対象にした保育所・幼稚園の利用料軽減と出産祝い金の支給、さらに、母子健康手帳の交付を受けた妊婦の健康診査通院費の助成を行い、平成6年度から16年度までの10年間で2.6ポイント低下した出生率を平成26年度までに回復させることを目標にしています。今年度のこれまでの状況ですが、保育所・幼稚園の利用料軽減では、現在のところ1件で6万4,800円の助成でありますが、出産祝い金については、第3子の子の誕生に対し、 。て7件で35万円 第4子以降の子の誕生に対しては6件で60万円の支給を行っていますまた、妊婦の健康診査通院費助成では、11月まで100人に総額200万円の助成を行っておりますが、年度末までにはさらに33人の利用が想定され、今年度で95人の誕生が見込まれることから、前年度を若干でも上回るのではないかと期待しているところです。当該事業は取り組みからまだ短期間であるため、施策効果を議論するには時期尚早かと思われますが、減少傾向に歯どめがかかりそうな状況となっています。3つ目の、あっけし観光・交流促進プロジェクトでありますが、町民の憩いの場としてだけではなく、主要な交流観光施設ともなっている子野日公園、さらに、厚岸観光の、 、中核拠点施設である厚岸味覚ターミナル・コンキリエの整備のほか 桜・牡蠣まつりやあやめまつり、牡蠣まつりの開催や観光宣伝などで主体的な役割を担う厚岸観光協会への助成を行いながら、平成21年度における厚岸町への観光客の入り込み数を45万人に、厚岸味覚ターミナルの入館者を25万人にまで増加させ、地域経済の活性化を図ることを目標にしています。今年度のこれまでの状況ですが、子野日公園整備では、園内トイレのほか、園路や排水設備の工事を牡蠣まつり前までに終わらせ、便益施設の充実した中で多くの観光客に利用していただきました。また、平成6年のオープン以来13年が経過し、随所に損傷があらわれている厚岸味覚ターミナルの整備では、屋上の雨漏り対策や木製建具の改修を行い、先月末に今年度分の工事を終えたところであります。さらに、観光関連団体の中核を担う厚岸観光協会への助成については、例年ベースとなっており厳しい事業運営となっているものの、関係団体の連携強化を図りながら効果的で効率的な事業展開に取り組んでいただいているところであります。なお、年度途中であるため観光客の入り込み数の公表はされておりませんが、厚岸味、 。覚ターミナルの入館者同様 上半期は前年度とほぼ同数程度に推移している見込みですいずれにいたしましても、今年度からスタートした頑張る地方応援プログラムに厚岸町が応募した各プロジェクトには具体的な成果目標を掲げておりますが、いずれも問題意識を持って高い目標を設定しており、半年や1年といった短期間での取り組みで成果や効果を議論できる状況でないことをご理解願いたいと存じます。また、今後の展開についてですが、毎年度、個々具体の事業について検証を行いながら、各プログラムで設定した目標年度における成果指標達成に向けとり進めることとしておりますので、ご理解願います。次に、地域再生対策として取り組む考え、あるいはその施策があるかとのご質問でありますが、ご質問のあった国が示す地域再生関連対策は、地域経済の活性化と地域雇用の創造を地域の視点から積極的かつ総合的に推進するため、地方公共団体における地域再生への取り組みに対し、必要な地方財政措置を講じるとした制度です。具体的には、アウトソーシング等の促進、地域資源の再生・有効活用、コミュニティ・サービス事業の活性化、ITを活用した地域通貨の導入・普及検討、地域公共ネットワークの民間活用等の推進といった5つの分野に該当する事務事業を行う地方公共団体に、メニューに応じて地方財政措置を講じるという内容のものであります。しかし、この制度は時限的支援措置ではなく、また、他の制度と比較しても特に手厚い支援が受けられるものでないため、本制度の活用を考えた施策検討は行っておりません。厳しい財政事情にある中、限られた財源で可能な住民要望を一つでも実現するため、重要性や緊急性、効果などを検証しながら施策事業の厳選を行っているところであり、これらの検討段階で本制度に限らず当町にとって有利な手法を見きわめながら、事務事業の組み立てや予算編成を行っておりますので、ご理解願います。次に、3点目の、公共団体間の財政格差についてのご質問でありますが、この財政力格差が生じている主たる要因については、当町のように人口が少ない自治体では課税客体が乏しく、税源移譲はあるものの、それを上回って地方交付税が抑制されており、これにより税収の増加には至っておらず、一方で、企業が集中している都市部では、近年の景気回復と相まって企業収益の改善や設備投資の増加に支えられ、地方法人税の税収が急速に回復しており、大都市ほど経済力が大きく、地方税源が集中している地域とそうでない地域との間で税収差が拡大していることが要因となっております。さらに、歳入面ではこのような状況にある中で、歳出面においては、当町に置きかえれば、都市部と比べ行政面積が広大であり、積雪寒冷な気候条件のほか、若年層を中心、 、とした人口の流出による過疎化の進行 高齢化の急激な進行による社会保障経費の増加基幹産業である農業、漁業の振興策や下水道等生活環境施設の整備など多くの課題を抱、 、 、えていることから 歳入 特に税収と歳出との間に大きな乖離が生じているところから当町のような過疎地と一定程度の税収を確保できる都市部との財政力格差の拡大が明確になっているところであります。このような状況を踏まえて、今後の対応策になりますが、この問題は、当町のみなら、 、 、ず人口の少ない過疎地域では共通の問題 課題であるところから 北海道町村会を初め全国町村会においても共通した認識のもと、この財政力格差の是正について国に要請しているところであります。また、総務省の諮問機関であります地方財政審議会においても、この財政力格差の問題が大きく取り上げられ、去る11月に国に対し同様な要請がされております。今後における町財政運営につきましては、国における「経済財政改革に関する基本方針」や地方財政対策の中で具体化されている地方と密接に関連する事項について、国の、 「 」施策動向に注視するとともに 本年6月の 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行を受けて、一般会計のみならず特別会計、企業会等を含むすべての会計による健全化判断比率の採用と公表が義務化され、財政の健全維持、自己規律の形成が強く求め、 、られることから 財政運営について一定の方向性を示す新たな財政運営基本方針により財政健全化に向けた取り組みをとってまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 音喜多

この答弁書をいただいて、丁寧に長時間にわたりまして本当にありがとうございます。今回は、現在の状況とこれからの見通しというか、そのことを踏まえて財政一本についてお伺いさせていただいたわけでございます。とりわけ、国の交付税含めて、その他の国からの地方に対する支援というか、税収の問題含めて、厚岸町はどのように考え、どのように対応していこうとするのか、あわせて、この厚岸町をどう守り立てていく、そのための考え方はどうかということをちょっとお伺いしていきたいなというふうに思った次第でございます。当初、国は、1回目の質問でもお話ししておりましたとおり、今回から新型交付税ということで、人口と面積によって配分するよと、簡単に言えばそういう言い方をしてきたわけですが、地方からの大きな声というか、うねりというか、そういったこともあってなのか、実は後から聞くお話というか情報を得る限りでは、国は、できるだけ今までどおりの配分というか、額については堅持するという言い方をされているというか、そのような声を聞いていました。結果としてどうなったのかなという、各市町村によってまちまちでしょうけれども、、 、 。今答弁いただいたように 厚岸町においても総体的にはそれほど変わらない 前年度と当初言われたほどでもないなというふうに私は感じますが、税担当者として、これが今年限りなものなのか、こういう状態が、今こうして大きな全国的に言われていることからして続くものなのか。私は、自分として言わせていただければ、こういうことは余り長続きしなくて、地道にというか着々と国の交付税が減額されて、地方の首を絞めてくるのではないかなというふうに感じておりますが、今年の交付税をきっかけ、そのありさまを見て財政担当者は今後どういう見通しとお思いなのか、その点改めてお尋ねしてまいりたいというふうに思います。それから、2つ目として、一般財源と言われるものについては、地方交付税から、交付税含めていろんなものがあるわけですけれども、地方交付税以外にですね。しかし、これは今日まで政府が言ってきている、あるいは、今、財政的には都市においての税収、 。が上がっているけれども 私は将来的にこれは減っていくだろうというふうに思いますこれは私が個人的に思ってもそのようにいかない場合もあるかと思いますが、いずれにしても、この部分は我が町としてはかなり期待というかウエートを占めてきた財政だというふうに思っておりますが、今後、財政運営上、今年をきっかけにしてどう変わっていくのか、その辺、もしそういうニュアンスというか情報があるとするならば、ぜひご感想をいただきたいなというふうに思います。、 、2点目に 厚岸町が国の安倍内閣の時点で打ち上げました頑張る地方応援プログラムこれは3年間で、単年度、今年は2,700億円程度ですが、3年間毎年3,000億円程度地方にそれぞれ配付して、地方が頑張ってもらわなければいけないというか、そういう地域の底上げを図るという目的で創設されたものなんですが、しかし、今この答弁にもあるとおり、ただでくれるわけではないんですね。非常にハードルがあるわけであります。厚岸町は合計この3事業で2億円をもらって、この事業が完成というか、当初の目的どおりで3年間の中で完遂というか、どれだけの効果というか、そういう成果目標が決められているわけですから、政府が言う頑張りのハードルとして9項目あるわけです。厚岸町は、その3事業の成果目標というか、今、一部出ていましたが、最終的にこの3。事業の成果目標はどこに置いてあるか改めてお尋ねしていきたいというふうに考えますそれから、地域再生関連対策、今の答弁では、厚岸町は大したメリットというか、そういうことが、このプログラムについてはメリットがないので見送っているということでございますが、私は、個人的に考えるならば、今、政府がいろんなメニューを持っている中で、その場限りではなくて、こういう厚岸町の置かれている現状を見て、こつこつとやって底上げをしていかなければ、一足飛びや、あるいは急にというか、そういう短編的には、この1次産業を主とする厚岸町の町を底上げというか、かさ上げしていくのには私はできないだろうと思います。やはりこつこつと、計画の上で、町民一体となってやっていかなければ、この町の将来というか、しっかりとしたまちづくりを持っていくためには難しいのではないか。その場限りの考え方というか、そういう対応の仕方では、私は、そういう考え方でまちをつくってきた自治体というのは数少ないのではないのかと。むしろ、こつこつとやってきて、町民一体となって、苦しい中からも、そういう最終目標がここにあるんだという目標を大きく掲げて、理解していただいて、そこに皆さんが心一つにして取り組む、そのことがこの町の、厚岸町将来の大きな底上げになるのではないかというふうに考えるわけでございますけれども、今の答弁では全くそのようなことは考えていない。しからば、では将来的に何があるのか、厚岸町は何を柱にしているのかと感じたときには、今、総合計画も終わりで、新しいものをつくろうとしているやさきでございますし、町長の今年度の執行方針を何度読み返してみても、この今の3プロジェクトの一部、 。は載っかっていても 将来展望はなかなか見出せないなというふうに思うのでありますそんな意味で、改めてこのことについてお尋ねしておきたいなというふうに思います。それから、3点目に、やはり地方間の格差というのは言われておりますが、これは仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんが、私ども、生まれ育って大きくなれば場所は選べるかもしれません、自分の住むところは。しかしながら、国というのは、どこに住もうとも、日々、田舎にまで光を当てるというか、等しく国民として持っていくという意味では、これは我々田舎に住んでいても、このことについて声を大にして申し上げても私はいいのではないかと思います。うらやましい限りというか、若い人とお話ししたときには、私は高校卒業して大学へ行って戻ってこないよと。若い者はうらやましいなというか、しかし、ある一定の年になったらもう動けないです。そこに住まざるを得ないというか、まだ厚岸から出ていこうと思えば出れるのかもしれませんが。しかし、そういう安易に住むというか、将来を定める選択をするような考え方であれば、これは本当に町は疲弊してまいりますけれども、私は、こういう今日の国のとり方については非常に問題点が多いなというふうに考えております。そんな意味では、今答弁いただいた中には全く同感でありますが、やはりそのことを、真剣に頭に置いてまちづくりを対応していかなければいけないというふうに思いますがその点再度お尋ねして、2回目の質問にさせていただきます。

答弁 税財政課長 佐藤(税財政課長は2009年9月まで)

ご答弁させていただきます。まず、1点目の新型交付税について、町長の答弁の中身について、今年度限りなのか今後も続くのかということでのご質問でございますが 議員ご承知のとおり 19年7月31、 、日に、地方交付税法第10条の規定に基づき、19年度普通交付税の額が閣議報告されたところでございます。この額は、町長の答弁にありましたとおり14兆2,903億円、これは交付額ベースでございます。6,624億円の減で4.4%の減。この額につきましては 制度として19年度から新型交付税 いわゆる包括算定経費 新、 、 (型)という表現を使ってございますが、算定の方法として、このたび厚岸町に大きなダメージがなかったということは、先ほど議員もおっしゃっておられたとおり、格差をなくするということと、それから、当初この制度を発案といいますか考え出した当時の竹中大臣が提唱し、総務省がそれに沿って制度設計をした際に、日本全国の過疎地域等の不利になると思われる各団体からのいろいろな多くの要望が出され、不利な条件を回避する制度設計へと転換したということもあって、おおむね前年度並みにおさまったということがいえるのではないかというふうに考えております。そこで、なぜそのような現象が起きるかということで若干説明したいと思いますが、今年度限りなのかということですが、これは制度上3年間続くものということになってございます。去る12月7日、平成20年度地方財政についての意見ということで地方財政審議会が出した内容によりますと、地方交付税につきましては、新型交付税を継続し、交付額ベースで3年間で5兆円、この考え方は変わってございません。今年度の新型交付税の閣議報告につきましては、5兆円の包括算入が新型交付税として計上されてございます。これは日本全国の、いわゆる国全体の基準財政需要額の5兆円でございます。これが約41兆円ございます。これの約1割、割り返すと12%になるんですが、これが5兆円に該当します。ということは、仮に1割としますと3年間で3割で15兆円、41兆円が基準財政需要額でございます。基準財政収入額が日本全国で約28兆円、ということは、割り返しますと大体3割程度。ということは、15兆円の3割ということは5兆円、交付額ベースで5兆円です。これは考え方が一致しているものと担当者としては認識してございます。したがいまして、これは3年間継続するということを考えて、制度設計に沿って今後も予算編成等に向かっていくべきものと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。、 、 、 、それから 財政運営上 その他の歳入ということでのご質問でございましたが 現在交付税以外での国庫からの交付金、譲与金等がございますが、現在、今のところ19年度の予算ベースと18年度の決算ベースでしか比較ができません。したがいまして、今後、交付時期が最終が来年の3月までございますので、現在のところは当初予算ベースがこうなるだろうという確定的なことが言えるものはございません。ただし、将来的なお話をさせていただきますと、新聞報道等で今盛んに国で議論されている租税特別措置法の日切れ法案が参議院で通らなければ、暫定税率ということでガソリンが下がる、ということは税が下がる。ということは、市町村への譲与税が減るということは想定されますが、これも国会の動きを見なければわかりません。したがいまして、現段階では、かなり情報が不足してございますし、国会の状況も、2日間ぐらい休んで、すぐ通常国会、169通常国会になるような状況でございますが、その国会が始まって、なおかつ地方財政計画等を見きわめた中で、今後、国の地方に対するいわゆる交付金等を十分慎重に見きわめていく必要があるのではないかと、このように考えてございます。それから、頑張る地方応援プログラムの件でございます。具体的な成果目標としまして カキえもん の種苗生産 18年度実績 4ミリ種苗が400、「 」 、 、万粒、これは年です。これが平成23年度目標として平均5ミリ種苗800万粒、年。それから、厚岸産カキにおける「カキえもん」のシェア、18年度実績1割弱、これは平成28年度目標が4割、それから、カキ養殖業者を対象とした勉強会の開催、これは年2回。それから、生み育て・支え合い・あんしん・あっけしプロジェクトということで、具体的な成果目標、実績数値としまして、平成6年、人口1万3,597人、出生児144人、出生率10.8%、平成16年、人口1万2,066人、出生児96人、出生率8.2、成果目標、10年間で減少した出生率の復元、出生率を平成6年時に回復。平成6年時ということは10.8、平成26年、推計人口1万290人、推計出生児111人、目標出生率10.8という目標を立ててございます。次に、あっけし観光・交流促進プロジェクトということでございまして、具体的な成果目標としまして、観光客入り込み数と厚岸味覚ターミナル・コンキリエの入館者数の。 、 、増加を図る 観光客入り込み数 これは平成18年度実績42万8,300人を21年度目標45万人厚岸味覚ターミナル・コンキリエの入館者、18年度実績20万7,400人を21年度目標25万人ということの目標でございます。次に、地域再生対策ということでございます。地域再生対策についての内容でございますが、まず、アウトソーシング等の促進ということで、電子自治体業務の創造、アウトソーシングの推進、これにつきましては、これをやることによりまして財源措置として特別交付税ということでございますが、これらにつきましては、共同処理センター機能の整備促進ということで、かなりの投資が必要となることから慎重な対応が求められると、先ほど町長の答弁にありましたとおり、慎重な対応を考えていかなければならないと。それから、地域資源の再生・有効活用ということで、学校の空き教室などということでございますが、これにつきましてのリニューアル債等の措置がございますが、どのよ、 、うに有効活用するかということが先ということでございますので これにつきましても短期間でどのような有効活用ができるかということは時間が必要かと、このように考えております。3つ目としまして、コミュニティ・サービス事業の活性化ということで、コミュニティファンド経営者の支援、それからNPO活動等の活動支援ということでございます。これらにつきましても、例えば、NPOでいいますとアドバイザー派遣や人材の研修・育成、活動助成などに要する経費を交付税に算入するということでございますが、いまだこの交付税算入につきましてのルール、これが明確ではございません。議員ご承知のとおり、交付税につきましては、実際に基準財政需要額に算入された額が交付される額と一致するということではございません。これらも慎重に検討する必要があると。それから、地域公共ネットワークの民間活用等の推進ということでございますが、学校、図書館、公民館、庁舎等を接続する地域公共ネットワーク、これは光ファイバー網でございますが、これにつきましては一部光ファイバー回線にする内容で取り組むことがございますが、基本的には地域再生関連対策事業、これとは意図が違うものでございますので、ご理解賜りたいと存じます。

答弁 税財政課長 佐藤(税財政課長は2009年9月まで)

大変申しわけございません。以上4点について、担当の方からの答弁を終了させていただきます。

質問 音喜多

もう時間もないですし、ぜひ言っておきたいことが2点。時あたかも、今年度19年度、そして20年、21年と3年間、今言われたように現状の交付税等、国の予算等が見通し立てられる。前から私が言っていた1つには、厚岸町の財政ですね、今、新聞等でにぎわしていますし、財政再建法というのは、厚岸町は非常に公債費比率が高くて大変だよと、税財政課長は、いや、頑張って下げていきますと。公債費比率含めて、今の新しい国の考え方を照らし合わせていくと厚岸町も現状のままでは大変だから、努力して健全財政に向けて頑張っていきますよというふうに言われておりました。私は、チャンスと言ったら変ですが、この3年間の中で、しっかりとやっぱりそのことを、今までの反省に立って、そういう国の見通しが立つならば、やはり少し楽になるというか、これからの財政運営のためにもそういう道をぜひ踏んでいただきたい。こういう、チャンスと言いますか、機を得ているというか、そういう時期が来たのかなと。ただし、これはそう長くは続かないと私は思います。たまたま、今、国が考えているというか、地方からの大きな声として、そういう考え方を見直すというのか、ただ、これが従前の安倍内閣が続いているとするならばどうなるのかわかりませんけれども、やはりその辺のところの違いというのが出てきたのかなというふうに思いますが、いずれにしても、新しい財政再建法、あるいは再生法等含めていくと、厚岸町もある程度の、ベストテンには入らなかったけれども、載るのではないのかなというふうな思いはしてあったんですが、こうして努力すると、これからなおかつ努力してもらうと、ずっと町長もやりやすい財政運営になっていくのではないのかなというふうに私は考えますので、ぜひ、来年、再来年の中で体力を養うような財政運営をしていただきたいなというふうに思います。それから、2つ目に、やはり2回目にもお話ししましたように、地域再生関連対策というか、そのことが、こういうハードルというか、そういったものが結構我が町にしてみれば高いものがあるかもしれませんが、ただし、それが地域再生がいいのか、あるいは厚岸町が別につくったものが国に受け入れられるかどうかは別にしても、町独自でやっぱり町を守り立てていくというか、将来展望を含めてそういう計画をぜひ打ち立てていただきたい。それは来るべき総合計画にもつながっていく話ですけれども、そういう議論をされていくようになると思うんですが、やはりこつこつとやっていくと。今、総合計画も昔のように10年間、だんだんと、高度成長期のときでしたらば、それはゆっくりと回って、その計画に沿って目標に向かって進められるかもわかりませんが、やはり国を当てにしないと言ったら問題あるかもしれませんが、財政的に右往左往されるのではなくて、厚岸町としても、やはりその根拠をきちんと持って、そういうまちづくりをぜひ打ち立てていただきたい。そのことは今回の総合計画のこれからの求める、つくり上げていくものと一致すると私は思うので、時間をかけながらぜひそういうことを考えていただきた。 、 、い このままでは非常に本当に その日暮らしと言ったら語弊があるかもしれませんが本当にその年その年ということで国の財政状況を見ながらというよりも、やはりきちっと打ち出していただきたいというふうに思って、最後の質問にさせていただきます。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

いろいろな課題についてのご指摘がございました。これまでも厚岸町としましては、財政の健全化と将来にわたる活力ある地域として発展していくためにさまざまな取り組みを進めてきたところであります。その中で、何と、 。 、いいましても やはりもとになる財政が健全でなければならないわけであります 特にご承知のとおり、厚岸町におきましては財政運営基本方針というものを2次にわたって決めております。これに基づいて健全化財政を維持しております。さらにはまた、17年度には厚岸町財政自立シミュレーションというものを策定し、これに目標に向かって今推進をいたしておるところでございます。そういう中で、連結決算の時代を迎えたわけであります。すなわち、地方財政健全化法というものがこの6月に決定を見たわけでありまして、今、ご指摘のようにいろいろな心配があろうかと思いますが、厚岸町は健全財政を維持しながら、第2の夕張市にならないように全力で取り組んでまいりたい、そのように考えておるわけであります。さらにはまた、頑張る地方応援プログラム、先ほどお話ありましたが、実はこれは地方交付税に対する上乗せなんです。自治体に対して年3,000万円の上乗せをするという地方交付税でございまして、その点、今年度は厚岸町は応募をしたということでございまして、当然、特別交付税の上乗せは受けておるわけであります。さらにはまた、地域再生問題につきましては、本年度の問題としては考えていないということでございまして、将来については、地域再生法もできたことでありますので、これに乗るかどうか、いろいろな財政等も踏まえた中で考えていかなければならない。そして、よりよい厚岸町をつくっていかなければならないと、そのように考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる